説明

経路探索装置、経路探索方法、経路探索プログラムおよび記録媒体

【課題】目的地周辺の駐車場が複数検索された場合に、検索された複数の駐車場までの経路の中から最適な駐車場までの経路を選定する。
【解決手段】経路探索装置100は、取得部101によって移動体の現在位置を示す位置情報を取得し、目的地設定部102によって目的地を設定して、検索部103によって目的地から所定範囲内に存在する駐車場を検索する。そして、目的地から所定範囲内に存在する駐車場が複数検索された場合に、経路探索部104によって移動体の現在位置から駐車場までの経路および当該駐車場から目的地までの経路により構成される候補経路を複数の駐車場の各々について探索する。また、受信部105によって複数の駐車場に関する駐車場情報を受信し、経路選定部106によって受信した駐車場情報を考慮して候補経路を評価し、当該候補経路のうちから最適経路を選定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、目的地周辺の駐車場が複数検索された場合に、検索された複数の駐車場までの経路の中から最適な駐車場までの経路を選定する経路探索装置、経路探索方法、経路探索プログラムおよび記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ユーザが設定した目的地(施設など)に向かい、実際に車が駐車した位置を学習することで、その目的地と駐車位置を関連付けて学習し、次回以降にその目的地を設定した場合などに、学習した内容を提供することで、提携駐車場のない目的地に向かう場合にも、以前に駐車した駐車場までの経路を案内することを可能とする経路探索装置が提供されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
【0003】
また、所定の目的地周辺に存在する駐車場に関する情報を収集する収集手段と、収集手段によって収集された駐車場に関する情報を記憶する記憶手段と、目的地が設定された場合に、記憶手段から当該目的地周辺に存在する駐車場に関する情報を取得する取得手段と、取得手段によって取得された駐車場に関する情報を提示する提示手段と、を有し、目的地周辺に存在する駐車場の中から最適な駐車場を選択する経路探索装置が提供されている(たとえば、下記特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開2003−172622号公報
【特許文献2】特開2005−326202号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の従来技術の経路探索装置では、目的地周辺の駐車場が複数存在している場合には、経路探索をおこなう際に選定される駐車場をユーザが選択する必要があった。この場合、ユーザが操作入力することによって駐車場を選択するため、ユーザにとっては操作入力にともなう入力操作が面倒となる場合があり、さらなる利便性の向上を図ることができないという問題が一例として挙げられる。
【0006】
また、上述した特許文献2に記載の従来技術の経路探索装置では、目的地周辺の駐車場が複数存在している場合には、車両の現在位置を考慮することなく、たとえば駐車場の駐車料金や駐車場の混雑状況などに基づいて、複数の駐車場の中から最適な駐車場を選択していた。このため、車両の現在位置に応じて選択すべき駐車場が変化する場合には対応することができず、選択された駐車場が車両の現在位置によっては最適な駐車場ではない場合があるという問題が一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる経路探索装置は、移動体の現在位置を示す位置情報を取得する取得手段と、目的地を設定する目的地設定手段と、前記目的地から所定範囲内に存在する駐車場を検索する検索手段と、前記目的地から所定範囲内に存在する駐車場が複数検索された場合に、前記移動体の現在位置から前記駐車場までの経路および当該駐車場から前記目的地までの経路により構成される候補経路を複数の駐車場の各々について探索する経路探索手段と、前記複数の駐車場に関する駐車場情報を受信する受信手段と、前記駐車場情報を考慮して前記候補経路を評価し、当該候補経路のうちから最適経路を選定する経路選定手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、請求項5の発明にかかる経路探索方法は、移動体の現在位置を示す位置情報を取得する取得工程と、目的地を設定する目的地設定工程と、前記目的地から所定範囲内に存在する駐車場を検索する検索工程と、前記目的地から所定範囲内に存在する駐車場が複数検索された場合に、前記移動体の現在位置から前記駐車場までの経路および当該駐車場から前記目的地までの経路により構成される候補経路を複数の駐車場の各々について探索する経路探索工程と、前記複数の駐車場に関する駐車場情報を受信する受信工程と、前記駐車場情報を考慮して前記候補経路を評価し、当該候補経路のうちから最適経路を選定する経路選定工程と、を含むことを特徴とする。
【0009】
また、請求項6の発明にかかる経路探索プログラムは、請求項5に記載の経路探索方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】
また、請求項7の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項6に記載の経路探索プログラムを記録したことを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる経路探索装置、経路探索方法、経路探索プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
(実施の形態)
(経路探索装置の機能的構成)
図1を用いて、本実施の形態にかかる経路探索装置の機能的構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる経路探索装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。図1において、経路探索装置100は、取得部101と、目的地設定部102と、検索部103と、経路探索部104と、受信部105と、経路選定部106と、を含み構成されている。
【0013】
取得部101は、移動体の現在位置を示す位置情報を取得する。移動体の現在位置を示す位置情報は、たとえば移動体に搭載されたGPS受信機が受信するGPS衛星からの受信波や移動体に設けられた各種センサからの出力値などを用いて算出される。
【0014】
目的地設定部102は、目的地を設定する。目的地の設定は、たとえばユーザが図示しない操作部を操作することによっておこなわれる。目的地の設定に際しては、具体的には、たとえばユーザが操作部を操作して目的地の地名または住所を入力してもよいし、図示しない表示部に表示された地図上をプロットすることによって目的地の入力をおこなう構成としてもよい。また、目的地とは、ユーザが最終的に到達したい最終目的地だけではなく、途中で経由する経由目的地なども含む。
【0015】
検索部103は、目的地から所定範囲内に存在する駐車場を検索する。所定範囲は、たとえば目的地の種別に応じて設定されていてもよく、目的地から駐車場までの直線距離であっても、道路上の道なり距離であってもよい。目的地の種別は、目的地の種類によって区別されたものであり、たとえば目的地が施設であった場合、施設の規模(たとえば大型施設や小型施設などの規模の相違)によって区別されたものであってもよいし、施設のジャンル(たとえば飲食店や医療施設などの施設の種類)によって区別されたものであってもよい。
【0016】
施設の規模による区別に関しては、具体的には、たとえば遊園地など規模の大きな施設を大型施設として区別し、コンビニエンスストアなど規模の小さな施設を小型施設として区別する。そして、ユーザは、このように区別した大型施設、小型施設ごとに所定範囲を設定する。このときに設定する所定範囲は、たとえば規模の大きな大型施設の場合は、この大型施設を中心として半径1km程度の円形領域によって囲まれた範囲として設定したり、規模の小さな小型施設の場合は、この小型施設を中心として半径50m程度の円形領域によって囲まれた範囲として設定したりすることができる。
【0017】
また、検索部103は、目的地に対応付けられている駐車場を検索するように構成されていてもよい。ここで、目的地に対応付けられている駐車場とは、目的地と対応付けられて図示しない記憶部にあらかじめ記録されている駐車場のことをいう。このような駐車場は、具体的には、たとえば目的地がデパートであった場合、あらかじめ専用駐車場などの駐車場情報としてデパートに対応付けられて記憶部に記録されている。
【0018】
経路探索部104は、目的地から所定範囲内に存在する駐車場が複数検索された場合に、移動体の現在位置から駐車場までの経路および当該駐車場から目的地までの経路により構成される候補経路を複数の駐車場の各々について探索する。候補経路とは、移動体が駐車場を経由して目的地にたどり着くまでの、移動体の現在位置から目的地までの最適な経路であって、ある探索条件(距離優先、時間優先、料金優先など)において最適な経路のことをいう。なお、経路探索部104は、1つの候補経路を探索する処理を複数回実行することで複数の候補経路を探索してもよく、また、1回の処理で複数の候補経路をすべて探索するようにしてもよい。
【0019】
受信部105は、検索部103によって検索された複数の駐車場に関する駐車場情報を受信する。たとえば、受信部105は、駐車場情報として複数の駐車場の混雑状況を示す情報、当該駐車場の満車状況を示す情報および当該駐車場の入口に進入するための所要時間を示す情報の少なくともいずれかの情報を受信する。具体的には、たとえば受信部105は、駐車場が満車ではないが混雑している場合などに、移動体が駐車場近傍に到達してから駐車場の入口へ進入するまでに要する予想時間を駐車場情報として受信する。
【0020】
経路選定部106は、受信部105によって受信された駐車場情報を考慮して複数の駐車場の各々に対応する候補経路を評価し、当該候補経路のうちから最適経路を選定する。たとえば、経路選定部106は、経路探索部104によって探索された候補経路に沿って、移動体およびこの移動体のユーザが目的地まで移動する際の移動体の現在位置から目的地までの距離、所要時間、料金(たとえば交通料金、単位時間あたりの駐車料金)、信号機の数、道路幅員、過去の走行頻度などを評価対象として候補経路を評価し、評価が高い経路を最適経路として選定する。具体的には、たとえば移動体の現在位置から目的地までの所要時間を評価対象とした場合、経路選定部106は、受信部105によって受信された駐車場情報を考慮して複数の駐車場の各々に対応する候補経路を所要時間を評価対象として評価し、最も所要時間が短い候補経路を最適経路として選定する。
【0021】
また、経路選定部106は、経路探索部104によって探索された候補経路に沿って移動体が現在位置から駐車場まで移動する際のコストである移動体コストと、候補経路に沿って移動体のユーザが駐車場から目的地まで移動する際のコストであるユーザコストと、を候補経路ごとに算出するとともに、受信部105によって受信された駐車場情報に基づいて駐車場に駐車する際のコストである駐車場コストを候補経路ごとに算出し、移動体コストとユーザコストと駐車場コストとをあわせた複合コストに基づいて、複数の駐車場の各々に対応する候補経路のうちから最適経路を選定する。このとき、経路選定部106は、たとえば複合コストが最も低い候補経路を最適経路として選定するようにしてもよい。
【0022】
ここで、移動体コストとは、経路探索部104によって探索された候補経路に沿って移動体が現在位置から駐車場まで移動する際の所要時間、移動体の現在位置から駐車場までの距離、料金、信号機の数、道路幅員、過去の走行頻度などに基づいて算出されるコストである。また、ユーザコストとは、経路探索部104によって探索された候補経路に沿って移動体のユーザが駐車場から目的地まで移動する際の所要時間、駐車場から目的地までの距離、信号機の数、階段や坂の有無、横断する道路の数などに基づいて算出されるコストである。また、駐車場コストは、駐車場の入口に進入するための所要時間や駐車場の混雑状況や満車状況などに基づいて算出されるコストである。
【0023】
さらに、経路選定部106は、最適経路に相応しい評価を有する候補経路が複数存在する場合には、当該候補経路の情報をユーザに提示してユーザの選択を受け付け、当該ユーザの選択に基づいて最適経路を選定する。経路選定部106は、具体的には、移動体の現在位置から目的地までにかかる所要時間がほとんど変わらない候補経路が複数存在する場合などに、当該候補経路の情報をユーザに提示して最適経路の選択をユーザに促す。ここで、候補経路の情報は、たとえば移動体の現在位置から目的地までの所要時間、交通料金、渋滞情報および現在位置から目的地までの距離などを含んだ情報である。
【0024】
(経路探索装置の処理の内容)
つぎに、図2を用いて、本実施の形態にかかる経路探索装置の処理の内容について説明する。図2は、本実施の形態にかかる経路探索装置の処理の内容の一例を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、取得部101は、移動体の現在位置を示す位置情報を取得する(ステップS201)。
【0025】
つぎに、目的地設定部102によって目的地が設定されたか否かを判断する(ステップS202)。目的地の設定は、たとえばユーザが図示しない操作部を操作することによっておこなわれる。ここで、目的地が設定されるのを待って、目的地が設定された場合(ステップS202:Yes)には、検索部103は、目的地から所定範囲内に存在する駐車場を検索する(ステップS203)。
【0026】
そして、目的地から所定範囲内に存在する駐車場が複数検索された場合に、経路探索部104は、移動体の現在位置から駐車場までの経路および当該駐車場から目的地までの経路により構成される候補経路を複数の駐車場の各々について探索する(ステップS204)。
【0027】
つぎに、受信部105は、複数の駐車場に関する駐車場情報を受信する(ステップS205)。最後に、経路選定部106は、受信した駐車場情報を考慮して複数の駐車場の各々に対応する候補経路を評価し、当該候補経路のうちから最適経路を選定して(ステップS206)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
【0028】
なお、ステップS203において、目的地から所定範囲内に存在する駐車場が1つも検索されなかった場合には、目的地までの経路を探索して本フローチャートによる一連の処理を終了する。また、検索された駐車場が1つであった場合には、当該駐車場までの経路を探索して本フローチャートによる一連の処理を終了する。
【0029】
以上説明したように、本実施の形態によれば、経路探索装置100は、目的地から所定範囲内に存在する駐車場が複数検索された場合には、移動体の現在位置から駐車場までの経路および当該駐車場から目的地までの経路により構成される候補経路を複数の駐車場の各々について探索し、駐車場情報を考慮して候補経路を評価することによって当該候補経路のうちから最適経路を選定する。これにより、目的地周辺に駐車場が複数存在している場合に、ユーザが操作入力をおこなうことなく移動体の現在位置に応じた最適経路および駐車場を自動的に選定することができる。
【0030】
つぎに、本発明の実施の形態にかかる実施例について詳細に説明する。ここでは、この実施の形態にかかる経路探索装置を、たとえば車両(四輪車、二輪車を含む)などの移動体や携帯型電話機などの可搬型端末に搭載されるナビゲーション装置に適用し、目的地周辺の駐車場が複数検索された場合に、検索された複数の駐車場までの経路の中から車両の現在位置に応じた最適な経路を選定する場合を例示して説明する。
【実施例】
【0031】
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
まず、本発明の実施例にかかるナビゲーション装置300のハードウェア構成について説明する。図3は、本発明の実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3において、ナビゲーション装置300は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、光ディスクドライブ306と、光ディスク307と、音声I/F(インターフェース)308と、マイク309と、スピーカ310と、入力デバイス311と、映像I/F(インターフェース)312と、ディスプレイ313と、通信I/F(インターフェース)314と、GPSユニット315と、各種センサ316と、を備えている。なお、各構成部301〜316はバス320によってそれぞれ接続されている。
【0032】
まず、CPU301は、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。ROM302は、たとえばブートプログラム、現在位置算出プログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、音声生成プログラム、地図情報表示プログラム、通信プログラム、データベース作成プログラム、データ解析プログラムなどの各種プログラムを記録している。
【0033】
現在位置算出プログラムは、後述するGPSユニット315や各種センサ316の出力情報に基づいて、車両の現在位置(ナビゲーション装置300の現在位置)を算出させる。
【0034】
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク305に記録されている地図情報などを利用して、出発地から目的地までの最適な経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、たとえば、目的地までの最短(あるいは最速)経路やユーザが指定した条件に最も合致する経路などである。この経路探索プログラムの詳細な説明については、後述する。この経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路は、たとえばCPU301を介して音声I/F308や映像I/F312へ出力される。
【0035】
経路誘導プログラムは、上述した経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、上述した現在位置算出プログラムを実行することによって算出された車両の現在位置を示す位置情報、後述する磁気ディスク305に記録されている地図情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成をおこなわせる。経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報は、たとえばCPU301を介して音声I/F308や映像I/F312へ出力される。
【0036】
音声生成プログラムは、音声パターンに対応したトーンと音声の情報を生成させる。すなわち、経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報に基づいて、案内ポイントに対応した音声ガイダンス情報の生成をおこなわせる。生成された音声ガイダンス情報は、たとえばCPU301を介して音声I/F308へ出力される。
【0037】
地図情報表示プログラムは、映像I/F312によってディスプレイ313に表示する地図情報の表示形式を決定させ、決定された表示形式によって地図情報をディスプレイ313に表示させる。
【0038】
RAM303は、たとえばCPU301のワークエリアとして使用される。
【0039】
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスクドライブ304は、具体的には、たとえば、上述した音声生成プログラムによって生成された音声ガイダンス情報を、音声データとして磁気ディスク305に記録する。磁気ディスク305としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
【0040】
磁気ディスク305に記録される情報の一例として経路探索・経路誘導などに用いる地図情報が挙げられる。地図情報は、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを有しており、ディスプレイ313の表示画面において2次元または3次元に描画される。ナビゲーション装置300が経路誘導中の場合は、地図情報と車両の現在位置を示す車両マークとが重ねて表示されることとなる。
【0041】
道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入口やジャンクションの有無、各リンクについての長さ(距離)、道幅、進行方向、道路種別(高速道路、有料道路、一般道路など)などの情報が含まれている。
【0042】
また、交通条件データには、過去の渋滞情報が、季節・曜日・大型連休・時刻などを基準に統計処理した過去渋滞情報として記憶されている。このナビゲーション装置300は、後述する通信I/F314によって受信される道路交通情報によって、たとえば現在発生している渋滞の情報を得るが、上述した過去渋滞情報を用いることによって、たとえば指定した時刻における渋滞状況の予想をおこなうことも可能である。
【0043】
なお、本実施例では、地図情報を磁気ディスク305に記録するようにしたが、後述する光ディスク307に記録するようにしてもよい。また、地図情報は、ナビゲーション装置300のハードウェアと一体に設けられているものに限って記録されているものではなく、ナビゲーション装置300の外部に設けられていてもよい。この場合、ナビゲーション装置300は、たとえば、通信I/F314を通じて、ネットワークを介して地図情報を取得するようにしてもよい。こうして取得された地図情報は、たとえばRAM303などに記憶される。
【0044】
光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御にしたがってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。この光ディスク307としては、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、着脱可能な記録媒体として、光ディスク307のほか、MO、メモリカードなどを用いることもできる。
【0045】
音声I/F308は、音声入力用のマイク309および音声出力用のスピーカ310に接続される。マイク309に受音された音声は、音声I/F308内でA/D変換される。なお、スピーカ310は、車両の内部だけでなく、車両の外部に設けられていてもよい。このスピーカ310からは、音声I/F308からの音声信号に基づく音声が出力される。また、マイク309から入力された音声は、たとえば音声データとして磁気ディスク305あるいは光ディスク307などの記録媒体や図示しないメモリなどに記録可能である。
【0046】
入力デバイス311は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
【0047】
映像I/F312は、ディスプレイ313と接続される。この映像I/F312は、具体的には、たとえば、ディスプレイ313全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ313を表示制御する制御ICなどによって構成される。
【0048】
ディスプレイ313には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ313としては、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
【0049】
通信I/F314は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置300とCPU301とのインターフェースとして機能する。通信I/F314は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU301とのインターフェースとしても機能する。
【0050】
ネットワークには、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F314は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System:登録商標)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報を取得する。さらに、通信I/F314は、たとえば駐車場に関する情報を管理するセンターなどから配信される満車情報や混雑情報などを含んだ駐車場情報を取得する。
【0051】
GPSユニット315は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在位置を示す情報を出力する。GPSユニット315の出力情報は、後述する各種センサ316の出力値とともに、CPU301による車両の現在位置の算出に際して利用される。現在位置を示す位置情報は、たとえば緯度・経度、高度などの地図情報上の1点を特定する情報である。
【0052】
各種センサ316は、車速センサや加速度センサ、角速度センサなどの車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ316の出力値は、CPU301による車両の現在位置の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
【0053】
また、各種センサ316は、ドライバーによる車両の各操作を検知するセンサなどを含む。車両の各操作の検知は、たとえば、ハンドル操作やウインカーの入力、車両のドアの開閉、車両のエンジンのON/OFF(またはACC電源のON/OFF)などを検知する構成としてもよい。
【0054】
なお、図1に示した実施の形態にかかる経路探索装置100の機能的構成である取得部101は、具体的には、たとえばCPU301、GPSユニット315、各種センサ316によって、目的地設定部102は、具体的には、たとえばCPU301、入力デバイス311によって、検索部103、経路探索部104、経路選定部106は、具体的には、たとえばCPU301、磁気ディスク305、光ディスク307、GPSユニット315、各種センサ316によって、受信部105は、CPU301、通信I/F314によって、それぞれその機能を実現する。
【0055】
(ナビゲーション装置の経路探索処理手順)
つぎに、本発明の実施例にかかるナビゲーション装置300の経路探索処理手順の一例について説明する。図4は、本発明の実施例にかかるナビゲーション装置の経路探索処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0056】
図4のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置300は、まず、GPSユニット315や各種センサ316の出力情報に基づいて、車両の現在位置を示す位置情報を取得する(ステップS401)。この場合、具体的には、たとえばGPS衛星からの受信波に基づく車両の現在位置を示す位置情報を取得する。このとき、各種センサ316からの出力値を利用することによって、より正確な車両の現在位置を示す位置情報を取得することができる。
【0057】
つぎに、入力デバイス311を介して目的地が設定されたか否かを判断する(ステップS402)。目的地の設定は、ユーザが入力デバイス311であるリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどを操作して目的地の地名や住所を入力することによっておこなってもよい。
【0058】
ここで、目的地が設定されるのを待って(ステップS402:No)、設定された場合(ステップS402:Yes)には、設定された目的地周辺に存在する駐車場を検索する(ステップS403)。このとき、検索する範囲をユーザが任意に設定できるように構成してもよい。たとえば、目的地のジャンルに応じて検索する範囲を設定してもよい。
【0059】
検索する範囲を設定する場合、具体的には、たとえば目的地がレストランなどの飲食店のときは、目的地を中心として半径500m程度の円形領域によって囲まれた範囲を検索する範囲として設定し、目的地が遊園地などの大型施設のときは、目的地を中心として半径2km程度の円形領域によって囲まれた範囲を検索する範囲として設定する。なお、駐車場の検索は、磁気ディスク305に記録されている地図情報に含まれる駐車場の情報を用いておこなってもよい。また、図示しないメモリなどに駐車場の情報が記録されている場合には、その情報を用いて駐車場の検索をおこなうようにしてもよい。
【0060】
つぎに、目的地周辺に存在する駐車場が複数検索されたか否かを判断する(ステップS404)。ここで、駐車場が複数検索された場合(ステップS404:Yes)には、複数の駐車場の各々について、車両の現在位置から駐車場までの経路および当該駐車場から目的地までの経路によって構成される候補経路を探索する(ステップS405)。
【0061】
そして、複数の駐車場の各々についての駐車場情報を所定のタイミングで受信し、受信した駐車場情報があるか否かを判断する(ステップS406)。具体的には、たとえば通信I/F314によって、各々の駐車場から、あるいは駐車場に関する情報を管理するセンターから配信された駐車場情報を所定のタイミングで受信して図示しないメモリ等に記録しておき、このメモリ等を参照して受信した駐車場情報があるか否かを判断する。駐車場情報は、上述したように駐車場の混雑状況を示す情報、当該駐車場の満車状況を示す情報および当該駐車場の入口に進入するための所要時間を示す情報などを含んだ情報である。
【0062】
受信した駐車場情報があると判断された場合(ステップS406:Yes)は、探索された候補経路に沿って車両が現在位置から駐車場まで移動する際のコストである車両コストと、探索された候補経路に沿ってユーザが駐車場から目的地まで移動する際のコストであるユーザコストと、を候補経路ごとに算出するとともに、受信した駐車場情報に基づいて駐車場に駐車する際のコストである駐車場コストを候補経路ごとに算出する(ステップS407)。
【0063】
一方、受信した駐車場情報がないと判断された場合(ステップS406:No)は、探索された候補経路に沿って車両が現在位置から駐車場まで移動する際のコストである車両コストと、探索された候補経路に沿ってユーザが駐車場から目的地まで移動する際のコストであるユーザコストと、を候補経路ごとに算出する(ステップS408)。なお、車両コストおよびユーザコストは、たとえば、磁気ディスク305に記録された地図情報に含まれる道路形状データや交通条件データなどを利用して算出される。
【0064】
このステップS407あるいはステップS408における算出処理においては、具体的には、たとえば車両が候補経路に沿って現在位置から駐車場までに走行する際の所要時間、現在位置から駐車場までの距離、料金、信号機の数、道路幅員、過去の走行頻度などに基づいて、車両コストを算出する。また、たとえばユーザが候補経路に沿って駐車場から目的地までに歩行する際の所要時間、駐車場から目的地までの距離、信号機の数、階段や坂の有無、横断する道路の数などに基づいて、ユーザコストを算出する。
【0065】
また、駐車場コストは、たとえば通信I/F314によって受信された駐車場情報を利用して算出される。具体的には、たとえば駐車場の入口に進入するための所要時間や駐車場の混雑状況や満車状況などに基づいて算出される。このため、たとえば駐車場の入口へ進入するまでの待ち時間が多ければ多いほど、駐車場コストは高く算出される。
【0066】
ここで、車両コストとユーザコストと駐車場コストとをあわせた複合コストを算出する際の概要を図5を用いて説明する。図5は、複合コストを算出する際の概要を説明するための説明図である。ここでは、目的地を設定した場合に、目的地周辺に存在する駐車場として駐車場Aおよび駐車場Bが検索された場合について説明する。
【0067】
図5に示すように、A駐車場およびB駐車場を経由して目的地まで車両が移動する際のそれぞれのコストが数値によってコスト表500にあらわされている。まず、車両が駐車場Aを経由して目的地まで移動する場合について説明する。ナビゲーション装置300によって探索された候補経路に沿って車両が現在位置から駐車場Aまで移動する際にかかる所要時間が「40分」であるため、必要なコストとして車両コストが「40」と算出されている。
【0068】
また、ナビゲーション装置300によって探索された候補経路に沿って車両のユーザが駐車場Aから目的地まで移動する際にかかる所要時間が「3分」であるため、必要なコストとしてユーザコストが「3」と算出されている。さらに、受信した駐車場情報によると駐車場Aに進入するための待ち時間が「0分」であったため、必要なコストとして駐車場コストが「0」と算出されている。この場合、これら車両コストとユーザコストと駐車場コストとをあわせて複合コストを「43」として算出する。
【0069】
つぎに、車両が駐車場Bを経由して目的地まで移動する場合について説明する。ナビゲーション装置300によって探索された候補経路に沿って車両が現在位置から駐車場Bまで移動する際にかかる所要時間が「30分」であるため、必要なコストとして車両コストが「30」と算出されている。
【0070】
また、ナビゲーション装置300によって探索された候補経路に沿って車両のユーザが駐車場Bから目的地まで移動する際にかかる所要時間が「10分」であるため、必要なコストとしてユーザコストが「10」と算出されている。さらに、受信した駐車場情報によると駐車場Bに進入するための待ち時間が「15分」であったため、必要なコストとして駐車場コストが「15」と算出されている。この場合、これら車両コストとユーザコストと駐車場コストとをあわせて複合コストを「55」として算出する。
【0071】
このように、それぞれ算出された車両コスト、ユーザコストおよび駐車場コストをあわせて複合コストを算出する。このため、車両の現在位置から目的地までに必要となる複合コストを車両コストとユーザコストだけでなく、駐車場コストを考慮して算出するため、より適切に複合コストを算出することができる。
【0072】
ここで、図4のフローチャートに戻り、ステップS407において算出された車両コストとユーザコストと駐車場コストとをあわせた複合コストを算出し、この複合コストに基づいてそれぞれ複数の駐車場の各々に対応する候補経路のうちから最適経路を選定し(ステップS409)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。また、ステップS408において算出された車両コストとユーザコストとをあわせた複合コストを算出して、この複合コストに基づいてそれぞれ複数の駐車場の各々に対応する候補経路のうちから最適経路を選定し(ステップS409)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
【0073】
なお、駐車場コストが算出された駐車場に対する候補経路(以下、候補経路1という。)と駐車場コストが算出されていない駐車場への候補経路(以下、候補経路2という。)が混在する場合には、候補経路2のコストに所定の駐車場コストを加算した上で、候補経路1および候補経路2のうちから最適経路を選定する。この所定の駐車場コストはあらかじめ設定されていてもよく、また、候補経路1の方で算出されている駐車場コストの平均値を用いるようにしてもよい。
【0074】
なお、ステップS404において、目的地周辺に存在する駐車場が1つも検索されなかった場合(ステップS404:No)には、目的地までの経路を探索して本フローチャートによる一連の処理を終了する。また、検索された駐車場が1つであった場合(ステップS404:No)には、当該駐車場までの経路を探索して本フローチャートによる一連の処理を終了する。
【0075】
ステップS409において、最適経路として相応しい候補経路が複数存在する場合には、候補経路に関する情報をユーザに提示して、最適経路の選択をユーザに促すように構成してもよい。ここで、最適経路として相応しい候補経路とは、たとえば最も低い複合コストとほとんどコスト差がない複合コストを有した経路を示している。具体的には、たとえば最も低い複合コストとの差分として、所定の閾値を設定し、最も低い複合コストとの差分が設定した閾値以内であった場合には、最適経路として相応しい候補経路であると判断する。
【0076】
また、ユーザに提示する方法としては、たとえば最適経路として相応しい候補経路に関する情報をディスプレイ313に表示して提示する方法がある。この場合、ユーザは、ディスプレイ313に表示された候補経路に関する情報を視認(目視)することによって、どの経路が最適であるか判断し、最適経路の選択をおこなうことができる。最適経路の選択は、たとえば表示された画面上の所定位置をユーザがタッチすることによって選択してもよいし、画面上に表示されたカーソルを選択する候補経路にあわせて選択してもよい。
【0077】
以上説明したように、本実施例によれば、ナビゲーション装置300は、目的地から所定範囲内に存在する駐車場が複数検索された場合には、車両の現在位置から駐車場までの経路および当該駐車場から目的地までの経路により構成される候補経路を複数の駐車場の各々について探索し、駐車場情報を考慮して候補経路を評価することによって当該候補経路のうちから最適経路を選定する。これにより、目的地周辺の駐車場が複数存在している場合に、ユーザが操作入力をおこなうことなく車両の現在位置に応じた目的地までの最適経路を自動的に選定できる。さらに、駐車場の混雑状況などを考慮した最適経路および駐車場を自動的に選定することができる。
【0078】
なお、本実施の形態で説明した経路探索方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本実施の形態にかかる経路探索装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態にかかる経路探索装置の処理の内容の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例にかかるナビゲーション装置の経路探索処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】複合コストを算出する際の概要を説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0080】
100 経路探索装置
101 取得部
102 目的地設定部
103 検索部
104 経路探索部
105 受信部
106 経路選定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体の現在位置を示す位置情報を取得する取得手段と、
目的地を設定する目的地設定手段と、
前記目的地から所定範囲内に存在する駐車場を検索する検索手段と、
前記目的地から所定範囲内に存在する駐車場が複数検索された場合に、前記移動体の現在位置から前記駐車場までの経路および当該駐車場から前記目的地までの経路により構成される候補経路を複数の駐車場の各々について探索する経路探索手段と、
前記複数の駐車場に関する駐車場情報を受信する受信手段と、
前記駐車場情報を考慮して前記候補経路を評価し、当該候補経路のうちから最適経路を選定する経路選定手段と、
を備えることを特徴とする経路探索装置。
【請求項2】
前記受信手段は、前記駐車場情報として前記複数の駐車場の混雑状況を示す情報、当該駐車場の満車状況を示す情報および当該駐車場の入口に進入するための所要時間を示す情報の少なくともいずれかの情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の経路探索装置。
【請求項3】
経路選定手段は、
前記候補経路に沿って前記移動体が前記現在位置から前記駐車場まで移動する際のコストである移動体コストと、前記候補経路に沿って前記移動体のユーザが前記駐車場から前記目的地まで移動する際のコストであるユーザコストと、を前記候補経路ごとに算出するとともに、前記駐車場情報に基づいて前記駐車場に駐車する際のコストである駐車場コストを前記候補経路ごとに算出し、
前記移動体コストと前記ユーザコストと前記駐車場コストとをあわせた複合コストに基づいて、前記候補経路のうちから最適経路を選定することを特徴とする請求項1または2に記載の経路探索装置。
【請求項4】
前記経路選定手段は、最適経路に相応しい評価を有する候補経路が複数存在する場合には、当該候補経路の情報をユーザに提示してユーザの選択を受け付け、当該ユーザの選択に基づいて最適経路を選定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の経路探索装置。
【請求項5】
移動体の現在位置を示す位置情報を取得する取得工程と、
目的地を設定する目的地設定工程と、
前記目的地から所定範囲内に存在する駐車場を検索する検索工程と、
前記目的地から所定範囲内に存在する駐車場が複数検索された場合に、前記移動体の現在位置から前記駐車場までの経路および当該駐車場から前記目的地までの経路により構成される候補経路を複数の駐車場の各々について探索する経路探索工程と、
前記複数の駐車場に関する駐車場情報を受信する受信工程と、
前記駐車場情報を考慮して前記候補経路を評価し、当該候補経路のうちから最適経路を選定する経路選定工程と、
を含むことを特徴とする経路探索方法。
【請求項6】
請求項5に記載の経路探索方法をコンピュータに実行させることを特徴とする経路探索プログラム。
【請求項7】
請求項6に記載の経路探索プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2007−263581(P2007−263581A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−85266(P2006−85266)
【出願日】平成18年3月27日(2006.3.27)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】