説明

電子錠付き収納庫を制御するための通信装置及び電子錠付き収納庫

【課題】錠付き収納庫自体の盗難や、不正な開錠行為に対するセキュリティを向上できる電子錠付き収納庫を実現するため、その電子錠を通信により制御するための通信装置及びこの通信装置を備える電子錠付き収納庫を提供する。
【解決手段】通信装置は、無線通信により無線通信網と接続する無線通信手段(6)と、AC電源からバッテリ電源への切り替わりを検出する電源検出手段(10)と、前記電源検出手段によりAC電源からバッテリ電源への切り替わりが検出された場合、所定の連絡先へ異常を知らせる制御手段(7)と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子錠を通信により制御するための通信装置及びこの通信装置を備える電子錠付き収納庫に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、金庫やコインロッカー、自動販売機など、特定の使用者のみがその収容物を収納したり取り出すことができる錠付き収納庫が数多く利用されている。近年は、金融不安のため、個人向けの金庫も多く利用されるようになっている。
【0003】
上記のような従来の錠付き収納庫では、シリンダ錠やダイヤル錠あるいはテンキー錠などを備え、その施錠/開錠が行えるものとなっている。また、携帯電話機を用いてコインロッカーの開け閉めや料金の支払いができるものも実用化されている。
【0004】
又、コイン収納部の開閉を施錠及び開錠する機構については下記特許文献が開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6−269567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、一方で、金庫やATM(現金自動預入支払機)が丸ごと盗まれる被害も増えている。錠付きであっても、例えばシリンダ錠によるものであれば、開錠の技術がある者に容易に開けられてしまう可能性があり、また、ダイヤル錠やテンキー錠によるものであっても、上記のように金庫ごと盗まれ、破壊により開けられてしまう。このような実体から、錠付き収納庫のさらなるセキュリティの向上が要望されている。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、錠付き収納庫自体の盗難や、不正な開錠行為に対するセキュリティを向上できる電子錠付き収納庫を実現するため、その電子錠を通信により制御するための通信装置及びこの通信装置を備える電子錠付き収納庫を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、電子錠付き収納庫に用いられる通信装置であって、無線通信により無線通信網と接続する無線通信手段と、AC電源からバッテリ電源への切り替わりを検出する電源検出手段と、前記電源検出手段によりAC電源からバッテリ電源への切り替わりが検出された場合、所定の連絡先へ異常を知らせる制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項3に記載の通信装置において、当該通信装置の位置を検出する位置検出手段を備えることを特徴としている。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の通信装置において、前記制御手段は、前記位置検出手段により当該通信装置の位置の変動を検出した場合、所定の連絡先へ異常を知らせることを特徴としている。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信装置において、前記制御手段は、前記所定の連絡先へ音声メッセージまたは電子メールを送信することを特徴としている。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、電子錠付き収納庫において、無線通信により無線通信網と接続する無線通信手段と、AC電源からバッテリ電源への切り替わりを検出する電源検出手段と、前記電源検出手段によりAC電源からバッテリ電源への切り替わりが検出された場合、所定の連絡先へ異常を知らせる制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0013】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電子錠付き収納庫において、当該電子錠付き収納庫の位置を検出する位置検出手段を備えることを特徴としている。
【0014】
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の電子錠付き収納庫において、前記制御手段は、前記位置検出手段により当該収納庫の位置の変動を検出した場合、所定の連絡先へ異常を知らせることを特徴としている。
【0015】
また、請求項8に記載の発明は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の電子錠付き収納庫において、前記制御手段は、前記所定の連絡先へ音声メッセージまたは電子メールを送信することを特徴としている。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、錠付き収納庫自体の盗難や、不正な開錠行為に対するセキュリティを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施の形態である金庫に組み込まれる電子錠システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態の金庫の外観とその利用形態を示す図である。
【図3】同実施の形態の通信モジュールの動作(操作時)を説明するためのフローチャートである。
【図4】同実施の形態の通信モジュールの動作(異常時)を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施の形態である金庫に組み込まれる電子錠システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態の金庫は、図2にその一例として符号100で示す外観をもつ。なお、本実施の形態の金庫は、ATM(現金自動預入支払機)、自動販売機等の現金収納部分を含むものとする。
【0020】
なお、図中の同じ構成要素には、同じ符号を附している。
【0021】
符号1は通信装置を示す通信モジュール、2は表示部、3は操作部、4は設定パネル、5はアンテナ、6は通信部、7はCPU、8はROM、9はRAM、10は電源検出部、11はGPSアンテナ、12はGPS受信部、13は放音部、14はスピーカ、15は開閉検出スイッチであり、20は外部インターフェース、30は電子錠である。なお、通信モジュール1は、少なくとも、通信部6、CPU7、ROM8、RAM9から概略構成され、いわゆる携帯電話機の構成を利用して実現することができる。図1に示す構成例では、通信モジュール1に、電源検出部10、GPS受信部12、放音部13を含めて示している。
【0022】
表示部2は、液晶表示装置等からなる表示手段である。
【0023】
操作部3は、電話番号入力用のテンキー、各種ファンクションキーなどが設けられた入力手段である。ユーザは、特定の使用者を識別するための識別情報として、特定の電話番号(固定電話機、携帯電話機等の電話番号)と暗証番号(この暗証番号は、金庫100の施錠/開錠をする場合に用いるものと、操作部3を用いた設定入力を受け付ける際ユーザに入力させる暗証番号の2種類がある)の登録、ならびに金庫100が設置される位置の情報(設置場所の緯度・経度やこれらに相当する情報、例えば、通信モジュール1が通常接続する基地局の情報など)等の登録を、この操作部3を操作することにより行う。登録された情報は、表示部2に表示され、ユーザはこれを確認することができる。上記識別情報としては、電話番号及び暗証番号以外の情報でも発信者を識別できるものであればその情報を利用することができる。
【0024】
以下では、上記識別情報として電話番号と暗証番号を用い、発信者側からはこれらの通知があるものとして説明する。また、ここで発信者電話番号が登録される発信者(特定の使用者)は、通常金庫100の所有者であるが、この所有者が当該金庫100の施錠/開錠を許可した管理人や管理会社(セキュリティ会社)等もなりうる。
【0025】
なお、表示部2および操作部3は、図2に示す設定パネル4として、金庫100の内側(例えば、金庫100の扉の裏側など)に配置される。このように構成することで、特定の使用者以外は、金庫100が開錠されない限り、設定入力や設定の変更を行えないものとなる。また、設定パネル4を用いた設定入力を受け付ける際も、暗証番号によるユーザの認証を行うことで、金庫100を開錠した状態であっても、不正な設定を防止することができる。
【0026】
通信部6は、無線通信網と接続するための無線通信手段であって、送信データを搬送波に乗せてアンテナ5から送信し、また、アンテナ5を介して着信した着信信号を復調してCPU7へ出力する。
【0027】
CPU7は、中央処理装置であり、通信モジュール1を構成する各部を制御するとともに、外部インターフェース20を介して、電子錠30の施錠/開錠を制御する。電子錠30の施錠/開錠または処理の終了等の制御は、別途定められる所定の操作番号を、登録された電話機(携帯電話機、固定電話機等)から受け、これに従ってCPU7が行う。
【0028】
例えば、操作番号が「0」なら「施錠」(施錠信号)、「1」なら「開錠」(開錠信号)、「2」なら「現在地の通知」、「9」なら「警報音を鳴らす」等のように、操作番号に対応した制御を行う。この操作番号の指定ならびに上記(発信者側から送信される)暗証番号の指定は、例えばDTMF(DualTone Multiple Frequency)信号を利用して、発信者側にて所定の番号をボタン操作し、この番号に対応するDTMF信号を通信モジュール1に送信することにより実現できる。
【0029】
ROM8は、Read−Only Memoryであり、CPU7を動作させる制御プ
ログラムや、発信者に対して流す応答メッセージ(音声ガイダンス)や、異常時に所定の連絡先に送信する音声メッセージや電子メールのデータならびに後述する異常通知条件等のデータを記憶している。
【0030】
RAM9は、Random−Access Memoryであり、金庫100の施錠/開錠が許可される特定の者または管理会社等の電話番号および金庫100が設置される位置の情報と、その他連絡先の電話番号・メールアドレスや各種データを記憶する。
【0031】
電源検出部10は、AC電源50とバッテリ電源(DC電源)40の切り替わりを検出する。さらにはバッテリ電源(二次電池)40のバッテリ残量を検出する。金庫100に内蔵される通信モジュール1や外部インターフェース20、電子錠30の電気回路は、通常外部のAC電源50から供給される交流電圧/電流から生成される直流電圧/電流により駆動されるが、このAC電源50が断たれた場合、内蔵する二次電池等のバッテリ電源40に切り替わり、このバッテリ電源40により駆動される。電源検出部10は、この切り替わりを検出する。なお、内蔵する二次電池によるバッテリ電源40は、外部から供給されるAC電源50の電力により充電される。
【0032】
GPS受信部12は、Global Positioning System(衛星航法システム)衛星から送信されるGPS信号をGPSアンテナ11を介して受信する受信機である。このGPS受信部12は、金庫100の位置を検出するために設けられており、CPU7が、受信されたGPS信号に含まれる位置情報に基づき現在位置を測位することで、金庫100の所定位置からの移動を検出する。なお、通信モジュール1が接続する基地局からその位置情報が提供される場合には、GPSに依らず、提供される位置情報から金庫100の位置の移動を検出することもできる。
【0033】
放音部13は、警報音(警告アラーム)を発するためスピーカ14を駆動する回路である。
【0034】
開閉検出スイッチ15は、金庫100の扉の開閉状態を検出するスイッチである。
【0035】
外部インターフェース20は、通信モジュール1と電子錠30を接続するインターフェースであり、通信モジュール1から出力される制御信号を電子錠30に供給する。
【0036】
電子錠30は、通信モジュール1から供給される施錠または開錠を指定する制御信号を受け、この制御信号に基づき錠の施錠または開錠を行うことができるものである。この電子錠30としては、従来からある電子錠を利用することができる。
【0037】
なお、本実施の形態における通信モジュール1は、その通信方式として、いわゆるCDMA(符号分割多重接続)方式やPDC(PersonalDigital Cellular System)方式、PHS(PersonalHandyphone Sys
tem)などを利用することができ、利用する通信方式は、特に限定されるものではない。
【0038】
次に、このように構成された本実施形態の金庫100に内蔵される通信モジュール1の動作(CPU7による制御)について、図3、4のフローチャートを参照し説明する。
【0039】
以下では、前述の識別情報(電話番号及び暗証番号)が、通信モジュール1に事前に登録されているものとする。また以下では、登録されている電話番号をもつ電話機をコントロール端末(図2:符号200)と称す。
【0040】
なお、下記に説明する各動作フローは一例であり、本発明は下記の処理の流れに限定されるものではない。
【0041】
まず、コントロール端末200から金庫100の通信モジュール1の電話番号に発信がなされると、通信モジュール1に当該コントロール端末200の電話番号(発信者番号)が通知される。
【0042】
通信モジュール1は、発信者番号が登録済みのものであるか否か判断する(ステップS01)。ここでは正当なコントロール端末200からの発信であるので、ステップS01で登録済であると判定されステップS02へ移行する。なお、コントロール端末200以外の電話機からの着信を受けた場合は、ステップS01の判断で未登録であると判定され、図4に示す異常検出時の処理ルーチンを実行する。
【0043】
次いで、ステップS02では、発信者に対し暗証番号の入力を促す応答メッセージ(音声ガイダンス)等を流し、暗証番号の入力を待つ。
【0044】
ここで、ユーザがコントロール端末200に暗証番号を入力し、この暗証番号が通信モジュール1に発信されたとする。
【0045】
通信モジュール1は、この暗証番号を受信すると、登録されている暗証番号と一致するか否か判断する(ステップS03)。
【0046】
受信した暗証番号が、登録されている暗証番号と一致する場合、OKと判定されステップS04へ移行する。一方、一致しない場合は、NOと判定され、図4に示す異常検出時の処理ルーチンを実行する。
【0047】
次いで、ステップS04では、発信者に対し操作番号の入力を促す応答メッセージ等を流し、操作番号の入力を待つ。
【0048】
ここで、ユーザがコントロール端末200に操作番号を入力し、この操作番号が通信モジュール1に発信されたとする。
【0049】
通信モジュール1は、受信した操作番号の確認判断をする(ステップS05)。受信した操作番号が施錠または開錠に対応するものであれば、この判断でOKと判定され、ステップS06にて施錠または開錠の制御が実行される。一方、操作番号が処理の終了に対応するものであれば、この判断で終了と判定され、一連の処理を終了する。他方、受信した操作番号が、上記いずれにも対応しないものであれば、ステップS04に戻り、操作番号の入力を促す応答メッセージ等を再度流し、操作番号の入力を待つ。
【0050】
ステップS04からステップS06の処理ループでは、ユーザによって終了が指示されるまで、操作番号の入力により施錠/開錠の制御を引き続き行うことができる。
【0051】
以上、通信モジュール1に対する操作時の動作について説明した。次に、異常検出時の通信モジュール1の動作について、図4を参照し説明する。
【0052】
図4に示す処理は、図3に示すような発信者番号が未登録である場合と暗証番号が登録されたものでない場合の他、予め設定される異常通知条件を満たす場合に実行される処理である。
【0053】
はじめに、異常通知条件の設定の有無の確認判断をする(ステップS11)。
【0054】
異常通知条件が設定されている場合、ステップS11の判断でステップS12に移行され、異常通知条件が設定されていない場合は、ステップS13へ移行する。
【0055】
ステップS12では、設定されている異常通知条件に応じて、登録されている連絡先に音声メッセージや電子メールを送信することで、異常を連絡(通知)する。
【0056】
続くステップS13では、検出された異常を示すデータをRAM9に記憶させこれを記録する。記録された異常のデータは、後でコントロール端末200から読み出しその内容を確認することができる。
【0057】
なお、上記異常通知条件の例としては、下記の表に示すものが挙げられる。
【0058】
【表1】

【0059】
この表に示すような状態の変化や異常を検出した場合、通信モジュール1は、連絡先として設定されたコントロール端末200やセキュリティ会社宛に、登録された音声メッセージやメール内容をもつ電子メールによって異常を通知する(この表には例示していないが、異常通知条件として、開閉スイッチ15により金庫100の扉の開閉が検出された場合、この扉の開閉の状態を設定された連絡先に通知するように設定してもよい)。
【0060】
また、この表に示すように、個別の項目(条件)毎に、連絡先を設定することも可能とする。例えば、金庫100の電源がAC電源50からバッテリ電源40に切り替わり、その位置が金庫100の設置場所から移動しているときや(この場合は、当該金庫100が盗難された可能性が高い)、施錠/解錠をする暗証番号を指定回数以上間違えたときや登録された電話番号以外からアクセスがあったときには(これらの場合は、不正アクセスの可能性が高い)、コントロール端末200の他、所定のセキュリティ会社にも異常を連絡するよう、連絡先が設定される。
【0061】
また、前述のように、検出された異常を示すデータ(ログ)をRAM9に記録しているので(図4:ステップS13参照)、コントロール端末200からいつでも異常状態を確認可能であるし、またその位置を確認することも可能である。また、必要に応じてコントロール端末200から、警報音を鳴らすように制御することも可能である。また、本実施の形態の金庫100は、従来の一般的な金庫のように鍵部(錠)が露出していないので容易に鍵を開けたり壊すことができない。
【0062】
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の構成等も含まれることは言うまでもない。上記実施の形態では、金庫を例として説明したが、金庫に限らず、一般的な収納庫においても、上記形態の電子錠システムを組み込むことで本発明の電子錠付き収納庫を実現できる。また、従来の電子錠付き収納庫においても、通信モジュールを主要部とする前述の構成要素を組み込むことで同様に本発明の電子錠付き収納庫を実現できる。
【符号の説明】
【0063】
1…通信モジュール(通信装置)、2…表示部、3…操作部、4…設定パネル、5…アンテナ、6…通信部(無線通信手段)、7…CPU(制御手段、位置検出手段)、8…ROM、9…RAM(記憶手段)、10…電源検出部(電源検出手段)、11…GPSアンテナ、12…GPS受信部(位置検出手段)、13…放音部、14…スピーカ、15…開閉検出スイッチ、20…外部インターフェース、30…電子錠、40…バッテリ電源、50…AC電源、100…金庫(電子錠付き収納庫)、200…コントロール端末



【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子錠付き収納庫に用いられる通信装置であって、
無線通信により無線通信網と接続する無線通信手段と、
AC電源からバッテリ電源への切り替わりを検出する電源検出手段と、
前記電源検出手段によりAC電源からバッテリ電源への切り替わりが検出された場合、所定の連絡先へ異常を知らせる制御手段と、を備える
ことを特徴とする通信装置。
【請求項2】
当該通信装置の位置を検出する位置検出手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記位置検出手段により当該通信装置の位置の変動を検出した場合、所定の連絡先へ異常を知らせることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記所定の連絡先へ音声メッセージまたは電子メールを送信する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信装置。
【請求項5】
電子錠付き収納庫において、
無線通信により無線通信網と接続する無線通信手段と、
AC電源からバッテリ電源への切り替わりを検出する電源検出手段と、
前記電源検出手段によりAC電源からバッテリ電源への切り替わりが検出された場合、所定の連絡先へ異常を知らせる制御手段と、を備える
ことを特徴とする電子錠付き収納庫。
【請求項6】
当該電子錠付き収納庫の位置を検出する位置検出手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の電子錠付き収納庫。
【請求項7】
前記制御手段は、前記位置検出手段により当該収納庫の位置の変動を検出した場合、所定の連絡先へ異常を知らせることを特徴とする請求項6に記載の電子錠付き収納庫。
【請求項8】
前記制御手段は、前記所定の連絡先へ音声メッセージまたは電子メールを送信する
ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の電子錠付き収納庫。



【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2010−123131(P2010−123131A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−292139(P2009−292139)
【出願日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【分割の表示】特願2004−158987(P2004−158987)の分割
【原出願日】平成16年5月28日(2004.5.28)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】