車両用ナビゲーション装置
【課題】音楽を単に再生するのみではなく、ユーザが楽しむことのできる音楽再生機能を有した車両用ナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置の音楽再生手段が、音楽記憶部に記憶された楽曲データの楽曲を再生させる。そして、それを聴いた解答者が、その再生された楽曲の曲名、その楽曲が含まれるアルバム名、その楽曲を歌唱するアーティスト名等を推定して解答として音声を発すると、ナビゲーション装置は、その音声を音声認識手段によって認識し、その解答が正解であるかどうかを判定手段によって判定して、その判定結果を報知する。
【解決手段】ナビゲーション装置の音楽再生手段が、音楽記憶部に記憶された楽曲データの楽曲を再生させる。そして、それを聴いた解答者が、その再生された楽曲の曲名、その楽曲が含まれるアルバム名、その楽曲を歌唱するアーティスト名等を推定して解答として音声を発すると、ナビゲーション装置は、その音声を音声認識手段によって認識し、その解答が正解であるかどうかを判定手段によって判定して、その判定結果を報知する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音楽再生機能を有する車両用ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の走行に伴ってGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)等により現在位置を検出し、その現在位置を表示装置上に道路地図と共に表示して、出発地から目的地までの適切な経路を設定し、表示装置や音声出力装置などによって案内する車両用ナビゲーション装置は、運転者の効率的で安全な運転に貢献している。
【0003】
そしてナビゲーション装置には、付加機能として、音楽CD等の音楽データを記憶させることができるものがある(特許文献1)。さらにこのナビゲーション装置に記憶された音楽には、一曲ごとに、アーティスト名、アルバム名、曲名を付与することができ、ユーザは、画面操作または音声認識を用いて、所望の曲を呼び出し、所定の順序、またはランダムに再生することができるものもある。
【0004】
【特許文献1】特開2001−221645号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、これらの技術は、音楽を単に再生して聴くことにのみ焦点があてられ、十分に活用しているとは、言い難い。そこで本発明の課題は、音楽を単に再生するのみではなく、ユーザが楽しむことのできる音楽再生機能を有した車両用ナビゲーション装置を提供することである。
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の車両用ナビゲーション装置は、音楽データを記憶する音楽記憶部と、楽曲を再生させる音楽再生手段と、解答者の音声を認識する音声認識手段と、解答者の解答が正しいかを判定する判定手段と、その結果を報知する報知手段とを含む。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、再生された音楽を聴いた車両の搭乗者は、その音楽の曲名当てクイズを行うことができる。すなわち搭乗者が解答者として、聴いた曲の曲名を推定してその曲名を発すると、その音声をナビゲーション装置は、音声認識手段によって認識し、解答者の答えた曲名が正しいかを判定手段により判定して、その結果を報知手段により報知することができる。なお報知は、表示によって行ってもよいし、音声によって行ってもよい。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、データ入力手段を有することから、ユーザが音楽データをナビゲーション装置に入力することができる。入力は、ユーザが楽曲データ等が記憶されたCD−ROMやDVD等を読取り可能なドライブや、タイトルデータ等が記憶されたメモリカード等を読取り可能な読取装置によって行うことができる。また、タイトルデータは、ユーザがナビゲーション装置を操作して、手入力してもよい。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、インターネット等の通信網を介して音楽データの配信を受け、ユーザがそのデータをデータ入力手段を使用してナビゲーション装置に入力することができる。
【0010】
請求項4に記載の発明によれば、タイトルデータは、曲名以外に、その楽曲が含まれるアルバム名、その楽曲を歌唱または演奏するアーティスト名を含むことができる。これにより、音楽を聴いた解答者は、曲名以外に、アルバム名、アーティスト名を当てるゲームを行うことができる。
【0011】
請求項5に記載の発明によれば、解答項目設定手段を有することから、解答者が解答する項目を設定することができる。これにより、例えば、アーティスト名のみを答えるように設定することもできるため、よりゲーム性が高められる。
【0012】
請求項6に記載の発明によれば、再生開始部指定手段によって、楽曲の再生を始める部分を決めることができる。曲の再生を始める部分は、例えば、曲の始まりからの時間を指定する。小節によって指定するようにしてもよい。これにより、曲の始まりの部分(イントロ部分)のみならず、曲の途中や終わりの部分を当てるようにすることもでき、よりゲーム性が高められる。
【0013】
請求項7に記載の発明によれば、再生時間設定手段によって楽曲を再生する時間を指定することができる。これにより、曲当てが得意なユーザは、例えば、再生時間を1秒として、曲当てに挑戦することができ、よりゲーム性が高められる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施例としての音楽再生機能を有した車両用ナビゲーションシステムの全体構成を示すブロック図である。本ナビゲーション装置100は、位置検出器1、データ入力器6、操作スイッチ群7、リモートコントロール(以下リモコンと称する)センサ11、音声案内などを行う音声出力装置15、外部メモリ9、表示装置10、音声入力マイク16、通信ユニット19、送受信機13、音楽データ記憶部21、これらの接続された制御回路8、リモコン端末12を備えている。
【0015】
現在位置検出手段としての位置検出器1は、周知の地磁気センサ2、ジャイロスコープ3、距離センサ4、および衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPSのためのGPS受信機5を有している。これらのセンサ等2,3,4,5は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては前述したうちの一部センサで構成してもよく、さらに、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
【0016】
データ入力器6は、CD−ROMやDVD等の記憶媒体を読取り可能なドライブ装置からなり、地図データを含むCD−ROM(あるいはDVD等)から地図データを、音楽データを含むCD−ROM(あるいはDVD等)から音楽データを読取り可能である。地図データを含むCD−ROM等には、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む各種データが記憶されている。
【0017】
さらにデータ入力器6として、メモリカード読取装置を備える。メモリカード読取装置で使用されるメモリカードは、例えば、メモリスティック(登録商標)、スマートメディア、SDメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)等である。
【0018】
地図データは、表示用となる所定の地図画像情報を記憶すると共に、リンク情報やノード情報等を含む道路網情報を記憶する。リンク情報は、各道路を構成する所定の区間情報であって、位置座標、距離、所要時間、道幅、車線数、制限速度等から構成される。また、ノード情報は、交差点(分岐路)等を規定する情報であって、位置座標、右左折車線数、接続先道路リンク等から構成される。
【0019】
操作スイッチ群7は、例えば表示装置10と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられる。タッチスイッチは、表示装置10の画面上に縦横に微細に配置された赤外線センサより構成されており、例えば指やタッチペンなどでその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が2次元座標値(X,Y)として検出される。これら操作スイッチ群7およびリモコン端末12によって、種々の指示を入力することが可能である。
【0020】
表示部としての表示装置10はカラー液晶表示器により構成されており、表示装置10の画面には位置検出器1から入力された車両現在位置マークと、情報センタ14から受信した情報、更に地図上に表示する誘導経路等付加データとを重ね合わせて表示すると共に、本画面に経路案内の設定および経路誘導中の案内や画面の切り換え操作を行うためのボタンが表示される。
【0021】
送信部、受信部としての送受信機13は、VICS(Vehicle Information and Communication System)等の情報センタ14から提供される情報を受信するための装置である。この送受信機13を介して外部から受け取った情報は、制御回路8において処理する。
【0022】
また、本車両用ナビゲーション装置100は、通信ユニット19を介して、携帯電話機17など移動体通信機器により、外部ネットワーク18との接続が可能で、インターネットに接続したり、専用の情報センタに接続することができる。
【0023】
さらに、外部メモリ9には、本ナビゲーション装置の動作に必要なデータが記憶される。なお、外部メモリ9は、車両のイグニッションスイッチがオフ状態になっても(即ち、ナビゲーション装置100がオフ状態)、記憶内容が保持される。
【0024】
音声入力マイク16は、ユーザの発話を電気信号に変換して出力する。その電気信号は、制御回路8に入力され、制御回路8にて発話内容が解析される。
【0025】
音楽データ記憶部21は、CDやメモリカード等から入力された楽曲データやタイトルデータなどの音楽データを保存するもので、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等によって構成される。
【0026】
制御部としての制御回路8は通常のコンピュータとして構成されており、図2のように周知のCPU81,ROM82,RAM83,I/O84およびこれらの構成を接続するバスライン85が備えられている。制御回路8は、経路案内手段、音楽再生手段、判定手段を構成する。
【0027】
CPU81は、ROM82およびRAM83に記憶されたプログラムおよびデータにより制御を行う。図2のように、ROM82にはオペレーティングシステム(以下、OSと称する)82sとOS82s上で動作するナビゲーションプログラム(以下、ナビプログラムと称する)82p、音楽制御プログラム82mが格納される。また、ナビプログラム82pは、OS82s上にてナビプログラム用ワークメモリ83wを作業領域とする形で、音楽制御プログラム82mは、音楽制御プログラム用ワークメモリ83mを作業領域とする形で作動する。さらに、RAM83には、OS82sのワークメモリ83sが形成される。
【0028】
このような構成を持つことにより、本ナビゲーション装置100は、制御回路8のCPU81によりナビプログラム82pが起動された後、運転者が操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12を操作して、表示装置10上に表示されるメニューから目的地経路を表示装置10に表示させるための経路案内処理を選択した場合、次のような処理を実施する。即ち、運転者が目的地を入力すると、GPS受信機5から得られる衛星のデータに基づき車両の現在地が求められ、情報センタ14から情報を受信し、表示装置10上に道路地図を表示し、運転者に適切な経路を案内する。上記の動作および以下の実施例は、ナビプログラム82pにより制御されている。
【0029】
この経路案内は、地図データ内のリンク情報、ノード情報を用いて公知のダイクストラ法によって行われる。具体的には、ノード間のリンクに対するリンク情報を用いて現在地から各ノードに至るまでの経路計算コストを算出し、目的地までの全てのコスト計算が終了した段階で、総コストが最小となるリンクを接続して目的地までの経路を設定している。つまり、例えば、出発地と目的地とを結ぶ経路を、距離又は所要時間が最小になるような組み合わせを取得することにより誘導経路が定まる。
【0030】
さらに、ユーザの操作によって音楽再生が指示されると、指示に従った処理が音楽制御プログラム82mによって行われる。
【0031】
まずナビゲーション装置への音楽の記録について図3を用いて説明する。S1で、音楽CDのアルバム名、アーティスト名、曲名が記憶されたCDデータベースをナビゲーション装置100の音楽データ記憶部21に記憶させる。ここで記憶させるCDデータベースは、例えば、図4に示すようにインターネット31を介して配信される。すなわち、インターネット31に接続されたサーバ32に記憶されたCDデータベースに、ユーザがユーザ側端末35より接続して、このデータをユーザ側端末35に保存することができる。ユーザは、所定の記憶媒体23を介して、このCDデータベースをナビゲーション装置100に記憶させることができる。記憶媒体23としては、例えば、メモリスティック(登録商標)、スマートメディア、SDメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード等を使用することができる。
【0032】
図3に戻って、S2では、ユーザが音楽CDをデータ入力器6にセットして、その楽曲データをデータ記憶部21に記憶させる。すなわち、音楽CDがデータ入力器6にセットされた状態で、ユーザが操作スイッチ群7を操作することにより、音楽CDの楽曲データが読み取られ、音楽データ記憶部21に記憶される。音楽CDの音楽データを記憶するにあたり、操作スイッチ群4を操作することにより、不要な曲を削除することも可能である。また、保存後に、任意の曲を削除することも可能である。また、音楽CDは、複数のものを順に保存することも可能である。
【0033】
そして、この楽曲データに適応する曲名等のタイトルデータがS1において記憶されていれば、新たに曲名等を入力する必要はなく(S3:NO)、保存作業は終了となる。一方、タイトルデータが記憶されていない場合には、タイトルデータを入力するため(S3:YES)S4へ進み、ユーザが操作スイッチ群7を操作することにより、タイトルデータを入力して保存することができる。このタイトルデータは、音楽データ記憶部21に記憶され、それぞれの曲に対する曲名等のタイトルデータは、後述するように、曲名あてゲームを行う場合のデータとして使用される。
【0034】
なお、音楽CDから楽曲データを保存した後に、CDデータベースを保存するようにしてもよい。また楽曲データは、CDに保存されているものに限られず、他の記憶媒体に保存されているものを読み込むようにしてもよい。またインターネットを介して楽曲データを受信して、記憶媒体23により、ナビゲーション装置100に保存するようにしてもよい。或いは、通信ユニット19により、ナビゲーション装置100が直接外部ネットワーク18へ接続し、楽曲データ等をダウンロードするようにしてもよい。
【0035】
図5に音楽データ記憶部21に保存される音楽データの概念図を示す。音楽データは、複数のアルバムデータにより構成される。各アルバムデータには、楽曲データと、タイトルデータが保存されている。楽曲データは、音楽CD等から保存され、このデータを再生することで音楽の演奏等を聴くことができる。タイトルデータは、そのアルバム名、アーティスト名、曲名等が保存されており、前述のようにインターネットを介して取得したCDデータベースが保存されたもの、またはユーザにより入力されたものである。このタイトルデータは、書き換え可能であり、ユーザは、操作スイッチ群7を操作することにより、所望のものに変換することもできる。また、アーティストの愛称(ニックネーム)等を合わせて保存することもできる。これにより、各曲が再生された場合に、曲名、アルバム名、アーティスト名等を表示することができる。また、後述するように、音楽あてゲームを行う際のデータとなる。
【0036】
図6にナビゲーション装置の表示画面の例を示す。表示装置10の表示画面には、地図情報に、位置検出器1から入力された車両現在位置マークと、情報センタ14から受信した情報、更に地図上に表示する誘導経路等付加データとが重ね合わせて表示されるとともに、本画面上に音楽再生を行うためのボタン41等が表示される。
【0037】
そして画面上の設定ボタン41を指等で押下することにより、音楽あて(音楽クイズ)の諸設定を行うことができる。図7〜9を用いて、諸設定について説明する。図7のS11で、設定画面により、音楽再生設定を行う。音楽再生設定画面の例を図8に示す。音楽再生設定画面において、曲の先頭からの時間、曲の再生時間、曲の再生速度を設定することができる。曲の先頭からの時間として指定された時間から曲が再生される。例えば、曲の先頭からの時間が20秒、再生時間が5秒と指定されれば、曲の先頭から20秒のところから5秒間再生される。また再生速度を、例えば、1.5倍とすれば、通常の1.5倍の速度で再生される。以上の設定により再生設定ファイルが音楽データ記憶部21に作成される。
【0038】
続いて図7のS12において、ユーザが当てる項目(解答項目)の設定を行う。図9にユーザの解答項目の設定画面の例を示す。曲名、アーティスト名、アルバム名をそれぞれ解答するかどうかを設定する。以上により、解答設定ファイルが音楽データ記憶部21に作成される。なおこの設定は、保存されるため、一度行えば、随時変更したい場合にのみ行えばよい。音楽再生処理が行われる際には、音楽データ記憶部21に記憶された再生設定ファイル、解答設定フィルは、音楽制御プログラム82mによって読み込まれ、設定された処理が行われる。
【0039】
音楽当てが行われる場合の処理について図10を用いて説明する。音楽当てのスタートスイッチが操作されると、S21において、ナビゲーション装置100は、音楽データ記憶部21の再生設定ファイルを読み出し、曲の先頭からの時間、音楽再生時間を取得する。次にS22において、ナビゲーション装置100は、データ記憶部21に記憶された音楽の中からランダムに曲を選択する。そしてS23において、ナビゲーション装置100は、ユーザが当てる項目の設定を設定ファイルより取得して、音声認識する項目を設定する。そしてS24において、図11に示すような案内をユーザに対して行い、S25において、選択された曲の先頭からの指定された時間より、指定時間分を指定速度にて再生する。
【0040】
ユーザは、案内に基づき、再生された音楽を聴いてその曲名、アーティスト名、アルバム名等を推定して発声する。ナビゲーション装置100は、曲名を当てるように設定されていれば(S26:YES)、音声認識により曲名を認識する(S27)。またアーティスト名を当てるように設定されていれば(S28:YES)、音声認識によりアーティスト名を認識する(S29)。また音楽データ記憶部21に、タイトルデータとしてアーティストの愛称(ニックネーム)が記憶されていれば、愛称を認識することもできる。さらにアルバム名を当てるように設定されていれば(S30:YES)、音声認識によりアルバム名を認識する(S31)。
【0041】
そしてナビゲーション装置100は、再生した曲の情報を図12に示すように画面に表示する(S32)。ナビゲーション装置100は、制御回路8により、認識したユーザ(解答者)の音声が、その楽曲についてのタイトルデータ(曲名、アーティスト名、アルバム名等)と比較して正しいかを判定し(S33)、正しければ、正しい旨を音声と画面表示にてユーザに知らせて(S34)、処理を終了する。ユーザが間違ったと判定した場合には、間違った旨を音声と画面表示にてユーザに知らせて(S35)、処理を終了する。
【0042】
なお、何曲再生してタイトルデータを当てるかを設定できるようにして、1曲終わったら、次の曲に進むようにしてもよい。その場合には、設定曲数のゲームが終われば、処理を終了する。
【0043】
以上のように、音楽再生機能付きのナビゲーション装置が音声認識手段や判定手段を有することにより、音楽を再生して、その曲名等をあてるゲームを行うことができる。これは、音声認識手段を有することから車両を運転していても行うことができる。さらに曲の再生を開始する部分や、再生時間を指定することができることより、よりゲーム性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施形態としての音楽再生機能つきナビゲーション装置を説明するためのブロック図。
【図2】制御回路を説明するためのブロック図。
【図3】音楽データの保存について説明するフローチャート。
【図4】インターネットを介したタイトルデータの入力について説明する図。
【図5】音楽データのデータ構造を概念的に説明する図。
【図6】ナビゲーション装置の表示例。
【図7】各種の設定について説明する図。
【図8】音楽再生設定画面の実施例。
【図9】解答項目設定画面の実施例。
【図10】曲当てゲームの処理を説明するフローチャート。
【図11】曲当てゲームの開始画面の実施例。
【図12】曲情報の表示の実施例。
【符号の説明】
【0045】
6 データ入力器
10 表示装置
23 記憶媒体
31 インターネット
16 音声入力マイク
21 音楽データ記憶部
100 ナビゲーション装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、音楽再生機能を有する車両用ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の走行に伴ってGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)等により現在位置を検出し、その現在位置を表示装置上に道路地図と共に表示して、出発地から目的地までの適切な経路を設定し、表示装置や音声出力装置などによって案内する車両用ナビゲーション装置は、運転者の効率的で安全な運転に貢献している。
【0003】
そしてナビゲーション装置には、付加機能として、音楽CD等の音楽データを記憶させることができるものがある(特許文献1)。さらにこのナビゲーション装置に記憶された音楽には、一曲ごとに、アーティスト名、アルバム名、曲名を付与することができ、ユーザは、画面操作または音声認識を用いて、所望の曲を呼び出し、所定の順序、またはランダムに再生することができるものもある。
【0004】
【特許文献1】特開2001−221645号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、これらの技術は、音楽を単に再生して聴くことにのみ焦点があてられ、十分に活用しているとは、言い難い。そこで本発明の課題は、音楽を単に再生するのみではなく、ユーザが楽しむことのできる音楽再生機能を有した車両用ナビゲーション装置を提供することである。
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の車両用ナビゲーション装置は、音楽データを記憶する音楽記憶部と、楽曲を再生させる音楽再生手段と、解答者の音声を認識する音声認識手段と、解答者の解答が正しいかを判定する判定手段と、その結果を報知する報知手段とを含む。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、再生された音楽を聴いた車両の搭乗者は、その音楽の曲名当てクイズを行うことができる。すなわち搭乗者が解答者として、聴いた曲の曲名を推定してその曲名を発すると、その音声をナビゲーション装置は、音声認識手段によって認識し、解答者の答えた曲名が正しいかを判定手段により判定して、その結果を報知手段により報知することができる。なお報知は、表示によって行ってもよいし、音声によって行ってもよい。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、データ入力手段を有することから、ユーザが音楽データをナビゲーション装置に入力することができる。入力は、ユーザが楽曲データ等が記憶されたCD−ROMやDVD等を読取り可能なドライブや、タイトルデータ等が記憶されたメモリカード等を読取り可能な読取装置によって行うことができる。また、タイトルデータは、ユーザがナビゲーション装置を操作して、手入力してもよい。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、インターネット等の通信網を介して音楽データの配信を受け、ユーザがそのデータをデータ入力手段を使用してナビゲーション装置に入力することができる。
【0010】
請求項4に記載の発明によれば、タイトルデータは、曲名以外に、その楽曲が含まれるアルバム名、その楽曲を歌唱または演奏するアーティスト名を含むことができる。これにより、音楽を聴いた解答者は、曲名以外に、アルバム名、アーティスト名を当てるゲームを行うことができる。
【0011】
請求項5に記載の発明によれば、解答項目設定手段を有することから、解答者が解答する項目を設定することができる。これにより、例えば、アーティスト名のみを答えるように設定することもできるため、よりゲーム性が高められる。
【0012】
請求項6に記載の発明によれば、再生開始部指定手段によって、楽曲の再生を始める部分を決めることができる。曲の再生を始める部分は、例えば、曲の始まりからの時間を指定する。小節によって指定するようにしてもよい。これにより、曲の始まりの部分(イントロ部分)のみならず、曲の途中や終わりの部分を当てるようにすることもでき、よりゲーム性が高められる。
【0013】
請求項7に記載の発明によれば、再生時間設定手段によって楽曲を再生する時間を指定することができる。これにより、曲当てが得意なユーザは、例えば、再生時間を1秒として、曲当てに挑戦することができ、よりゲーム性が高められる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施例としての音楽再生機能を有した車両用ナビゲーションシステムの全体構成を示すブロック図である。本ナビゲーション装置100は、位置検出器1、データ入力器6、操作スイッチ群7、リモートコントロール(以下リモコンと称する)センサ11、音声案内などを行う音声出力装置15、外部メモリ9、表示装置10、音声入力マイク16、通信ユニット19、送受信機13、音楽データ記憶部21、これらの接続された制御回路8、リモコン端末12を備えている。
【0015】
現在位置検出手段としての位置検出器1は、周知の地磁気センサ2、ジャイロスコープ3、距離センサ4、および衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPSのためのGPS受信機5を有している。これらのセンサ等2,3,4,5は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては前述したうちの一部センサで構成してもよく、さらに、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
【0016】
データ入力器6は、CD−ROMやDVD等の記憶媒体を読取り可能なドライブ装置からなり、地図データを含むCD−ROM(あるいはDVD等)から地図データを、音楽データを含むCD−ROM(あるいはDVD等)から音楽データを読取り可能である。地図データを含むCD−ROM等には、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む各種データが記憶されている。
【0017】
さらにデータ入力器6として、メモリカード読取装置を備える。メモリカード読取装置で使用されるメモリカードは、例えば、メモリスティック(登録商標)、スマートメディア、SDメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)等である。
【0018】
地図データは、表示用となる所定の地図画像情報を記憶すると共に、リンク情報やノード情報等を含む道路網情報を記憶する。リンク情報は、各道路を構成する所定の区間情報であって、位置座標、距離、所要時間、道幅、車線数、制限速度等から構成される。また、ノード情報は、交差点(分岐路)等を規定する情報であって、位置座標、右左折車線数、接続先道路リンク等から構成される。
【0019】
操作スイッチ群7は、例えば表示装置10と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられる。タッチスイッチは、表示装置10の画面上に縦横に微細に配置された赤外線センサより構成されており、例えば指やタッチペンなどでその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が2次元座標値(X,Y)として検出される。これら操作スイッチ群7およびリモコン端末12によって、種々の指示を入力することが可能である。
【0020】
表示部としての表示装置10はカラー液晶表示器により構成されており、表示装置10の画面には位置検出器1から入力された車両現在位置マークと、情報センタ14から受信した情報、更に地図上に表示する誘導経路等付加データとを重ね合わせて表示すると共に、本画面に経路案内の設定および経路誘導中の案内や画面の切り換え操作を行うためのボタンが表示される。
【0021】
送信部、受信部としての送受信機13は、VICS(Vehicle Information and Communication System)等の情報センタ14から提供される情報を受信するための装置である。この送受信機13を介して外部から受け取った情報は、制御回路8において処理する。
【0022】
また、本車両用ナビゲーション装置100は、通信ユニット19を介して、携帯電話機17など移動体通信機器により、外部ネットワーク18との接続が可能で、インターネットに接続したり、専用の情報センタに接続することができる。
【0023】
さらに、外部メモリ9には、本ナビゲーション装置の動作に必要なデータが記憶される。なお、外部メモリ9は、車両のイグニッションスイッチがオフ状態になっても(即ち、ナビゲーション装置100がオフ状態)、記憶内容が保持される。
【0024】
音声入力マイク16は、ユーザの発話を電気信号に変換して出力する。その電気信号は、制御回路8に入力され、制御回路8にて発話内容が解析される。
【0025】
音楽データ記憶部21は、CDやメモリカード等から入力された楽曲データやタイトルデータなどの音楽データを保存するもので、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等によって構成される。
【0026】
制御部としての制御回路8は通常のコンピュータとして構成されており、図2のように周知のCPU81,ROM82,RAM83,I/O84およびこれらの構成を接続するバスライン85が備えられている。制御回路8は、経路案内手段、音楽再生手段、判定手段を構成する。
【0027】
CPU81は、ROM82およびRAM83に記憶されたプログラムおよびデータにより制御を行う。図2のように、ROM82にはオペレーティングシステム(以下、OSと称する)82sとOS82s上で動作するナビゲーションプログラム(以下、ナビプログラムと称する)82p、音楽制御プログラム82mが格納される。また、ナビプログラム82pは、OS82s上にてナビプログラム用ワークメモリ83wを作業領域とする形で、音楽制御プログラム82mは、音楽制御プログラム用ワークメモリ83mを作業領域とする形で作動する。さらに、RAM83には、OS82sのワークメモリ83sが形成される。
【0028】
このような構成を持つことにより、本ナビゲーション装置100は、制御回路8のCPU81によりナビプログラム82pが起動された後、運転者が操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12を操作して、表示装置10上に表示されるメニューから目的地経路を表示装置10に表示させるための経路案内処理を選択した場合、次のような処理を実施する。即ち、運転者が目的地を入力すると、GPS受信機5から得られる衛星のデータに基づき車両の現在地が求められ、情報センタ14から情報を受信し、表示装置10上に道路地図を表示し、運転者に適切な経路を案内する。上記の動作および以下の実施例は、ナビプログラム82pにより制御されている。
【0029】
この経路案内は、地図データ内のリンク情報、ノード情報を用いて公知のダイクストラ法によって行われる。具体的には、ノード間のリンクに対するリンク情報を用いて現在地から各ノードに至るまでの経路計算コストを算出し、目的地までの全てのコスト計算が終了した段階で、総コストが最小となるリンクを接続して目的地までの経路を設定している。つまり、例えば、出発地と目的地とを結ぶ経路を、距離又は所要時間が最小になるような組み合わせを取得することにより誘導経路が定まる。
【0030】
さらに、ユーザの操作によって音楽再生が指示されると、指示に従った処理が音楽制御プログラム82mによって行われる。
【0031】
まずナビゲーション装置への音楽の記録について図3を用いて説明する。S1で、音楽CDのアルバム名、アーティスト名、曲名が記憶されたCDデータベースをナビゲーション装置100の音楽データ記憶部21に記憶させる。ここで記憶させるCDデータベースは、例えば、図4に示すようにインターネット31を介して配信される。すなわち、インターネット31に接続されたサーバ32に記憶されたCDデータベースに、ユーザがユーザ側端末35より接続して、このデータをユーザ側端末35に保存することができる。ユーザは、所定の記憶媒体23を介して、このCDデータベースをナビゲーション装置100に記憶させることができる。記憶媒体23としては、例えば、メモリスティック(登録商標)、スマートメディア、SDメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード等を使用することができる。
【0032】
図3に戻って、S2では、ユーザが音楽CDをデータ入力器6にセットして、その楽曲データをデータ記憶部21に記憶させる。すなわち、音楽CDがデータ入力器6にセットされた状態で、ユーザが操作スイッチ群7を操作することにより、音楽CDの楽曲データが読み取られ、音楽データ記憶部21に記憶される。音楽CDの音楽データを記憶するにあたり、操作スイッチ群4を操作することにより、不要な曲を削除することも可能である。また、保存後に、任意の曲を削除することも可能である。また、音楽CDは、複数のものを順に保存することも可能である。
【0033】
そして、この楽曲データに適応する曲名等のタイトルデータがS1において記憶されていれば、新たに曲名等を入力する必要はなく(S3:NO)、保存作業は終了となる。一方、タイトルデータが記憶されていない場合には、タイトルデータを入力するため(S3:YES)S4へ進み、ユーザが操作スイッチ群7を操作することにより、タイトルデータを入力して保存することができる。このタイトルデータは、音楽データ記憶部21に記憶され、それぞれの曲に対する曲名等のタイトルデータは、後述するように、曲名あてゲームを行う場合のデータとして使用される。
【0034】
なお、音楽CDから楽曲データを保存した後に、CDデータベースを保存するようにしてもよい。また楽曲データは、CDに保存されているものに限られず、他の記憶媒体に保存されているものを読み込むようにしてもよい。またインターネットを介して楽曲データを受信して、記憶媒体23により、ナビゲーション装置100に保存するようにしてもよい。或いは、通信ユニット19により、ナビゲーション装置100が直接外部ネットワーク18へ接続し、楽曲データ等をダウンロードするようにしてもよい。
【0035】
図5に音楽データ記憶部21に保存される音楽データの概念図を示す。音楽データは、複数のアルバムデータにより構成される。各アルバムデータには、楽曲データと、タイトルデータが保存されている。楽曲データは、音楽CD等から保存され、このデータを再生することで音楽の演奏等を聴くことができる。タイトルデータは、そのアルバム名、アーティスト名、曲名等が保存されており、前述のようにインターネットを介して取得したCDデータベースが保存されたもの、またはユーザにより入力されたものである。このタイトルデータは、書き換え可能であり、ユーザは、操作スイッチ群7を操作することにより、所望のものに変換することもできる。また、アーティストの愛称(ニックネーム)等を合わせて保存することもできる。これにより、各曲が再生された場合に、曲名、アルバム名、アーティスト名等を表示することができる。また、後述するように、音楽あてゲームを行う際のデータとなる。
【0036】
図6にナビゲーション装置の表示画面の例を示す。表示装置10の表示画面には、地図情報に、位置検出器1から入力された車両現在位置マークと、情報センタ14から受信した情報、更に地図上に表示する誘導経路等付加データとが重ね合わせて表示されるとともに、本画面上に音楽再生を行うためのボタン41等が表示される。
【0037】
そして画面上の設定ボタン41を指等で押下することにより、音楽あて(音楽クイズ)の諸設定を行うことができる。図7〜9を用いて、諸設定について説明する。図7のS11で、設定画面により、音楽再生設定を行う。音楽再生設定画面の例を図8に示す。音楽再生設定画面において、曲の先頭からの時間、曲の再生時間、曲の再生速度を設定することができる。曲の先頭からの時間として指定された時間から曲が再生される。例えば、曲の先頭からの時間が20秒、再生時間が5秒と指定されれば、曲の先頭から20秒のところから5秒間再生される。また再生速度を、例えば、1.5倍とすれば、通常の1.5倍の速度で再生される。以上の設定により再生設定ファイルが音楽データ記憶部21に作成される。
【0038】
続いて図7のS12において、ユーザが当てる項目(解答項目)の設定を行う。図9にユーザの解答項目の設定画面の例を示す。曲名、アーティスト名、アルバム名をそれぞれ解答するかどうかを設定する。以上により、解答設定ファイルが音楽データ記憶部21に作成される。なおこの設定は、保存されるため、一度行えば、随時変更したい場合にのみ行えばよい。音楽再生処理が行われる際には、音楽データ記憶部21に記憶された再生設定ファイル、解答設定フィルは、音楽制御プログラム82mによって読み込まれ、設定された処理が行われる。
【0039】
音楽当てが行われる場合の処理について図10を用いて説明する。音楽当てのスタートスイッチが操作されると、S21において、ナビゲーション装置100は、音楽データ記憶部21の再生設定ファイルを読み出し、曲の先頭からの時間、音楽再生時間を取得する。次にS22において、ナビゲーション装置100は、データ記憶部21に記憶された音楽の中からランダムに曲を選択する。そしてS23において、ナビゲーション装置100は、ユーザが当てる項目の設定を設定ファイルより取得して、音声認識する項目を設定する。そしてS24において、図11に示すような案内をユーザに対して行い、S25において、選択された曲の先頭からの指定された時間より、指定時間分を指定速度にて再生する。
【0040】
ユーザは、案内に基づき、再生された音楽を聴いてその曲名、アーティスト名、アルバム名等を推定して発声する。ナビゲーション装置100は、曲名を当てるように設定されていれば(S26:YES)、音声認識により曲名を認識する(S27)。またアーティスト名を当てるように設定されていれば(S28:YES)、音声認識によりアーティスト名を認識する(S29)。また音楽データ記憶部21に、タイトルデータとしてアーティストの愛称(ニックネーム)が記憶されていれば、愛称を認識することもできる。さらにアルバム名を当てるように設定されていれば(S30:YES)、音声認識によりアルバム名を認識する(S31)。
【0041】
そしてナビゲーション装置100は、再生した曲の情報を図12に示すように画面に表示する(S32)。ナビゲーション装置100は、制御回路8により、認識したユーザ(解答者)の音声が、その楽曲についてのタイトルデータ(曲名、アーティスト名、アルバム名等)と比較して正しいかを判定し(S33)、正しければ、正しい旨を音声と画面表示にてユーザに知らせて(S34)、処理を終了する。ユーザが間違ったと判定した場合には、間違った旨を音声と画面表示にてユーザに知らせて(S35)、処理を終了する。
【0042】
なお、何曲再生してタイトルデータを当てるかを設定できるようにして、1曲終わったら、次の曲に進むようにしてもよい。その場合には、設定曲数のゲームが終われば、処理を終了する。
【0043】
以上のように、音楽再生機能付きのナビゲーション装置が音声認識手段や判定手段を有することにより、音楽を再生して、その曲名等をあてるゲームを行うことができる。これは、音声認識手段を有することから車両を運転していても行うことができる。さらに曲の再生を開始する部分や、再生時間を指定することができることより、よりゲーム性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施形態としての音楽再生機能つきナビゲーション装置を説明するためのブロック図。
【図2】制御回路を説明するためのブロック図。
【図3】音楽データの保存について説明するフローチャート。
【図4】インターネットを介したタイトルデータの入力について説明する図。
【図5】音楽データのデータ構造を概念的に説明する図。
【図6】ナビゲーション装置の表示例。
【図7】各種の設定について説明する図。
【図8】音楽再生設定画面の実施例。
【図9】解答項目設定画面の実施例。
【図10】曲当てゲームの処理を説明するフローチャート。
【図11】曲当てゲームの開始画面の実施例。
【図12】曲情報の表示の実施例。
【符号の説明】
【0045】
6 データ入力器
10 表示装置
23 記憶媒体
31 インターネット
16 音声入力マイク
21 音楽データ記憶部
100 ナビゲーション装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図情報が表示される電子地図上で車両の現在地を表示して目的地への車両の走行案内を行う車両用ナビゲーションシステムにおいて、
楽曲データとその楽曲データの曲名を含むタイトルデータとを有する音楽データを記憶する音楽記憶部と、
所定の設定に従って、前記楽曲データの楽曲を再生させる音楽再生手段と、
その再生された前記楽曲に関する前記タイトルデータに含まれる情報を、前記楽曲を聴いた解答者が推定して解答として発した音声を認識する音声認識手段と、
その音声認識手段によって認識された前記解答者の前記音声が、再生された前記楽曲の前記タイトルデータに含まれる情報に合致するかを判定する判定手段と、
その判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
を含むことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項2】
前記音楽データを入力するデータ入力手段を有する請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項3】
前記音楽データは、インターネット等の通信網を介して配信されるものであり、前記データ入力手段によって入力可能な請求項2に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項4】
前記タイトルデータは、前記楽曲データが含まれるアルバム名、それを歌唱または演奏するアーティスト名の少なくともいずれかを含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項5】
再生された前記楽曲を聴いた前記解答者がその楽曲について解答する項目を設定する解答項目設定手段を含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項6】
前記楽曲データの前記楽曲の再生を始める部分を指定する再生開始部設定手段を含む請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項7】
前記楽曲データの前記楽曲の再生する時間を指定する再生時間設定手段を含む請求項1ないし6のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項1】
地図情報が表示される電子地図上で車両の現在地を表示して目的地への車両の走行案内を行う車両用ナビゲーションシステムにおいて、
楽曲データとその楽曲データの曲名を含むタイトルデータとを有する音楽データを記憶する音楽記憶部と、
所定の設定に従って、前記楽曲データの楽曲を再生させる音楽再生手段と、
その再生された前記楽曲に関する前記タイトルデータに含まれる情報を、前記楽曲を聴いた解答者が推定して解答として発した音声を認識する音声認識手段と、
その音声認識手段によって認識された前記解答者の前記音声が、再生された前記楽曲の前記タイトルデータに含まれる情報に合致するかを判定する判定手段と、
その判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
を含むことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
【請求項2】
前記音楽データを入力するデータ入力手段を有する請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項3】
前記音楽データは、インターネット等の通信網を介して配信されるものであり、前記データ入力手段によって入力可能な請求項2に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項4】
前記タイトルデータは、前記楽曲データが含まれるアルバム名、それを歌唱または演奏するアーティスト名の少なくともいずれかを含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項5】
再生された前記楽曲を聴いた前記解答者がその楽曲について解答する項目を設定する解答項目設定手段を含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項6】
前記楽曲データの前記楽曲の再生を始める部分を指定する再生開始部設定手段を含む請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置。
【請求項7】
前記楽曲データの前記楽曲の再生する時間を指定する再生時間設定手段を含む請求項1ないし6のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2006−175024(P2006−175024A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−371423(P2004−371423)
【出願日】平成16年12月22日(2004.12.22)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年12月22日(2004.12.22)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】
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