説明

ウェハ処理装置

【課題】 素子部分に損傷を与えず、ウェハのベベルの汚れを効果的に除去し得るウェハ処理装置を提供する。
【解決手段】 チャンバ1と、チャンバ1の内部に配設されて処理対象であるウェハ7が載置されるステージ6と、チャンバ1の内部にプラズマ9を形成するプラズマ発生手段と、プラズマ9とウェハ7とを隔離するようチャンバ1の内部に配設された隔離部材10と、プラズマ9によって生成されるラジカル9Aをウェハ7の外周部に選択的に回り込ませるよう隔離部材10の外周部に形成した貫通孔11とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はウェハ処理装置に関し、特にウェハのベベル部分のクリーニングを行う際に適用して有用なものである。
【背景技術】
【0002】
半導体素子は、CVD処理、エッチング処理、スパッタリング処理等の多くの処理工程を経てウェハ上に形成される。ここで、ウェハの端面および周辺の傾斜部を「ベベル」と呼ぶが、このベベル部分に各処理工程において異物が付着した場合、これをそのままにしておくと後工程において製造途中の半導体素子に異物が混入してしまい、最終製品である半導体素子の品質の悪化を招来する。同時に、ベベル部分に付着した異物でウェハが持ち上げられることによりウェハ上にパターンを露光する際の焦点深度が変化してしまうため、高精度のパターンを形成することができないという問題も生起する。
【0003】
かかる問題はLSIへの新材料や新プロセスの導入に伴って、ベベルの異物や欠陥が歩留まりに与える影響を特に顕著なものとしており、例えば低誘電率(low−k)膜のような強度の低い材料は、ウェハ端に大きな圧力が加わる搬送工程で、はがれを生じやすい。また、かかる異物は、さらなる微細加工を実現すべく開発された液浸露光法を実施する際にレンズ直下の液体を介してウェハ端から中心付近へと移動し、歩留まりを低下させるばかりでなく、異物が露光装置のレンズに付着して装置の故障を生起する虞もある。
【0004】
そこで、半導体素子の各製造工程において適宜ベベル部分のクリーニング、すなわち異物の除去を行っている。従来における代表的なベベルクリーニング方法としては、ベベル部分に付着した異物をブラシで除去する、砥石で研削して除去する、水素バーナを用いて除去する等の方法が知られている。
【0005】
なお、ウェハのベベル部からのパーティクルの発生を抑制する技術を開示する公知文献として特許文献1が挙げられる。
【特許文献1】特開2005−158947号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の如きベベルクリーニング方法は、作業効率等の面において十分なものではなく、さらなる改善が望まれていた。一方、プラズマを利用すればベベル部分の異物を良好に除去することができるが、この場合にはウェハ中央部に形成した素子部分も同時に損傷してしまうという新たな問題を発生する。
【0007】
本発明は、上記従来技術に鑑み、素子部分に損傷を与えず、ウェハのベベルの汚れを効果的に除去し得るウェハ処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成する本発明の第1の態様は、
チャンバと、前記チャンバの内部に配設されて処理対象であるウェハが載置されるステージと、チャンバの内部にプラズマを形成するプラズマ発生手段と、前記プラズマと前記ウェハとを隔離するようチャンバの内部に配設された隔離部材と、前記プラズマによって生成されるラジカルを前記ウェハの外周部に選択的に回り込ませるよう前記隔離部材の外周部に形成した貫通孔とを有することを特徴とするウェハ処理装置にある。
【0009】
本態様によれば、貫通孔を介してウェハの外周部にプラズマによって生成されるラジカルが供給されるので、ウェハのベベル部分に付着した異物はプラズマに基づくラジカルのエッチング作用で除去される。一方、このときのウェハは基本的に隔離部材でプラズマから隔離されているので、プラズマのアタックを受ける虞はなく、ウェハの表面に形成された半導体素子等のデバイスがプラズマにより損傷されることはない。
【0010】
第2の態様は、
第1の態様に記載するウェハ処理装置において、前記ステージに載置されたウェハの下方に底板をさらに設け、前記ウェハの周辺部分に前記隔離部材と前記底板とで仕切られるリング状の空間を形成したことを特徴とするウェハ処理装置にある。
【0011】
本態様によれば、リング状の空間に導入されたプラズマを前記空間にある程度閉じ込めることができるので、その分前記空間に臨むウェハのベベル部分に良好にラジカルを作用させることができる。この結果、ベベル部分の良好なクリーニングに資することができる。
【0012】
第3の態様は、
第1又は第2の態様に記載するウェハ処理装置において、前記ステージはウェハをその載置面から上昇させ得るように構成したことを特徴とするウェハ処理装置にある。
【0013】
本態様によれば、ウェハの裏面の広い範囲に容易にプラズマに基づくラジカルを回り込ませることができ、裏面の異物も含めウェハの良好なクリーニングを行うことができる。ちなみに、前処理工程においてウェハをステージの表面に吸着させて固定した場合には、ステージ表面の異物がウェハの裏面に付着し易いため、このような前処理を伴う工程で付着した異物を除去する場合に特に有用なものとなる。
【0014】
第4の態様は、
第1乃至第3の態様の何れか一つに記載するウェハ処理装置において、前記隔離部材は前記貫通孔の内側に配設されるとともに内部が空間となっている筒状部を有し、前記筒状部の外周面と前記チャンバの内周面との間の空間に前記プラズマが形成されるように構成したことを特徴とするウェハ処理装置にある。
【0015】
本態様によれば、筒状部の外周面と前記チャンバの内周面との間の空間に制限してプラズマが形成されるので、効率よくプラズマを形成することができる。また、デバイスが形成されるウェハの上方には可及的にプラズマが発生しないようにすることができるので、プラズマの熱によるウェハへのダメージも回避することができる。
【0016】
第5の態様は、
第4の態様に記載するウェハ処理装置において、前記筒状部の空間を真空にしたことを特徴とするウェハ処理装置にある。
【0017】
本態様によれば、筒状部の内部でのプラズマの発生を可及的に防止することができ、その分効率的にプラズマを形成することができる。また、ウェハに対する熱的なダメージも回避し得る。
【0018】
第6の態様は、
第4の態様に記載するウェハ処理装置において、前記筒状部の空間に不活性ガスを充填したことを特徴とするウェハ処理装置にある。
【0019】
本態様によれば、第4の態様と同様の作用・効果を得ることができる。
【0020】
第7の態様は、
第4の態様に記載するウェハ処理装置において、前記筒状部の空間に冷却水を充填したことを特徴とするウェハ処理装置にある。
【0021】
本態様によれば、冷却水によりウェハの表面を冷却することができるので、その熱的ダメージを確実に防止することができる。
【0022】
第8の態様は、
第1乃至第7の態様の何れか一つに記載するウェハ処理装置において、前記プラズマ発生手段は、前記チャンバの外周面に巻回したコイルを有するICP方式のものであることを特徴とするウェハ処理装置にある。
【0023】
本態様によれば、強い誘導結合により安定したリング状のプラズマをチャンバ内に効率良く形成することができる。ここで、コイルはチャンバの外周面に巻回してあるので、チャンバ内に供給するクリーニングガスの種類に制限されない。すなわち、塩素系のクリーニングガスであっても構わない。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、貫通孔を介してウェハのベベル部分に供給されるラジカルで前記ベベル部分のみを選択的にクリーニングすることができる。一方、半導体素子等のデバイスが形成されたウェハの中央部はプラズマのアタックを受ける虞はない。この結果、デバイスの性能に悪影響を与えることなくベベル部分に付着する異物を選択的に除去することができ、最終製品であるデバイスの品質の劣化を未然に防止し得る。
【0025】
さらに、本発明におけるラジカルによるベベルクリーニングでは、ベベル部分の異物の除去に止まらずベベル部分に不規則厚みで積層された各種膜を除去し、当該部分の膜形状を整形することもできる。ここで、各種膜とは、絶縁膜、半導体膜、導体膜の何れかである。ちなみに、これらのうち導電膜は金属成分を含むため,従来技術(薬液は除く)では十分に除去することができなかった。これに対し本発明によれば塩素系のクリーニングガスを使用することも可能となるので、前記導電体膜も含め全体的なベベルクリーニングを効果的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明の第1の実施の形態に係るウェハ処理装置を示す概略構成図である。同図に示すように、チャンバ1は筒状部1A、この筒状部1Aの上端開口を塞ぐ上蓋1B及び筒状部1Aの下端開口を塞ぐとともに排気用の貫通孔2が形成された底板1Cを有している。そしてチャンバ1は、その下方に配設されたプロセスチャンバ3とともに密閉空間を形成している。この密閉空間には、チャンバ1の上蓋1Bに形成された供給口4を介してプラズマを生成するためのプロセスガスが供給されるとともに、プロセスチャンバ3に形成された排気口5を介して真空ポンプ(図示せず)により真空排気するように構成してある。ここで、少なくとも筒状部1Aは石英ガラス等の誘電体で形成してある。
【0028】
ステージ6はその表面に処理対象であるウェハ7を載置するための水平面を有しており、底板1Cに一体的に固着されて昇降手段(図示せず)により昇降するようになっている。
【0029】
チャンバ1の外周面にはコイル8が巻回してある。このコイル8は高周波電源(図示せず)から高周波数の電力を供給されてチャンバ1内にプラズマ9を生成する、いわゆるICPタイプのプラズマ発生手段を構成している。この結果、チャンバ1内には強い誘導結合によりチャンバ1の内周面に沿うリング状のプラズマ9が形成される。
【0030】
隔離部材10はステージ6に載置されたウェハ7をプラズマ9から隔離するとともに、プラズマ9をウェハ7の外周部に選択的に回り込ませるよう貫通孔11がその外周部に形成してある。さらに詳言すると、本形態における隔離部材10は外周部に貫通孔11が形成されるとともにウェハ7の上方でチャンバ1内を水平に仕切る平板部10Aと、貫通孔11の内側で平板部10Aと一体的に形成されて内部が密閉空間12となっている筒状部10Bとを有している。この結果、プラズマ9は筒状部10Bの外周面と筒状部1Aの内周面との間の空間に形成される。ここで、筒状部10Bの密閉空間12は、プラズマ9が生成され難い空間となっているのが好ましく、さらに具体的には高真空に形成するか、不活性ガスを充填するか、または冷却水を充填するかの何れかが考えられる。ちなみに、高真空に形成するか、不活性ガスを充填することにより当該密閉空間12にプラズマ9が生成されるのを可及的に抑制し得る。また、冷却水を充填した場合には、プラズマ9が生成されるのを抑制し得るばかりでなく、プラズマ9で加熱される隔離部材10を冷却して、ウェハ7に対する熱的影響を除去することができる。隔離部材10もチャンバ1と同様に誘電体で形成する。具体的には、石英ガラス、セラミックス、サファール等が好適である。
【0031】
ステージ6は、前述の如くその上面にウェハ7を載置した状態で底板1Cと一体的に昇降するが、最上昇位置では、図1に示すように底板1Cが筒状部1Aの下端面にシール部材13を介して当接するとともに、ウェハ7の外周部が隔離部材10の下端面から下方に突出する凸部10Cに当接するようになっている。この結果、隔離部材10の平板部10Aと底板1Cとの間にはステージ6の外周面で規定され、しかもウェハ7のベベル部分が臨むリング状の空間14が形成される。
【0032】
かかる実施の形態において、ウェハ7のベベル部分のクリーニング時にはステージ6に処理対象となるウェハ7を載置してステージ6を上昇させることにより図1に示すような状態とする。かかる状態でコイル8に高周波電力を供給するとともに供給口4を介してプロセスガスをチャンバ1内に供給することにより筒状部1Aの内周面と筒状部10Bの外周面との間にリング状のプラズマ9を生成させる。このとき、チャンバ1内に供給されるプロセスガスは真空排気により貫通孔11から空間14に至り、貫通孔2を介してプロセスチャンバ3の内部から排気口5に向かうガス流れを形成する。この結果、図1の一部を抽出・拡大した図2に明示するように、プラズマ9に基づくラジカル9Aが貫通孔11を介して空間14に至り、この空間14に臨むウェハ7のベベル部分に作用する。かくして、ベベル部分に付着する異物がラジカル9Aのエッチング作用により除去される。ここで、ウェハ7の表面のベベル部分を除くデバイスが形成される領域はその上方に位置する平板部10Aでプラズマ9から隔離されているので、ラジカル9Aは貫通孔11を介してベベル部分のみに回りこむ。すなわち、ウェハ7におけるデバイス形成領域に対するラジカルのアタックを防止しつつ、ベベル部分のみにラジカルを選択的に作用させて異物を除去することができる。
【0033】
図3は本発明の第2の実施の形態に係るウェハ処理装置を示す概略構成図である。同図に示すように、本形態に係るウェハ処理装置は図1に示す実施の形態と多くの部分で同様の構成となっている。そこで、図1と同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。図3に示すように、本形態のウェハ処理装置はリフトピン15を有している。さらに詳言すると、リフトピン15はその複数本がステージ6の表面から垂直上方に突出させ得るように昇降可能に形成してある。かくして、ステージ6に載置されたウェハ7の下面にリフトピン15の先端を当接させた状態でこのウェハ7を上昇させることができるようになっている。
【0034】
かかる実施の形態において、ウェハ7のクリーニング時にはステージ6に処理対象となるウェハ7を載置してリフトピン15上昇させ、リフトピン15によりウェハ7を持ち上げた状態でステージ6を上昇させることにより図3に示すような状態とする。かかる状態でコイル8に高周波電力を供給するとともに供給口4を介してプロセスガスをチャンバ1内に供給する。このことにより、図1及び図2に示す第1の実施の形態の場合と同様に、プラズマ9を生成させる。この結果、プラズマ9に基づくラジカル9Aが貫通孔11を介して空間14に至る。
【0035】
ここで、本形態においてはリフトピン15でウェハ7が持ち上げられているので、図3中に矢印で示すように、ウェハ7の裏面の広い範囲に容易にラジカル9Aを回り込ませることができる。この結果ベベル部分に付着する異物のみならず、ウェハ7の裏面の異物も含めてウェハ7に付着する異物を良好に除去することができる。ちなみに、前工程においてウェハ7をステージ6の表面に吸着させて固定した場合には、ステージ6の表面の異物がウェハ7の裏面に付着し易い。したがって、このような前処理を伴う工程で付着した異物を除去する場合に本形態は特に有用なものとなる。
【0036】
本形態において、上述の如く、リフトピン15によりウェハ7を持ち上げた状態でステージ6を昇降させるような構成に限定する必要はない。ステージ6及び底板1Cを固定した状態で、リフトピン15のみを昇降することによってもウェハ7の搬送及び凸部10Cへの押しつけを行うことは可能である。
【0037】
なお、上記実施の形態では、底板1Cに貫通孔2を設けたが、図4に示すように、ステージ6と底板1Dとの間にリング状の隙間16が形成されるように構成しても良い。この場合には、隙間16が貫通孔2と同様の機能を発揮する。
【0038】
また、プラズマ発生手段としてICPタイプのものを示したが、これに限るものでは勿論ない。基本的にはチャンバ1の平板部10Aの上方の空間にプラズマ9を生成し得るものであれば特に制限はない。例えば、TCPタイプのプラズマ発生手段であっても構わない。ただ、ICPタイプの場合、強い誘導結合によりチャンバ1の内周面近傍にリング状のプラズマ9が形成されるので、効率よく高密度のプラズマ9が生成され、プラズマ9に基づくラジカル9Aを貫通孔11を介して導入する本発明に係るウェハ処理装置としては最適なものとなる。また、コイル8はチャンバ1の外部に配設すればよいので、チャンバ1内に導入するプロセスガスを制限する必要もない。すなわち、塩素系のプロセスガスであってもベベル部分のクリーニングに使用することができる。
【0039】
底板1Cを設けることは必須ではない。チャンバ1の下方が直接プロセスチャンバ3の内部に連通していても構わない。ただ、底板1Cを設けることにより空間14が形成され、この空間14にラジカル9Aをある程度閉じ込めることができるので、クリーニング効率という面からは底板1Cを設けるのが望ましい。
【0040】
また、隔離部材10に筒状部10Bを設けることも必須ではない。要は、ウェハ7のデバイス形成面がプラズマに晒されないように、少なくとも平板部10Aで隔離されていれば良い。ただ、筒状部10Bを設けることで、プラズマ9の生成領域を必要な範囲に制限し、ラジカル生成効率を高めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は半導体製造装置を製造・販売する産業分野において良好に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るウェハ処理装置を示す概略構成図である。
【図2】図1の一部を抽出・拡大して示す詳細図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るウェハ処理装置を示す概略構成図である。
【図4】本発明のさらなる変形例の一部を抽出して示す拡大図である。
【符号の説明】
【0043】
1 チャンバ
1A 筒状部
1B 上蓋
1C 底板
2 貫通孔
6 ステージ
7 ウェハ
8 コイル
9 プラズマ
9A ラジカル
10 隔離部材
10A 平板部
10B 筒状部
11 貫通孔
14 空間
15 リフトピン


【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャンバと、
前記チャンバの内部に配設されて処理対象であるウェハが載置されるステージと、
チャンバの内部にプラズマを形成するプラズマ発生手段と、
前記プラズマと前記ウェハとを隔離するようチャンバの内部に配設された隔離部材と、
前記プラズマによって生成されるラジカルを前記ウェハの外周部に選択的に回り込ませるよう前記隔離部材の外周部に形成した貫通孔とを有することを特徴とするウェハ処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載するウェハ処理装置において、
前記ステージに載置されたウェハの下方に底板をさらに設け、前記ウェハの周辺部分に前記隔離部材と前記底板とで仕切られるリング状の空間を形成したことを特徴とするウェハ処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載するウェハ処理装置において、
前記ステージはウェハをその載置面から上昇させ得るように構成したことを特徴とするウェハ処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載するウェハ処理装置において、
前記隔離部材は前記貫通孔の内側に配設されるとともに内部が空間となっている筒状部を有し、前記筒状部の外周面と前記チャンバの内周面との間の空間に前記プラズマが形成されるように構成したことを特徴とするウェハ処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載するウェハ処理装置において、
前記筒状部の空間を真空にしたことを特徴とするウェハ処理装置。
【請求項6】
請求項4に記載するウェハ処理装置において、
前記筒状部の空間に不活性ガスを充填したことを特徴とするウェハ処理装置。
【請求項7】
請求項4に記載するウェハ処理装置において、
前記筒状部の空間に冷却水を充填したことを特徴とするウェハ処理装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7の何れか一つに記載するウェハ処理装置において、
前記プラズマ発生手段は、前記チャンバの外周面に巻回したコイルを有するICP方式のものであることを特徴とするウェハ処理装置。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−123695(P2010−123695A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−294907(P2008−294907)
【出願日】平成20年11月18日(2008.11.18)
【出願人】(594119298)株式会社メイコー (4)
【Fターム(参考)】