説明

強誘電体薄膜素子及びその製造方法

【課題】強誘電体薄膜の製造方法を提供すること。
【解決手段】オンアクシス方式スパッタリングにより結晶性及び表面粗さに優れ、かつ蒸着率が顕著に改善された強誘電体薄膜素子及びその製造方法を提供する。本発明の強誘電体製造方法は、SrTiO(STO)基板上にSrRuO(SRO)薄膜を蒸着する工程と、同蒸着されたSRO薄膜にBiFeO(BFO)薄膜を蒸着する工程とを含み、各薄膜の蒸着はSTO基板を接地から絶縁した状態で蒸着する。本発明の強誘電体製造方法によると、大量生産が可能で蒸着率が顕著に向上するのみならず、強誘電体薄膜の表面が均一に形成されて漏洩電流が顕著に低減し、かつ残留分極が大きくなるという効果がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、強誘電体薄膜の製造方法に関し、より詳細には、オンアクシス(on−axis)スパッタリングにより、結晶性及び表面粗さに優れ、かつ蒸着率が顕著に改善された強誘電体薄膜を製造する方法及び同方法により得られた強誘電体薄膜に関する。
【背景技術】
【0002】
強誘電体は、電場がなくても永久双極子によって発生する自発分極が存在し、それを外部電場によって反転させることができる物質をいう。このような性質を使用して同強誘電体物質は、圧電素子、光変調器、貯蔵媒体、メモリー素子など多様な電子部品に使用されている。
【0003】
このような強誘電体物質としては、PbTiO、BaTiO(BTO)、PbZrTi1−x(PZT)、SrBiTa(SBT)などがよく知られている。このような強誘電体は非揮発性メモリー素子に適していることが知られている。同強誘電体を利用した非揮発性メモリー素子であるFRAMは、下部電極上に強誘電体薄膜を蒸着し、その上に上部電極を形成し、各電極に電界を加えて情報を記録する。このように記録された情報は、上下部電極間の電界を除去しても強誘電体の性質である残留分極によって情報が消去されることはない。
【0004】
強誘電体物質は、このような残留分極の特性を有することが特に重要であり、最近では他の強誘電体物質に比べて残留分極(Pr)が大きいBiFeO(BFO)に関して多くの研究がなされている(非特許文献1)。
【0005】
このようなBFO薄膜は、残留分極の特性を極大化するためにエピタキシャル成長させる必要があり、同BFO薄膜のエピタキシャル蒸着には、PLD法(パルスレーザ蒸着法)という方法が従来から使用されてきた。しかしながら、PLD法はその性質上、広い面積に薄膜を蒸着することが困難であり、よって大量生産が難しいという問題点があった。
【0006】
BFO薄膜の大量生産にふさわしい蒸着方法としてスパッタリング法を使用することができるが、リスパッタリングなどの問題によって結晶性及び表面粗さが不良になるという問題点があった。強誘電体薄膜において結晶性及び表面粗さは非常に重要な要素と考えられており、結晶性及び表面粗さが不良であるほど漏洩電流が大きくなってデータの維持特性が低下する。
【0007】
また、リスパッタリング等の問題を回避するためにBFO薄膜をオフアクシス(off−axis)スパッタリングによって蒸着することもできるが、蒸着効率が非常に低く、産業応用力に劣るという問題点が存在している。
【特許文献1】米国特許出願公開第2007/0029592号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2007/0029593号明細書
【非特許文献1】J.Wang.J,B.Neaton,H.Zheng,V.Nagarajan,S.B.Ogale,B.Liu,D.Viehland,V.Vaithyanathan,D.G.Schlom,U.V.Waghmare,N.A.Spldin,K.M.Rabe,M.Wuttig及びR.Ramesh、Science、第299巻、第1719頁(2002年)
【非特許文献2】R.R.Das他、Applied Physics Letters、88、242904(2006年)
【非特許文献3】J.Wang他、Science、第299巻、1719−1722頁(2003年)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記のような問題点を解決するために、オンアクシススパッタリングにより強誘電体薄膜を製造する方法であって、蒸着率を高めて大量生産を可能にするのみならず、基板を接地から絶縁した状態で蒸着し、酸素陰イオンによるリスパッタリング効果を最小限に留め、表面粗さを最小化した強誘電体薄膜を製造する方法及び同方法により得ることが可能な強誘電体薄膜を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するために、本発明は強誘電体薄膜素子製造方法を提供し、同方法は、SrTiO(STO)基板上にSrRuO(SRO)薄膜を蒸着する工程と、同蒸着されたSRO薄膜にBiFeO(BFO)薄膜を蒸着する工程とを含み、各薄膜の蒸着は同SrTiO基板を接地から絶縁した状態で実施することを特徴とする。
【0010】
本発明の方法において、SRO薄膜とBFO薄膜は、オンアクシスRFマグネトロンスパッタリングで蒸着されることを特徴とする。
また本発明の方法において、BFO薄膜は、STO基板を550℃ないし650℃に加熱した状態で蒸着されることを特徴とする。
また本発明の方法において、BFO薄膜は、STO基板を570℃に加熱した状態で蒸着されることを特徴とする。
【0011】
また本発明の方法は、BFO薄膜の蒸着後、400Torr(53.33kPa)の酸素圧で一定時間インシチュー(in situ)方式で熱処理する工程をさらに含むことを特徴とする。
【0012】
また本発明の方法において、SRO薄膜は、SrTiO基板とBFO薄膜との間の格子不整合を減らし、かつ強誘電体薄膜素子の下部電極として使用され、その厚さが100nmであることを特徴とする。
【0013】
また本発明の方法において、SrTiO基板と接地との絶縁は、ホルダー(holder)と接地との間に設けられたセラミックスからなる絶縁層によりなされることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の方法において、SrTiO基板と接地との絶縁は、SrTiO基板が設置されたホルダーとSrTiO基板との間に設けられたセラミックスからなる絶縁層によりなされることを特徴とする。
【0015】
本発明はさらに、本発明の方法により製造された強誘電体薄膜素子を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、RFマグネトロンスパッタリングを用いて強誘電体薄膜素子を製造することによって大量生産を可能にする。
また本発明は、オンアクシススパッタリングによって強誘電体薄膜を蒸着することにより、その蒸着率を顕著に向上させることができる。
【0017】
更に本発明は、基板が設置されたホルダーと接地とを絶縁した状態で蒸着を行うので、強誘電体薄膜の表面を均一に形成可能である。
更に本発明は、強誘電体薄膜の表面が均一に形成されるので、漏洩電流が顕著に低減し、残留分極が大きくなるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明による強誘電体薄膜素子及びその製造方法に関して詳細に説明する。
図1(a)は、本発明による強誘電体薄膜素子製造装置の一実施例を図示したものである。強誘電体薄膜素子は、所定の工程によりホルダー10上にSTO基板20を結合する。本実施例では、モリブデン材料からなるホルダー10を使用したが、これに限定されるものではない。SrTiO(STO)は、高い誘電定数を有する誘電物質であり、基本的に不導体である絶縁物質であり、そのSTO基板20上に導電性物質であるSrRuO(SRO)薄膜30を蒸着する。SROを蒸着するために、SROシングルターゲットを配置し、Arのような不活性気体と酸素とをチェンバーに注入した状態で同ターゲットを陰極にしてチェンバー内に電位差をかけるとプラズマが形成され、Arなどがターゲットに入射され、同ターゲットから飛び出したSRO分子が蒸着されてSRO薄膜30が形成される。
【0019】
SRO薄膜30は導電性物質であり、強誘電体薄膜素子がメモリー素子のキャパシターに使用される場合、下部電極を形成し、SRO薄膜30上に蒸着されるBFO薄膜とSTO基板20との間の格子定数の不整合(mismatch)を減らすために一定の厚さで蒸着され、そのために100nmの厚さで蒸着されることが好ましい。
【0020】
SRO薄膜30を蒸着後、BFO薄膜がエピタキシャル層で蒸着される。BFO薄膜のエピタキシャル成長はPLD法にて蒸着することができるが、大量生産には相応しくない問題点が存在することはすでに言及した。本発明は、このような従来の問題点を解決するために、強誘電体薄膜素子をRFスパッタリングによって製造する。強誘電体薄膜素子をRFスパッタリングによって製造することは大量生産においては有利ではあるが、蒸着のためにチェンバー内に不活性気体とともに存在する酸素陰イオンによりリスパッタリングが起こり、強誘電体薄膜の表面が不均一に形成されるという問題点がある。このような問題点を解決するために、ターゲットと基板が90゜をなすオフアクシス(off−axis)方式のスパッタリングで強誘電体薄膜を蒸着することもできるが、蒸着率が悪くなるという問題点がある。
【0021】
本発明では、酸素陰イオンによるリスパッタリングを最小化して蒸着率を高めるために、基板が設置されたホルダー10を接地から絶縁した状態で蒸着を行なう。そのために本発明の一実施例では、ホルダー10と接地との間に絶縁層を設け、基板と接地との間を絶縁する。また、STO基板20とホルダー10との間に絶縁層を設け、基板と接地との間を絶縁することもできる。
【0022】
従来は、基板を接地に連結した状態で蒸着が行なわれ、通常は陰極が印加されるターゲットによって加速された酸素陰イオンが接地と同一なポテンシャルである基板に入射することになり、リスパッタリングが発生して薄膜の表面が荒れるという問題点があった。強誘電体は、表面粗さすなわち、RMS(二乗平均平方根)が低いほど、上部電極とのインターフェースが良好になり漏洩電流が低くなる特性がある。
【0023】
本発明の図1(a)のように基板を接地と絶縁すると、放電によって生じた電子等によって基板が設置されたホルダー10全体がマイナスの電位を帯びるようになる。従来のように基板が接地に接続されている場合、電子などが流入しても電位に変化はないが、本発明の場合、基板が接地と絶縁された状態であるために電子等が流入するとマイナスの電位を帯びるようになり、それにより酸素陰イオンによるリスパッタリングが著しく減少する。
【0024】
図1(a)、(b)及び(c)の各々のBFO薄膜のRMSは、14Å、22Å、47Åであり基板を接地と確実に絶縁するほど、BFO薄膜の表面粗さが良好になることが分かる。図1(c)は、本発明の一実施例である図1(a)と対比するためにSRO薄膜30を接地に連結してBFO薄膜を蒸着したものである。酸素陰イオンによるリスパッタリングによって表面粗さが、図1(a)に比べて非常に大きくなっており、それによって図3(d)に図示されたように漏洩電流においても著しい差があることが明らかとなった。
【0025】
図2(a)は、(001)BFO/(001)SRO/(001)STOに対する上記図1(a)、(b)及び(c)の各場合のΘ−2Θ XRD(X線回折)スキャンの結果を示したグラフである。同グラフを参照すると、三種類の場合のすべてにおいてBFOの各結晶面に対するピークのみが明確に観察されるので、Bi酸化物やFe酸化物に関連したいかなる不純物も存在しないことが分かる。
【0026】
また、図2(b)は、高分解能XRDを使用して(002)のピークのみを測定した結果であり、図1(c)は、BFO薄膜のピークが広く広がるのに比べて図1(a)の場合、BFO薄膜のピークがはっきりしているのみならず、SRO薄膜のピークとは明確に区分されている。これは酸素陰イオンによるリスパッタリングが低減することによってBFO薄膜及びSTO基板がさらに明確に区分されることを示し、BFO薄膜の結晶性が良好であることを示している。すなわち、図2(b)で見られるように、酸素陰イオンのリスパッタリングを低減することによりBFO薄膜の結晶性が向上し、それによりBFO薄膜が均一に蒸着されたことが分かる。
【0027】
図2(c)は、図1(a)の場合において、BFO薄膜がエピタキシャル成長をしたということを証明するためのXRD RSM(逆格子マッピング)の結果であり、x軸とy軸はそれぞれ面内(in−plane)と面外(out−of−plane)の不整合を示す。まず、y軸では回折スポットの中心部が一致していない。これは、各薄膜の面外格子定数に差があることを意味する。これは、STO基板、BFO薄膜及びSRO薄膜の結晶構造の差に起因することであり自然なことである。特に、中間のBFO薄膜のグラフに3個の中心部が認められ、中央のものは圧縮変形を十分に受けた(fully−strained)正方晶系構造で、両側のものは圧縮変形が緩和したバルク構造のような(relaxed bulk−like)菱面体晶系構造であることを示している。これは、STO基板の影響で圧縮変形を十分に受けた正方晶系構造から徐々にBFO薄膜の圧縮変形が緩和したバルク構造のような菱面体晶系構造に変わる過程で現われた面内格子定数の変化を反映したものであり、BFO薄膜内に圧縮変形を十分に受けた正方晶系構造と圧縮変形が緩和したバルク構造のような菱面体晶系構造とが0.5度のねじれ(distortion)を有していることを示す。このような結果は、STO基板の影響下にてBFO薄膜がエピタキシャル成長したことを示すものであり、面方向において、BFO薄膜及びSRO薄膜がSTO基板20との不整合を発生しなかったことを意味する。
【0028】
図3の(a)、(b)及び(c)は、本発明の図1(a)、1(b)及び1(c)の各製造方法によって製造された強誘電体薄膜素子のP−Eループを示したものであり、1kHzの周波数で測定した。1(a)の場合、残留分極(Pr)が48μC/cmであってP−Eループのグラフがシャープに現われることから飽和が十分であったことが分かる。それに比べて図3の(b)及び(c)を参照すると、1(b)の場合は残留分極が29μC/cmであり、1(c)の場合には飽和が不十分であり正確な残留分極を測定することが困難であった。これは、漏洩電流に起因しており、これらの結果から、1(a)の場合に漏洩電流が顕著に小さいことが分かる。
【0029】
図3の(d)は漏洩電流を示したグラフであり、電場が200kv/cmでは、1(a)に比べて1(b)及び(c)の漏洩電流が100から1000倍程度大きいことが分かる。また、本発明によるBFO薄膜の残留分極の値は、既存のスパッタリングで製造されたBFO薄膜に比べて非常に高い値であり、それは本発明によって製造された強誘電体薄膜素子が非常に優れた性能を示すことを意味する。図3(d)を参照すると、図1の(c)の場合に比べてセラミックス層によって基板が絶縁された状態で蒸着された図1の(a)場合は、全区間の印加電圧において漏洩電流が非常に小さいことが分かる。
【0030】
本発明による強誘電体薄膜素子の製造方法は、基板の温度を550℃ないし650℃に加熱した状態で蒸着が行なわれる。温度が650℃を越えた場合、Biは揮発性が強いためにBFOの組成に影響を与えるので純粋な面(pure phase)のBFO薄膜が良好に形成されないという問題点があり、更に層間拡散(interdiffusion)と化学変動(chemical fluctuation)が生じ得るという問題点もある。一方、温度が550℃以下の場合、温度に敏感な結晶面の特性上、エピタキシャルしたBFO薄膜が形成されないということが起こり得る。したがって、550℃ないし650℃に基板を加熱した状態で蒸着を行うことが好ましく、特に、570℃の温度にて優れたBFO薄膜を得ることができる。
【0031】
BFO薄膜を蒸着した後、酸素雰囲気で熱処理を施す工程をさらに有するが、これは蒸着を終えた後、BFO薄膜内部に発生し得る酸素空乏を無くすためである。BFO薄膜に酸素空乏が生じた場合、強誘電体の抵抗が低くなって漏洩電流が大きくなるので安定的なP−Eループを得ることが困難となり、残留分極値も非常に小さくなってしまう。
【0032】
したがって、強誘電体薄膜の残留分極特性を最大にするために、400Torr(53.33kPa)の酸素圧下にてインシチュー方式で熱処理工程を施し、それにより、より優れた特性を有する強誘電体薄膜素子を製造することができる。このような熱処理工程を経た後、BFO薄膜の上部に上部電極を蒸着する。上部電極には多様な物質を使用することができるが、BFO薄膜の上部電極としては、特に、Ptと酸素が含まれた導電性物質を使用する場合に良好な特性が現われる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】(a)、(b)及び(c)は、本発明による強誘電体薄膜素子製造装置、及びそれによる薄膜の均一度を示した図である。
【図2】(a)、(b)及び(c)は、図1の強誘電体薄膜素子製造装置によって製造された薄膜のXRDグラフである。
【図3】(a)、(b)及び(c)は、図1(a)、(b)及び(c)の強誘電体薄膜素子製造装置によって製造された薄膜の場合のP−Eループをそれぞれ示し、(d)は図1(a)乃至(c)の装置における漏洩電流を示したグラフである。
【符号の説明】
【0034】
10:ホルダー
20:STO基板
30:SRO薄膜
40:絶縁層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
SrTiO(STO)基板上にSrRuO(SRO)薄膜を蒸着する工程と、
前記蒸着されたSRO薄膜にBiFeO(BFO)薄膜を蒸着する工程と、を含み、前記各薄膜の蒸着が前記STO基板を接地から絶縁した状態で実施されることを特徴とする、強誘電体薄膜素子製造方法。
【請求項2】
前記SRO薄膜と前記BFO薄膜とを、オンアクシスRFマグネトロンスパッタリングで蒸着させることを特徴とする、請求項1に記載の強誘電体薄膜素子製造方法。
【請求項3】
前記BFO薄膜を、前記STO基板を550℃ないし650℃に加熱した状態で蒸着させることを特徴とする、請求項1に記載の強誘電体薄膜素子製造方法。
【請求項4】
前記BFO薄膜を、前記STO基板を570℃に加熱した状態で蒸着させることを特徴とする、請求項3に記載の強誘電体薄膜素子製造方法。
【請求項5】
前記BFO薄膜の蒸着後、53.33kPa(400Torr)の酸素圧で一定時間インシチュー方式で熱処理する工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の強誘電体薄膜素子製造方法。
【請求項6】
前記SRO薄膜は、前記STO基板と前記BFO薄膜との間の格子不整合を減らし、かつ前記強誘電体薄膜素子の下部電極として使用され、その厚さが100nmであることを特徴とする、請求項1に記載の強誘電体薄膜素子製造方法。
【請求項7】
前記STO基板と接地との絶縁が、前記STO基板が設置されたホルダーと接地との間に設けられたセラミックスからなる絶縁層によってなされることを特徴とする、請求項1に記載の強誘電体薄膜素子製造方法。
【請求項8】
前記STO基板と接地との絶縁が、前記STO基板が設置された前記ホルダーと前記STO基板との間に設けられたセラミックスからなる絶縁層によってなされることを特徴とする、請求項1に記載の強誘電体薄膜素子製造方法。
【請求項9】
請求項1ないし請求項8のいずれか一項の方法によって製造された強誘電体薄膜素子。

【図3】
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【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−94482(P2009−94482A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−219756(P2008−219756)
【出願日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FRAM
【出願人】(596071752)コリア アドバンスト インスティテュート オブ サイエンス アンド テクノロジー (60)
【Fターム(参考)】