説明

エンジンのパージ装置

【課題】エンジン停止後に排気管内に滞留しているガスの水分によって、排気管に設けられた部品(触媒等)が劣化することを防止できるエンジンのパージ装置を提供する。
【解決手段】エンジン2の停止後に、吸気シャッタ13を閉、排気シャッタ14を開とした状態で、乾燥空気導入手段4によって乾燥空気を排気管3の上流部分に導き、排気管3内に滞留しているガスを下流側に押し出し、排気管3内を乾燥空気でパージする。その後、吸気シャッタ13を閉じたまま、排気シャッタ14を閉じて、パージ状態を保持する。これにより、排気管3内に滞留しているガスの水分によって排気管3に設けられたタービン15や触媒16等の部品が劣化することを防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジン停止後にその排気管内に滞留しているガスを下流側に押し出して排気管内を乾燥空気でパージするエンジンのパージ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車用エンジンの運転中に燃焼により発生した水分や、エンジン停止中にエンジン及びその吸排気管等の内部に滞留する空気の水分により、エンジン停止後に、エンジンやその吸排気管の内部に結露が生じる場合がある。この場合、結露水により各部品に錆びや腐食が発生し、エンジンやその構成部品の機能が損なわれる可能性がある。
【0003】
殊に、ガソリンや軽油の他、水素やDME(ジメチルエーテル)のように燃焼による水分の発生量が多い物質を燃料とするエンジンにおいては、上述の結露が発生し易く、影響が大きい。また、EGR率が高い状態や理論混合比に等しい或いは近い状態で燃焼させる場合、EGR率が高いほど或いは理論混合比に近いほど上述の結露が発生し易く、影響が大きい。また、水素やDMEのような、燃焼に伴うススの発生が極めて少ない物質を燃料とするエンジンにおいては、ススの付着による排気系部品の保護が出来ないため、更に厳しい条件となる。
【0004】
なお、エンジンのパージ制御装置として、特許文献1、2等に記載されたものが知られているが、これらは、燃料タンクで発生した蒸発ガスをエンジンの吸気系に供給するものであり、本願発明とは直接の関係は無い。
【0005】
【特許文献1】特開2006−328968号公報
【特許文献2】特開2001−140707号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、エンジン停止後にその排気管内に滞留しているガスの水分によって、排気管に設けられた部品(タービン、触媒等)が劣化することを防止できるエンジンのパージ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、エンジン停止後にその排気管内に滞留しているガスを下流側に押し出すため、乾燥空気を外部から上記排気管の上流部分に導く乾燥空気導入手段と、上記排気管に設けられた触媒の下流の排気管内を開閉する排気シャッタと、上記エンジンの吸気管内を開閉する吸気シャッタと、該吸気シャッタ、上記排気シャッタ及び上記乾燥空気導入手段を制御する制御部とを備え、該制御部は、エンジン停止後に上記乾燥空気導入手段により乾燥空気を上記排気管の上流部分に導くことで上記排気管内のガスを下流側に押し出すときには、上記吸気シャッタを閉、上記排気シャッタを開とし、上記排気管内が乾燥空気でパージされた後に、上記吸気シャッタを閉じたまま、上記排気シャッタを閉じるものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、上記乾燥気導入手段は、上記排気管と上記吸気管とを連通するEGR通路と、上記吸気管の側部に接続され乾燥空気を上記吸気管内に導入する導入通路とを有し、上記吸気シャッタは、上記導入通路と上記吸気管との接続部、上記EGR通路と上記吸気管との接続部よりも上流側に配設された第1吸気シャッタと、下流側に配設された第2吸気シャッタとを有し、上記制御部は、エンジン停止後に乾燥空気を上記排気管の上流部分に導くときには、上記第1及び第2吸気シャッタを閉、上記排気シャッタを開とした状態で、上記導入通路から上記吸気管内に乾燥空気を導入し、上記排気管内が乾燥空気でパージされた後に、上記第1及び第2吸気シャッタを閉じたまま、上記排気シャッタを閉じるものである。
【0009】
請求項3に係る発明は、上記触媒の下流側の排気管に、その排気管内のガスの温度又は湿度を検出するセンサを設け、上記制御部は、上記センサが所定温度以下又は所定湿度以下を検出したとき、上記排気管内が乾燥空気でパージされたと判定するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るエンジンのパージ装置によれば、エンジン停止後にその排気管内に滞留しているガスを下流側に押し出して排気管内を乾燥空気でパージした状態にできるので、排気管内に滞留しているガスの水分によって排気管に設けられたタービンや触媒等の部品が劣化することを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の好適実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、本実施形態に係るエンジンのパージ装置の説明図である。
【0013】
このパージ装置1は、自動車用エンジン2の停止後にその排気管3内に滞留しているガスを下流側に押し出すため、乾燥空気を外部から排気管3の上流部分に導く乾燥空気導入手段4を有する。乾燥空気導入手段4は、本実施形態では、排気管3の排気マニホールドと吸気管5の吸気マニホールドとを連通するEGR通路6と、吸気管5の側部にEGR通路6に対向するようにして接続され乾燥空気を吸気管5内に導入する導入通路7とを有する。
【0014】
EGR通路6には、排気管3から吸気管5に還流されるEGRガス(排気ガス)を冷却するEGRクーラー8と、EGR通路6を開閉するEGRバルブ9とが設けられている。導入通路7には、導入通路7内を開閉する制御バルブ10が設けられ、制御バルブ10の上流側には、そこを通過する空気を電気ヒータで加熱する等して乾燥させるドライヤー11が接続され、ドライヤー11の上流側には、図示しないエアクリーナーを通過した外部の空気をドライヤー11に圧送するエアーポンプ12が接続されている。
【0015】
また、パージ装置1は、エンジン2の吸気管5内を開閉する吸気シャッタ13を有する。吸気シャッタ13は、導入通路7と吸気管5との接続部、EGR通路6と吸気管5との接続部よりも上流側に配設された第1吸気シャッタ13aと、下流側に配設された第2吸気シャッタ13bとを有する。
【0016】
また、パージ装置1は、エンジン2の排気管3内を開閉する排気シャッタ14を有する。排気シャッタ14は、排気管3に設けられたタービン15及び触媒(後処理装置)16の下流側に配設されている。タービン15は、吸気管5に配設されたコンプレッサ17に連結されており、吸気管5には、インタークーラー18が設けられている。
【0017】
また、パージ装置1は、第1吸気シャッタ13a、第2吸気シャッタ13b、排気シャッタ14及び乾燥空気導入手段4を制御する制御部(ECU)19を有する。すなわち、第1吸気シャッタ13aを開閉する駆動部、第2吸気シャッタ13bの駆動部、排気シャッタ14の駆動部、制御バルブ10の駆動部、EGRバルブ9の駆動部は、夫々、制御部19に接続されており、個々に開閉制御される。また、ドライヤー11、エアーポンプ12も、制御部19に接続されており、その作動・非作動の制御がなされる。
【0018】
制御部19は、エンジン2の停止後に、乾燥空気導入手段4により乾燥空気を排気管3の上流部分に導くことで排気管3内のガスを下流側に押し出すときには、第1及び第2吸気シャッタ13a、13bを閉、排気シャッタ14を開とし、制御バルブ10及びEGRバルブ9を開とした状態で、ドライヤー11及びエアーポンプ12を作動させる。そして、排気管3内が乾燥空気でパージされた後に、第1及び第2吸気シャッタ13a、13bを閉じたまま、排気シャッタ14を閉じ、制御バルブ10及びEGRバルブ9を閉じ、乾燥空気の漏れを防止する。
【0019】
排気管3内のガスが乾燥空気によって触媒16よりも下流側に押し出されて排気管3内が乾燥空気でパージされたか否かは、触媒16の下流側の排気管3内のガスの温度又は湿度を検出するセンサ20の検出値によって判断する。すなわち、触媒16の下流側の排気管3には、その排気管3内のガスの温度又は湿度を検出するセンサ20が設けられており、センサ20は制御部19に接続されている。そして、制御部19は、エンジン2の停止後、センサ20が所定温度以下又は所定湿度以下を検出したとき、排気管3内が乾燥空気でパージされたと判定する。
【0020】
本実施形態の作用を述べる。
【0021】
エンジン2が停止されると、制御部19は、第1及び第2吸気シャッタ13a、13bを閉じ、排気シャッタ14を開いた状態で、制御バルブ10及びEGRバルブ9を開き、ドライヤー11及びエアーポンプ12を作動させる。すると、エアーポンプ12から排出されてドライヤー11で乾燥された乾燥空気が、導入通路7、吸気管5、EGR通路6及びEGRクーラー8を通って排気管3の上流部分に導かれ、排気管3、タービン15及び触媒16を通って排気管3の出口から排出される。
【0022】
このパージ制御により、エンジン2の停止時に、第1吸気シャッタ13aと第2吸気シャッタ13bとの間の吸気管5、EGR管6、EGRクーラー8及び排気管3内に滞留していたガス(水分を含んでいる可能性がある)が、上記乾燥空気によって排気管3の下流側に押し出され、第1吸気シャッタ13aと第2吸気シャッタ13bとの間の吸気管5、EGR管6、EGRクーラー8及び排気管3の内部が、乾燥空気に置換されパージされていく。また、排気弁22がリフトしている気筒では、そのシリンダのピストン上方の空間も乾燥空気でパージされる。
【0023】
センサ20が触媒16の下流側の排気管3内のガスの温度又は湿度が所定温度以下又は所定湿度以下となったことを検出すると、制御部19は、上記パージが完了したと判断し、ドライヤー11及びエアーポンプ12を停止し、第1吸気シャッタ13a及び第2吸気シャッタ13bを閉じた状態のまま、制御バルブ10及びEGRバルブ9を閉じ、排気シャッタ14を閉じる。
【0024】
かかるパージ保持制御により、第1吸気シャッタ13aと第2吸気シャッタ13bとの間の吸気管5、EGR管6、EGRクーラー8及び排気シャッタ14よりも上流側の排気管3の内部が、乾燥空気でパージされた状態に保持され、乾燥空気の漏れが防止される。また、エンジン2の所定気筒(排気弁22がリフトしている気筒)のシリンダの内部も乾燥空気でパージされた状態に保持される。
【0025】
この結果、EGRバルブ9、EGRクーラー8、タービン15、触媒16、所定気筒のシリンダにおける結露の発生を防止でき、結露水に起因する錆びや腐食による各部品の動作不良や性能劣化を抑えることができる。また、各部品毎に機能・性能劣化対策を行うより低コストとなる。
【0026】
その後、エンジン2を始動するときには、制御バルブ10を閉じたまま、第1吸気シャッタ13a、第2吸気シャッタ13b及び排気シャッタ14を開く。EGRバルブ9は、開いても閉じてもよいが、通常、エンジン始動時のEGR率に見合った開度に開かれる。
【0027】
なお、導入通路7から乾燥空気を吸気管5に導入するパージ制御を実行するとき、第2吸気シャッタ13bを開いておいてもよい。エンジン2の吸気弁21及び排気弁22は、仮にそれらがリフトしている状態であっても、吸気管5からエンジン2を通過して排気管3に至る流路の抵抗となるため、第1吸気シャッタ13aを閉じていれば、導入通路7から吸気管5に導入された乾燥空気は殆どがEGR通路6に向かい、EGR通路6及びEGRクーラー8内のガスが排気管3に押し出され、EGR通路6及びEGRクーラー8内が乾燥空気でパージされるからである。
【0028】
また、このようにパージ制御のとき第2吸気シャッタ13bを開いておけば、吸気弁21がリフトしている気筒においても、そのシリンダのピストン上方の空間が乾燥空気でパージされることにもなる。
【0029】
よって、第2吸気シャッタ13bは、省略可能である。
【0030】
また、パージ保持制御のとき、EGRバルブ9は開いておいてもよい。第1吸気シャッタ13a、第2吸気シャッタ13b、制御バルブ10及び排気シャッタ14を閉じておけば、乾燥空気の漏れを防止できるからである。但し、EGRバルブ9を閉じることで、より万全に漏れを防止できる。
【0031】
図2は、別の実施形態に係るエンジンのパージ装置を示す説明図である。
【0032】
この実施形態に係るパージ装置1aは、前実施形態と共通の部品を有しており、共通の部品には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0033】
このパージ装置1aは、自動車用のエンジン2の停止後にその排気管3内に滞留しているガスを下流側に押し出すため、乾燥空気を外部から排気管3の上流部分に導く乾燥空気導入手段4aと、排気管3に設けられた触媒(後処理装置)16の下流の排気管3内を開閉する排気シャッタ14と、エンジン2の吸気管5内を開閉する吸気シャッタ13と、吸気シャッタ13、排気シャッタ14及び乾燥空気導入手段4aを制御する制御部19とを備えている。
【0034】
乾燥空気導入手段4aは、排気管3の排気マニホールドに接続された導入通路7、導入通路7に設けられた制御バルブ9、その上流側に設けられたドライヤー11、その上流側に設けられたエアーポンプ12を有する。
【0035】
排気シャッタ14は、排気管3に設けられたタービン15及び触媒16の下流側に配設されている。
【0036】
制御部19は、エンジン2の停止後に乾燥空気導入手段4aにより乾燥空気を排気管3の上流部分に導くことで排気管3内のガスを下流側に押し出すときには、吸気シャッタ13を閉、排気シャッタ14を開とし、排気管3内が乾燥空気でパージされた後に、吸気シャッタ13を閉じたまま、排気シャッタ14を閉じるものである。
【0037】
触媒16の下流側の排気管3には、その排気管3内のガスの温度又は湿度を検出するセンサ20が設けられている。エンジン2の停止後、センサ20が所定温度以下又は所定湿度以下を検出したとき、制御部19は、排気管3内が乾燥空気でパージされたと判定する。
【0038】
本実施形態の作用述べる。
【0039】
エンジン2が停止されると、制御部19は、吸気シャッタ13を閉じ、排気シャッタ14を開いた状態で、制御バルブ9を開き、ドライヤー11及びエアーポンプ12を作動させる。すると、乾燥空気が、導入通路7から排気管3の上流部分に導かれ、排気管3、タービン15及び触媒16を通って排気管3の出口から排出される。
【0040】
このパージ制御により、エンジン2の停止時に、排気管3内に滞留していたガス(水分を含んでいる可能性がある)が、上記乾燥空気によって排気管3の下流側に押し出され、排気管3の内部が、乾燥空気に置換されパージされていく。また、排気弁22がリフトしている気筒では、そのシリンダのピストン上方の空間も乾燥空気でパージされる。
【0041】
センサ20が触媒16の下流側の排気管3内のガスが所定温度以下又は所定湿度以下となったことを検出すると、制御部19は、上記パージが完了したと判断し、ドライヤー11及びエアーポンプ12を停止し、吸気シャッタ13を閉じた状態のまま、制御バルブ9を閉じ、排気シャッタ14を閉じる。
【0042】
かかるパージ保持制御により、吸気シャッタ13よりも下流側の吸気管5、排気シャッタ14よりも上流側の排気管3の内部が、乾燥空気でパージされた状態に保持され、乾燥空気の漏れが防止される。また、排気弁22がリフトしている気筒では、そのシリンダのピストン上方の空間も乾燥空気でパージされる。
【0043】
この結果、タービン15、触媒16、排気弁22がリフトしているシリンダにおける結露の発生を防止でき、結露水に起因する錆びや腐食による各部品の動作不良や性能劣化を抑えることができる。また、各部品毎に機能・性能劣化対策を行うより低コストとなる。
【0044】
なお、上述の各実施形態において、タービン15、コンプレッサ17、インタークーラー18は省略できる。また、センサ20を廃止し、パージ制御を所定時間行った後にパージ保持制御に移行するタイマ制御としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施形態に係るエンジンのパージ装置の説明図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係るエンジンのパージ装置の説明図である。
【符号の説明】
【0046】
1 パージ装置
1a パージ装置
2 エンジン
3 排気管
4 乾燥空気導入手段
4a 乾燥空気導入手段
5 吸気管
6 EGR通路
7 導入通路
8 EGRクーラー
11 ドライヤー
12 エアーポンプ
13 吸気シャッタ
13a 第1吸気シャッタ
13b 第2吸気シャッタ
14 排気シャッタ
16 触媒
18 インタークーラー
19 制御部
20 センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジン停止後にその排気管内に滞留しているガスを下流側に押し出すため、乾燥空気を外部から上記排気管の上流部分に導く乾燥空気導入手段と、上記排気管に設けられた触媒の下流の排気管内を開閉する排気シャッタと、上記エンジンの吸気管内を開閉する吸気シャッタと、該吸気シャッタ、上記排気シャッタ及び上記乾燥空気導入手段を制御する制御部とを備え、
該制御部は、エンジン停止後に上記乾燥空気導入手段により乾燥空気を上記排気管の上流部分に導くことで上記排気管内のガスを下流側に押し出すときには、上記吸気シャッタを閉、上記排気シャッタを開とし、上記排気管内が乾燥空気でパージされた後に、上記吸気シャッタを閉じたまま、上記排気シャッタを閉じるものであることを特徴とするエンジンのパージ装置。
【請求項2】
上記乾燥気導入手段は、上記排気管と上記吸気管とを連通するEGR通路と、上記吸気管の側部に接続され乾燥空気を上記吸気管内に導入する導入通路とを有し、
上記吸気シャッタは、上記導入通路と上記吸気管との接続部、上記EGR通路と上記吸気管との接続部よりも上流側に配設された第1吸気シャッタと、下流側に配設された第2吸気シャッタとを有し、
上記制御部は、エンジン停止後に乾燥空気を上記排気管の上流部分に導くときには、上記第1及び第2吸気シャッタを閉、上記排気シャッタを開とした状態で、上記導入通路から上記吸気管内に乾燥空気を導入し、上記排気管内が乾燥空気でパージされた後に、上記第1及び第2吸気シャッタを閉じたまま、上記排気シャッタを閉じるものである
請求項1に記載のエンジンのパージ装置。
【請求項3】
上記触媒の下流側の排気管に、その排気管内のガスの温度又は湿度を検出するセンサを設け、
上記制御部は、上記センサが所定温度以下又は所定湿度以下を検出したとき、上記排気管内が乾燥空気でパージされたと判定するものである
請求項1又は2に記載のエンジンのパージ装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−156229(P2010−156229A)
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−334080(P2008−334080)
【出願日】平成20年12月26日(2008.12.26)
【出願人】(000000170)いすゞ自動車株式会社 (1,721)
【Fターム(参考)】