抗ウイルス剤
【課題】インテグラーゼ阻害剤の提供。
【解決手段】式(I):
(式中、RC及びRDは一緒になって隣接する炭素と共に環を形成し、該環は縮合環であってもよい。Yはヒドロキシ、メルカプト又はアミノであり;Zは酸素、硫黄又はNHであり;RAは含窒素芳香族複素環である)で示される化合物。
【解決手段】式(I):
(式中、RC及びRDは一緒になって隣接する炭素と共に環を形成し、該環は縮合環であってもよい。Yはヒドロキシ、メルカプト又はアミノであり;Zは酸素、硫黄又はNHであり;RAは含窒素芳香族複素環である)で示される化合物。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
(式中、RC及びRDは一緒になって隣接する炭素原子と共に5員又は6員のヘテロ原子を含んでいてもよい環を形成し、該環はベンゼン環との縮合環であってもよい;Yはヒドロキシ;Zは酸素原子;
RAは式:
【化2】
(式中、C環は、結合手を有する原子に隣接する原子のうち、少なくとも一つの原子が非置換の窒素原子である5または6員の含窒素芳香族複素環である。破線は結合の存在又は非存在を表わす。)で示される基又は式:
【化3】
(式中、Xは酸素原子;RBは置換基群A(:アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロサイクル)から選択される置換基である。)で示される基であり;
C環およびRBは、式:−Z1−Z2−Z3−R1(式中、Z1及びZ3はそれぞれ独立して単結合又は置換されていてもよいアルキレン;Z2は単結合、−S−、−SO−、−SO2−、−SO2NH−、−NHSO2−、−O−、−NH−、−NHCO−、−CONH−;R1は置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクル)で示される基で置換されており;
RC及びRDが形成する環は、上記式:−Z1−Z2−Z3−R1(式中、Z1、Z2、Z3及びR1は前記と同意義である)で示される基で置換されていてもよく;
さらに、C環、RB、又はRC及びRDが形成する環は、上記式:−Z1−Z2−Z3−R1(式中、Z1、Z2、Z3及びR1は前記と同意義である)で示される基で置換されている以外の位置で、水素、ハロゲン、アルコキシカルボニル、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルスルホニル、置換されていてもよいアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル、置換されていてもよいヘテロサイクル、オキソ、チオキソ、ニトロソ、アジド、アミジノ、グアニジノ、シアノ、イソシアノ、メルカプト、置換されていてもよいカルバモイル、スルファモイル、スルホアミノ、ホルミル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、ヒドラジノ、モルホリノ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいアラルキル、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、置換されていてもよいアリールチオ、置換されていてもよいヘテロアリールチオ、置換されていてもよいアラルキルオキシ、置換されていてもよいヘテロアリールアルキルオキシ、置換されていてもよいアラルキルチオ、置換されていてもよいヘテロアリールアルキルチオ、置換されていてもよいアリールオキシアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールオキシアルキル、置換されていてもよいアリールチオアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールチオアルキル、置換されていてもよいアリールスルホニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニル、置換されていてもよいアラルキルスルホニル及び置換されていてもよいヘテロアリールアルキルスルホニルから選択される非妨害性置換基により置換されていてもよい。)
で示される化合物、その製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項2】
RC及びRDは一緒になって隣接する炭素原子と共に5員又は6員のヘテロ原子を含む環を形成する、請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項3】
RC及びRDは一緒になって隣接する炭素原子と共に5員又は6員のヘテロ原子を含む環を形成し、さらに該環はベンゼン環との縮合環である、請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項4】
非妨害性置換基が、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、およびアルケニルからなる群から選択される置換基である、請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項5】
式(I-Q):Q−Z1−Z2−Z3−R1(式中、Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;Qは、
式:
【化4】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;R3、R4、R5及びR19は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基、
式:
【化5】
(式中、Xは酸素原子であり;Y及びZは前記と同意義であり;R5、R6、R7及びR19はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義であり;RBは置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクルである)で示される基、
式:
【化6】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R9〜R14は、請求項1の非妨害性置換基と同意義であり;W1は−O−または−N(RC)−(RCは、請求項1の非妨害性置換基と同意義であり)である)で示される基、
式:
【化7】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;W1は前記と同意義であり;R9、R10、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化8】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;W1は前記と同意義であり;R6、R7、R11〜R14は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化9】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;W1は前記と同意義であり;R6、R7、R17及びR18はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化10】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R6、R7、R17及びR18はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化11】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R9、R10、R17及びR18はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化12】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R6、R7、R17及びR18はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化13】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R9、R10、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基、
式:
【化14】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R5、R5’、R6及びR7は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基、
式:
【化15】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R5、R5’、R9及びR10は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基、
式:
【化16】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R6、R7、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義であり、破線(---)は結合の存在又は不存在を表す)で示される基、
式:
【化17】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R9、R10、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義であり、破線(---)は結合の存在又は不存在を表し、
式:
【化18】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R5、R6、R7、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義であり、破線(---)は結合の存在又は不存在を表す)で示される基、
式:
【化19】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R5、R9、R10、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義であり、破線(---)は結合の存在又は不存在を表す)で示される基、
式:
【化20】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R5、R6、R7、およびR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基、
式:
【化21】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R5、R9、R10、およびR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基である。
但し、Qが式:
【化22】
式中、R9およびR10は前記と同意義であり、R17はアルキルであり、R18は水素であり、Yがヒドロキシであり、Zが酸素原子であり、C環がジヒドロピリミジンである)化合物を除く。)
で示される化合物、その製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項6】
式(II-1):
【化23】
(式中、Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;C環、Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R3、R4、R5及びR19はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項7】
Z1及びZ3がそれぞれ独立して単結合又はアルキレンであり;Z2が単結合又は−O−であり;R1が置換されていてもよいアリール又は置換されていてもよいヘテロアリールである請求項6記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項8】
C環がピリミジン-4-イル又は1,3,4-オキサジアゾール-2-イルであり;Z1が単結合であり;Z2が−O−又はアルキレンであり;Z3が単結合又はアルキレンであり;R1はハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R3、R4及びR19は水素であり;R5はアルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール又はアルコキシである請求項6または7記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項9】
式(III-1):
【化24】
(式中、Xは酸素原子であり;Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;RBは置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクルであり;Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R5、R6、R7及びR19はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である。)で示される請求項6記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項10】
R5が水素、アルキル、アラルキル、シクロアルキル、置換されていてもよいアリール、アルコキシ、アルコキシアルキル、置換されていてもよいアミノ、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アルコキシカルボニルアルキル又はヘテロアリールアルキルである請求項9記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項11】
RBがアリール又はフラン-2-イルであり;Z1及びZ3は単結合であり;Z2はアルキレンであり;R1はハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R6、R7及びR19は水素であり;R5がアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルコキシで置換されていてもよいアリール、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アラルキル、アルコキシカルボニルアルキル、ピリジン-2-イルメチルである請求項9記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項12】
C環がピリジン-2-イル、1,2,4-トリアゾール-3-イル又はアルキルで置換されていてもよいイミダゾール-2-イルであり;Z1が単結合であり;Z2が−O−であり;Z3がアルキレンであり;R1がハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R8〜R13が水素である請求項9記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項13】
式(V-2):
【化25】
(式中、Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;C環、Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R9〜R14はそれぞれ独立して請求項1記載の非妨害性置換基である)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項14】
Z1及びZ3がそれぞれ独立して単結合又はアルキレンであり;Z2が単結合又は−O−であり;R1が置換されていてもよいアリール又は置換されていてもよいヘテロアリールである、請求項13記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項15】
C環が1,3,4-オキサジアゾール-2-イルであり;Z1及びZ3が単結合であり;Z2がアルキレンであり;R1がハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R9〜R14は水素である、請求項13記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項16】
式(VII-4):
【化26】
(式中、Xは酸素原子であり;Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;W2は−O−又は−NH−であり;RBは置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクルであり;Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R6、R7、R11〜R14はそれぞれ独立して請求項1記載の非妨害性置換基である。)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項17】
RBがフラン-2-イルである請求項16記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項18】
RBはフラン-2-イルであり;Z1及びZ3が単結合であり;Z2がアルキレンであり;R1がハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R6、R7、R11〜R14が水素である、請求項16記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項19】
式(VII-5):
【化27】
(式中、Xは酸素原子であり;Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;W2は−O−又は−NH−であり;RBは置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクルであり;Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R6、R7、RE及びRFはそれぞれ独立して、請求項1の非妨害性置換基である。)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項20】
RBがフラン-2-イルである請求項19記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項21】
RBがフラン-2-イルであり;Z1及びZ3が単結合であり;Z2がアルキレンであり;R1がハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R6、R7、RE及びRFが水素である請求項19記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項22】
式(IX-1):
【化28】
(式中、Xは酸素原子であり;Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;RBは置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクルであり;Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R6、R7、RF及びRGはそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である。)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項23】
式(IX-2):
【化29】
(式中、Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;C環、Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R9、R10、RF及びRGはそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である。ただし、RGが水素であり、RFがアルキルである場合、C環はジヒドロピリミジンではない)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項1】
式(I):
【化1】
(式中、RC及びRDは一緒になって隣接する炭素原子と共に5員又は6員のヘテロ原子を含んでいてもよい環を形成し、該環はベンゼン環との縮合環であってもよい;Yはヒドロキシ;Zは酸素原子;
RAは式:
【化2】
(式中、C環は、結合手を有する原子に隣接する原子のうち、少なくとも一つの原子が非置換の窒素原子である5または6員の含窒素芳香族複素環である。破線は結合の存在又は非存在を表わす。)で示される基又は式:
【化3】
(式中、Xは酸素原子;RBは置換基群A(:アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロサイクル)から選択される置換基である。)で示される基であり;
C環およびRBは、式:−Z1−Z2−Z3−R1(式中、Z1及びZ3はそれぞれ独立して単結合又は置換されていてもよいアルキレン;Z2は単結合、−S−、−SO−、−SO2−、−SO2NH−、−NHSO2−、−O−、−NH−、−NHCO−、−CONH−;R1は置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクル)で示される基で置換されており;
RC及びRDが形成する環は、上記式:−Z1−Z2−Z3−R1(式中、Z1、Z2、Z3及びR1は前記と同意義である)で示される基で置換されていてもよく;
さらに、C環、RB、又はRC及びRDが形成する環は、上記式:−Z1−Z2−Z3−R1(式中、Z1、Z2、Z3及びR1は前記と同意義である)で示される基で置換されている以外の位置で、水素、ハロゲン、アルコキシカルボニル、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルスルホニル、置換されていてもよいアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル、置換されていてもよいヘテロサイクル、オキソ、チオキソ、ニトロソ、アジド、アミジノ、グアニジノ、シアノ、イソシアノ、メルカプト、置換されていてもよいカルバモイル、スルファモイル、スルホアミノ、ホルミル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、ヒドラジノ、モルホリノ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいアラルキル、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、置換されていてもよいアリールチオ、置換されていてもよいヘテロアリールチオ、置換されていてもよいアラルキルオキシ、置換されていてもよいヘテロアリールアルキルオキシ、置換されていてもよいアラルキルチオ、置換されていてもよいヘテロアリールアルキルチオ、置換されていてもよいアリールオキシアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールオキシアルキル、置換されていてもよいアリールチオアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールチオアルキル、置換されていてもよいアリールスルホニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニル、置換されていてもよいアラルキルスルホニル及び置換されていてもよいヘテロアリールアルキルスルホニルから選択される非妨害性置換基により置換されていてもよい。)
で示される化合物、その製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項2】
RC及びRDは一緒になって隣接する炭素原子と共に5員又は6員のヘテロ原子を含む環を形成する、請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項3】
RC及びRDは一緒になって隣接する炭素原子と共に5員又は6員のヘテロ原子を含む環を形成し、さらに該環はベンゼン環との縮合環である、請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項4】
非妨害性置換基が、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、およびアルケニルからなる群から選択される置換基である、請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項5】
式(I-Q):Q−Z1−Z2−Z3−R1(式中、Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;Qは、
式:
【化4】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;R3、R4、R5及びR19は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基、
式:
【化5】
(式中、Xは酸素原子であり;Y及びZは前記と同意義であり;R5、R6、R7及びR19はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義であり;RBは置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクルである)で示される基、
式:
【化6】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R9〜R14は、請求項1の非妨害性置換基と同意義であり;W1は−O−または−N(RC)−(RCは、請求項1の非妨害性置換基と同意義であり)である)で示される基、
式:
【化7】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;W1は前記と同意義であり;R9、R10、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化8】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;W1は前記と同意義であり;R6、R7、R11〜R14は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化9】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;W1は前記と同意義であり;R6、R7、R17及びR18はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化10】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R6、R7、R17及びR18はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化11】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R9、R10、R17及びR18はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化12】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R6、R7、R17及びR18はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される基、
式:
【化13】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R9、R10、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基、
式:
【化14】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R5、R5’、R6及びR7は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基、
式:
【化15】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R5、R5’、R9及びR10は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基、
式:
【化16】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R6、R7、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義であり、破線(---)は結合の存在又は不存在を表す)で示される基、
式:
【化17】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R9、R10、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義であり、破線(---)は結合の存在又は不存在を表し、
式:
【化18】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R5、R6、R7、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義であり、破線(---)は結合の存在又は不存在を表す)で示される基、
式:
【化19】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R5、R9、R10、R17及びR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義であり、破線(---)は結合の存在又は不存在を表す)で示される基、
式:
【化20】
(式中、X、Y、Z及びRBは前記と同意義であり;R5、R6、R7、およびR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基、
式:
【化21】
(式中、C環は請求項1と同意義であり;Y及びZは前記と同意義であり;R5、R9、R10、およびR18は、それぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基と同意義である)で示される基である。
但し、Qが式:
【化22】
式中、R9およびR10は前記と同意義であり、R17はアルキルであり、R18は水素であり、Yがヒドロキシであり、Zが酸素原子であり、C環がジヒドロピリミジンである)化合物を除く。)
で示される化合物、その製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項6】
式(II-1):
【化23】
(式中、Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;C環、Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R3、R4、R5及びR19はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項7】
Z1及びZ3がそれぞれ独立して単結合又はアルキレンであり;Z2が単結合又は−O−であり;R1が置換されていてもよいアリール又は置換されていてもよいヘテロアリールである請求項6記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項8】
C環がピリミジン-4-イル又は1,3,4-オキサジアゾール-2-イルであり;Z1が単結合であり;Z2が−O−又はアルキレンであり;Z3が単結合又はアルキレンであり;R1はハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R3、R4及びR19は水素であり;R5はアルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール又はアルコキシである請求項6または7記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項9】
式(III-1):
【化24】
(式中、Xは酸素原子であり;Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;RBは置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクルであり;Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R5、R6、R7及びR19はそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である。)で示される請求項6記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項10】
R5が水素、アルキル、アラルキル、シクロアルキル、置換されていてもよいアリール、アルコキシ、アルコキシアルキル、置換されていてもよいアミノ、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アルコキシカルボニルアルキル又はヘテロアリールアルキルである請求項9記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項11】
RBがアリール又はフラン-2-イルであり;Z1及びZ3は単結合であり;Z2はアルキレンであり;R1はハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R6、R7及びR19は水素であり;R5がアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルコキシで置換されていてもよいアリール、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アラルキル、アルコキシカルボニルアルキル、ピリジン-2-イルメチルである請求項9記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項12】
C環がピリジン-2-イル、1,2,4-トリアゾール-3-イル又はアルキルで置換されていてもよいイミダゾール-2-イルであり;Z1が単結合であり;Z2が−O−であり;Z3がアルキレンであり;R1がハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R8〜R13が水素である請求項9記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項13】
式(V-2):
【化25】
(式中、Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;C環、Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R9〜R14はそれぞれ独立して請求項1記載の非妨害性置換基である)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項14】
Z1及びZ3がそれぞれ独立して単結合又はアルキレンであり;Z2が単結合又は−O−であり;R1が置換されていてもよいアリール又は置換されていてもよいヘテロアリールである、請求項13記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項15】
C環が1,3,4-オキサジアゾール-2-イルであり;Z1及びZ3が単結合であり;Z2がアルキレンであり;R1がハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R9〜R14は水素である、請求項13記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項16】
式(VII-4):
【化26】
(式中、Xは酸素原子であり;Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;W2は−O−又は−NH−であり;RBは置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクルであり;Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R6、R7、R11〜R14はそれぞれ独立して請求項1記載の非妨害性置換基である。)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項17】
RBがフラン-2-イルである請求項16記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項18】
RBはフラン-2-イルであり;Z1及びZ3が単結合であり;Z2がアルキレンであり;R1がハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R6、R7、R11〜R14が水素である、請求項16記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項19】
式(VII-5):
【化27】
(式中、Xは酸素原子であり;Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;W2は−O−又は−NH−であり;RBは置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクルであり;Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R6、R7、RE及びRFはそれぞれ独立して、請求項1の非妨害性置換基である。)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項20】
RBがフラン-2-イルである請求項19記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項21】
RBがフラン-2-イルであり;Z1及びZ3が単結合であり;Z2がアルキレンであり;R1がハロゲンで置換されていてもよいアリールであり;R6、R7、RE及びRFが水素である請求項19記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項22】
式(IX-1):
【化28】
(式中、Xは酸素原子であり;Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;RBは置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル又は置換されていてもよいヘテロサイクルであり;Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R6、R7、RF及びRGはそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である。)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項23】
式(IX-2):
【化29】
(式中、Yはヒドロキシであり;Zは酸素原子であり;C環、Z1、Z2、Z3及びR1は請求項1と同意義であり;R9、R10、RF及びRGはそれぞれ独立して請求項1の非妨害性置換基である。ただし、RGが水素であり、RFがアルキルである場合、C環はジヒドロピリミジンではない)で示される請求項1記載の化合物、それらの製薬上許容される塩又はそれらの溶媒和物。
【公開番号】特開2009−161556(P2009−161556A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−57635(P2009−57635)
【出願日】平成21年3月11日(2009.3.11)
【分割の表示】特願2003−521202(P2003−521202)の分割
【原出願日】平成14年8月8日(2002.8.8)
【出願人】(000001926)塩野義製薬株式会社 (229)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月11日(2009.3.11)
【分割の表示】特願2003−521202(P2003−521202)の分割
【原出願日】平成14年8月8日(2002.8.8)
【出願人】(000001926)塩野義製薬株式会社 (229)
【Fターム(参考)】
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