説明

半導体素子のパターンの形成方法

【課題】微細なパターンを形成するための半導体素子のパターンの形成方法を提供する。
【解決手段】エッチング対象膜上にフォトレジストパターンが形成された半導体基板が提供される段階と、前記フォトレジストパターンを含む前記半導体基板上に補助膜が形成される段階と、前記フォトレジストパターンの表面に形成された前記補助膜が変性されて第1補助パターンが形成される段階と、前記第1補助パターン及び前記補助膜を含む前記半導体基板上にフォトレジスト膜が形成される段階と、前記フォトレジスト膜の下部に形成された前記補助膜が変性されて第2補助パターンが形成され、前記補助膜が前記フォトレジストパターンの間のみに残留される段階と、前記フォトレジスト膜、前記第1及び第2補助パターンを除去して前記フォトレジストパターン及び前記補助膜を含むエッチングマスクパターンを形成する段階と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体素子のパターンの形成方法に関し、特に、微細なパターンを形成するための半導体素子のパターンの形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体基板にはゲートや素子分離膜のような多数の要素等が形成され、このようなゲートらを電気的に連結させるために金属配線が形成される。金属配線と半導体基板の接合領域例えば、トランジスタのソースまたはドレインは、コンタクトプラグによって電気的に連結される。このようなゲートや金属配線等は、大体パターン形成工程によって形成される。すなわち、半導体基板上にパターニングを形成しようとするエッチング対象膜、例えば、ゲート積層膜や導電膜または絶縁膜を形成し、エッチング対象膜上にエッチングマスクパターンを形成した後、エッチングマスクパターンを利用したエッチング工程によってエッチング対象膜をパターニングする。
【0003】
このようなパターン形成工程を通じて微細パターンを形成することは、超小型及び高性能の半導体素子を形成するのに必ず必要な工程として非常に重要である。しかし、パターン形成工程の時使用される装備の限界により、形成が可能なパターンの大きさは限定されており、このような装備の限界を乗り越えるのには多くの困難さがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明は上記問題を鑑みてなされたものであって、その目的は微細なパターンを形成するための半導体素子のパターンの形成方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1側面による半導体素子のパターンの形成方法は、エッチング対象膜上にフォトレジストパターンが形成された半導体基板が提供される段階と、前記フォトレジストパターンを含む前記半導体基板上に補助膜が形成される段階と、前記フォトレジストパターンの表面に形成された前記補助膜が変性されて第1補助パターンが形成される段階と、前記第1補助パターン及び前記補助膜を含む前記半導体基板上にフォトレジスト膜が形成される段階と、前記フォトレジスト膜の下部に形成された前記補助膜が変性されて第2補助パターンが形成され、前記補助膜が前記フォトレジストパターンの間のみに残留される段階、及び前記フォトレジスト膜、前記第1及び第2補助パターンを除去して前記フォトレジストパターン及び前記補助膜を含むエッチングマスクパターンを形成する段階と、を含む。
【0006】
また、本発明の第2側面による半導体素子のパターンの形成方法は、第1領域、及び第1領域より広い幅またはピッチのパターンが形成される第2領域を含む半導体基板が提供される段階と、前記半導体基板上にエッチング対象膜とフォトレジストパターンが形成される段階と、前記フォトレジストパターンを含む前記半導体基板上に補助膜が形成される段階と、前記フォトレジストパターンの表面に形成された前記補助膜が変性されて第1補助パターンが形成される段階と、前記第1補助パターン及び前記補助膜を含む前記半導体基板上にフォトレジスト膜が形成される段階と、前記フォトレジスト膜の下部に形成された前記補助膜が変性されて第2補助パターンが形成され、前記補助膜が前記フォトレジストパターンの間のみに残留される段階、及び前記フォトレジスト膜、前記第1及び第2補助パターンを除去して前記フォトレジストパターン及び前記補助膜を含むエッチングマスクパターンを形成する段階と、を含む。
【0007】
また、前記フォトレジストパターンは、脂溶性であることを利用して形成し、前記補助膜は水溶性であることを利用して形成することが望ましい。
【0008】
また、前記補助膜が形成される段階以後、前記フォトレジストパターンと前記補助膜のガラス転移温度より高い温度でベッキング(Backing)工程を行う段階をさらに含む。
【0009】
また、前記第1及び第2補助パターンは、前記フォトレジスト膜と同時に除去される。
【0010】
また、前記第1及び第2補助パターンは、前記フォトレジスト膜の現像工程の際に除去される。
【0011】
また、前記第1及び第2補助パターンは、前記補助膜にH+イオンが拡散されて形成される。
【0012】
また、前記第1補助パターンは熱処理工程によって形成する。
【0013】
また、前記フォトレジストパターンの間の距離は、前記フォトレジストパターン幅の3倍に形成する。
【0014】
また、前記第1領域に形成される前記フォトレジストパターンの間の距離は、前記第1領域に形成される前記フォトレジストパターン幅の3倍に形成する。
【0015】
また、前記第1補助パターンの厚さは、前記フォトレジストパターンの幅と同一である。
【0016】
また、前記第2補助パターンは、前記フォトレジスト膜を露光して形成する。
【0017】
また、前記第2補助パターンを形成するための前記フォトレジスト膜の露光工程の際、前記第1領域と前記第2領域に照射される露光量を各々異なるように設定する。
【0018】
また、前記フォトレジスト膜に対する露光工程の際、前記第1領域に照射される露光量は前記第2領域に照射される露光量より小さいことが望ましい。
【0019】
また、前記フォトレジスト膜に対する露光工程の際、前記第1領域に照射される露光量が多いほど、前記第1領域に残留される前記補助膜の高さは低くなる。
【0020】
また、前記第2補助パターンは、前記第2領域のうち、前記第1領域との境界部分を除く全体に形成される。
【0021】
また、前記フォトレジスト膜に対する露光工程の際、前記第1領域と前記第2領域との間の前記フォトレジスト膜は露光されない。
【0022】
本発明の第3側面による半導体素子のパターンの形成方法は、半導体基板上にフォトレジストパターンが形成される段階と、前記フォトレジストパターン上に補助膜が形成される段階と、前記半導体基板に対して熱処理工程を行なって、前記フォトレジストパターンの表面に形成された前記補助膜をフォトレジストに対する現像工程の際に除去可能になるように変性させる段階と、前記補助膜上にフォトレジスト膜が形成される段階と、前記フォトレジスト膜に対して露光工程を行って、前記フォトレジスト膜の下部に形成された前記補助膜をフォトレジストに対する現像工程の際に除去可能になるように変性させるが、前記フォトレジストパターンの間には変性されていない前記補助膜が残余される段階と、露光された前記フォトレジスト膜に対して現像工程を行って除去するが、変性された前記補助膜が一緒に除去されて前記フォトレジストパターンと前記変性されていない補助膜が残留する段階と、を含む。
【0023】
また、前記補助膜は、前記フォトレジストパターンまたは前記フォトレジスト膜から酸が拡散されてフォトレジスト膜に対する現像工程の際に除去可能になるように変性される。
【0024】
また、前記補助膜は、前記フォトレジストパターンまたは前記フォトレジスト膜からH+イオンが拡散されてフォトレジスト膜に対する現像工程の際に除去可能になるように変性される。
【0025】
また、前記フォトレジストパターンは脂溶性であることを利用して形成し、前記補助膜は水溶性であることを利用して形成することが望ましい。
【0026】
また、前記補助膜が形成される段階以後、前記フォトレジストパターンと前記補助膜のガラス転移温度より高い温度でベッキング工程を行う段階と、をさらに含む。
【0027】
また、本発明の第4側面による半導体素子のパターンの形成方法は、エッチング対象膜上にエッチング補助パターンが形成された半導体基板が提供される段階と、前記エッチング補助パターンを含む前記半導体基板上に補助膜が形成される段階と、前記エッチング補助パターンの表面に形成された前記補助膜が変性されて、第1補助パターンが形成される段階と、前記エッチング補助パターンの間のみに前記補助膜が残留されるように前記補助膜の上部を変性させて第2補助パターンで形成する段階と、前記第1及び第2補助パターンを除去して前記エッチング補助パターン及び残留する前記補助膜を含むエッチングマスクパターンを形成する段階と、を含む。
【0028】
また、本発明の第5側面による半導体素子のパターンの形成方法は、第1領域及び第2領域を含む半導体基板上にエッチング対象膜、及びエッチング補助パターンを形成するが、前記エッチング補助パターンは前記第1領域より前記第2領域にさらに広い幅またはピッチに形成される段階と、前記エッチング補助パターンを含む前記半導体基板上に補助膜が形成される段階と、前記エッチング補助パターンの表面に形成された前記補助膜が変性されて第1補助パターンが形成される段階と、前記エッチング補助パターンの間のみに前記補助膜が残留されるように前記補助膜の上部を変性させて第2補助パターンで形成する段階と、前記第1及び第2補助パターンを除去して前記エッチング補助パターン、及び残留する前記補助膜を含むエッチングマスクパターンを形成する段階と、を含む。
【0029】
また、前記第2補助パターンを形成する段階は、前記補助膜上に前記エッチング補助パターンと同じ物質膜を形成する段階と、前記エッチング補助パターンと同じ物質膜に接触された前記補助膜を第2補助パターンで形成する段階と、をさらに含む。
【0030】
また、前記第1及び第2補助パターンは、前記エッチング補助パターンまたは前記エッチング補助パターンと同じ物質膜からH+イオンが前記補助膜に拡散されて形成される。
【0031】
また、前記エッチング補助パターンは、脂溶性であることを利用して形成し、前記補助膜は水溶性であることを利用して形成することが望ましい。
【0032】
また、前記補助膜が形成される段階以後、前記エッチング補助パターンと前記補助膜のガラス転移温度より高い温度でベッキング工程を行う段階をさらに含む。
【発明の效果】
【0033】
以上のように、本発明の半導体素子のパターンの形成方法によれば、フォトレジストパターンを形成した後、フォトレジスト膜に対する一回の露光、及び現像工程を通じてフォトレジストパターンの間に補助膜を形成することで、フォトレジストパターンに比べて半分のピッチを持つ微細なエッチングマスクパターンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1A】本発明による半導体素子のパターンの形成方法を説明するための素子の断面図である。
【図1B】本発明による半導体素子のパターンの形成方法を説明するための素子の断面図である。
【図1C】本発明による半導体素子のパターンの形成方法を説明するための素子の断面図である。
【図1D】本発明による半導体素子のパターンの形成方法を説明するための素子の断面図である。
【図1E】本発明による半導体素子のパターンの形成方法を説明するための素子の断面図である。
【図1F】本発明による半導体素子のパターンの形成方法を説明するための素子の断面図である。
【図1G】本発明による半導体素子のパターンの形成方法を説明するための素子の断面図である。
【図1H】本発明による半導体素子のパターンの形成方法を説明するための素子の断面図である。
【図1l】本発明による半導体素子のパターンの形成方法を説明するための素子の断面図である。
【図2】DBARC膜とフォトレジスト膜に対して同時に現像工程が行われたSEM(Scanning Electron Miscroscope)写真である。
【発明の実施するための形態】
【0035】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例について説明する。図1Aないし図1lは、本発明による半導体素子のパターンの形成方法の一実施例を説明するために示した素子の断面図である。
【0036】
図1Aを参照すれば、第1領域A及び第2領域Bを含む半導体基板100を具備する。第1領域Aは第2領域Bより稠密なパターンが形成される領域であり、第2領域Bに形成されるパターンの幅またはピッチは第1領域Aに形成されるパターンの幅またはピッチより大きい。例えば、第1領域AはNANDフラッシュメモリ素子のセル領域であり、第2領域BはNANDフラッシュメモリ素子の周辺回路領域であることも可能である。また、第1領域Aと第2領域Bの間の領域はNANDフラッシュメモリ素子のパッドを形成するための領域であることも可能である。
【0037】
半導体基板100上にエッチング対象膜102を形成する。エッチング対象膜102はパターンを形成しようとする膜であり、コンタクトホールを形成するための絶縁膜やゲートを形成するためのゲート積層膜などを含むことができる。エッチング対象膜102上にはエッチング対象膜102をパターニングするためにハードマスク膜104、反射防止膜106、及び第1フォトレジスト膜108を形成する。反射防止膜106はフォトレジスト膜108に対する露光工程の際にフォトレジスト膜108の下部から反射する光を減少させて露光工程の解像度を高めることができる反射防止膜として役目をする。
【0038】
一方、ハードマスク膜104と反射防止膜106は、第1フォトレジスト膜108のように流動性のある膜で形成することによって、ハードマスク膜104と反射防止膜106、及び第1フォトレジスト膜108を同一の工程装置内で連続的に形成することが好ましい。このために、ハードマスク膜104は、SOC(Spin On Carbon)膜で形成し、反射防止膜106は、Si含有BAR(Bottom Anti−Reflection Coating)膜で形成することができる。
【0039】
図1Bを参照すれば、第1フォトレジスト膜(108;図1A参照)に対して露光及び現像工程を行ってエッチング補助パターン、すなわち、第1フォトレジストパターン108aを形成する。この時、稠密なパターンが形成される半導体基板100の第1領域A上に形成される第1フォトレジストパターン108aのピッチや幅は露光及び現像工程によって具現することができる最小の大きさで形成することが望ましい。第1領域Aに形成される第1フォトレジストパターン108aの幅W1とピッチはエッチング対象膜102に形成しようとするパターンの幅とピッチと似たり寄ったりに形成して、第1領域Aに形成される第1フォトレジストパターン108aの間の距離W2は、第1フォトレジストパターン108aの幅W1の3倍程度に形成することが望ましい。
【0040】
一方、第2領域Bと隣接した第1領域Aに形成される第1フォトレジストパターン108aの幅は、第1領域Aに形成される他の第1フォトレジストパターン108aの幅より大きく形成することにより、第2領域Bとのパターン密度の差によるディッシング現象などの問題点を最小化することができる。また、半導体基板100の第2領域B上に形成される第1フォトレジストパターン108aのピッチや幅は、半導体基板100の第1領域A上に形成される第1フォトレジストパターン108aのピッチや幅より大きく形成することができ、望ましくは半導体基板100の第2領域Bのエッチング対象膜102をパターニングするために形成するエッチングマスクパターンと類似に形成することができる。
【0041】
第1フォトレジストパターン108aは、後続工程でコーティングされる補助膜によって溶解されうる。これを防止するために、第1フォトレジストパターン108aを形成した後、第1フォトレジストパターン108aを硬化させる工程を行う。第1フォトレジストパターン108aを硬化させる工程は、熱処理工程によって実施されうる。
【0042】
第1フォトレジストパターン108aを熱処理すれば、第1フォトレジストパターン108aはクロスリンキング(Cross Linking)されて硬化される。一方、上述した熱処理工程によって第1フォトレジストパターン108aに含まれたTAG(Thermal Acid Generator)を活性化させることができる。また、第1フォトレジストパターン108aのクロスリンキング、またはTAG活性化をさらに容易にするために、第1フォトレジスト膜(108;図1A参照)を形成する時、第1フォトレジスト膜(108;図1A参照)にクロスリンカー(Cross Linker)またはTAGをさらに添加することができる。そして、第1フォトレジストパターン108aが後続工程でコーティングされる補助膜によって形成されることを防止するために第1フォトレジスト膜(108;図1A参照)を形成する時、第1フォトレジスト膜(108;図1A参照)は、補助膜と違う特性の物質を利用して形成することができる。例えば、後続工程で形成される補助膜が水溶性の場合、第1フォトレジスト膜(108;図1A参照)は脂溶性で形成して後続工程でコーティングされる補助膜によって第1フォトレジストパターン108aが溶解される現象をさらに改善することができる。
【0043】
図1Cを参照すれば、第1フォトレジストパターン108aを含む反射防止膜106上に補助膜110を形成する。補助膜110は、第1領域Aに形成された第1フォトレジストパターン108aらの間の空間を完全に満たしながら第1フォトレジストパターン108aらを充分に覆うことができる厚さで形成する。一方、第2領域Bに形成された第1フォトレジストパターン108aらの間の間隔が第1領域Aに形成された第1フォトレジストパターン108aらの間の間隔に比べて広い。したがって、第2領域Bに形成された補助膜110は第2領域Bに形成された第1フォトレジストパターン108aらの間の空間を満たすことができなくて、第1フォトレジストパターン108aの段差に沿って形成されうる。
【0044】
補助膜110は、反射防止膜として役目を遂行するだけでなく、水素イオンH+のような酸が供給されれば、酸と反応して現像液に溶解されるように変性されるDBARC(Developer Soluble BARC)を利用して形成することができる。
【0045】
図2は、DBARC膜とフォトレジスト膜に対して同時に現像工程が行われたSEM(Scanning Electron Miscroscope)写真である。
【0046】
図2を参照すれば、DBARC膜D上にフォトレジスト膜を形成した後、フォトレジスト膜に対して露光及び現像工程を行ってフォトレジストパターンPを形成する場合、DBARC膜Dに対して別途のエッチング工程を実施しなくともフォトレジストパターンPに対する現像工程の際、DBARC膜Dも一緒にエッチングされてパターニングされる。これは、露光工程を通じてフォトレジストパターンPに発生された水素H+イオンのような酸が、DBARC膜DとフォトレジストパターンPの境界へ拡散され、酸が拡散された領域のDBARC膜Dが現像可能な状態に変性されてフォトレジスト膜に対する現像工程の際に一緒に除去されるからである。また、図1Cを参照すれば、図2において説明したような特性を示すDBARC膜を利用して形成された補助膜110は、脂溶性の第1フォトレジストパターン108aと違うように水溶性を持つ物質を利用して形成することが望ましい。これとは違って、第1フォトレジストパターン108aが水溶性の場合、補助膜110は脂溶性で形成されうる。このように第1フォトレジストパターン108aと違う特性を持つ物質を利用して補助膜110を形成すれば、流動性のある状態の補助膜110を第1フォトレジストパターン108aの上部に形成しても第1フォトレジストパターン108aが溶解されるような問題が発生しない。
【0047】
補助膜110の形成後、第1フォトレジストパターン108aの表面あらさを改善するためにベッキング(Baking)工程をさらに行うことができる。
【0048】
第1フォトレジストパターン108aの表面あらさを改善するためには、第1フォトレジストパターン108a及び補助膜110のガラス転移温度(Tg:Glass Transition Temperature)以上にベッキング工程を行わなければならない。第1フォトレジストパターン108a及び補助膜110が互いに異なる特性(すなわち、水溶性及び脂溶性)を持つので、第1フォトレジストパターン108a及び補助膜110の界面エネルギーは高い。したがって、ガラス転移温度以上にベッキング工程を行うと、第1フォトレジストパターン108aと補助膜110の間の界面エネルギーが最小化されるように第1フォトレジストパターン108aの分子が移動するので、第1フォトレジストパターン108aの表面あらさが改善されうる。
【0049】
図1Dを参照すれば、第1フォトレジストパターン108aと補助膜110の界面に第1補助パターン110aを形成する。第1補助パターン110aの形成のためには第1フォトレジストパターン108aに含まれた水素イオンH+のような酸を第1フォトレジストパターン108aと接触された補助膜110へ拡散させなければならない。第1フォトレジストパターン108aに含まれた酸の拡散は熱処理工程によって発生されうる。
【0050】
このように、補助膜110に水素イオンH+のような酸が拡散されれば、酸が拡散した部分の補助膜110が現像液に溶解されることが可能な状態の第1補助パターン110aに変性される。第1補助パターン110aは、第1フォトレジストパターン108aから拡散された酸を介して形成されるので、第1フォトレジストパターン108aの表面に形成される。
【0051】
第1補助パターン110aの厚さは、第1フォトレジストパターン108aの厚さ類似に形成することが望ましい。第1補助パターン110aの厚さは熱処理工程の温度が高いか、工程時間が長いほど厚く形成されるため、熱処理工程の温度と工程時間を調節して第1補助パターン110aの厚さを調節することができる。
【0052】
以後、第1フォトレジストパターン108aの間のみに補助膜110が残留するように補助膜110の上部に第2補助パターンを形成する工程を行うが、これを図面を参照して詳しく説明する。
【0053】
図1Eを参照すれば、補助膜110上に第2フォトレジスト膜112を形成する。この際、第2領域Bに形成された第2フォトレジスト膜112の表面は、下部に形成された補助膜110の段差に沿って形成されうる。第2フォトレジスト膜112は、光酸発生剤(PAG:Photo Acid Generator)を含んで光と反応することによって水素イオンH+のような酸を発生させることができる。
【0054】
図1Fを参照すれば、第2フォトレジスト膜(112;図1E参照)と補助膜(110;図1E参照)の界面に第2補助パターン110bを形成する。第2補助パターン110bを形成するためには水素イオンH+のような酸を第2フォトレジスト膜(112;図1E参照)と接触された補助膜(110;図1E参照)へ拡散させなければならない。第2フォトレジスト膜(112;図1E参照)に含まれた酸の拡散はレチクル(Reticle;200)を利用した露光工程によって発生されうる。
【0055】
第2補助パターン112の形成後、一部補助膜が第1補助パターン110aらの間のみに残余し、互いに分離された第3補助パターン110cに定義される。したがって、本発明は第1領域Aで露光解像度制限によって制限された間隔に形成された第1フォトレジストパターン108aらの間に第1フォトレジストパターン108aと離隔されるように形成された第3補助パターン110cを形成することができる。第3補助パターン110cは、第1フォトレジストパターン108aと一緒に後続工程にてエッチングバリヤーとして利用される。
【0056】
一方、第3補助パターン110cは第2領域Bに比べて稠密なパターンが形成されなければならない第1領域Aに形成されることが望ましい。また、第2領域B中第1領域Aに比べて広い間隔でパターンが形成されなければならない部分では第3補助パターン110cが形成されないことが望ましい。そして、第1領域Aに形成された第1フォトレジストパターン108aに比べて広い間隔で形成された第1フォトレジストパターン108aの間にも段差された形態の第3補助パターン110cが形成されうる。このように、多様な領域に第3補助パターン110cが形成されるようにするためには、第2補助パターン112cの形成の際、水素イオンH+のような酸の拡散を制御する。
【0057】
第2補助パターン112の形成の際、酸の拡散を制御するために投光度が領域別に差があるレティクル200を利用する。このようなレティクル200はハーフトーン位相反転マスク(Halfton Phase Shift Mask)を含むことができる。ハーフトーン位相反転マスクのようなレティクル200は光を0%超過100%未満に透過させる第1投光部M1、光を100%透過させる第2投光部M3、及び光を遮断させる遮光部M2を含む。
【0058】
上述した第1、及び第2投光部M1、M3と投光部M2を含むレティクル200を利用して第2フォトレジスト膜を露光させれば、第2フォトレジスト膜は遮光部M2に対応する非露光領域112a、第1投光部M1に対応する第1露光領域112b、及び第2投光部M3に対応する第2露光領域112cに区分される。
【0059】
第2露光領域112cには第1露光領域112aに比べて多い量の光が入射されるので、第2露光領域112c内部から発生するH+イオンの量が第1露光領域112bに比べて多い。これによって第2露光領域112cと接触された補助膜110(図1E参照)へ拡散するH+イオンの量は、第1露光領域112bと接触された補助膜110(図1E参照)へ拡散するH+イオンの量に比べて多い。その結果、第2露光領域112cの下部には補助膜110(図1E参照)が残余せず、第3補助パターン110cが形成されなくとも、第1露光領域112bの下部には第3補助パターン110cが形成されうる。このような第1露光領域112bは第3補助パターン110cが形成されなければならず、補助膜(図1E参照)の厚さが第1フォトレジストパターン108aより厚く形成された領域に形成されることが望ましい。また、第2露光領域112cは第3補助パターン110cが形成されてはならない領域に形成されることが望ましい。また、遮光部M1に対応する非露光領域112aにはH+イオンが発生しない。
【0060】
これによって非露光領域112aと接触された補助膜110(図1E参照)へH+イオンが拡散しないので、非露光領域112aの下部には第2補助パターン110bが形成されない。その結果、非露光領域112aの下部には補助膜110(図1E参照)が残余して第3補助パターン110cが形成される。このような非露光領域112aは第3補助パターン110cが形成されなければならず、補助膜110(図1E参照)の厚さが第1フォトレジストパターン108aの厚さより低く形成された領域に形成されることが望ましい。一方、第1露光領域112bの下部に形成された第3補助パターン110cの高さHを調節するために第1露光領域112bに対応する第1投光部M1の光透過率を制御することができる。すなわち、光の透過率が高いほど第3補助パターン110cの高さHは低くなり、露光の透過率が低いほど第3補助パターン110cの高さHは高くなる。
【0061】
本発明において、第3補助パターン110cが互いに隔離されて形成されるように第3補助パターン110cの高さHを第1補助パターン110aの高さよりは低く形成することが望ましい。このために第1投光部M1の透過率が6%内ないし8%になるように制御することが望ましい。
【0062】
上述した遮光部M2は、半導体基板100の第1領域Aと第2領域Bの境界部に対応されうる。これにより、半導体基板100の第1領域Aと第2領域Bの境界部には非露光領域112aが形成される。このような、非露光領域112aは後続現像工程で除去されずに残され、第2フォトレジストパターン112aに定義される。第2フォトレジストパターン112aは後続するエッチング工程で半導体基板100の第1領域Aと第2領域Bの境界部に残留することで、半導体基板100の第1領域Aと第2領域Bの境界部に形成された第3補助パターン110cが過度にエッチングされて除去されることを防止する。また、第1投光部M1は第1領域Aに対応されうる。これにより、半導体基板100の第1領域Aで第1フォトレジストパターン108aの間には第3補助パターン110cが形成される。そして、第2露光部M3は半導体基板100の第2領域Bに対応されるように形成されうる。すなわち、半導体基板100の第2領域Bには露光量が最大になるように設定することができる。これにより、半導体基板100の第2領域Bに形成された第2露光領域112cのH+イオンは、半導体基板100の第2領域Bに形成された補助膜110(図1E参照)の全体部分へ拡散されるようにする。
【0063】
一方、第1投光部M1は第2領域Bのうち、第1領域Aと隣接した一部領域に対応されうる。これにより、第2フォトレジストパターン112a両側の第3補助パターン110cの高さを同一に形成することができる。
【0064】
図1Gを参照すれば、通常のフォトレジスト膜に対する現像工程を行ってH+イオンが含まれた第1、及び第2露光領域を除去する。この際、第1及び第2補助パターンも一緒に除去される。これにより、半導体基板100の第1領域A上には第3補助パターン110cと第1フォトレジストパターン108aを含むエッチングマスクパターンが形成される。この際、第1フォトレジストパターン108aは露光及び現像工程によって具現することができる最小のピッチと幅に形成されたため、第1フォトレジストパターン108aの間に形成された第3補助パターン110cによって半導体基板100の第1領域A上には露光及び現像工程によって具現することができる最小のピッチより一層稠密な、すなわち、半分のピッチを有するエッチングマスクパターンを形成することができる。また、半導体基板100の第2領域B上には、第1フォトレジストパターン108aのみ残留する。前述した工程で半導体基板100の第2領域Bに形成された第1フォトレジストパターン108aは、ターゲットパターンと類似なピッチ及び幅に形成されたため、第1フォトレジストパターン108aをエッチングマスクパターンとして使用することができる。
【0065】
そして、半導体基板100の第1領域Aと第2領域Bの間には第2フォトレジストパターン112aが残留して下部に形成された第3補助パターン110cが除去されずに残留することができる。半導体基板100の第1領域Aと第2領域Bの間にもパターンが形成されなければならないので、半導体基板100の第1領域Aと第2領域Bの間にもエッチングマスクパターンが形成されなければならない。しかし、半導体基板100の第1領域Aと第2領域Bにそれぞれ形成されたパターンの間隔の差によって第3補助パターン110cの厚さが薄く形成されるので、第3補助パターン110cだけでエッチングマスクパターンを形成すれば、パターンが不安定で現像及びエッチング工程によって除去されうる。したがって、本発明の実施例では、半導体基板100の第1領域Aと第2領域Bの間に第3補助パターン110c上に第2フォトレジストパターン112aを形成して現像及びエッチング工程のうち、より安定したエッチングマスクパターンを形成することができる。
【0066】
図1Hを参照すれば、第1フォトレジストパターン100Aと第3補助パターン110c、及び第2フォトレジストパターン112aを利用して反射防止膜106とハードマスク膜104に対してエッチング工程を行う。これにより、反射防止膜パターン106aとハードマスクパターン104aが形成される。
【0067】
図1lを参照すれば、反射防止膜パターン106aとハードマスクパターン104aを利用したエッチング工程でエッチング対象膜102をパターニングしてエッチング対象膜パターン102aを形成する。
【0068】
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能なのはもちろんであり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0069】
100:半導体基板
102:エッチング対象膜
104:ハードマスク膜
104a:ハードマスクパターン
106:反射防止膜
106a:反射防止膜パターン
108:第1フォトレジスト膜
108a:第1フォトレジストパターン
110:補助膜
110a:第1補助パターン
110b:第2補助パターン
112:第2フォトレジスト膜
112a:第2フォトレジストパターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エッチング対象膜上にフォトレジストパターンが形成された半導体基板が提供される段階と、
前記フォトレジストパターンを含む前記半導体基板上に補助膜が形成される段階と、
前記フォトレジストパターンの表面に形成された前記補助膜が変性されて第1補助パターンが形成される段階と、
前記第1補助パターン及び前記補助膜を含む前記半導体基板上にフォトレジスト膜が形成される段階と、
前記フォトレジスト膜の下部に形成された前記補助膜が変性されて第2補助パターンが形成され、前記補助膜が前記フォトレジストパターンの間のみに残留される段階と、
前記フォトレジスト膜、前記第1及び第2補助パターンを除去して前記フォトレジストパターン及び前記補助膜を含むエッチングマスクパターンを形成する段階と、
を含むことを特徴とする半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項2】
第1領域及び第1領域より広い幅またはピッチのパターンが形成される第2領域を含む半導体基板が提供される段階と、
前記半導体基板上にエッチング対象膜とフォトレジストパターンが形成される段階と、
前記フォトレジストパターンを含む前記半導体基板上に補助膜が形成される段階と、
前記フォトレジストパターンの表面に形成された前記補助膜が変性されて第1補助パターンが形成される段階と、
前記第1補助パターン及び前記補助膜を含む前記半導体基板上にフォトレジスト膜が形成される段階と、
前記フォトレジスト膜の下部に形成された前記補助膜が変性されて第2補助パターンが形成され、前記補助膜が前記フォトレジストパターンの間のみに残留される段階と、
前記フォトレジスト膜、前記第1及び第2補助パターンを除去して前記フォトレジストパターン及び前記補助膜を含むエッチングマスクパターンを形成する段階と、
を含むことを特徴とする半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項3】
前記フォトレジストパターンは、脂溶性であることを利用して形成し、前記補助膜は水溶性であることを利用して形成することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項4】
前記補助膜が形成される段階以後、
前記フォトレジストパターンと前記補助膜のガラス転移温度より高い温度でベッキング工程を行う段階をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項5】
前記第1及び第2補助パターンは、前記フォトレジスト膜と同時に除去されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項6】
前記第1及び第2補助パターンは、前記フォトレジスト膜の現像工程の際に除去されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項7】
前記第1及び第2補助パターンは、前記補助膜にH+イオンが拡散されて形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項8】
前記第1補助パターンは、熱処理工程によって形成することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項9】
前記フォトレジストパターンの間の距離は、前記フォトレジストパターン幅の3倍に形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項10】
前記第1領域に形成される前記フォトレジストパターンの間の距離は、前記第1領域に形成される前記フォトレジストパターン幅の3倍に形成することを特徴とする請求項2に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項11】
前記第1補助パターンの厚さは、前記フォトレジストパターンの幅と同一であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項12】
前記第2補助パターンは、前記フォトレジスト膜を露光して形成することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項13】
前記第2補助パターンを形成するための前記フォトレジスト膜の露光工程の際、前記第1領域と前記第2領域に照射される露光量をそれぞれ異なるように設定することを特徴とする請求項2に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項14】
前記フォトレジスト膜に対する露光工程の際、前記第1領域に照射される露光量は前記第2領域に照射される露光量より少ないことを特徴とする請求項13に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項15】
前記フォトレジスト膜に対する露光工程の際、前記第1領域に照射される露光量が大きいほど前記第1領域に残留される前記補助膜の高さは低くなることを特徴とする請求項13に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項16】
前記第2補助パターンは、前記第2領域のうち、前記第1領域との境界部分を除いた全体に形成されることを特徴とする請求項13に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項17】
前記フォトレジスト膜に対する露光工程の際、前記第1領域と前記第2領域の間の前記フォトレジスト膜は露光されないことを特徴とする請求項13に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項18】
半導体基板上にフォトレジストパターンが形成される段階と、
前記フォトレジストパターン上に補助膜が形成される段階と、
前記半導体基板に対して熱処理工程を行って前記フォトレジストパターンの表面に形成された前記補助膜をフォトレジストに対する現像工程の際、除去できるように変性させる段階と、
前記補助膜上にフォトレジスト膜が形成される段階と、
前記フォトレジスト膜に対して露光工程を行って前記フォトレジスト膜の下部に形成された前記補助膜をフォトレジストに対する現像工程の時、除去できるように変性させるが、前記フォトレジストパターンの間には変性されない前記補助膜が残余される段階と、
露光された前記フォトレジスト膜に対して現像工程を行って除去するが、変性された前記補助膜が一緒に除去されて、前記フォトレジストパターンと前記変性されていない補助膜が残留する段階と、
を含むことを特徴とする半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項19】
前記補助膜は、前記フォトレジストパターンまたは前記フォトレジスト膜から酸が拡散してフォトレジスト膜に対する現像工程の際、除去できるように変性されることを特徴とする請求項18に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項20】
前記補助膜は前記フォトレジストパターンまたは前記フォトレジスト膜からH+イオンが拡散してフォトレジスト膜に対する現像工程の時除去可能になるように変性されることを特徴とする請求項18に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項21】
前記フォトレジストパターンは脂溶性であることを利用して形成し、前記補助膜は水溶性であることを利用して形成することを特徴とする請求項18に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項22】
前記補助膜が形成される段階以後、
前記フォトレジストパターンと前記補助膜のガラス転移温度より高い温度でベッキング工程を行う段階をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項23】
エッチング対象膜上にエッチング補助パターンが形成された半導体基板が提供される段階と、
前記エッチング補助パターンを含む前記半導体基板上に補助膜が形成される段階と、
前記エッチング補助パターン表面に形成された前記補助膜が変性されて第1補助パターンが形成される段階と、
前記エッチング補助パターンの間のみに前記補助膜が残留されるように前記補助膜の上部を変性させて第2補助パターンに形成する段階と、
前記第1及び第2補助パターンを除去して前記エッチング補助パターン、及び残留する前記補助膜を含むエッチングマスクパターンを形成する段階と、
を含むことを特徴とする半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項24】
第1領域及び第2領域を含む半導体基板上にエッチング対象膜、及びエッチング補助パターンを形成するが、前記エッチング補助パターンは前記第1領域より前記第2領域にさらに広い幅、またはピッチに形成される段階と、
前記エッチング補助パターンを含む前記半導体基板上に補助膜が形成される段階と、
前記エッチング補助パターン表面に形成された前記補助膜が変性されて第1補助パターンが形成される段階と、
前記エッチング補助パターンの間のみに前記補助膜が残留されるように前記補助膜の上部を変性させて第2補助パターンに形成する段階と、
前記第1及び第2補助パターンを除去して前記エッチング補助パターン、及び残留する前記補助膜を含むエッチングマスクパターンを形成する段階と、
を含むことを特徴とする半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項25】
前記第2補助パターンを形成する段階は、
前記補助膜上に前記エッチング補助パターンと同一の物質膜を形成する段階と、前記エッチング補助パターンと同一の物質膜に接触された前記補助膜を第2補助パターンに形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項23または24に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項26】
前記第1及び第2補助パターンは、前記エッチング補助パターンまたは前記エッチング補助パターンと同一の物質膜からH+イオンが前記補助膜に拡散して形成されることを特徴とする請求項25に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項27】
前記エッチング補助パターンは、脂溶性であることを利用して形成し、前記補助膜は水溶性であることを利用して形成することを特徴とする請求項23または24に記載の半導体素子のパターンの形成方法。
【請求項28】
前記補助膜が形成される段階以後、
前記エッチング補助パターンと前記補助膜のガラス転移温度より高い温度でベッキング工程を行う段階をさらに含むことを特徴とする請求項27に記載の半導体素子のパターンの形成方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図1E】
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【図1F】
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【図1G】
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【図1H】
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【図1l】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−34551(P2010−34551A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−162390(P2009−162390)
【出願日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【出願人】(591024111)株式会社ハイニックスセミコンダクター (1,189)
【氏名又は名称原語表記】HYNIX SEMICONDUCTOR INC.
【住所又は居所原語表記】San 136−1,Ami−Ri,Bubal−Eup,Ichon−Shi,Kyoungki−Do,Korea
【Fターム(参考)】