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イソニコチンアミドを含む外用組成物
説明

イソニコチンアミドを含む外用組成物

化粧用に許容される担体中にイソニコチンアミドを含有する外用組成物および該組成物を用いる角質表面の処置方法が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、角質表面を処置、美化、または着色するために角質表面に投与するための外用組成物の分野にある。
【背景技術】
【0002】
化粧品会社は、常に、スキンケア製品に入れる皮膚に有利な効果を提供する成分を探している。例えば、サーチュインを活性化する化合物は化粧品中での使用に非常に望ましい。なぜなら、これらの分子は細胞の健康および寿命に影響を与えると信じられているからである。サーチュインはヒトおよび多くの他の生物に見られる酵素の種類である。それらは、ストレス時に細胞生存の促進を助けるフィードバックシステムの一部であることがわかっている。例えば、虫およびマウスで行われた食餌実験において、生物が、通常消費するより少なくとも30%少ないカロリーを含む栄養のある食餌を与えられると、生物の寿命は50%も延びる場合があることが示された。研究室での実験によって、サーチュインをコードする遺伝子を失った遺伝的に改変された生物は、同様のカロリー制限によって同じ寿命の延長を示さないことが実証された。したがって、サーチュインは、細胞を刺激して、損傷を修復し、機能を延ばすのに重要であるようである。
【0003】
レスベラトロール(一部の種類のブドウの天然成分)をはじめとする、サーチュイン活性を増大させると信じられている多くの成分がある。また、ニコチンアミドのいくつかの他の誘導体、特にニコチンアミドのリボシド誘導体がサーチュインの増加において活性を有することが報告されている。例えば、米国特許出願公開第2007/0117765A1号および同第2006/0229265号(ともに参照によりその全体が本明細書中に組み入れられる)は、細胞のNAD+レベルを増大させるいくつかのニコチンアミドリボシド誘導体に関する。このNAD+レベルの増大は、次に、サーチュインレベルを促進し、別の方法で細胞の健康および寿命を改善すると信じられている。これらの化合物は、細胞の健康および寿命を改善する能力を有し、化粧用組成物中、特に皮膚などの角質表面を改善のために処置するための化粧用組成物中での使用が非常に望ましい。
【0004】
しかし、そのようなサーチュイン活性化因子が皮膚に投与する外用組成物での使用のために望まれる場合には、美的に好ましい化粧用組成物中に製剤化されなければならない。化粧品消費者は、特に、購入するスキンケア製品の感触および美的性質に関して、非常に洗練されている。特定の成分が皮膚に対していかに有効であろうとも、店頭販売の製剤に典型的に用いられる、脂っぽく、粘度のある軟膏でのみ皮膚に供給し得る場合には、スキンケア製品の消費者には人気がないだろう。そのような消費者は、特に製品が高価な場合には、有効なだけでなく、美的に好ましく感触がよい製品を求める。しかし、細胞寿命に影響を与える活性成分を含有する製品の製剤化は多くの困難を有し、その1つは、組成物中の活性成分を皮膚へ確実に供給できるようにすることである。これらの有利な効果を提供する活性成分が処方中で安定でないか、または皮膚に浸透することができないならば、全く存在していないのと同じことである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願公開第2007/0117765A1号
【特許文献2】米国特許出願公開第2006/0229265号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、外用投与された場合に細胞の健康および寿命を促進する成分を含有する、消費者への処方箋不要な販売のための美的に好ましい化粧用組成物を製剤化することである。
【0007】
本発明のさらなる目的は、イソニコチンアミドを含有する商業的に許容される外用化粧用組成物または医薬組成物を提供することである。
【0008】
本発明のさらなる目的は、イソニコチンアミドを含有する商業的に許容される水性または無水外用組成物を提供することである。
【0009】
本発明のさらなる目的は、イソニコチンアミドを含有するエマルジョン外用組成物を提供することである。
【0010】
本発明のさらなる目的は、少なくとも1種のイソニコチンアミドを含む、改善のために皮膚を処置するための商業的に許容される外用組成物を提供することである。
【0011】
本発明のさらなる目的は、クリーム、ローション、美容液、ジェル、ファンデーション化粧品などの形態で少なくとも1種のイソニコチンアミドを含有する水性または無水であり得る外用化粧用組成物または医薬組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、多くの実施形態の中に存在する。
【0013】
本発明はさらに、イソニコチンアミドおよび水相構造剤を含む水性外用医薬組成物に関する。
【0014】
本発明は、イソニコチンアミドおよび少なくとも1種の化学日焼け止め剤を含む外用組成物に関する。
【0015】
本発明はさらに、イソニコチンアミドおよび少なくとも1種の抗酸化植物性抽出物を含む外用組成物に関する。
【0016】
本発明はさらに、イソニコチンアミドおよび少なくとも1種のシリコーンエラストマーを含む外用組成物に関する。
【0017】
本発明はまた、水、油、およびイソニコチンアミドを含むエマルジョン組成物に関する。
【0018】
本発明はさらに、イソニコチンアミドを含有する水性外用組成物を角質表面に投与することを含む、皮膚などの角質表面を改善のために処置する方法に関する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の組成物は、無水形態、または水溶液もしくは水性懸濁液の形態、または油中水型もしくは水中油型エマルジョン形態であり得る。「無水」という用語は、水を組成物に意図的に加えていないことを意味するが、組成物に加えた他の成分中の微量の水が存在する可能性がある。本組成物が水性である場合、水の量は、全組成物の重量に基づいて約0.1〜99%、好ましくは約5〜85%、より好ましくは約7〜75%の範囲であり得る。本組成物がエマルジョンである場合、油の量は、好ましくは、全組成物の重量に基づいて約1〜95%、好ましくは約5〜85%、より好ましくは約7〜65%の範囲であるであろう。
【0020】
I.イソニコチンアミド
「イソニコチンアミド」という用語は、式:
【化1】

を有する、分子量約122.2グラム/モルの4−ピリジンカルボキサミドを意味する。
【0021】
本発明の組成物は、全組成物の重量に基づいて約0.001〜85%、好ましくは約0.01〜80%、より好ましくは約0.1〜70%で含む。
【0022】
II.水相構造剤
一実施形態において、本組成物は、イソニコチンアミドおよび少なくとも1種の水相構造剤を含む。本組成物は、水溶液、分散液またはエマルジョンの形態であってよい。水相構造剤は組成物の粘度を上昇させる。水相構造剤は、イソニコチンアミドに適合し、また製剤中の他の成分と適合するものでなければならない。水相構造剤の好適な範囲は、存在する場合には、全組成物の重量に基づいて約0.01〜30%、好ましくは約0.1〜20%、より好ましくは約0.5〜15%である。そのような物質の例としては、以下に記載されるものを含むがそれらに限定されない、様々なアクリレートベースの増粘剤、天然または合成ゴム、多糖などがある。イソニコチンアミドは、一般に水溶性であり、また、水相増粘剤との組み合わせでは、組成物中でこの成分を安定化し、角質層への浸透を改善するのに寄与する。
【0023】
多糖は、好適な水相増粘剤であり得る。そのような多糖の例としては、天然に由来する材料、例えば寒天、アガロース、アルカリゲネス(alicaligenes)多糖、アルギン、アルギン酸、アカシアゴム、アミロペクチン、キチン、デキストラン、カッシアゴム(cassia gum)、セルロースガム、ゼラチン、ジェランガム、ヒアルロン酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ペクチン、スクレロチウムガム、キサンタンガム、ペクチン、トレヘロース(trehelose)、ゼラチンなどが挙げられる。
【0024】
また、様々な種類の合成ポリマー性増粘剤が好適である。1つの種類としては、アクリル酸、メタクリル酸、またはそれらの単純なC1〜22カルボン酸エステル;アクリルアミド;アクリル酸アンモニウムまたはメタクリル酸アンモニウム;ジメチルアミノエチルメタクリレート;PPG−ジアクリレート;スチレンなどのモノマーを含むアクリレートベースのポリマー性増粘剤がある。例としては、商標カピゲル(Capigel)で市販されているアクリレーツコポリマー;ポリアクリレート1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22;ポリアクリレート−1クロスポリマー;ポリアクリレート−2クロスポリマー;ステアレス−10アリルエーテル/アクリレーツコポリマー;カルボマー;アクリル酸アルキル(C10〜30)クロスポリマーもしくはカルボマー;またはクラリアント社(Clariant)からアリストフレックス(Aristoflex)の商標で市販されているアクリレートベースのポリマー性増粘剤、例えばアクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム/VPコポリマー;またはアクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム/メタクリル酸ベヘネス−25クロスポリマーなどが挙げられる。
【0025】
また、様々なポリエチレングリコール(PEG)誘導体が水相増粘剤として好適であり、ここで重合度は1,000〜200,000の範囲である。そのような成分は、「PEG」という表示、それに続く数千の重合度で、例えばPEG−45Mと示される。これは45,000回反復する酸化エチレン単位を有するPEGを意味する。好適なPEG誘導体の例としては、PEG2M、5M、7M、9M、14M、20M、23M、25M、45M、65M、90M、115M、160M、180Mなどがある。
【0026】
また、反復する部分の数が15〜200、好ましくは約20〜100の範囲である、反復するグリセリン部分であるポリグリセリンが好適である。好適なポリグリセリンの例としては、CFTA名ポリグリセリン−20、ポリグリセリン−40などを有するものがある。
【0027】
III.油
本発明の組成物がエマルジョン形態である場合、本組成物は油相を含むであろう。油性成分は皮膚の保湿および保護特性のために望ましい。油は、存在する場合には、組成物中に存在するイソニコチンアミドが皮膚上に残るように皮膚にバリアを形成するのに役立ち得る。好適な油としては、本明細書に記載されているものを含むがそれらに限定されない、シリコーン、エステル、植物油、合成油がある。油は揮発性または不揮発性であってよく、好ましくは室温で流動性(pourable)の液体の形態である。「揮発性」という用語は、油が測定できる蒸気圧または20℃で少なくとも約2mmHgの蒸気圧を有することを意味する。「不揮発性」という用語は、油が20℃で約2mmHg未満の蒸気圧を有することを意味する。
【0028】
好適な揮発性油は、一般に、25℃で約0.5〜5センチストークの範囲の粘度を有し、直鎖シリコーン、環状シリコーン、パラフィン系炭化水素、またはそれらの混合物を含む。揮発性油は、皮膚へ投与された後、スキンケア組成物のより速い乾燥を促進するために使用することができる。揮発性油は、イソニコチンアミドを含有するスキンケア製品が、混合肌または油性肌を持つ消費者のために製剤化されている場合に、より望ましい。肌のタイプに関する「混合」という用語は、顔上の一部の場所(例えばTゾーン)では油性であり他の場所では正常である皮膚を意味する。
【0029】
環状または分岐の揮発性シリコーンを組成物中に使用することができる。そのようなシリコーンは一般式:
【化2】

[式中、n=3〜6、好ましくは4、5、または6]
を有する。
【0030】
また、例えば、一般式:
【化3】

[式中、n=0、1、2、3、4、または5、好ましくは0、1、2、3、または4]
を有する直鎖揮発性シリコーンも好適である。
【0031】
環状または直鎖の揮発性シリコーンは、ダウ・コーニング社(Dow Corning Corporation)およびジェネラル・エレクトリック社(General Electric)を含む様々な商業的供給元から入手できる。ダウ・コーニング社の直鎖揮発性シリコーンは、商品名ダウ・コーニング244、245、344、および200流体(fluid)として市販されている。これらの流体には、ヘキサメチルジシロキサン(粘度0.65センチストーク(略称cst))、オクタメチルトリシロキサン(1.0cst)、デカメチルテトラシロキサン(1.5cst)、ドデカメチルペンタシロキサン(2cst)およびそれらの混合物が含まれる(全ての粘度測定は25℃でのものである)。
【0032】
好適な分岐揮発性シリコーンとしては、一般式:
【化4】

を有する分岐揮発性シリコーン、メチルトリメチコーンなどのアルキルトリメチコーンがある。メチルトリメチコーンは、信越シリコーン社から商品名TMF−1.5(25℃で1.5センチストークの粘度を有する)で購入することができる。
【0033】
また、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個の炭素原子、より好ましくは8〜16個の炭素原子を有する、様々な直鎖または分岐鎖パラフィン系炭化水素が、揮発性油として好適である。好適な炭化水素としては、米国特許第3,439,088号および同第3,818,105号(両者は参照により本明細書中に組み入れられる)に開示されているように、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、デカン、ドデカン、テトラデカン、トリデカン、およびC8〜20イソパラフィンが挙げられる。
【0034】
好ましい揮発性パラフィン系炭化水素は、70〜225の分子量を有し、エキソン社(EXXON)からイソパルス(ISOPARS)の商標で、そしてパーメチル社(Permethyl Corporation)から入手し得る。好適なC12イソパラフィンは、パーメチル社から商品名パーメチル(Permethyl)99Aで製造されている。イソヘキサデカン(商品名パーメチルRを有する)などの市販の様々なC16イソパラフィンも好適である。
【0035】
様々な不揮発性油も本発明の組成物中での使用に適する。不揮発性油は、一般に、25℃で約5〜10センチストークより大きい粘度を有し、25℃で約1,000,000センチポアズまで粘度が及び得る。好適なエステルは、モノ−、ジ−、およびトリエステルである。本組成物は、その群から選択される1種以上のエステル、またはそれらの混合物を含み得る。
【0036】
モノエステルは、式R−COOH(式中、Rは、2〜45個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖飽和もしくは不飽和アルキル、またはフェニルである)を有するモノカルボン酸と、式R−OH(式中、Rは、2〜30個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖飽和もしくは不飽和アルキル、またはフェニルである)を有するアルコールとの反応によって形成されるエステルと定義される。アルコールと酸は、1つ以上の水酸基で置換されていてもよい。酸またはアルコールの一方または両方が、「脂肪」酸または「脂肪」アルコールであってよく、ならびに約6〜30個の炭素原子、より好ましくは12、14、16、18、または22個の炭素原子を、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和形態で有してよい。本発明の組成物中で使用され得るモノエステル油の例としては、ラウリン酸ヘキシル、イソステアリン酸ブチル、イソステアリン酸ヘキサデシル、パルミチン酸セチル、ネオペンタン酸イソステアリル、ヘプタン酸ステアリル、イソノナン酸イソステアリル、乳酸ステアリル、オクタン酸ステアリル、ステアリン酸ステアリル、イソノナン酸イソノニルなどが挙げられる。
【0037】
好適なジエステルは、ジカルボン酸と脂肪族もしくは芳香族アルコールとの反応生成物、または少なくとも2つの置換水酸基を有する脂肪族もしくは芳香族アルコールとモノカルボン酸との反応生成物である。ジカルボン酸は、2〜30個の炭素原子を含んでよく、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和形態であってよい。ジカルボン酸は、1つ以上の水酸基で置換されていてよい。脂肪族または芳香族アルコールも、2〜30個の炭素原子を含んでよく、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和形態であってよい。好ましくは、1つ以上の酸またはアルコールが、脂肪酸または脂肪アルコールである、すなわち12〜22個の炭素原子を含む。ジカルボン酸はまた、αヒドロキシ酸であってもよい。エステルは、ダイマーまたはトリマー形態であってよい。本発明の組成物中に使用され得るジエステル油の例としては、リンゴ酸ジイソステアリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、セバシン酸ジブチル、ダイマージリノール酸ジセテアリル、アジピン酸ジセチル、アジピン酸ジイソセチル、アジピン酸ジイソノニル、ダイマージリノール酸ジイソステアリル、フマル酸ジイソステアリル、リンゴ酸ジイソステアリル、リンゴ酸ジオクチルなどが挙げられる。
【0038】
好適なトリエステルは、トリカルボン酸と脂肪族もしくは芳香族アルコールとの反応生成物、あるいは3つ以上の置換水酸基を有する脂肪族もしくは芳香族アルコールとモノカルボン酸との反応生成物を含む。上記モノエステルおよびジエステルと同様に、酸およびアルコールは2〜30個の炭素原子を含み、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖であってよく、1つ以上の水酸基で置換されていてよい。好ましくは、1つ以上の酸またはアルコールは、12〜22個の炭素原子を含む脂肪酸または脂肪アルコールである。トリエステルの例としては、アラキドン酸、クエン酸、またはベヘン酸のエステル、例えばトリアラキジン、クエン酸トリブチル、クエン酸トリイソステアリル、クエン酸トリC12〜13アルキル、トリカプリリン、クエン酸トリカプリリル、ベヘン酸トリデシル、クエン酸トリオクチルドデシル、ベヘン酸トリデシル;またはヤシ油脂肪酸トリデシル(tridecyl cocoate)、イソノナン酸トリデシルなどがある。
【0039】
本組成物中に不揮発性炭化水素油を含み得る。好適な不揮発性炭化水素油としては、パラフィン系炭化水素およびオレフィン系、好ましくは約20個より多い炭素原子を有するものがある。そのような炭化水素油の例としては、C24〜28オレフィン、C30〜45オレフィン、C20〜40イソパラフィン、水添ポリイソブテン(hydrogenated polyisobutene)、ポリイソブテン、ポリデセン、水添ポリデセン、鉱油、ペンタヒドロスクアレン、スクアレン、スクアラン、およびそれらの混合物が挙げられる。
【0040】
合成または天然に存在する脂肪酸のグリセリルエステル、すなわちトリグリセリドも、本組成物中での使用に適する。植物供給源および動物供給源を使用することができる。そのような油の例としては、ヒマシ油、ラノリン油、C10〜18トリグリセリド、カプリル酸/カプリン酸/トリグリセリド、スイートアーモンド油、アプリコットカーネル油、ゴマ油、アマナズナ(camelina sativa)油、タマヌ種子油、ココナッツ油、トウモロコシ油、綿実油、亜麻仁油、インク油(ink oil)、オリーブ油、パーム油、イリッペバター、菜種油、大豆油、グレープシード油、ヒマワリ種子油、クルミ油などが挙げられる。
【0041】
また、合成または半合成グリセリルエステル、例えば修飾されている天然の脂肪または油である脂肪酸モノ−、ジ−、およびトリグリセリド、例えばグリセリンなどのポリオールのモノ−、ジ−、またはトリエステルが好適である。例として、脂肪(C12〜22)カルボン酸を1つ以上の反復するグリセリル基と反応させたもの、ステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル−3、イソステアリン酸ポリグリセリル−4、リシノール酸ポリグリセリル−6、ジオレイン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、テトライソステアリン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、ジステアリン酸ジグリセリル、リノール酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、PEGヒマシ油、オレイン酸PEGグリセリル、ステアリン酸PEGグリセリル、牛脂脂肪酸PEGグリセリル(PEG glyceryl tallowates)などがある。
【0042】
水溶性および不水溶性の両方の不揮発性シリコーン油もまた、本組成物中での使用に適する。そのようなシリコーンは、好ましくは、25℃で約5超〜800,000cst、好ましくは20〜200,000cstにわたる粘度を有する。好適な不水溶性シリコーンとしては、アモジメチコーンなどのアミン官能性シリコーン(amine functional silicone)がある。
【0043】
例えば、そのような不揮発性シリコーンは、以下の一般式:
【化5】

[式中、RおよびR’は、それぞれ独立して、C1〜30直鎖もしくは分岐鎖、飽和もしくは不飽和アルキル、フェニルまたはアリール、トリアルキルシロキシであり、xおよびyは、それぞれ独立して、1〜1,000,000である;ただし、xもしくはyの少なくとも一方が存在し、かつAはアルキルシロキシエンドキャップ単位(alkyl siloxy endcap unit)である]
を有し得る。Aがメチルシロキシエンドキャップ単位;特に、トリメチルシロキシであり、かつRおよびR’は、それぞれ独立して、C1〜30直鎖もしくは分岐鎖アルキル、フェニル、またはトリメチルシロキシ、より好ましくはC1〜22アルキル、フェニル、またはトリメチルシロキシ、最も好ましくはメチル、フェニル、またはトリメチルシロキシであり、生成するシリコーンが、ジメチコーン、フェニルジメチコーン、ジフェニルジメチコーン、フェニルトリメチコーン、またはトリメチルシロキシフェニルジメチコーンである場合が好ましい。他の例としては、アルキルジメチコーン、例えばセチルジメチコーンなどがあり、ここで少なくとも1つのRは脂肪アルキル(C12、C14、C16、C18、20、またはC22)であり、その他のRはメチルであり、かつ、Aはトリメチルシロキシエンドキャップ単位である(そのようなアルキルジメチコーンは、室温で流動性(pourable)の液体であることを条件とする)。フェニルトリメチコーンは、ダウ・コーニング社から商品名556流体(Fluid)で購入することができる。トリメチルシロキシフェニルジメチコーンは、ワッカー・ケミ社(Wacker-Chemie)から商品名PDM−1000で購入することができる。セチルジメチコーン(液体シリコーンワックスとも称される)は、ダウ・コーニング社から流体2502、またはデグサ・ケア&サーフィス・スペシャリティズ社(DeGussa Care & Surface Specialties)から商品名アビルワックス(Abil Wax)9801もしくは9814で購入することができる。
【0044】
IV.油相構造剤
組成物が無水であるか、またはエマルジョン形態である場合、化粧用組成物中に1種以上の油相構造剤を含むことが望ましい場合がある。「油相構造剤」という用語は、油相に可溶性または分散性の、粘度を増加させるかまたは油相を構造化する成分または成分の組み合わせを意味する。特にイソニコチンアミドが、本組成物の油相を形成する非極性油に可溶性であるならば、油相構造剤は、イソニコチンアミドに適合する。「適合」という用語は、油相構造剤およびイソニコチンアミド誘導体が、概ね安定である化粧用製品中に製剤化され得ることを意味する。構造剤は、高粘度の液体組成物、半固体組成物、または一部の場合には自己支持型であり得る固体組成物を提供するのに十分な量で存在し得る。構造剤はそれ自体で、液体、半固体、または固体形態で存在し得る。構造剤の推奨範囲は、全組成物の重量に基づいて約0.01〜70%、好ましくは約0.05〜50%、より好ましくは約0.1〜35%である。好適な油相構造剤には、シリコーンベースまたは有機ベースであるものが含まれる。それらは、ポリマーまたは非ポリマー、合成、天然、または両者の組み合わせであり得る。
【0045】
A.シリコーン構造剤
様々な油相構造剤が、化粧用組成物に組み込まれた場合に油相の粘度を上昇させることが可能なほどの粘度をシリコーンにもたらす重合度を有するシリコーンベース、例えばシリコーンエラストマー、シリコーンゴム、シリコーンワックス、直鎖シリコーンであり得る。シリコーン構造剤の例としては以下のものがあるがそれらに限定されない:
本発明の組成物中の使用に適するシリコーンエラストマーとしては、付加反応硬化によって、白金族触媒の存在下で、SiH含有ジオルガノシロキサン、および末端オレフィン不飽和を有するオルガノポリシロキサン、またはα−オメガジエン炭化水素を反応させることによって形成されるものがある。そのようなエラストマーはまた、他の反応法によっても形成され、例えば、オルガノスズ化合物の存在下で、水酸基末端ジオルガノポリシロキサンとSiH含有ジオルガノポリシロキサンまたはαオメガジエンとの脱水素化反応を介したオルガノポリシロキサン組成物の縮合硬化(condensation-curing)によって;あるいは、オルガノスズ化合物またはチタン酸エステルの存在下で、水酸基末端ジオルガノポリシロキサンと加水分解性オルガノシロキサンとの縮合反応を用いたオルガノポリシロキサン組成物の縮合硬化によって;有機過酸化物触媒の存在下で熱硬化するオルガノポリシロキサン組成物の過酸化物硬化(peroxide-curing)によって形成され得る。
【0046】
好適であり得る1つの種類のエラストマーは、少なくとも2つの低級アルケニル基を各分子中に有するオルガノポリシロキサンもしくはα−オメガジエン;および少なくとも2つのケイ素結合水素原子を各分子中に有するオルガノポリシロキサン;および白金型触媒を付加反応硬化させることによって調製される。ビニル基などの低級アルケニル基は分子のどの位置にも存在し得るが、分子の末端の一方または両方における末端オレフィン不飽和が好ましい。この成分の分子構造は、直鎖、分岐直鎖、環状、または網状であり得る。硬化は、本明細書に記載する触媒を用いた触媒作用の下、ジメチルメチル水素シロキサン(dimethyl methylhydrogen siloxane)中のケイ素結合水素原子の、シロキサンまたはα−オメガジエンとの付加反応によって進行する。高度架橋構造を形成するためには、架橋剤としての機能を最適化するために、メチル水素シロキサンは、少なくとも2つのケイ素結合水素原子を各分子に含まなければならない。
【0047】
ケイ素結合水素原子およびアルケニル基の付加反応において使用される触媒は、塩化白金酸によって具体的に例示され、アルコールまたはケトンに溶解することができ、この溶液は任意により熟成して、塩化白金酸−オレフィン錯体、塩化白金酸−アルケニルシロキサン錯体、塩化白金酸−ジケトン錯体、白金黒、および担体支持白金となる。
【0048】
本発明の組成物中での使用に適するシリコーンエラストマーの例は、粉末形態であってよく、または揮発性もしくは不揮発性シリコーンなどの溶媒、またはパラフィン系炭化水素もしくはエステルなどのシリコーン適合性ビヒクルに分散もしくは溶解されていてもよい。シリコーンエラストマー粉末の例としては、ビニルジメチコーン/メチコーンシレスキオキサン(silesquioxane)クロスポリマー、例えば信越社(Shin-Etsu)のKSP−100、KSP−101、KSP−102、KSP−103、KSP−104、KSP−105、フルオロアルキル基を含むハイブリッドシリコーン粉末、例えばフルオロシリコーンエラストマーである信越社のKSP−200、およびフェニル基を含むハイブリッドシリコーン粉末、例えばフェニル置換シリコーンエラストマーである信越社のKSP−300;およびダウ・カミング社(Dow Coming)のDC9506が挙げられる。シリコーン適合性ビヒクルに分散するシリコーンエラストマー粉末の例としては、ジメチコーン/ビニルジメチコーンクロスポリマーがあり、様々な供給業者、例えば商品名9040もしくは9041でダウ・コーニング社(Dow Corning Corporation)、商品名SFE839でGEシリコーンズ社(GE Silicones)、または商品名KSG−15、16、18で信越シリコーン社(Shin-Etsu Silicones)から供給される。KSG−15は、CTFA名シクロペンタシロキサン/ジメチコーン/ビニルジメチコーンクロスポリマーを有する。KSG−18は、CTFA名フェニルトリメチコーン/ジメチコーン/フェニルビニルジメチコーンクロスポリマーを有する。シリコーンエラストマーはまた、グラント・インダストリーズ社(Grant Industries)からグランシル(Gransil)の商標で購入することができる。また、信越社から商品名KSG−31、KSG−32、KSG−41、KSG−42、KSG−43、およびKSG−44で供給されるラウリルジメチコーン/ビニルジメチコーンクロスポリマーなどの、長鎖アルキル置換を有するシリコーンエラストマーが好適である。本発明に有用な架橋オルガノポリシロキサンエラストマーおよびそれらの製造方法は、1990年11月13日発行のSakutaら、米国特許第4,970,252号;1998年6月2日発行のKilgourら、米国特許第5,760,116号;1997年8月5日発行のSchulz,Jr.ら、米国特許第5,654,362号;およびポーラ化成工業株式会社(Pola Kasei Kogyo KK)に譲渡された日本国特許出願昭61−18708(Japanese Patent Application JP 61-18708)にさらに記載されており、それぞれ参照によりその全体が本明細書中に組み入れられる。優れた「感触」を組成物にもたらし、化粧用製剤中で非常に安定であり、かつ比較的安価であるために、シリコーンエラストマーを本発明の組成物に組み込むことは特に望ましい。
【0049】
また、1種以上のシリコーンゴムは油相構造剤としての使用に適する。「ゴム(gum)」という用語は、ゴム様特性を有するシリコーンを提供するのに十分な重合度を有するシリコーンポリマーを意味する。一部の場合には、ゴムを形成するシリコーンポリマーは、架橋されていてよい。シリコーンゴムは、典型的には、25℃において約500,000〜100,000,000cst、好ましくは約600,000〜20,000,000cst、より好ましくは約600,000〜12,000,000cstの範囲の粘度を有する。本明細書に記載する全ての範囲は、全ての部分的範囲、例えば550,000;925,000;3,500,000を含む。
【0050】
本組成物中に使用されるシリコーンゴムは、一般式:
【化6】

[式中、R〜Rは、それぞれ独立して、1〜30個の炭素原子を有するアルキル、アリール、またはアラルキルであり;かつXはOHまたはC1〜30アルキル、またはビニルであり;x、y、またはzは0であり得るが、ここで、x、y、またはzの2つ以下が常に0であること、そしてx、y、およびzは、シリコーンゴムが25℃において少なくとも約500,000cst〜約100,000,000センチストークまでの粘度を有するものである]
のものを含むが、それらに限定されない。RがメチルまたはOHである場合が好ましい。
【0051】
そのようなシリコーンゴムは、ワッカー・ケミ社またはダウ・コーニング社などを含む様々なシリコーン製造業者から純粋な形で購入することができる。そのようなシリコーンゴムとしては、ワッカー・ベルシル社(Wacker-Belsil)から商品名CM3092、ワッカー・ベルシル1000、またはワッカー・ベルシルDM3096で市販されているものがある。XがOHである場合のシリコーンゴム(ジメチコノールとも称される)は、ダウ・コーニング社から商品名1401で入手できる。シリコーンゴムはまた、揮発性または不揮発性シリコーンなどのシリコーン適合性ビヒクル中の溶液または分散液の形態で購入することもできる。そのような混合物の例は、バーネット・シリコーンズ社(Barnet Silicones)からHL−88の商品名(CTFA名ジメチコーンを有する)で購入することができる。
【0052】
別の種類の油相構造剤としては、典型的にはアルキルシリコーンワックスと称される、室温で半固体または固体のシリコーンワックスがある。「アルキルシリコーンワックス」という用語は、シロキサンに半固体または固体特性を付与する置換長鎖アルキル(例えばC16〜30)を有するポリジメチルシロキサンを意味する。そのようなシリコーンワックスの例としては、デグサ・ケア&サーフィス・スペシャリティズ社から商品名アビルワックス(Abil Wax)9800またはダウ・コーニング社から商品名2503で購入することができるステアリルジメチコーンがある。別の例は、グランシル・インダストリーズ社(Gransil Industries)から商品名グランシルA−18で購入することができるビス−ステアリルジメチコーン、またはベヘニルジメチコーン、ベヘノキシジメチコーンである。
【0053】
また、様々な種類のポリマー性化合物、例えばポリアミドまたはシリコーンポリアミドが、油相構造剤として好適である。
【0054】
シリコーンポリアミドという用語は、シリコーンモノマー、および本明細書にさらに記載されるようなアミド基を含有するモノマーから成るポリマーを意味する。シリコーンポリアミドは、好ましくは、一般式:
【化7】

[式中、Xは、約1〜30個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキレンであり;R、R、R、およびRは、それぞれ独立して、1つ以上の水酸基またはハロゲン基で置換されていてもよいC1〜30直鎖または分岐鎖アルキル;1つ以上のC1〜30アルキル基、ハロゲン、水酸基、またはアルコキシ基で置換されていてもよいフェニル;または一般式:
【化8】

を有するシロキサン鎖であり、
ならびにYは、
(a)以下のもので置換されていてもよい約1〜40個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキレン:
(i)一般式RCONRを有する1つ以上のアミド基、または
(ii)C5〜6環状環(cyclic ring)、または
(iii)1つ以上のC1〜10アルキル基で置換され得るフェニレン、または
(iv)水酸基、または
(v)C3〜8シクロアルカン、または
(vi)1つ以上の水酸基で置換されていてもよいC1〜20アルキル、または
(vii)C1〜10アルキルアミン;あるいは
(b)TR
(式中、R、R、およびRは、それぞれ独立して、C1〜10直鎖または分岐アルキレンであり、かつTはCRであり、ここでRは水素、三価原子N、P、もしくはAl、または1つ以上の水酸基もしくはハロゲン基で置換されていてもよいC1〜30直鎖または分岐鎖アルキル;1つ以上のC1〜30アルキル基、ハロゲン、水酸基、またはアルコキシ基で置換されていてもよいフェニル;または一般式:
【化9】

を有するシロキサン鎖である)
である]
の部分を含む。
【0055】
、R、R、およびRがC1〜10、好ましくはメチルであり;かつXおよびYが直鎖または分岐アルキレンである場合が好ましい。一般式:
【化10】

[式中、aおよびbは、それぞれ独立して、約60〜120℃の融点、および約40,000〜500,000ダルトンの分子量を有するシリコーンポリアミドポリマーを提供するのに十分である]
を有するシリコーンポリアミドが好ましい。本発明の組成物中に使用し得る1つの種類のシリコーンポリアミドは、ダウ・コーニング社から、PPG−3ミリスチルエーテルを含む組成物中で市販されている商品名ダウ・コーニング2−8178ゲル化剤(CTFA名ナイロン−611/ジメチコーンコポリマーを有する)で購入することができる。
【0056】
また、アリゾナ・ケミカル社(Arizona Chemical)から商品名ユニクリア(Uniclear)およびシルバクリア(Sylvaclear)で購入されるものなどのポリアミドも好適である。そのようなポリアミドは、エステル末端またはアミド末端であり得る。エステル末端ポリアミドの例としては、一般式:
【化11】

[式中、nは、エステル基の数が、エステルおよびアミド基の総数の約10%〜50%であるようなアミド単位の数を示し;各Rは、独立して、少なくとも4個の炭素原子を含むアルキルまたはアルケニル基であり;R基の少なくとも50%がC30〜42炭化水素であることを条件として、各Rは、独立して、C4〜42炭化水素基であり;各Rは、独立して、少なくとも2個の炭素原子、水素原子および任意により1つ以上の酸素もしくは窒素原子を含む有機基であり;かつ各Rは、独立して、水素原子、C1〜10アルキル基またはRもしくは別のRへの直接結合であり、RおよびRの両方が結合する窒素原子がR−N−Rで定義される複素環構造の一部分を形成し、少なくとも50%のR基が水素原子を表す]
を有するものがあるが、それらに限定されない。
【0057】
油相ゲル化剤として使用し得るエステルおよびアミド末端ポリアミドの一般例としては、アリゾナ・ケミカル社から商品名シルバクリア(Sylvaclear)A200VまたはA2614V(ともにCTFA名エチレンジアミン/水素化ダイマージリノレアート(hydrogenated dimer dilinoleate)コポリマー/ビス−ジ−C14〜18アルキルアミドを有する);シルバクリアAF1900V;シルバクリアC75V(CTFA名ビス−ステアリルエチレンジアミン/ネオペンチルグリコール/水素化ダイマージリノール酸ステアリルコポリマーを有する);シルバクリアPA1200V(CTFA名ポリアミド−3を有する);シルバクリアPE400V;シルバクリアWF1500V;またはユニクリア(Uniclear)、例えばユニクリア100VG(INCI名エチレンジアミン/ダイマージリノール酸ステアリルコポリマーを有する);またはエチレンジアミン/ダイマージトール酸ステアリル(stearyl dimer ditallate)コポリマーで市販のものがある。好適なポリアミドの他の例としては、ヘンケル社(Henkel)からベルサミド(Versamid)の商標(例えばベルサミド930、744、1655)、またはオリン・マチソンケミカル社(Olin Mathieson Chemical Corp.)からブランド名オナミド(Onamid)SもしくはオナミドCで市販のものがある。
【0058】
また、動物、植物、または鉱物ワックスなどの1種以上の天然または合成ワックスが、油相構造剤として好適であり得る。好ましくは、そのようなワックスは、約50〜150℃、より好ましくは約65〜100℃のようなより高い融点を有する。そのようなワックスの例としては、フィッシャー・トロプシュ合成によって製造されるワックス、例えばポリエチレンまたは合成ワックス;または様々な植物ワックス、例えばヤマモモ、キャンデリラ、オゾケライト、アカシア、蜜ろう、セレシン、セチルエステル、花ろう、柑橘ろう、カルナバワックス、ホホバワックス、和ろう(japan wax)、ポリエチレン、微結晶、米ぬか、ラノリンワックス、ミンク、モンタン、ヤマモモ、オーリキュリー(ouricury)、オゾケライト、パームカーネルワックス、パラフィン、アボカドワックス、リンゴワックス、セラックワックス、サルビアワックス、使用済み穀類ワックス、ブドウワックス、およびそれらのポリアルキレングリコール誘導体、例えばPEG6〜20蜜ろう、またはPEG−12カルナバワックス;またはそれらのエステルを含む脂肪酸もしくは脂肪アルコール、例えばヒドロキシステアリン酸(例えば12−ヒドロキシステアリン酸)、トリステアリン、トリベヘニンなどが挙げられる。
【0059】
本組成物中に使用し得る1つの種類の構造剤は、天然または合成モンモリロナイト鉱物、例えばヘクトライト、ベントナイトおよび鉱物を四級アンモニア化合物と反応させることによって得られるそれらの四級化誘導体、例えばステアラルコニウムベントナイト、ヘクトライト類、四級化ヘクトライト類、例えばクオタニウム−18ヘクトライト、アタパルジャイト、炭酸塩類、例えば炭酸プロピレン、ベントン類などを含む。
【0060】
本組成物中に使用し得る別の種類の構造剤は、シリカ類、ケイ酸塩、シリル化シリカ(silica silylate)、およびそれらのアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属誘導体である。これらのシリカ類およびケイ酸塩は一般に、特定の形態で見られ、シリカ、シリル化シリカ、ケイ酸マグネシウムアルミニウムなどを含む。
【0061】
V.界面活性剤
本組成物は、特にエマルジョン形態の場合に、1種以上の界面活性剤を含み得る。そのような界面活性剤はシリコーンまたは有機ベースであり得る。界面活性剤は、油中水型または水中油型形態の安定なエマルジョンの形成に役立つ。存在する場合には、界面活性剤は、全組成物の重量に基づいて約0.001〜30%、好ましくは約0.005〜25%、より好ましくは約0.1〜20%の範囲であり得る。
【0062】
好適なシリコーン界面活性剤としては、両親媒性を有するポリオルガノシロキサンポリマーがあり、例えば親水基および親油基を含む。これらのシリコーン界面活性剤は、室温で液体または固体であり得る。
【0063】
使用することができる1つの種類のシリコーン界面活性剤は、一般に、ジメチコーンコポリオールまたはアルキルジメチコーンコポリオールと称される。この界面活性剤は、約2〜18の範囲の親水性/親油性バランス(HLB)を有する油中水型または水中油型界面活性剤である。好ましくは、シリコーン界面活性剤は、約2〜12、好ましくは約2〜10、最も好ましくは約4〜6の範囲のHLBを有する非イオン性界面活性剤である。「親水基」という用語は、オルガノシロキサンポリマー骨格上に置換された場合に、ポリマーの置換部分に親水特性を付与する基を意味する。親水性を付与する基の例は、ヒドロキシ−ポリエチレンオキシ基、水酸基、カルボキシレート基(carboxylates)およびそれらの混合物である。「親油基」という用語は、オルガノシロキサンポリマー骨格上に置換された場合に、ポリマーの置換部分に親油特性を付与する有機基を意味する。親油性を付与する有機基の例は、C1〜40直鎖または分岐鎖アルキル基、フルオロ基、アリール基、アリールオキシ基、C1〜40ヒドロカルビルアシル基、ヒドロキシ−ポリプロピレンオキシ基、またはそれらの混合物である。
【0064】
1つの種類の好適なシリコーン界面活性剤は、一般式:
【化12】

[式中、pは、0〜40(間の全ての数および2、3、4、13、14、15、16、17、18などの部分的範囲を含む範囲)であり、かつPEは、(−CO)−(−CO)−Hであり(ここで、aとbは同時に0になり得ないことを条件として、aは0〜25であり、bは0〜25である)、xおよびyは、同時に0になり得ないことを条件として、それぞれ独立して、0〜1,000,000である]
を有する。1つの好ましい実施形態において、x、y、z、a、およびbは、ポリマーの分子量が約5,000〜約500,000、より好ましくは約10,000〜100,000の範囲であり、最も好ましくは約50,000であるようなものであり、このポリマーは、一般にジメチコーンコポリオールと称される。
【0065】
1つの種類のシリコーン界面活性剤では、pは、長鎖アルキルがセチルまたはラウリルであるものであり、この界面活性剤は、一般に、それぞれセチルジメチコーンコポリオールまたはラウリルジメチコーンコポリオールと称される。
【0066】
シロキサン骨格上に15個のエチレングリコール単位および10個のプロピレングリコール単位を含む置換基を有するジメチコーンを意味する、PEG−15/PPG−10ジメチコーンとも称される、ジメチコーンコポリオールなどの、一部の場合には、ポリマー中の反復する酸化エチレンまたは酸化プロピレン単位も指定される。上記一般構造中の1つ以上のメチル基をより長い鎖のアルキル(例えばエチル、プロピル、ブチルなど)またはエーテル、例えばメチルエーテル、エチルエーテル、プロピルエーテル、ブチルエーテルなどで置換することも可能である。
【0067】
シリコーン界面活性剤の例は、ダウ・コーニング社から市販の商品名ダウ・コーニング3225Cフォーミュレーション・エイド(Formulation Aid)(CTFA名シクロテトラシロキサン(および)シクロペンタシロキサン(および)PEG/PPG−18ジメチコーンを有する);または5225Cフォーミュレーション・エイド(CTFA名シクロペンタシロキサン(および)PEG/PPG−18/18ジメチコーンを有する);またはダウ・コーニング190界面活性剤(CTFA名PEG/PPG−18/18ジメチコーンを有する);またはダウ・コーニング193流体(Fluid)、ダウ・コーニング5200(CTFA名ラウリルPEG/PPG−18/18メチコーンを有する);またはゴールドシュミット社(Goldschmidt)から市販のアビル(Abil)EM90(CTFA名セチルPEG/PPG−14/14ジメチコーンを有する);またはゴールドシュミット社から市販のアビルEM97(CTFA名ビス−セチルPEG/PPG−14/14ジメチコーンを有する);またはイソステアリン酸ポリグリセリル−4およびラウリン酸ヘキシルも含む混合物中のアビルWE09(CTFA名セチルPEG/PPG−10/1ジメチコーンを有する);または信越シリコーン社から市販のKF−6011(CTFA名PEG−11メチルエーテルジメチコーンを有する);信越シリコーン社から市販のKF−6012(CTFA名PEG/PPG−20/22ブチルエーテルジメチコーンを有する);または信越シリコーン社から市販のKF−6013(CTFA名PEG−9ジメチコーンを有する);または信越シリコーン社から市販のKF−6015(CTFA名PEG−3ジメチコーンを有する);または信越シリコーン社から市販のKF−6016(CTFA名PEG−9メチルエーテルジメチコーンを有する);または信越シリコーン社から市販のKF−6017(CTFA名PEG−10ジメチコーンを有する);または信越シリコーン社から市販のKF−6038(CTFA名ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコーンを有する)である。
【0068】
また、乳化エラストマーと称されることがある様々な種類の架橋シリコーン界面活性剤も好適である。それらは、典型的には、シリコーンエラストマーが少なくとも1つの親水性部分、例えばポリオキシアルキレン化基(polyoxyalkylenated group)を含むことを除いて、「シリコーンエラストマー」のセクションに関して上記したように調製される。典型的には、これらのポリオキシアルキレン化シリコーンエラストマーは、少なくとも1つのケイ素結合水素を含むジオルガノポリシロキサンと少なくとも2つのエチレン的(ethylenically)不飽和基を含むポリオキシアルキレンの架橋付加反応によって得ることができる架橋オルガノポリシロキサンである。少なくとも1つの実施形態において、例えば米国特許第5,236,986号および米国特許第5,412,004号、米国特許第5,837,793号および米国特許第5,811,487号(それらの内容は参照により組み入れられる)に記載されるように、ポリオキシアルキレン化架橋オルガノポリシロキサンは、それぞれケイ素に結合した少なくとも2つの水素を含むジオルガノポリシロキサンと少なくとも2つのエチレン的不飽和基を含むポリオキシアルキレンの、任意により白金触媒の存在下における、架橋付加反応によって得られる。
【0069】
本発明の少なくとも1つの実施形態において使用することができるポリオキシアルキレン化シリコーンエラストマーとしては、信越シリコーン社から市販の商品名KSG−21、KSG−20、KSG−30、KSG−31、KSG−32、KSG−33;KSG−210(ジメチコーン中に分散するジメチコーン/PEG−10/15クロスポリマーである);KSG−310(PEG−15ラウリルジメチコーンクロスポリマーである);KSG−320(イソドデカン中に分散されたPEG−15ラウリルジメチコーンクロスポリマーである);KSG−330(トリエチルヘキサノイン中に分散されたPEG−15ラウリルジメチコーンクロスポリマーである)、KSG−340(PEG−10ラウリルジメチコーンクロスポリマーおよびPEG−15ラウリルジメチコーンクロスポリマーの混合物である)が挙げられる。
【0070】
また、PCT/WO2004/024798号(参照によりその全体が本明細書中に組み入れられる)に開示されているようなポリグリセロール化(polyglycerolated)シリコーンエラストマーが好適である。そのようなエラストマーとしては、信越社のKSGシリーズ、例えばKSG−710(ジメチコーン中に分散されたジメチコーン/ポリグリセリン−3クロスポリマーである);または信越社の商品名KSG−810、KSG−820、KSG−830、またはKSG−840で市販の、イソドデカン、ジメチコーン、トリエチルヘキサノインなどの様々な溶媒中に分散されたラウリルジメチコーン/ポリグリセリン−3クロスポリマーがある。また、ダウ・コーニング社から商品名9010およびDC9011で市販のシリコーンも好適である。
【0071】
1つの好ましい架橋シリコーンエラストマー乳化剤は、ジメチコーン/PEG−10/15クロスポリマーであり、それは、エラストマー骨格に起因する優れた美感だけでなく界面活性(surfactancy)特性をもたらす。
【0072】
本組成物は、1種以上の非イオン性有機界面活性剤を含み得る。好適な非イオン性界面活性剤としては、アルコールと酸化アルキレン、通常酸化エチレンもしくは酸化プロピレンとの反応によって形成される、アルコキシル化アルコール、またはエーテルが挙げられる。好ましくはアルコールは6〜30個の炭素原子を有する脂肪アルコールである。そのような成分の例としては、ステアレス2〜100(ステアリルアルコールと酸化エチレンとの反応によって形成され、酸化エチレン単位の数が2〜100の範囲である);ベヘネス5〜30(ベヘニルアルコールと酸化エチレンとの反応によって形成され、反復する酸化エチレン単位の数が5〜30である);セテアレス2〜100(セチルアルコールおよびステアリルアルコールの混合物と酸化エチレンとの反応によって形成され、分子中の反復する酸化エチレン単位の数が2〜100である);セテス1〜45(セチルアルコールと酸化エチレンとの反応によって形成され、反復する酸化エチレン単位の数が1〜45である)などがある。他のアルコキシル化アルコールは、脂肪酸およびモノ−、ジ−もしくは多価アルコールの酸化アルキレンとの反応によって形成される。例えば、C6〜30脂肪カルボン酸と単糖である多価アルコール、例えばグルコース、ガラクトース、メチルグルコースなどの、アルコキシル化アルコールとの反応生成物。例としては、グリセリル脂肪酸エステル、例えばオレイン酸PEGグリセリル、ステアリン酸PEGグリセリルと反応した高分子アルキレングリコール;またはPEGポリヒドロキシアルカノエート(PEG polyhydroxyalkanotes)、例えばジポリヒドロキシステアリン酸PEG(PEG dipolyhydroxystearate)(反復するエチレングリコール単位の数は3〜1000の範囲である)がある。
【0073】
また、カルボン酸の、酸化アルキレンと、または高分子エーテルとの反応によって形成されるものが非イオン性界面活性剤として好適である。生じた生成物は、一般式を有し、式中、RCOはカルボン酸エステル基であり、Xは水素または低級アルキルであり、かつnは重合したアルコキシ基の数である。ジエステルの場合、2つのRCO基は同じである必要はない。好ましくは、RはC6〜30直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和アルキルであり、nは1〜100である。
【0074】
モノマー性、ホモポリマー性、またはブロックコポリマー性エーテルはまた、非イオン性界面活性剤として好適である。典型的には、そのようなエーテルは、モノマー性酸化アルキレン、一般に酸化エチレンまたは酸化プロピレンの重合によって形成される。そのような高分子エーテルは、以下の一般式を有し、式中、RはHまたは低級アルキルであり、nは反復するモノマー単位の数であり1〜500の範囲である。
【0075】
他の好適な非イオン性界面活性剤としては、アルコキシル化ソルビタンおよびアルコキシル化ソルビタン誘導体がある。例えば、ソルビタンのアルコキシル化、特にエトキシル化(ethoxylation)は、ポリアルコキシル化ソルビタン誘導体をもたらす。ポリアルコキシル化ソルビタンのエステル化は、ポリソルベートなどのソルビタンエステルをもたらす。例えば、ポリアルコキシル化ソルビタンはC6〜30、好ましくはC12〜22脂肪酸でエステル化することができる。そのような成分の例としては、ポリソルベート20〜85、オレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、パルミチン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ステアリン酸ソルビタンなどが挙げられる。
【0076】
いくつかの種類の両性、双性イオン性、またはカチオン性界面活性剤も、本組成物中で使用することができる。そのような界面活性剤の説明は、米国特許第5,843,193号にあり、参照によりその全体が本明細書中に組み入れられる。
【0077】
VI.湿潤剤
本組成物中に1種以上の湿潤剤を含むことも望ましい場合がある。存在する場合には、そのような湿潤剤は、全組成物の重量に基づいて約0.001〜25%、好ましくは約0.005〜20%、より好ましくは約0.1〜15%の範囲であり得る。好適な湿潤剤の例としては、グリコール類、糖類などがある。好適なグリコール類は、モノマーまたはポリマー形態であり、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール、例えば、4〜200個の反復する酸化エチレン単位を有するポリエチレングリコールであるPEG4〜200;ならびにC1〜6アルキレングリコール、例えばプロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコールなどが含まれる。好適な糖類も、その一部は多価アルコールでもあるが、好適な湿潤剤である。そのような糖類の例としては、グルコース、フルクトース、ハチミツ、水添(hydrogenated)ハチミツ、イノシトール、マルトース、マンニトール、マルチトール、ソルビトール、ショ糖、キシリトール、キシロースなどが挙げられる。また尿素も好適である。好ましくは、本発明の組成物中で使用される湿潤剤は、C1〜6、好ましくはC2〜4アルキレングリコール、特にブチレングリコールである。
【0078】
VII.植物性抽出物
本組成物中に1種以上の植物性抽出物を含むことが望ましい場合がある。その場合には、推奨範囲は、全組成物の重量に基づいて約0.0001〜10%、好ましくは約0.0005〜8%、より好ましくは約0.001〜5%である。好適な植物性抽出物としては、花、果物、野菜などの植物(ハーブ、根、花、果実、種子)からの抽出物があり、酵母発酵抽出物、パディナ・パボニカ(Padina Pavonica)抽出物、サーマス・サーモフィルス(thermus thermophilis)発酵抽出物、アマナズナ(camelina sativa)種子油、ボスウェリア・セラータ(boswellia serrata)抽出物、オリーブ抽出物、シロイヌナズナ(Aribodopsis Thaliana)抽出物、フサアカシア(Acacia Dealbata)抽出物、ギンヨウカエデ(Acer Saccharinum)(サトウカエデ)、アシドフィルス(acidopholus)、ショウブ(acorus)、トチノキ(aesculus)、ハラタケ(agaricus)、リュウゼツラン(agave)、キンミズヒキ(agrimonia)、藻類、アロエ、柑橘類、アブラナ(brassica)、シナモン、オレンジ、リンゴ、ブルーベリー、クランベリー、モモ、洋ナシ、レモン、ライム、エンドウ(pea)、海草、カフェイン、緑茶、カモミール、ヤマギの樹皮、クワ(mulberry)、ケシ(poppy)、およびCTFA化粧品成分ハンドブック(CTFA Cosmetic Ingredient Handbook)、第8版、第2巻、第1646〜1660頁に記載のものが含まれる。さらに具体的な例としては、スペインカンゾウ(Glycyrrhiza Glabra)、クロヤナギ(Salix Nigra)、マクロシスティス・ピリフェラ(Macrocycstis Pyrifera)、ピラス・マルス(Pyrus Malus)、ユキノシタ(Saxifraga Sarmentosa)、ブドウ(Vitis Vinifera)、クロミグワ(Morus Nigra)、コガネバナ(Scutellaria Baicalensis)、ローマンカモミール(Anthemis Nobilis)、オニサルビア(Salvia Sclarea)、ローズマリー(Rosmarinus Officianalis)、レモン(Citrus Medica Limonum)、チョウセンニンジン(Panax Ginseng)、メナモミ(Siegesbeckia Orientalis)、フルクタス・ムメ(Fructus Mume)、アスコフィルム・ノドスム(Ascophyllum Nodosum)、ビヒズス菌発酵エキス(Bifida Ferment lysate)、ツルマメ(Glycine Soja)抽出物、サトウダイコン(Beta Vulgaris)、ハベルレア・ロドペンシス(Haberlea Rhodopensis)、イタドリ(Polygonum Cuspidatum)、オレンジ(Citrus Aurantium Dulcis)、ブドウ(Vitis Vinifera)、イワヒバ(Selaginella Tamariscina)、ホップ(Humulus Lupulus)、シトラス・レチクラータ(Citrus Reticulata)皮、ザクロ(Punica Granatum)、アスパラゴプシス(Asparagopsis)、ウコン(Curcuma Longa)、ミツガシワ(Menyanthes Trifoliata)、ヒマワリ(Helianthus Annuus)、オオムギ(Hordeum Vulgare)、キュウリ(Cucumis Sativus)、オークモス(Evernia Prunastri)、エベルニア・フルフラセア(Evernia Furfuracea)およびそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
【0079】
VIII.日焼け止め剤
本発明の組成物中に1種以上の日焼け止め剤を含むことが望ましい場合もある。そのような日焼け止め剤としては、化学的UVAもしくはUVB日焼け止め剤または微粒子形態の物理的日焼け止め剤がある。イソニコチンアミドを含有する組成物中に日焼け止め剤を含むことによって、日中、皮膚がさらに保護され、かつ、皮膚上のイソニコチンアミドの効果を促進することになる。
【0080】
A.UVA化学日焼け止め剤
所望の場合に、本組成物は1種以上のUVA日焼け止め剤を含み得る。「UVA日焼け止め剤」という用語は、約320〜400nmの波長のUV放射を遮断する化合物を意味する。好ましいUVA日焼け止め剤は一般式:
【化13】

[式中、RはH、ORおよびNRRであり、ここで各Rは、独立して、H、C1〜20直鎖または分岐鎖アルキルであり;RはHまたはOHであり;かつRはH、C1〜20直鎖または分岐鎖アルキルである]
を有するジベンゾイルメタン化合物である。
【0081】
がORであり、ここでRはC1〜20直鎖または分岐鎖アルキル、好ましくはメチルであり;RがHであり;かつRがC1〜20直鎖または分岐鎖アルキル、より好ましくはブチルである場合が好ましい。
【0082】
この一般式の好適なUVA日焼け止め化合物の例としては、4−メチルジベンゾイルメタン、2−メチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−tert−ブチルジベンゾイルメタン、2,4−ジメチルジベンゾイルメタン、2,5−ジメチルジベンゾイルメタン、4,4’ジイソプロピルベンゾイルメタン、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、4,4’−ジイソプロピルベンゾイルメタン、2−メチル−5−イソプロピル−4’−メトキシジベンゾイルメタン(methoxydibenzoymethane)、2−メチル−5−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンなどが挙げられる。特に好ましいのは、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンであり、アボベンゾン(Avobenzone)とも称される。アボベンゾンはジボダン−ルール社(Givaudan-Roure)から商標パルソル(Parsol)1789、およびメルク社(Merck & Co.)から商品名ユーソレックス(Eusolex)9020で市販されている。
【0083】
他の種類のUVA日焼け止め剤としては、ジカンファースルホン酸(dicamphor sulfonic acid)誘導体、例えばエカムスル(ecamsule)、すなわち式:
【化14】

を有するテレフタリリデンジカンファースルホン酸である、商品名メキソリル(Mexoryl)TMで市販の日焼け止め剤がある。
【0084】
本組成物は、組成物の重量に基づいて約0.001〜20%、好ましくは0.005〜5%、より好ましくは約0.005〜3%のUVA日焼け止め剤を含み得る。本発明の好ましい実施形態において、UVA日焼け止め剤はアボベンゾンであり、全組成物の重量に基づいて約3%以下で存在する。
【0085】
B.UVB化学日焼け止め剤
「UVB日焼け止め剤」という用語は、約290〜320nmの波長のUV放射を遮断する化合物を意味する。様々なUVB化学日焼け止め剤が存在し、米国特許第3,215,724号(参照によりその全体が本明細書中に組み入れられる)に記載のα−シアノ−β,β−ジフェニルアクリル酸エステルが含まれる。α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリル酸エステルの1つの特定の例は、2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸2−エチルヘキシルであるオクトクリレン(Octocrylene)である。一部の場合には、本組成物は、全組成物の重量に基づいて約110%以下のオクトクリレンを含み得る。好適な量は、約0.001〜10重量%の範囲である。オクトクリレンはBASF社から商品名ウビヌル(Uvinul)N−539で購入することができる。
【0086】
他の好適な日焼け止め剤としては、米国特許第3,781,417号(参照によりその全体が本明細書中に組み入れられる)に記載のベンジリデンカンファー誘導体がある。そのようなベンジリデンカンファー誘導体は、一般式:
【化15】

[式中、Rはp−トリルまたはスチリル、好ましくはスチリルである]
を有する。特に好ましいのは、メルク社から商品名ユーソレックス(Eusolex)6300で市販の脂溶性UVB日焼け止め化合物である4−メチルベンジリデンカンファーである。
【0087】
また、一般式:
【化16】

[式中、RおよびRは、ぞれぞれ独立して、C1〜20直鎖または分岐鎖アルキルである]
を有するケイ皮酸エステル(cinnamate)誘導体が好適である。Rがメチルであり、Rが分岐鎖C1〜10、好ましくはCアルキルである場合が好ましい。好ましい化合物は、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル(オクトキシネート(Octoxinate)またはメトキシケイ皮酸オクチルとも称される)である。この化合物は、ジボダン社(Givaudan Corporation)から商品名パルソル(Parsol)MCX、またはBASF社から商品名ウビヌル(Uvinul)MC80で購入することができる。また、そのようなメトキシケイ皮酸エステルのモノ−、ジ−、およびトリエタノールアミン誘導体、例えばメトキシケイ皮酸ジエタノールアミンが好適である。上記化合物の芳香族エーテル誘導体であるシノキセート(Cinoxate)も許容される。存在する場合には、シノキセートは全組成物の重量に基づいて約3%以下で見出されるべきである。
【0088】
また、一般式:
【化17】

[式中、R〜Rは、それぞれ独立して、H、OH、NaOS、SOH、SONa、Cl、R”、OR”であり、ここでR”はC1〜20直鎖または分岐鎖アルキルである]
を有する様々なベンゾフェノン誘導体が、UVB日焼け止め剤として好適である。そのような化合物の例としては、ベンゾフェノン1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、および12がある。ベンゾフェノン誘導体が、ベンゾフェノン3(オキシベンゾン(Oxybenzone)とも称される)、ベンゾフェノン4(スリソベンゾン(Sulisobenzone)とも称される)、ベンゾフェノン5(スリソベンゾンナトリウム(Sulisobenzone Sodium))などである場合が特に好ましい。ベンゾフェノン3が最も好ましい。
【0089】
また、一般式:
【化18】

[式中、R、R、R、およびRは、それぞれ独立して、H、OH、NH、またはC1〜20直鎖もしくは分岐鎖アルキルである]
を有する一部のサリチル酸メンチル誘導体が好適である。R、R、およびRがメチルであり、Rが水酸基またはNHである、サリチル酸ホモメンチル(ホモサレート(Homosalate)としても知られる)またはアントラニル酸メンチルの名称を持つ化合物が特に好ましい。ホモサレートはメルク社から商品名ユーソレックスHMSで市販され、アントラニル酸メンチルはハーマン・アンド・ライマー社(Haarmann & Reimer)から商品名ヘリオパン(Heliopan)で市販されている。存在する場合には、ホモサレートは、全組成物の重量に基づいて約15%以下で見出されるべきである。
【0090】
様々なアミノ安息香酸誘導体は好適なUVB吸収剤であり、一般式:
【化19】

[式中、R、R、およびRは、それぞれ独立して、H、1つ以上の水酸基で置換されていてもよいC1〜20直鎖または分岐鎖アルキルである]
を有するものを含む。RがHまたはC1〜8直鎖もしくは分岐鎖アルキルであり、RおよびRがH、またはC1〜8直鎖もしくは分岐鎖アルキルである場合が特に好ましい。PABA、エチルヘキシルジメチルPABA(パディメート(Padimate)O)、エチルジヒドロキシプロピルPABAなどが特に好ましい。存在する場合には、パディメートOは、全組成物の重量に基づいて約8%以下で見出されるべきである。
【0091】
サリチル酸エステル(salicylate)誘導体も許容されるUVB吸収剤である。そのような化合物は、一般式を有し、式中、Rは直鎖または分岐鎖アルキルであり、モノ−、ジ−、またはトリエタノールアミンから形成される上記化合物の誘導体を含む。サリチル酸オクチル、サリチル酸TEA、サリチル酸DEA、およびそれらの混合物が特に好ましい。
【0092】
一般に、存在するUVB化学日焼け止め剤の量は、全組成物の重量に基づいて約0.001〜45%、好ましくは0.005〜40%、より好ましくは約0.01〜35%の範囲であり得る。
【0093】
所望の場合には、本発明の組成物は、約1〜50、好ましくは約2〜45、最も好ましくは約5〜30の範囲にある一定のSPF(日焼け防止指数)値を有するように製剤化され得る。SPF値の算出は当技術分野で周知である。
【0094】
IX.粒子材料
本発明の組成物は、顔料、不活性微粒子、またはそれらの混合物の形態で粒子材料を含み得る。存在する場合には、推奨範囲は、全組成物の重量に基づいて約0.01〜75%、好ましくは約0.5〜70%、より好ましくは約0.1〜65%である。組成物が顔料と粉末の混合物を含み得る場合には、好適な範囲は、全組成物の重量に基づいて約0.01〜75%の顔料および0.1〜75%の粉末を含む。
【0095】
A.粉末
粒子状物質は、着色または無着色(例えば白)の非顔料粉末であり得る。好適な非顔料粉末としては、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、ヒュームドシリカ(fumed silica)、球状シリカ、ポリメチルメタクリレート、微粒化テフロン、窒化ホウ素、アクリレートコポリマー、ケイ酸アルミニウム、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム(aluminum starch octenylsuccinate)、ベントナイト、ケイ酸カルシウム、セルロース、白亜(chalk)、コーンスターチ、珪藻土、フラー土(fuller's earth)、グリセリルデンプン(glyceryl starch)、ヘクトライト、ケイ酸、カオリン、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、三ケイ酸マグネシウム、マルトデキストリン、モンモリロナイト、微結晶性セルロース、米デンプン、シリカ、タルク、マイカ、二酸化チタン、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ロジン酸亜鉛(zinc rosinate)、アルミナ、アタパルジャイト、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、デキストラン、カオリン、ナイロン、シリル化シリカ(silica silylate)、シルク粉末、絹雲母、大豆粉、酸化スズ、水酸化チタン、リン酸三マグネシウム、クルミ殻粒(walnut shell powder)、またはそれらの混合物が挙げられる。上記粉末は、レシチン、アミノ酸、鉱物油、シリコーン、または様々な他の物質で、単独でまたは組み合わせて、表面処理されてよく、それにより粉末表面が覆われ、微粒子がより親油性の性質を付与される。
【0096】
B.顔料
粒子材料は、様々な有機および/または無機顔料を含み得る。有機顔料は、一般に、様々な芳香族種、例えばアゾ、インジゴイド、トリフェニルメタン、アントロキノン(anthroquinone)、およびキサンチン色素であり、それらはD&CおよびFD&C青色、茶色、緑色、橙色、赤色、黄色などと称される。有機顔料は、一般に、認証着色添加物の不溶性金属塩から成り、レーキと称される。無機顔料としては、酸化鉄、ウルトラマリン、クロム、水酸化クロム色材、およびそれらの混合物がある。赤色、青色、黄色、茶色、黒色、およびそれらの混合物の酸化鉄が好適である。
【0097】
X.保存料
本組成物は、全組成物の重量に基づいて0.001〜8%、好ましくは0.01〜6%、より好ましくは0.05〜5%の保存料を含み得る。安息香酸、ベンジルアルコール、ベンジルヘミホルマール(benzylhemiformal)、ベンジルパラベン、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、ブチルパラベン、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ジアゾリジニル尿素、安息香酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、カプリリルグリコール、ビグアニド誘導体、フェノキシエタノール、キャプタン、クロルヘキシジン二酢酸(chlorhexidine diacetate)、クロルヘキシジン二グルコン酸(chlorhexidine digluconate)、クロルヘキシジン二塩酸(chlorhexidine dihydrochloride)、クロロアセトアミド、クロロブタノール、p−クロロ−m−クレゾール、クロロフェン、クロロチモール、クロロキシレノール、m−クレゾール、o−クレゾール、DEDMヒダントイン、DEDMヒダントイン二ラウリン酸(DEDM Hydantoin dilaurate)、デヒドロ酢酸、ジアゾリジニル尿素、ジイセチオン酸ジブロモプロパミジン、DMDMヒダントインなどを含む様々な保存料が好適である。1つの好ましい実施形態において、本組成物はパラベンを含まない。
【0098】
XI.ビタミンおよび抗酸化剤
本発明の組成物は、ビタミンおよび/またはコエンザイムの他に、抗酸化剤を含み得る。その場合、全組成物の重量に基づいて0.001〜10%、好ましくは0.01〜8%、より好ましくは0.05〜5%が推奨される。好適なビタミンとしては、アスコルビン酸およびその誘導体、例えばパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸テトラヘキシデシル(tetrahexydecyl ascorbate)など;ビタミンB、例えばチアミン、リボフラビン、ピリドキシンなど、ならびに、コエンザイム、例えばチアミンピロリン酸、フラビンアデニンジヌクレオチド、葉酸、ピリドキサルリン酸、テトラヒドロ葉酸などがある。また、ビタミンAおよびその誘導体が好適である。例は、パルミチン酸レチニル、レチノール、レチノイン酸、およびβカロテンの形態のビタミンAである。また、ビタミンEおよびその誘導体、例えば酢酸ビタミンE(Vitamin E acetate)、ニコチン酸ビタミンE(nicotinate)、またはそれらの他のエステルが好適である。さらに、ビタミンDおよびKが好適である。
【0099】
好適な抗酸化剤は、腐敗を防止するか、または遅らせるのを補助する成分である。本発明の組成物中での使用に適する抗酸化剤の例は、亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸ナトリウム(sodium erythrobate)、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、没食子酸プロピル、塩酸システイン、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチル化ヒドロキシアニソールなどである。
【0100】
XII.化粧用組成物
イソニコチンアミドを含有する本発明の組成物は、様々な形態中、例えば無水組成物、水性溶液、美容液、ジェル、スキンクリームもしくはローション、または着色化粧用組成物、例えばファンデーション化粧品、マスカラ、リップカラー、頬紅、アイシャドウなどに見出すことができる。組成物が無水形態である場合、イソニコチンアミドはエマルジョンの油相に溶解または分散することができる;あるいはイソニコチンアミドが水溶性である場合、無水エマルジョンの形成前に、極性溶媒、典型的にはグリセリンまたはアルキレングリコールなどの湿潤剤と称される成分に溶媒和することができる。
【0101】
本組成物がエマルジョン形態である場合、イソニコチンアミドは、誘導体の種類に応じて、エマルジョンの水相または油相中に見出することができる。例えば、イソニコチンアミド酢酸塩(isonicotinamide acetate salt)などの一部の親水性誘導体は水溶性であり、一般にエマルジョンの水相中に溶解される。一部の他の誘導体は、親油性の性質であり、エマルジョンの油相中に見出される傾向がある。
【0102】
好適な美容液またはジェルは、一般に、約1〜99%の水、および任意により約0.001〜30%の水相増粘剤を含む。本明細書中に記載される他の成分が、記載されている割合の範囲で存在してもよい。
【0103】
典型的なスキンクリームまたはローションは、約5〜98%の水、1〜85%の油、および約0.1〜20%の1種以上の界面活性剤を含む。好ましくは、界面活性剤は非イオン性であり、シリコーンまたは有機非イオン性界面活性剤の形態であり得る。
【0104】
ファンデーション、頬紅、アイシャドウなどの典型的な着色化粧用組成物は、好ましくは、約5〜98%の水、1〜85%の油、および約0.1〜20%の1種以上の界面活性剤、さらに約0.1〜65%の顔料または顔料および粉末の組み合わせである微粒子を含有する。
【0105】
典型的なマスカラ組成物は、一般に、約5〜98%の水、1〜85%の油、および約0.1〜20%の界面活性剤、さらにフィルム形成性の天然または合成ポリマー、例えばアクリル酸コポリマーの水分散液、ポリウレタンの水分散液またはシリコーン樹脂を含む。
【0106】
XIII.方法
本発明はさらに、本発明の組成物を皮膚に投与することによる改善のための皮膚の処置を含む。本組成物は、スキンケアレジメンの一部として、本明細書に記載する形態で投与することができる。例えば、本組成物は、ナイトクリーム、または仮眠もしくは睡眠などの身体の休息時の前に皮膚に投与するクリームとして、皮膚に投与することができる。本組成物は、1日に2回、皮膚を洗浄した後、朝と夜に投与することができる。本組成物は、ファンデーションまたは他の着色化粧品の形態で、スキンケア製品を介して皮膚に投与することができる。
【0107】
一実施形態において、このレジメンを使用する消費者が、標準的スキンケアの日課の一部として、1日に2回皮膚にイソニコチンアミドを投与するように、イソニコチンアミドがデイクリームおよびナイトクリームに製剤化される。
【0108】
別の実施形態において、その上にスキンクリームまたはローションを塗布する、化粧液の形態で皮膚にイソニコチンアミドが投与される。
【0109】
別の実施形態において、皮膚用洗浄剤の形態で皮膚にイソニコチンアミドが投与される。
【0110】
「改善のための皮膚の処置」という用語は、組成物が投与された皮膚が、1つ以上の改善、例えば肌の張りの増加(緩みの低減)、年齢によるしみ、日焼けによるしみ、または加齢した皮膚に伴う他の皮膚色素沈着のような色素過剰の改善、線および/またはしわの出現の改善、皮膚のまだら(mottling)の改善、細胞再生、表皮剥離(例えば角化細胞の脱離または新生)を示すことを意味する。
【0111】
本発明は、例示のためだけに記載される以下の実施例に関連してさらに説明される。
【実施例】
【0112】
実施例1
本発明の組成物を以下のように作製した。
【表1】





【0113】
本発明は好ましい実施形態に関連して記載されているが、本発明の範囲を記載されている特定の形態に限定することを意図するものではなく、逆に、そのような選択肢、改変、および等価物を添付の特許請求の範囲に定義される本発明の精神と範囲に含み得ることを意図する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
イソニコチンアミド、およびアクリレートベースの合成ポリマーである水相構造剤(structuring agent)を含む水性外用組成物。
【請求項2】
水相構造剤が以下からなる群より選択されるアクリレートベースの合成ポリマーを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
アクリレートベースの合成ポリマーが、アクリル酸、メタクリル酸、それらの単純なC1〜22カルボン酸エステル;アクリルアミド;アクリル酸アンモニウムまたはメタクリル酸アンモニウム;ジメチルアミノエチルメタクリレート;PPG−ジアクリレート;スチレン;またはそれらの混合物から選択されるモノマーを含む、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
合成ポリマーが、アクリレーツコポリマー;ポリアクリレート1;ポリアクリレート2;ポリアクリレート3;ポリアクリレート4;ポリアクリレート5;ポリアクリレート6;ポリアクリレート7;ポリアクリレート8;ポリアクリレート9;ポリアクリレート10;ポリアクリレート11;ポリアクリレート12;ポリアクリレート13;ポリアクリレート14;ポリアクリレート15;ポリアクリレート16;ポリアクリレート17;ポリアクリレート18;ポリアクリレート19;ポリアクリレート20;ポリアクリレート21;ポリアクリレート22;ポリアクリレート−1クロスポリマー;ポリアクリレート−2クロスポリマー;ステアレス−10アリルエーテル/アクリレーツコポリマー;カルボマー;アクリル酸アルキル(C10〜30)クロスポリマー;アクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム(Ammonium Acryloyldimethyltaurate)/VPコポリマー;またはアクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム/メタクリル酸ベヘネス−25クロスポリマー;およびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項2に記載の組成物。
【請求項5】
イソニコチンアミド;アクリレートベースの合成ポリマー性水相増粘剤;少なくとも1種のモノエステル;少なくとも1種の植物性抽出物;少なくとも1種の揮発性シリコーン;少なくとも1種の不揮発性シリコーン;およびグリセリンまたはアルキレングリコールである少なくとも1種の湿潤剤を含む水中油型エマルジョンである、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
イソニコチンアミド、およびUVA日焼け止め剤、UVB日焼け止め剤、またはそれらの混合物から選択される少なくとも1種の化学日焼け止め剤を含む、水性外用組成物。
【請求項7】
少なくとも1種のシリコーンエラストマー;少なくとも1種の不揮発性シリコーン;少なくとも1種のアクリレートベースの合成ポリマー水相構造剤;少なくとも1種の脂肪酸のグリセリルエステル;グリセリン、アルキレングリコール、またはそれらの混合物である少なくとも1種の湿潤剤;少なくとも1種の植物性抽出物をさらに含む、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
シリコーンエラストマーがポリシリコーン−11を含み;不揮発性シリコーンがジメチコーンを含み;アクリレートベースの構造剤がカルボマーを含み;脂肪酸のグリセリルエステルがステアリン酸グリセリルを含み;湿潤剤がグリセリンを含み;かつ植物性抽出物が、アロエベラ葉抽出物、イタドリ(Polygonum Cuspidatum)抽出物、チャノキ(Camellia Sinensis);アルプラナサス・リネアリス(Alplanathus Linearis);ローズマリー(Rosmarinus Officinalis);ダイズ;アルテミア(Artemia);センテラ・アシアチカ(Centella Asiatica);フスマ抽出物;オリーブ抽出物;マトリカリア(Matricaria)抽出物;コガネバナ(Scutellaria Baicalensis)抽出物;ヤマグワ(Morus Bombycis)抽出物;ジャバラ(Citrus Jabara)果皮抽出物;オオムギ抽出物;コムギ胚;パディナ・パボニカ(Padina Pavonica);メナモミ(Siegesbeckia Orientalis);コーヒーノキ(Coffea Robusta);ヒマワリ(Helianthus Annus);キュウリ(Cucumis Sativus);チャーガ(Inonotus Obliquus);シラカバ(Betula Alba);コレウス・バルバツス(Coleus Barbatus);シトリ・レチクラータ(Citri Reticulatae);およびそれらの混合物のうち1以上を含む、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
UVB日焼け止め剤が、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、サリチル酸エチルヘキシル、またはそれらの混合物を含む、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
水中油型エマルジョンの形態の、請求項8に記載の組成物。
【請求項11】
イソニコチンアミドおよび少なくとも1種の植物性抽出物を含む外用組成物。
【請求項12】
抗酸化植物性抽出物が、アロエベラ葉抽出物、イタドリ(Polygonum Cuspidatum)抽出物、チャノキ(Camellia Sinensis);アルプラナサス・リネアリス(Alplanathus Linearis);ローズマリー(Rosmarinus Officinalis);ダイズ;アルテミア(Artemia);センテラ・アシアチカ(Centella Asiatica);フスマ抽出物;オリーブ抽出物;マトリカリア(Matricaria)抽出物;コガネバナ(Scutellaria Baicalensis)抽出物;ヤマグワ(Morus Bombycis)抽出物;ジャバラ(Citrus Jabara)果皮抽出物;オオムギ抽出物;コムギ胚;パディナ・パボニカ(Padina Pavonica);メナモミ(Siegesbeckia Orientalis);コーヒーノキ(Coffea Robusta);ヒマワリ(Helianthus Annus);キュウリ(Cucumis Sativus);チャーガ(Inonotus Obliquus);シラカバ(Betula Alba);コレウス・バルバツス(Coleus Barbatus);シトリ・レチクラータ(Citri Reticulatae);およびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
少なくとも1種の化学日焼け止め剤;少なくとも1種のエステル;少なくとも1種の脂肪酸のグリセリルエステル;アルキレングリコールまたはグリセリンから選択される少なくとも1種の湿潤剤;および少なくとも1種のアクリレートベースの合成ポリマー性増粘剤をさらに含む、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
グリセリルエステルがステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG−100またはそれらの混合物であり、湿潤剤がグリセリンを含み、かつアクリレートベースの合成ポリマーがカルボマーを含む、請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
少なくとも1種のシリコーンエラストマーをさらに含む、請求項12に記載の組成物。

【公表番号】特表2011−526900(P2011−526900A)
【公表日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−516449(P2011−516449)
【出願日】平成21年6月17日(2009.6.17)
【国際出願番号】PCT/US2009/047610
【国際公開番号】WO2010/002586
【国際公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(598100128)イーエルシー マネージメント エルエルシー (112)
【Fターム(参考)】