キナーゼ調節のための化合物と方法、及びそのための適応
タンパク質キナーゼに対して活性のある化合物、それと共にそのような化合物を用いてタンパク質キナーゼの異常な活性に関連する疾患及び症状を治療する方法が記載される。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化学構造を有する化合物
【化46】
又はその塩、プロドラッグ、互変異性体若しくは異性体であって、式中、
Arは、任意で置換されたヘテロアリールであり;
R1は、それぞれ独立してハロゲン、任意で置換された低級アルキル、任意で置換された低級アルケニル、任意で置換された低級アルキニル、任意で置換されたシクロアルキル、任意で置換されたヘテロシクロアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、−NO2、−CN、−O−R5、−N(R5)−R6、−C(X)−N(R5)−R6、−C(X)−R7、−S(O)2−N(R5)−R6、−S(O)n−R7、−O−C(X)−R7、−C(X)−O−R5、−C(NH)−N(R8)−R9、−N(R5)−C(X)−R7、−N(R5)−S(O)2−R7、−N(R5)−C(X)−N(R5)−R6及び−N(R5)−S(O)2−N(R5)−R6から成る群から選択され;
mは、0、1、2、3、4又は5であり;
nは、0、1又は2であり;
R2は、水素、低級アルキル又はハロゲンであり;
L2は、−S(O)2−、−C(X)−、−C(X)−N(R10)−及び−S(O)2−N(R10)−から成る群から選択され;
R3は、任意で置換された低級アルキル、任意で置換されたC3〜6のシクロアルキル、任意で置換されたヘテロシクロアルキル、任意で置換されたアリール又は任意で置換されたヘテロアリールであり;
L1は、結合、−N(R11)−、−O−、−S−、−C(X)−、−C(R12R13)−X−、−X−C(R12R13)−、−C(R12R13)−N(R11)−、−N(R11)−C(R12R13)−、−O−C(X)−、−C(X)−O−、−C(X)−N(R11)−、−N(R11)−C(X)−、−S(O)−、−S(O)2−、−S(O)2−N(R11)−、−N(R11)−S(O)2−、−C(NH)−N(R11)−、−N(R11)−C(NH)−、−N(R11)−C(X)−N(R11)−及び−N(R11)−S(O)2−N(R11)−から成る群から選択され;
Xは、O又はSであり;
R4、R10及び各R11は、独立して、水素又は低級アルキルであり、その際、低級アルキルは、フルオロ、−OH、−NH2、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、フルオロ置換のモノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、フルオロ置換のジ−アルキルアミノ及び−NR14R15から成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;
R5、R6、R8及びR9は、それぞれ独立して、水素、任意で置換された低級アルキル、任意で置換されたC3〜6のアルケニル、任意で置換されたC3〜6のアルキニル、任意で置換されたシクロアルキル、任意で置換されたヘテロシクロアルキル、任意で置換されたアリール及び任意で置換されたヘテロアリールから成る群から選択され、又は
R8とR9は、それらが結合する窒素と結合して5〜7員環の任意で置換された含窒素へテロシクロアルキル又は5員環若しくは7員環の任意で置換された含窒素へテロアリールを形成し;
R7は、それぞれ独立して任意で置換された低級アルキル、任意で置換されたC3〜6のアルケニル、任意で置換されたC3〜6のアルキニル、任意で置換されたシクロアルキル、任意で置換されたヘテロシクロアルキル、任意で置換されたアリール及び任意で置換されたヘテロアリールから成る群から選択され;
R12及びR13は、水素、フルオロ、−OH、−NH2、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、及びNR14R15から成る群から選択され、その際、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ若しくはジ−アルキルアミノのアルキル鎖は、フルオロ、−OH、−NH2、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ及びシクロアルキルアミノから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;又は
R12とR13は、それらが結合する炭素と結合して3〜7員環の単環式シクロアルキル又は5〜7員環の単環式へテロシクロアルキルを形成し、その際、前記単環式シクロアルキル又は単環式へテロシクロアルキルは、ハロゲン、−OH、−NH2、低級アルキル、フルオロ置換の低級アルキル、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ及びシクロアルキルアミノから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;並びに
R14及びR15はそれぞれ、それらが結合する窒素と結合して、5〜7員環のヘテロシクロアルキル、又はフルオロ、−OH、−NH2、低級アルキル、フルオロ置換の低級アルキル、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ及びフルオロ置換された低級アルキルチオから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換される5〜7員環のヘテロシクロアルキルを形成するが、
ただし、L1が、結合、−NR11−、−O−、−S−、−C(X)−、−S(O)−又は−S(O)2−である場合、Arは、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル、1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル、5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−7−イル、7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル又は7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イルではなく、すなわち、
【化47】
(式中、
【化48】
はL1への結合点を示す)ではない、化合物。
【請求項2】
L1が、結合、−N(R11)−、−N(R11)−C(X)−、−N(R11)−S(O)2−、−N(R11)−C(NH)−、−N(R11)−C(X)−N(R11)−又は−N(R11)−S(O)2−N(R11)−であり、R2が、水素、フルオロ又はクロロである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
L1が、−N(R11)−、−N(R11)−C(X)−又は−N(R11)−S(O)2−である、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
L1が−N(R11)−C(O)−である、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
L1が、−C(X)−N(R11)−、−C(R12R13)−X−、−X−C(R12R13)−、−C(R12R13)−N(R11)−又は−N(R11)−C(R12R13)−であり、R2が、水素、フルオロ又はクロロである、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
【化49】
が
【化50】
から成る群から選択され、式中、
【化51】
は、L1へのAr環の結合点を示し;
pは、0、1又は3であり;
R16はそれぞれ独立して−OH、−NH2、−CN、−NO2、−C(O)−OH、−S(O)2−NH2、−C(O)−NH2、−O−R17、−S−R17、−N(R19)−R17、−N(R19)−C(O)−R17、−N(R19)−S(O)2−R17、−S(O)2−R17、−C(O)−R17、−C(O)−O−R17、−C(O)−N(R19)−R17、−S(O)2−N(R19)−R17、ハロゲン、低級アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールから成る群から選択され、その際、低級アルキルは、フルオロ、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され、R16としての又は低級アルキルの置換基としてのシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、−OH、−NH2、−CN、−NO2、−C(O)−OH、−S(O)2−NH2、−C(O)−NH2、−O−R18、−S−R18、−N(R19)−R18、−N(R19)−C(O)−R18、−N(R19)−S(O)2−R18、−S(O)2−R18、−C(O)−R18、−C(O)−O−R18、−C(O)−N(R19)−R18、−S(O)2−N(R19)−R18、ハロゲン、低級アルキル、フルオロ置換の低級アルキル及びシクロアルキルアミノから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;
R17は、それぞれ独立して、低級アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールから成る群から選択され、その際、低級アルキルは、フルオロ、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され、R17としての又は低級アルキルの置換基としてのシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、−OH、−NH2、−CN、−NO2、−C(O)−OH、−S(O)2−NH2、−C(O)−NH2、−O−R18、−S−R18、−N(R19)−R18、−N(R19)−C(O)−R18、−N(R19)−S(O)2−R18、−S(O)2−R18、−C(O)−R18、−C(O)−O−R18、−C(O)−N(R19)−R18、−S(O)2−N(R19)−R18、ハロゲン、低級アルキル、フルオロ置換の低級アルキル及びシクロアルキルアミノから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;
R18は、それぞれ独立して低級アルキル、ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリールから成る群から選択され、その際、低級アルキルは、フルオロ、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ及びシクロアルキルアミノから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;並びに
R19は、それぞれ独立して水素又は低級アルキルであり、その際、低級アルキルはフルオロ、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ及びフルオロ置換の低級アルキルチオから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換される、
請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
L2が−S(O)2−である、請求項6記載の化合物。
【請求項8】
薬学上許容可能なキャリア及び請求項1〜7のいずれか記載の化合物を含む組成物。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか記載の化合物又は請求項8記載の組成物を含むキット。
【請求項10】
請求項1〜7のいずれか記載の化合物又は請求項9記載の組成物の有効量を対象に投与することを含む、Rafが介在する疾患又は症状に罹った又はそのリスクのある対象を治療する方法。
【請求項1】
式Iの化学構造を有する化合物
【化46】
又はその塩、プロドラッグ、互変異性体若しくは異性体であって、式中、
Arは、任意で置換されたヘテロアリールであり;
R1は、それぞれ独立してハロゲン、任意で置換された低級アルキル、任意で置換された低級アルケニル、任意で置換された低級アルキニル、任意で置換されたシクロアルキル、任意で置換されたヘテロシクロアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、−NO2、−CN、−O−R5、−N(R5)−R6、−C(X)−N(R5)−R6、−C(X)−R7、−S(O)2−N(R5)−R6、−S(O)n−R7、−O−C(X)−R7、−C(X)−O−R5、−C(NH)−N(R8)−R9、−N(R5)−C(X)−R7、−N(R5)−S(O)2−R7、−N(R5)−C(X)−N(R5)−R6及び−N(R5)−S(O)2−N(R5)−R6から成る群から選択され;
mは、0、1、2、3、4又は5であり;
nは、0、1又は2であり;
R2は、水素、低級アルキル又はハロゲンであり;
L2は、−S(O)2−、−C(X)−、−C(X)−N(R10)−及び−S(O)2−N(R10)−から成る群から選択され;
R3は、任意で置換された低級アルキル、任意で置換されたC3〜6のシクロアルキル、任意で置換されたヘテロシクロアルキル、任意で置換されたアリール又は任意で置換されたヘテロアリールであり;
L1は、結合、−N(R11)−、−O−、−S−、−C(X)−、−C(R12R13)−X−、−X−C(R12R13)−、−C(R12R13)−N(R11)−、−N(R11)−C(R12R13)−、−O−C(X)−、−C(X)−O−、−C(X)−N(R11)−、−N(R11)−C(X)−、−S(O)−、−S(O)2−、−S(O)2−N(R11)−、−N(R11)−S(O)2−、−C(NH)−N(R11)−、−N(R11)−C(NH)−、−N(R11)−C(X)−N(R11)−及び−N(R11)−S(O)2−N(R11)−から成る群から選択され;
Xは、O又はSであり;
R4、R10及び各R11は、独立して、水素又は低級アルキルであり、その際、低級アルキルは、フルオロ、−OH、−NH2、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、フルオロ置換のモノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、フルオロ置換のジ−アルキルアミノ及び−NR14R15から成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;
R5、R6、R8及びR9は、それぞれ独立して、水素、任意で置換された低級アルキル、任意で置換されたC3〜6のアルケニル、任意で置換されたC3〜6のアルキニル、任意で置換されたシクロアルキル、任意で置換されたヘテロシクロアルキル、任意で置換されたアリール及び任意で置換されたヘテロアリールから成る群から選択され、又は
R8とR9は、それらが結合する窒素と結合して5〜7員環の任意で置換された含窒素へテロシクロアルキル又は5員環若しくは7員環の任意で置換された含窒素へテロアリールを形成し;
R7は、それぞれ独立して任意で置換された低級アルキル、任意で置換されたC3〜6のアルケニル、任意で置換されたC3〜6のアルキニル、任意で置換されたシクロアルキル、任意で置換されたヘテロシクロアルキル、任意で置換されたアリール及び任意で置換されたヘテロアリールから成る群から選択され;
R12及びR13は、水素、フルオロ、−OH、−NH2、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、及びNR14R15から成る群から選択され、その際、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ若しくはジ−アルキルアミノのアルキル鎖は、フルオロ、−OH、−NH2、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ及びシクロアルキルアミノから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;又は
R12とR13は、それらが結合する炭素と結合して3〜7員環の単環式シクロアルキル又は5〜7員環の単環式へテロシクロアルキルを形成し、その際、前記単環式シクロアルキル又は単環式へテロシクロアルキルは、ハロゲン、−OH、−NH2、低級アルキル、フルオロ置換の低級アルキル、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ及びシクロアルキルアミノから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;並びに
R14及びR15はそれぞれ、それらが結合する窒素と結合して、5〜7員環のヘテロシクロアルキル、又はフルオロ、−OH、−NH2、低級アルキル、フルオロ置換の低級アルキル、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ及びフルオロ置換された低級アルキルチオから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換される5〜7員環のヘテロシクロアルキルを形成するが、
ただし、L1が、結合、−NR11−、−O−、−S−、−C(X)−、−S(O)−又は−S(O)2−である場合、Arは、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル、1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル、5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−7−イル、7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル又は7H−ピロロ[2,3−c]ピリダジン−5−イルではなく、すなわち、
【化47】
(式中、
【化48】
はL1への結合点を示す)ではない、化合物。
【請求項2】
L1が、結合、−N(R11)−、−N(R11)−C(X)−、−N(R11)−S(O)2−、−N(R11)−C(NH)−、−N(R11)−C(X)−N(R11)−又は−N(R11)−S(O)2−N(R11)−であり、R2が、水素、フルオロ又はクロロである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
L1が、−N(R11)−、−N(R11)−C(X)−又は−N(R11)−S(O)2−である、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
L1が−N(R11)−C(O)−である、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
L1が、−C(X)−N(R11)−、−C(R12R13)−X−、−X−C(R12R13)−、−C(R12R13)−N(R11)−又は−N(R11)−C(R12R13)−であり、R2が、水素、フルオロ又はクロロである、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
【化49】
が
【化50】
から成る群から選択され、式中、
【化51】
は、L1へのAr環の結合点を示し;
pは、0、1又は3であり;
R16はそれぞれ独立して−OH、−NH2、−CN、−NO2、−C(O)−OH、−S(O)2−NH2、−C(O)−NH2、−O−R17、−S−R17、−N(R19)−R17、−N(R19)−C(O)−R17、−N(R19)−S(O)2−R17、−S(O)2−R17、−C(O)−R17、−C(O)−O−R17、−C(O)−N(R19)−R17、−S(O)2−N(R19)−R17、ハロゲン、低級アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールから成る群から選択され、その際、低級アルキルは、フルオロ、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され、R16としての又は低級アルキルの置換基としてのシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、−OH、−NH2、−CN、−NO2、−C(O)−OH、−S(O)2−NH2、−C(O)−NH2、−O−R18、−S−R18、−N(R19)−R18、−N(R19)−C(O)−R18、−N(R19)−S(O)2−R18、−S(O)2−R18、−C(O)−R18、−C(O)−O−R18、−C(O)−N(R19)−R18、−S(O)2−N(R19)−R18、ハロゲン、低級アルキル、フルオロ置換の低級アルキル及びシクロアルキルアミノから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;
R17は、それぞれ独立して、低級アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールから成る群から選択され、その際、低級アルキルは、フルオロ、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され、R17としての又は低級アルキルの置換基としてのシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、−OH、−NH2、−CN、−NO2、−C(O)−OH、−S(O)2−NH2、−C(O)−NH2、−O−R18、−S−R18、−N(R19)−R18、−N(R19)−C(O)−R18、−N(R19)−S(O)2−R18、−S(O)2−R18、−C(O)−R18、−C(O)−O−R18、−C(O)−N(R19)−R18、−S(O)2−N(R19)−R18、ハロゲン、低級アルキル、フルオロ置換の低級アルキル及びシクロアルキルアミノから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;
R18は、それぞれ独立して低級アルキル、ヘテロシクロアルキル及びヘテロアリールから成る群から選択され、その際、低級アルキルは、フルオロ、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ、フルオロ置換の低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ及びシクロアルキルアミノから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換され;並びに
R19は、それぞれ独立して水素又は低級アルキルであり、その際、低級アルキルはフルオロ、低級アルコキシ、フルオロ置換の低級アルコキシ、低級アルキルチオ及びフルオロ置換の低級アルキルチオから成る群から選択される1以上の置換基で任意に置換される、
請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
L2が−S(O)2−である、請求項6記載の化合物。
【請求項8】
薬学上許容可能なキャリア及び請求項1〜7のいずれか記載の化合物を含む組成物。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか記載の化合物又は請求項8記載の組成物を含むキット。
【請求項10】
請求項1〜7のいずれか記載の化合物又は請求項9記載の組成物の有効量を対象に投与することを含む、Rafが介在する疾患又は症状に罹った又はそのリスクのある対象を治療する方法。
【公表番号】特表2010−533729(P2010−533729A)
【公表日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−517126(P2010−517126)
【出願日】平成20年7月16日(2008.7.16)
【国際出願番号】PCT/US2008/070124
【国際公開番号】WO2009/012283
【国際公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(510016232)プレキシコン,インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年7月16日(2008.7.16)
【国際出願番号】PCT/US2008/070124
【国際公開番号】WO2009/012283
【国際公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(510016232)プレキシコン,インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]