説明

目的地検索支援装置、及び目的地検索支援プログラム

【課題】施設の名称などの変動に対し、柔軟な検索を行えるようにする。
【解決手段】ナビゲーション装置1は、目的地候補を削除する場合に、当該目的地候補に削除期限を設けて削除を遅延させる。これにより、削除対象の目的地候補についても検索可能となる。そして、ユーザが削除を遅延させている目的地候補を目的地として設定した場合、表示状態を変化させるなどして、当該目的地候補の削除を遅延させている旨をユーザに報知する。また、ナビゲーション装置1は、削除期限が設定されている目的地候補が目的地として設定された場合、現在の日付からmヶ月後の日付と削除期限を比較し、mヶ月後の日付が削除期限よりも後である場合、当該目的地候補の削除期限を当該mヶ月後の日付に更新することによりこれを延長する。これによって、ユーザが必要とする目的地候補の削除が遅延される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、目的地検索支援装置、及び目的地検索支援プログラムに関し、例えば、ナビゲーション装置で目的地を設定するものに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ナビゲーション装置によって車両を誘導することが盛んに行われている。
ナビゲーション装置は、出発地から目的地までの経路を探索する機能、GPS(Global Positioning System)衛星やジャイロなどのセンサを用いて自車両の位置を検出する機能、及び目的地までの経路と自車両の現在位置を地図上に表示する機能などを備えている。
【0003】
一般に、ナビゲーション装置では、経路を探索する場合や、現在地周辺の施設を検索してその情報を確認する場合などに、目的地の入力が行われる。この目的地の入力において、入力された文字に対応する目的地の候補が目的地データファイルから検索され、目的地候補が表示されると共に、表示された目的地候補の何れかを選択することにより目的地の入力が完了する。
【0004】
ところで、目的地の施設は、廃止されたり、名称が変わったりなど変化するため、地図情報を更新する必要がある。
このような地図更新を行う技術として次の「地図情報更新方式及び移動体の経路誘導システム」がある。この技術は、センターから車両へ、地図情報の更新の差分を送信することにより、効率よく車両の地図をアップデートするものである。
【特許文献1】特開平8−305282号公報
【0005】
また、近年は、施設の命名権ビジネスが進展しており、一定期間だけ施設の名称を変更する場合もある。
ここで、命名権ビジネスとは、施設の命名権を一定期間第三者に与えることにより対価を得る事業モデルである。
例えば、「港区スタジアム」というスタジアムの命名権を「ネクスト娯楽会社」なる事業者に一定期間貸与し、ネクスト娯楽会社が「港区スタジアム」を「ネクストスタジアム」と一定期間命名する場合などである。
このように、一定期間施設の名称を変更する場合の技術として、本願出願人による未公開の特許文献2の「ナビゲーション装置、及びナビゲーション用プログラム」がある。
この技術は、施設の名称に有効期限を設定し、当該有効期限に従って施設の名称を変更するものである。
【特許文献2】特願2007−159078
【0006】
近年は、事業の統廃合や命名権ビジネスなどにより施設の名称が頻繁に変更されるが、従来のナビゲーション装置は、施設の名称などが変更されると地図情報から変更前の古い名称を削除していた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、ユーザが必ずしも最新の名称を知らず、古い名称で検索を行う場合があり、古い名称を削除してしまうと、施設の検索ができなくなるという問題があった。
また、閉鎖された施設であっても、関係者などが一定期間ナビゲーション装置を用いて訪れる場合もあるほか、命名権の貸与など、施設の内容が同じで名称だけ変更された場合に、古い名称で施設がヒットしないことにより、施設が閉鎖されたと勘違いする場合もあった。
【0008】
そこで、本発明は、施設の名称などの変動に対し、柔軟な検索を行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、検索期限が設定された目的地候補を記憶する目的地候補記憶手段と、検索語を入力する検索語入力手段と、前記入力した検索語を用いて前記目的地候補記憶手段から目的地候補を検索する検索手段と、前記検索した目的地候補を目的地に設定する設定手段と、前記設定された検索期限から手前の所定期間以内に前記目的地候補を前記設定手段で目的地に設定した場合に、当該目的地候補の検索期限を延長する延長手段と、検索期限が経過した目的地候補を前記目的地候補記憶手段から削除する削除手段と、を具備したことを特徴とする目的地検索支援装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、検索期限が経過した目的地候補を特定する期限経過目的地候補特定手段を具備し、前記削除手段は、当該特定した目的地候補を削除することを特徴とする請求項1に記載の目的地検索支援装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記目的地候補にはグループが設定されたものがあり、前記延長手段は、検索期限を延長する目的地候補がグループに属する場合、当該グループに属する目的地候補の検索期限を延長することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の目的地検索支援装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記検索した目的地候補を表示する目的地候補表示手段を具備し、前記目的地候補表示手段は、検索期限内の目的地候補と、検索期限が設定されていない目的地候補を異なる表示状態で表示することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の目的地検索支援装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、検索期限が経過した目的地候補を目的地に設定した場合、当該目的地候補の検索期限が経過していることを通知する検索期限経過通知手段を具備したことを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の目的地検索支援装置を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、検索期限が設定された目的地候補を記憶する目的地候補記憶手段を備えたコンピュータにおいて、検索語を入力する検索語入力機能と、前記入力した検索語を用いて前記目的地候補記憶手段から目的地候補を検索する検索機能と、前記検索した目的地候補を目的地に設定する設定機能と、前記設定された検索期限から手前の所定期間以内に前記目的地候補を前記設定機能で目的地に設定した場合に、当該目的地候補の検索期限を延長する延長機能と、検索期限が経過した目的地候補を前記目的地候補記憶手段から削除する削除機能と、をコンピュータで実現する目的地検索支援プログラムを提供する。
【発明の効果】
【0010】
(1)請求項1、又は請求項6に記載の発明によれば、検索語に期限を設け、期限経過後の検索語を削除すると共に、検索期限の手前所定期間に設定した検索語に関しては、検索期限を延長することにより、必要な検索語を削除しないようにすることができる。
(2)請求項2に記載の発明によれば、検索期限の経過した検索語を特定して削除し、記憶領域を有効活用することができる。
(3)請求項3に記載の発明によれば、検索語をグループ化することにより、グループ単位で検索期限の延長を行うことができる。
(4)請求項4に記載の発明によれば、検索期限内の目的地候補と検索期限が設定されていない目的地候補を識別可能に表示することができる。
(5)請求項5に記載の発明によれば、検索期限の経過した目的地候補が目的地に設定された場合に、当該目的地の検索期限が経過しており、削除対象であることを警告することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(1)実施の形態の概要
ナビゲーション装置1(図1)は、例えば、施設の名称変更や廃止・閉鎖などで目的地候補を削除する場合に、当該目的地候補に削除期限を設けて削除を遅延させる。これにより、削除対象の目的地候補についても検索可能となる。
そして、ユーザが削除を遅延させている目的地候補を目的地として設定した場合、表示状態を変化させるなどして、当該目的地候補の削除を遅延させている旨をユーザに報知する。
【0012】
また、ナビゲーション装置1は、削除期限が設定されている目的地候補が目的地として設定された場合、現在の日付からmヶ月後の日付と削除期限を比較し、mヶ月後の日付が削除期限よりも後である場合、当該目的地候補の削除期限を当該mヶ月後の日付に更新することによりこれを延長する。これによって、ユーザが必要とする目的地候補の削除が遅延される。
このように、ナビゲーション装置1は、目的地候補(施設)の削除については一定期間保持した後に削除する。そして、一定期間の保持中では検索、リスト表示できるが、表示状態を変化させるなどしてユーザに削除対象であることを知らせる。
【0013】
(2)実施の形態の詳細
図1は本実施形態におけるナビゲーション装置1のシステム構成図である。
このナビゲーション装置1は、車両に搭載され、この図1に示すように、現在位置検出装置10、情報処理制御装置20、入出力装置40及び情報記憶装置50とを備えている。
まず、現在位置検出装置10は、現在位置取得手段として機能し、以下のような構成を有している。絶対方位センサ11は、例えば、磁石に基づいてN方向の検出から、車両が何れの方向に位置するかを検出する地磁気センサであり、絶対方位を検出する手段であればよい。
【0014】
相対方位センサ12は、例えば交差点を曲がったか否かを検出するものであり、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転型の抵抗ボリューム或いは車輪部に取り付ける角度センサでもよい。
また、角速度を利用して角度の変化を検出するジャイロセンサを用いてもよい。つまり、基準角度(絶対方位)に対して、相対的に変化した角度を検出することができる手段であればよい。
距離センサ13は、例えば、車輪の回転を検出して計数するものや、加速度を検出して2回積分するものでもよい。つまり、車両の移動距離を計測できる手段であればよい。
【0015】
GPS受信装置14は、人工衛星からの信号を受信する装置であり、信号の発信時刻、受信装置の位置情報、受信装置の移動速度、受信装置の進行方向など様々な情報を得ることができる。
ビーコン受信装置15は、特定の地点に設置された送信装置より発信された信号を受信する装置である。特に、VICS情報を入手することができ、渋滞情報、現在位置情報、駐車場情報等車両の走行に関する情報を入手することができる。
【0016】
データ送受信装置16は、電話回線や電波を利用して車両外部と通信をし、情報の交換を行うための装置である。
例えば、自動車電話、ATIS、VICS、GPS補正、車両間通信など様々な利用方法があり、走行に関する情報を入出力することが可能である。
【0017】
次に、情報処理制御装置20は、現在位置検出装置10、入出力装置40から入力される情報及び情報記憶装置50に格納された情報に基づいて演算及び制御を行うとともに、演算結果をディスプレイ42、プリンタ43またはスピーカ44等の出力手段に出力するように制御する手段である。
【0018】
この情報処理制御装置20は、以下のような構成を有している。
中央処理装置(CPU)21は、ナビゲーション装置1全体の総括的な演算及び制御を行う。
第1ROM22はナビゲーションに関するプログラム、特に、本実施形態における、変更前の名称や変更後の名称による目的地入力処理、現在位置の検出、経路の探索、表示案内などに関するナビゲーションプログラムを格納している。
センサ入力インターフェイス23は、現在位置検出装置10からの情報を受け取る手段である。
【0019】
RAM24は、後述する入力装置41により入力及び決定された目的地の情報、通過地点の情報等のユーザが入力した情報を記憶すると共に、ユーザの入力情報に基づいてCPU21により演算された結果や、経路探索された結果、更に情報記憶装置50から読み込まれた地図情報を格納するための記憶手段である。
またRAM24には、本実施形態における目的地入力処理において、目的地の名称などが目的地候補として格納される。
通信インターフェイス25は、現在位置検出装置10からの情報、特に外部から得られる情報を入出力するための手段である。
【0020】
第2ROM26は、ナビゲーションに関するプログラム、特に、音声案内に関するナビゲーションプログラムを格納している。
画像プロセッサ27は、CPU21で処理されたベクトル情報を画像情報に処理するための処理手段である。
時計28は、時刻を刻む。
画像メモリ29は、画像プロセッサ27により処理された画像情報を格納する手段である。
音声プロセッサ30は、情報記憶装置50から読み込まれた音声情報を処理し、スピーカ44に出力する。
【0021】
入出力装置40は、ユーザにより目的地、通過地点、探索条件等のデータを入力する入力装置41、画像を表示するディスプレイ42、情報を印刷するプリンタ43、音声を出力するスピーカ44より構成される。入力装置41は、例えば、ディスプレイ42の表面に配置されたタッチパネル、タッチスイッチ、ジョイスティック、キースイッチ等で構成される。
ディスプレイ42には、現在地周辺の地図や、各種操作画面、目的地までの走行経路が表示される。
ディスプレイ42には、本実施形態における目的地入力処理において、検索文字を入力するための文字入力画面や、検索候補(目的地候補)をリスト表示する候補表示画面等の操作画面が表示される。操作画面に表示された各項目等に対応した位置に触れることで、ディスプレイ42表面に配置されたタッチパネルから、触れた位置の項目が入力されることになる。
【0022】
情報記憶装置50は、伝送路45を介して情報処理制御装置20に接続される。
情報記憶装置50は、地図データファイル51、交差点データファイル52、ノードデータファイル53、道路データファイル54、写真データファイル55、目的地データファイル56、案内地点データファイル57、その他のデータファイル59を格納している。
この情報記憶装置50は、一般的には、光学的記憶媒体であるDVD−ROM、CD−ROMや磁気的記憶媒体であるハードディスクなどで構成されるが、光磁気ディスク、半導体メモリなどの各種情報記憶媒体で構成してもよい。
【0023】
地図データファイル51には、全国道路地図、各地域の道路地図または住宅地図等の地図データが記憶されている。道路地図は、主要幹線道路、高速道路、細街路等の各道路と地上目標物(施設等)から構成される。住宅地図は、地上建造物等の外形を表す図形及び、道路名称等が表示される市街図である。細街路とは、例えば、国道、県道以下の道幅が所定値以下の比較的狭い道路で、「一方通行」等の交通規制情報が付加されていない道路である。
【0024】
交差点データファイル52には交差点の地理的位置座標や名称等の交差点に関するデータが、ノードデータファイル53には地図上において経路探索に利用される各ノードの地理座標データ等が、道路データファイル54には道路の位置と種類及び車線数及び各道路間の接続関係等の道路に関するデータが、写真データファイル55には各種施設や観光地、または主要な交差点等の視覚的表示が要求される場所を写した写真の画像データが、案内地点データファイル57には道路に設置されている案内表示板の内容や分岐点の案内等、案内が必要とされる地点の案内データが、それぞれ記憶されている。
【0025】
目的地データファイル56には、主要観光地や建物、電話帳に記載されている企業・事業所等の目的地として選択可能な場所や施設等、目的地検索の対象(目的地候補)についての目的地データが記憶されている。
目的地データとしては、検索キー(名称の読み)と施設情報が記憶されている。施設情報としては、名称、座標、電話番号、付加情報等が記憶される。座標は目的地の緯度、経度からなるx、y座標情報であり、付加情報は目的地に関する詳細なデータである。
【0026】
また、目的地候補には、有効期限が設定されたものがあり、このような目的地候補に関しては、有効期間、及び当該目的地データを目的地データファイル56から削除する削除期限が設定されている。
ここで削除期限は検索できる期間の最終日となるため検索期限として機能し、ナビゲーション装置1は、検索期限が設定された目的地候補を記憶する目的地候補記憶手段を備えている。
【0027】
更に、チェーン店を構成する施設に関しては、施設を互いに関連づけてグループ化すると共に、その代表名称が設定されている。
このように、目的地候補にはグループが設定されたものがある。
【0028】
図2は、目的地データファイル56の論理的な構成の一例を示した図である。
目的地データファイル56では、目的地候補が「検索キー」、「地点名称」、「座標」、「電話番号」(図示せず)、「有効期間」、「削除期限」、「一纏め情報」、「キーワード」、・・・などの項目による目的地データにより規定されている。
【0029】
項目「地点名称」は、目的地候補を表す文字列であって、後述の候補表示画面60で検索結果として表示するのに用いられる。
項目「検索キー」は、地点名称を仮名表記したものである。
ナビゲーション装置1では、検索語の設定方式として、ユーザ自らが文字を入力して検索語を設定する文字入力と、予め用意されたキーワードを選択して検索語を設定するキーワード入力の2つの方式があり、検索語が文字入力された場合、項目「検索キー」で該当する文字列が検索される。
【0030】
なお、本実施の形態では、検索キーを前方一致にて検索するほか、例えば、「すーぱーえいと」を「すーぱー/えいと」として区切って記憶しておき、読み「えいと」に対して「すーぱー/えいと」をヒットさせるなど、検索キーの区切り単位で検索語をヒットさせることもできる。
【0031】
項目「座標」は、地点の緯度経度などの座標値であり、項目「電話番号」は地点に所在する施設の電話番号である。
ナビゲーション装置1は、現在位置の座標と項目「座標」の座標から、自車両から目的地候補までの距離を計算することができる。
【0032】
項目「有効期間」は、目的地候補の名称(項目「地点名称」に記憶されている名称)が変更される場合に、当該名称が検索対象として有効な期間を規定したものである。有効期間が無期限のものは空欄としている。
項目「有効期間」には、例えば、地点名称が命名権ビジネスや期間限定のイベントなどにより一定期間有効である場合にその有効期間が記憶される。
また、将来のある時期から目的地候補が有効になる場合には、その有効となる日付が記憶されている。
【0033】
例えば、図2の地点名称「港区ドーム」と「ネクストドーム」なる目的地候補は、命名権ビジネスにより、ドームの名称が2007年1月1日から2008年2月28日まで「ネクストドーム」となり、2008年3月1日から「港区ドーム」となる例である。両目的地候補とも座標が同一であり、ナビゲーション装置1は同一施設であることを認識することができる。
また、地点名称「旅博覧会」なる目的地候補は、有効期間がその開催期間である2008年3月1日から同年5月31日までとなっている。
なお、図では、表記スペースを省略するため、西暦2008年を「08」といったように略記している。
【0034】
なお、ナビゲーション装置1は、有効期限がまだ開始していない目的地候補、即ち、将来のある時点から有効となる目的地候補に関しては、その日付以降検索対象として有効とする。
このように、本実施の形態では、有効期限が設定されている目的地候補に関しては、有効期限が開始してから検索対象とするように構成するが、有効期限が開始していない目的地候補を別ファイルに保存しておき、有効期限が開始してからこれを目的地データファイル56に移動するように構成してもよい。
【0035】
項目「削除期限」は、目的地候補を目的地データファイル56から削除する期限である。
ナビゲーション装置1は、定期、または不定期に目的地データファイル56の項目「削除期限」を検索し、削除期限が経過している目的地候補があった場合には、これを目的地データファイル56から削除する。
このように、ナビゲーション装置1は、検索期限(削除期限)が経過した目的地候補を特定する期限経過目的地候補特定手段を備え、検索期限(削除期限)が経過した目的地候補を目的地候補記憶手段(目的地データファイル56)から削除する削除手段を備えている。
【0036】
項目「削除期限」のデフォルト値は、上記の「ネクストドーム」や「旅博覧会」のように有効期間が設定されているものに関しては、当該有効期間の最終日に設定される。
また、事業上の理由などにより地点名称が変更される場合など、有効期限が設定されていない場合には、ナビゲーション装置1は、次のようにして「削除期限」を設定する。
【0037】
即ち、ナビゲーション装置1は、定期、または不定期に、サーバにアクセスするなどして目的地データファイル56を最新の状態に更新するが、古い目的地候補を新しい目的地候補にて置き換えるものに関しては(項目「座標」により同一地点であることを確認することにより認識できる)、新目的地候補を目的地データファイル56に記憶すると共に、旧目的地候補に関してはこれを削除せずに更新日から所定期間後(ここでは一例としてnヶ月後とする、nは自然数で例えば2)に項目「削除期限」のデフォルト値を設定する。
すると、同一地点に対して新目的地候補と旧目的地候補がnヶ月間併存することになり、ユーザは、新旧何れの検索キーを用いても当該地点を検索することができる。
【0038】
以上のようにして、有効期限が設定された目的地候補、及び新しい目的地候補で置き換えられた古い目的地候補の何れも項目「削除期限」にデフォルト値が設定されるが、この削除期限は次のようにして更新して延長される。
【0039】
即ち、ユーザが、削除期限が設定された目的地候補を目的地に設定すると、ナビゲーション装置1は、当該目的地が設定されてから所定期間後(ここでは一例としてmヶ月とする、mは自然数で例えば3)と、削除期限とを比較し、所定期間後の日付の方が削除期限よりも後である場合に、削除期限をmヶ月後の日付に更新する。
このように、ナビゲーション装置1は、削除期限が設定された目的地候補を目的地に設定した場合には、上記の条件を満たす場合に削除期限を延長する。
【0040】
図2の例では、ナビゲーション装置1は、地点名称「セブン」なる目的地候補を目的地データファイル56に追加する際に、座標の同一から、当該目的地が元は「えいと」であったことを認識する。
すると、ナビゲーション装置1は、「えいと」なる目的地候補を削除せずに、「えいと」の項目「削除期限」を更新日からnヶ月後の2008年4月25日に設定する。
その後、「えいと」が目的地に設定された場合、ナビゲーション装置1は、当該設定した日のmヶ月後と2008年4月25日を比較し、当該mヶ月後の日付が2008年4月25日より後である場合には、項目「削除期限」は、当該mヶ月後の日付に更新する。
【0041】
また、地点名称「ネクストドーム」の目的地候補に関しては、デフォルトの削除期限が2008年2月28日であったのが、2008年3月25日に延長されたものである。
更に、地点名称「旅博覧会」の目的地候補に関しては、デフォルトの削除期限である2008年5月31日から手前mヶ月以内に目的地に設定されたことがないため、削除期限はデフォルト値のままとなっている。
なお、本実施の形態では、削除期限を設定日からmヶ月後の日としたが、これは一例であって、例えば、mヶ月後の日の属する月の最終日とするなど、各種の変形例が可能である。
【0042】
以上のようにして、スーパー、コンビニエンスストアなど、有効期間の設定されていない目的地候補に関しては、削除期限を削除期限日またはユーザが最後に目的地に設定した日のうちの遅い方からmヶ月後、またはmヶ月後とし、イベントや命名権ビジネスに係る目的地候補のように有効期限の設定されているものに関しては、当該有効期間の終了日またはユーザが最後に目的地に設定した日の遅い方からmヶ月後、またはmヶ月後とすることができる。
【0043】
このように、ナビゲーション装置1は、目的地候補の削除期限から手前mヶ月に当該目的地候補を目的地に設定すると、当該削除期限を延長するため、設定された検索期限(削除期限)から手前の所定期間以内(ここではmヶ月)に目的地候補を目的地に設定した場合に、当該目的地候補の検索期限を延長する延長手段を備えている。
【0044】
項目「一纏め情報」は、目的地候補をグループ化するための情報であり、目的地候補の代表名称の読みによって規定されている。これは、チェーン店など、関連性の強い目的地候補を一纏めにするものである。
例えば、目的地候補「エイトイレブン砧店」、「エイトイレブン渋谷店」、・・・は、項目「一纏め情報」において、「えいといれぶん」なる代表名称の読みによってグループ化されている。
【0045】
ナビゲーション装置1は、一纏め情報によってグループ化された目的地候補に関しては、まとめて有効期間や削除期限を設定し、グループ内の目的地候補のうち、何れか1つの削除期限が延長対象となると、グループに属する他の目的地候補の削除期限も一括して延長する。
例えば、グループ化された「エイトイレブン」の各店舗に削除期限が設定されており、グループ内の「エイトイレブン砧店」の削除期限を延長する場合、ナビゲーション装置1は、「エイトイレブン渋谷店」など、このグループに属する他の目的地候補の削除期限も同様に延長する。
【0046】
これによって、チェーン店の名称が変更される場合に、チェーン店の各店舗を旧名称によって検索することが可能となるため、例えば、ユーザが引っ越した場合に引っ越し先や、出先などでも旧名称によって同チェーン店を検索することができる。
このように、目的地候補にはグループが設定されたものがあり、ナビゲーション装置1は、検索期限を延長する目的地候補がグループに属する場合、当該グループに属する目的地候補の検索期限も延長する。
【0047】
項目「キーワード」は、地点名称に対して設定されたキーワードであり、「名称」、「住所」、「ジャンル」の3つの属性に渡ってキーワードが設定されている。なお、図2では、「名称」についてのキーワードを記載しており、「住所」、「ジャンル」に関するキーワードは省略してある。
ユーザは、ジャンルとキーワードを選択することにより目的地検索の対象を検索することもできる。
【0048】
図3の各図は、有効期間の設定された目的地候補の削除期限の延長方法を説明するための概念図である。
図3(a)に示したように、デフォルトでは、当該目的地候補の有効期間と削除期限は同日となっている。
そして、ユーザが当該目的地候補を目的地に設定し、その設定日からmヶ月後が削除期限以前である場合、削除期限は延長されない。
【0049】
一方、図3(b)に示したように、ユーザが当該目的地候補を目的地に設定し、その設定日からmヶ月後の日付が削除期限より後である場合、ナビゲーション装置1は、削除期限を設定日からmヶ月後に延長する。
【0050】
また、図3(c)に示したように、ユーザが当該目的地候補を目的地に設定した場合、その設定日からmヶ月後の日付が、延長された削除期限よりも後である場合、ナビゲーション装置1は、削除期限を設定日からmヶ月後に延長する。
このように、ナビゲーション装置1は、当該目的地候補が目的地に設定されると、当該目的地候補の削除期限をmヶ月を単位として延長していく。
【0051】
以上は、有効期限が設定された目的地候補の場合であるが、ナビゲーション装置1は、有効期限が設定されていずに削除期限が設定されている目的地候補に関しては、図3(c)のように処理する。
即ち、ナビゲーション装置1は、有効期間が設定されている目的地候補に関しては、当初はmヶ月後の日付と有効期間の最終日(削除期限のデフォルト値)と比較し、削除期限が延長された場合には、mヶ月後の日付と延長された削除期限とを比較する。
また、有効期限が設定されていない目的地候補に関しては、mヶ月後の日付と削除期限を比較する。
【0052】
何れの場合も、ナビゲーション装置1は、mヶ月後の日付と削除期限を比較し、mヶ月後の日付が削除期限より後である場合に、削除期限を延長している。
即ち、ナビゲーション装置1は、削除期限からmヶ月以内に目的地候補を目的地に設定すると、当該目的地候補の削除期限を延長する。
このように、ナビゲーション装置1は、ユーザが使用している目的地候補に関しては、削除対象であっても、一定の条件の下に削除せずに検索対象とする。
【0053】
図4は、候補表示画面60を表したものである。
この図4に示されるように、候補表示画面60には、検索キー欄61、エリア入力欄62、ジャンル修正ボタン63、ジャンル入力欄64、全件数表示欄65、検索結果表示欄66、詳細ボタン67、備考欄68、戻るボタン69、スクロールバー71、読み修正ボタン72、エリア修正ボタン73、前ボタン74、ページボタン75、76、次ボタン77が表示される。
【0054】
検索キー欄61は、検索対象となる検索キーを表示する欄である。この検索キー欄61には、図示しない文字入力画面で入力された入力文字が検索キーとして表示される。
読み修正ボタン72は、検索キー欄61に表示した文字を修正する場合にタッチするボタンである。読み修正ボタン72をタッチすると、文字入力画面に戻り、検索キー欄61に表示した検索キーの修正が可能になる。
このように、ナビゲーション装置1は、検索語(検索キー)を入力する検索語入力手段を備えている。
【0055】
エリア入力欄62は、目的地データを検索する検索エリアを設定する欄である。エリアには、例えば、全国を検索エリアとする「全エリア」や、都道府県を検索エリアとする「大阪府」、「愛知県」、「東京都」、・・・などがある。
図示しないが、目的地入力処理では、検索エリア設定メニューを備えており、ユーザが所望の検索エリアを選択できるようになっている。
ナビゲーション装置1は、エリア入力欄62で設定されたエリアで絞り込まれた目的地データを使用し、この範囲で検索キーによる目的地候補の絞り込みを行う。
エリア修正ボタン73は、エリア入力欄62に設定された検索エリアを修正する際にタッチするボタンである。エリア修正ボタン73をタッチすると、エリア入力欄62に設定されている検索エリアが修正可能となり、修正後のエリアを対象として、検索キー欄61に表示された検索キーによる絞り込みが行われる。
【0056】
ジャンル入力欄64は、目的地データを検索するジャンルを設定する欄である。ジャンルには、例えば、「全ジャンル」「レジャー」「レストラン」、「ホテル」、・・・などがある。
図示しないが、目的地入力処理では、ジャンル設定メニューを備えており、ユーザが所望のジャンルを選択できるようになっている。
ナビゲーション装置1は、ジャンル入力欄64で設定されたジャンルで絞り込まれた目的地データを使用し、この範囲で検索キーによる目的地候補の絞り込みを行う。
【0057】
ジャンル修正ボタン63は、ジャンル入力欄64に設定されたジャンルを修正する際にタッチするボタンである。ジャンル修正ボタン63をタッチすると、ジャンル入力欄64に設定されているジャンルが修正可能となり、修正後のジャンルを対象として、検索キー欄61に表示された検索キーによる絞り込みが行われる。
以上のように、ナビゲーション装置1は、エリアとジャンルを用いて、検索対象とする目的地データを絞り込んでから検索を行うことにより、検索処理量を低減している。
【0058】
全件数表示欄65には、絞り込まれた目的地候補の全件数が表示される。表示される目的地候補の全件数は、通常検索により絞り込まれた目的地候補の件数と、曖昧検索により絞り込まれた目的地候補の件数との合計値である。なお、両件数を別々に表示するようにしてもよい。
【0059】
検索結果表示欄66は、検索によって絞り込んだ目的地候補の名称をリストとして一覧表示するための欄である。
このように、ナビゲーション装置1は、入力された検索語を用いて目的地候補記憶手段(目的地データファイル56)から目的地候補を検索する検索手段と、検索した目的地候補を表示する目的地候補表示手段を備えている。
検索結果表示欄66における表示方法には、通常表示と延長表示がある。
通常表示は、削除期限が設定されていない目的地候補、及び削除期限が設定されているが、デフォルトの削除期限を経過していない目的地候補の表示であり、通常の状態で表示される。
【0060】
一方、延長表示は、デフォルトの削除期限を経過した目的地候補の表示であり、例えば、表示のトーンを低減するなど、通常表示とは異なる表示状態で表示される。
図4(a)の例では、目的地候補「えいと」が他の目的地候補よりもトーンダウンして表示されており、これにより、ユーザは、目的地候補「えいと」が名称変更などにより本来は削除されるべきものであることを知ることができる。
このようにして、ナビゲーション装置1は、検索期限内の目的地候補と、検索期限が設定されていない目的地候補を異なる表示状態で表示することができる。
【0061】
また、図4(b)に示したように、例えば、廃止マーク92などの付加的な表示を目的地候補に追加して延長表示を行うように構成することもできる。
更には、当該目的地候補を目的地に設定する際に、ボタンなどを長押しさせたり、2度押しさせるなど、手間をかけさせて警告することにより、ユーザに当該目的地候補が削除対象であることを知らせるように構成することもできる。
このように、ナビゲーション装置1は、検索期限が経過した目的地候補を目的地に設定した場合、当該目的地候補の検索期限が経過していることを通知する検索期限経過通知手段を備えている。
【0062】
以上のようにして検索結果表示欄66に表示された目的地候補が選択(タッチ)されると、ナビゲーション装置1は、タッチされた目的地候補を案内先の目的地に設定する。
このように、ナビゲーション装置1は、検索した目的地候補を目的地に設定する設定手段を備えている。
【0063】
図4(a)に戻り、詳細ボタン67は、目的地候補ごとに表示され、ユーザが所望の目的地候補の詳細ボタン67をタッチすると、ナビゲーション装置1は、当該目的地候補に対応する施設情報を目的地データファイル56から検索してディスプレイ42に表示する。
備考欄68には、目的地候補が一纏め情報でグループ化されている各目的地候補を代表名称で表示している場合には、当該グループに属する目的地候補の件数が表示され、目的地候補が個々の目的地候補を表示するものである場合には、現在位置から当該目的地候補までの距離が表示される。
このように、ナビゲーション装置1は、一纏め情報によりグループ化されている目的地候補には、これらを代表名称で代表して表示する機能を有している。
戻るボタン69は、候補表示画面60の前画面である文字入力画面に戻るためのボタンである。
【0064】
前ボタン74、次ボタン77は、それぞれ、検索結果表示欄66の表示を1件ずつスクロールダウン、スクロールアップするためのボタンである。
ページボタン75、76は、それぞれ、検索結果表示欄66の目的地候補をページ単位でスクロールダウン、スクロールアップするためのボタンである。
【0065】
スクロールバー71は、全目的地候補のうち、現在表示している目的地候補の位置を表すと共に、スクロールバー71をタッチしてドラッグすることにより、スクロールアップやスクロールダウンを行うことができる。
【0066】
次に、図5のフローチャートを用いてナビゲーション装置1が目的地候補の削除期限を延長する手順について説明する。
以下の処理は、ナビゲーション装置1のCPU21が所定のプログラムに従って行うものである。
まず、ナビゲーション装置1は、候補表示画面60(図4(a))にて検索キー欄61の読みを取得し(ステップ5)、エリア入力欄62のエリアを取得し(ステップ10)、更にジャンル入力欄64のジャンルを取得する(ステップ15)。
そして、ナビゲーション装置1は、これを用いて目的地データファイル56から目的地候補を絞り込み、検索結果表示欄66に表示する(ステップ20)。
【0067】
ユーザが検索結果表示欄66に表示された目的地候補の何れかをタッチして選択すると、ナビゲーション装置1は、当該目的地候補を目的地に設定する(ステップ25)。
ナビゲーション装置1は、このようにして目的地を設定すると、目的地として設定された目的地候補について目的地データファイル56で削除期限が設定されているか否かを判断する(ステップ30)。
【0068】
当該目的地候補に削除期限が設定されていない場合(ステップ30;N)、ナビゲーション装置1は、処理を終了する。
一方、当該目的地候補に削除期限が設定されている場合(ステップ30;Y)、ナビゲーション装置1は、削除期限を延長する必要があるか否かを判断する(ステップ30)。
【0069】
ナビゲーション装置1は、この判断を次のように行う。
即ち、ナビゲーション装置1は、現在の日付のmヶ月後の日付を計算し、これを削除期限と比較し、mヶ月後の日付が削除期限より後であった場合には削除期限を延長する必要があると判断し、mヶ月後の日付が削除期限以前である場合には削除期限を延長する必要がないと判断する(ステップ35)。
【0070】
ナビゲーション装置1は、削除期限を延長する必要がないと判断した場合(ステップ35;N)、削除期限を延長せずに処理を終了する。
一方、削除期限を延長する必要があると判断した場合(ステップ35;Y)、ナビゲーション装置1は、目的地データファイル56の削除期限を現在の日付のmヶ月後の日付に更新することにより、当該目的地候補の削除期限を延長してから(ステップ40)処理を終了する。
【0071】
以上に説明した本実施の形態により次のような効果を得ることができる。
(1)目的地データファイル56の目的地データを更新した場合に、古い目的地候補に関する目的地データに削除期限を設けることにより一定期間削除せずに残すことができる。
(2)削除期限内では新旧の目的地データが併存するため、何れのデータによっても目的地候補を検索することができる。
(3)目的地候補に削除期限を設けることにより、不要となった目的地候補を目的地データファイル56から削除することができる。
(4)削除期限が設定されている目的地候補が目的地に設定された場合、一定条件の下、当該削除期限を延長することができる。
(5)目的地候補の削除期限を、当該目的地候補が目的地に設定されたことを条件として延長することにより、ユーザにとって必要な目的地候補を残し、ユーザに必要のない目的地候補を削除することができる。
(6)削除期限が延長されている目的地候補の表示状態を通常の目的地候補の表示状態と異なるようにすることにより、当該目的地候補が削除対象であることをユーザに通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】ナビゲーション装置のシステム構成図である。
【図2】目的地データファイルの論理的な構成の一例を示した図である。
【図3】目的地候補の削除期限の延長方法を説明するための概念図である。
【図4】候補表示画面を説明するための図である。
【図5】目的地候補の削除期限を延長する手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0073】
10 現在位置検出装置
20 情報処理制御装置
40 入出力装置
41 入力装置
42 ディスプレイ
50 情報記憶装置
56 目的地データファイル
60 候補表示画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索期限が設定された目的地候補を記憶する目的地候補記憶手段と、
検索語を入力する検索語入力手段と、
前記入力した検索語を用いて前記目的地候補記憶手段から目的地候補を検索する検索手段と、
前記検索した目的地候補を目的地に設定する設定手段と、
前記設定された検索期限から手前の所定期間以内に前記目的地候補を前記設定手段で目的地に設定した場合に、当該目的地候補の検索期限を延長する延長手段と、
検索期限が経過した目的地候補を前記目的地候補記憶手段から削除する削除手段と、
を具備したことを特徴とする目的地検索支援装置。
【請求項2】
検索期限が経過した目的地候補を特定する期限経過目的地候補特定手段を具備し、
前記削除手段は、当該特定した目的地候補を削除することを特徴とする請求項1に記載の目的地検索支援装置。
【請求項3】
前記目的地候補にはグループが設定されたものがあり、
前記延長手段は、検索期限を延長する目的地候補がグループに属する場合、当該グループに属する目的地候補の検索期限を延長することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の目的地検索支援装置。
【請求項4】
前記検索した目的地候補を表示する目的地候補表示手段を具備し、
前記目的地候補表示手段は、検索期限内の目的地候補と、検索期限が設定されていない目的地候補を異なる表示状態で表示することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の目的地検索支援装置。
【請求項5】
検索期限が経過した目的地候補を目的地に設定した場合、当該目的地候補の検索期限が経過していることを通知する検索期限経過通知手段を具備したことを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の目的地検索支援装置。
【請求項6】
検索期限が設定された目的地候補を記憶する目的地候補記憶手段を備えたコンピュータに、
検索語を入力する検索語入力機能と、
前記入力した検索語を用いて前記目的地候補記憶手段から目的地候補を検索する検索機能と、
前記検索した目的地候補を目的地に設定する設定機能と、
前記設定された検索期限から手前の所定期間以内に前記目的地候補を前記設定機能で目的地に設定した場合に、当該目的地候補の検索期限を延長する延長機能と、
検索期限が経過した目的地候補を前記目的地候補記憶手段から削除する削除機能と、
を実現させる目的地検索支援プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−210539(P2009−210539A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−56645(P2008−56645)
【出願日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】