説明

小分子ブラジキニンB1受容体アンタゴニスト

【化1】


ブラジキニンB1受容体(B1R)アンタゴニストである式(I)の化合物を開示する。これらの化合物は、炎症及び痛みと関連する疾患の処置又は不利な症状の緩和に有用である。本発明は、新規な化合物及び許容され得るその誘導体、製薬学的組成物ならびに炎症及び痛みを含む疾患の予防及び処置のための方法を包含する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、
Aは:i)場合により置換されていることができる5−もしくは6−員シクロアルキル;
ii)場合により置換されていることができる5−もしくは6−員ヘテロシクロアルキル;
iii)場合により置換されていることができる6−アリール;又は
iv)場合により置換されていることができる5−もしくは6−員ヘテロアリールであり;
Tは水素原子であるか、あるいはBに結合して
i)場合により置換されていることができるヘテロシクロアルキル;又は
ii)場合により置換されていることができるヘテロアリール
を形成し;
Bは場合により置換されていることができるアルキル、場合により置換されていることができるアルケニル、場合により置換されていることができるアルキニル、場合により置換されていることができるヘテロアルキル、場合により置換されていることができるシクロアルキル、場合により置換されていることができるヘテロシクロアルキル、場合により置換されていることができるアルキルシクロアルキル、場合により置換されていることができるヘテロアルキルシクロアルキル、場合により置換されていることができるアリール、場合により置換されていることができるヘテロアリール、場合により置換されていることができるアラルキル、場合により置換されていることができるヘテロアラルキルあるいは
【化2】

であり、
ここで
WはN、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり;
は、もし存在するなら、水素原子、場合により置換されていることができるアルキル、場合により置換されていることができるヘテロアルキル、場合により置換されていることができるアルキルシクロアルキル、場合により置換されていることができるヘテロアルキルシクロアルキル、場合により置換されていることができるアリール、場合により置換されていることができるアラルキル、場合により置換されていることができるヘテロアラルキルであるか、あるいはRに結合し、Wと一緒になって、
v)場合により置換されていることができるシクロアルキル;
vi)場合により置換されていることができるヘテロシクロアルキル;
vii)場合により置換されていることができるアリール;又は
viii)場合により置換されていることができるヘテロアリール
を形成し;
は、もし存在するなら、水素原子、場合により置換されていることができるアルキル、場合により置換されていることができるヘテロアルキル、場合により置換されていることができるヘテロアルキルシクロアルキル、場合により置換されていることができるアリール、場合により置換されていることができるアラルキル、場合により置換されていることができるヘテロアラルキルであるか、あるいはRに結合し、Wと一緒になって、
v)場合により置換されていることができるシクロアルキル;
vi)場合により置換されていることができるヘテロシクロアルキル;
vii)場合により置換されていることができるアリール;又は
viii)場合により置換されていることができるヘテロアリール
を形成し;
Eは、もし存在するなら、ヘテロアルキル又はヘテロアラルキルであり;
Gは、もし存在するなら、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアラルキルであり、
Kは
【化3】

であり、
ここで
及びRは、それぞれ独立してC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cヘテロアルキルから選ばれるか、あるいはNと一緒になって、場合により置換されていることができるヘテロシクロアルキル、場合により置換されていることができるヘテロアリール又は場合により置換されていることができるヘテロアラルキルを形成し;そして
は水素原子、C−もしくはCアルキル、シアノ又はハロゲン原子である]
の化合物あるいはその薬理学的に許容され得る塩、溶媒和物又は水和物。
【請求項2】
Aが
【化4】

[式中、X、X及びXはそれぞれ独立してN、O、S、NR、CR又はCRx’から選ばれ、ここで
及びRx’はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、=O、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ニトロ、メルカプト、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシク
ロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルから選ばれる]
である請求項1に従う化合物。
【請求項3】
Aが
【化5】

[式中、
、Rx1、Rx2、Rx3、Rx’、Rx1’、Rx2’及びRx3’はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、=O、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ニトロ、メルカプト、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルから選ばれ;そして
XはNH、O又はSである]
から選ばれる請求項1又は請求項2に従う化合物。
【請求項4】
Aが
【化6】

[式中、Y、Y、Y及びYは、それぞれ独立してN、O、S、NR、CR又はCRy’から選ばれ、ここで
及びRy’は、それぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、=O、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ニトロ、メルカプト、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシ
クロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルから選ばれる]
である請求項1に従う化合物。
【請求項5】
Aが
【化7】

[式中、
、Ry1、Ry2、Ry3、Ry4、Ry’、Ry1’、Ry2’、Ry3’及びRy4’はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、=O、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ニトロ、メルカプト、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルから選ばれる]
から選ばれる請求項1又は請求項4に従う化合物。
【請求項6】
Aが
【化8】

[式中、
y1、Ry2、Ry3及びRy4はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、=O、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ニトロ、メルカプト、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルから選ばれる]
である請求項1、4又は5のいずれか1つに従う化合物。
【請求項7】
y1が水素原子である
請求項6に従う化合物。
【請求項8】
y2が水素原子、ハロゲン原子又はC−Cアルキルであり;そして
y4が水素原子又はハロゲン原子である
請求項6又は請求項7に従う化合物。
【請求項9】
y2が水素原子である
請求項6〜8のいずれか1項に従う化合物。
【請求項10】
y3が水素原子又はハロゲン原子である
請求項6〜9のいずれか1項に従う化合物。
【請求項11】
y4が水素原子又はハロゲン原子である
請求項6〜10のいずれか1項に従う化合物。
【請求項12】
Tが水素原子である
請求項1〜11のいずれか1項に従う化合物。
【請求項13】
Kが
【化9】

から選ばれる請求項1〜12のいずれか1項に従う化合物。
【請求項14】
Kが
【化10】

から選ばれる請求項1〜13のいずれか1項に従う化合物。
【請求項15】
Kが
【化11】

である請求項1〜14のいずれか1項に従う化合物。
【請求項16】
Kが
【化12】

である請求項1〜14のいずれか1項に従う化合物。
【請求項17】
Bがヘテロアルキル、ヘテロアリール又は
【化13】

であり、
ここで
WはN、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり;
は、もし存在するなら、水素原子、アルキル、ヘテロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアラルキルであるか、あるいはRに結合し、Nと一緒になって、
v)場合により置換されていることができるシクロアルキル;
vi)場合により置換されていることができるヘテロシクロアルキル;
vii)場合により置換されていることができるアリール;又は
viii)場合により置換されていることができるヘテロアリール
を形成し;そして
は、もし存在するなら、水素原子、場合により置換されていることができるアルキル、場合により置換されていることができるヘテロアルキル、場合により置換されていることができるヘテロアルキルシクロアルキル、場合により置換されていることができるアリール、場合により置換されていることができるアラルキル、場合により置換されていることができるヘテロアラルキルであるか、あるいはRに結合し、Nと一緒になって、
v)場合により置換されていることができるシクロアルキル;
vi)場合により置換されていることができるヘテロシクロアルキル;
vii)場合により置換されていることができるアリール;又は
viii)場合により置換されていることができるヘテロアリール
を形成する
請求項1〜16のいずれか1項に従う化合物。
【請求項18】
Bが−YaB−CO−L−又は−YaB−CO−RcB−であり、ここで
aBは結合、C−Cアルキレン、C−Cアルケニレン又はC−Cアルキニレンであり;
はシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、場合により置換されていることができるアリール、場合により置換されていることができるヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり;そしてRcBは、場合により置換されていることができるC−Cアルキル、場合により置換されていることができるC−Cアルケニル又は場合により置換されていることができるC−Cアルキニルである
請求項1〜17のいずれか1項に従う化合物。
【請求項19】
Bが
【化14】

である請求項1〜18のいずれか1項に従う化合物。
【請求項20】
Bが
【化15】

であり、
ここでRはメチル、エチル又はイソプロピルである
請求項1〜18のいずれか1項に従う化合物。
【請求項21】
Bが
【化16】

である請求項1〜17のいずれか1項に従う化合物。
【請求項22】
Eが−YaE−CO−L−、−YaE−CO−RcE−、−YaE−NRcE−CO−RdE−、−YaE−NRcE−CO−L−、−YaE−NRcE−CO−NRdE−L−又は−YaE−NRcE−CS−NRdE−L−であり、ここで
aEは結合、C−Cアルキレン、C−Cアルケニレン又はC−Cアルキニレンであり;
cEは水素原子、場合により置換されていることができるC−Cアルキル、場合により置換されていることができるC−Cアルケニル又は場合により置換されていることができるC−Cアルキニルであり、但し、−YaE−CO−RcE−中でRcEは水素原子ではなく;
dEは水素原子、場合により置換されていることができるC−Cアルキル、場合により置換されていることができるC−Cアルケニル又は場合により置換されていることができるC−Cアルキニルであり;そして
はシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、場合により置換されていることができるアリール、場合により置換されていることができるヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルである
請求項1〜21のいずれか1項に従う化合物。
【請求項23】
Gがアルキル、シクロアルキル、−YaG−O−RcG、−YaG−CO−NRaGbG、−YaG−S−RcG、−YaG−SO−RcG、−YaG−SO−RcG、ヘテロアリール、アルキルシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルであり、ここで
aGは結合、C−Cアルキレン、C−Cアルケニレン又はC−Cアルキニレンであり;
aGは水素原子、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニルであるか、あるいはRbGに結合して4−〜10−員シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成し;
bGは水素原子、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニルであるか、あるいはRaGに結合して4−〜10−員シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成し;そして
cGは場合により置換されていることができるC−Cアルキル、場合により置換されていることができるC−Cアルケニル又は場合により置換されていることができるC−Cアルキニルである
請求項1〜22のいずれか1項に従う化合物。
【請求項24】
化合物が式(II):
【化17】

により示され、
式中、
はN、CH又はCFであり;
Kは
【化18】

から選ばれ;
は水素原子又はメチルであり;
y2は水素原子、ハロゲン原子又はC−Cアルキルであり;
y3は水素原子、ハロゲン原子、C−Cアルキル又はC−Cヘテロアルキルであり;
y4は水素原子又はハロゲン原子であり;
Bは−YaB−CO−L−、−YaB−CO−RcB−又は
【化19】

であり、
ここで
aBは結合であり;
cBは場合により置換されていることができるC−Cアルキル又は場合により置換されていることができるC−Cアルケニルであり;
はシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合により置換されていることができるアリール、場合により置換されていることができるヘテロアリール又はヘテロアラルキルであり;
Wはアルキル又はNであり;
は、もし存在するなら、水素原子、アルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、アラルキル又はヘテロアラルキルであり;
は、もし存在するなら、水素原子又はアルキルであり;
Eは−YbE−NRdE−CO−L−であり、ここで
bEは結合、C−Cアルキレン又はC−Cアルケニレンであり;
dEは水素原子、C−Cアルキル又はC−Cアルケニルであり;そして
はシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合により置換されていることができるアリール、場合により置換されていることができるヘテロアリール又はヘテロアラルキルである
請求項1,4〜6、12、17又は22のいずれか1項に従う化合物。
【請求項25】
化合物が式(III)又は(IV):
【化20】

により示され、
式中、
はN、CH又はCFであり;
Kは
【化21】

から選ばれ;
は水素原子又はメチルであり;
y2は水素原子、ハロゲン原子又はC−Cアルキルであり;
y3は水素原子、ハロゲン原子、C−Cアルキル又はC−Cヘテロアルキルであり;
y4は水素原子又はハロゲン原子、C−Cアルキル又はC−Cヘテロアルキルであり;
Eは−YaE−NRcE−CO−RdE−、−YaE−NRcE−CO−L−、−YaE−NRcE−CO−NRdE−L−又は−YaE−NRcE−CS−NRdE−L−であり、ここで
aEは結合又はC−Cアルキレンであり;
cEは水素原子、C−Cアルキル又はC−Cアルケニルであり;
dEは水素原子、場合により置換されていることができるC−Cアルキル、場合により置換されていることができるC−Cアルケニル又は場合により置換されていることができるC−Cアルキニル基であり;
はシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルシクロアルキル、ヘテロアルキルシクロアルキル、場合により置換されていることができるアリール、場合により置換されていることができるヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり;
Gは、もし存在するなら、シクロアルキル、−YaG−CO−NRaGbG、−YaG−O−ReG、−YaG−S−ReG、−YaG−SO−ReG又は−YaG−SO−ReGであり、ここで
aGは結合又はC−Cアルキレンであり;
aGは水素原子又はC−Cアルキルであり;
bGは水素原子又はC−Cアルキルであり;そして
eGはC−Cアルキルである
請求項1、4〜6、12、13、17〜20、22又は23のいずれか1項に従う化合物。
【請求項26】
化合物が式(V):
【化22】

により示され、
式中、Y、K、R、Ry2、Ry3、Ry4及びLは請求項25において定義された通りである
請求項25に従う化合物。
【請求項27】
化合物が式(VI):
【化23】

により示され、
式中、Y、K、R、Ry2、Ry3、Ry4及びLは請求項25において定義された通りである
請求項25に従う化合物。
【請求項28】
y3が水素原子である
請求項24〜27のいずれか1項に従う化合物。
【請求項29】
y2が水素原子である
請求項24〜28のいずれか1項に従う化合物。
【請求項30】
化合物が式(VII):
【化24】

により示され、
式中、
はN、CH又はCFであり;
Kは
【化25】

から選ばれ;
y4は水素原子、ハロゲン原子、C−Cアルキル又はC−Cヘテロアルキルであり;
Eは−YaE−CO−L−であり、ここで
aEは結合又はC−Cアルキレンであり;
はヘテロシクロアルキルであり;そして
Gはアルキルシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール又はヘテロアールである
請求項1、4〜6、9、10、12、13、17、21、22又は23のいずれか1項に従う化合物。
【請求項31】
y4が水素原子又はハロゲン原子である
請求項30に従う化合物。
【請求項32】
が結合するステレオジェン中心が(R)立体配置にあり;そして
がメチルである
請求項1〜31のいずれか1項に従う化合物。
【請求項33】
化合物が、標準的な試験管内BK B1受容体−媒介アッセイにおいて500nMかもしくはそれより低いIC50を示す請求項1〜32のいずれか1項に従う化合物、その塩、溶媒和物又は水和物。
【請求項34】
化合物が表1の化合物1〜282から選ばれる、好ましくは請求項1〜33のいずれか1項に従う化合物。
【請求項35】
請求項1〜34のいずれか1項に従う1種もしくはそれ以上の化合物ならびに場合により少なくとも1種の担体物質、賦形剤及び/又は助剤を含んでなる製薬学的組成物。
【請求項36】
製薬学的組成物をエアゾール、クリーム、ゲル、丸薬、カプセル、シロップ、溶液、経皮治療系、座薬又は製薬学的装置として調製する請求項35に従う製薬学的組成物。
【請求項37】
疾患又は状態の処置及び/又は予防用の薬剤の製造のための請求項1〜36のいずれか1項に従う化合物又は製薬学的組成物の使用。
【請求項38】
状態又は疾患がBK B1Rモジュレーションに反応性である請求項37に従う使用。
【請求項39】
状態又は疾患が炎症性疾患、免疫障害及び痛みを含んでなる群から選ばれる請求項37又は請求項38に従う使用。
【請求項40】
炎症性疾患又は免疫障害が炎症性腸疾患、慢性関節リウマチ、痛風性関節炎、アテローム性動脈硬化症及び関連線維性状態を含んでなる群から選ばれる請求項39に従う使用。
【請求項41】
痛みが内臓痛、神経障害性の痛み、複合局所痛症候群(complex regional pain syndrome)CRPS及び炎症性の痛みを含んでなる群から選ばれる請求項39に従う使用。
【請求項42】
BK B1受容体を、BK B1受容体へのDAKD、KD及びDABKの結合を検出可能なまでに阻害する条件下及びそれに十分な量で、請求項1〜36のいずれか1項に従う少なくとも1種の化合物又はその薬理学的に許容され得る塩、溶媒和物もしくは水和物と接触させることを含んでなる、試験管内におけるBK B1受容体へのDAKD、KD及びDABKの結合の阻害方法。
【請求項43】
(a)BK B1受容体を含有すると推定される組織の試料を、検出可能に標識された請求項1〜36のいずれか1項に従う化合物と、BK B1受容体への化合物の結合を可能にする条件下で接触させ;そして
(b)BK B1受容体に結合した化合物を検出するか、あるいはBK B1受容体への化合物の結合を検出する
ことを含んでなる
試験管内で組織、好ましくは組織切片中のBK B1受容体を位置確認するか又は検出するための方法。
【請求項44】
化合物を放射性標識するか、蛍光−標識するか又はルミネセンス標識するか、あるいは抗体で標識する請求項43に従う方法。
【請求項45】
請求項1〜36のいずれか1項に従う化合物又は製薬学的組成物を投与することを含んでなる、そのような処置を必要とする患者の処置方法。

【公表番号】特表2010−539204(P2010−539204A)
【公表日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−525265(P2010−525265)
【出願日】平成20年9月19日(2008.9.19)
【国際出願番号】PCT/EP2008/007919
【国際公開番号】WO2009/036996
【国際公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【出願人】(510078182)ジエリニ・アクチエンゲゼルシヤフト (1)
【Fターム(参考)】