説明

新規医薬組合せ

少なくとも1つの一般式I-A又はI-AAの化合物、及び少なくとも1つの一般式II)又はIia)の化合物を含んで成る医薬組合せ、又は少なくとも1つの一般式I-A又はI-AAの化合物及び少なくとも1つの一般式II)又はIia)の化合物、及び抗−ホルモンを含んで成る医薬組合せ、及び持続性の脈管形成によりもたらされる異なった疾病の処理のためへのそれらの使用が記載される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)下記式I-A:
【化1】

[式中、rは、0〜2であり;
nは、0〜2であり;
mは、0〜4であり;
R1及びR2は、
(i)低級アルキルであり、あるいは
(ii)一緒になって、下記式I*
【化2】

で表される橋を形成し、前記結合は2つの末端炭素原子を通して達成され、あるいは
(iii)一緒になって、下記式I**
【化3】

で表される橋を形成し、前記環員T1, T2, T3及びT4の1つ又は2つが窒素であってもよく、そして他は、個々の場合、CHであり、そして前記結合はT1及びT4を通して達成され;
A, B, D及びEは、お互い独立して、N又はCHであり、但し2よりも多くないそれらの基がNであり;
Gは、低級アルキレン、アシルオキシもしくはヒドロキシにより置換された低級アルキレン、-CH2-O-, -CH2-S-, -CH2-NH-, オキサ(-O-)、チア(-S-)又はイミノ(-NH-)であり、
Qは、低級アルキルであり;
Rは、H又は低級アルキルであり;
Xは、イミノ、オキサ又はチアであり;
Yは、置換されていないかもしくは置換されたアリール、ピリジル又はシクロアルキルであり;そして
Zは、アミノ、一もしくは二置換されたアミノ、ハロゲン、アルキル、置換されたアルキル、ヒドロキシ、エーテル化されたもしくはエステル化されたヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル化されたカルボキシ、アルカノイル、カルバモイル、N−一もしくは、N, N−二置換されたカルバモイル、アミジノ、グアニジノ、メルカプト、スルホ、フェニルチオ、フェニル−低級アルキルチオ、アルキルフェニルチオ、フェニルスルホニル、フェニル−低級アルキルスルフィニル又はアルキルフェニルスルフィニルであり、置換基Zは、1よりも多くの基Zが存在する場合、お互い同じであるか又は異なり;そして
存在する場合、波線により特徴づけられる結合は、単結合又は二重結合のいずれかであり;あるいは
1又は複数のN原子が酸素原子を担持する、前記定義された化合物のN−オキシドであり;
但し、Yがピリジル又は置換されていないシクロアルキルである場合、Xはイミノであり、そして残りの基は定義される通りであり、Gは、低級アルキレン、-CH2-O-, -CH2-S-, オキサ及びチアを含んで成る群から選択される]
で表される化合物群からの少なくとも1つの化合物;又はその塩;あるいは
下記式I-AA:
【化4】

[式中、rは、0〜2であり;
nは、0〜2であり;
mは、0〜4であり;
A, B, D及びEは、お互い独立して、N又はCHであり、但し2よりも多くないそれらの基がNであり;
Gは、低級アルキレン、-CH2-O-, -CH2-S-, -CH2-NH-, オキサ、チア又はイミノであり、
Qは、メチルであり;
Rは、H又は低級アルキルであり;
Xは、イミノ、オキサ又はチアであり;
Yは、置換されていないか又は置換されたアリール、ピリジル又はシクロアルキルであり;そして
Zは、アミノ、一もしくは二置換されたアミノ、ハロゲン、アルキル、置換されたアルキル、ヒドロキシ、エーテル化されたもしくはエステル化されたヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル化されたカルボキシ、アルカノイル、カルバモイル、N−一もしくは、N, N−二置換されたカルバモイル、アミジノ、グアニジノ、メルカプト、スルホ、フェニルチオ、フェニル−低級アルキルチオ、アルキルフェニルチオ、フェニルスルホニル、フェニル−低級アルキルスルフィニル又はアルキルフェニルスルフィニルであり、置換基Zは、1よりも多くの基Zが存在する場合、お互い同じであるか又は異なり;そして
波線により特徴づけられる結合は、単結合又は二重結合のいずれかであり;あるいは
1又は複数のN原子が酸素原子を担持する、前記定義された化合物のN−オキシドであり;
但し、Yがピリジル又は置換されていないシクロアルキルである場合、Xはイミノであり、そして残りの基は定義される通りであり、Gは、低級アルキレン、-CH2-O-, -CH2-S-, オキサ及びチアを含んで成る群から選択される]
で表される化合物群からの少なくとも1つの化合物;又はその塩;並びに
b)下記式II:
【化5】

[式中、Aは、任意に置換されていてもよいフェニル基又は任意に置換されていてもよい複素環式基であり、ここで前記フェニル基又は複素環式基についての置換基が、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基、1〜4個の炭素原子を有するアミノアルキル基、1〜4個の炭素原子を有するアルキルアミノ基、1〜4個の炭素原子を有するアシル基、1〜4個の炭素原子を有するアシルアミノ基、1〜4個の炭素原子を有するアルキルチオ基、1〜4個の炭素原子を有するペルフルオロアルキル基、1〜4個の炭素原子を有するペルフルオロアルキルオキシ基、カルボキシル基、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル基、フェニル基及び複素環式基から成る群から選択された1〜4個の置換基であり;
Xは、結合、又は下記構造:
【化6】

を有する成分であり、ここでeは1〜4の整数であり;g及びmは独立して、0〜4の整数であり;R4は水素原子又は1〜4個の炭素原子を有する、任意に置換されていてもよいアルキル基、又は下記式(3):
【化7】

(式中、R6は、1〜4個の炭素原子を有する、任意に置換されていてもよいアルキル基、1〜4個の炭素原子を有するペルフルオロアルキル基、フェニル基又は複素環式基である)で表されるアシル基であり;R5は、水素原子、又は1〜4個の炭素原子を有する、任意に置換されていてもよいアルキル基であり;
nは0〜4の整数であり、但しXが結合である場合、nは0ではなく;
Qは、下記式(4):
【化8】

(式中、R7及びR8は独立して、水素原子又は1〜4個の炭素原子を有する、任意に置換されていてもよいアルキル基である)であらわされる構造から選択された構造を有する成分であり;
R1及びR2は独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アミノ基、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基、1〜4個の炭素原子を有するアミノアルキル基、1〜4個の炭素原子を有するアルキルアミノ基、1〜4個の炭素原子を有するアシル基、1〜4個の炭素原子を有するアシルアミノ基、1〜4個の炭素原子を有するアルキルチオ基、1〜4個の炭素原子を有するペルフルオロアルキル基、1〜4個の炭素原子を有するペルフルオロアルキルオキシ基、カルボキシル基、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル基であり;
R3は、ヒドロキシル又はアミノ基である]
で表される化合物群からの少なくとも1つの化合物、又は医薬的に許容できるその塩を含んで成る組合せ。
【請求項2】
a)請求項1記載の一般式I−A)又は式I-AA)の少なくとも1つの化合物、及び
b)請求項1記載の一般式II)の少なくとも1つの化合物、及び
c)抗−エストロゲン、抗−プロゲステロン及び抗−アンドロゲンを含んで成る群から選択される少なくとも1つの抗−ホルモン化合物、を含んで成る組合せ。
【請求項3】
前記抗−ホルモン化合物が、
i)下記の抗−エストロゲン化合物:
(Z)−2−[p−(1,2−ジフェニル−1−ブテニル)フェノキシ]−N, N−ジメチルエチル−アミン(タモキシフェン)、
1−[2−[4−(6−メトキシ−2−フェニル−3,4−ジヒドロ−1−ナフチル)フェノキシ]−エチル]−ピロリジン塩酸塩(ナホキシジン)、
1−[p−(2−ジエチルアミノエトキシ)フェニル]−2−(p−メトキシフェニル)−1−フェニルエタノール(Mer25)、
11α−メトキシ−17α−エチニル−1,3,5(10)−エストラトリエン−3,17β−ジオール、
16β−エチルエストラジオール、
11−(3,17β−ジヒドロキシ−1,3,5(10)−エストラトリエン−7α−イル)ウンデカン酸(N−ブチル−N−メチル)アミド、
[6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ベンゾ[b]チエン−3−イル−[2−(ピペリジニル)エトキシ]エトキシ]フェニル]メタノン、
の群から選択される少なくとも1種の抗−ホルモン化合物;
ii)下記の抗−プロゲステロン化合物:
11β-[(4-N,N-ジメチルアミノ)フェニル]-17β-ヒドロキシ-17α-プロピニル- 4,9 (10) エストリジエン-3-オン,
11β-[(4-N,N-ジメチルアミノ)フェニル]-17β-ヒドロキシ-18-メチル- 17α-プロピニル-4, 9 (10)-エストラジエン-3-オン,
11β-[(4-N,N-ジメチルアミノ)フェニル]-17aβ-ヒドロキシ-17aα- プロピニル-D-ホモ-4, 9 (10)-16-エストラトリエン-3-オン,
11β-p-メトキシフェニル-17β-ヒドロキシ-17α-エチニル-4, 9 (10)- エストラジエン-3-オン,
11β-(4-ジメチルアミノフェニル)-17α-ヒドロキシ-17β-(3- ヒドロキシプロピル)-13-メチル-4, 9-ゴナジエン-3-オン,
11β-(4-ジメチルアミノフェニル)-17α-ヒドロキシ-17-(3-ヒドロキシプロピル)-13α-エストラ-4, 9-ジエン-3-オン (オナプリストン)、
から成る群から選択される少なくとも1種の抗ホルモン化合物;並びに
iii)下記の抗−アンドロゲン化合物:
6-クロロ-17-ヒドロキシ-1 α, 2α-メチレンプレグナ-4, 6-ジエン-3, 20- ジオン,
6-クロロ-17-ヒドロキシプレグナ-4, 6-ジエン-3,20-ジオン,
6-クロロ-17-ヒドロキシプレグナ-1, 4, 6-トリエン-3, 20-ジオン,
6-クロロ-3, 17-ジヒドロキシ‐1 α, 2α-メチレンプレグナ-4, 6-ジエン-20- オン,
6-クロロ-3-メトキシ-17-ヒドロキシ-1 α, 2α-メチレンプレグナ-4, 6- ジエン-20-オン,
6-フルオロ-17-ヒドロキシ-1 α, 2α-メチレンプレグナ-4, 6-ジエン-3,20- ジオン,
17-ヒドロキシ-1 α, 2α-メチレンプレグナ-4, 6-ジエン-3,20-ジオン,
4, 6-ジクロロ-17-ヒドロキシ-1 α, 2α-メチレンプレグナ-4, 6-ジエン- 3,20-ジオン,
6-クロロ-17-ヒドロキシ-1 α, 2α-メチレンプレグナ-4, 6-ジエン-3,20- ジオンアセテート (シプロテロンアセテート),
6-クロロ-17-ヒドロキシプレグナ-4, 6-ジエン-3,20-ジオンアセテート (クロルマジオンアセテート),
6-クロロ-17αβ-アセトキシ-17aα-メチル-1 α, 2α-メチレン-D-ホモ- 4,6-アンドロスタジエン-3, 17-ジオン,
6-クロロ-17α-アセトキシ-17β-メチル-1 α, 2α-メチレン-D-ホモ- 4,6-アンドロスタジエン-3, 17a-ジオン,
2-メチル-N- [4-ニトロ-3- (トリフルオロメチル) フェニル]-プロピオンアミド (フルタミド),
2-ヒドロキシ-2-メチル-N- [4-ニトロ-3- (トリフルオロメチル) フェニル]- プロピオンアミド,
2-メチル-4- [4-ニトロ-3- (トリフルオロメチル) フェニル]-5, 6-ジヒドロ-2H-
1,2, 4-オキサジアジン-3-オン,
6β, 7β,15β,16β-ジメチレン-3-オキソ-17α-プレグン-4-エン-21, 17- カルボラクトン (ジヒドロスピロレノン)、
の群から選択される少なくとも1種の抗−ホルモン化合物;
である請求項2記載の組合せ。
【請求項4】
前記抗−ホルモン化合物が、タモキシフェン、オナプリストン、及びジヒドロスピロレノン、又はそれらの誘導体である請求項2又は3記載の組合せ。
【請求項5】
a)1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジン塩酸塩、又は(4−クロロフェニル)[4−(4−ピリジルメチル)−フタラジン−1−イル]−アンモニウム水素スクシネート(ZK)、
b)下記式:
【化9】

c)3−ピリジルメチル−N−{4−[(2−アミノ−フェニル)カルバモイル]ベンジル}−カルバメート、及び
d)タモキシフェン
を含んで成る請求項2〜4のいずれか1項記載の組合せ。
【請求項6】
a)が、
rが0〜2であり、
nが0又1であり、
mが0又は1であり、
A, B, D及びEが個々の場合、CHであり、
Gが、低級アルキレン、特にメチレンであり、
Qが、Aに, Dに, 又はA及びDに結合したメチルであり、
Rが、H又は低級アルキルであり、
Xが、イミノであり、
Yが、置換されていないか、又はお互い独立して、アミノ;低級アルカノイルアミノ;ハロゲン;低級アルキル;ハロゲン−低級アルキル;ヒドロキシ;低級アルコキシ;フェニル−低級アルコキシ;シアノを含んで成る群からの1又は2個の置換基により置換されたフェニル、又はピリドールであり;
Zが、アミノ;N−低級アルキルアミノ;ヒドロキシ−低級アルキルアミノ;フェニル−低級アルキルアミノ;N, N−ジ−低級アルキルアミノ;n−フェニル−低級アルキル−N−低級アルキルアミノ;N, N−ジ−低級アルキルフェニルアミノ;低級アルカノイルアミノ;又はベンゾイルアミノ又はフェニル−低級アルコキシカルボニルアミノを含んで成る群からの置換基であり(ここで、個々の前記フェニル基は、置換されていないか、又は特に、ニトロ又はアミノにより、又はハロゲン、アミノ、N−低級アルキルアミノ、N, N−ジ−低級アルキルアミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、低級アルカノイル又はカルバモイルにより置換される);又はハロゲンであり;そして
波線により特徴づけられる結合は、個々の場合、二重結合であるか、又は個々の場合、単結合である、式I−Aの化合物群からの少なくとも1つの化合物;又はその塩を含んで成る請求項1〜3のいずれか1項記載の組合せ。
【請求項7】
a)が、
rは、0〜2であり;
nは、0又は1であり;
mは、0又は1であり;
R1及びR2は、
(i)低級アルキルであり、あるいは
(ii)一緒になって、下記式I*
【化10】

で表される橋を形成し、前記結合は2つの末端炭素原子を通して達成され、あるいは
(iii)一緒になって、下記式I**
【化11】

で表される橋を形成し、前記環員T1, T2, T3及びT4の1つが窒素であることができ、そして他は、個々の場合、CHであり、そして前記結合がT1及びT4を通して達成され;
A, B, D及びEは、お互い独立して、CHであり、A, D及びEは、お互い独立して、CHであり、そしてBはNであり;
Gは、低級アルキレン、-CH2-NH-,-CH2-O-,ヒドロキシメチレン又はベンゾイルオキシメチレンであり、
Qは、Aに、Dに、又はA及びDに結合したメチルであり;
Rは、H又は低級アルキルであり;
Xは、イミノ、オキサ又はチアであり;
Yが、置換されていないか、又はお互い独立して、アミノ;低級アルカノイルアミノ;ハロゲン;低級アルキル;ハロゲン−低級アルキル;ヒドロキシ;低級アルコキシ;フェニル−低級アルコキシ;シアノ;ベンジルオキシ;低級アルケニル、C8-C12アルコキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル低級アルキルカルバモイル、低級アルカノイル、フェニルオキシ、ハロゲン−低級アルキルオキシ、低級アルコキシカルボニル、低級アルキルメルカプト、ハロゲン−低級アルキルメルカプト、ヒドロキシ−低級アルキル、低級アルキルスルホニル、ハロゲン−低級アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、ジヒドロキシボラ、2−メチルピリミジン−4−イル、オキサゾール−5−イル、2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル、1H−ピラゾール−3−イル、1−メチルピラゾール−3−イル、及び2個の隣接するC原子に結合される低級アルキレンジオキシを含んで成る群から、お互い独立して選択された1又は2個の置換基により置換されるフェニルであるか、又はピリジルであり;
Zが、アミノ;N−低級アルキルアミノ;ヒドロキシ−低級アルキルアミノ;フェニル−低級アルキルアミノ;N, N−ジ−低級アルキルアミノ;n−フェニル−低級アルキル−N−低級アルキルアミノ;N, N−ジ−低級アルキルフェニルアミノ;低級アルカノイルアミノ;又はベンゾイルアミノ又はフェニル−低級アルコキシカルボニルアミノを含んで成る群からの置換基であり(ここで、個々の前記フェニル基は、置換されていないか、又は特に、ニトロ又はアミノにより、又はハロゲン、アミノ、N−低級アルキルアミノ、N, N−ジ−低級アルキルアミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、低級アルカノイル又はカルバモイルにより置換される);又はハロゲンであり;そして
存在する場合(式I−AAにおいて)、波線により特徴づけられる結合が、個々の場合、二重結合であり、又は個々の場合、単結合である、式I−Aの化合物群からの少なくとも1つの化合物;又はその塩を含んで成る、
請求項1〜3、又は6のいずれか1項記載の組合せ。
【請求項8】
a)が、
rが0であり、
nが0又1であり、
mが0であり、
A, B, D及びEが個々の場合、CHであり、
Gが、低級アルキレンであり、
Rが、Hであり、
Xが、イミノであり、
Yが、置換されていないか、又はお互い独立して、アミノ;低級アルカノイルアミノ;ハロゲン;低級アルキル;ハロゲン−低級アルキル;ヒドロキシ;低級アルコキシ;フェニル−低級アルコキシ;及びシアノを含んで成る群からの1又は2個の置換基により置換されたフェニルであり;そして
波線により特徴づけられる結合が二重結合である、式I−Aの化合物群からの少なくとも1つの化合物;又はその塩を含んで成る、
請求項1〜3及び6〜7のいずれか1項記載の組合せ。
【請求項9】
a)が、
rが0であり、
nが0又1であり、
mが0であり、
A, B, D及びEが個々の場合、CHであり、
Gが、低級アルキレンであり、
Rが、Hであり、
Xが、イミノであり、
Yがフェニル、2−、3−もしくは4−アミノフェニル、2−、3−もしくは4−アセチルアミノフェニル、2−、3−もしくは4−フルオロフェニル、2−、3−もしくは4−クロロフェニル、2−、3−もしくは4−ブロモフェニル、2,3−、2,4−、2,5−もしくは3,4−ジクロロフェニル、クロロフルオロフェニル、2−、3−もしくは4−メチルフェニル、2−、3−もしくは4−トリフルオロメチルフェニル、2−、3−もしくは4−ヒドロキシフェニル、2−、3−もしくは4−メトキシカルボニル、メトキシクロロフェニル、2−、3−もしくは4−ベンジルオキシフェニル、又は2−、3−もしくは4−シアノフェニルであり;そして
波線により特徴づけられる結合が二重結合である、式I−Aの化合物群からの少なくとも1つの化合物;又はその塩を含んで成る、
請求項1〜3及び6〜8のいずれか1項記載の組合せ。
【請求項10】
a)が、次の化合物:
1- (4-クロロアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1- (4- メチルアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1-(3-クロロアニリノ)-4-(4-ピリジルメチル)フタラジン ;
1-アニリノ-4-(4-ピリジルメチル)フタラジン ;
1-ベンジルアミノ-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1- (4-メトキシアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1- (3-ベンジルオキシアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1- (3-メトキシアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1-(2-メトキシアニリノ)-4-(4-ピリジルメチル)フタラジン ;
1- (4-トリフルオロメチルアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1- (4-フルオロアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1-(3-ヒドロキシアニリノ)-4-(4-ピリジルメチル)フタラジン ;
1- (4-ヒドロキシアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1-(3-アミノアニリノ)-4-(4-ピリジルメチル)-フタラジン ;
1-(3,4-ジクロロアニリノ)-4-(4-ピリジルメチル)フタラジン ;
1- (4-ブロモアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1- (3-クロロ-4-メトキシアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1- (4-シアノアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1-(3-クロロ-4-フルオロアニリノ)-4- (4-ピリジルメチル) フタラジン ;
1-(3-メチルアニリノ)-4-(4-ピリジルメチル) フタラジン;
から選択された少なくとも1つの化合物;又は個々の場合、医薬的に許容できるその塩を含んで成る、
請求項1〜3及び6〜9のいずれか1項記載の組合せ。
【請求項11】
b)が、nが1〜4の整数である、式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項1〜4及び6〜10のいずれか1項記載の組合せ。
【請求項12】
b)が、
Qが下記式(5):
【化12】

[式中、R7及びR8は、上記で定義された通りである]
で表される式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項11記載の組合せ。
【請求項13】
b)が、Aが任意に置換されていてもよい複素環である、式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項12記載の組合せ。
【請求項14】
b)が、Aが任意に置換されていてもよいピリジル基である、式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項13記載の組合せ。
【請求項15】
b)が、Xが直接結合である式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項14記載の組合せ。
【請求項16】
b)が、R1及びR2が水素原子である式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項15記載の組合せ。
【請求項17】
b)が、R3がアミノ基である式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項16記載の組合せ。
【請求項18】
b)が、
Xが、下記式(6):
【化13】

[式中、eは上記で定義された通りである]
で表される式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項14記載の組合せ。
【請求項19】
b)が、nが1であり;そしてR1及びR2が水素原子である、式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項18記載の組合せ。
【請求項20】
b)が、さらにR3がアミノ基である、式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項19記載の組合せ。
【請求項21】
b)が、
Xが、下記式(7):
【化14】

[式中、e、g及びR4は上記で定義された通りである]
で表される式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る、請求項14記載の組合せ。
【請求項22】
b)が、nが1であり;そしてR1及びR2が水素原子である、式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項21記載の組合せ。
【請求項23】
b)が、R3がアミノ基である式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項22記載の組合せ。
【請求項24】
b)が、
Xが、下記式(8):
【化15】

[式中、g、m及びR5は上記で定義された通りである]
で表される式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る、請求項14記載の組合せ。
【請求項25】
b)が、nが1であり;そしてR1及びR2が水素原子である、式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項24記載の組合せ。
【請求項26】
b)が、R3がアミノ基である式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項25記載の組合せ。
【請求項27】
b)が、nが0である式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項1〜3及び6〜10のいずれか1項記載の組合せ。
【請求項28】
b)が、
Qが、下記式(5):
【化16】

[式中、R7及びR8は上記で定義された通りである]
で表される構造体から選択される、式II)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る、請求項27記載の組合せ。
【請求項29】
b)が、Aが任意に置換されていてもよいピリジル基であり、そしてR1及びR2が水素原子であり、そしてR3がアミノ基である式II)の化合物群の少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項28記載の組合せ。
【請求項30】
b)が、次の構造体:
【化17】

で表される少なくとも1つの化合物を含んで成る、請求項1〜4及び6〜29のいずれか1項記載の組合せ。
【請求項31】
a)請求項1記載の式I−A)又は式I−AA)の少なくとも1つの化合物、並びに
b)下記一般式IIa):
【化18】

[式中、A及びR3は上記で定義された通りであり;Bは任意に置換されていてもよいフェニル又は複素環式基であり;Yは、--CO--, --CS--, --SO--又は--SO2--を有する成分であり、これは線状、環状又はそれらの組合せであり、そしてA及びBを結合させ、そして環B(W1)の中心、環A(W2)の中心、及び成分Y(W3)における水素結合受容体としての酸素又は硫黄原子間の距離が、W1−W2=6.0〜11.0Å、W1−W3=3.0〜8.0Å及びW2-W3=3.0〜8.0Åの通りであり得る]
で表される少なくとも1つの化合物、又は医薬的に許容できるその塩;
の組合せ。
【請求項32】
a)請求項1記載の一般式I−A)又は式I-AA)の少なくとも1つの化合物、及び
b)請求項31記載の一般式IIa)の少なくとも1つの化合物、及び
c)請求項2〜4のいずれか1項記載の少なくとも1つの抗−ホルモン化合物、
を含んで成る組合せ。
【請求項33】
b)が、Aが任意に置換されていてもよい複素環式化合物であり;R3がアミノ基であり;Yが、線状又は環状又はそれらの組合せであり、そしてA及びBを結合する--CO--を有する成分である、式IIa)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項31又は32記載の組合せ。
【請求項34】
b)が、Bが任意に置換されたフェニルであり;W1−W2が7.0〜9.5Åであり;W1−W3が3.0〜5.0Åであり;そしてW2−W3が5.0〜8.0Åである、式IIa)の化合物群からの少なくとも1つの化合物を含んで成る請求項33記載の組合せ。
【請求項35】
式I−A又はI−AAの少なくとも1つの化合物、及び式II)又はIIa)の少なくとも1つの化合物、及び少なくとも1つの抗−ホルモン化合物が、同時に、別々に又は連続的に、組合された調製物として使用され得る請求項1〜34のいずれか1項記載の組合せ。
【請求項36】
a)9シス−レチン酸(RA)、13シス−レチン酸又はその誘導体、及び
b)一般式II)の少なくとも1つの化合物、及び
c)抗−エストロゲン、抗−プロゲステロン及び抗−アンドロゲン化合物を含んで成る群から取られた少なくとも1つの抗−ホルモン化合物、
を含んで成る、既知単一の化合物の欠点を克服する組合せ。
【請求項37】
a)9シス−レチン酸(CRA)、及び
b)一般式II)の少なくとも1つの化合物、及び
c)抗−エストロゲン、抗−プロゲステロン及び抗−アンドロゲン化合物を含んで成る群から取られた少なくとも1つの抗−ホルモン化合物、
を含んで成る、既知単一の化合物の欠点を克服する請求項36記載の組合せ。
【請求項38】
a)9シス−レチン酸(CRA)、及び
b)3−ピリジルメチル−N−{4−[(2−アミノ−フェニル)カルバモイル]ベンジル}−カルバメート、及び
c)タモキシフェン、
を含んで成る請求項36又は37記載の組合せ。
【請求項39】
式I−A又はI−AAの化合物、及び一般式II)又はIIa)の化合物、及び抗−ホルモン化合物が同時に、別々に又は連続的に使用される、癌及び腫瘍を処理するための治療適用のための薬物の製造のためへの組合せの使用。
【請求項40】
少なくとも1つの医薬的に許容できる希釈剤又はキャリヤーを有する請求項39記載の使用。
【請求項41】
一般式I-A又はI−AAの化合物、及び一般式II)又はIIa)の化合物、及び組合された調製物としての抗−ホルモン化合物が同時に、別々に又は連続的に使用される請求項1〜38のいずれか1項記載の組合せを含んで成るキット。
【請求項42】
ヘム血管腫、血管線維腫、眼の疾患、例えば糖尿病性網膜症、、新生血管性緑内障、腎臓疾患、例えば糸球体腎炎、糖尿病性ネフロパシー、悪性腎硬化症、血栓性微小血管症候群、移植片及び糸球体症、線維症、肝硬変、糸球体間質細胞増殖性疾患及びアテローム硬化症、神経組織の損傷の処理のためへの、又は人工脚のためのバルーンカテーテル処理の後、又は血管系の開放を維持するための機械的装置、例えばステントの挿入の後、血管系の再閉塞の阻害のためへの請求項1〜38のいずれか1項記載の組合せの使用。
【請求項43】
神経組織の損傷の処理のためへの請求項1〜38のいずれか1項記載の組合せの使用。
【請求項44】
VEGFによりもたらされる水腫の抑制のためへの請求項1〜38のいずれか1項記載の組合せの使用。
【請求項45】
ヒト又は動物身体の処理のための方法への使用のための請求項1〜38のいずれか1項記載の組合せ。
【請求項46】
少なくとも1つの医薬的に許容できるキャリヤー又は賦形剤を含む請求項1〜38のいずれか1項記載の組合わせ。
【請求項47】
脈管形成の阻害に応答する疾病の処理のための医薬製品の調製のためへの請求項1〜38のいずれか1項記載の組合せの使用。
【請求項48】
VEGF−受容体チロシンキナーゼの阻害に応答する疾病の処理のための医薬製品の調製のためへの請求項1〜38のいずれか1項記載の組合せの使用。
【請求項49】
VEGF−受容体の阻害に応答する疾病の処理のためへの請求項1〜38のいずれか1項記載の組合せの使用。
【請求項50】
脈管形成又はVEGF−受容体チロシンキナーゼの阻害に応答する疾病を特に有する温血動物への投与のために適切である、有効量の請求項1〜38のいずれか1項記載の組合せ及び少なくとも1つの医薬的に許容できるキャリヤーの使用。
【請求項51】
VEGF−受容体チロシンキナーゼの阻害又は脈管形成の阻害に応答する疾病の処理方法であって、前記疾病に対して有効な化合物量での請求項1〜38のいずれか1項記載の組合せを、前記疾病の処理のために適切な化合物量でのそのような処理を必要とする温血動物に投与することを含んで成る方法。

【公表番号】特表2006−514991(P2006−514991A)
【公表日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−509699(P2005−509699)
【出願日】平成15年12月11日(2003.12.11)
【国際出願番号】PCT/EP2003/014071
【国際公開番号】WO2004/058234
【国際公開日】平成16年7月15日(2004.7.15)
【出願人】(300049958)シエーリング アクチエンゲゼルシャフト (357)
【Fターム(参考)】