説明

目的地選択支援装置、及び目的地選択支援プログラム

【課題】目的地の選択を効率的に行う。
【解決手段】ナビゲーション装置は、候補表示画面60において、チェーン店を構成する目的地候補に関しては、一纏め表示にて纏めて表示する。ただし、自車両の位置から所定距離以内にあるとか、自車両の位置から最寄りであるなど、所定の抽出条件を満たす目的地候補の場合には、例え、一纏め表示対象であっても抽出して通常表示にて表示する。例えば、「エイトイレブン」なるチェーン店の加盟店は、「エイトイレブン」なる一纏め表示91にて一纏めに表示されるが、エイトイレブンの加盟店のうち、所定の条件を満たす「エイトイレブン砧店」に関しては、通常表示92にて表示する。このように、ナビゲーション装置は、チェーン店を一纏めにして表示するが、所定の抽出条件を満たすものを一纏めにしないで表示することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、目的地選択支援装置、及び目的地選択支援プログラムに関し、例えば、ナビゲーション装置で目的地を設定するものに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ナビゲーション装置によって車両を誘導することが盛んに行われている。
ナビゲーション装置は、出発地から目的地までの経路を探索する機能、GPS(Global Positioning System)衛星やジャイロなどのセンサを用いて自車両の位置を検出する機能、及び目的地までの経路と自車両の現在位置を地図上に表示する機能などを備えている。
一般に、ナビゲーション装置では、経路を探索する場合や、現在地周辺の施設を検索してその情報を確認する場合などに、目的地の入力が行われる。この目的地の入力において、入力された文字に対応する目的地の候補が目的地データファイルから検索され、目的地候補が表示されると共に、表示された目的地候補のいずれかを選択することにより目的地の入力が完了する。
【0003】
そして、従来から目的地の入力を効率的に行うために種々の提案がされている。
例えば、検索語にチェーン店がヒットする場合、「エイトイレブン○○店」などと同じ名称を冠する個々の目的地候補が多数検索され、ただでさえ表示面積の制約がある表示画面がチェーン店によって占められてしまい、所望の目的地が見つけられないという問題があった。
【0004】
これに対して、特許文献1では、目的地がチェーン店の場合、代表名称でこれらを纏めて表示することにより、表示画面が個々のチェーン店で埋め尽くされるのを防止する技術が提案されている。
【特許文献1】特開2005−037127公報
【0005】
この技術を用いた候補表示画面60の一例を図9(a)に示す。
候補表示画面60では、検索結果表示欄66に検索結果が目的地候補として表示されるが、チェーン店を構成するものに関しては代表名称で纏めて表示され、備考欄68に纏めた件数が表示される。
図の例では、エイトイレブンなるチェーン店を構成する目的地候補が「エイトイレブン」なる代表名称で表示され、その件数が3081件ある旨が表示されている。
【0006】
このようにチェーン店を纏めて表示することにより、検索結果表示欄66が個々のチェーン店によって占められるのを防止し、「パーラー8」や「えいと」などの他の候補を表示することができる。
また、検索結果表示欄66で、代表名称を選択すると個々のチェーン店が目的地候補として表示されるようになっている。
例えば、図9(a)で「エイトイレブン」なる表示をタッチするなどして選択すると、図9(b)に示したように、「エイトイレブン四谷二丁目店」などと、エイトイレブンを構成する個々のチェーン店が目的地候補として表示される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上の技術では、ユーザがチェーン店の施設に行きたい場合には、代表表示を選択する必要があるため操作数が増えるという問題があった。
例えば、「エイトイレブン四谷二丁目店」を目的地に設定したい場合、まず、「エイトイレブン」なる代表表示を選択した後、表示された各店舗から「エイトイレブン四谷二丁目店」を探し出して目的地に設定する必要がある。
また、チェーン店の施設数が多い場合には、これら多数の施設に埋もれたものから所望のものを見つけなければならないという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、対象となる目的地の選択を効率的に行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、グループ化された目的地候補を含む複数の目的地候補を記憶する目的地候補記憶手段と、目的地候補を検索する検索語を入力する検索語入力手段と、前記検索語に対応する目的地候補を前記記憶した目的地候補から検索する検索手段と、前記検索した目的地候補がグループに属する場合には当該目的地候補を当該グループで代表して表示し、前記検索した目的地候補がグループに属さない場合には当該目的地候補を個別に表示する表示手段と、を具備し、前記表示手段は、前記グループに属する目的地候補のうち、所定の条件を満たすものは個別に表示することを特徴とする目的地選択支援装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記表示したグループを選択するグループ選択手段を具備し、前記表示手段は、前記選択したグループに属する目的地候補を個別に表示することを特徴とする請求項1に記載の目的地選択支援装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、現在位置を取得する現在位置取得手段を具備し、前記所定の条件は、前記目的地候補の所在位置と前記取得した現在位置の位置関係を用いて規定されることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の目的地選択支援装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記所定の条件は、前記目的地候補の所在位置に基づいて規定されることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の目的地選択支援装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、目的地候補を検索する検索語を入力する検索語入力機能と、前記検索語に対応する目的地候補を、グループ化された目的地候補を含む複数の目的地候補を記憶する目的地候補記憶手段に記憶した目的地候補から検索する検索機能と、前記検索した目的地候補がグループに属する場合には当該目的地候補を当該グループで代表して表示し、前記検索した目的地候補がグループに属さない場合には当該目的地候補を個別に表示する表示機能と、をコンピュータに発揮させ、前記表示機能は、前記グループに属する目的地候補のうち、所定の条件を満たすものは個別に表示することを特徴とする目的地選択支援プログラムを提供する。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明では、グループ化された目的地候補のうち、所定条件を満たすものに関しては個別に表示するため、対象となる目的地の選択を効率的に行うことができる。
請求項2に記載の発明では、グループ化された目的地候補を一括して選択することができるため、対象となる目的地の選択を効率的に行うことができる。
請求項3に記載の発明では、車両の現在位置を基準とすることにより、ユーザが必要としていると思われる目的地候補を個別表示することができるため、対象となる目的地の選択を効率的に行うことができる。
請求項4に記載の発明では、目的地候補の所在位置に基づいて目的地候補を個別に表示することができるため、例えば、自宅周辺などの任意の地域の目的地候補を個別に表示することができる。
請求項5に記載の発明では、グループ化された目的地候補のうち、所定条件を満たすものに関しては個別に表示する機能をコンピュータに発揮させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(1)実施の形態の概要
ナビゲーション装置は、候補表示画面60(図4)において、チェーン店を構成する目的地候補に関しては、一纏め表示にて纏めて表示する。
ただし、自車両の位置から所定距離以内にあるとか、自車両の位置から最寄りであるなど、所定の抽出条件を満たす目的地候補の場合には、例え、一纏め表示対象であっても抽出して通常表示にて表示する。
例えば、図4において、「エイトイレブン」なるチェーン店の加盟店は、「エイトイレブン」なる一纏め表示91にて一纏めに表示されるが、エイトイレブンの加盟店のうち、所定の条件を満たす「エイトイレブン砧店」に関しては、通常表示92にて表示する。
【0012】
このように、ナビゲーション装置は、チェーン店を一纏めにして表示するが、所定の抽出条件を満たすものを一纏めにしないで表示することで、例えば、最寄りのチェーン店を選択する場合の余分な操作を省くことができ、チェーン店でない目的地候補を検索する場合でもリスト件数が膨大にならないために容易に探すことが可能となる。
【0013】
(2)実施の形態の詳細
図1は本実施形態におけるナビゲーション装置1のシステム構成図である。
このナビゲーション装置1は、車両に搭載され、この図1に示すように、現在位置検出装置10、情報処理制御装置20、入出力装置40及び情報記憶装置50とを備えている。
まず、現在位置検出装置10は、現在位置取得手段として機能し、以下のような構成を有している。絶対方位センサ11は、例えば、磁石に基づいてN方向の検出から、車両がいずれの方向に位置するかを検出する地磁気センサであり、絶対方位を検出する手段であればよい。
【0014】
相対方位センサ12は、例えば交差点を曲がったか否かを検出するものであり、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転型の抵抗ボリューム或いは車輪部に取り付ける角度センサでもよい。
また、角速度を利用して角度の変化を検出するジャイロセンサを用いてもよい。つまり、基準角度(絶対方位)に対して、相対的に変化した角度を検出することができる手段であればよい。
距離センサ13は、例えば、車輪の回転を検出して計数するものや、加速度を検出して2回積分するものでもよい。つまり、車両の移動距離を計測できる手段であればよい。
【0015】
GPS受信装置14は、人工衛星からの信号を受信する装置であり、信号の発信時刻、受信装置の位置情報、受信装置の移動速度、受信装置の進行方向など様々な情報を得ることができる。
ビーコン受信装置15は、特定の地点に設置された送信装置より発信された信号を受信する装置である。特に、VICS情報を入手することができ、渋滞情報、現在位置情報、駐車場情報等車両の走行に関する情報を入手することができる。
【0016】
データ送受信装置16は、電話回線や電波を利用して車両外部と通信をし、情報の交換を行うための装置である。
例えば、自動車電話、ATIS、VICS、GPS補正、車両間通信など様々な利用方法があり、走行に関する情報を入出力することが可能である。
【0017】
次に、情報処理制御装置20は、現在位置検出装置10、入出力装置40から入力される情報及び情報記憶装置50に格納された情報に基づいて演算及び制御を行うとともに、演算結果をディスプレイ42、プリンタ43またはスピーカ44等の出力手段に出力するように制御する手段である。
【0018】
この情報処理制御装置20は、以下のような構成を有している。
中央処理装置(CPU)21は、ナビゲーション装置1全体の総括的な演算及び制御を行う。
第1ROM22はナビゲーションに関するプログラム、特に、本実施形態におけるチェーン店の一纏め表示による目的地入力処理、現在位置の検出、経路の探索、表示案内などに関するナビゲーションプログラムを格納している。
センサ入力インターフェイス23は、現在位置検出装置10からの情報を受け取る手段である。
【0019】
RAM24は、後述する入力装置41により入力及び決定された目的地の情報、通過地点の情報等のユーザが入力した情報を記憶すると共に、ユーザの入力情報に基づいてCPU21により演算された結果や、経路探索された結果、更に情報記憶装置50から読み込まれた地図情報を格納するための記憶手段である。
またRAM24には、本実施形態における目的地入力処理において、目的地の名称やチェーン店の代表名称などが目的地候補として格納される。
通信インターフェイス25は、現在位置検出手段10からの情報、特に外部から得られる情報を入出力するための手段である。
【0020】
第2ROM26は、ナビゲーションに関するプログラム、特に、音声案内に関するナビゲーションプログラムを格納している。
画像プロセッサ27は、CPU21で処理されたベクトル情報を画像情報に処理するための処理手段である。
時計28は、時刻を刻む。
画像メモリ29は、画像プロセッサ27により処理された画像情報を格納する手段である。
音声プロセッサ30は、情報記憶装置50から読み込まれた音声情報を処理し、スピーカ44に出力する。
【0021】
入出力装置40は、ユーザにより目的地、通過地点、探索条件等のデータを入力する入力装置41、画像を表示するディスプレイ42、情報を印刷するプリンタ43、音声を出力するスピーカ44より構成される。入力装置41は、例えば、ディスプレイ42の表面に配置されたタッチパネル、タッチスイッチ、ジョイスティック、キースイッチ等で構成される。
ディスプレイ42には、現在地周辺の地図や、各種操作画面、目的地までの走行経路が表示される。
ディスプレイ42には、本実施形態における目的地入力処理において、検索文字を入力するための文字入力画面や、検索候補(目的地候補)をリスト表示する候補表示画面等の操作画面が表示される。操作画面に表示された各項目等に対応した位置に触れることで、ディスプレイ42表面に配置されたタッチパネルから、触れた位置の項目が入力されることになる。
【0022】
情報記憶装置50は、伝送路45を介して情報処理制御装置20に接続される。
情報記憶装置50は、地図データファイル51、交差点データファイル52、ノードデータファイル53、道路データファイル54、写真データファイル55、目的地データファイル56、案内地点データファイル57、その他のデータファイル59を格納している。
この情報記憶装置50は、一般的には、光学的記憶媒体であるDVD−ROM、CD−ROMや磁気的記憶媒体であるハードディスクなどで構成されるが、光磁気ディスク、半導体メモリなどの各種情報記憶媒体で構成してもよい。
【0023】
地図データファイル51には、全国道路地図、各地域の道路地図または住宅地図等の地図データが記憶されている。道路地図は、主要幹線道路、高速道路、細街路等の各道路と地上目標物(施設等)から構成される。住宅地図は、地上建造物等の外形を表す図形及び、道路名称等が表示される市街図である。細街路とは、例えば、国道、県道以下の道幅が所定値以下の比較的狭い道路で、「一方通行」等の交通規制情報が付加されていない道路である。
【0024】
交差点データファイル52には交差点の地理的位置座標や名称等の交差点に関するデータが、ノードデータファイル53には地図上において経路探索に利用される各ノードの地理座標データ等が、道路データファイル54には道路の位置と種類及び車線数及び各道路間の接続関係等の道路に関するデータが、写真データファイル55には各種施設や観光地、または主要な交差点等の視覚的表示が要求される場所を写した写真の画像データが、案内地点データファイル57には道路に設置されている案内表示板の内容や分岐点の案内等、案内が必要とされる地点の案内データが、それぞれ記憶されている。
【0025】
目的地データファイル56には、主要観光地や建物、電話帳に記載されている企業・事業所等の目的地として選択可能な場所や施設等、目的地検索の対象についての目的地データが記憶されている。
目的地データとしては、検索キー(名称の読み)と施設情報が記憶されている。施設情報としては、名称、座標、電話番号、付加情報等が記憶される。座標は目的地の緯度、経度からなるx、y座標情報であり、付加情報は目的地に関する詳細なデータである。
また、目的地データでは、チェーン店を構成する施設に関しては、施設を互いに関連づけてグループ化すると共に、その代表名称が設定されている。
【0026】
図2は、目的地データファイル56の論理的な構成の一例を示した図である。
目的地データファイル56は、目的地候補を「検索キー」、「地点名称」、「座標」、「電話番号」、「一纏め情報」、「キーワード」、・・・などの項目により規定している。
【0027】
項目「地点名称」は、目的地候補を表す文字列であって、後述の候補表示画面60で検索結果として表示するのに用いられる。
項目「検索キー」は、地点名称を仮名表記したものである。
ナビゲーション装置1では、検索語の設定方式として、ユーザ自らが文字を入力して検索語を設定する文字入力と、予め用意されたキーワードを選択して検索語を設定するキーワード入力の2つの方式があり、検索語が文字入力された場合、項目「検索キー」で該当する文字列が検索される。
【0028】
なお、本実施の形態では、検索キーを前方一致にて検索するほか、例えば、「すーぱーえいと」を「すーぱー/えいと」として区切って記憶しておき、読み「えいと」に対して「すーぱー/えいと」をヒットさせるなど、検索キーの区切り単位で検索語をヒットさせることもできる。
【0029】
項目「座標」は、地点の緯度経度などの座標値であり、項目「電話番号」は地点に所在する施設の電話番号である。
ナビゲーション装置1は、現在位置の座標と項目「座標」の座標から、自車両から目的地候補までの距離を計算することができる。
【0030】
項目「一纏め情報」は、目的地候補をグループ化するための情報であり、目的地候補の代表名称の読みによって規定されている。
例えば、目的地候補「エイトイレブン砧店」、「エイトイレブン渋谷店」、・・・は、項目「一纏め情報」において、「えいといれぶん」なる代表名称の読みによってグループ化されている。
「一纏め情報」は、検索語として入力された読みと例えば前方一致にて照合され、例えば、読み「えいと」が入力されると一纏め情報の「えいといれぶん」がヒットする。
このように、目的地データファイル56は、グループ化された目的地候補を含む複数の目的地候補を記憶する目的地候補記憶手段として機能している。
【0031】
また、図示しないが、一纏め情報に対応して検索結果として表示する文字列も一纏め情報に対応して目的地データファイル56に記憶されている。
例えば、一纏め情報「えいといれぶん」に対して表示用の文字列として「エイトイレブン」が記憶されており、一纏め表示する際には「エイトイレブン」が表示される。
【0032】
項目「キーワード」は、地点名称に対して設定されたキーワードであり、「名称」、「住所」、「ジャンル」の3つの属性に渡ってキーワードが設定されている。なお、図2では、「名称」についてのキーワードを記載しており、「住所」、「ジャンル」に関するキーワードは省略してある。
ユーザは、ジャンルとキーワードを選択することにより目的地検索の対象を検索することもできる。
【0033】
次に本実施形態における目的地入力処理について説明する。
図3は、目的地入力処理においてディスプレイ42に表示される文字入力画面を表したものである。
上述したように、ディスプレイ42の表面には、入力装置41(図1)を構成するタッチパネルが形成されており、ユーザがディスプレイ42に表示されたボタンなどをタッチすると、当該ボタンに対応する情報をナビゲーション装置1に入力することができるようになっている。
図示しないが、ディスプレイ42の外周縁には、入力装置41の固定枠が配置され、固定枠の上部領域には、物理的に存在する押しボタン(ハードキー)によって構成された目的地設定ボタンと、現在地周辺の地図画面を表示させるための地図ボタンが設けられている。
【0034】
この目的地設定ボタンが選択されると、情報処理制御装置20は、目的地入力処理を開始し、ディスプレイ42に、図3に示す文字入力画面を表示する。
なお、本実施形態による目的地入力処理により設定される目的地は、経路探索に使用されるほか、決定した目的地や、現在地周辺の目的地候補を地図画面上に表示する場合に使用される。
【0035】
図3に示すように、文字入力画面では、入力文字欄81、候補件数欄82、修正ボタン83、戻るボタン84、入力キーボード85、完了ボタン86が表示される。
【0036】
入力文字欄81は、検索キーとして順次入力された文字を表示する欄である。
入力キーボード85は、文字を50音入力するための文字ボタンから構成されている。なお、テンキーや機能キーを表示するようにしてもよい。
【0037】
候補件数欄82には、入力文字欄81に表示される入力文字を検索キーとして絞り込まれた候補地点(目的地データ)の件数が表示される。
修正ボタン83は、入力文字欄81に表示された入力済みの内容を変更する際に使用するボタンである。
【0038】
戻るボタン84は、最後の操作の前の状態に戻すためのボタンである。
完了ボタン86は、検索キーの入力の完了を指示するボタンであり、このボタンが選択されるとディスプレイ42の表示は図4に示す候補表示画面に遷移する。
【0039】
この文字入力画面において、ユーザが意図する検索キーに対応して入力キーボード85の文字を順次タッチすることで文字入力を行うと、情報処理制御装置20は、入力済みの文字を順次入力文字欄81に表示する。
更に情報処理制御装置20は、入力済みの文字を検索キーとして、目的地データの絞り込みを行い、RAM24に保存する。
【0040】
即ち、情報処理制御装置20は、ユーザが入力キーボード85でタッチした文字を入力文字欄81に順次表示すると共に、入力文字欄81に表示されている文字と一致する検索キーの地点名称を目的地データファイル56から目的地候補として絞り込んでRAM24に記憶する。
ナビゲーション装置1は、ユーザが入力文字欄81に入力する文字を更新するたびに絞り込みを行う。
【0041】
例えば、ユーザが入力キーボード85から文字「え」を入力すると、情報処理制御装置20は、入力された文字「え」を入力文字欄81に表示すると共に、目的地データファイル56の検索キー「え」を参照し、検索キーの第1文字目が「え」である最初の地点名称以降のデータを目的地候補として絞り込みRAM24に保存する。
【0042】
続いて入力キーボード85から文字「い」が入力されると、情報処理制御装置20は、入力文字欄81の表示を、「え」から入力済みの文字「えい」に変更する。
そして、情報処理制御装置20は、先に絞り込んだ目的地候補のうち、検索キーの2文字が「えい」であるものを更に絞り込む。
【0043】
以下、同様にして情報処理制御装置20は、目的地候補を入力文字欄81に表示した文字に対応して絞り込んでいく。
その後、文字入力画面の完了ボタン86がタッチされると、情報処理制御装置20は、ディスプレイ42の表示画面を候補表示画面60に遷移させて、更にエリアやジャンルを用いて目的地候補を絞り込んでリスト表示する。
【0044】
図4は、候補表示画面60を表したものである。
この図4に示されるように、候補表示画面60には、検索キー欄61、エリア入力欄62、ジャンル修正ボタン63、ジャンル入力欄64、全件数表示欄65、検索結果表示欄66、詳細ボタン67、備考欄68、戻るボタン69、スクロールバー71、読み修正ボタン72、エリア修正ボタン73、前ボタン74、ページボタン75、76、次ボタン77が表示される。
【0045】
検索キー欄61は、検索対象となる検索キーを表示する欄である。この検索キー欄61には、図3に示す文字入力画面で完了ボタン86が選択された時点で入力済みの文字、即ち、入力文字欄81に表示されている入力文字が検索キーとして表示される。
読み修正ボタン72は、検索キー欄61に表示した文字を修正する場合にタッチするボタンである。読み修正ボタン72をタッチすると、文字入力画面に戻り、検索キー欄61に表示した検索キーの修正が可能になる。
【0046】
エリア入力欄62は、目的地データを検索する検索エリアを設定する欄である。エリアには、例えば、全国を検索エリアとする「全エリア」や、都道府県を検索エリアとする「大阪府」、「愛知県」、「東京都」、・・・などがある。
図示しないが、目的地入力処理では、検索エリア設定メニューを備えており、ユーザが所望の検索エリアを選択できるようになっている。
ナビゲーション装置1は、エリア入力欄62で設定されたエリアで絞り込まれた目的地データを使用し、この範囲で検索キーによる目的地候補の絞り込みを行う。
エリア修正ボタン73は、エリア入力欄62に設定された検索エリアを修正する際にタッチするボタンである。エリア修正ボタン73をタッチすると、エリア入力欄62に設定されている検索エリアが修正可能となり、修正後のエリアを対象として、検索キー欄61に表示された検索キーによる絞り込みが行われる。
【0047】
ジャンル入力欄64は、目的地データを検索するジャンルを設定する欄である。ジャンルには、例えば、「全ジャンル」「レジャー」「レストラン」、「ホテル」、・・・などがある。
図示しないが、目的地入力処理では、ジャンル設定メニューを備えており、ユーザが所望のジャンルを選択できるようになっている。
ナビゲーション装置1は、ジャンル入力欄64で設定されたジャンルで絞り込まれた目的地データを使用し、この範囲で検索キーによる目的地候補の絞り込みを行う。
ジャンル修正ボタン63は、ジャンル入力欄64に設定されたジャンルを修正する際にタッチするボタンである。ジャンル修正ボタン63をタッチすると、ジャンル入力欄64に設定されているジャンルが修正可能となり、修正後のジャンルを対象として、検索キー欄61に表示された検索キーによる絞り込みが行われる。
以上のように、ナビゲーション装置1は、エリアとジャンルを用いて、検索対象とする目的地データを絞り込んでから検索を行うことにより、検索処理量を低減している。
【0048】
全件数表示欄65には、絞り込まれた目的地候補の全件数が表示される。表示される目的地候補の全件数は、通常検索により絞り込まれた目的地候補の件数と、曖昧検索により絞り込まれた目的地候補の件数との合計値である。なお、両件数を別々に表示するようにしてもよい。
【0049】
検索結果表示欄66は、絞り込んだ目的地候補の名称をリストとして一覧表示するための欄である。
検索結果表示欄66における表示方法には、個別の目的地候補を表示する通常表示と、代表名称で一纏めにして表示する一纏め表示の2種類がある。
【0050】
ナビゲーション装置1は、原則として、目的地データファイル56で項目「一纏め情報」でグループ化されていないものに関しては通常表示を行い、グループ化されているものに関しては代表名称で一纏め表示を行う。
ただし、ナビゲーション装置1は、グループ化されているもののうち、所定の抽出条件を満たすものに関しては、グループから抽出して通常表示を行う。
【0051】
抽出条件としては、例えば、自車両の現在位置から所定距離の範囲(例えば、2km)に存在する目的地候補としたり、現在位置から最寄りの目的地候補としたり、自車の進行方向の最寄りの目的地候補としたり、更には、ジャンルやグループに属する目的地候補の地理的な分布状態や抽出件数により、抽出条件を動的に設定したりすることができる。
【0052】
これによって、目的地候補がチェーン店である場合には、これらを一纏めにして代表名称にて表示することができ、また、当該チェーン店に含まれる店舗であっても現在位置から所定距離以内に存在するものなどに関しては通常表示にて表示される。
図の例では、検索結果表示欄66にチェーン店である「エイトイレブン」は、一纏め表示91によって表示される。
また、エイトイレブンの1店舗である「エイトイレブン砧店」が、抽出条件を満たすため通常表示92によって表示されている。
【0053】
検索結果表示欄66に表示された目的地候補が選択(タッチ)されると、タッチされた表示が通常表示である場合には選択された目的地候補の目的地データが入力された目的地として確定する。
一方、タッチされた表示が一纏め表示である場合には、後述する図5に示すように、一纏め表示されていた個々の目的地候補が検索結果表示欄66に通常表示にて表示される。そして、当該通常表示がタッチされると、選択された目的地候補の目的地データが入力された目的地として確定する。
【0054】
なお、一纏め表示をタッチした後に表示される通常表示には、先に検索結果表示欄66で表示されていた目的地候補は表示されないようになっている。
即ち、一纏め表示である「エイトイレブン」をタッチすると、エイトイレブンに属するチェーン店のうち、先に表示されていた「エイトイレブン砧店」を除いたものが通常表示される。
【0055】
詳細ボタン67は、目的地候補ごとに表示され、ユーザが所望の目的地候補の詳細ボタン67をタッチすると、ナビゲーション装置1は、当該目的地候補に対応する施設情報を目的地データファイル56から検索してディスプレイ42に表示する。
備考欄68は、例えば、検索結果表示欄66の表示が一纏め表示である場合には、一纏めにされている目的地候補の件数が表示され、通常表示である場合には、現在位置からの距離が表示される。
戻るボタン69は、文字入力画面に戻るためのボタンである。
【0056】
前ボタン74、次ボタン77は、それぞれ、検索結果表示欄66の表示を1件ずつスクロールダウン、スクロールアップするためのボタンである。
ページボタン75、76は、それぞれ、検索結果表示欄66の目的地候補をページ単位でスクロールダウン、スクロールアップするためのボタンである。
【0057】
スクロールバー71は、全目的地候補のうち、現在表示している目的地候補の位置を表すと共に、スクロールバー71をタッチしてドラッグすることにより、スクロールアップやスクロールダウンを行うことができる。
【0058】
図5は、図4の候補表示画面60で、検索結果表示欄66の「エイトイレブン」の表示を選択した場合に表示される画面である。
「エイトイレブン」の表示の選択は、「エイトイレブン」の表示をタッチすることにより行うことができる。
または、「エイトイレブン」に対応する詳細ボタン67をタッチすることにより行うように構成することもできる。
【0059】
このように、ナビゲーション装置1は、一纏め表示にて表示したグループを選択するグループ選択手段を備え、一纏め表示が選択された場合に当該グループに属する目的地候補を通常表示にて個別に表示する。
【0060】
図に示したように、一纏め表示である「エイトイレブン」を選択すると、一纏め情報「エイトイレブン」によってグループ化されている目的地候補(即ち、「エイトイレブン」のチェーン店)が一覧表示され、全件数表示欄65もこれに対応して更新される。
【0061】
ただし、「エイトイレブン砧店」は、先の表示(図4)で既に通常表示にて表示されているため、この表示(図5)では、一纏め情報「エイトイレブン」でグループ化されている目的地候補から「エイトイレブン砧店」を除いたものが表示される。
なお、先の表示で既に通常表示したものであっても、一纏め表示で選択されたグループに属するものであれば再度表示するように構成してもよい。
この場合、一纏め表示した「エイトイレブン」が選択された場合、「エイトイレブン砧店」が通常表示にて再度表示される。
【0062】
ユーザが検索結果表示欄66で所望の目的地候補をタッチすると、ナビゲーション装置1は、当該目的地候補を目的地に設定する。
このように、ナビゲーション装置1は、通常表示にて個別に表示した目的地候補を選択する目的地候補選択手段と、当該選択した目的地候補を目的地に設定する目的地設定手段を備えている。
そして、ナビゲーション装置1は、このようにして設定された目的地に関して、目的地に至る経路を探索する経路探索手段と、当該探索した経路に従って車両を案内する案内手段を備えている。
【0063】
図6は、候補表示画面60の変形例を説明するための図である。
本変形例では、チェーン店の一纏め表示と、チェーン店を個別に表示する店舗の通常表示を重畳して表示することにより表示スペースを省略するものである。
図の例では、「エイトイレブン砧店」の通常表示に重畳して「全て」なる一纏め表示が表示されている。
即ち、通常表示93がタッチされると、「エイトイレブン砧店」が目的地として確定し、一纏め表示94がタッチされると、チェーン店「エイトイレブン」に属する店舗のうち、「エイトイレブン砧店」を除いたものが目的地候補として検索結果表示欄66に通常表示される。
【0064】
次に、以上のように構成されたナビゲーション装置1が行う目的地候補表示手順について図7のフローチャートを用いて説明する。
以下の処理は、情報処理制御装置20が所定のプログラムに従って行うものである。
ナビゲーション装置1は、文字入力画面で読みを表す文字を取得し(ステップ5)、これを用いて目的地データファイル56から目的地候補を絞り込む。
このように、ナビゲーション装置1は、目的地候補を検索する検索語(読み)を入力する検索語入力手段を備えている。
【0065】
ナビゲーション装置1は、文字入力画面で完了ボタン86がタッチされると、候補表示画面60(図4)に移行し、エリアとジャンルの入力を受け付ける。
そして、ナビゲーション装置1は、エリア入力欄62に入力されたエリアを取得し(ステップ10)、更に、ジャンル入力欄64に入力されたジャンルを取得する(ステップ15)。
【0066】
ナビゲーション装置1は、これらの情報を取得すると、文字入力画面で絞り込んだ目的地候補を更に、エリア、ジャンルで絞り込む。
そして、ナビゲーション装置1は、絞り込んだ目的地候補のうち、一纏め情報が設定してあるものをリストアップして一纏めリストを生成する(ステップ20)。
このように、ナビゲーション装置1は、検索語に対応する目的地候補を目的地データファイル56に記憶した目的地候補から検索する検索手段を備えている。
【0067】
次に、ナビゲーション装置1は、一纏めリストのうち、通常表示する目的地候補を抽出するための抽出条件を取得する(ステップ25)。
例えば、この抽出条件は、自車位置から目的地候補までの距離が所定距離内(例えば、2km以内)であることを条件とすることができる。
【0068】
次に、ナビゲーション装置1は、一纏めリスト上の目的地候補の全てを表示形式(一纏め表示、通常表示)の設定のためにチェックしたか否かを判断する(ステップ30)。
まだチェックしていない目的地候補が存在する場合(ステップ30;N)、ナビゲーション装置1は、一纏めリストから目的地候補を1件取得し(ステップ35)、当該目的地候補がステップ25で取得した抽出条件を満たすか否かを判断する(ステップ40)。
【0069】
例えば、抽出条件が、自車位置から目的地候補までの距離が所定距離以内である場合、ナビゲーション装置1は、現在位置から目的地候補までの距離を計算して、当該距離が所定距離以内であるか否かを判断することにより行う。
このように、所定の抽出条件は、例えば、目的地候補の所在位置と現在位置検出装置10で取得した現在位置の位置関係を用いて規定することができる。
なお、これは一例であって、例えば、ユーザが自宅位置を指定し、自宅周辺の目的地候補を抽出するといったように、目的地候補の所在位置に基づいて所定の抽出条件を任意に設定することができる。
【0070】
当該目的地候補が抽出条件を満たす場合(ステップ40;Y)、ナビゲーション装置1は、当該目的地候補を通常表示対象に設定し(ステップ50)、ステップ30に戻る。
一方、当該目的地候補が抽出条件を満たさない場合(ステップ40;N)、ナビゲーション装置1は、当該目的地候補を一纏め表示対象に設定し(ステップ45)、ステップ30に戻る。
【0071】
ステップ30で一纏めリスト上の全ての目的地候補についてチェックした場合(ステップ30;Y)、ナビゲーション装置1は、一纏め情報が設定されていない他の目的地候補を通常表示対象に設定する(ステップ55)。
【0072】
次に、ナビゲーション装置1は、以上のようにして検索された目的地候補を、一纏め表示対象に設定されているものは一纏め表示にて検索結果表示欄66(図4)に表示し、通常表示に設定されているものに関しては通常表示にて検索結果表示欄66に表示する(ステップ60)。
このように、ナビゲーション装置1は、検索した目的地候補が一纏め情報によるグループに属する場合には当該目的地候補を当該グループで代表して一纏め表示にて検索結果表示欄66に表示し、当該検索した目的地候補がグループに属さない場合には当該目的地候補を通常表示にて個別に検索結果表示欄66に表示する表示手段を備え、当該表示手段は、当該グループに属する目的地候補のうち、所定の条件(抽出条件)を満たすものは個別に通常表示にて検索結果表示欄66に表示する。
【0073】
次に、目的地候補表示手順の変形例について図8のフローチャートを用いて説明する。
図7と同じステップには同じ番号を付し、説明を簡略化、または省略する。
ナビゲーション装置1は、入力された読み、エリア、ジャンルを取得し(ステップ5〜ステップ15)、抽出条件を取得する(ステップ25)。
次に、ナビゲーション装置1は、これら読み、エリア、ジャンルに該当する目的地候補を目的地データファイル56から絞り込み、以後は、絞り込まれた目的地候補に対して処理を行う。
【0074】
まず、ナビゲーション装置1は、絞り込まれた目的地候補の全てに対して表示形式を設定したか確認する(ステップ70)。
まだ、チェックしていない目的地候補が存在する場合(ステップ70;N)、ナビゲーション装置1は、未チェックの目的地候補を1件取得し(ステップ75)、当該目的地候補に一纏め情報が設定されているか否かを判断する(ステップ80)。
【0075】
当該目的地候補に一纏め情報が設定されていない場合(ステップ80;N)、ナビゲーション装置1は、当該目的地候補を通常表示に設定し(ステップ95)、ステップ70に戻る。
一方、当該目的地候補に一纏め情報が設定されている場合(ステップ80;Y)、ナビゲーション装置1は、当該目的地候補が抽出条件を満たすか否かを判断する(ステップ85)。
【0076】
抽出条件を満たす場合(ステップ85;Y)、ナビゲーション装置1は当該目的地候補を通常表示に設定し(ステップ95)、抽出条件を満たさない場合には(ステップ85;N)一纏め表示に設定して(ステップ90)、ステップ70に戻る。
ナビゲーション装置1は、全ての目的地候補をチェックした場合(ステップ70;Y)、目的地候補を設定した表示状態に応じて検索結果表示欄66(図4)に表示する(ステップ60)。
【0077】
以上に説明した本実施の形態により次のような効果を得ることができる。
(1)チェーン店をグループ化することにより、チェーン店を代表名称で一纏めにして表示することができると共に、所定の抽出条件を満たすものに関しては通常表示することができる。
(2)チェーン店に属する店舗が多数ある場合でも、ユーザが必要とすると思われるものを抽出条件にて抽出して通常表示することができる。
(3)抽出条件を満たすチェーン店を通常表示するため、ユーザがこの店舗を目的地に直接設定することができ、代表名称を経由して設定する必要がないため、操作数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】ナビゲーション装置のシステム構成図である。
【図2】目的地データファイルを説明するための図である。
【図3】文字入力画面を説明するための図である。
【図4】候補表示画面を説明するための図である。
【図5】候補表示画面の表示例を表した図である。
【図6】候補表示画面の変形例を説明するための図である。
【図7】目的地候補表示手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】目的地候補表示手順の変形例を説明するためのフローチャートである。
【図9】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
【0079】
10 現在位置検出装置
20 情報処理制御装置
40 入出力装置
41 入力装置
42 ディスプレイ
50 情報記憶装置
56 目的地データファイル
60 候補表示画面
91 一纏め表示
92 通常表示

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループ化された目的地候補を含む複数の目的地候補を記憶する目的地候補記憶手段と、
目的地候補を検索する検索語を入力する検索語入力手段と、
前記検索語に対応する目的地候補を前記記憶した目的地候補から検索する検索手段と、
前記検索した目的地候補がグループに属する場合には当該目的地候補を当該グループで代表して表示し、前記検索した目的地候補がグループに属さない場合には当該目的地候補を個別に表示する表示手段と、
を具備し、
前記表示手段は、前記グループに属する目的地候補のうち、所定の条件を満たすものは個別に表示することを特徴とする目的地選択支援装置。
【請求項2】
前記表示したグループを選択するグループ選択手段を具備し、
前記表示手段は、前記選択したグループに属する目的地候補を個別に表示することを特徴とする請求項1に記載の目的地選択支援装置。
【請求項3】
現在位置を取得する現在位置取得手段を具備し、
前記所定の条件は、前記目的地候補の所在位置と前記取得した現在位置の位置関係を用いて規定されることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の目的地選択支援装置。
【請求項4】
前記所定の条件は、前記目的地候補の所在位置に基づいて規定されることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の目的地選択支援装置。
【請求項5】
目的地候補を検索する検索語を入力する検索語入力機能と、
前記検索語に対応する目的地候補を、グループ化された目的地候補を含む複数の目的地候補を記憶する目的地候補記憶手段に記憶した目的地候補から検索する検索機能と、
前記検索した目的地候補がグループに属する場合には当該目的地候補を当該グループで代表して表示し、前記検索した目的地候補がグループに属さない場合には当該目的地候補を個別に表示する表示機能と、
をコンピュータに発揮させ、
前記表示機能は、前記グループに属する目的地候補のうち、所定の条件を満たすものは個別に表示することを特徴とする目的地選択支援プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2009−210547(P2009−210547A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−56906(P2008−56906)
【出願日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】