説明

エッチング方法

【課題】銅薄膜にダメージを与えないエッチング方法を提供する。
【解決手段】本発明では処理対象物10上でフッ素系ガスのプラズマを発生させ、電極溝18内に露出する銅薄膜(例えばソース電極21、ドレイン電極22)にフッ素化合物薄膜を予め形成しておくので、ハロゲンガスのプラズマでシリコン層17をエッチングする際に、銅薄膜がハロゲンガスのプラズマで腐食されない。シリコン層17をエッチングした後に、O2ガスのプラズマに曝すか、水洗すれば、銅薄膜表面に残留するハロゲンガスが除去されるので保存性も高くなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は金属薄膜を有する処理対象物のエッチング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、TFT(Thin film transistor)等の電子回路の製造では、シリコン層等をエッチングする際に、処理対象物が置かれた真空雰囲気中でプラズマを発生させてエッチングを行うドライエッチング法が広く用いられている。
【0003】
ドライエッチング法の中でも、エッチング対象物と反応する反応ガスを真空槽に導入し、該反応ガスのプラズマとエッチング対象物とを反応させてエッチングを行う反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)は、Arガスプラズマ等のイオン衝撃のみでエッチングを行うスパッタエッチングに比べて、エッチング速度が速く、選択性も高い。
【0004】
Cl2、Br2等のハロゲンガスはシリコン(ポリシリコン、アモルファスシリコンを含む)に対する反応性が高いので、シリコン層エッチング用の反応ガスとして広く用いられている。
しかし、処理対象物表面に電極膜が露出していると、電極膜がハロゲンガスのプラズマと反応して腐食がおこる。
特に、銅電極膜は、Al電極膜に比べて低抵抗な上、酸化され難く、ITO等の透明電極膜と密着させた時のコンタクト抵抗の低下が起こり難いという利点があるが、銅電極膜はハロゲンガスと反応性が高く、腐食の進行が深刻であった。
【特許文献1】特開2001−176842号公報
【特許文献2】特開2001−345326号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、配線膜の腐食を防止可能なエッチング方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明は、表面に露出し、銅もしくは銅合金を含む銅薄膜と、シリコンとシリコン化合物のいずれか一方又は両方を含有するシリコン層とを有する処理対象物の、前記シリコン層をエッチングするエッチング方法であって、前記処理対象物上で、SF6ガスと、F2ガスと、NF3ガスと、CF4ガスと、C26ガスと、C38ガスと、C48ガスと、HFガスと、SiF4ガスと、BF3ガスと、XeF2ガスと、CHF3ガスとからなるフッ素系ガス群より選択される少なくとも1種類フッ素系ガスのプラズマを発生させ、前記フッ素系ガスのプラズマを、露出する前記銅薄膜と接触させた後、前記処理対象物上でハロゲンガスを含有するエッチングガスのプラズマを発生し、前記エッチングガスのプラズマを前記シリコン層表面と接触させ、前記シリコン層をエッチングするエッチング方法である。
本発明は、前記銅薄膜と前記銅薄膜との間の電極溝底面に露出する前記シリコン層をエッチングするエッチング方法であって、前記銅薄膜表面を予めレジスト膜で覆っておき、前記フッ素系ガスのプラズマを前記電極溝側面に露出する前記銅薄膜の側面に接触させるエッチング方法である。
本発明はエッチング方法であって、前記シリコン層をエッチングした後、前記処理対象物上でO2ガスのプラズマを発生させ、前記O2ガスのプラズマを露出する前記銅薄膜と接触させるエッチング方法である。
本発明はエッチング方法であって、前記シリコン層をエッチングした後、前記処理対象物を水で洗浄するエッチング方法である。
本発明はエッチング方法であって、前記フッ素系ガスのプラズマと、前記ハロゲンガスのプラズマの発生は、電極上に前記処理対象物を配置した状態で、前記電極に電圧を印加して行うエッチング方法である。
本発明はエッチング方法であって、前記銅薄膜は、Mgと、Zrと、Tiと、Niとからなる金属群より選択される少なくとも1種類の金属を含有する銅合金、又は純銅で構成されたエッチング方法である。
【0007】
尚、本発明で銅薄膜とは、銅を主成分とする薄膜のことであって、純銅薄膜の他に、銅を主成分とし、Mg、Zr、Ni、Ti等他の金属が添加された薄膜も銅薄膜とする。
また、本発明でシリコン層とは、ポリシリコン、アモルファスシリコン等のシリコンを主成分とする層、ケイ素窒化物、ケイ素酸化物等のシリコン化合物を主成分とする層、又は、シリコンとシリコン化合物の両方を含有する層のことである。
【発明の効果】
【0008】
処理対象物表面に銅薄膜が露出していても、その露出部分にはエッチング前にフッ素化合物薄膜が形成されるので、シリコン層のエッチング中に銅薄膜が腐食されない。シリコン層のエッチング後に残留したエッチングガスは、O2プラズマ又は水によって、銅薄膜表面から除去されるので、エッチング後に銅薄膜の腐食が進行しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1(a)の符号10は、本発明の処理対象物を示している。
この処理対象物10は、基板11を有しており、基板11上には、ゲート電極15と蓄積電極12が配置されている。
基板11上には、ゲート電極15と蓄積電極12を覆ってゲート絶縁膜14が配置されている。
ゲート絶縁膜14のゲート電極15の上方に位置する部分には、チャネル層16とシリコン層17が配置されている。
【0010】
ゲート電極15は細長に形成されており、チャネル層16とシリコン層17は、ゲート電極15の真上位置から、ゲート電極15の幅よりも外側まで伸ばされている。シリコン層17のゲート電極15の両側位置には、互いに離間した銅薄膜が密着して配置されており、離間して分離された銅薄膜のうちの一方によってソース電極21が構成され、他方によってドレイン電極22が構成されている。
【0011】
ソース電極21とドレイン電極22を構成する銅薄膜の表面は、レジスト膜25で覆われている。
ゲート電極15の幅方向中央部分の真上位置は、銅薄膜をソース電極21とドレイン電極22に分離する電極溝18であり、この電極溝18の底面には、シリコン層17の表面が露出されている。
【0012】
上記のような処理対象物10を図3のエッチング装置1の真空槽2内に搬入する。
真空槽2の内部の天井側にはシャワープレート4が配置されており、底壁側には基板ホルダ5が配置されている。また、真空槽2には真空排気系9が接続されており、真空排気系9によって真空槽2の内部を真空排気し、処理対象物10を基板ホルダ5上に配置する。
【0013】
シャワープレート4と真空槽2は接地電位に接続されており、基板ホルダ5は交流電源6に接続されている。
シャワープレート4にはガス導入系8が接続されており、ガス導入系8からシャワープレート4に被膜形成ガスを導入し、該被膜形成ガスをシャワープレート4から真空槽2内部に噴出しながら、シャワープレート4及び真空槽2と、基板ホルダ5の間に交流電圧を印加し、被膜形成ガスのプラズマを生成する。
【0014】
この被膜形成ガスは、フッ素系ガス(ここではSF6ガス)を含有し、塩素ガスや塩化水素ガス、ホウ素やヨウ素等のハロゲンガスを含有しないガスであり、被膜形成ガスのプラズマが形成されると、電極溝18の側面に露出するソース電極21とドレイン電極22を構成する銅薄膜の側面部分にフッ素化合物薄膜が形成される。
【0015】
所定時間被膜形成ガスの導入とプラズマ生成を行なった後、交流電圧の印加と被膜形成ガスの導入を停止し、真空槽2内が所定圧力まで低下した後、エッチングガスを導入し、シャワープレート4及び真空槽2と、基板ホルダ5の間に交流電圧を印加し、エッチングガスのプラズマを生成すると、銅薄膜は、表面がレジスト膜で覆われているのでエッチングされず、電極溝18底面に露出するシリコン層17がエッチングされる。このエッチングにより、銅薄膜のドレイン電極22を構成する部分と、ソース電極21を構成する部分とが接触されたシリコン層17が分離される。
【0016】
シリコン層17のエッチングガスには、塩素ガス(Cl2)と、SF6ガスと、エッチングアシストガス(例えばHeガス)が添加されている。
銅薄膜がエッチングガスプラズマに曝されると、表面が腐蝕し、信頼性が低下するが、本発明では、電極溝18内に露出する銅薄膜(ソース電極21、ドレイン電極22)側面はフッ素化合物で覆われた状態でエッチングガスプラズマに曝されるので、銅薄膜は腐蝕せず、信頼性は低下しない。
【0017】
エッチングガスの導入と交流電圧の印加は、電極溝18底面にチャネル層16が露出した時点で停止し、エッチングガスの導入と交流電圧の印加を停止し、エッチングを終了させる。図1(b)はその状態を示している。
【0018】
次いで、真空槽2内が所定圧力まで低下した後、真空槽2内部に酸素ガスを導入し、シャワープレート4及び真空槽2と、基板ホルダ5の間に交流電圧を印加し、酸素ガスのプラズマを生成し、処理対象物10を酸素ガスプラズマに曝す。このとき、処理対象物10表面に吸着している塩素ガスが除去される。
【0019】
もしくは、塩素ガス除去のために、処理対象物10を水洗してもよい。尚、処理対象物10の洗浄には純水を用いてもよいし、水を主成分とし、界面活性剤等の添加物が添加された洗浄液を用いてもよい。
尚、酸素ガスプラズマに処理対象物10を曝す際に、レジスト膜25を除去してもよいし、処理対象物10を水洗前にレジスト膜25を酸で溶解、除去してもよい。
【0020】
エッチング後、処理対象物10表面に、シリコン窒化膜等の絶縁膜24を形成し(図1(c))、次いで、銅薄膜や蓄積電極12上に開口を有するレジスト膜27を配置し(図1(d))、底面に露出する絶縁膜24をエッチングし、更に、蓄積電極12上のゲート絶縁膜14もエッチングして開口29を形成し(図1(e))、透明導電膜を形成した後、パターニングし、図2の様に配線膜28を形成すると、液晶表示用基板20が得られる。
【0021】
以上は、基板ホルダ5に電圧を印加してエッチングを行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、基板ホルダ5を真空槽2と同じ接地電位に置き、シャワープレート4に高周波電圧を印加して、エッチングガスをプラズマ化させてエッチングを行ってもよい。
【0022】
しかし、基板ホルダ5側に電圧を印加すると、処理対象物10がエッチングガスのプラズマに曝されるだけではなく、プラズマ中のイオンが基板ホルダ5に引き寄せられて、処理対象物10表面に垂直に入射するので、エッチング速度が速いだけでなく、処理対象物10表面に対して垂直にエッチングされ、異方性が高い。
【0023】
以上は、エッチングガスとしてCl2を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シリコン層(ポリシリコン層、アモルファスシリコン層を含む)のエッチングに使用可能なハロゲンガスとしては、Cl2、HBr、Cl2、HCl、CBrF3、SiCl4、BCl3、CHF3、PCl3、HI、I2等があり、これらのハロゲンガスは1種類を単独でエッチングガスに用いてもよいし、2種類以上を混合してエッチングガスに用いてもよい。更に、エッチングガスに、O2、N2、SF6、N2、Ar、NH3等ハロゲンガス以外の添加ガスを添加してもよい。
シリコン層以外にも、窒化ケイ素(SiN)や、酸化ケイ素(SiO2)GaAs、SnO2、Cr、Ti、TiN、W、Al等の他のエッチング対象物をエッチングする際にも、上記ハロゲンガスを用いることが可能である。
【0024】
これら他のエッチング対象物をエッチングする際にも、銅薄膜が露出していると、銅薄膜の腐食の原因となるので、エッチング前にSF6ガスプラズマで露出部分に被膜を形成することが望ましく、更に、エッチング後に、O2ガスプラズマに曝すか水洗することがより望ましい。
【0025】
要するに、本発明は、エッチング対象物がシリコン層に限定されるものではなく、ハロゲンガスのプラズマでエッチングされるエッチング対象物をエッチング処理する前に、該エッチング対象物と同じ処理対象物10に形成された銅薄膜の露出部分を、SF6ガスプラズマに曝して、その露出部分に被膜を形成するエッチング方法である。
【0026】
エッチング対象物のうち、ポリシリコンのエッチングガスとしては、例えばCl2、Cl2+HBr、Cl2+O2、CF4+O2、SF6、Cl2+N2、Cl2+HCl、HBr+Cl2+SF6等がある。
Siのエッチングガスとしては、例えばSF6、C48、CBrF3、CF4+O2、Cl2、SiCl4+Cl2、SF6+N2+Ar、BCl2+Cl2+Ar、CF4、NF3、SiF4、BF3、XeF2、ClF3、SiCl4、PCl3、BCl3、HCl、HBr、Br2、HI、I2等がある。
Alのエッチングガスとしては、例えばBCl3+Cl2、BCl3+CHF3+Cl2、BCl3+CH2+Cl2、B+Br3+Cl2、BCl3+Cl2+N2、SiO4+Cl2、SiCl4、Br2、HBrがある。
TiNのエッチングガスとしては、例えばCF4+O2+H2+NH3、C26+CO、CH3F+CO2、BC3+Cl2+N2、CF4等がある。
Wのエッチングガスとしては、例えばCF4、SF6+O2、SF6+Cl2+O2等がある。
Tiのエッチングガスとしては、例えばCF4、O2、SF6+O2、Cl2+He等がある。
Crのエッチングガスとしては、例えばCl2等がある。
アモルファスシリコンのエッチングガスとしては、例えばCF4+O2、Cl2+SF6等がある。
SnO2のエッチングガスとしては、例えばCH3OH、C25OH、Cl2+O2等がある。
GaAsのエッチングガスとしては、例えばCF4、BCl3+Cl2等がある。
【実施例1】
【0027】
純銅の銅薄膜と、4種類の合金銅薄膜について、銅薄膜をエッチングガスプラズマに曝す前に、SF6プラズマに曝してSF6プラズマ処理を行った場合と、行わなかった場合、更に、エッチングガスプラズマに曝した後に、O2プラズマ処理又は水洗処理を行った場合と、行わなかった場合について、銅薄膜の腐食を目視で観察し、変色等の腐食で確認された場合を「×」、腐食が確認されない場合を「○」として評価した。その評価結果を下記表1に示す。
【0028】
【表1】

【0029】
尚、SF6プラズマ処理とO2プラズマ処理は、基板ホルダ5への投入電力が0.5kW、真空槽2の内部圧力が15Paの条件で、それぞれ15秒間行った。水洗処理は、銅薄膜を60秒間流水で洗浄した。
【0030】
エッチングガスプラズマは、SF6、Cl2、Heを、それぞれ50sccm、300sccm、50sccmの流量で真空槽2に導入し、基板ホルダ5に0.8kWの電力を投入し、90秒間発生させた。
【0031】
上記表1から明らかなように、エッチングガスプラズマに曝す前に、SF6プラズマ処理を行った場合には、いずれの銅薄膜も腐食が見られなかった。
また、SF6プラズマ処理を行い、かつ、エッチングガスプラズマに曝した後に、O2プラズマ処理又は水洗処理を行った場合には、銅薄膜を48時間放置しても、腐食が現れず、保存性がより高くなることが分かる。
以上はフッ素系ガスとしてSF6ガスを用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【実施例2】
【0032】
上記表1の評価試験で用いたものと同じ、純銅の銅薄膜と、4種類の合金銅薄膜について、下記表2に記載された各フッ素系ガスのプラズマに曝してプラズマ処理を行った後、エッチングガスのプラズマに曝してエッチングした。エッチング後の各銅薄膜について、上記表1と同じ評価方法で評価した。その評価結果を、フッ素系ガスの種類と、銅薄膜の種類と共に下記表2に記載する。
【0033】
【表2】

【0034】
尚、フッ素系ガスのプラズマ処理の条件は、上記表1のSF6ガスを用いた場合と同様に、基板ホルダ5への投入電力が0.5kW、真空槽2の内部圧力が15Pa、所持時間が15秒間であった。
上記表2から明らかなように、フッ素系ガスの種類を、SF6ガスから他のガスに変えても銅薄膜の腐食が防止されることが分かった。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】(a)〜(e):液晶表示用基板の製造工程を説明するための断面図
【図2】液晶表示装置の断面図
【図3】本発明に用いるエッチング装置の一例を説明する断面図
【符号の説明】
【0036】
10……処理対象物 17……シリコン層 18……電極溝 20……液晶表示用基板 21、22……銅薄膜(ソース電極、ドレイン電極) 25……レジスト膜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に露出し、銅もしくは銅合金を含む銅薄膜と、シリコンとシリコン化合物のいずれか一方又は両方を含有するシリコン層とを有する処理対象物の、前記シリコン層をエッチングするエッチング方法であって、
前記処理対象物上で、SF6ガスと、F2ガスと、NF3ガスと、CF4ガスと、C26ガスと、C38ガスと、C48ガスと、HFガスと、SiF4ガスと、BF3ガスと、XeF2ガスと、CHF3ガスとからなるフッ素系ガス群より選択される少なくとも1種類フッ素系ガスのプラズマを発生させ、前記フッ素系ガスのプラズマを、露出する前記銅薄膜と接触させた後、
前記処理対象物上でハロゲンガスを含有するエッチングガスのプラズマを発生し、前記エッチングガスのプラズマを前記シリコン層表面と接触させ、前記シリコン層をエッチングするエッチング方法。
【請求項2】
前記銅薄膜と前記銅薄膜との間の電極溝底面に露出する前記シリコン層をエッチングする請求項1記載のエッチング方法であって、
前記銅薄膜表面を予めレジスト膜で覆っておき、
前記フッ素系ガスのプラズマを前記電極溝側面に露出する前記銅薄膜の側面に接触させるエッチング方法。
【請求項3】
前記シリコン層をエッチングした後、
前記処理対象物上でO2ガスのプラズマを発生させ、前記O2ガスのプラズマを露出する前記銅薄膜と接触させる請求項1又は請求項2のいずれか1項記載のエッチング方法。
【請求項4】
前記シリコン層をエッチングした後、
前記処理対象物を水で洗浄する請求項1記載のエッチング方法。
【請求項5】
前記フッ素系ガスのプラズマと、前記ハロゲンガスのプラズマの発生は、電極上に前記処理対象物を配置した状態で、前記電極に電圧を印加して行う請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のエッチング方法。
【請求項6】
前記銅薄膜は、Mgと、Zrと、Tiと、Niとからなる金属群より選択される少なくとも1種類の金属を含有する銅合金、又は純銅で構成された請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のエッチング方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−252050(P2008−252050A)
【公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−105920(P2007−105920)
【出願日】平成19年4月13日(2007.4.13)
【出願人】(000231464)株式会社アルバック (1,740)
【Fターム(参考)】