転移性骨疾患の治療のためのトリプトファンヒドロキシラーゼ阻害剤
本発明は、トリプトファンヒドロキシラーゼ阻害剤と、これらを含む組成物と、転移性骨疾患の治療、管理及び/又は予防のためのこれらの使用方法とに関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
転移性骨疾患を治療する際の式:
【化1】
(式中、
Aは必要に応じて置換されたシクロアルキル、アリール、又は複素環であり、
Xは結合、−O−、−S−、−C(O)−、−C(R4)=、=C(R4)−、−C(R3R4)−、−C(R4)=C(R4)−、−C≡C−、−N(R5)−、−N(R5)C(O)N(R5)−、−C(R3R4)N(R5)−、−N(R5)C(R3R4)−、−ONC(R3)−、−C(R3)NO−、−C(R3R4)O−、−OC(R3R4)−、−S(O2)−、−S(O2)N(R5)−、−N(R5)S(O2)−、−C(R3R4)S(O2)−、又は−S(O2)C(R3R4)−であり、
Dは必要に応じて置換されたアリール又は複素環であり、
R1は水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール、アルキル−複素環、アリール若しくは複素環であり、
R2は水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール、アルキル−複素環、アリール若しくは複素環であり、
R3は水素、アルコキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、又は必要に応じて置換されたアルキルであり、
R4は水素、アルコキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、又は必要に応じて置換されたアルキル若しくはアリールであり、
各R5は独立して、水素、又は必要に応じて置換されたアルキル若しくはアリールであり、
nは0〜3である)
の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項2】
前記転移性骨疾患が骨硬化性(造骨性)である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記転移性骨疾患が前立腺がんの骨転移である、請求項2に記載の使用。
【請求項4】
前記化合物を治療的に又は予防的に有効な量の二次薬と併用する、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
前記二次薬が、黄体形成ホルモン放出ホルモン作動薬(例えばロイプロリド、ゴセレリン、ブセレリン)、抗アンドロゲン剤(例えばフルタミド、ニルタミド)、又は副腎阻害剤(例えばケトコナゾール、アミノグルテチミド)である、請求項4に記載の使用。
【請求項6】
前記二次薬が、ミトキサントロン、エストラムスチン、ドキソルビシン、エトポシド、ビンブラスチン、パクリタキセル、カルボプラチン、又はビノレルビンである、請求項5に記載の使用。
【請求項7】
前記化合物が、式:
【化2】
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項8】
前記化合物が、式:
【化3】
(式中、A1及びA2はそれぞれ独立して、必要に応じて置換された単環のシクロアルキル、アリール又は複素環であり、Eは必要に応じて置換されたアリール又は複素環である)
の化合物である、請求項7に記載の使用。
【請求項9】
前記化合物が、式:
【化4】
(式中、
A2は必要に応じて置換された複素環であり、
R10はハロゲン、水素、C(O)RA、ORA、NRBRC、S(O2)RA、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール若しくはアルキル−複素環であり、
各R14は独立して、ハロゲン、水素、C(O)RA、ORA、NRBRC、S(O2)RA、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール若しくはアルキル−複素環であり、
RAは水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール若しくはアルキル−複素環であり、
RBは水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール若しくはアルキル−複素環であり、
RCは水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール若しくはアルキル−複素環であり、
mは1〜4である)
の化合物である、請求項8に記載の使用。
【請求項10】
式:
【化5】
(式中、
Aは必要に応じて置換されたシクロアルキル、アリール、又は複素環であり、
Xは結合、−O−、−S−、−C(O)−、−C(R4)=、=C(R4)−、−C(R3R4)−、−C(R4)=C(R4)−、−C≡C−、−N(R5)−、−N(R5)C(O)N(R5)−、−C(R3R4)N(R5)−、−N(R5)C(R3R4)−、−ONC(R3)−、−C(R3)NO−、−C(R3R4)O−、−OC(R3R4)−、−S(O2)−、−S(O2)N(R5)−、−N(R5)S(O2)−、−C(R3R4)S(O2)−、又は−S(O2)C(R3R4)−であり、
Dは必要に応じて置換されたアリール又は複素環であり、
R1は水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール、アルキル−複素環、アリール若しくは複素環であり、
R2は水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール、アルキル−複素環、アリール若しくは複素環であり、
R3は水素、アルコキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、又は必要に応じて置換されたアルキルであり、
R4は水素、アルコキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、又は必要に応じて置換されたアルキル若しくはアリールであり、
各R5は独立して、水素、又は必要に応じて置換されたアルキル若しくはアリールであり、
nは0〜3である)
の化合物又はその薬学的に許容される塩と、
黄体形成ホルモン放出ホルモン作動薬(例えばロイプロリド、ゴセレリン、ブセレリン)、抗アンドロゲン剤(例えばフルタミド、ニルタミド)、又は副腎阻害剤(例えばケトコナゾール、アミノグルテチミド)である二次薬と、
を含む薬学的組成物。
【請求項11】
前記二次薬が、ミトキサントロン、エストラムスチン、ドキソルビシン、エトポシド、ビンブラスチン、パクリタキセル、カルボプラチン、又はビノレルビンである、請求項10に記載の薬学的組成物。
【請求項1】
転移性骨疾患を治療する際の式:
【化1】
(式中、
Aは必要に応じて置換されたシクロアルキル、アリール、又は複素環であり、
Xは結合、−O−、−S−、−C(O)−、−C(R4)=、=C(R4)−、−C(R3R4)−、−C(R4)=C(R4)−、−C≡C−、−N(R5)−、−N(R5)C(O)N(R5)−、−C(R3R4)N(R5)−、−N(R5)C(R3R4)−、−ONC(R3)−、−C(R3)NO−、−C(R3R4)O−、−OC(R3R4)−、−S(O2)−、−S(O2)N(R5)−、−N(R5)S(O2)−、−C(R3R4)S(O2)−、又は−S(O2)C(R3R4)−であり、
Dは必要に応じて置換されたアリール又は複素環であり、
R1は水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール、アルキル−複素環、アリール若しくは複素環であり、
R2は水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール、アルキル−複素環、アリール若しくは複素環であり、
R3は水素、アルコキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、又は必要に応じて置換されたアルキルであり、
R4は水素、アルコキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、又は必要に応じて置換されたアルキル若しくはアリールであり、
各R5は独立して、水素、又は必要に応じて置換されたアルキル若しくはアリールであり、
nは0〜3である)
の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項2】
前記転移性骨疾患が骨硬化性(造骨性)である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記転移性骨疾患が前立腺がんの骨転移である、請求項2に記載の使用。
【請求項4】
前記化合物を治療的に又は予防的に有効な量の二次薬と併用する、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
前記二次薬が、黄体形成ホルモン放出ホルモン作動薬(例えばロイプロリド、ゴセレリン、ブセレリン)、抗アンドロゲン剤(例えばフルタミド、ニルタミド)、又は副腎阻害剤(例えばケトコナゾール、アミノグルテチミド)である、請求項4に記載の使用。
【請求項6】
前記二次薬が、ミトキサントロン、エストラムスチン、ドキソルビシン、エトポシド、ビンブラスチン、パクリタキセル、カルボプラチン、又はビノレルビンである、請求項5に記載の使用。
【請求項7】
前記化合物が、式:
【化2】
の化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項8】
前記化合物が、式:
【化3】
(式中、A1及びA2はそれぞれ独立して、必要に応じて置換された単環のシクロアルキル、アリール又は複素環であり、Eは必要に応じて置換されたアリール又は複素環である)
の化合物である、請求項7に記載の使用。
【請求項9】
前記化合物が、式:
【化4】
(式中、
A2は必要に応じて置換された複素環であり、
R10はハロゲン、水素、C(O)RA、ORA、NRBRC、S(O2)RA、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール若しくはアルキル−複素環であり、
各R14は独立して、ハロゲン、水素、C(O)RA、ORA、NRBRC、S(O2)RA、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール若しくはアルキル−複素環であり、
RAは水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール若しくはアルキル−複素環であり、
RBは水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール若しくはアルキル−複素環であり、
RCは水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール若しくはアルキル−複素環であり、
mは1〜4である)
の化合物である、請求項8に記載の使用。
【請求項10】
式:
【化5】
(式中、
Aは必要に応じて置換されたシクロアルキル、アリール、又は複素環であり、
Xは結合、−O−、−S−、−C(O)−、−C(R4)=、=C(R4)−、−C(R3R4)−、−C(R4)=C(R4)−、−C≡C−、−N(R5)−、−N(R5)C(O)N(R5)−、−C(R3R4)N(R5)−、−N(R5)C(R3R4)−、−ONC(R3)−、−C(R3)NO−、−C(R3R4)O−、−OC(R3R4)−、−S(O2)−、−S(O2)N(R5)−、−N(R5)S(O2)−、−C(R3R4)S(O2)−、又は−S(O2)C(R3R4)−であり、
Dは必要に応じて置換されたアリール又は複素環であり、
R1は水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール、アルキル−複素環、アリール若しくは複素環であり、
R2は水素、又は必要に応じて置換されたアルキル、アルキル−アリール、アルキル−複素環、アリール若しくは複素環であり、
R3は水素、アルコキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、又は必要に応じて置換されたアルキルであり、
R4は水素、アルコキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、又は必要に応じて置換されたアルキル若しくはアリールであり、
各R5は独立して、水素、又は必要に応じて置換されたアルキル若しくはアリールであり、
nは0〜3である)
の化合物又はその薬学的に許容される塩と、
黄体形成ホルモン放出ホルモン作動薬(例えばロイプロリド、ゴセレリン、ブセレリン)、抗アンドロゲン剤(例えばフルタミド、ニルタミド)、又は副腎阻害剤(例えばケトコナゾール、アミノグルテチミド)である二次薬と、
を含む薬学的組成物。
【請求項11】
前記二次薬が、ミトキサントロン、エストラムスチン、ドキソルビシン、エトポシド、ビンブラスチン、パクリタキセル、カルボプラチン、又はビノレルビンである、請求項10に記載の薬学的組成物。
【公表番号】特表2013−519673(P2013−519673A)
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−552936(P2012−552936)
【出願日】平成23年2月9日(2011.2.9)
【国際出願番号】PCT/US2011/024141
【国際公開番号】WO2011/100285
【国際公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【出願人】(508192566)レクシコン ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (38)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年2月9日(2011.2.9)
【国際出願番号】PCT/US2011/024141
【国際公開番号】WO2011/100285
【国際公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【出願人】(508192566)レクシコン ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (38)
【Fターム(参考)】
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