自動連続ランダムアクセス分析システムおよびその構成要素
【課題】 それぞれの異なる検定方法を使用して液体標本の複数の検定を同時に実施することができる装置および方法を有し、連続ランダムアクセスを可能にし、同じ時間中に同じ標本または異なる標本に対する複数の異なる検定を実施する自動連続ランダムアクセス分析システム、並びに、複数の液体標本に対して複数の検定を同時に実施することができる自動ランダムアクセスシステムを操作する方法を提供する。
【解決手段】 この方法では、複数の液体標本の様々な検定をスケジューリングし、それに続いて、検定反応シーケンスを開始せずに、単位用量ディスポーザブルを生成し、第1の液体標本および試薬を別々に反応槽へ移送し、それに続いて、単位用量ディスポーザブルを処理ワークステーションへ物理的に移送し、それによって、インキュベーションの際に単位用量ディスポーザブル試薬と標本との混合を行う。
【解決手段】 この方法では、複数の液体標本の様々な検定をスケジューリングし、それに続いて、検定反応シーケンスを開始せずに、単位用量ディスポーザブルを生成し、第1の液体標本および試薬を別々に反応槽へ移送し、それに続いて、単位用量ディスポーザブルを処理ワークステーションへ物理的に移送し、それによって、インキュベーションの際に単位用量ディスポーザブル試薬と標本との混合を行う。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
免疫学的検定を実施する自動分析システムであって、
液体標本及び試薬を保持する用量容器を選択的に形成するキッティング手段と、
選択された検定反応をもたらすように前記液体標本と前記試薬を前記用量容器内で選択的に組み合わせる、処理手段と、
前記キッティング手段および前記処理手段と動作可能に一体化され、前記キッティング手段によって形成された前記用量容器を前記処理手段へ選択的に移送する手段と、
前記もたらされる選択された検定反応を質的および量的に最適化するように前記処理手段および前記選択的移送手段を操作し、前記キッティング手段で行われることとは独立に動作するが、前記キッティング手段によって形成された前記用量容器がシステム動作中に必要に応じて任意の方法で変更される各間隔に前記処理手段および前記選択的移送手段の制御を変更するように応答するスケジューリング手段と、
もたらされた前記選択された各検定反応を分析する手段とを備えるシステム。
【請求項2】
前記スケジューリング手段がまた、前記選択された検定反応の分析を質的および量的に最適化するように前記分析手段を制御するように動作する請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記用量容器が、前記キッティング手段によって前記液体標本および前記試薬が装填される使い捨て反応容器であり、前記装填が、前記システムのオペレータの必要に応じて選択的に制御される請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記処理手段が、適用可能な免疫学的検定を実施するために前記選択された検定反応を選択温度に維持するインキュベーション手段を含む請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記システムによって前記各試験容器の前記各試薬の前記各液体標本を用いて少なくとも2回の検定手順が実施される請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
前記使い捨て反応容器が、前記キッティング手段にて装填された後、前記選択的移送手段によって前記処理手段へ移送される請求項3に記載のシステム。
【請求項7】
前記処理手段が、前記液体標本に前記試薬を添加する分注手段を含み、前記試薬および前記液体標本が、前記処理手段で前記液体標本と前記試薬とを選択的に組み合わせることができるように前記分注手段に対して可変的に位置決めすることができる請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記システムによって実行できる前記免疫学的検定が、微粒子酵素免疫学的検定と、蛍光偏光免疫学的検定と、イオン捕獲免疫学的検定とからなる群から選択される請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記システムが、異種免疫学的検定と同種免疫学的検定の両方を実施することができる請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記分析手段が、光学蛍光分析と化学発光分析とからなる群から選択される分析を実行することができる請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
免疫学的検定を処理する自動分析システムであって、
それぞれ、液体標本および試薬を保持する、複数のキットを選択的に形成するキッティング手段と、
選択された検定反応をもたすように前記キット中の前記液体標本と前記試薬を組み合わせることによって、前記液体標本および前記試薬を選択的に処理する処理手段と、
前記キッティング手段および前記処理手段と動作可能に一体化され、前記キットを前記キッティング手段から前記処理手段へ選択的に移送する移送手段と、
複数の分析を実行して、前記選択された検定反応の効果を判定する分析手段と、
前記キッティング手段で行われたことに応答して前記処理手段、前記移送手段、前記分析手段の統合動作を制御し、前記選択された検定反応を質と量の点で最適化するスケジューリング手段とを備えるシステム。
【請求項12】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
同心状に取り付けられた、標本カップカルーセルと試薬パックカルーセルと反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルアセンブリと、
前記反応容器カルーセルに位置決めされた反応容器をキッティングし、さらに、前記標本カップカルーセルの液体標本および前記試薬パックカルーセルの試薬を検定反応シーケンスを開始せずに前記反応容器へ移送するために前記フロントエンドカルーセルアセンブリに隣接して位置決めされた移送分注手段を含むキッティング手段と、
制御環境を所定の温度内に維持する環境手段を有する前記制御環境内に位置決めされた処理カルーセルと、
前記キッティング済み反応容器を前記反応容器カルーセルから前記処理カルーセルへ移送する手段を有する移送ステーションと、
試薬および前記液体標本を前記キッティング済み反応容器へ移送し前記反応容器内で混合して反応混合物を形成する処理カルーセル移送手段と、
少なくとも一つが、前記反応混合物を検出するために前記処理カルーセルに隣接して位置決めされた、少なくとも二つの異なる検定読取り装置と、
前記反応混合物を前記処理カルーセルから、カートリッジホィールカルーセルに含まれる反応カートリッジへ移送する手段とを有し、他の一つの前記検定読取り装置は、前記カートリッジ中の前記反応混合物を検出するために前記カートリッジホィールカルーセルに隣接して位置決めされており、
さらに、前記反応容器を前記処理カルーセルから、前記反応容器を前記システムから取り外す取り外し手段を有する前記移送ステーションへ移送する手段と、
前記カートリッジホィールカルーセルから前記カートリッジを取り外す手段とを備える装置。
【請求項13】
前記カートリッジホィールカルーセルが、複数の使い捨てカートリッジを含み、前記装置がさらに、前記カートリッジホィールカルーセルに前記カートリッジを供給し前記カートリッジホィールカルーセルの前記カートリッジを処分する手段を備える請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記検定読取り装置が、前記反応混合物を光学的に監視する手段を含む請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記検定読取り装置が、前記反応混合物用の較正記録手段を備える請求項12に記載の装置。
【請求項16】
移送ステーション移送手段が、軸の周りで回転することができるカルーセルと、反応容器移送突起手段に対合するピックを含むアームと、フロントエンドカルーセルから反応容器を引き抜き、ピックアームの回転およびラックピニオン運動を介して反応容器を回転させて処理カルーセル上に置く手段とで構成される請求項12に記載の装置。
【請求項17】
標本操作手段および試薬操作手段が、前記標本カップカルーセル中の標本カップおよび前記試薬パックカルーセル中の試薬パックに関連するコード化情報から前記液体標本および液体試薬を識別する手段を含む請求項12に記載の装置。
【請求項18】
さらに、前記検定読取り装置の出力読取り値を記憶する手段を含む請求項12に記載の装置。
【請求項19】
さらに、前記検定読取り装置の出力読取り値からアナライトの濃度を算出する手段を含む請求項12に記載の装置。
【請求項20】
反応容器が、光学読取り領域での複屈折が低いという物理特性を有する反応キュベットを含む請求項12に記載の装置。
【請求項21】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムであって、
標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含み、前記反応容器カルーセルが、前記試薬パックカルーセルの外部に同心状に取り付けられ、前記試薬パックカルーセルが、前記標本カップカルーセルの外部に同心状に取り付けられたフロントエンドカルーセルアセンブリと、
前記処理カルーセルを所定の反応インキュベーション温度およびタイミングに維持する環境手段を有する処理カルーセルと、
前記処理カルーセルからずれた位置にあるカートリッジホィールカルーセルと、
それぞれのカルーセルを回転させて、前記反応容器カルーセルに位置決めされた反応容器をキッティングするキッティング分注器手段に位置合わせし、検定反応シーケンスを開始せずにキッティング済み反応容器を形成する手段と、
前記キッティング済み反応容器を前記反応容器カルーセルから、前記キッティング済み反応容器を前記処理カルーセルへ移送する手段を有する移送ステーションへ移送する手段と、
前記処理カルーセルに位置決めされた前記反応容器内へ試薬を移送し混合して前記反応容器内に反応混合物を形成し、前記反応混合物を前記処理カルーセル中の前記反応容器から前記カートリッジホィールカルーセルへ移送する移送分注器手段とを有し、
前記カートリッジホィールカルーセルはさらに、前記処理カルーセルから前記反応混合物を受容し、前記カートリッジホィールカルーセルにカートリッジを供給する手段を含み、
前記処理カルーセルはさらに、前記処理カルーセル自体に一体化された蛍光偏光免疫学的検定読取り装置と第1の処理ステーションとを有し、
前記カートリッジホィール処理カルーセルは、さらに、前記カートリッジホィール処理カルーセル自体に一体化された微粒子酵素免疫学的検定と第2の処理ステーションとを有し、
また前記移送ステーションの動作によって前記処理カルーセルから前記反応容器を取り外す手段と、
前記カートリッジホィールカルーセルから前記カートリッジを取り外す手段と、
蛍光偏光免疫学的検定読取り装置または微粒子酵素免疫学的検定読取り装置によって前記反応混合物を分析する手段とを備えるシステム。
【請求項22】
前記検定読取り装置が、前記反応混合物を光学的に監視する手段を含む請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
前記検定読取り装置が、前記反応混合物用の較正手段と記録手段とを含む請求項21に記載のシステム。
【請求項24】
移送ステーション移送手段が、軸の周りで回転することができるカルーセルと、反応容器移送突起手段に対合するピックを含むアームと、フロントエンドカルーセルから反応容器を引き抜き、ピックアームの回転およびラックピニオン運動を介して反応容器を回転させて処理カルーセル上に置く手段とで構成される請求項21に記載のシステム。
【請求項25】
前記標本カップカルーセル中の標本カップおよび前記試薬パックカルーセル中の試薬パックが、前記標本カップおよび試薬パックに関連するコード化情報から前記液体標本および液体試薬を識別する手段を含む請求項21に記載のシステム。
【請求項26】
さらに、前記検定読取り装置の出力読取り値を記憶する手段を含む請求項21に記載のシステム。
【請求項27】
さらに、前記検定読取り装置の出力読取り値からアナライトの濃度を算出する手段を含む請求項21に記載のシステム。
【請求項28】
標本カップが、標本カップカルーセルから分離されたときに標本カップベース上で自立する請求項21に記載のシステム。
【請求項29】
免疫学的検定を実施する方法であって、
液体標本および試薬を保持する用量容器を形成するステップと、
前記用量容器中の前記液体試薬と前記試薬を組み合わせて、選択された検定反応をもたらすステップと、
もたらされる前記選択された検定反応を質的および量的に最適化するように前記組合せステップをスケジューリングするステップと、
もたらされた前記選択された各検定反応を分析するステップとを含む方法。
【請求項30】
前記形成ステップがキッティング手段で実行され、前記組合せステップが処理手段で実行され、前記スケジューリングステップが、前記組合せステップが繰り返されるときに前記処理手段の動作を命令する請求項29に記載の方法。
【請求項31】
さらに、前記用量容器を前記キッティング手段から前記処理手段へ移送するステップを含む請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記スケジューリングステップが、前記方法によってもたらされる前記選択された検定反応を質的および量的に最適化するように前記移送ステップおよび前記組合せステップの動作を支配する請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記スケジューリングステップが、組合せステップが実行されるたびに実行される請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記方法を介して少なくとも二つの検定手順が実施される請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記組合せステップが、微粒子酵素免疫学的検定と、蛍光偏光免疫学的検定と、イオン捕獲免疫学的検定とからなる群から選択される免疫学的検定を実施する請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記分析ステップが、光学蛍光分析と化学発光分析とからなる群から選択される分析によるものである請求項29に記載の方法。
【請求項37】
前記システムが、それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用される臨床装置を含み、さらに、
前記装置に洗浄液を供給するステップと、
前記装置に供給される前記洗浄液の量を変更するステップと、
前記装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更するように前記変更ステップを制御するステップとを含む請求項29に記載の方法。
【請求項38】
前記システムが、それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用される臨床装置を含み、さらに、
前記装置に洗浄液を供給するステップと、
前記装置に供給される前記洗浄液の量を変更するステップと、
前記装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更するように前記変更ステップを制御するステップとを含む請求項29に記載の方法。
【請求項39】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
複数の液体標本の様々な検定をスケジューリングすることと、
検定反応シーケンスを開始せずに第1の前記液体標本および試薬を反応容器へ別々に移送することによって一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを生成することと、
前記一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを処理ワークステーションへ移送することと、
それぞれの異なるときに前記反応容器内で前記第1の液体標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬とを混合して第1の反応混合物を形成することと、
それぞれの異なるときにそれぞれの異なる反応容器内で一つまたは複数の標本のうちの同じ標本またはいくつかの異なる標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬とを混合し、独立にスケジューリングされた複数の反応混合物を形成することと、
前記複数の反応混合物を同時にかつ独立にインキュベートすることと、
複数のスケジューリング済み検定を、それらが提示された任意の順序で前記反応混合物に対して実施することと、
少なくとも二つの検定手順によって前記インキュベート済み反応混合物を独立にかつ個別に分析することとを含む方法。
【請求項40】
システム上で複数の液体標本に対して少なくとも二つの異なる検定が実施されるようにスケジューリングされ、この検定が実施される前に前記検定のスケジューリングが行われ、各検定試験定義が、検定試験の各活動についてのいくつかのタイミングパラメータを含み、該タイミングパラメータが前記各検定でどのシステム資源および活動が必要とされるのかと前記資源が必要とする時間とを判定するためにスケジューリングによって使用される時間値を含む請求項39に記載の方法。
【請求項41】
システムが、特定の標本のスタット手順スケジューリングを介して特殊な優先操作を可能にすることができ、前記スタットスケジューリング手順が前のスケジューリングに割り込み、それによって、システムが現標本に対する検定の準備を終了し、次いで、スケジューリングの修正を介して、この標本に対する検定を実施するための準備を行うことができるようにする請求項40に記載の方法。
【請求項42】
較正手順がスタット手順としてスケジューリングされる請求項41に記載の方法。
【請求項43】
検定を実施するためのスケジューリングが、検定プロトコルステップ間に十分な時間ギャップを確保し、そのような時間ギャップ内に他の検定プロトコルステップを実行できるようにすることによって、システムが1単位時間当たりに処理できる検定の数を最大にする請求項40に記載の方法。
【請求項44】
スケジューリングプロセスにおいて、検定がキッティングされる前にその検定で実行すべき各活動がスケジューリングされ、最初にスケジューリングされた実行時間よりも前に各検定活動のスケジューリングが実行され、したがって、資源の休止時間が最小限に抑えられる請求項41に記載の方法。
【請求項45】
システムの検定処理量が増加される請求項44に記載の方法。
【請求項46】
自動連続ランダムアクセス分析システムの操作が、検定反応シーケンスを開始せずに検定標本および試薬を別々に反応容器へ移送することによって単位用量ディスポーザブルをキッティングすることを含む請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記反応容器中の前記反応混合物に対して実施される検定が同種検定である請求項39に記載の方法。
【請求項48】
前記反応容器中の前記反応混合物に対して実施される検定が異種検定である請求項39に記載の方法。
【請求項49】
少なくとも二つの検定が免疫学的検定である請求項39に記載の方法。
【請求項50】
前記免疫学的検定が、MEIA検定とFPIA検定とで構成される請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記分析ステップが、前記反応混合物を光学的に監視することを含む請求項39に記載の方法。
【請求項52】
前記反応混合物が、濁度測定手段、熱量測定手段、蛍光測定手段、発光測定手段によって監視される請求項39に記載の方法。
【請求項53】
単位用量ディスポーザブルの生成と同時に、検定反応シーケンスの部分的開始が行われる請求項39に記載の方法。
【請求項54】
システムが、単位用量ディスポーザブルの生成と、単位用量ディスポーザブルの移送と、反応混合物の混合を同時に行いながら、複数の反応混合物をインキュベートし、少なくとも一つのスケジューリング済み検定および分析を同時に実行する請求項39に記載の方法。
【請求項55】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
フロントエンドカルーセルの同心状カルーセルに対して前記検定を実施するために標本カップ、試薬パック、外側カルーセルに導入される反応容器を導入することと、
試薬パックおよび標本カップを識別することと、
検定をスケジューリングすることと、
それぞれのカルーセルを回転させることによって標本カップおよび試験カップをキッティングステーションにある反応容器に位置合わせすることと、
標本を標本カップから反応容器チャンバへ移送し、特定の試薬を試薬パックから別々の反応容器へ移送することによって、スケジューリング済み検定に従って、複数の独立の開放チャンバを有する反応容器内に単位用量ディスポーザブルをキッティングすることと、
キッティング済み反応容器を、制御環境条件に維持された処理カルーセルへ移送することと、
試薬の量、移送の順序付け、移送の時間間隔が検定スケジューリングによって事前に決定された状態で、標本および様々な試薬を反応容器の反応ウェルに分注することと、
分注された標本と試薬との混合物をインキュベートすることと、
反応ウェル中のインキュベーションされた混合物を同定し、少なくとも二つの検定分析ステーションのうちの一方へ移送することと、
調製された反応混合物を読み取り、読取り値を較正することによって分析を実行することと、
この結果得られる検定読取り分析を記録することとを含む方法。
【請求項56】
フロントエンドカルーセルおよびフロントエンドカルーセルの同心状カルーセルと、処理カルーセルが共に垂直軸の周りで2方向に回転運動できるように回転可能に配設される請求項55に記載の方法。
【請求項57】
2方向に運動できるフロントエンドカルーセルが、休止周期の後に試薬パックの試薬を撹拌するために2方向に振動する請求項56に記載の方法。
【請求項58】
キッティングと検定反応シーケンスの部分的開始の両方を同時に行なって反応容器内に単位用量ディスポーザブルを生成する請求項55に記載の方法。
【請求項59】
前記反応容器中の前記反応混合物に対して実施される前記検定が異種検定である請求項55に記載の方法。
【請求項60】
前記反応容器中の前記反応混合物に対して実施される前記検定が同種検定である請求項55に記載の方法。
【請求項61】
少なくとも二つの検定が免疫学的検定である請求項55に記載の方法。
【請求項62】
前記免疫学的検定法が蛍光偏光免疫学的検定と微粒子免疫学的検定とで構成される請求項61に記載の方法。
【請求項63】
微粒子希釈剤比に十分なスクロース濃度を提供して中和密度を達成することによって、微粒子の沈殿をほぼなくする請求項62に記載の方法。
【請求項64】
FPIA読取りシーケンスが、ランプのシマーモードとフルバーンモードとを含む請求項62に記載の方法。
【請求項65】
前記反応混合物を光学的に監視するために、キッティング済み標本および試薬が、処理カルーセル上の反応容器から直接、微粒子免疫学的検定マトリックスに分注される請求項62に記載の方法。
【請求項66】
試薬パックが、試薬の蒸発を回避する閉鎖要素を備える請求項55に記載の方法。
【請求項67】
試薬パックが使用されないときには、試薬の蒸発を回避するために試薬パックにカバーが与えられる請求項66に記載の方法。
【請求項68】
フロントエンドカルーセル上の分注機能と処理カルーセル上の分注機能が、エアレスシリンジポンプによって駆動される吸入−吐出によって得られる請求項55に記載の方法。
【請求項69】
複数の検定を同時に実施して複数の液体標本中の複数の所望のアナライトの存在または量を判定することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
複数の液体標本の様々な検定をスケジューリングすることと、
検定反応シーケンスを開始せずに第1の前記液体標本および試薬を別々に反応容器へ移送することによって一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを生成することと、
前記一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを処理ステーションへ移送することと、
それぞれの異なるときに前記反応容器内で前記第1の標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合して第1の反応混合物を形成することと、
それぞれの異なるときにそれぞれの異なる反応容器内で前記標本のうちの同じ標本またはいくつかの異なる標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合し、独立にスケジューリングされた複数の反応混合物を形成することと、
前記複数の反応混合物を同時にかつ独立にインキュベートすることと、
スケジューリング済み検定を、それらが提示された任意の順序で前記反応混合物に対して実施することと、
少なくとも二つの検定手順によって前記インキュベート済み反応混合物を独立にかつ個別に分析し、前記標本中の一つまたは複数の所望のアナライトの存在または量を判定することを含む方法。
【請求項70】
臨床装置を洗浄する装置であって、前記臨床装置が、それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用され、前記洗浄装置が、
前記臨床装置に洗浄液を供給する手段と、
前記臨床装置に供給される前記洗浄液の量を変更する手段と、
前記洗浄液量変更手段に、前記臨床装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更させるように、前記洗浄量変更手段を制御する手段とを備える装置。
【請求項71】
前記制御手段が、前記第1の試験物質および前記第2の試験物質の汚染特性に基づいてより多くの洗浄量が必要であると判定されないかぎり、前記洗浄量変更手段に通常の洗浄量を生成させるように動作する制御システムである請求項70に記載の装置。
【請求項72】
前記制御手段が、前記第1の試験物質および前記第2の試験物質の汚染特性に基づいて通常よりも多くの洗浄量が必要であるときに、前記洗浄量変更手段に通常よりも多くの洗浄量を生成させるように動作する制御システムである請求項71に記載の装置。
【請求項73】
前記通常よりも多くの洗浄量が、複数回の洗浄である請求項72に記載の装置。
【請求項74】
前記通常よりも多くの洗浄量が、前記通常の洗浄量と、それに続く過洗浄量である請求項72に記載の装置。
【請求項75】
前記第1の試験物質の前記汚染特性および前記第2の試験物質の前記汚染特性が、前記制御手段によって、前記装置のユーザが供給するマトリックスから読み取られ、前記マトリックスが、前記第1の試験物質、前記第2の試験物質、前記可能な汚染に関係する値を含む請求項74に記載の装置。
【請求項76】
臨床装置を洗浄する方法であって、前記臨床装置が、それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用され、
前記装置に洗浄液を供給するステップと、
前記装置に供給される前記洗浄液の量を変更するステップと、
前記装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更するように前記洗浄量変更ステップを制御するステップとを含む方法。
【請求項77】
それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用される臨床装置を含み、さらに、
前記装置に洗浄液を供給する手段と、
前記装置に供給される前記洗浄液の量を変更する手段と、
前記洗浄液量変更手段に、前記臨床装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更させるように、前記洗浄量変更手段を制御する手段とを備える請求項70に記載のシステム。
【請求項78】
それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用される臨床装置を含み、さらに、
前記装置に洗浄液を供給する手段と、
前記装置に供給される前記洗浄液の量を変更する手段と、
前記洗浄液量変更手段に、前記臨床装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更させるように、前記洗浄量変更手段を制御する手段とを備える請求項70に記載のシステム。
【請求項79】
免疫複合体によって生成された化学発光信号を検出する手段を備える、免疫学的検定を分析する連続自動分析システム。
【請求項80】
前記免疫学的検定が同種検定である請求項79に記載のシステム。
【請求項81】
前記免疫学的検定が異種検定である請求項79に記載のシステム。
【請求項82】
前記免疫学的検定が、同種検定と異種検定とからなる群から選択される請求項79に記載のシステム。
【請求項83】
前記検出される化学発光信号が、磁界によって分離された抗体を塗布された磁気粒子を備える固定化免疫複合体によって生成される請求項79に記載のシステム。
【請求項84】
前記検出される化学発光信号が、有孔マトリックスによって分離された抗体を塗布された磁気粒子を備える固定化免疫複合体によって生成される請求項79に記載のシステム。
【請求項85】
容器中の液体の存在を検出する自動液位検知システムであって、
前記容器の上方に位置決めされた垂直に配向させた導電プローブと、
前記プローブを前記容器に対して垂直方向に出し入れする手段と、
前記プローブに電気的に接続され、電気信号によって前記プローブを活動化し、前記プローブに前記電気信号を送信させる信号源と、
前記送信された電気信号を受信するために前記容器の下方に位置決めされた受信アンテナと、
前記プローブが前記容器中の液体に接触したことを示す前記受信された電気信号を分析する手段と、
前記受信された電気信号を前記受信アンテナから前記分析手段へ転送する手段と、
液体が検出されたことを示す手段とを備えるシステム。
【請求項86】
前記受信された電気信号を分析する前記手段が、
受信された信号の振幅の変化を検出する手段と、
受信された信号の振幅の前記変化の変化率を測定する手段とを含む請求項85に記載の自動液位検知システム。
【請求項87】
さらに、前記受信された信号の振幅と所定のしきい値を比較する手段を備える請求項86に記載の自動液位検知システム。
【請求項88】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記手段が、
前記受信された信号に基準信号を乗じる手段と、
低域フィルタとを含む請求項87に記載の自動液位検知システム。
【請求項89】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記手段がさらに、
前記受信された信号の振幅が徐々に変化したときに、前記受信された信号の振幅を前記所定のしきい値よりも低い値に減少させる手段と、
前記受信された信号の振幅が急速に変化したときに、前記受信された信号の振幅と所定のしきい値とを比較する前記手段に前記受信された信号を渡す手段とを備える請求項88に記載の自動液位検知システム。
【請求項90】
前記受信された電気信号を前記受信アンテナから前記分析手段へ転送する前記手段が、外側導体と、内側シールドと、内側導体とを有する三軸ケーブルを含む請求項86に記載の自動液位検知システム。
【請求項91】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記手段が、前記三軸ケーブルの有効キャパシタンスを減少させる手段を含む請求項90に記載の自動液位検知システム。
【請求項92】
前記三軸ケーブルの有効キャパシタンスを減少させる前記手段が、前記三軸ケーブルの前記内側シールドに接続された被駆動シールド回路を含み、前記回路が、前記内側シールドを駆動するバッファを備える請求項91に記載の自動液位検知システム。
【請求項93】
さらに、流体液位検知スリーブを備え、前記スリーブが、前記電気信号を前記受信アンテナへチャネリングする請求項85に記載の自動液位検知システム。
【請求項94】
前記検知スリーブが、第1および第2の端部を有する導電性シリンダであり、前記第1の端部が前記液体容器を囲み、前記第2の端部が前記受信アンテナに隣接する位置に取り付けられる請求項93に記載の自動液位検知システム。
【請求項95】
容器中の液体の存在を自動的に検出する方法であって、
導電性プローブを前記容器の上方に垂直に位置決めするステップと、
前記プローブを前記容器に対して垂直方向に出し入れするステップと、
電気信号によって前記プローブを活動化し、前記プローブに前記電気信号を送信させる信号源を前記プローブに電気的に接続するステップと、
前記送信された電気信号を受信するために前記容器の下方に受信アンテナを位置決めするステップと、
前記プローブが前記容器中の液体に接触したことを示す前記受信された電気信号を分析するステップと、
前記受信された電気信号を前記受信アンテナから前記分析ステップへ転送するステップと、
液体が検出されたことを示すステップとを含む方法。
【請求項96】
前記受信された電気信号を分析する前記ステップが、
受信された信号の振幅の変化を検出するステップと、
受信された信号の振幅の前記変化の変化率を測定するステップとを含む請求項95に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項97】
さらに、前記受信された信号の振幅と所定のしきい値を比較するステップを含む請求項96に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項98】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記ステップが、
前記受信された信号に基準信号を乗じるステップと、
前記乗算信号を低域フィルタを通過させるステップとを含む請求項97に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項99】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記ステップがさらに、
前記受信された信号の振幅が徐々に変化したときに、前記受信された信号の振幅を前記所定のしきい値よりも低い値に減少させるステップと、
前記受信された信号の振幅が急速に変化したときに、前記受信された信号の振幅と所定のしきい値を比較する前記手段に前記受信された信号を渡すステップとを含む請求項98に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項100】
前記受信された電気信号を前記受信アンテナから前記分析ステップへ転送する前記ステップが、外側導体と、内側シールドと、内側導体とを有する三軸ケーブルを介して前記信号を転送するステップを含む請求項96に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項101】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記ステップが、前記三軸ケーブルの有効キャパシタンスを減少させるステップを含む請求項100に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項102】
前記三軸ケーブルの有効キャパシタンスを減少させる前記ステップが、前記三軸ケーブルの前記内側シールドに被駆動シールド回路を接続するステップを含み、前記回路が、前記内側シールドを駆動するバッファを備える請求項101に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項103】
さらに、第1の端部と第2の端部とを有する流体液位検知スリーブを使用して、前記電気信号を前記プローブから前記受信アンテナへチャネリングするステップを含む請求項95に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項104】
前記電気信号を前記プローブから前記受信アンテナへチャネリングする前記ステップが、
前記検知スリーブの前記第1の端部によって前記液体容器を囲むステップと、
前記検知スリーブの前記第2の端部を前記受信アンテナに隣接する位置に取り付けるステップとを含む請求項103に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項105】
正確な量の流体を開放先端を通じて厳密に吸引し吐出する気泡押し流しシリンジであって、前記装置が、
閉鎖端部と開放端部とを有するほぼ円筒形の壁で形成されたボア内に位置し、ボアの壁および閉鎖端部と共に環を形成し、環内で往復運動することができるピストンと、
ボアの開放端部に位置し、前記ピストンが環内を往復運動するときに前記ピストンを囲んで環を十分密に閉鎖し流体を保持する環状シールと、
流体をボアの壁を通じて環へ送る入口手段と、流体を環からボアの壁を通じて開放先端へ送る出口手段と、
ボア内の前記ピストンが往復運動するように前記ピストンに接続された駆動手段とを備え、
そのため、前記入口手段からの流体が、流体供給機構に接続されたときに、前記ピストンの周りを流れ、かつ前記出口手段を通じて開放先端に流れ、その結果、前記ピストンが往復運動する際に前記ピストンの周りの環内に直交流パターンが形成され気泡が前記出口手段を通じて押し流される気泡押し流しシリンジ。
【請求項106】
前記入口手段および出口手段が、前記環状シールに近接しており、ほぼ軸方向に約180°だけ離れた位置に整列する請求項105に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項107】
前記ピストンが、ボアの閉鎖端部の内側構造に類似の形状のヘッドを有する請求項105に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項108】
前記ピストンのヘッドがドーム形である請求項107に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項109】
前記ピストンのヘッドが、前記ピストンが完全内側伸張位置にあるときに、ピストン中の気泡を分裂させるほど、ボアの閉鎖端部の近くに位置決めされる請求項107に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項110】
前記ピストンのヘッドが、前記ピストンが完全外側伸張位置にあるときに、前記入口手段と前記出口手段との間のシールとほぼ同一平面を構成する請求項107に記載の気泡押し流しフランジ。
【請求項111】
前記入口手段が加圧流体源と連通する請求項105に記載の気泡押し流しシステム。
【請求項112】
前記駆動手段が、
一方が、ボアの開放端部に隣接する位置に取り付けられた、対向する端面プレートを支持する下面プレートを有するフレームと、
前記フレーム内の端面プレート間で軸方向に移動できるように前記フレームの基部上に摺動可能に結合され、前記ピストンに接続されたカプラと、
前記フレームの他方の端面プレート上に取り付けられ、前記ピストンに同軸状に整列するロータを有するモータと、
前記モータのロータが始動されたときに、前記フレーム中の前記カプラを軸方向へ移動し、それによって前記ピストンを往復運動させるように前記モータのロータと前記カプラとの間に回転可能に結合された親ネジとを備える請求項105に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項113】
流体入口手段および流体出口手段がシール手段に隣接する位置に位置決めされ、かつ約180°だけ離れた位置に位置決めされる請求項112に記載の気泡押し流し吸引・吐出シリンジ。
【請求項114】
往復ピストンが、ボア閉鎖端部の内側構造に類似の形状のピストンヘッドを有する請求項112に記載の気泡押し流し吸引・吐出シリンジ。
【請求項115】
前記ピストンヘッドがドーム形である請求項114に記載の気泡押し流し吸引・吐出シリンジ。
【請求項116】
完全内側伸張位置にある往復シリンジが、内側ボア端部に接触してボア端部中の気泡を分裂させるほど内側ボア端部の近くに位置決めされる請求項112に記載の気泡押し流し吸引・吐出シリンジ。
【請求項117】
前記ボア端部に対する完全外側伸張位置にある往復シリンジが、ピストンヘッドがシールと同一平面を構成するように位置決めされ、かつ前記入口手段と前記出口手段との間に位置決めされる請求項114に記載の気泡押し流し吸引・吐出フランジ。
【請求項118】
流体手段が加圧流体源と連通する請求項112に記載の気泡押し流し吸引・吐出システム。
【請求項119】
吸引・吐出シリンジから気泡を押し流す方法であって、そのようなシリンジがフルイデッィクスシステムを使用し、前記方法が、
ピストンおよびボア壁によって規定され、ボア壁とピストンとの間のシール手段によってボアの第1の端部で閉鎖され、閉鎖ボア端部によってボアの第2の端部で閉鎖された環に流体を導入するステップと、
流体をピストンの側面の周りの環内を流れさせ、流体出口から流出させるステップと、
ピストンがある位置にあるときには、シール領域に隣接しピストンの端部を横切る位置に直交流を形成し、ピストンがボアに出入りするときには、ピストンの周りに直交流を形成するステップと、
ピストンを往復運動させるステップと、
少なくとも1回の完全な往復サイクルによるピストンの往復運動を介してフルイディックスシステムから気泡を押し流すステップとを含む方法。
【請求項120】
往復ピストンが完全外側伸張位置にあり、ピストンヘッドがシールと同一平面を構成するときには、シール領域に隣接しピストンの端部を横切る位置に直交流パターンを形成し、ピストンがボアに出入りするときには、ピストンの周りに直交流を形成し、流体をピストンの側面の周りを流れさせ、流体入口から約180°だけ離れた位置に位置する流体出口で再捕獲する請求項119に記載の吸引・吐出シリンジから気泡を押し流す方法。
【請求項121】
ピストンの端部を内側ボア端部に接触するほど前記内側ボア端部の近くに位置決めすることにより、完全内側伸張位置にある往復ピストンによって閉鎖ボア端部の近くおよび閉鎖ボア端部上の気泡を分裂させる請求項119に記載の吸引・吐出シリンジから気泡を押し流す方法。
【請求項122】
フルイディックスシステムからの気泡の押し流しが、各吸引機能と各吐出機能との間の複数の往復サイクルにわたるピストンの往復運動を介して行われ、あるいは周期的な複数の吸引機能および吐出機能で自動的に制御される請求項119に記載の吸引・吐出シリンジから気泡を押し流す方法。
【請求項123】
さらに、前記シリンジ中の流体の流れを制御するために前記入口手段に接続された弁手段を備える請求項105に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項124】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
フロントエンドカルーセルの同心状カルーセルに対して前記検定を実施するために標本カップ、試薬パック、外側カルーセルに導入される反応容器を導入することと、
試薬パックおよび標本カップを識別することと、
検定をスケジューリングすることと、
それぞれのカルーセルを回転させることによって標本カップおよび試験カップをキッティングステーションにある反応容器に位置合わせするステップと、
標本を標本カップから反応容器チャンバへ移送し、特定の試薬を試薬パックから別々の反応容器へ移送することによって、スケジューリング済み検定に従って、複数の独立の開放チャンバを有する反応容器内に単位用量ディスポーザブルをキッティングすることと、
キッティング済み反応容器を、制御環境条件に維持された処理カルーセルへ移送することと、
試薬の量、移送の順序付け、移送の時間間隔が検定スケジューリングによって事前に決定された状態で、標本および様々な試薬を反応容器の反応ウェルに分注することと、
フロントエンドカルーセル上での分注機能と処理カルーセル上での分注機能が気泡吸引・吐出シリンジによって実行されることと、
分注された標本と試薬との混合物をインキュベートすることと、
反応ウェル中のインキュベートされた混合物を同定し、少なくとも二つの検定分析ステーションのうちの一方へ移送することと、
調製された反応混合物を読み取り、読取り値を較正することによって分析を実行することと、
この結果得られる検定読取り分析を記録することとを含む方法。
【請求項125】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
同心状に取り付けられ、反応容器をキッティングするのに適した移送分注手段と気泡押し流し吸引・吐出シリンジとの組合せによって操作される、標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルと、
キッティング済み反応容器を、制御環境内に維持された処理カルーセルへ移送する移送ステーション提供手段と、
反応容器の反応ウェル内で試薬と標本を混合するのに適した処理カルーセル移送分注手段と気泡押し流し吸引・吐出シリンジとの組合せと、
この結果得られる反応混合物を少なくとも二つの検定読取り装置のうちの一方へ移送する手段と、
反応容器を検定読取り装置から移送ステーションへ移送する手段と、
使い捨て反応容器をシステムから取り外すために前記移送ステーションに結合された手段とを備える装置。
【請求項126】
自動分析システムの試験標本カルーセル上に複数の試験標本を装填する試験標本容器アセンブリであって、
試験標本カルーセルと同じ曲率半径を有する二つの平行な湾曲面を有するハウジングと、
試験標本容器を受容する少なくとも二つの開口部を有する上部シェルフと、上部シェルフに平行であり、かつ上部シェルフから離れた位置にある底部とを備え、前記底部と前記湾曲表面が、その間にキャビティを規定し、少なくとも二つの開口部によって、定義済みの垂直整列関係がもたらされ、
前記アセンブリが、カップ開口部を含む前記取り付けられたカップをアセンブリシェルフの平面に平行な平面に備えるアセンブリ。
【請求項127】
アセンブリが、シェルフの平面の上方に上昇される操作(ハンドリング)手段を有する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項128】
開口部とカップ受容スリーブ受容手段が、試験標本容器を受容する二つの行を規定する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項129】
アセンブリが、前記試験標本容器セグメントアセンブリを試験標本カルーセル上の整列位置に位置決めして取り付けるために底部に取り付けられた取り付けピンを有する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項130】
アセンブリ底部が、試験標本カルーセル上での位置決めおよび取り付け用のピン受容開口部を有し、前記カルーセルが、試験標本容器セグメントアセンブリを受容するために露出されたピンを有する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項131】
アセンブリキャビティが、アセンブリに挿入された後に試験標本容器を受容し保持する個別のバネ手段を有する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項132】
アセンブリが、シェルフ開口部と底部上に取り付けられたスリーブとの間に間隔を置いて配置されたカップ保持アームを有する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項133】
前記キャビティが、アセンブリ底部上に取り付けられた試験標本容器受容スリーブを備え、前記受容スリーブが、挿入された試験標本容器を保持するためにシェルフ開口部に整列する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項134】
自動分析システムの試験標本カルーセル上に、複数の試験チューブに含まれる複数の試験標本を装填する試験標本チューブセグメントアセンブリであって、
試験標本カルーセルと同じ曲率半径を有する二つの平行な湾曲面を有するハウジングと、
試験標本アダプタチューブを受容する少なくとも二つの開口部を有する上部シェルフとを備え、
上部シェルフに平行であり、かつ上部シェルフから離れた位置にある底部を有し、前記底部と前記湾曲表面が、その間にキャビティを規定し、
前記キャビティが、アセンブリ底部上に取り付けられた試験標本チューブアダプタチューブ受容スリーブを備え、前記受容スリーブが、挿入された試験チューブを定義済みの垂直整列関係に保持するためにシェルフ開口部に位置合わせされ、
前記アセンブリが、試験チューブの開放端部をシェルフの平面に平行な平面に備えるアセンブリ。
【請求項135】
シェルフの平面の上方に上昇される操作手段を有する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項136】
開口部とチューブ受容スリーブ受容手段が、試験標本チューブアダプタチューブを受容する二つの行を規定する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項137】
前記試験標本チューブセグメントアセンブリを試験標本カルーセル上の整列位置に位置決めして取り付けるために底部に取り付けられた取り付けピンを有する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項138】
アセンブリ底部が、試験標本カルーセル上での位置決めおよび取り付け用のピン受容開口部を有し、前記カルーセルが、試験標本チューブセグメントアセンブリを受容するために露出されたピンを有する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項139】
アセンブリキャビティが、アセンブリに挿入された後に試験標本チューブアダプタチューブを受容し保持する個別のバネ手段を有する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項140】
シェルフ開口部と底部上に取り付けられたスリーブとの間に間隔を置いて配置された試験標本チューブアダプタチューブ保持アームを有する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項141】
試験標本チューブがVacutainer(R)チューブである請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項142】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
試験標本容器カルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含み、反応容器カルーセルが、試薬パックカルーセルの外部に同心状に取り付けられ、試薬パックカルーセルが、試験標本容器カルーセルの外部に同心状に取り付けられたフロントエンドカルーセルアセンブリと、
試験標本カルーセル上に複数の試験標本容器を装填する試験標本容器セグメントアセンブリ手段であり、(i)試験標本カルーセルと同じ曲率を有する二つの平行な湾曲面を含むハウジングと、(ii)試験標本容器を受容する少なくとも二つの開口部を含む上部シェルフと、(iii)上部シェルフに平行であり、かつ上部シェルフから離れた位置にあり、湾曲表面との間にキャビティを規定する底部とを備え、(iv)前記底部と前記湾曲表面がその間にキャビティを規定し、少なくとも二つの開口部によって定義済みの垂直整列関係がもたらされ、試験標本容器開口部が、アセンブリシェルフの平面に平行な平面にある、試験標本容器セグメントアセンブリ手段と、
それぞれのカルーセルを回転させて、反応容器をキッティングするキッティング分注器手段に位置合わせする手段とを備える装置。
【請求項143】
前記キャビティが、アセンブリ底部上に取り付けられた試験標本容器受容スリーブを備え、前記受容スリーブが、挿入された試験標本容器を保持するためにシェルフ開口部に整列する請求項142に記載のアセンブリ。
【請求項144】
前記システムが、試験標本操作手段と試薬操作手段とを備え、前記試験標本操作手段および試薬操作手段が、標本容器および試薬パックに結合されたコード化情報から試験標本および液体試薬を識別する手段を備える請求項142に記載のシステム。
【請求項145】
自動分析システムで使用すべき試験標本容器であって、前記容器が、管状構造内に修正された管状寸法を備え、前記試験標本容器が、前記試験標本容器を試験標本容器アセンブリ上に取り付ける上部外側スカートを有する容器。
【請求項146】
容器上部およびスカートが、容器底部およびスカートよりも大きな外形を有する請求項145に記載の容器。
【請求項147】
拡張された上部外形を有するチューブと、円筒形試験標本容器を受容するのに十分な長さの開放端部キャビティとを備える試験標本容器アダプタチューブ。
【請求項148】
前記チューブが、容量性液位検知手段用の容量性経路を形成することができる導電材料を備える液位素子を有する請求項147に記載の試験標本容器アダプタチューブ。
【請求項149】
標本および試薬のキッティングと、キッティング済み反応容器の処理カルーセルへの物理的移送を可能にする自動連続ランダムアクセス分析システム内での多重検定用途に適した反応容器であって、
様々な容量の複数のウェルを備え、複数のウェルが、同じ平面上の開口部と、前記平面から延びる深さとを有し、反応容器が少なくとも一つのキュベットを有し、キュベットが、複数のウェルのほぼ下方に延び、かつ複数のウェルと同じ平面上に開口部を有し、
反応容器の第1の端部上のウェルのウェル底部上の移送突起において、キュベットが反応容器の第2の端部から下向きに突き出る反応容器。
【請求項150】
複数のウェルが、様々な容量と、同じまたは異なるウェル断面積および深さとを有する請求項149に記載の反応容器。
【請求項151】
複数のウェルおよびキュベットが、同じ平面上に開口部を有し、複数のウェルおよびキュベットに剛強度を与える厚さを有する操作台によってその平面上で連結される請求項149に記載の反応容器。
【請求項152】
操作台、ウェル、キュベットが、単一の成形アーティクルで構成され、操作台から下向きにかつ平行に延びる様々なウェル壁およびキュベット壁が、剛性を得るための追加構造補強材料を規定する請求項151に記載の反応容器。
【請求項153】
キュベットが、複屈折が低いことを特徴とする光学読取り領域で構成される請求項149に記載の反応容器。
【請求項154】
複数の液体標本の複数の検定を行うことができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
同心状に取り付けられ、反応容器をキッティングするのに適した移送分注手段によって操作される、標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルと、
様々な容量の複数のウェルと少なくとも一つのキュベットとを有し、キュベットが複数のウェルのほぼ下方に延びる反応容器と、
底部上に移送突起を有し、キュベットが、反応容器の第2の端部から下向きに複数のウェルの突起深さをかなり越えて突き出て、複数のウェルおよびキュベットが、同じ平面上の開口部から延び、突起がその平面に垂直である、反応容器の第1の端部上のウェルと、
ウェル移送突起を使用することによって、キッティング済み反応容器を、制御環境内に維持された処理カルーセルへ移送する移送ステーション提供手段と、
反応容器の反応ウェル内で試薬と標本を混合するのに適した処理カルーセル移送分注手段と、
この結果得られる反応混合物を少なくとも二つの検定読取り装置のうちの一方へ移送する手段と、
ウェル移送突起を使用することによって、反応容器を検定読取り装置から移送ステーションへ移送する手段と、
使い捨て反応容器をシステムから取り外すために前記移送ステーションに結合された手段とを備える装置。
【請求項155】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
フロントエンドカルーセルの同心状カルーセル上に前記検定を実施するための、標本カップ、試薬パック、および外側カルーセルに導入される反応容器を導入することと、
試薬パックおよび標本カップを識別することと、
検定をスケジューリングすることと、
それぞれのカルーセルを回転させることによって標本カップおよび試験カップをキッティングステーションにある反応容器に位置合わせすることと、
標本を標本カップから反応容器チャンバへ移送し、特定の試薬を試薬パックから別々の反応容器へ移送することによって、スケジューリング済み検定に従って、複数の独立の開放チャンバを有する反応容器内に単位用量ディスポーザブルをキッティングすることと、
移送ステーションによって、および反応容器カルーセルによってカルーセルの周辺で露出された反応容器ウェルの底部上の移送突起を使用して、キッティング済み反応層を、制御環境条件に維持された処理カルーセルへ移送することと、
試薬の量、移送の順序付け、移送の時間間隔が検定スケジューリングによって事前に決定された状態で、標本および様々な試薬を反応容器の反応ウェルに分注することと、
分注された標本と試薬との混合物をインキュベートすることと、
反応ウェル中のインキュベートされた混合物を同定し、少なくとも二つの検定分析ステーションのうちの一方へ移送することと、
調製された反応混合物を読み取り、読取り値を較正することによって分析を実行することと、
この結果得られる検定読取り分析を記録することとを含む方法。
【請求項156】
分注と検定反応シーケンスの部分的開始の両方を同時に行なって反応容器内に単位用量ディスポーザブルを生成し、その後、反応容器を処理カルーセルへ移送する請求項155に記載の方法。
【請求項157】
スケジューリング検定がFPIAであり、FPIA読取りが反応容器キュベットを介して行われる請求項155に記載の方法。
【請求項158】
反応容器が、移送突起手段に対合するピック手段によって反応容器をフロントエンドカルーセルから引っ張る移送ステーションによって移送され、移送ステーションが、ピックアームの回転運動を介して反応容器を回転させ処理カルーセル上に配置する請求項155に記載の方法。
【請求項159】
移送ステーション移送手段が、反応容器移送突起にピックを対合させて反応容器を処理カルーセルから引っ張ることによって反応容器を処理カルーセルから移送ステーションへ引っ張り、使用済み反応容器を処分することができる位置へ移送ステーションを回転させることによって、処理カルーセルから反応容器を取り外す請求項158に記載の方法。
【請求項160】
上部操作レッジを有する半硬質プラスチックストリップを備え、レッジが、反応容器取り付けゾーン間に切り欠きを有し、ストリップが、連続壁を規定し、かつ反応容器取り付け手段が取り付けられた下部を有し、取り付け手段が、ストリップ下部から延びるカートリッジ脚部を使用することによって一つの連続ストリップ上に複数の反応容器を取り付けることができ、脚部が、ほぼ平坦な表面を有し、各脚にフィンセットが取り付けられ、フィンが、脚部の各面から垂直に突き出る反応容器パッケージング装填装置。
【請求項161】
可とう性のほぼ平坦な脚部が、分離されているが、脚部および脚部表面に垂直に取り付けられたフィンに摺動接触モードで適応する断面を有する反応容器ウェルに挿入するうえで、脚部表面に垂直に取り付けられたフィンと共に対として使用される請求項160に記載の反応容器操作装置。
【請求項162】
反応容器操作装置を使用して、反応容器カルーセル上に複数の反応容器が装填され、半硬質ストリップ連続壁が、カルーセルの半径に一致する弧を形成するように湾曲可能である請求項160に記載の反応容器操作装置。
【請求項163】
取り付けられた反応容器を含む連続壁による弧が、反応容器カルーセル受容開口部に位置決めされ、かつはまりこみ、反応容器操作装置が、装置取り付け手段を上向きに摺動移動させて開放ウェルとの接触を解除することによって反応容器から取り外され、反応容器が、反応容器カルーセル上のスナップ位置に保持される請求項162に記載の反応容器操作装置。
【請求項164】
複数の液体標本の複数の検定を行うことができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
同心状に取り付けられ、反応容器をキッティングするのに適した移送分注手段によって操作される、標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルと、
反応容器カルーセルに複数の反応容器を装填できるようにする反応容器装填装置であり、反応容器に接触して前記反応容器を反応容器カルーセルにはめ込み、かつ反応容器ウェル開口部に挿入され、あるいはわずかに圧縮されたときにバネ取り付け部を形成するフィンおよび二つの別々の脚を備える取り付け手段に対合できる開口部を有する反応容器ウェルに摺動可能に挿入される反応容器装填装置自体および装置取り付け手段を引き抜くことができるように、反応容器カルーセルの曲率半径に一致するように装置自体および取り付けられた反応容器を湾曲させることができるほど可とう性である連続ストリップを有する、反応容器装填装置と、
キッティング済み反応容器を、制御環境内に維持された処理カルーセルへ移送する移送ステーション提供手段と、
反応容器の反応ウェル内で試薬と標本を混合するのに適した処理カルーセル移送分注手段と、
この結果得られる反応混合物を少なくとも二つの検定読取り装置のうちの一方へ移送する手段と、
ウェル移送突起を使用することによって、反応容器を検定読取り装置から移送ステーションへ移送する手段と、
使い捨て反応容器をシステムから取り外すために前記移送ステーションと協働する手段とを備える装置。
【請求項165】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムの反応カルーセルに複数の反応容器を装填する方法であって、
連続壁を有し前記壁に沿って非可とう性である反応容器装填装置ストリップの取り付け手段上に複数の反応容器を取り外し可能に取り付けることと、
反応容器装填装置ストリップおよびその上に取り外し可能に取り付けられた反応容器を反応容器カルーセルの上方に位置決めすることと、
装填装置ストリップをストリップ連続壁に沿って湾曲させて、ほぼ反応容器カルーセルの曲率半径を形成させることと、
反応容器カルーセル上のそれぞれのスロットに複数の反応容器を挿入することと、
反応容器カルーセル上の保持手段の所定の位置に反応容器をはめ込み、反応容器からストリップを引き抜くことによって、摺動可能に取り付けられた反応容器を反応容器装填装置ストリップから取り外すこととを含む方法。
【請求項166】
複数の反応容器を反応容器カルーセル上に装填する反応容器装填装置であって、前記反応容器装填装置が、反応容器開口部に挿入することができる間隔を置いて配置された容器挿入くぼみを含む上部平面を有する半硬質平面カバーを備え、前記くぼみが、少なくとも一つの反応容器ウェルおよびキュベット開口部用の突起を備え、前記突起が、反応容器装填装置上に反応容器を固定するために前記ウェルおよびキュベット開口部にはまるように整列し、反応容器装填装置が、縁部が反応容器カルーセルと同じ曲率を有する弧の一部を規定する長さを有する反応容器装填装置。
【請求項167】
反応容器装填装置の突起が、反応容器の一端上の反応容器キュベットと、反応容器の対向端部にある反応容器ウェルにはめ込まれる請求項166に記載の反応容器装填装置。
【請求項168】
(i)反応容器平面、(ii)反応容器挿入くぼみ、(iii)反応容器ウェル突起、(iv)反応キュベット突起が、反応容器を挿入可能に受容するために間隔を置いて配置されかつ位置合わせされ、そのため、反応容器が、それらに取り付けられたときに、反応容器カルーセル受容開口部にドロップイン取り付けできるように位置合わせされる請求項166に記載の反応容器装填装置。
【請求項169】
半硬質平面カバーが可とう性プラスチック材料を備え、ローダが成形プラスチックである請求項166に記載の反応容器装填装置。
【請求項170】
前記平面が、それにほぼ垂直な連続張り出しリムで終端し、前記リムが、反応容器装填装置自体の平面にほぼ平行な平面セグメントで終端する請求項166に記載の反応容器装填装置。
【請求項171】
ローダリムが、ローダの操作のためにローダのそれぞれの対向端部上に張り出しセグメントを有する請求項170に記載の反応容器装填装置。
【請求項172】
複数の液体標本の複数の検定を行うことができる自動連続ランダムアクセス分析装置と共に使用すべき反応容器装填装置であって、前記分析装置が、同心状に取り付けられており、反応容器をキッティングするのに適した移送分注手段によって操作される、標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルを備え、前記反応容器装填装置が、反応容器開口部に挿入することができる間隔を置いて配置された容器挿入くぼみを含む上部平面を有する半硬質平面カバーを備え、前記くぼみが、少なくとも一つの反応容器ウェルおよび反応キュベットを受けるためのキュベット開口部用の突起を備え、前記突起が、反応容器装填装置上に反応容器を固定するために前記ウェルおよびキュベット開口部にはまるように整列し、反応容器装填装置上に取り付けられた反応容器が、反応容器カルーセルに挿入し装填することができるように適切な間隔を置いて配置されかつ位置合わせされ、前記平面が、それにほぼ垂直な連続張り出しリムで終端し、前記リムが、反応容器装填装置自体の平面にほぼ平行な平面セグメントで終端し、反応容器装填装置が、縁部が反応容器カルーセルと同じ曲率を有する弧の一部を規定する長さを有する反応容器装填装置。
【請求項173】
反応容器装填装置が、反応容器カルーセル上に複数の反応容器を装填するために使用され、反応容器装填装置突起が、反応容器の一端上の反応容器キュベットと、反応容器の対向端部にある反応容器ウェルにはめ込まれる請求項172に記載の反応容器装填装置。
【請求項174】
(i)反応容器平面、(ii)反応容器挿入くぼみ、(iii)反応容器ウェル突起、(iv)反応キュベット突起が、反応容器を挿入可能に受容するために間隔を置いて配置されかつ位置合わせされ、そのため、反応容器が、それらに取り付けられたときに、反応容器カルーセル受容開口部にドロップイン取り付けできるように位置合わせされる請求項172に記載の反応容器装填装置。
【請求項175】
ローダリムが、ローダの操作のためにローダのそれぞれの対向端部上に張り出しセグメントを有する請求項172に記載の反応容器装填装置。
【請求項176】
反応容器が取り付けられた装填装置が、反応容器カルーセル受容開口部に位置決めされ、かつはめこまれ、反応容器操作装置が、ローダ取り付け手段を上向きに摺動移動させて開放ウェルおよびキュベットとの接触を解除することによって反応容器から取り外され、その結果、反応容器が、反応容器カルーセル上のスネール位置に保持される請求項172に記載の反応容器操作装置。
【請求項177】
複数の液体標本の複数の検定を行うことができる自動連続ランダムアクセス分析装置と共に使用すべき反応容器装填装置であって、
同心状に取り付けられ、反応容器をキッティングするのに適した移送分注手段によって操作される、標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルと、
複数の反応容器を反応容器カルーセル上に装填し、反応容器開口部に挿入することができる間隔を置いて配置された容器挿入くぼみを含む上部平面を有する半硬質平面カバーを備え、前記くぼみが、少なくとも一つの反応容器ウェルおよびキュベット開口部用の突起を備え、前記突起が、反応容器装填装置上に反応容器を固定するために前記ウェルおよびキュベット開口部にはまるように整列し、反応容器装填装置自体上に取り付けられた反応容器が、反応容器カルーセルに挿入し装填することができるように適切な間隔を置いて配置されかつ位置合わせされ、反応容器装填装置自体が、縁部が反応容器カルーセルと同じ曲率を有する弧の一部を規定する長さを有する、反応容器装填装置と、
キッティング済み反応容器を、制御環境内に維持された処理カルーセルへ移送する移送ステーション提供手段と、
反応容器の反応ウェル内で試薬と標本を混合するのに適した処理カルーセル移送分注手段と、
この結果得られる反応混合物を少なくとも二つの検定読取り装置のうちの一方へ移送する手段と、
ウェル移送突起を使用することによって、反応容器を検定読取り装置から移送ステーションへ移送する手段と、
使い捨て反応容器をシステムから取り外すために前記移送ステーションと協働する手段とを備える装置。
【請求項178】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムの反応カルーセルに複数の反応容器を装填する方法であって、
間隔を置いて配置され位置合わせされた反応容器開口部くぼみを含む連続平面を有し、前記くぼみが、少なくとも一つの反応容器ウェルおよび反応容器キュベットの開口部にはまるのに適した突起を備え、かつ反応容器カルーセルおよび反応容器受容手段に対合することができる弧構造を有する、反応容器装填装置の取り付け手段上に取り外し可能に取り付けられた複数の反応容器を提供するステップと、
反応容器装填装置およびその上に取り外し可能に取り付けられた反応容器を反応容器カルーセルの上方に位置決めするステップと、
湾曲させた反応容器装填装置および取り付けられた反応容器を、反応容器カルーセルの一致する曲率半径に対合させるステップと、
反応容器カルーセルのそれぞれのスロットに複数の反応容器を挿入するステップと、
反応容器カルーセル上の保持手段の所定の位置に反応容器をはめ込むステップと、
反応容器からローダを引き抜くことによって、摺動可能に取り付けられた反応容器を反応容器装填装置から取り外すステップとを含む方法。
【請求項179】
連続分析システムの反応・インキュベーションゾーン用の温度制御装置であって、
通気・空気流チャンバ空気入口と、
空気入口に隣接するダクト中の空気を加熱する加熱手段と、
加熱手段の下流側に位置決めされた空気流駆動手段と、
分析システムのベースプレートに取り付けられた、入口、加熱手段、空気流駆動手段と連通するダクトシステムと、
加熱された空気流を分析システムカルーセルの反応・インキュベーションゾーン中のカルーセルの下側へ送る通気手段と、
加熱手段を調整するために制御手段と通信する温度センサと、
カルーセルの上方の空気流チャンバと連通する前記通気手段と、
カルーセルの上方の空気流を低減させるように組み合わされた前記通気システムおよび空気流チャンバと、
空気流チャンバから出口ダクトへの複数の空気流出口手段とを備える温度制御装置。
【請求項180】
空気流駆動手段が、空気入口と加熱手段との間に位置決めされたファンで構成される請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項181】
ファンが、可変速度ファンであり、温度センサおよび制御装置手段に応答して加熱手段およびファン速度を調整する請求項180に記載の温度制御装置。
【請求項182】
通気・空気流チャンバによって、連続分析システムの反応・インキュベーションゾーンが単流空気流を備える請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項183】
通気・空気流チャンバによって、連続分析システムの反応・インキュベーションゾーンが総空気循環要件の約50%まで加熱空気を循環させる請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項184】
加熱手段が、空気流経路通気手段に位置決めされた少なくとも一つの電気抵抗加熱要素で構成される請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項185】
通気・空気流チャンバ空気入口が、フィルタ手段を備える請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項186】
空気流チャンバにおいて、フルイディックス加熱器ブロックの冷却用に前記ブロック上に直接大気を導入するために、複数の空気流出口手段よりも前に、空気流駆動手段を含む大気入口が位置決めされる請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項187】
連続分析システムの反応・インキュベーションゾーンの温度を制御する方法であって、
ダクトおよびシステムの反応・インキュベーションゾーンに空気を導入することと、
通気空気流経路中の導入された空気を反応・インキュベーションゾーンに導入する前に加熱することと、
導入され加熱された空気を反応・インキュベーションゾーン中のシステムのカルーセルの下部に押し込み、カルーセルの下方のゾーンに乱流、すなわち高い圧力降下をもたらすことと、
温度検知・制御手段によって、導入された空気の加熱を調整することと、
空気流を、カルーセルの上方の空気流チャンバへ広げることによって、カルーセルの上方のチャンバ内の温度を維持することのみに十分な最小限の空気流に低減させることと、
カルーセルに含まれ空気流チャンバ大気にさらされる試薬および標本流体の蒸発を回避することと、
空気流を複数の出口ポートを通じてチャンバから排出することとを含む方法。
【請求項188】
検知手段が、加熱手段と駆動手段の容量を制御する請求項187に記載の方法。
【請求項189】
ダクト内を流れる加熱された空気がまず、乱流条件で反応・インキュベーションゾーン中のカルーセルの下側に導入され、このゾーンの温度ができるだけ迅速に調整される請求項187に記載の方法。
【請求項190】
連続ランダムアクセスシステムの反応・インキュベーションゾーン内で一定の変化を発生させるように空気流の体積および温度を制御することによって反応・インキュベーションゾーン内の温度変化が最小限に抑えられる請求項189に記載の方法。
【請求項191】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
複数の液体標本の様々な検定をスケジューリングすることと、
検定反応シーケンスを開始せずに前記第1の液体標本および試薬を別々に反応容器へ移送することによって一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを生成することと、
前記一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを処理ステーションへ移送することと、
それぞれ異なるときに前記反応容器内で前記第1の標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合して第1の反応混合物を形成することと、
それぞれ異なるときにそれぞれ異なる反応容器内で前記標本のうちの同じ標本またはいくつかの異なる標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合し、独立にスケジューリングされた複数の反応混合物を形成することと、
前記複数の反応混合物を同時にかつ独立にインキュベートすることと、
空気を反応・インキュベーションゾーンに導入する前に通気空気流経路に導入することと、
通気空気流経路中の導入された空気を反応・インキュベーションゾーンに導入する前に加熱することと、
導入され加熱された空気を反応・インキュベーションゾーン中のシステムのカルーセルの下部に押し込み、カルーセルの下方のゾーンに乱流、すなわち高い圧力降下をもたらすことと、
温度検知・制御手段によって、導入された空気の加熱を調整することと、
空気流を、カルーセルの上方の空気流チャンバへ拡張することによって、カルーセルの上方のチャンバ内の温度を維持することのみに十分な最小限の空気流に低減させることと、
カルーセルに収容されて空気流チャンバの大気にさらされる試薬および標本流体の蒸発を回避することと、
空気流を複数の出口ポートを通じてチャンバから排出することと、
複数のスケジューリング済み検定を、それらが提示された任意の順序で前記反応混合物に対して実施することと、
少なくとも二つの検定手順によって前記インキュベーション済み反応混合物を独立にかつ個別に分析することとを含む方法。
【請求項192】
液体の温度および供給を厳密に制御する加熱器アセンブリであって、内部抵抗加熱手段と温度制御手段とを有する本体を備え、前記本体が、液体配管手段を収容するのに適したキャビティを有し、前記液体配管手段が、液体入口手段および液体出口手段と連通し、前記キャビティが、液体を所定の温度に維持するための配管手段を収納するのに適しており、前記液体出口手段が、液体を強制的にあるいは重力によって放出するのに適しており、液体を受容するために分析手段のすぐ上に取り付けられる加熱器アセンブリ。
【請求項193】
前記所定の温度が、前記液体に対して要求される温度の約±1℃ないし±0.5℃である請求項192に記載の加熱器アセンブリ。
【請求項194】
温度制御手段が、電気抵抗加熱手段に提供される電気エネルギーを制御するためのサーミスタとサーモスタットとを備える請求項192に記載の加熱器アセンブリ。
【請求項195】
液体出口手段が、液体加熱器ブロックの下部平面の下方に位置決めされ、そのため、平行な平面上に開口部を有する分析手段とのエアギャップが最小限に抑えられる請求項192に記載の加熱器アセンブリ。
【請求項196】
エアギャップが約1/2インチ(1.27cm)ないし約3/8インチ(9.5mm)である請求項195に記載の加熱器アセンブリ。
【請求項197】
前記本体が金属製である請求項192に記載の加熱器アセンブリ。
【請求項198】
抵抗加熱手段が、多重ループ電気抵抗加熱素子を備える請求項192に記載の液体加熱器ブロックアセンブリ。
【請求項199】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含み、反応容器カルーセルが、試薬パックカルーセルの外部に同心状に取り付けられ、試薬パックカルーセルが、標本カップカルーセルの外部に同心状に取り付けられたフロントエンドカルーセルアセンブリと、
反応容器をキッティングするためのキッティング分注器手段と位置合わせするために、それぞれのカルーセルを回転させるための手段と、
キッティング済み反応容器を反応容器カルーセルから、反応容器を、反応インキュベーションの温度制御およびタイミングを維持する環境手段を有する処理カルーセルへ移送する手段を備える、移送ステーションへ移送するための手段と、
処理カルーセルおよび処理カルーセルからずれた位置にあるカートリッジホィールカルーセルを操作し、カートリッジホィールカルーセルが、処理カルーセルから分注済み反応混合物を受容する手段と、加熱器アセンブリから液体を受容する分析手段とを有し、前記加熱器アセンブリが、内部抵抗加熱手段と温度制御手段とを有する金属製本体を備え、前記本体が、液体配管手段を収容するのに適したキャビティを有し、前記液体配管手段が、液体入口手段および液体出口手段と連通し、前記キャビティが、液体を所定の温度に維持する配管手段を収納するのに適しており、前記液体出口手段が、液体を強制的にあるいは重力によって放出するのに適しており、液体を受容するために分析手段のすぐ上に取り付けられる、移送分注器手段と、
処理カルーセルにカートリッジを供給する手段と、
処理カルーセルと一体化された微粒子酵素免疫学的検定読取り装置および処理ステーションと、
処理カルーセルと一体化された蛍光偏光免疫学的検定読取り装置および処理ステーションと、
移送ステーションの動作によって処理カルーセルから反応容器を取り外す手段、およびカートリッジホィールカルーセルからカートリッジを取り外す手段と、
蛍光偏光免疫学的検定または微粒子酵素免疫学的検定によって反応混合物を分析する手段とを備えるシステム。
【請求項200】
所定の温度が、約±1℃ないし±0.5℃である請求項199に記載のシステム。
【請求項201】
自動診断システム用のカートリッジフィーダ装置であって、
カートリッジを受容し、貯蔵し、カートリッジ配向機構へ送るカートリッジホッパ手段と、
カートリッジの各端部と係合し、かつ前記端部から係合解除される二つの対向する係合可能な配向手段で構成されたカートリッジ配向機構と、
第1の端部に漏斗状開口部を有し、第2の端部にほぼ平坦な底部を有するカートリッジとを備える装置。
【請求項202】
係合配向手段が、カートリッジ底部と平面接触を成し、あるいはカートリッジの漏斗状開口部に対合することができる、カートリッジの軸上に整列する丸い、あるいはなまくらの突起を含む同じ係合表面を有し、隣接する位置にあるカートリッジの外壁に適応する係合手段突起から間隔を置いて配置されたアームまたはリング部材を有する係合手段が、カートリッジの漏斗状開口端部に係合する係合部材と重なり合う請求項201に記載の装置。
【請求項203】
配向係合部材が、対向する係合部材と構造が同じであるためにどちらの水平配向で受容したカートリッジでも配向させることができる請求項202に記載の装置。
【請求項204】
カートリッジホッパ手段が、逆さまのカートリッジに適応するようにある程度平坦なホッパ手段を規定する平行な壁を有し、かつ下部が、カートリッジを一度に一つずつ配向機構に放出することができるホッパ開口部の方へ内側に傾斜する縁壁を有する請求項201に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項205】
カートリッジを受容し、貯蔵し、カートリッジ配向機構およびカートリッジホィールへ送るホッパ手段が、ホッパの拡大開放上端部に多数のカートリッジを放出するための、カートリッジが充填されたカートンを受容できるように開放された拡大上部を有し、
ホッパが、カートリッジ放出開口部に収束する傾斜下部を有する請求項204に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項206】
ホッパ手段が、カートリッジが装填されたカートンを収容するためにホッパ手段の上部に取り付けられた間隔を置いて配置された二つのローラピンと、分離が行われた後に、カートンに含まれる多数のカートリッジを排出するために、離隔されたローラピン自体に沿ってカートンが配置されるようにする中央分離要素とを有する請求項201に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項207】
カートンがローラピン上に配置されたときにカートンからカートリッジを自己放出させるために、ほぼカートンの中心部にある定義済みの開放線に沿ったカートンの開放をローラピンが促進する請求項206に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項208】
カートンが、カートンを一つの縁部に沿って無傷のままで残す引き裂きストリップ開放手段をカートンの中心部に有し、開放され、あるいは部分的に開放されたカートンが、カートリッジを放出するうえで完全にローラピン上で開放される請求項207に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項209】
ホッパ手段が、脱着可能であり、カートリッジの装填時に自立することができ、自立型ホッパが、カートリッジを放出するために開放されローラピン上に配置されるカートリッジを含むカートンを受容する張り出し中央領域を有し、ホッパがさらに、ホッパ内のカートリッジレベルに基づいてホッパに残留するカートリッジ数を示す表示マーカを含む透明な中央領域部を備える請求項201に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項210】
自動診断システムで有用なカートリッジフィーダ装置へ複数のカートリッジを送る方法であって、
複数のカートリッジを自己開放カートンから、カートリッジを一つずつ受容し、貯蔵し、カートリッジ配向機構へ送るための容量を有するカートリッジホッパに送り、カートリッジ配向機構が、配向済みのカートリッジを処理のためにカートリッジホィールへ送る前に個別のカートリッジを直立位置に配向させるものであることと、
カートリッジ配向機構が、ホッパから受容したときのカートリッジの水平配向にはかかわらずに個々のカートリッジを直立配向に配向させるように機能することとを含む方法。
【請求項211】
長手方向軸を有する複数の円筒形カートリッジを保持し分配する装置であって、
長手方向軸がほぼ平行方向に配設された前記複数の円筒形カートリッジを保持するように構成された容器と、
前記容器の第1の面上に配設されたヒンジ手段と、
前記容器の第2の面上に配設された取り外し可能なタブとを備え、
前記容器が、前記ヒンジ手段を前記取り外し可能なタブに接続する、前記容器を分離する複数の手段を有する装置。
【請求項212】
前記容器がボール箱である請求項211項に記載の装置。
【請求項213】
長手方向軸を有する複数の円筒形カートリッジを装填する方法であって、
第1の面上に配設されたヒンジ手段と、第2の面上に配設された取り外し可能なタブと、前記ヒンジ手段を前記取り外し可能なタブに接続し、それによって前記容器に分離開口部を規定する複数の分離手段とを有する容器を形成するステップと、
複数の円筒形カートリッジを前記容器に入れるステップと、
前記容器から前記タブを取り外すステップと、
前記円筒形カートリッジを受容するために前記第2の面が前記ホッパの一領域の方を向くように前記容器を位置決めするステップと、
前記複数の分離手段を分離するのに十分な力を前記容器に加えるステップとを含み、前記力によって、前記容器が、前記ヒンジ手段の周りで旋回することによって前記分離開口部で開放される方法。
【請求項214】
前記容器を形成する前記ステップが、前記長手方向軸がほぼ平行方向に配設された前記複数の円筒形カートリッジを保持するように前記容器を形成することを含む請求項213に記載の方法。
【請求項215】
複数の容器支持体を前記ホッパ内に配設するステップを含み、
前記容器を位置決めする前記ステップが、前記ホッパ上の前記複数の容器支持体上に前記容器の前記第2の面を配置することを含み、
前記容器に力を加える前記ステップが、前記容器の前記第1の面上に前記力を加えることを含む請求項213に記載の方法。
【請求項216】
容器を形成する前記ステップが、前記容器としてボール箱を形成することを含む請求項213に記載の方法。
【請求項217】
複数の液体標本に対して少なくとも二つの検定を同時に実施することができる、中央演算処理装置によって制御される連続ランダムアクセス分析システムで使用すべき光学制御システムであって、各検定が、所定の強度レベルのエネルギーを標本に対して放射するエネルギー源と、標本の影響を受ける放射の部分を検知して、検知した放射に対応する標本データ信号を提供する検出器とを有する検定サブシステム上で実施され、前記光学制御システムが、
標本に対して放射されるエネルギーの強度を検知し、検知した強度に対応する強度レベル信号を提供するために各検定サブシステムに組み込まれた手段と、
検出器から標本データ信号を受信してディジタル化するために各検定サブシステムの検出器に接続された手段と、
強度レベル信号および標本データ信号に応答して、各サブシステムのエネルギー源の強度を所定の強度に調整し、中央演算処理装置と通信して所定の強度レベルを識別する信号を中央演算処理装置から受信し、かつディジタル化標本データ信号を分析システムの中央演算処理装置へ送信する制御手段とを備え、
そのため、中央演算処理装置の能力が、分析システムの連続動作をサポートできるほど増大される光学制御システム。
【請求項218】
一つの検定が、タングステンランプにより提供されるエネルギー源と標本を照射する光の偏光を変化させる液晶とを有するFPIAサブシステム上で実施されるFPIA検定であり、前記制御手段が、液晶の状態を垂直偏光フィールド間で切り替えるための信号を中央演算処理装置から受信する請求項217に記載の光学制御システム。
【請求項219】
前記制御手段が、タングステンランプの状態をシマー状態とバーン状態との間で切り替えるための信号を中央演算処理装置から受信する請求項218に記載の光学制御システム。
【請求項220】
一つの検定が、MEIA検定であり、水銀ランプにより提供されるエネルギー源を有するMEIAサブシステム上で実施される請求項218に記載の光学制御システム。
【請求項221】
前記制御手段が、水銀ランプの状態をシマー状態とバーン状態との間で切り替えるための信号を中央演算処理装置から受信する請求項220に記載の光学制御システム。
【請求項222】
さらに、ランプの温度をその熱動作点にかなり近い値に維持してバーン状態への急速な増大を容易にするために水銀ランプに熱接触するように位置決めされた手段を備える請求項221に記載の光学制御システム。
【請求項223】
自動分析計で使用される試薬の蒸発および汚染を制御する方法であって、
蒸発防止のために閉鎖される閉鎖キャップ手段を有する、閉鎖された試薬容器内に試薬を収容している試薬パックを開閉ステーションに位置決めすることと、
開閉ステーションによって、蒸発防止のために閉鎖されている閉鎖キャップ手段を開放位置へ開放することと、
試薬容器から試薬を吸引することと、
閉鎖キャップ手段を閉鎖して、前記試薬容器に蒸発防止のための閉鎖シールを形成することとを含む方法。
【請求項224】
前記閉鎖キャップ手段が、それによって前記試薬容器を繰り返し開閉する場合は、蒸発密封状態を形成する柔らかな閉鎖を行う請求項223に記載の方法。
【請求項225】
前記閉鎖キャップ手段による前記試薬容器の閉鎖によって、操作および運送に対する蒸発密封状態が形成される請求項223に記載の方法。
【請求項226】
試薬パックが、少なくとも二つの試薬容器を含み、試薬容器が、1つの閉鎖キャップ手段ユニットを共用し、個別のキャップが個別の容器を閉鎖するように位置決めされる請求項223に記載の方法。
【請求項227】
試薬パックに収容される試薬容器が、個別の試薬容器上に取り付けられた個別の閉鎖キャップ手段を備える請求項223に記載の方法。
【請求項228】
試薬容器閉鎖キャップ手段が、試薬容器開口部の首部の周りにリングシールを形成することによって試薬容器の柔らかな蒸発密封状態と固い蒸発密封状態の両方をもたらすキャップおよびシールを提供する請求項223に記載の方法。
【請求項229】
開閉ステーションが、試薬容器の縁部との取り付け接続が行われる閉鎖キャップ手段の回動点よりも先の部分に開放ピンを接触させ、それによって前記閉鎖キャップ手段を開放することによって、蒸発密封された試薬容器を強制的に開放し、前記方法が、
試薬パック閉鎖アクチュエータ部材を前記開閉キャップ手段の一部に接触させ、閉鎖キャップ手段を垂直を越えた位置へ押し込んで閉鎖キャップ手段を開放位置にバネロックすることによって、閉鎖キャップ手段を開放位置へ移動することと、
試薬容器から試薬を吸引することと、
前記閉鎖キャップ手段を閉鎖して前記試薬容器上に蒸発密封状態を形成することとを含む請求項223に記載の方法。
【請求項230】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
複数の液体標本の様々な検定をスケジューリングすることと、
検定反応シーケンスを開始せずに前記第1の液体標本および試薬を別々に反応容器へ移送することによって一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを生成することと、
試薬容器上に回動可能に取り付けられたキャップを含むカバーを開放し、カバーおよびキャップを開放位置にロックし、試薬容器から試薬を吸引する位置へ開放された試薬容器を移動し、開放された試薬容器を開閉ステーションに戻して試薬容器カバーを閉鎖して蒸発密封閉鎖状態を形成することによって、蒸発密封された試薬容器を開閉する方法を提供することと、
前記一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを処理ステーションへ移送することと、
それぞれ異なるときに前記反応容器内で前記第1の標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合して第1の反応混合物を形成することと、
それぞれ異なるときにそれぞれ異なる反応容器内で前記標本のうちの同じ標本またはいくつかの異なる標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合し、独立にスケジューリングされた複数の反応混合物を形成することと、
前記複数の反応混合物を同時にかつ独立にインキュベートすることと、
複数のスケジューリング済み検定を、それらが提示された任意の順序で前記反応混合物に対して実施することと、
少なくとも二つの検定手順によって前記インキュベーション済み反応混合物を独立にかつ個別に分析することとを含む方法。
【請求項231】
自動診断システムで使用される試薬の蒸発および汚染を制御する閉鎖キャップ手段を有する、試薬パック内に収容された試薬容器を開閉する装置であって、
回動可能な閉鎖キャップ手段が取り付けられ、閉鎖キャップ手段の回動点が試薬容器の縁部上の取り付け点である試薬容器と、
回動点および試薬パックを越えて延びる試薬パックカバー手段の部分に接触する試薬パック開放ピンを備える開閉ステーションと、
前記閉鎖キャップ手段を開放位置に維持するカバーキャップ手段内のバネ手段と、
開閉ステーションとの間で移動できるように試薬パックカルーセル内に取り付けられた少なくとも二つの試薬容器を含む試薬パック手段と、
前記閉鎖キャップ手段を前記閉鎖キャップ手段上に移動して蒸発密封閉鎖状態を形成する試薬パック閉鎖アクチュエータ手段とを備える装置。
【請求項232】
閉鎖キャップ手段が、その回動手段の一方の側にキャップ部を有し、前記閉鎖キャップ手段の前記縁部に取り付けられ、回動手段をかなり越えて延び、
閉鎖キャップ手段が、前記試薬容器の容器開口部に挿入できるように閉鎖キャップ手段から延びるキャップ部材と、試薬容器の周りを閉鎖する離隔された突起リング部材とで構成される請求項231に記載の装置。
【請求項233】
試薬パック閉鎖アクチュエータ手段が、前記閉鎖キャップ手段が前記試薬容器を閉鎖するために前記開口部のほぼ上方に位置決めされたときに前記試薬容器を閉鎖するための係合可能な表面を含む請求項231に記載の装置。
【請求項234】
試薬容器開放ピンが、試薬容器閉鎖キャップ手段回動手段を越えた位置で閉鎖キャップ手段に接触できるように係合可能である請求項231に記載の装置。
【請求項235】
開閉ステーションが、ハウジングとハウジング上に取り付けられた駆動手段とを有し、ハウジングが、閉鎖キャップ手段を開放または閉鎖するために試薬容器を開閉ステーションへ移動する試薬パックカルーセルの上方の位置に開閉ステーションを固定するための取り付け手段を有し、試薬容器閉鎖アクチュエータ手段および試薬容器開放ピンが、閉鎖キャップ手段を開放し、閉鎖キャップ手段を開放位置にロックし、ロックされた閉鎖キャップ手段を部分閉鎖位置へ移動させ、閉鎖キャップ手段を強制的に閉鎖するために様々な位置で閉鎖キャップ手段に接触するように係合可能であり、
試薬容器閉鎖キャップ手段が、複数のキャップ手段を支持する装置カバー手段を備え、試薬容器開放ピンおよび閉鎖アクチュエータ手段が、試薬容器閉鎖キャップ手段を開閉するために始動されたときに同時に動作する請求項231に記載の装置。
【請求項236】
自動診断システム中の試薬容器を開閉する装置であって、
複数の試薬容器を備え、前記試薬容器が、それに含まれる液体試薬の蒸発および汚染を制御する閉鎖キャップ手段を含み、前記閉鎖キャップ手段が、回動手段によって前記試薬容器の容器開口部の縁部に回動可能に取り付けられ、前記閉鎖キャップ手段がさらに、前記縁部および前記回動手段を越えて延びる部分を含み、かつ前記閉鎖キャップ手段を開放位置に維持するバネ手段を備える、試薬パック手段と、
前記伸長位置で前記閉鎖キャップ手段に接触して閉鎖キャップ手段を蒸発閉鎖位置から開放位置へ移動する試薬パック開放ピンを備える開閉ステーションとを備える装置。
【請求項1】
免疫学的検定を実施する自動分析システムであって、
液体標本及び試薬を保持する用量容器を選択的に形成するキッティング手段と、
選択された検定反応をもたらすように前記液体標本と前記試薬を前記用量容器内で選択的に組み合わせる、処理手段と、
前記キッティング手段および前記処理手段と動作可能に一体化され、前記キッティング手段によって形成された前記用量容器を前記処理手段へ選択的に移送する手段と、
前記もたらされる選択された検定反応を質的および量的に最適化するように前記処理手段および前記選択的移送手段を操作し、前記キッティング手段で行われることとは独立に動作するが、前記キッティング手段によって形成された前記用量容器がシステム動作中に必要に応じて任意の方法で変更される各間隔に前記処理手段および前記選択的移送手段の制御を変更するように応答するスケジューリング手段と、
もたらされた前記選択された各検定反応を分析する手段とを備えるシステム。
【請求項2】
前記スケジューリング手段がまた、前記選択された検定反応の分析を質的および量的に最適化するように前記分析手段を制御するように動作する請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記用量容器が、前記キッティング手段によって前記液体標本および前記試薬が装填される使い捨て反応容器であり、前記装填が、前記システムのオペレータの必要に応じて選択的に制御される請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記処理手段が、適用可能な免疫学的検定を実施するために前記選択された検定反応を選択温度に維持するインキュベーション手段を含む請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記システムによって前記各試験容器の前記各試薬の前記各液体標本を用いて少なくとも2回の検定手順が実施される請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
前記使い捨て反応容器が、前記キッティング手段にて装填された後、前記選択的移送手段によって前記処理手段へ移送される請求項3に記載のシステム。
【請求項7】
前記処理手段が、前記液体標本に前記試薬を添加する分注手段を含み、前記試薬および前記液体標本が、前記処理手段で前記液体標本と前記試薬とを選択的に組み合わせることができるように前記分注手段に対して可変的に位置決めすることができる請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記システムによって実行できる前記免疫学的検定が、微粒子酵素免疫学的検定と、蛍光偏光免疫学的検定と、イオン捕獲免疫学的検定とからなる群から選択される請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記システムが、異種免疫学的検定と同種免疫学的検定の両方を実施することができる請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記分析手段が、光学蛍光分析と化学発光分析とからなる群から選択される分析を実行することができる請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
免疫学的検定を処理する自動分析システムであって、
それぞれ、液体標本および試薬を保持する、複数のキットを選択的に形成するキッティング手段と、
選択された検定反応をもたすように前記キット中の前記液体標本と前記試薬を組み合わせることによって、前記液体標本および前記試薬を選択的に処理する処理手段と、
前記キッティング手段および前記処理手段と動作可能に一体化され、前記キットを前記キッティング手段から前記処理手段へ選択的に移送する移送手段と、
複数の分析を実行して、前記選択された検定反応の効果を判定する分析手段と、
前記キッティング手段で行われたことに応答して前記処理手段、前記移送手段、前記分析手段の統合動作を制御し、前記選択された検定反応を質と量の点で最適化するスケジューリング手段とを備えるシステム。
【請求項12】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
同心状に取り付けられた、標本カップカルーセルと試薬パックカルーセルと反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルアセンブリと、
前記反応容器カルーセルに位置決めされた反応容器をキッティングし、さらに、前記標本カップカルーセルの液体標本および前記試薬パックカルーセルの試薬を検定反応シーケンスを開始せずに前記反応容器へ移送するために前記フロントエンドカルーセルアセンブリに隣接して位置決めされた移送分注手段を含むキッティング手段と、
制御環境を所定の温度内に維持する環境手段を有する前記制御環境内に位置決めされた処理カルーセルと、
前記キッティング済み反応容器を前記反応容器カルーセルから前記処理カルーセルへ移送する手段を有する移送ステーションと、
試薬および前記液体標本を前記キッティング済み反応容器へ移送し前記反応容器内で混合して反応混合物を形成する処理カルーセル移送手段と、
少なくとも一つが、前記反応混合物を検出するために前記処理カルーセルに隣接して位置決めされた、少なくとも二つの異なる検定読取り装置と、
前記反応混合物を前記処理カルーセルから、カートリッジホィールカルーセルに含まれる反応カートリッジへ移送する手段とを有し、他の一つの前記検定読取り装置は、前記カートリッジ中の前記反応混合物を検出するために前記カートリッジホィールカルーセルに隣接して位置決めされており、
さらに、前記反応容器を前記処理カルーセルから、前記反応容器を前記システムから取り外す取り外し手段を有する前記移送ステーションへ移送する手段と、
前記カートリッジホィールカルーセルから前記カートリッジを取り外す手段とを備える装置。
【請求項13】
前記カートリッジホィールカルーセルが、複数の使い捨てカートリッジを含み、前記装置がさらに、前記カートリッジホィールカルーセルに前記カートリッジを供給し前記カートリッジホィールカルーセルの前記カートリッジを処分する手段を備える請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記検定読取り装置が、前記反応混合物を光学的に監視する手段を含む請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記検定読取り装置が、前記反応混合物用の較正記録手段を備える請求項12に記載の装置。
【請求項16】
移送ステーション移送手段が、軸の周りで回転することができるカルーセルと、反応容器移送突起手段に対合するピックを含むアームと、フロントエンドカルーセルから反応容器を引き抜き、ピックアームの回転およびラックピニオン運動を介して反応容器を回転させて処理カルーセル上に置く手段とで構成される請求項12に記載の装置。
【請求項17】
標本操作手段および試薬操作手段が、前記標本カップカルーセル中の標本カップおよび前記試薬パックカルーセル中の試薬パックに関連するコード化情報から前記液体標本および液体試薬を識別する手段を含む請求項12に記載の装置。
【請求項18】
さらに、前記検定読取り装置の出力読取り値を記憶する手段を含む請求項12に記載の装置。
【請求項19】
さらに、前記検定読取り装置の出力読取り値からアナライトの濃度を算出する手段を含む請求項12に記載の装置。
【請求項20】
反応容器が、光学読取り領域での複屈折が低いという物理特性を有する反応キュベットを含む請求項12に記載の装置。
【請求項21】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムであって、
標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含み、前記反応容器カルーセルが、前記試薬パックカルーセルの外部に同心状に取り付けられ、前記試薬パックカルーセルが、前記標本カップカルーセルの外部に同心状に取り付けられたフロントエンドカルーセルアセンブリと、
前記処理カルーセルを所定の反応インキュベーション温度およびタイミングに維持する環境手段を有する処理カルーセルと、
前記処理カルーセルからずれた位置にあるカートリッジホィールカルーセルと、
それぞれのカルーセルを回転させて、前記反応容器カルーセルに位置決めされた反応容器をキッティングするキッティング分注器手段に位置合わせし、検定反応シーケンスを開始せずにキッティング済み反応容器を形成する手段と、
前記キッティング済み反応容器を前記反応容器カルーセルから、前記キッティング済み反応容器を前記処理カルーセルへ移送する手段を有する移送ステーションへ移送する手段と、
前記処理カルーセルに位置決めされた前記反応容器内へ試薬を移送し混合して前記反応容器内に反応混合物を形成し、前記反応混合物を前記処理カルーセル中の前記反応容器から前記カートリッジホィールカルーセルへ移送する移送分注器手段とを有し、
前記カートリッジホィールカルーセルはさらに、前記処理カルーセルから前記反応混合物を受容し、前記カートリッジホィールカルーセルにカートリッジを供給する手段を含み、
前記処理カルーセルはさらに、前記処理カルーセル自体に一体化された蛍光偏光免疫学的検定読取り装置と第1の処理ステーションとを有し、
前記カートリッジホィール処理カルーセルは、さらに、前記カートリッジホィール処理カルーセル自体に一体化された微粒子酵素免疫学的検定と第2の処理ステーションとを有し、
また前記移送ステーションの動作によって前記処理カルーセルから前記反応容器を取り外す手段と、
前記カートリッジホィールカルーセルから前記カートリッジを取り外す手段と、
蛍光偏光免疫学的検定読取り装置または微粒子酵素免疫学的検定読取り装置によって前記反応混合物を分析する手段とを備えるシステム。
【請求項22】
前記検定読取り装置が、前記反応混合物を光学的に監視する手段を含む請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
前記検定読取り装置が、前記反応混合物用の較正手段と記録手段とを含む請求項21に記載のシステム。
【請求項24】
移送ステーション移送手段が、軸の周りで回転することができるカルーセルと、反応容器移送突起手段に対合するピックを含むアームと、フロントエンドカルーセルから反応容器を引き抜き、ピックアームの回転およびラックピニオン運動を介して反応容器を回転させて処理カルーセル上に置く手段とで構成される請求項21に記載のシステム。
【請求項25】
前記標本カップカルーセル中の標本カップおよび前記試薬パックカルーセル中の試薬パックが、前記標本カップおよび試薬パックに関連するコード化情報から前記液体標本および液体試薬を識別する手段を含む請求項21に記載のシステム。
【請求項26】
さらに、前記検定読取り装置の出力読取り値を記憶する手段を含む請求項21に記載のシステム。
【請求項27】
さらに、前記検定読取り装置の出力読取り値からアナライトの濃度を算出する手段を含む請求項21に記載のシステム。
【請求項28】
標本カップが、標本カップカルーセルから分離されたときに標本カップベース上で自立する請求項21に記載のシステム。
【請求項29】
免疫学的検定を実施する方法であって、
液体標本および試薬を保持する用量容器を形成するステップと、
前記用量容器中の前記液体試薬と前記試薬を組み合わせて、選択された検定反応をもたらすステップと、
もたらされる前記選択された検定反応を質的および量的に最適化するように前記組合せステップをスケジューリングするステップと、
もたらされた前記選択された各検定反応を分析するステップとを含む方法。
【請求項30】
前記形成ステップがキッティング手段で実行され、前記組合せステップが処理手段で実行され、前記スケジューリングステップが、前記組合せステップが繰り返されるときに前記処理手段の動作を命令する請求項29に記載の方法。
【請求項31】
さらに、前記用量容器を前記キッティング手段から前記処理手段へ移送するステップを含む請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記スケジューリングステップが、前記方法によってもたらされる前記選択された検定反応を質的および量的に最適化するように前記移送ステップおよび前記組合せステップの動作を支配する請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記スケジューリングステップが、組合せステップが実行されるたびに実行される請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記方法を介して少なくとも二つの検定手順が実施される請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記組合せステップが、微粒子酵素免疫学的検定と、蛍光偏光免疫学的検定と、イオン捕獲免疫学的検定とからなる群から選択される免疫学的検定を実施する請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記分析ステップが、光学蛍光分析と化学発光分析とからなる群から選択される分析によるものである請求項29に記載の方法。
【請求項37】
前記システムが、それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用される臨床装置を含み、さらに、
前記装置に洗浄液を供給するステップと、
前記装置に供給される前記洗浄液の量を変更するステップと、
前記装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更するように前記変更ステップを制御するステップとを含む請求項29に記載の方法。
【請求項38】
前記システムが、それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用される臨床装置を含み、さらに、
前記装置に洗浄液を供給するステップと、
前記装置に供給される前記洗浄液の量を変更するステップと、
前記装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更するように前記変更ステップを制御するステップとを含む請求項29に記載の方法。
【請求項39】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
複数の液体標本の様々な検定をスケジューリングすることと、
検定反応シーケンスを開始せずに第1の前記液体標本および試薬を反応容器へ別々に移送することによって一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを生成することと、
前記一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを処理ワークステーションへ移送することと、
それぞれの異なるときに前記反応容器内で前記第1の液体標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬とを混合して第1の反応混合物を形成することと、
それぞれの異なるときにそれぞれの異なる反応容器内で一つまたは複数の標本のうちの同じ標本またはいくつかの異なる標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬とを混合し、独立にスケジューリングされた複数の反応混合物を形成することと、
前記複数の反応混合物を同時にかつ独立にインキュベートすることと、
複数のスケジューリング済み検定を、それらが提示された任意の順序で前記反応混合物に対して実施することと、
少なくとも二つの検定手順によって前記インキュベート済み反応混合物を独立にかつ個別に分析することとを含む方法。
【請求項40】
システム上で複数の液体標本に対して少なくとも二つの異なる検定が実施されるようにスケジューリングされ、この検定が実施される前に前記検定のスケジューリングが行われ、各検定試験定義が、検定試験の各活動についてのいくつかのタイミングパラメータを含み、該タイミングパラメータが前記各検定でどのシステム資源および活動が必要とされるのかと前記資源が必要とする時間とを判定するためにスケジューリングによって使用される時間値を含む請求項39に記載の方法。
【請求項41】
システムが、特定の標本のスタット手順スケジューリングを介して特殊な優先操作を可能にすることができ、前記スタットスケジューリング手順が前のスケジューリングに割り込み、それによって、システムが現標本に対する検定の準備を終了し、次いで、スケジューリングの修正を介して、この標本に対する検定を実施するための準備を行うことができるようにする請求項40に記載の方法。
【請求項42】
較正手順がスタット手順としてスケジューリングされる請求項41に記載の方法。
【請求項43】
検定を実施するためのスケジューリングが、検定プロトコルステップ間に十分な時間ギャップを確保し、そのような時間ギャップ内に他の検定プロトコルステップを実行できるようにすることによって、システムが1単位時間当たりに処理できる検定の数を最大にする請求項40に記載の方法。
【請求項44】
スケジューリングプロセスにおいて、検定がキッティングされる前にその検定で実行すべき各活動がスケジューリングされ、最初にスケジューリングされた実行時間よりも前に各検定活動のスケジューリングが実行され、したがって、資源の休止時間が最小限に抑えられる請求項41に記載の方法。
【請求項45】
システムの検定処理量が増加される請求項44に記載の方法。
【請求項46】
自動連続ランダムアクセス分析システムの操作が、検定反応シーケンスを開始せずに検定標本および試薬を別々に反応容器へ移送することによって単位用量ディスポーザブルをキッティングすることを含む請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記反応容器中の前記反応混合物に対して実施される検定が同種検定である請求項39に記載の方法。
【請求項48】
前記反応容器中の前記反応混合物に対して実施される検定が異種検定である請求項39に記載の方法。
【請求項49】
少なくとも二つの検定が免疫学的検定である請求項39に記載の方法。
【請求項50】
前記免疫学的検定が、MEIA検定とFPIA検定とで構成される請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記分析ステップが、前記反応混合物を光学的に監視することを含む請求項39に記載の方法。
【請求項52】
前記反応混合物が、濁度測定手段、熱量測定手段、蛍光測定手段、発光測定手段によって監視される請求項39に記載の方法。
【請求項53】
単位用量ディスポーザブルの生成と同時に、検定反応シーケンスの部分的開始が行われる請求項39に記載の方法。
【請求項54】
システムが、単位用量ディスポーザブルの生成と、単位用量ディスポーザブルの移送と、反応混合物の混合を同時に行いながら、複数の反応混合物をインキュベートし、少なくとも一つのスケジューリング済み検定および分析を同時に実行する請求項39に記載の方法。
【請求項55】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
フロントエンドカルーセルの同心状カルーセルに対して前記検定を実施するために標本カップ、試薬パック、外側カルーセルに導入される反応容器を導入することと、
試薬パックおよび標本カップを識別することと、
検定をスケジューリングすることと、
それぞれのカルーセルを回転させることによって標本カップおよび試験カップをキッティングステーションにある反応容器に位置合わせすることと、
標本を標本カップから反応容器チャンバへ移送し、特定の試薬を試薬パックから別々の反応容器へ移送することによって、スケジューリング済み検定に従って、複数の独立の開放チャンバを有する反応容器内に単位用量ディスポーザブルをキッティングすることと、
キッティング済み反応容器を、制御環境条件に維持された処理カルーセルへ移送することと、
試薬の量、移送の順序付け、移送の時間間隔が検定スケジューリングによって事前に決定された状態で、標本および様々な試薬を反応容器の反応ウェルに分注することと、
分注された標本と試薬との混合物をインキュベートすることと、
反応ウェル中のインキュベーションされた混合物を同定し、少なくとも二つの検定分析ステーションのうちの一方へ移送することと、
調製された反応混合物を読み取り、読取り値を較正することによって分析を実行することと、
この結果得られる検定読取り分析を記録することとを含む方法。
【請求項56】
フロントエンドカルーセルおよびフロントエンドカルーセルの同心状カルーセルと、処理カルーセルが共に垂直軸の周りで2方向に回転運動できるように回転可能に配設される請求項55に記載の方法。
【請求項57】
2方向に運動できるフロントエンドカルーセルが、休止周期の後に試薬パックの試薬を撹拌するために2方向に振動する請求項56に記載の方法。
【請求項58】
キッティングと検定反応シーケンスの部分的開始の両方を同時に行なって反応容器内に単位用量ディスポーザブルを生成する請求項55に記載の方法。
【請求項59】
前記反応容器中の前記反応混合物に対して実施される前記検定が異種検定である請求項55に記載の方法。
【請求項60】
前記反応容器中の前記反応混合物に対して実施される前記検定が同種検定である請求項55に記載の方法。
【請求項61】
少なくとも二つの検定が免疫学的検定である請求項55に記載の方法。
【請求項62】
前記免疫学的検定法が蛍光偏光免疫学的検定と微粒子免疫学的検定とで構成される請求項61に記載の方法。
【請求項63】
微粒子希釈剤比に十分なスクロース濃度を提供して中和密度を達成することによって、微粒子の沈殿をほぼなくする請求項62に記載の方法。
【請求項64】
FPIA読取りシーケンスが、ランプのシマーモードとフルバーンモードとを含む請求項62に記載の方法。
【請求項65】
前記反応混合物を光学的に監視するために、キッティング済み標本および試薬が、処理カルーセル上の反応容器から直接、微粒子免疫学的検定マトリックスに分注される請求項62に記載の方法。
【請求項66】
試薬パックが、試薬の蒸発を回避する閉鎖要素を備える請求項55に記載の方法。
【請求項67】
試薬パックが使用されないときには、試薬の蒸発を回避するために試薬パックにカバーが与えられる請求項66に記載の方法。
【請求項68】
フロントエンドカルーセル上の分注機能と処理カルーセル上の分注機能が、エアレスシリンジポンプによって駆動される吸入−吐出によって得られる請求項55に記載の方法。
【請求項69】
複数の検定を同時に実施して複数の液体標本中の複数の所望のアナライトの存在または量を判定することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
複数の液体標本の様々な検定をスケジューリングすることと、
検定反応シーケンスを開始せずに第1の前記液体標本および試薬を別々に反応容器へ移送することによって一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを生成することと、
前記一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを処理ステーションへ移送することと、
それぞれの異なるときに前記反応容器内で前記第1の標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合して第1の反応混合物を形成することと、
それぞれの異なるときにそれぞれの異なる反応容器内で前記標本のうちの同じ標本またはいくつかの異なる標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合し、独立にスケジューリングされた複数の反応混合物を形成することと、
前記複数の反応混合物を同時にかつ独立にインキュベートすることと、
スケジューリング済み検定を、それらが提示された任意の順序で前記反応混合物に対して実施することと、
少なくとも二つの検定手順によって前記インキュベート済み反応混合物を独立にかつ個別に分析し、前記標本中の一つまたは複数の所望のアナライトの存在または量を判定することを含む方法。
【請求項70】
臨床装置を洗浄する装置であって、前記臨床装置が、それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用され、前記洗浄装置が、
前記臨床装置に洗浄液を供給する手段と、
前記臨床装置に供給される前記洗浄液の量を変更する手段と、
前記洗浄液量変更手段に、前記臨床装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更させるように、前記洗浄量変更手段を制御する手段とを備える装置。
【請求項71】
前記制御手段が、前記第1の試験物質および前記第2の試験物質の汚染特性に基づいてより多くの洗浄量が必要であると判定されないかぎり、前記洗浄量変更手段に通常の洗浄量を生成させるように動作する制御システムである請求項70に記載の装置。
【請求項72】
前記制御手段が、前記第1の試験物質および前記第2の試験物質の汚染特性に基づいて通常よりも多くの洗浄量が必要であるときに、前記洗浄量変更手段に通常よりも多くの洗浄量を生成させるように動作する制御システムである請求項71に記載の装置。
【請求項73】
前記通常よりも多くの洗浄量が、複数回の洗浄である請求項72に記載の装置。
【請求項74】
前記通常よりも多くの洗浄量が、前記通常の洗浄量と、それに続く過洗浄量である請求項72に記載の装置。
【請求項75】
前記第1の試験物質の前記汚染特性および前記第2の試験物質の前記汚染特性が、前記制御手段によって、前記装置のユーザが供給するマトリックスから読み取られ、前記マトリックスが、前記第1の試験物質、前記第2の試験物質、前記可能な汚染に関係する値を含む請求項74に記載の装置。
【請求項76】
臨床装置を洗浄する方法であって、前記臨床装置が、それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用され、
前記装置に洗浄液を供給するステップと、
前記装置に供給される前記洗浄液の量を変更するステップと、
前記装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更するように前記洗浄量変更ステップを制御するステップとを含む方法。
【請求項77】
それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用される臨床装置を含み、さらに、
前記装置に洗浄液を供給する手段と、
前記装置に供給される前記洗浄液の量を変更する手段と、
前記洗浄液量変更手段に、前記臨床装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更させるように、前記洗浄量変更手段を制御する手段とを備える請求項70に記載のシステム。
【請求項78】
それぞれの異なるときに、第1の試験ステップ中に第1の試験物質を含み、前記第1の試験ステップに続く第2の試験ステップ中に第2の試験物質を含むために使用される臨床装置を含み、さらに、
前記装置に洗浄液を供給する手段と、
前記装置に供給される前記洗浄液の量を変更する手段と、
前記洗浄液量変更手段に、前記臨床装置に含まれる前記第1の試験物質と第2の試験物質との間の汚染の可能性に比例するように前記洗浄液の量を変更させるように、前記洗浄量変更手段を制御する手段とを備える請求項70に記載のシステム。
【請求項79】
免疫複合体によって生成された化学発光信号を検出する手段を備える、免疫学的検定を分析する連続自動分析システム。
【請求項80】
前記免疫学的検定が同種検定である請求項79に記載のシステム。
【請求項81】
前記免疫学的検定が異種検定である請求項79に記載のシステム。
【請求項82】
前記免疫学的検定が、同種検定と異種検定とからなる群から選択される請求項79に記載のシステム。
【請求項83】
前記検出される化学発光信号が、磁界によって分離された抗体を塗布された磁気粒子を備える固定化免疫複合体によって生成される請求項79に記載のシステム。
【請求項84】
前記検出される化学発光信号が、有孔マトリックスによって分離された抗体を塗布された磁気粒子を備える固定化免疫複合体によって生成される請求項79に記載のシステム。
【請求項85】
容器中の液体の存在を検出する自動液位検知システムであって、
前記容器の上方に位置決めされた垂直に配向させた導電プローブと、
前記プローブを前記容器に対して垂直方向に出し入れする手段と、
前記プローブに電気的に接続され、電気信号によって前記プローブを活動化し、前記プローブに前記電気信号を送信させる信号源と、
前記送信された電気信号を受信するために前記容器の下方に位置決めされた受信アンテナと、
前記プローブが前記容器中の液体に接触したことを示す前記受信された電気信号を分析する手段と、
前記受信された電気信号を前記受信アンテナから前記分析手段へ転送する手段と、
液体が検出されたことを示す手段とを備えるシステム。
【請求項86】
前記受信された電気信号を分析する前記手段が、
受信された信号の振幅の変化を検出する手段と、
受信された信号の振幅の前記変化の変化率を測定する手段とを含む請求項85に記載の自動液位検知システム。
【請求項87】
さらに、前記受信された信号の振幅と所定のしきい値を比較する手段を備える請求項86に記載の自動液位検知システム。
【請求項88】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記手段が、
前記受信された信号に基準信号を乗じる手段と、
低域フィルタとを含む請求項87に記載の自動液位検知システム。
【請求項89】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記手段がさらに、
前記受信された信号の振幅が徐々に変化したときに、前記受信された信号の振幅を前記所定のしきい値よりも低い値に減少させる手段と、
前記受信された信号の振幅が急速に変化したときに、前記受信された信号の振幅と所定のしきい値とを比較する前記手段に前記受信された信号を渡す手段とを備える請求項88に記載の自動液位検知システム。
【請求項90】
前記受信された電気信号を前記受信アンテナから前記分析手段へ転送する前記手段が、外側導体と、内側シールドと、内側導体とを有する三軸ケーブルを含む請求項86に記載の自動液位検知システム。
【請求項91】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記手段が、前記三軸ケーブルの有効キャパシタンスを減少させる手段を含む請求項90に記載の自動液位検知システム。
【請求項92】
前記三軸ケーブルの有効キャパシタンスを減少させる前記手段が、前記三軸ケーブルの前記内側シールドに接続された被駆動シールド回路を含み、前記回路が、前記内側シールドを駆動するバッファを備える請求項91に記載の自動液位検知システム。
【請求項93】
さらに、流体液位検知スリーブを備え、前記スリーブが、前記電気信号を前記受信アンテナへチャネリングする請求項85に記載の自動液位検知システム。
【請求項94】
前記検知スリーブが、第1および第2の端部を有する導電性シリンダであり、前記第1の端部が前記液体容器を囲み、前記第2の端部が前記受信アンテナに隣接する位置に取り付けられる請求項93に記載の自動液位検知システム。
【請求項95】
容器中の液体の存在を自動的に検出する方法であって、
導電性プローブを前記容器の上方に垂直に位置決めするステップと、
前記プローブを前記容器に対して垂直方向に出し入れするステップと、
電気信号によって前記プローブを活動化し、前記プローブに前記電気信号を送信させる信号源を前記プローブに電気的に接続するステップと、
前記送信された電気信号を受信するために前記容器の下方に受信アンテナを位置決めするステップと、
前記プローブが前記容器中の液体に接触したことを示す前記受信された電気信号を分析するステップと、
前記受信された電気信号を前記受信アンテナから前記分析ステップへ転送するステップと、
液体が検出されたことを示すステップとを含む方法。
【請求項96】
前記受信された電気信号を分析する前記ステップが、
受信された信号の振幅の変化を検出するステップと、
受信された信号の振幅の前記変化の変化率を測定するステップとを含む請求項95に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項97】
さらに、前記受信された信号の振幅と所定のしきい値を比較するステップを含む請求項96に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項98】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記ステップが、
前記受信された信号に基準信号を乗じるステップと、
前記乗算信号を低域フィルタを通過させるステップとを含む請求項97に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項99】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記ステップがさらに、
前記受信された信号の振幅が徐々に変化したときに、前記受信された信号の振幅を前記所定のしきい値よりも低い値に減少させるステップと、
前記受信された信号の振幅が急速に変化したときに、前記受信された信号の振幅と所定のしきい値を比較する前記手段に前記受信された信号を渡すステップとを含む請求項98に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項100】
前記受信された電気信号を前記受信アンテナから前記分析ステップへ転送する前記ステップが、外側導体と、内側シールドと、内側導体とを有する三軸ケーブルを介して前記信号を転送するステップを含む請求項96に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項101】
受信された信号の振幅の変化を検出する前記ステップが、前記三軸ケーブルの有効キャパシタンスを減少させるステップを含む請求項100に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項102】
前記三軸ケーブルの有効キャパシタンスを減少させる前記ステップが、前記三軸ケーブルの前記内側シールドに被駆動シールド回路を接続するステップを含み、前記回路が、前記内側シールドを駆動するバッファを備える請求項101に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項103】
さらに、第1の端部と第2の端部とを有する流体液位検知スリーブを使用して、前記電気信号を前記プローブから前記受信アンテナへチャネリングするステップを含む請求項95に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項104】
前記電気信号を前記プローブから前記受信アンテナへチャネリングする前記ステップが、
前記検知スリーブの前記第1の端部によって前記液体容器を囲むステップと、
前記検知スリーブの前記第2の端部を前記受信アンテナに隣接する位置に取り付けるステップとを含む請求項103に記載の容器中の液体の存在を自動的に検出する方法。
【請求項105】
正確な量の流体を開放先端を通じて厳密に吸引し吐出する気泡押し流しシリンジであって、前記装置が、
閉鎖端部と開放端部とを有するほぼ円筒形の壁で形成されたボア内に位置し、ボアの壁および閉鎖端部と共に環を形成し、環内で往復運動することができるピストンと、
ボアの開放端部に位置し、前記ピストンが環内を往復運動するときに前記ピストンを囲んで環を十分密に閉鎖し流体を保持する環状シールと、
流体をボアの壁を通じて環へ送る入口手段と、流体を環からボアの壁を通じて開放先端へ送る出口手段と、
ボア内の前記ピストンが往復運動するように前記ピストンに接続された駆動手段とを備え、
そのため、前記入口手段からの流体が、流体供給機構に接続されたときに、前記ピストンの周りを流れ、かつ前記出口手段を通じて開放先端に流れ、その結果、前記ピストンが往復運動する際に前記ピストンの周りの環内に直交流パターンが形成され気泡が前記出口手段を通じて押し流される気泡押し流しシリンジ。
【請求項106】
前記入口手段および出口手段が、前記環状シールに近接しており、ほぼ軸方向に約180°だけ離れた位置に整列する請求項105に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項107】
前記ピストンが、ボアの閉鎖端部の内側構造に類似の形状のヘッドを有する請求項105に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項108】
前記ピストンのヘッドがドーム形である請求項107に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項109】
前記ピストンのヘッドが、前記ピストンが完全内側伸張位置にあるときに、ピストン中の気泡を分裂させるほど、ボアの閉鎖端部の近くに位置決めされる請求項107に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項110】
前記ピストンのヘッドが、前記ピストンが完全外側伸張位置にあるときに、前記入口手段と前記出口手段との間のシールとほぼ同一平面を構成する請求項107に記載の気泡押し流しフランジ。
【請求項111】
前記入口手段が加圧流体源と連通する請求項105に記載の気泡押し流しシステム。
【請求項112】
前記駆動手段が、
一方が、ボアの開放端部に隣接する位置に取り付けられた、対向する端面プレートを支持する下面プレートを有するフレームと、
前記フレーム内の端面プレート間で軸方向に移動できるように前記フレームの基部上に摺動可能に結合され、前記ピストンに接続されたカプラと、
前記フレームの他方の端面プレート上に取り付けられ、前記ピストンに同軸状に整列するロータを有するモータと、
前記モータのロータが始動されたときに、前記フレーム中の前記カプラを軸方向へ移動し、それによって前記ピストンを往復運動させるように前記モータのロータと前記カプラとの間に回転可能に結合された親ネジとを備える請求項105に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項113】
流体入口手段および流体出口手段がシール手段に隣接する位置に位置決めされ、かつ約180°だけ離れた位置に位置決めされる請求項112に記載の気泡押し流し吸引・吐出シリンジ。
【請求項114】
往復ピストンが、ボア閉鎖端部の内側構造に類似の形状のピストンヘッドを有する請求項112に記載の気泡押し流し吸引・吐出シリンジ。
【請求項115】
前記ピストンヘッドがドーム形である請求項114に記載の気泡押し流し吸引・吐出シリンジ。
【請求項116】
完全内側伸張位置にある往復シリンジが、内側ボア端部に接触してボア端部中の気泡を分裂させるほど内側ボア端部の近くに位置決めされる請求項112に記載の気泡押し流し吸引・吐出シリンジ。
【請求項117】
前記ボア端部に対する完全外側伸張位置にある往復シリンジが、ピストンヘッドがシールと同一平面を構成するように位置決めされ、かつ前記入口手段と前記出口手段との間に位置決めされる請求項114に記載の気泡押し流し吸引・吐出フランジ。
【請求項118】
流体手段が加圧流体源と連通する請求項112に記載の気泡押し流し吸引・吐出システム。
【請求項119】
吸引・吐出シリンジから気泡を押し流す方法であって、そのようなシリンジがフルイデッィクスシステムを使用し、前記方法が、
ピストンおよびボア壁によって規定され、ボア壁とピストンとの間のシール手段によってボアの第1の端部で閉鎖され、閉鎖ボア端部によってボアの第2の端部で閉鎖された環に流体を導入するステップと、
流体をピストンの側面の周りの環内を流れさせ、流体出口から流出させるステップと、
ピストンがある位置にあるときには、シール領域に隣接しピストンの端部を横切る位置に直交流を形成し、ピストンがボアに出入りするときには、ピストンの周りに直交流を形成するステップと、
ピストンを往復運動させるステップと、
少なくとも1回の完全な往復サイクルによるピストンの往復運動を介してフルイディックスシステムから気泡を押し流すステップとを含む方法。
【請求項120】
往復ピストンが完全外側伸張位置にあり、ピストンヘッドがシールと同一平面を構成するときには、シール領域に隣接しピストンの端部を横切る位置に直交流パターンを形成し、ピストンがボアに出入りするときには、ピストンの周りに直交流を形成し、流体をピストンの側面の周りを流れさせ、流体入口から約180°だけ離れた位置に位置する流体出口で再捕獲する請求項119に記載の吸引・吐出シリンジから気泡を押し流す方法。
【請求項121】
ピストンの端部を内側ボア端部に接触するほど前記内側ボア端部の近くに位置決めすることにより、完全内側伸張位置にある往復ピストンによって閉鎖ボア端部の近くおよび閉鎖ボア端部上の気泡を分裂させる請求項119に記載の吸引・吐出シリンジから気泡を押し流す方法。
【請求項122】
フルイディックスシステムからの気泡の押し流しが、各吸引機能と各吐出機能との間の複数の往復サイクルにわたるピストンの往復運動を介して行われ、あるいは周期的な複数の吸引機能および吐出機能で自動的に制御される請求項119に記載の吸引・吐出シリンジから気泡を押し流す方法。
【請求項123】
さらに、前記シリンジ中の流体の流れを制御するために前記入口手段に接続された弁手段を備える請求項105に記載の気泡押し流しシリンジ。
【請求項124】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
フロントエンドカルーセルの同心状カルーセルに対して前記検定を実施するために標本カップ、試薬パック、外側カルーセルに導入される反応容器を導入することと、
試薬パックおよび標本カップを識別することと、
検定をスケジューリングすることと、
それぞれのカルーセルを回転させることによって標本カップおよび試験カップをキッティングステーションにある反応容器に位置合わせするステップと、
標本を標本カップから反応容器チャンバへ移送し、特定の試薬を試薬パックから別々の反応容器へ移送することによって、スケジューリング済み検定に従って、複数の独立の開放チャンバを有する反応容器内に単位用量ディスポーザブルをキッティングすることと、
キッティング済み反応容器を、制御環境条件に維持された処理カルーセルへ移送することと、
試薬の量、移送の順序付け、移送の時間間隔が検定スケジューリングによって事前に決定された状態で、標本および様々な試薬を反応容器の反応ウェルに分注することと、
フロントエンドカルーセル上での分注機能と処理カルーセル上での分注機能が気泡吸引・吐出シリンジによって実行されることと、
分注された標本と試薬との混合物をインキュベートすることと、
反応ウェル中のインキュベートされた混合物を同定し、少なくとも二つの検定分析ステーションのうちの一方へ移送することと、
調製された反応混合物を読み取り、読取り値を較正することによって分析を実行することと、
この結果得られる検定読取り分析を記録することとを含む方法。
【請求項125】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
同心状に取り付けられ、反応容器をキッティングするのに適した移送分注手段と気泡押し流し吸引・吐出シリンジとの組合せによって操作される、標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルと、
キッティング済み反応容器を、制御環境内に維持された処理カルーセルへ移送する移送ステーション提供手段と、
反応容器の反応ウェル内で試薬と標本を混合するのに適した処理カルーセル移送分注手段と気泡押し流し吸引・吐出シリンジとの組合せと、
この結果得られる反応混合物を少なくとも二つの検定読取り装置のうちの一方へ移送する手段と、
反応容器を検定読取り装置から移送ステーションへ移送する手段と、
使い捨て反応容器をシステムから取り外すために前記移送ステーションに結合された手段とを備える装置。
【請求項126】
自動分析システムの試験標本カルーセル上に複数の試験標本を装填する試験標本容器アセンブリであって、
試験標本カルーセルと同じ曲率半径を有する二つの平行な湾曲面を有するハウジングと、
試験標本容器を受容する少なくとも二つの開口部を有する上部シェルフと、上部シェルフに平行であり、かつ上部シェルフから離れた位置にある底部とを備え、前記底部と前記湾曲表面が、その間にキャビティを規定し、少なくとも二つの開口部によって、定義済みの垂直整列関係がもたらされ、
前記アセンブリが、カップ開口部を含む前記取り付けられたカップをアセンブリシェルフの平面に平行な平面に備えるアセンブリ。
【請求項127】
アセンブリが、シェルフの平面の上方に上昇される操作(ハンドリング)手段を有する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項128】
開口部とカップ受容スリーブ受容手段が、試験標本容器を受容する二つの行を規定する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項129】
アセンブリが、前記試験標本容器セグメントアセンブリを試験標本カルーセル上の整列位置に位置決めして取り付けるために底部に取り付けられた取り付けピンを有する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項130】
アセンブリ底部が、試験標本カルーセル上での位置決めおよび取り付け用のピン受容開口部を有し、前記カルーセルが、試験標本容器セグメントアセンブリを受容するために露出されたピンを有する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項131】
アセンブリキャビティが、アセンブリに挿入された後に試験標本容器を受容し保持する個別のバネ手段を有する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項132】
アセンブリが、シェルフ開口部と底部上に取り付けられたスリーブとの間に間隔を置いて配置されたカップ保持アームを有する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項133】
前記キャビティが、アセンブリ底部上に取り付けられた試験標本容器受容スリーブを備え、前記受容スリーブが、挿入された試験標本容器を保持するためにシェルフ開口部に整列する請求項126に記載のアセンブリ。
【請求項134】
自動分析システムの試験標本カルーセル上に、複数の試験チューブに含まれる複数の試験標本を装填する試験標本チューブセグメントアセンブリであって、
試験標本カルーセルと同じ曲率半径を有する二つの平行な湾曲面を有するハウジングと、
試験標本アダプタチューブを受容する少なくとも二つの開口部を有する上部シェルフとを備え、
上部シェルフに平行であり、かつ上部シェルフから離れた位置にある底部を有し、前記底部と前記湾曲表面が、その間にキャビティを規定し、
前記キャビティが、アセンブリ底部上に取り付けられた試験標本チューブアダプタチューブ受容スリーブを備え、前記受容スリーブが、挿入された試験チューブを定義済みの垂直整列関係に保持するためにシェルフ開口部に位置合わせされ、
前記アセンブリが、試験チューブの開放端部をシェルフの平面に平行な平面に備えるアセンブリ。
【請求項135】
シェルフの平面の上方に上昇される操作手段を有する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項136】
開口部とチューブ受容スリーブ受容手段が、試験標本チューブアダプタチューブを受容する二つの行を規定する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項137】
前記試験標本チューブセグメントアセンブリを試験標本カルーセル上の整列位置に位置決めして取り付けるために底部に取り付けられた取り付けピンを有する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項138】
アセンブリ底部が、試験標本カルーセル上での位置決めおよび取り付け用のピン受容開口部を有し、前記カルーセルが、試験標本チューブセグメントアセンブリを受容するために露出されたピンを有する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項139】
アセンブリキャビティが、アセンブリに挿入された後に試験標本チューブアダプタチューブを受容し保持する個別のバネ手段を有する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項140】
シェルフ開口部と底部上に取り付けられたスリーブとの間に間隔を置いて配置された試験標本チューブアダプタチューブ保持アームを有する請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項141】
試験標本チューブがVacutainer(R)チューブである請求項134に記載のアセンブリ。
【請求項142】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
試験標本容器カルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含み、反応容器カルーセルが、試薬パックカルーセルの外部に同心状に取り付けられ、試薬パックカルーセルが、試験標本容器カルーセルの外部に同心状に取り付けられたフロントエンドカルーセルアセンブリと、
試験標本カルーセル上に複数の試験標本容器を装填する試験標本容器セグメントアセンブリ手段であり、(i)試験標本カルーセルと同じ曲率を有する二つの平行な湾曲面を含むハウジングと、(ii)試験標本容器を受容する少なくとも二つの開口部を含む上部シェルフと、(iii)上部シェルフに平行であり、かつ上部シェルフから離れた位置にあり、湾曲表面との間にキャビティを規定する底部とを備え、(iv)前記底部と前記湾曲表面がその間にキャビティを規定し、少なくとも二つの開口部によって定義済みの垂直整列関係がもたらされ、試験標本容器開口部が、アセンブリシェルフの平面に平行な平面にある、試験標本容器セグメントアセンブリ手段と、
それぞれのカルーセルを回転させて、反応容器をキッティングするキッティング分注器手段に位置合わせする手段とを備える装置。
【請求項143】
前記キャビティが、アセンブリ底部上に取り付けられた試験標本容器受容スリーブを備え、前記受容スリーブが、挿入された試験標本容器を保持するためにシェルフ開口部に整列する請求項142に記載のアセンブリ。
【請求項144】
前記システムが、試験標本操作手段と試薬操作手段とを備え、前記試験標本操作手段および試薬操作手段が、標本容器および試薬パックに結合されたコード化情報から試験標本および液体試薬を識別する手段を備える請求項142に記載のシステム。
【請求項145】
自動分析システムで使用すべき試験標本容器であって、前記容器が、管状構造内に修正された管状寸法を備え、前記試験標本容器が、前記試験標本容器を試験標本容器アセンブリ上に取り付ける上部外側スカートを有する容器。
【請求項146】
容器上部およびスカートが、容器底部およびスカートよりも大きな外形を有する請求項145に記載の容器。
【請求項147】
拡張された上部外形を有するチューブと、円筒形試験標本容器を受容するのに十分な長さの開放端部キャビティとを備える試験標本容器アダプタチューブ。
【請求項148】
前記チューブが、容量性液位検知手段用の容量性経路を形成することができる導電材料を備える液位素子を有する請求項147に記載の試験標本容器アダプタチューブ。
【請求項149】
標本および試薬のキッティングと、キッティング済み反応容器の処理カルーセルへの物理的移送を可能にする自動連続ランダムアクセス分析システム内での多重検定用途に適した反応容器であって、
様々な容量の複数のウェルを備え、複数のウェルが、同じ平面上の開口部と、前記平面から延びる深さとを有し、反応容器が少なくとも一つのキュベットを有し、キュベットが、複数のウェルのほぼ下方に延び、かつ複数のウェルと同じ平面上に開口部を有し、
反応容器の第1の端部上のウェルのウェル底部上の移送突起において、キュベットが反応容器の第2の端部から下向きに突き出る反応容器。
【請求項150】
複数のウェルが、様々な容量と、同じまたは異なるウェル断面積および深さとを有する請求項149に記載の反応容器。
【請求項151】
複数のウェルおよびキュベットが、同じ平面上に開口部を有し、複数のウェルおよびキュベットに剛強度を与える厚さを有する操作台によってその平面上で連結される請求項149に記載の反応容器。
【請求項152】
操作台、ウェル、キュベットが、単一の成形アーティクルで構成され、操作台から下向きにかつ平行に延びる様々なウェル壁およびキュベット壁が、剛性を得るための追加構造補強材料を規定する請求項151に記載の反応容器。
【請求項153】
キュベットが、複屈折が低いことを特徴とする光学読取り領域で構成される請求項149に記載の反応容器。
【請求項154】
複数の液体標本の複数の検定を行うことができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
同心状に取り付けられ、反応容器をキッティングするのに適した移送分注手段によって操作される、標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルと、
様々な容量の複数のウェルと少なくとも一つのキュベットとを有し、キュベットが複数のウェルのほぼ下方に延びる反応容器と、
底部上に移送突起を有し、キュベットが、反応容器の第2の端部から下向きに複数のウェルの突起深さをかなり越えて突き出て、複数のウェルおよびキュベットが、同じ平面上の開口部から延び、突起がその平面に垂直である、反応容器の第1の端部上のウェルと、
ウェル移送突起を使用することによって、キッティング済み反応容器を、制御環境内に維持された処理カルーセルへ移送する移送ステーション提供手段と、
反応容器の反応ウェル内で試薬と標本を混合するのに適した処理カルーセル移送分注手段と、
この結果得られる反応混合物を少なくとも二つの検定読取り装置のうちの一方へ移送する手段と、
ウェル移送突起を使用することによって、反応容器を検定読取り装置から移送ステーションへ移送する手段と、
使い捨て反応容器をシステムから取り外すために前記移送ステーションに結合された手段とを備える装置。
【請求項155】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
フロントエンドカルーセルの同心状カルーセル上に前記検定を実施するための、標本カップ、試薬パック、および外側カルーセルに導入される反応容器を導入することと、
試薬パックおよび標本カップを識別することと、
検定をスケジューリングすることと、
それぞれのカルーセルを回転させることによって標本カップおよび試験カップをキッティングステーションにある反応容器に位置合わせすることと、
標本を標本カップから反応容器チャンバへ移送し、特定の試薬を試薬パックから別々の反応容器へ移送することによって、スケジューリング済み検定に従って、複数の独立の開放チャンバを有する反応容器内に単位用量ディスポーザブルをキッティングすることと、
移送ステーションによって、および反応容器カルーセルによってカルーセルの周辺で露出された反応容器ウェルの底部上の移送突起を使用して、キッティング済み反応層を、制御環境条件に維持された処理カルーセルへ移送することと、
試薬の量、移送の順序付け、移送の時間間隔が検定スケジューリングによって事前に決定された状態で、標本および様々な試薬を反応容器の反応ウェルに分注することと、
分注された標本と試薬との混合物をインキュベートすることと、
反応ウェル中のインキュベートされた混合物を同定し、少なくとも二つの検定分析ステーションのうちの一方へ移送することと、
調製された反応混合物を読み取り、読取り値を較正することによって分析を実行することと、
この結果得られる検定読取り分析を記録することとを含む方法。
【請求項156】
分注と検定反応シーケンスの部分的開始の両方を同時に行なって反応容器内に単位用量ディスポーザブルを生成し、その後、反応容器を処理カルーセルへ移送する請求項155に記載の方法。
【請求項157】
スケジューリング検定がFPIAであり、FPIA読取りが反応容器キュベットを介して行われる請求項155に記載の方法。
【請求項158】
反応容器が、移送突起手段に対合するピック手段によって反応容器をフロントエンドカルーセルから引っ張る移送ステーションによって移送され、移送ステーションが、ピックアームの回転運動を介して反応容器を回転させ処理カルーセル上に配置する請求項155に記載の方法。
【請求項159】
移送ステーション移送手段が、反応容器移送突起にピックを対合させて反応容器を処理カルーセルから引っ張ることによって反応容器を処理カルーセルから移送ステーションへ引っ張り、使用済み反応容器を処分することができる位置へ移送ステーションを回転させることによって、処理カルーセルから反応容器を取り外す請求項158に記載の方法。
【請求項160】
上部操作レッジを有する半硬質プラスチックストリップを備え、レッジが、反応容器取り付けゾーン間に切り欠きを有し、ストリップが、連続壁を規定し、かつ反応容器取り付け手段が取り付けられた下部を有し、取り付け手段が、ストリップ下部から延びるカートリッジ脚部を使用することによって一つの連続ストリップ上に複数の反応容器を取り付けることができ、脚部が、ほぼ平坦な表面を有し、各脚にフィンセットが取り付けられ、フィンが、脚部の各面から垂直に突き出る反応容器パッケージング装填装置。
【請求項161】
可とう性のほぼ平坦な脚部が、分離されているが、脚部および脚部表面に垂直に取り付けられたフィンに摺動接触モードで適応する断面を有する反応容器ウェルに挿入するうえで、脚部表面に垂直に取り付けられたフィンと共に対として使用される請求項160に記載の反応容器操作装置。
【請求項162】
反応容器操作装置を使用して、反応容器カルーセル上に複数の反応容器が装填され、半硬質ストリップ連続壁が、カルーセルの半径に一致する弧を形成するように湾曲可能である請求項160に記載の反応容器操作装置。
【請求項163】
取り付けられた反応容器を含む連続壁による弧が、反応容器カルーセル受容開口部に位置決めされ、かつはまりこみ、反応容器操作装置が、装置取り付け手段を上向きに摺動移動させて開放ウェルとの接触を解除することによって反応容器から取り外され、反応容器が、反応容器カルーセル上のスナップ位置に保持される請求項162に記載の反応容器操作装置。
【請求項164】
複数の液体標本の複数の検定を行うことができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
同心状に取り付けられ、反応容器をキッティングするのに適した移送分注手段によって操作される、標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルと、
反応容器カルーセルに複数の反応容器を装填できるようにする反応容器装填装置であり、反応容器に接触して前記反応容器を反応容器カルーセルにはめ込み、かつ反応容器ウェル開口部に挿入され、あるいはわずかに圧縮されたときにバネ取り付け部を形成するフィンおよび二つの別々の脚を備える取り付け手段に対合できる開口部を有する反応容器ウェルに摺動可能に挿入される反応容器装填装置自体および装置取り付け手段を引き抜くことができるように、反応容器カルーセルの曲率半径に一致するように装置自体および取り付けられた反応容器を湾曲させることができるほど可とう性である連続ストリップを有する、反応容器装填装置と、
キッティング済み反応容器を、制御環境内に維持された処理カルーセルへ移送する移送ステーション提供手段と、
反応容器の反応ウェル内で試薬と標本を混合するのに適した処理カルーセル移送分注手段と、
この結果得られる反応混合物を少なくとも二つの検定読取り装置のうちの一方へ移送する手段と、
ウェル移送突起を使用することによって、反応容器を検定読取り装置から移送ステーションへ移送する手段と、
使い捨て反応容器をシステムから取り外すために前記移送ステーションと協働する手段とを備える装置。
【請求項165】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムの反応カルーセルに複数の反応容器を装填する方法であって、
連続壁を有し前記壁に沿って非可とう性である反応容器装填装置ストリップの取り付け手段上に複数の反応容器を取り外し可能に取り付けることと、
反応容器装填装置ストリップおよびその上に取り外し可能に取り付けられた反応容器を反応容器カルーセルの上方に位置決めすることと、
装填装置ストリップをストリップ連続壁に沿って湾曲させて、ほぼ反応容器カルーセルの曲率半径を形成させることと、
反応容器カルーセル上のそれぞれのスロットに複数の反応容器を挿入することと、
反応容器カルーセル上の保持手段の所定の位置に反応容器をはめ込み、反応容器からストリップを引き抜くことによって、摺動可能に取り付けられた反応容器を反応容器装填装置ストリップから取り外すこととを含む方法。
【請求項166】
複数の反応容器を反応容器カルーセル上に装填する反応容器装填装置であって、前記反応容器装填装置が、反応容器開口部に挿入することができる間隔を置いて配置された容器挿入くぼみを含む上部平面を有する半硬質平面カバーを備え、前記くぼみが、少なくとも一つの反応容器ウェルおよびキュベット開口部用の突起を備え、前記突起が、反応容器装填装置上に反応容器を固定するために前記ウェルおよびキュベット開口部にはまるように整列し、反応容器装填装置が、縁部が反応容器カルーセルと同じ曲率を有する弧の一部を規定する長さを有する反応容器装填装置。
【請求項167】
反応容器装填装置の突起が、反応容器の一端上の反応容器キュベットと、反応容器の対向端部にある反応容器ウェルにはめ込まれる請求項166に記載の反応容器装填装置。
【請求項168】
(i)反応容器平面、(ii)反応容器挿入くぼみ、(iii)反応容器ウェル突起、(iv)反応キュベット突起が、反応容器を挿入可能に受容するために間隔を置いて配置されかつ位置合わせされ、そのため、反応容器が、それらに取り付けられたときに、反応容器カルーセル受容開口部にドロップイン取り付けできるように位置合わせされる請求項166に記載の反応容器装填装置。
【請求項169】
半硬質平面カバーが可とう性プラスチック材料を備え、ローダが成形プラスチックである請求項166に記載の反応容器装填装置。
【請求項170】
前記平面が、それにほぼ垂直な連続張り出しリムで終端し、前記リムが、反応容器装填装置自体の平面にほぼ平行な平面セグメントで終端する請求項166に記載の反応容器装填装置。
【請求項171】
ローダリムが、ローダの操作のためにローダのそれぞれの対向端部上に張り出しセグメントを有する請求項170に記載の反応容器装填装置。
【請求項172】
複数の液体標本の複数の検定を行うことができる自動連続ランダムアクセス分析装置と共に使用すべき反応容器装填装置であって、前記分析装置が、同心状に取り付けられており、反応容器をキッティングするのに適した移送分注手段によって操作される、標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルを備え、前記反応容器装填装置が、反応容器開口部に挿入することができる間隔を置いて配置された容器挿入くぼみを含む上部平面を有する半硬質平面カバーを備え、前記くぼみが、少なくとも一つの反応容器ウェルおよび反応キュベットを受けるためのキュベット開口部用の突起を備え、前記突起が、反応容器装填装置上に反応容器を固定するために前記ウェルおよびキュベット開口部にはまるように整列し、反応容器装填装置上に取り付けられた反応容器が、反応容器カルーセルに挿入し装填することができるように適切な間隔を置いて配置されかつ位置合わせされ、前記平面が、それにほぼ垂直な連続張り出しリムで終端し、前記リムが、反応容器装填装置自体の平面にほぼ平行な平面セグメントで終端し、反応容器装填装置が、縁部が反応容器カルーセルと同じ曲率を有する弧の一部を規定する長さを有する反応容器装填装置。
【請求項173】
反応容器装填装置が、反応容器カルーセル上に複数の反応容器を装填するために使用され、反応容器装填装置突起が、反応容器の一端上の反応容器キュベットと、反応容器の対向端部にある反応容器ウェルにはめ込まれる請求項172に記載の反応容器装填装置。
【請求項174】
(i)反応容器平面、(ii)反応容器挿入くぼみ、(iii)反応容器ウェル突起、(iv)反応キュベット突起が、反応容器を挿入可能に受容するために間隔を置いて配置されかつ位置合わせされ、そのため、反応容器が、それらに取り付けられたときに、反応容器カルーセル受容開口部にドロップイン取り付けできるように位置合わせされる請求項172に記載の反応容器装填装置。
【請求項175】
ローダリムが、ローダの操作のためにローダのそれぞれの対向端部上に張り出しセグメントを有する請求項172に記載の反応容器装填装置。
【請求項176】
反応容器が取り付けられた装填装置が、反応容器カルーセル受容開口部に位置決めされ、かつはめこまれ、反応容器操作装置が、ローダ取り付け手段を上向きに摺動移動させて開放ウェルおよびキュベットとの接触を解除することによって反応容器から取り外され、その結果、反応容器が、反応容器カルーセル上のスネール位置に保持される請求項172に記載の反応容器操作装置。
【請求項177】
複数の液体標本の複数の検定を行うことができる自動連続ランダムアクセス分析装置と共に使用すべき反応容器装填装置であって、
同心状に取り付けられ、反応容器をキッティングするのに適した移送分注手段によって操作される、標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含むフロントエンドカルーセルと、
複数の反応容器を反応容器カルーセル上に装填し、反応容器開口部に挿入することができる間隔を置いて配置された容器挿入くぼみを含む上部平面を有する半硬質平面カバーを備え、前記くぼみが、少なくとも一つの反応容器ウェルおよびキュベット開口部用の突起を備え、前記突起が、反応容器装填装置上に反応容器を固定するために前記ウェルおよびキュベット開口部にはまるように整列し、反応容器装填装置自体上に取り付けられた反応容器が、反応容器カルーセルに挿入し装填することができるように適切な間隔を置いて配置されかつ位置合わせされ、反応容器装填装置自体が、縁部が反応容器カルーセルと同じ曲率を有する弧の一部を規定する長さを有する、反応容器装填装置と、
キッティング済み反応容器を、制御環境内に維持された処理カルーセルへ移送する移送ステーション提供手段と、
反応容器の反応ウェル内で試薬と標本を混合するのに適した処理カルーセル移送分注手段と、
この結果得られる反応混合物を少なくとも二つの検定読取り装置のうちの一方へ移送する手段と、
ウェル移送突起を使用することによって、反応容器を検定読取り装置から移送ステーションへ移送する手段と、
使い捨て反応容器をシステムから取り外すために前記移送ステーションと協働する手段とを備える装置。
【請求項178】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムの反応カルーセルに複数の反応容器を装填する方法であって、
間隔を置いて配置され位置合わせされた反応容器開口部くぼみを含む連続平面を有し、前記くぼみが、少なくとも一つの反応容器ウェルおよび反応容器キュベットの開口部にはまるのに適した突起を備え、かつ反応容器カルーセルおよび反応容器受容手段に対合することができる弧構造を有する、反応容器装填装置の取り付け手段上に取り外し可能に取り付けられた複数の反応容器を提供するステップと、
反応容器装填装置およびその上に取り外し可能に取り付けられた反応容器を反応容器カルーセルの上方に位置決めするステップと、
湾曲させた反応容器装填装置および取り付けられた反応容器を、反応容器カルーセルの一致する曲率半径に対合させるステップと、
反応容器カルーセルのそれぞれのスロットに複数の反応容器を挿入するステップと、
反応容器カルーセル上の保持手段の所定の位置に反応容器をはめ込むステップと、
反応容器からローダを引き抜くことによって、摺動可能に取り付けられた反応容器を反応容器装填装置から取り外すステップとを含む方法。
【請求項179】
連続分析システムの反応・インキュベーションゾーン用の温度制御装置であって、
通気・空気流チャンバ空気入口と、
空気入口に隣接するダクト中の空気を加熱する加熱手段と、
加熱手段の下流側に位置決めされた空気流駆動手段と、
分析システムのベースプレートに取り付けられた、入口、加熱手段、空気流駆動手段と連通するダクトシステムと、
加熱された空気流を分析システムカルーセルの反応・インキュベーションゾーン中のカルーセルの下側へ送る通気手段と、
加熱手段を調整するために制御手段と通信する温度センサと、
カルーセルの上方の空気流チャンバと連通する前記通気手段と、
カルーセルの上方の空気流を低減させるように組み合わされた前記通気システムおよび空気流チャンバと、
空気流チャンバから出口ダクトへの複数の空気流出口手段とを備える温度制御装置。
【請求項180】
空気流駆動手段が、空気入口と加熱手段との間に位置決めされたファンで構成される請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項181】
ファンが、可変速度ファンであり、温度センサおよび制御装置手段に応答して加熱手段およびファン速度を調整する請求項180に記載の温度制御装置。
【請求項182】
通気・空気流チャンバによって、連続分析システムの反応・インキュベーションゾーンが単流空気流を備える請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項183】
通気・空気流チャンバによって、連続分析システムの反応・インキュベーションゾーンが総空気循環要件の約50%まで加熱空気を循環させる請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項184】
加熱手段が、空気流経路通気手段に位置決めされた少なくとも一つの電気抵抗加熱要素で構成される請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項185】
通気・空気流チャンバ空気入口が、フィルタ手段を備える請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項186】
空気流チャンバにおいて、フルイディックス加熱器ブロックの冷却用に前記ブロック上に直接大気を導入するために、複数の空気流出口手段よりも前に、空気流駆動手段を含む大気入口が位置決めされる請求項179に記載の温度制御装置。
【請求項187】
連続分析システムの反応・インキュベーションゾーンの温度を制御する方法であって、
ダクトおよびシステムの反応・インキュベーションゾーンに空気を導入することと、
通気空気流経路中の導入された空気を反応・インキュベーションゾーンに導入する前に加熱することと、
導入され加熱された空気を反応・インキュベーションゾーン中のシステムのカルーセルの下部に押し込み、カルーセルの下方のゾーンに乱流、すなわち高い圧力降下をもたらすことと、
温度検知・制御手段によって、導入された空気の加熱を調整することと、
空気流を、カルーセルの上方の空気流チャンバへ広げることによって、カルーセルの上方のチャンバ内の温度を維持することのみに十分な最小限の空気流に低減させることと、
カルーセルに含まれ空気流チャンバ大気にさらされる試薬および標本流体の蒸発を回避することと、
空気流を複数の出口ポートを通じてチャンバから排出することとを含む方法。
【請求項188】
検知手段が、加熱手段と駆動手段の容量を制御する請求項187に記載の方法。
【請求項189】
ダクト内を流れる加熱された空気がまず、乱流条件で反応・インキュベーションゾーン中のカルーセルの下側に導入され、このゾーンの温度ができるだけ迅速に調整される請求項187に記載の方法。
【請求項190】
連続ランダムアクセスシステムの反応・インキュベーションゾーン内で一定の変化を発生させるように空気流の体積および温度を制御することによって反応・インキュベーションゾーン内の温度変化が最小限に抑えられる請求項189に記載の方法。
【請求項191】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
複数の液体標本の様々な検定をスケジューリングすることと、
検定反応シーケンスを開始せずに前記第1の液体標本および試薬を別々に反応容器へ移送することによって一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを生成することと、
前記一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを処理ステーションへ移送することと、
それぞれ異なるときに前記反応容器内で前記第1の標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合して第1の反応混合物を形成することと、
それぞれ異なるときにそれぞれ異なる反応容器内で前記標本のうちの同じ標本またはいくつかの異なる標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合し、独立にスケジューリングされた複数の反応混合物を形成することと、
前記複数の反応混合物を同時にかつ独立にインキュベートすることと、
空気を反応・インキュベーションゾーンに導入する前に通気空気流経路に導入することと、
通気空気流経路中の導入された空気を反応・インキュベーションゾーンに導入する前に加熱することと、
導入され加熱された空気を反応・インキュベーションゾーン中のシステムのカルーセルの下部に押し込み、カルーセルの下方のゾーンに乱流、すなわち高い圧力降下をもたらすことと、
温度検知・制御手段によって、導入された空気の加熱を調整することと、
空気流を、カルーセルの上方の空気流チャンバへ拡張することによって、カルーセルの上方のチャンバ内の温度を維持することのみに十分な最小限の空気流に低減させることと、
カルーセルに収容されて空気流チャンバの大気にさらされる試薬および標本流体の蒸発を回避することと、
空気流を複数の出口ポートを通じてチャンバから排出することと、
複数のスケジューリング済み検定を、それらが提示された任意の順序で前記反応混合物に対して実施することと、
少なくとも二つの検定手順によって前記インキュベーション済み反応混合物を独立にかつ個別に分析することとを含む方法。
【請求項192】
液体の温度および供給を厳密に制御する加熱器アセンブリであって、内部抵抗加熱手段と温度制御手段とを有する本体を備え、前記本体が、液体配管手段を収容するのに適したキャビティを有し、前記液体配管手段が、液体入口手段および液体出口手段と連通し、前記キャビティが、液体を所定の温度に維持するための配管手段を収納するのに適しており、前記液体出口手段が、液体を強制的にあるいは重力によって放出するのに適しており、液体を受容するために分析手段のすぐ上に取り付けられる加熱器アセンブリ。
【請求項193】
前記所定の温度が、前記液体に対して要求される温度の約±1℃ないし±0.5℃である請求項192に記載の加熱器アセンブリ。
【請求項194】
温度制御手段が、電気抵抗加熱手段に提供される電気エネルギーを制御するためのサーミスタとサーモスタットとを備える請求項192に記載の加熱器アセンブリ。
【請求項195】
液体出口手段が、液体加熱器ブロックの下部平面の下方に位置決めされ、そのため、平行な平面上に開口部を有する分析手段とのエアギャップが最小限に抑えられる請求項192に記載の加熱器アセンブリ。
【請求項196】
エアギャップが約1/2インチ(1.27cm)ないし約3/8インチ(9.5mm)である請求項195に記載の加熱器アセンブリ。
【請求項197】
前記本体が金属製である請求項192に記載の加熱器アセンブリ。
【請求項198】
抵抗加熱手段が、多重ループ電気抵抗加熱素子を備える請求項192に記載の液体加熱器ブロックアセンブリ。
【請求項199】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析装置であって、
標本カップカルーセルと、試薬パックカルーセルと、反応容器カルーセルとを含み、反応容器カルーセルが、試薬パックカルーセルの外部に同心状に取り付けられ、試薬パックカルーセルが、標本カップカルーセルの外部に同心状に取り付けられたフロントエンドカルーセルアセンブリと、
反応容器をキッティングするためのキッティング分注器手段と位置合わせするために、それぞれのカルーセルを回転させるための手段と、
キッティング済み反応容器を反応容器カルーセルから、反応容器を、反応インキュベーションの温度制御およびタイミングを維持する環境手段を有する処理カルーセルへ移送する手段を備える、移送ステーションへ移送するための手段と、
処理カルーセルおよび処理カルーセルからずれた位置にあるカートリッジホィールカルーセルを操作し、カートリッジホィールカルーセルが、処理カルーセルから分注済み反応混合物を受容する手段と、加熱器アセンブリから液体を受容する分析手段とを有し、前記加熱器アセンブリが、内部抵抗加熱手段と温度制御手段とを有する金属製本体を備え、前記本体が、液体配管手段を収容するのに適したキャビティを有し、前記液体配管手段が、液体入口手段および液体出口手段と連通し、前記キャビティが、液体を所定の温度に維持する配管手段を収納するのに適しており、前記液体出口手段が、液体を強制的にあるいは重力によって放出するのに適しており、液体を受容するために分析手段のすぐ上に取り付けられる、移送分注器手段と、
処理カルーセルにカートリッジを供給する手段と、
処理カルーセルと一体化された微粒子酵素免疫学的検定読取り装置および処理ステーションと、
処理カルーセルと一体化された蛍光偏光免疫学的検定読取り装置および処理ステーションと、
移送ステーションの動作によって処理カルーセルから反応容器を取り外す手段、およびカートリッジホィールカルーセルからカートリッジを取り外す手段と、
蛍光偏光免疫学的検定または微粒子酵素免疫学的検定によって反応混合物を分析する手段とを備えるシステム。
【請求項200】
所定の温度が、約±1℃ないし±0.5℃である請求項199に記載のシステム。
【請求項201】
自動診断システム用のカートリッジフィーダ装置であって、
カートリッジを受容し、貯蔵し、カートリッジ配向機構へ送るカートリッジホッパ手段と、
カートリッジの各端部と係合し、かつ前記端部から係合解除される二つの対向する係合可能な配向手段で構成されたカートリッジ配向機構と、
第1の端部に漏斗状開口部を有し、第2の端部にほぼ平坦な底部を有するカートリッジとを備える装置。
【請求項202】
係合配向手段が、カートリッジ底部と平面接触を成し、あるいはカートリッジの漏斗状開口部に対合することができる、カートリッジの軸上に整列する丸い、あるいはなまくらの突起を含む同じ係合表面を有し、隣接する位置にあるカートリッジの外壁に適応する係合手段突起から間隔を置いて配置されたアームまたはリング部材を有する係合手段が、カートリッジの漏斗状開口端部に係合する係合部材と重なり合う請求項201に記載の装置。
【請求項203】
配向係合部材が、対向する係合部材と構造が同じであるためにどちらの水平配向で受容したカートリッジでも配向させることができる請求項202に記載の装置。
【請求項204】
カートリッジホッパ手段が、逆さまのカートリッジに適応するようにある程度平坦なホッパ手段を規定する平行な壁を有し、かつ下部が、カートリッジを一度に一つずつ配向機構に放出することができるホッパ開口部の方へ内側に傾斜する縁壁を有する請求項201に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項205】
カートリッジを受容し、貯蔵し、カートリッジ配向機構およびカートリッジホィールへ送るホッパ手段が、ホッパの拡大開放上端部に多数のカートリッジを放出するための、カートリッジが充填されたカートンを受容できるように開放された拡大上部を有し、
ホッパが、カートリッジ放出開口部に収束する傾斜下部を有する請求項204に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項206】
ホッパ手段が、カートリッジが装填されたカートンを収容するためにホッパ手段の上部に取り付けられた間隔を置いて配置された二つのローラピンと、分離が行われた後に、カートンに含まれる多数のカートリッジを排出するために、離隔されたローラピン自体に沿ってカートンが配置されるようにする中央分離要素とを有する請求項201に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項207】
カートンがローラピン上に配置されたときにカートンからカートリッジを自己放出させるために、ほぼカートンの中心部にある定義済みの開放線に沿ったカートンの開放をローラピンが促進する請求項206に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項208】
カートンが、カートンを一つの縁部に沿って無傷のままで残す引き裂きストリップ開放手段をカートンの中心部に有し、開放され、あるいは部分的に開放されたカートンが、カートリッジを放出するうえで完全にローラピン上で開放される請求項207に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項209】
ホッパ手段が、脱着可能であり、カートリッジの装填時に自立することができ、自立型ホッパが、カートリッジを放出するために開放されローラピン上に配置されるカートリッジを含むカートンを受容する張り出し中央領域を有し、ホッパがさらに、ホッパ内のカートリッジレベルに基づいてホッパに残留するカートリッジ数を示す表示マーカを含む透明な中央領域部を備える請求項201に記載のカートリッジフィーダ装置。
【請求項210】
自動診断システムで有用なカートリッジフィーダ装置へ複数のカートリッジを送る方法であって、
複数のカートリッジを自己開放カートンから、カートリッジを一つずつ受容し、貯蔵し、カートリッジ配向機構へ送るための容量を有するカートリッジホッパに送り、カートリッジ配向機構が、配向済みのカートリッジを処理のためにカートリッジホィールへ送る前に個別のカートリッジを直立位置に配向させるものであることと、
カートリッジ配向機構が、ホッパから受容したときのカートリッジの水平配向にはかかわらずに個々のカートリッジを直立配向に配向させるように機能することとを含む方法。
【請求項211】
長手方向軸を有する複数の円筒形カートリッジを保持し分配する装置であって、
長手方向軸がほぼ平行方向に配設された前記複数の円筒形カートリッジを保持するように構成された容器と、
前記容器の第1の面上に配設されたヒンジ手段と、
前記容器の第2の面上に配設された取り外し可能なタブとを備え、
前記容器が、前記ヒンジ手段を前記取り外し可能なタブに接続する、前記容器を分離する複数の手段を有する装置。
【請求項212】
前記容器がボール箱である請求項211項に記載の装置。
【請求項213】
長手方向軸を有する複数の円筒形カートリッジを装填する方法であって、
第1の面上に配設されたヒンジ手段と、第2の面上に配設された取り外し可能なタブと、前記ヒンジ手段を前記取り外し可能なタブに接続し、それによって前記容器に分離開口部を規定する複数の分離手段とを有する容器を形成するステップと、
複数の円筒形カートリッジを前記容器に入れるステップと、
前記容器から前記タブを取り外すステップと、
前記円筒形カートリッジを受容するために前記第2の面が前記ホッパの一領域の方を向くように前記容器を位置決めするステップと、
前記複数の分離手段を分離するのに十分な力を前記容器に加えるステップとを含み、前記力によって、前記容器が、前記ヒンジ手段の周りで旋回することによって前記分離開口部で開放される方法。
【請求項214】
前記容器を形成する前記ステップが、前記長手方向軸がほぼ平行方向に配設された前記複数の円筒形カートリッジを保持するように前記容器を形成することを含む請求項213に記載の方法。
【請求項215】
複数の容器支持体を前記ホッパ内に配設するステップを含み、
前記容器を位置決めする前記ステップが、前記ホッパ上の前記複数の容器支持体上に前記容器の前記第2の面を配置することを含み、
前記容器に力を加える前記ステップが、前記容器の前記第1の面上に前記力を加えることを含む請求項213に記載の方法。
【請求項216】
容器を形成する前記ステップが、前記容器としてボール箱を形成することを含む請求項213に記載の方法。
【請求項217】
複数の液体標本に対して少なくとも二つの検定を同時に実施することができる、中央演算処理装置によって制御される連続ランダムアクセス分析システムで使用すべき光学制御システムであって、各検定が、所定の強度レベルのエネルギーを標本に対して放射するエネルギー源と、標本の影響を受ける放射の部分を検知して、検知した放射に対応する標本データ信号を提供する検出器とを有する検定サブシステム上で実施され、前記光学制御システムが、
標本に対して放射されるエネルギーの強度を検知し、検知した強度に対応する強度レベル信号を提供するために各検定サブシステムに組み込まれた手段と、
検出器から標本データ信号を受信してディジタル化するために各検定サブシステムの検出器に接続された手段と、
強度レベル信号および標本データ信号に応答して、各サブシステムのエネルギー源の強度を所定の強度に調整し、中央演算処理装置と通信して所定の強度レベルを識別する信号を中央演算処理装置から受信し、かつディジタル化標本データ信号を分析システムの中央演算処理装置へ送信する制御手段とを備え、
そのため、中央演算処理装置の能力が、分析システムの連続動作をサポートできるほど増大される光学制御システム。
【請求項218】
一つの検定が、タングステンランプにより提供されるエネルギー源と標本を照射する光の偏光を変化させる液晶とを有するFPIAサブシステム上で実施されるFPIA検定であり、前記制御手段が、液晶の状態を垂直偏光フィールド間で切り替えるための信号を中央演算処理装置から受信する請求項217に記載の光学制御システム。
【請求項219】
前記制御手段が、タングステンランプの状態をシマー状態とバーン状態との間で切り替えるための信号を中央演算処理装置から受信する請求項218に記載の光学制御システム。
【請求項220】
一つの検定が、MEIA検定であり、水銀ランプにより提供されるエネルギー源を有するMEIAサブシステム上で実施される請求項218に記載の光学制御システム。
【請求項221】
前記制御手段が、水銀ランプの状態をシマー状態とバーン状態との間で切り替えるための信号を中央演算処理装置から受信する請求項220に記載の光学制御システム。
【請求項222】
さらに、ランプの温度をその熱動作点にかなり近い値に維持してバーン状態への急速な増大を容易にするために水銀ランプに熱接触するように位置決めされた手段を備える請求項221に記載の光学制御システム。
【請求項223】
自動分析計で使用される試薬の蒸発および汚染を制御する方法であって、
蒸発防止のために閉鎖される閉鎖キャップ手段を有する、閉鎖された試薬容器内に試薬を収容している試薬パックを開閉ステーションに位置決めすることと、
開閉ステーションによって、蒸発防止のために閉鎖されている閉鎖キャップ手段を開放位置へ開放することと、
試薬容器から試薬を吸引することと、
閉鎖キャップ手段を閉鎖して、前記試薬容器に蒸発防止のための閉鎖シールを形成することとを含む方法。
【請求項224】
前記閉鎖キャップ手段が、それによって前記試薬容器を繰り返し開閉する場合は、蒸発密封状態を形成する柔らかな閉鎖を行う請求項223に記載の方法。
【請求項225】
前記閉鎖キャップ手段による前記試薬容器の閉鎖によって、操作および運送に対する蒸発密封状態が形成される請求項223に記載の方法。
【請求項226】
試薬パックが、少なくとも二つの試薬容器を含み、試薬容器が、1つの閉鎖キャップ手段ユニットを共用し、個別のキャップが個別の容器を閉鎖するように位置決めされる請求項223に記載の方法。
【請求項227】
試薬パックに収容される試薬容器が、個別の試薬容器上に取り付けられた個別の閉鎖キャップ手段を備える請求項223に記載の方法。
【請求項228】
試薬容器閉鎖キャップ手段が、試薬容器開口部の首部の周りにリングシールを形成することによって試薬容器の柔らかな蒸発密封状態と固い蒸発密封状態の両方をもたらすキャップおよびシールを提供する請求項223に記載の方法。
【請求項229】
開閉ステーションが、試薬容器の縁部との取り付け接続が行われる閉鎖キャップ手段の回動点よりも先の部分に開放ピンを接触させ、それによって前記閉鎖キャップ手段を開放することによって、蒸発密封された試薬容器を強制的に開放し、前記方法が、
試薬パック閉鎖アクチュエータ部材を前記開閉キャップ手段の一部に接触させ、閉鎖キャップ手段を垂直を越えた位置へ押し込んで閉鎖キャップ手段を開放位置にバネロックすることによって、閉鎖キャップ手段を開放位置へ移動することと、
試薬容器から試薬を吸引することと、
前記閉鎖キャップ手段を閉鎖して前記試薬容器上に蒸発密封状態を形成することとを含む請求項223に記載の方法。
【請求項230】
複数の液体標本の複数の検定を同時に実施することができる自動連続ランダムアクセス分析システムを操作する方法であって、
複数の液体標本の様々な検定をスケジューリングすることと、
検定反応シーケンスを開始せずに前記第1の液体標本および試薬を別々に反応容器へ移送することによって一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを生成することと、
試薬容器上に回動可能に取り付けられたキャップを含むカバーを開放し、カバーおよびキャップを開放位置にロックし、試薬容器から試薬を吸引する位置へ開放された試薬容器を移動し、開放された試薬容器を開閉ステーションに戻して試薬容器カバーを閉鎖して蒸発密封閉鎖状態を形成することによって、蒸発密封された試薬容器を開閉する方法を提供することと、
前記一つまたは複数の単位用量ディスポーザブルを処理ステーションへ移送することと、
それぞれ異なるときに前記反応容器内で前記第1の標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合して第1の反応混合物を形成することと、
それぞれ異なるときにそれぞれ異なる反応容器内で前記標本のうちの同じ標本またはいくつかの異なる標本のアリコートと前記一つまたは複数の試薬を混合し、独立にスケジューリングされた複数の反応混合物を形成することと、
前記複数の反応混合物を同時にかつ独立にインキュベートすることと、
複数のスケジューリング済み検定を、それらが提示された任意の順序で前記反応混合物に対して実施することと、
少なくとも二つの検定手順によって前記インキュベーション済み反応混合物を独立にかつ個別に分析することとを含む方法。
【請求項231】
自動診断システムで使用される試薬の蒸発および汚染を制御する閉鎖キャップ手段を有する、試薬パック内に収容された試薬容器を開閉する装置であって、
回動可能な閉鎖キャップ手段が取り付けられ、閉鎖キャップ手段の回動点が試薬容器の縁部上の取り付け点である試薬容器と、
回動点および試薬パックを越えて延びる試薬パックカバー手段の部分に接触する試薬パック開放ピンを備える開閉ステーションと、
前記閉鎖キャップ手段を開放位置に維持するカバーキャップ手段内のバネ手段と、
開閉ステーションとの間で移動できるように試薬パックカルーセル内に取り付けられた少なくとも二つの試薬容器を含む試薬パック手段と、
前記閉鎖キャップ手段を前記閉鎖キャップ手段上に移動して蒸発密封閉鎖状態を形成する試薬パック閉鎖アクチュエータ手段とを備える装置。
【請求項232】
閉鎖キャップ手段が、その回動手段の一方の側にキャップ部を有し、前記閉鎖キャップ手段の前記縁部に取り付けられ、回動手段をかなり越えて延び、
閉鎖キャップ手段が、前記試薬容器の容器開口部に挿入できるように閉鎖キャップ手段から延びるキャップ部材と、試薬容器の周りを閉鎖する離隔された突起リング部材とで構成される請求項231に記載の装置。
【請求項233】
試薬パック閉鎖アクチュエータ手段が、前記閉鎖キャップ手段が前記試薬容器を閉鎖するために前記開口部のほぼ上方に位置決めされたときに前記試薬容器を閉鎖するための係合可能な表面を含む請求項231に記載の装置。
【請求項234】
試薬容器開放ピンが、試薬容器閉鎖キャップ手段回動手段を越えた位置で閉鎖キャップ手段に接触できるように係合可能である請求項231に記載の装置。
【請求項235】
開閉ステーションが、ハウジングとハウジング上に取り付けられた駆動手段とを有し、ハウジングが、閉鎖キャップ手段を開放または閉鎖するために試薬容器を開閉ステーションへ移動する試薬パックカルーセルの上方の位置に開閉ステーションを固定するための取り付け手段を有し、試薬容器閉鎖アクチュエータ手段および試薬容器開放ピンが、閉鎖キャップ手段を開放し、閉鎖キャップ手段を開放位置にロックし、ロックされた閉鎖キャップ手段を部分閉鎖位置へ移動させ、閉鎖キャップ手段を強制的に閉鎖するために様々な位置で閉鎖キャップ手段に接触するように係合可能であり、
試薬容器閉鎖キャップ手段が、複数のキャップ手段を支持する装置カバー手段を備え、試薬容器開放ピンおよび閉鎖アクチュエータ手段が、試薬容器閉鎖キャップ手段を開閉するために始動されたときに同時に動作する請求項231に記載の装置。
【請求項236】
自動診断システム中の試薬容器を開閉する装置であって、
複数の試薬容器を備え、前記試薬容器が、それに含まれる液体試薬の蒸発および汚染を制御する閉鎖キャップ手段を含み、前記閉鎖キャップ手段が、回動手段によって前記試薬容器の容器開口部の縁部に回動可能に取り付けられ、前記閉鎖キャップ手段がさらに、前記縁部および前記回動手段を越えて延びる部分を含み、かつ前記閉鎖キャップ手段を開放位置に維持するバネ手段を備える、試薬パック手段と、
前記伸長位置で前記閉鎖キャップ手段に接触して閉鎖キャップ手段を蒸発閉鎖位置から開放位置へ移動する試薬パック開放ピンを備える開閉ステーションとを備える装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
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【図18】
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【図20】
【図21】
【図22】
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【図31】
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【図39】
【図40】
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【図46】
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【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
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【図57】
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【図59A】
【図59B】
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【図61】
【図62】
【図63】
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【図69】
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【図40】
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【図44】
【図45A】
【図45B】
【図45C】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59A】
【図59B】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【公開番号】特開2007−33463(P2007−33463A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−303580(P2006−303580)
【出願日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【分割の表示】特願2005−156926(P2005−156926)の分割
【原出願日】平成6年9月22日(1994.9.22)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【分割の表示】特願2005−156926(P2005−156926)の分割
【原出願日】平成6年9月22日(1994.9.22)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】
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