説明

地図情報画面操作装置、地図情報画面操作方法

【課題】所定地点の道路地図を短時間で表示する地図情報画面操作装置及び地図情報画面操作方法を提供すること。
【解決手段】道路地図を表示装置17に表示する道路地図表示手段22、24と、道路地図の所定地点を記憶する所定地点記憶部26と、表示装置17に表示された道路地図を所定の方向にスクロールさせるスクロール手段27と、スクロール手段による道路地図のスクロールを検出して、表示される道路地図を所定地点の周辺の道路地図にジャンプさせるスイッチ31を表示装置17に表示するスイッチ生成手段231と、を有する地図情報画面操作装置100を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に表示する道路地図によりユーザを目的地等まで案内する地図情報画面操作装置等に関し、特に、ユーザの操作により目的地周辺の道路地図を表示可能な地図情報画面操作装置及び地図情報画面操作方法、に関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置では自らの位置(以下、現在位置という)を表示装置に表示される道路地図に示し、また、目的地までの経路が検索された場合には経路を強調して表示するなど、目的地と現在位置の関係が把握できるように道路地図の表示範囲を調整する。例えば、北向きなどユーザの所望の方向を表示装置の上側に設定して、ユーザの移動に応じ道路地図の略中央や所定の位置に現在位置を表示するよう道路地図が自動的にスクロールされる。
【0003】
また、目的地周辺の道路地図など現在の表示範囲外の道路地図をユーザが確認する場合に備え、ナビゲーション装置では道路地図をスクロール操作する操作ボタンや操作メニューが用意されている場合が多い。
【0004】
道路地図のスクロール操作として、操作メニューを押す強さに応じてスクロール速度を変化させるナビゲーション装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1記載のナビゲーション装置は、操作メニューを操作する圧力を圧電素子で検出し、圧力に応じてスクロール速度を調整する。
【0005】
また、目的地までの経路に設けられた分岐点毎に道路地図をスクロールする道路地図スクロール装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2記載の道路地図スクロール装置は、ユーザのスクロール操作により現在位置に近い分岐点から順に道路地図をスクロールすることができ、また、分岐点間の経路をユーザが選択すると選択された道路に沿って道路地図を次の分岐点までジャンプスクロールする。
【特許文献1】特許第3262690号公報
【特許文献2】特開平9−81035号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1記載のナビゲーション装置は、表示したい位置周辺の道路地図をスクロールさせるまで時間がかかり、例えば、信号などで車両停車中にスクロールしても車両再発進までにスクロールを完了させられない場合があるという問題がある。
【0007】
また、特許文献2記載の道路地図スクロール装置では、分岐点までスクロールさせることはできるが、目的地の道路地図を表示したい場合にも分岐点を順にスクロールさせる必要があるため時間がかかり、ユーザに煩わしさを感じさせるという問題がある。また、特許文献1記載のナビゲーション装置と同様に、時間が足りず信号などで停車中に目的地の道路地図を表示できない場合がある。
【0008】
ところで、目的地では車両を駐車させる場合が多いが、目的地を入力して経路を検索した場合でも、ユーザはいずれ付近の駐車場を探す必要があり、目的地でなく駐車場を直接の目的地として入力できれば便利である。しかしながら、道路地図のスクロールに時間がかかると目的地周辺の道路地図を表示することはできず、目的地周辺の駐車場を目的地として再入力する時間を十分に確保できない。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑み、所定地点の道路地図を短時間で表示する地図情報画面操作装置及び地図情報画面操作方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題に鑑み、本発明は、道路地図を表示装置に表示する道路地図表示手段と、道路地図の所定地点を記憶する所定地点記憶部と、表示装置に表示された道路地図を所定の方向にスクロールさせるスクロール手段と、スクロール手段による道路地図のスクロールを検出して、表示される道路地図を所定地点の周辺の道路地図にジャンプさせるスイッチを表示装置に表示するスイッチ生成手段と、を有する地図情報画面操作装置を提供する。
【0011】
本発明によれば、スクロール操作と所定地点への道路地図のジャンプを画面上で選択できるので操作性が向上し、例えば信号等で車両停止中に目的地周辺の道路地図を表示できる。
【0012】
また、本発明は、道路地図を表示装置に表示する道路地図表示手段と、道路地図の所定地点を記憶する所定地点記憶部と、を有し、道路地図上の所定の表示物が操作された後、所定時間内に再度操作された場合、道路地図表示手段は、表示する道路地図を所定地点地周辺にジャンプさせる、地図情報画面操作装置を提供する。
【0013】
本発明によれば、スクロール操作することなく所定地点へ道路地図をジャンプさせることができるので、例えば信号等で車両停止中に目的地周辺の道路地図を表示できる。
【0014】
また、本発明は、道路地図を表示装置に表示する道路地図表示手段と、道路地図の所定地点を記憶する所定地点記憶部と、を有し、道路地図上の所定の表示物が操作された場合、道路地図表示手段は、表示する道路地図を所定地点地周辺にジャンプさせる、地図情報画面操作装置を提供する。
【0015】
本発明によれば、スクロール操作することなく所定地点へ道路地図をジャンプさせることができるので、例えば信号等で車両停止中に目的地周辺の道路地図を表示できる。
【0016】
また、本発明は、道路地図を表示装置に表示する道路地図表示手段と、道路地図の所定地点を記憶する所定地点記憶部と、道路地図上の所定の表示物が操作された場合、表示される道路地図を所定地点の周辺、又は、所定地点までに設定された中間所定地点の周辺にジャンプさせるスイッチを表示装置に表示するスイッチ生成手段と、を有する地図情報画面操作装置を提供する。
【0017】
本発明によれば、所定地点と所定地点までの中間地点への道路地図のジャンプを画面上で選択できるので操作性が向上し、例えば信号等で車両停止中に目的地周辺の道路地図を表示できる。
【発明の効果】
【0018】
所定地点の道路地図を短時間で表示する地図情報画面操作装置及び地図情報画面操作方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。本実施形態のナビゲーション装置100は、所定の操作方法(以下、目的地表示ボタン呼出し操作という)で目的地表示ボタンを表示装置に表示させ目的地ボタンを押すと目的地周辺の道路地図を表示させる。また、目的地表示ボタンを表示させることなく所定の操作(以下、目的地表示操作という)により目的地周辺の道路地図を表示させる。したがって、ユーザは例えば信号停止中などの短時間に目的地周辺の道路地図を表示することができる。
【0020】
図1は、ナビゲーション装置100の構成図を示す。ナビゲーション装置100は、ナビECU15により制御される。ナビECU15には、CAN(Controller Area Network)などの車内LANや専用線を介して車速センサ11、ジャイロセンサ12、GPS(Global Positioning System)受信機13、入力装置16、出力装置17及び地図データベース(以下、DBという)と接続されている。
【0021】
車速センサ11は、例えば、車両の各輪に備えられたロータの円周上に定間隔で設置された凸部が通過する際の磁束の変化をパルスとして計測して、単位時間あたりのパルス数に基づき各輪毎に車輪速を計測する。車輪速にタイヤの外径を乗じれば車速が得られる。
【0022】
ジャイロセンサ12は、例えば、マイクロマシニングで形成された震動片型ジャイロセンサであり、車両が路面に対しヨーイング方向又はピッチング方向に回転する時の角速度を検知して検知結果を積分することで角度、すなわち進行方向に変換する。このようにジャイロセンサ12は3軸方向の進行方向が検出する。
【0023】
GPS受信機13は、地球の周りを周回する好ましくは4つ以上のGPS衛星を補足して、各GPS衛星からの電波の到達時間を計算し、到達時間と光速cから各GPS衛星までの距離を算出する。そして、距離に応じて定まるパラメータを用いて所定の連立方程式を解き(例えば3つのGPS衛星を中心とする3つの球の表面の交点を求めることと等価)、GPS衛星の電波から測位される自車両の位置(緯度・経度・標高)を決定する。
【0024】
送受信部14は、携帯電話の基地局や無線LANのアクセスポイントに接続し、種々の情報をTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)などのプロトコルで送受信する。送信する情報は、例えば、車両の位置情報や車速情報であり、受信する情報は、例えば、最新の道路地図情報、サーバが複数の車両から送信された車速情報に基づき生成した渋滞情報等、である。
【0025】
入力装置16は、キーボード、タッチパネル、リモコン、音声入力装置など、ユーザがナビゲーション装置100に操作を入力するためのユーザインターフェイスであり、出力装置17はディスプレイなど道路地図を表示する表示装置及びスピーカなど右折や左折の手前で車両操作を促しユーザを案内する音声出力装置等のユーザインターフェイスである。タッチパネルは出力装置17の一形態であるディスプレイと一体である。以下では、入力装置16はタッチパネルと、出力装置17はディスプレイとして説明する。
【0026】
タッチパネルは、例えば、格子状に設けられたマトリクススイッチの電気的接触、ユーザが触れた部位の静電容量変化や抵抗変化が生じた座標を検出して、その座標に表示された操作メニューに応じてユーザの操作を検出する。本実施形態では、出力装置17と一体のこのタッチパネルを介してユーザの操作に基づく操作情報を入力する。
【0027】
地図DB18には、道路網や交差点などの道路地図情報が、緯度・経度に対応づけて格納されている。地図DB18は、実際の道路網に対応したノード(道路と道路が交差する点、例えば交差点)と、リンク(ノードとノードを接続する道路)とを対応づけたテーブル状のデータベースである。
【0028】
ノードテーブルは、ノードの番号、座標、そのノードから流出するリンク数及びそれらのリンク番号を有する。また、リンクテーブルは、リンクの番号、リンクを構成する始点ノードと終点ノード、リンク長、ノードに対する方位を有する。ノード番号及びリンク番号は、互いに重複しないように定められており、ノード番号とリンク番号をそれぞれ辿ることで道路網を形成することができる。なお、地図DB18には、各道路毎に一般道、高速道路等の道路種別、及び、駐車場、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア等の施設情報が記憶されている。なお、道路地図情報は、地図DB18に記憶された状態で車両と共に出荷されていてもよいし、送受信部14が道路地図情報を所定のサーバから受信して地図DB18に格納してもよい。
【0029】
ナビECU15は、プログラムを実行するCPU、プログラム実行の作業領域となりまた一時的にデータを記憶するRAM、プログラムやファイルを記憶するメモリ、設定パラメータ等を記憶するROM、他のECUと通信する通信装置、及び、入力装置16や出力装置17と接続された入出力部、がバスにより接続されたコンピュータである。CPUがプログラムを実行したり、所定のLSI等のハードウェアにより、位置推定部21、道路地図生成部22、操作メニュー生成部23、道路地図表示部24、経路検索部25、目的地設定部26、スクロール要求部27、及び、操作情報取得部28が実現される。
【0030】
図2は、ナビECU15が提供する機能を示す機能ブロック図の一例を示す。位置推定部21は、GPS受信機13が決定した車両の位置情報を起点にして、ジャイロセンサ12が検出する方向に車速センサ11が検出する走行距離を累積して、車両の位置を高精度に推定する。また、位置推定部21は、車両は道路上を走行する可能性が高いとの前提の下、車両の周囲の道路地図を利用して、推定された位置に対し最も確からしい道路に車両の位置をマップマッチングして、車両の位置を補正する。
【0031】
経路検索部25は、位置推定部21が推定又は補正した位置の位置情報(現在位置)、及び、目的地設定部26が記憶する目的地情報に基づき、現在位置から目的地までの経路を検索する。経路検索には、リンク長や右左折、幅員、通行規制等をコストに置き換え、これらのコストの積算値が最も小さくなる経路を選択する例えばダイクストラ法を用いる。
【0032】
道路地図生成部22は、出力装置17に表示する道路地図を生成する。生成された道路地図は、道路地図のみから成る表示情報、道路地図に自車両のアイコンを表示した表示情報、道路地図に目的地のアイコンを表示した表示情報、及び、道路地図に所定の操作メニューを表示した表示情報等になる(以下、これらを区別せず道路地図という)。道路地図生成部22は、現在位置や目的地などを含む道路地図を地図DB18から抽出し、リンク長、リンク間の接続方向、幅員等に従い道路網を形成し、これに施設に応じたアイコンを配置して道路地図を生成する。道路地図生成部22は、道路種別や幅員に応じて各リンクの色を設定すると共に、道路以外の市街地、河、海、山などに所定の色を設定する。ガソリンスタンドや駐車場などの施設には予め形状や色が登録されている所定のアイコンが配置される。
【0033】
また、道路地図生成部22は、位置情報に基づき現在位置に自車アイコンを、目的地には目的地アイコンをそれぞれ配置し、経路検索部25により目的地までの経路が検索されている場合には、経路に所定の色を設定する。
【0034】
出力装置17の表示範囲は、ユーザにより設定された縮尺に基づき決定され、当該表示範囲の道路地図が所定のサイクル時間毎に更新して表示される。道路地図は出力装置17の表示範囲よりも広めに生成されており、車両が移動しても出力装置17の中央位置又は予め設定された所定位置(以下、単に中央位置という)に自車アイコンが配置されるようになっている。なお、道路地図は、例えば、出力装置17の上方を道路地図の北方位とする北方位モード、又は、出力装置17の上方を車両の進行方向とする進行方向モードのいずれかを、ユーザの操作に応じて切り換えて生成される。
【0035】
また、ユーザが入力装置16の所定のボタン又は操作メニューを操作することによりスクロール操作すると、スクロール要求部27は道路地図生成部22にユーザがスクロールした方向の道路地図の生成を要求する。スクロールした場合、車両の位置は中央位置からずれ、スクロールした方向の道路地図が徐々に表示される。
【0036】
操作メニュー生成部23は、ユーザの操作情報を取得するための操作メニューを道路地図に配置する。操作メニュー生成部23は、例えば図3に示す、縮尺範囲を変える「広域」「狭域」、画面を切り換える「表示変更」、経路を再検索する「再探索」、目的地や中間地点を登録する「地点登録」、VICSの情報を取得する「VICS」、到着予想時刻又は所要時間を表示する「到着予想」、等の操作メニューを、出力装置17の座標(以下、表示位置という)に対応づけて生成する。各操作メニューと表示位置の対応は操作情報取得部28に通知されるので、操作情報取得部28はユーザがタッチパネルにタッチ(以下、操作という)した操作位置と表示位置を比較し、操作情報を取得する。なお、操作情報取得部28にとって自車アイコン、経路などの表示位置は既知であるので、自車アイコンや表示位置が操作されたことを検出できる。
【0037】
また、操作メニュー生成部23は、目的地周辺の道路地図を表示させる目的地表示ボタンを生成するスイッチ生成部231を有する。スイッチ生成部231が生成した目的地表示ボタンは操作メニュー画面とともに出力装置17に表示される。
【0038】
道路地図表示部24は、このようにして生成される道路地図を出力装置17に表示する。以下、最低限のスクロール操作又はスクロール操作することなく目的地周辺の道路地図を出力装置17に表示するナビゲーション装置100について実施例を挙げて説明する。なお、道路地図の生成と表示を区別せず、道路地図の生成を単に表示という場合がある。
【実施例1】
【0039】
本実施例では、ユーザのスクロール操作を検出した場合に、目的地表示ボタンを出力装置17に表示するナビゲーション装置100について説明する。スクロール操作が検出された場合、ユーザは現在表示していている表示範囲以外の道路地図を表示したいと考えられるので、ユーザが表示を希望することが多い目的地にジャンプして目的地周辺の道路地図を瞬時に表示できるよう、目的地表示ボタンを表示する。したがって、スクロール操作が目的地表示ボタン呼び出し操作となる。なお、目的地以外に中間目的地周辺の道路地図を表示させる中間目的地表示ボタンを表示してもよい。
【0040】
図3(a)は、出力装置17に表示された道路地図の一例を示す。図3(a)の道路地図には、道路網が省略された道路地図に操作メニュー34a〜34iが表示され、また、自車アイコン32、目的地までの経路33、及び、目的地表示ボタン31が表示されている。
【0041】
スイッチ生成部231は、スクロール要求部27がユーザのスクロール操作を検出した場合、目的地表示ボタン31を表示する。ユーザがスクロール操作を始めてから目的地表示ボタンを表示するまでの時間は、例えば0.1秒〜数秒程度で予め定められているが、ユーザが設定することができる。図3(a)の道路地図では、すでにユーザのスクロール操作が検出されており、目的地表示ボタン31が表示されている。
【0042】
ところで、ユーザがスクロール操作した場合、自車アイコン32は道路地図の中央位置からスクロール方向と反対側にずれる。そこで、スクロール要求部27がユーザのスクロール操作を直接検出するのでなく、自車アイコン32の表示位置が、道路地図の中央位置にない場合にスクロール操作を検出してもよい。中央位置は自車アイコン32がスクロール操作がない場合に自動的に保たれる位置であり、必ずしも道路地図の中央位置にない場合を検出しなくてもよい。
【0043】
道路地図を生成する道路地図生成部22にとって道路地図における自車アイコン32の配置位置は既知であるので、スイッチ生成部231は、道路地図生成部22が生成した道路地図における自車アイコン32の配置位置が道路地図の中央位置から所定以上ずれた場合に、目的地表示ボタン31を出力装置17に表示する。
【0044】
なお、目的地表示ボタン31は、自車アイコン32よりも目的地側に配置して表示することが好適である。道路地図上の目的地方向に目的地表示ボタン32が表示されるので、ユーザは目的地表示ボタン32が目的地周辺の道路地図を表示するものであることを直感的に把握することができる。道路地図上の目的地方向とは、図3(a)に示すように自車アイコン32よりも目的地側であって経路33から所定範囲内又は経路33上である。道路地図の4角のコーナ付近に表示したり、自車アイコン33に隣接して表示するなど、目的地表示ボタン31を固定した場所に表示してもよい。
【0045】
図3(b)は、目的地表示ボタン31の別の一形態を示す図である。図3(b)の目的地表示ボタン31は、目的地を意味するアイコンで表示されている。このように、目的地を表すアイコンで表示することで、目的地表示ボタン31により目的地周辺の道路地図を表示できることをユーザに把握させやすくすることができる。
【0046】
図3(a)又は図3(b)のような目的地表示ボタン31が表示された状態で、ユーザが目的地表示ボタン31を操作すると、操作情報取得部28はそれを検出して道路地図生成部22に通知する。これにより道路地図生成部22は、目的地周辺の道路地図を生成する。目的地表示ボタン31が操作されてから目的地周辺の道路地図が生成されるまでの遅延を避けるため、目的地設定部26が目的地を設定した時点又は目的地表示ボタン31が表示された時点で、目的地周辺の道路地図を生成ることが好適である。
【0047】
また、目的地表示ボタン31を目的地周辺の駐車場を示すアイコン(例えば「P」のマーク)により表示してもよい。ユーザが「P」マークの目的地周辺表示ボタン31を操作すると、例えば、目的地と共に、目的地に最寄りの駐車場のアイコン(例えば、図4の駐車場アイコン36)が道路地図の中央位置に配置して表示される。表示された駐車場を操作メニュー34hにより地点登録すれば、駐車場を目的地に設定することができる。したがって、目的地の周辺で駐車場を利用するユーザにとって駐車場を探す必要がなく利便性が向上する。
【0048】
図4は、目的地表示ボタン31が操作された場合に出力装置17に表示される目的地周辺の道路地図の一例を示す。図4では目的地アイコン35が道路地図の略中央に配置して表示されている。また、ユーザが目的地周辺で次の目的地として入力する可能性が高い駐車場を示す駐車場アイコン36が表示されている。
【0049】
目的地設定部26は、地点登録の操作メニュー34hといずれかの駐車場アイコン36が操作されると、操作された駐車場アイコン36を目的地に設定するので、経路検索部25により操作した駐車場までの経路を再検索することができる。
【0050】
したがって、ユーザは短時間のスクロール操作及び目的地表示ボタン31の操作の2つの操作で目的地を表示できるので、目的地周辺の道路地図を表示するまでの時間をスクロールする場合よりも大幅に短縮できる。また、最小限の操作で駐車場を目的地に設定することができる。
【0051】
図5は、ナビゲーション装置100が目的地周辺の道路地図を表示する手順を示すフローチャート図である。図5のフローチャート図は例えばナビゲーション装置100が起動されるとスタートする。
【0052】
目的地設定部26はユーザが入力装置16から入力し操作情報取得部28が取得した目的地を記憶し、経路検索部25が現在位置から目的地までの経路を検索する(S10)。
【0053】
車両が走行している間(S20)、スイッチ生成部231は、操作情報取得部28がユーザのスクロール操作を検出したか否か、又は、自車アイコン32が道路地図の中央位置から所定範囲にないか否かを判定する(S30)。
【0054】
スクロール操作が検出された場合又は自車アイコン32が道路地図の中央位置から所定範囲にない場合(S30のYes)、スイッチ生成部231は目的地表示ボタン31を道路地図に表示し(S40)、操作情報取得部28は目的地表示ボタン31が操作されたか否かを判定する(S50)。
【0055】
そして、目的地表示ボタン31の操作が検出された場合(S50のYes)、道路地図生成部22は目的地周辺の道路地図の道路地図を表示し(S60)、目的地表示ボタン31の操作が検出されない場合(S50のNo)、道路地図生成部22は道路地図のスクロールを継続する(S70)。したがって、ユーザが目的地周辺の道路地図の表示を希望しない場合は、そのまま道路地図をスクロールさせることができる。
【0056】
ステップS60で目的地周辺の道路地図が表示された後、ユーザの操作が所定時間検出されないと道路地図表示部24は自動的に現在位置周辺の道路地図に切り替える。すわなち、ユーザが操作しなくても自動的に走行に必要性の高い道路地図を表示することができる。また、車速が所定以上になった場合に自動的に現在位置周辺の道路地図に切り替えてもよい。これにより、停車中は目的地周辺の道路地図の表示を継続でき、走行を開始すると走行に必要性の高い範囲の道路地図を自動的に表示することができる。
【0057】
本実施例によれば、ユーザは、現在位置周辺の道路地図から目的地周辺の道路地図を瞬時に表示するジャンプ操作とスクロール操作の双方を選択できるので操作性を向上させることができる。
【実施例2】
【0058】
実施例1では、スクロール操作が検出された場合に目的地表示ボタン31を表示し、目的地表示ボタン31の操作により目的地周辺の道路地図を表示したが、ユーザはスクロール操作することなく目的地周辺の道路地図を表示したい場合がある。本実施例では、スクロール操作することなく目的地周辺の道路地図を表示するナビゲーション装置100について説明する。
【0059】
図6(a)は、出力装置17に表示された道路地図の一例を示す。なお、図6(a)において図3と同一部分には同一の符号を付しその説明は省略する。本実施例では、自車アイコン32が連続して2回操作されると(以下、連続操作という)、それを目的地表示操作として検出する。連続した2回の操作とは、自車アイコン32が操作されてから所定時間内に再度自車アイコン32が操作されることいい、所定時間は予め設定されているか(例えば、0.5〜2秒)、又は、ユーザが所望の時間を設定することができる。
【0060】
操作情報取得部28がかかる目的地表示操作を検出すると、道路地図生成部22が目的地周辺の道路地図を生成する。連続操作でなく、所定時間の継続操作を検出して目的地周辺の道路地図を生成してもよい、
図6(b)は、目的地周辺が表示された道路地図の一例を示す。図6(b)において図4と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。したがって、本実施例によればユーザは2回の操作により目的地周辺の道路地図を表示することができる。
【0061】
図7は、ナビゲーション装置100が目的地周辺の道路地図を表示する手順を示すフローチャート図である。図7のフローチャート図は例えばナビゲーション装置100が起動されるとスタートする。
【0062】
目的地設定部26はユーザが入力装置16から入力し操作情報取得部28が取得した目的地を記憶し、経路検索部25が現在位置から目的地までの経路を検索する(S10)。
【0063】
車両が走行している間(S20)、操作情報取得部28は自車アイコン32の連続操作が検出されたか否かの判定を繰り返す(S31)。ユーザが正確に自車アイコン32の部位を正確に操作できるとは限らないので、自車アイコン32から例えば半径1cm範囲の操作であれば連続操作を検出する。
【0064】
連続操作が検出された場合(S31のYes)、道路地図生成部22は目的地周辺の道路地図を表示する(S60)。
【0065】
本実施例によれば、スクロールすることなく短時間に目的地周辺の道路地図を表示することができる。なお、実施例1のナビゲーション装置100に本実施例のナビゲーション装置100を適用することで、スクロール操作が検出された場合には目的地表示ボタン31を表示し、連続操作が検出された場合には目的地周辺の道路地図をすぐに表示できる。これにより、ユーザは複数の方法で目的地周辺の道路地図を表示できるので、さらに操作性を向上させることができる。
【0066】
〔実施例2の変形例〕
本実施例では、自車アイコン32の連続操作を目的地表示操作としたが、例えば経路33の操作を検出して目的地周辺の道路地図を表示してもよい。
【0067】
図8(a)は出力装置17に表示された道路地図の一例を示す。なお、図8(a)において図3と同一部分には同一の符号を付しその説明は省略する。経路33は、出力装置17を縦断する形で表示されることが多いが、経路33を操作する部位は、例えば自車アイコン32よりも目的地方向であって出力装置17の外縁から内側に所定距離内(例えば2cm以内)である。出力装置17で表示された範囲で自車アイコン32から最も目的地側を操作すると目的地周辺の道路地図が表示されるので、ユーザに操作とその表示結果の関係を把握しやすくさせることができる。操作情報取得部28がかかる目的地表示操作を検出すると、道路地図生成部22が目的地周辺の道路地図を生成する。
【0068】
また、例えば、自車アイコン32よりも目的地側の経路33を、経路33に沿って所定長以上継続して操作することで目的地周辺の道路地図を表示してもよいし、経路33が連続操作された場合に目的地周辺の道路地図を表示してもよい。
【0069】
図8(b)は、目的地周辺が表示された道路地図の一例を示す。図8(b)において図4と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。したがって、本変形例によればユーザは経路33の所定の部位を1回操作することにより目的地周辺の道路地図を表示することができる。
【実施例3】
【0070】
また、目的地と関連のある操作メニュー34が操作された場合に、目的地周辺の道路地図を表示してもよい。本実施例では、到着予想の操作メニュー34cの操作に基づき目的地周辺の道路地図を表示するナビゲーション装置100について説明する。
【0071】
図9(a)は、出力装置17に表示された道路地図の一例を示す。なお、図9(a)において図3と同一部分には同一の符号を付しその説明は省略する。到着予想の操作メニュー34cは目的地への、予想所要時間又は到着予想時刻及び目的地までの予想走行距離を表示する操作メニューであるので、ユーザは目的地周辺の道路地図を表示する操作メニュー34として把握しやすい。
【0072】
したがって、本実施例では、例えば操作メニュー34cの連続操作が目的地表示操作となる。操作情報取得部28がかかる目的地表示操作を検出すると、道路地図生成部22が目的地周辺の道路地図を生成する。
【0073】
図9(c)は、目的地周辺が表示された道路地図の一例を示す。図9(c)において図4と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。ユーザは操作メニュー34cを連続操作するだけで目的地周辺の道路地図を表示することができる。
【0074】
ところで、ユーザにより又は自動的に目的地までの経路33上にいくつかの中間目的地が設定されていたり、複数の目的地が設定されていることがある(以下、中間目的地と複数目的地を単に中間目的地という)。中間目的地が設定されている場合、ユーザは中間目的地周辺の道路地図を表示したい場合もあるし、目的地周辺の道路地図を表示したい場合もあるので、ユーザが選択的に中間目的地周辺又は目的地周辺の道路地図を表示できたら便利である。
【0075】
本実施例では、図9(a)においてユーザが操作メニュー34cを1回操作すると、図9(b)に示すように設定された各中間目的地の到着予想時刻及び目的地までの走行距離が表示される。図9(b)では3つの中間目的地G1〜G3にかかる3つの操作メニュー34c1〜34c3を表示した。
【0076】
そして、到着予想の操作メニュー34c、34c1、34c2又は34c3のうち操作された操作メニュー34に応じて目的地周辺又は中間目的地周辺の道路地図が表示される。したがって、中間目的地が設定されている場合、操作メニュー34cの1回の操作が目的地表示ボタン呼出し操作となり、操作メニュー34c〜34c3のいずれかの1回の操作が目的地表示操作となる。かかる操作によりユーザは中間目的地周辺又は目的地周辺の道路地図を選択的に表示できる。
【0077】
操作情報取得部28が操作メニュー34cの操作を検出すると、スイッチ生成部231が操作メニュー34c〜34c3を生成し、操作情報取得部28が操作メニュー34c〜34c3のいずれかの操作を検出すると、道路地図生成部22は操作された部位に応じて目的地周辺又は中間目的地周辺の道路地図を表示する。
【0078】
なお、中間目的地が設定されている場合に到着予想の操作メニュー34cを連続操作すると、ユーザが中間目的地周辺の道路地図を表示したい場合でも目的地周辺の道路地図が表示されてしまう。そこで、例えば、図9(a)の道路地図から操作メニュー34cが1回操作されてから図9(b)のように中間地点にかかる操作メニュー34c1〜34c3が表示されるまでの間、操作メニュー34cの操作を無視してもよい。これにより、ユーザが中間目的地周辺の道路地図を表示したい場合に誤って操作メニュー34cを連続操作した場合でも、ユーザは操作メニュー34c1、34c2又は34c3のいずれかを操作できるようになる。
【0079】
図10は、ナビゲーション装置100が目的地周辺又は中間目的地周辺の道路地図を表示する手順を示すフローチャート図である。図10のフローチャート図は例えばナビゲーション装置100が起動されるとスタートする。
【0080】
目的地設定部26はユーザが入力装置16から入力し操作情報取得部28が取得した目的地及び中間目的地を記憶し、経路検索部25が現在位置から目的地までの経路を検索する(S11)。
【0081】
車両が走行している間(S20)、操作情報取得部28は到着予想の操作メニュー34cの操作が検出されたか否かの判定を繰り返す(S32)。
【0082】
到着予想の操作メニュー34cの操作が検出された場合(S32のYes)、道路地図生成部22は中間目的地が設定されているか否かを判定する(S35)。中間目的地が設定されていない場合、操作メニュー34c1〜34c3を表示する必要はなく、道路地図生成部22は操作メニュー34cが連続操作されたか否かを判定する(S52)。そして、連続操作が検出された場合(S52のYes)、道路地図生成部22は目的地周辺の道路地図を表示する(S60)。
【0083】
ステップS35に戻り、中間目的地が設定されている場合(S35のYes)、スイッチ生成部231は操作メニュー34c〜34c3を表示する(S41)。そして、道路地図生成部22は、操作メニュー34c〜34c3のいずれかが操作されたか否かを判定する(S51)。
【0084】
操作メニュー34c〜34c3のいずれかが操作された場合(S51のYes)、道路地図生成部22は操作された部位に応じて目的地周辺又は中間目的地周辺の道路地図を表示する(S62)。なお、操作メニュー34c〜34c3のいずれも操作されない場合(S51のNo)、操作メニュー生成部23は所定時間経過後に操作メニュー34c〜34c3を消去する。
【0085】
本実施例によれば、スクロールすることなく操作メニュー34cの連続操作により目的地周辺の道路地図を表示することができる。また、中間目的地が設定されている場合、ユーザは中間目的地周辺又は目的地周辺の道路地図を選択的に表示できる。ユーザが操作するのは、到着予想の操作メニュー34cであるので、目的地周辺の道路地図を表示する操作メニュー34としてユーザに把握しやすくできる。
【0086】
なお、実施例1のナビゲーション装置100に本実施例のナビゲーション装置100を適用してもよいし、実施例2のナビゲーション装置100に本実施例のナビゲーション装置100を適用してもよいし、実施例1のナビゲーション装置100に実施例2のナビゲーション装置100を適用し、さらに本実施例のナビゲーション装置100を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】ナビゲーション装置の構成図の一例である。
【図2】ナビECUが提供する機能を示す機能ブロック図の一例である。
【図3】出力装置に表示された道路地図の一例を示す図である。
【図4】出力装置に表示された目的地周辺の道路地図の一例を示す図である。
【図5】ナビゲーション装置が目的地周辺の道路地図を表示する手順を示すフローチャート図である(実施例1)。
【図6】出力装置に表示された道路地図の一例を示す図である。
【図7】ナビゲーション装置が目的地周辺の道路地図を表示する手順を示すフローチャート図である(実施例2)。
【図8】出力装置に表示された道路地図の一例を示す図である。
【図9】出力装置に表示された道路地図の一例を示す図である。
【図10】ナビゲーション装置が目的地周辺又は中間目的地周辺の道路地図を表示する手順を示すフローチャート図である(実施例3)。
【符号の説明】
【0088】
11 車速センサ
12 ジャイロセンサ
13 GPS受信機
14 送受信部
15 ナビECU
16 入力装置
17 出力装置
18 地図DB
21 位置推定部
22 道路地図生成部
23 操作メニュー生成部
24 道路地図表示部
25 経路検索部
26 目的地設定部
27 スクロール要求部
28 操作情報取得部
231 スイッチ生成部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路地図を表示装置に表示する道路地図表示手段と、
前記道路地図の所定地点を記憶する所定地点記憶部と、
前記表示装置に表示された前記道路地図を所定の方向にスクロールさせるスクロール手段と、
前記スクロール手段による前記道路地図のスクロールを検出して、表示される前記道路地図を前記所定地点の周辺の前記道路地図にジャンプさせるスイッチを前記表示装置に表示するスイッチ生成手段と、
を有することを特徴とする地図情報画面操作装置。
【請求項2】
前記アイコンは、表示される前記道路地図を前記目的地付近の駐車施設の周辺にジャンプさせるアイコンを含む、
ことを特徴とする請求項1記載の地図情報画面操作装置。
【請求項3】
前記スイッチ生成手段は、表示される前記道路地図を目的地周辺にジャンプさせる前記スイッチのアイコンを前記表示装置に表示する、
ことを特徴とする請求項1記載の地図情報画面操作装置。
【請求項4】
道路地図を表示装置に表示する道路地図表示手段と、
前記道路地図の所定地点を記憶する所定地点記憶部と、を有し、
前記道路地図上の所定の表示物が操作された後、所定時間内に再度操作された場合、前記道路地図表示手段は、表示する前記道路地図を前記所定地点地周辺にジャンプさせる、
ことを特徴とする地図情報画面操作装置。
【請求項5】
前記表示物は、自位置表示アイコンである、
ことを特徴とする請求項4記載の地図情報画面操作装置。
【請求項6】
道路地図を表示装置に表示する道路地図表示手段と、
前記道路地図の所定地点を記憶する所定地点記憶部と、を有し、
前記道路地図上の所定の表示物が操作された場合、前記道路地図表示手段は、表示する前記道路地図を前記所定地点地周辺にジャンプさせる、
ことを特徴とする地図情報画面操作装置。
【請求項7】
前記表示物は前記所定地点までの経路であって、前記表示装置の外縁から内側に所定距離内である、
ことを特徴とする請求項6記載の地図情報画面操作装置。
【請求項8】
道路地図を表示装置に表示する道路地図表示手段と、
前記道路地図の所定地点を記憶する所定地点記憶部と、
前記道路地図上の所定の表示物が操作された場合、表示される前記道路地図を前記所定地点の周辺、又は、前記所定地点までに設定された中間所定地点の周辺にジャンプさせるスイッチを前記表示装置に表示するスイッチ生成手段と、
を有することを特徴とする地図情報画面操作装置。
【請求項9】
前記表示物は、前記所定地点までの予想所要時間、到着予想時刻又は予想走行距離を表示するアイコンであり、
前記スイッチは、前記中間所定地点までの予想所要時間、到着予想時刻又は予想走行距離を表示するアイコンである、
ことを特徴とする請求項8記載の地図情報画面操作装置。
【請求項10】
道路地図表示手段が、道路地図を表示装置に表示するステップと、
スクロール手段が、前記表示装置に表示された前記道路地図を所定の方向にスクロールさせるステップと、
スイッチ生成手段が、前記道路地図のスクロールを検出して、表示される前記道路地図を前記所定地点の周辺の前記道路地図にジャンプさせるスイッチを前記表示装置に表示するステップと、
を有することを特徴とする地図情報画面操作方法。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−103989(P2009−103989A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−276683(P2007−276683)
【出願日】平成19年10月24日(2007.10.24)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】