説明

セリン−トレオニンタンパク質キナーゼおよびPARP調節因子

本発明は、部分的には、細胞増殖の阻害、タンパク質キナーゼ活性の調節およびポリメラーゼ活性の調節を含むが、それらに限定されるわけではない、特定の生物活性を有する分子に関する。本発明の分子はカゼインキナーゼ(CK)活性および/またはポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)活性を調節することができる。本発明は、部分的には、そのような分子の使用法にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I、II、IIIまたはIVの構造を有する化合物、ならびにその薬学的に許容される塩、エステルおよび互変異性体:

式中、
Z1、Z2、Z3、およびZ4はそれぞれNまたはCR3であり;
Z5、Z6、Z7、およびZ8はそれぞれNまたはCR6であり;
Z1〜Z4の0、1または2つはNであり、かつZ5〜Z8の0、1または2つはNであり;
各R3および各R6は独立にHまたは置換されていてもよいC1〜C8アルキル、C2〜C8ヘテロアルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8ヘテロアルケニル、C2〜C8アルキニル、C2〜C8ヘテロアルキニル、C1〜C8アシル、C2〜C8ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C12ヘテロアリール、C7〜C12アリールアルキル、もしくはC6〜C12ヘテロアリールアルキル基であるか、
または各R3および各R6は独立にハロ、OR、NR2、NROR、NRNR2、SR、SOR、SO2R、SO2NR2、NRSO2R、NRCONR2、NRCOOR、NRCOR、CN、COOR、CONR2、OOCR、COR、極性置換基、カルボキシの生物学的等価体(bioisostere)、COOHもしくはNO2であり、
ここでRはそれぞれ独立にHまたはC1〜C8アルキル、C2〜C8ヘテロアルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8ヘテロアルケニル、C2〜C8アルキニル、C2〜C8ヘテロアルキニル、C1〜C8アシル、C2〜C8ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C10ヘテロアリール、C7〜C12アリールアルキル、もしくはC6〜C12ヘテロアリールアルキルであり、
かつここで同じ原子上または隣接原子上の2つのRは連結されて、1つまたは複数のN、OまたはSを含んでもよい3〜8員環を形成することができ;
かつ各R基、および2つのR基を一緒に連結することにより形成される各環は、ハロ、=O、=N-CN、=N-OR'、=NR'、OR'、NR'2、SR'、SO2R'、SO2NR'2、NR'SO2R'、NR'CONR'2、NR'COOR'、NR'COR'、CN、COOR'、CONR'2、OOCR'、COR'、およびNO2から選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR'はそれぞれ独立にH、C1〜C6アルキル、C2〜C6ヘテロアルキル、C1〜C6アシル、C2〜C6ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C10ヘテロアリール、C7〜12アリールアルキル、またはC6〜12ヘテロアリールアルキルであり、これらはそれぞれハロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヘテロアルキル、C1〜C6アシル、C1〜C6ヘテロアシル、ヒドロキシ、アミノ、および=Oから選択される1つまたは複数の基で置換されていてもよく;
かつここで2つのR'は連結されて、N、OおよびSから選択される3つまでのヘテロ原子を含んでもよい3〜7員環を形成することができ;
R4はHまたはC1〜C6アルキル、C2〜C6ヘテロアルキル、およびC1〜C6アシルからなる群より選択される置換されていてもよいメンバーであり;
R5はそれぞれ独立にHまたはC1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C2〜10ヘテロアルキル、C3〜8炭素環、および追加の置換されていてもよい炭素環もしくは複素環に縮合していてもよいC3〜8複素環からなる群より選択される置換されていてもよいメンバーであるか;またはR5は置換されていてもよいC3〜8炭素環もしくはC3〜8複素環で置換されているC1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、もしくはC2〜10ヘテロアルキルであり;かつ
各-NR4R5において、R4およびR5はNと一緒になって、置換されていてもよい3〜8員環を形成してもよく、この環は環構成員としてN、OおよびSから選択される追加のヘテロ原子を任意に含んでいてもよく;
ただし、式(I)の-NR4R5が-NHΦであり、ここでΦが置換されていてもよいフェニルであるとき、
Z5〜Z8のすべてがCHであるか、またはZ5〜Z8の1つがNである場合、Z1〜Z4の少なくとも1つはCR3であり、かつ少なくとも1つのR3は非水素置換基でなくてはならず;または
R3がそれぞれHである場合、Φは置換されていなければならず;または
Z5〜Z8のすべてがCHであるか、またはZ5〜Z8の1つがNである場合、Z2はC-OR''ではなく、かつZ3はNH2、NO2、NHC(=O)R''またはNHC(=O)-OR''ではなく、ここでR''はC1〜C4アルキルである。
【請求項2】
少なくとも1つのR3またはR6が極性置換基であり、該極性置換基がカルボン酸、カルボン酸の塩、エステル、カルボキサミド、テトラゾールまたはカルボキシの生物学的等価体である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
少なくとも1つのR3が極性置換基である、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
Z1〜Z4を含む環が下記の構造の一つから選択される、請求項1記載の化合物:

式中、R3Pは極性置換基であり、かつR3A、R3B、R3CおよびR3Dはそれぞれ独立にR3置換基から選択される。
【請求項5】
R3A、R3CおよびR3DがそれぞれHであり、かつR3Bが極性置換基である、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
Z1〜Z4およびZ5〜Z8の少なくとも1つが窒素原子である、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
R4がHである、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
R5が置換されていてもよい3〜8員環である、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
R5が置換されていてもよい3〜8員環で置換されているC1〜10アルキル基である、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
R5が置換されていてもよい6員炭素環または複素環である、請求項1記載の化合物。
【請求項11】
R5が置換されていてもよいフェニル環である、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
式Iの構造を有し、R4がHまたはCH3であり、かつR5が1つまたは複数のハロゲンまたはアセチレン置換基で置換されているフェニルである、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
1つまたは複数のハロゲンまたはアセチレン置換基がフェニル環上の3位、4位もしくは5位、またはその組み合わせに存在する、請求項12記載の化合物。
【請求項14】
R5が、置換されていてもよいフェニル、ピリジルもしくはモルホリノ環置換基で置換されているか、または-NR4R5で置換されているC1〜3アルキルである、請求項1記載の化合物。
【請求項15】
R6置換基が-NR4R5置換基である、請求項1記載の化合物。
【請求項16】
R6置換基が-NH-(C1〜C6アルキル)または-NH-(C3〜C8シクロアルキル)部分である、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
式V、VI、VIIまたはVIIIの構造を有する化合物、ならびにその薬学的に許容される塩、エステルおよび互変異性体:

式中、
Z1、Z2、Z3、およびZ4はそれぞれ独立にNまたはCR3であり、かつZ1、Z2、Z3、およびZ4の0、1または2つはNであり;
R3、R6AおよびR6Bはそれぞれ独立にHまたは置換されていてもよいC1〜C8アルキル、C2〜C8ヘテロアルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8ヘテロアルケニル、C2〜C8アルキニル、C2〜C8ヘテロアルキニル、C1〜C8アシル、C2〜C8ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C12ヘテロアリール、C7〜C12アリールアルキル、もしくはC6〜C12ヘテロアリールアルキル基であるか、
またはR3、R6AおよびR6Bはそれぞれ独立にハロ、OR、NR2、NROR、NRNR2、SR、SOR、SO2R、SO2NR2、NRSO2R、NRCONR2、NRCOOR、NRCOR、CN、COOR、極性置換基、カルボキシの生物学的等価体、CONR2、OOCR、COR、もしくはNO2であり、
ここでRはそれぞれ独立にHまたはC1〜C8アルキル、C2〜C8ヘテロアルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8ヘテロアルケニル、C2〜C8アルキニル、C2〜C8ヘテロアルキニル、C1〜C8アシル、C2〜C8ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C10ヘテロアリール、C7〜C12アリールアルキル、もしくはC6〜C12ヘテロアリールアルキルであり、
かつここで同じ原子上または隣接原子上の2つのRは連結されて、1つまたは複数のN、OまたはSを含んでもよい3〜8員環を形成することができ;
かつ各R基、および2つのR基を一緒に連結することにより形成される各環は、ハロ、=O、=N-CN、=N-OR'、=NR'、OR'、NR'2、SR'、SO2R'、SO2NR'2、NR'SO2R'、NR'CONR'2、NR'COOR'、NR'COR'、CN、COOR'、CONR'2、OOCR'、COR'、およびNO2から選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR'はそれぞれ独立にH、C1〜C6アルキル、C2〜C6ヘテロアルキル、C1〜C6アシル、C2〜C6ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C10ヘテロアリール、C7〜12アリールアルキル、またはC6〜12ヘテロアリールアルキルであり、これらはそれぞれハロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヘテロアルキル、C1〜C6アシル、C1〜C6ヘテロアシル、ヒドロキシ、アミノ、および=Oから選択される1つまたは複数の基で置換されていてもよく;
かつここで2つのR'は連結されて、N、OおよびSから選択される3つまでのヘテロ原子を含んでもよい3〜7員環を形成することができ、
R4はHまたはC1〜C6アルキル、C2〜C6ヘテロアルキル、およびC1〜C6アシルからなる群より選択される置換されていてもよいメンバーであり;
R5はそれぞれ独立にHまたはC1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C2〜10ヘテロアルキル、C3〜8炭素環、および追加の置換されていてもよい炭素環もしくは複素環に縮合していてもよいC3〜8複素環からなる群より選択される置換されていてもよいメンバーであるか;またはR5は置換されていてもよいC3〜8炭素環もしくはC3〜8複素環で置換されているC1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、もしくはC2〜10ヘテロアルキルであり;かつ
各-NR4R5において、R4およびR5はNと一緒になって、置換されていてもよい3〜8員環を形成してもよく、この環は環構成員としてN、OおよびSから選択される追加のヘテロ原子を任意に含んでいてもよく;
ただし、式IVのR5がフェニル、置換フェニル、-CH(CH3)-(CH2)3-NEt2、-(CH2)3-ピペラジン-(CH2)3-NH2、シクロヘキサンまたはブチルであるとき、存在する1つまたは複数のR3は非水素部分である。
【請求項18】
少なくとも1つのR3またはR6AもしくはR6Bが極性置換基であり、該極性置換基がカルボン酸、カルボン酸の塩、エステル、カルボキサミド、テトラゾールまたはカルボキシの生物学的等価体である、請求項17記載の化合物。
【請求項19】
少なくとも1つのR3が極性置換基である、請求項17記載の化合物。
【請求項20】
Z1〜Z4を含む環が下記の構造の一つから選択される、請求項17記載の化合物:

式中、R3Pは極性置換基であり、かつR3A、R3B、R3CおよびR3Dはそれぞれ独立にR3置換基から選択される。
【請求項21】
R3A、R3CおよびR3DがそれぞれHであり、かつR3Bが極性置換基である、請求項20記載の化合物。
【請求項22】
Z1〜Z4の少なくとも1つがNである、請求項17記載の化合物。
【請求項23】
R5が置換されていてもよい3〜8員環である、請求項17記載の化合物。
【請求項24】
R5が置換されていてもよい3〜8員環で置換されているC1〜10アルキル基である、請求項17記載の化合物。
【請求項25】
R5が置換されていてもよい6員炭素環または複素環である、請求項17記載の化合物。
【請求項26】
R5が置換されていてもよいフェニル環である、請求項25記載の化合物。
【請求項27】
式Vの構造を有し、R4がHまたはCH3であり、かつR5が1つまたは複数のハロゲンまたはアセチレン置換基で置換されているフェニルである、請求項26記載の化合物。
【請求項28】
1つまたは複数のハロゲンまたはアセチレン置換基がフェニル環上の3位、4位もしくは5位、またはその組み合わせに存在する、請求項27記載の化合物。
【請求項29】
R5が、置換されていてもよいフェニル、ピリジルもしくはモルホリノ環置換基で置換されているか、または-NR4R5で置換されているC1〜3アルキルである、請求項17記載の化合物。
【請求項30】
R6置換基が-NR4R5置換基である、請求項17記載の化合物。
【請求項31】
R6置換基が-NH-(C1〜C6アルキル)または-NH-(C3〜C8シクロアルキル)部分である、請求項30記載の化合物。
【請求項32】
式IX、X、XIまたはXIIの構造を有する化合物、ならびにその薬学的に許容される塩、エステルおよび互変異性体:

式中、
Z1、Z2、Z3、およびZ4はそれぞれNまたはCR3であり、かつZ1、Z2、Z3、およびZ4の0、1または2つはNであり;
R3およびR6はそれぞれ独立にHまたは置換されていてもよいC1〜C8アルキル、C2〜C8ヘテロアルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8ヘテロアルケニル、C2〜C8アルキニル、C2〜C8ヘテロアルキニル、C1〜C8アシル、C2〜C8ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C12ヘテロアリール、C7〜C12アリールアルキル、もしくはC6〜C12ヘテロアリールアルキル基であるか、
またはR3およびR6はそれぞれハロ、OR、NR2、NROR、NRNR2、SR、SOR、SO2R、SO2NR2、NRSO2R、NRCONR2、NRCOOR、NRCOR、CN、COOR、極性置換基、カルボキシの生物学的等価体、CONR2、OOCR、COR、もしくはNO2でありえ、
ここでRはそれぞれ独立にHまたはC1〜C8アルキル、C2〜C8ヘテロアルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8ヘテロアルケニル、C2〜C8アルキニル、C2〜C8ヘテロアルキニル、C1〜C8アシル、C2〜C8ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C10ヘテロアリール、C7〜C12アリールアルキル、もしくはC6〜C12ヘテロアリールアルキルであり、
かつここで同じ原子上または隣接原子上の2つのRは連結されて、1つまたは複数のN、OまたはSを含んでもよい3〜8員環を形成することができ;
かつ各R基、および2つのR基を一緒に連結することにより形成される各環は、ハロ、=O、=N-CN、=N-OR'、=NR'、OR'、NR'2、SR'、SO2R'、SO2NR'2、NR'SO2R'、NR'CONR'2、NR'COOR'、NR'COR'、CN、COOR'、CONR'2、OOCR'、COR'、およびNO2から選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR'はそれぞれ独立にH、C1〜C6アルキル、C2〜C6ヘテロアルキル、C1〜C6アシル、C2〜C6ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C10ヘテロアリール、C7〜12アリールアルキル、またはC6〜12ヘテロアリールアルキルであり、これらはそれぞれハロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヘテロアルキル、C1〜C6アシル、C1〜C6ヘテロアシル、ヒドロキシ、アミノ、および=Oから選択される1つまたは複数の基で置換されていてもよく;
かつここで2つのR'は連結されて、N、OおよびSから選択される3つまでのヘテロ原子を含んでもよい3〜7員環を形成することができ;
R4はHまたはC1〜C6アルキル、C2〜C6ヘテロアルキル、およびC1〜C6アシルからなる群より選択される置換されていてもよいメンバーであり;
R5はそれぞれ独立にHまたはC1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C2〜10ヘテロアルキル、C3〜8炭素環、および追加の置換されていてもよい炭素環もしくは複素環に縮合していてもよいC3〜8複素環からなる群より選択される置換されていてもよいメンバーであるか;またはR5は置換されていてもよいC3〜8炭素環もしくはC3〜8複素環で置換されているC1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、もしくはC2〜10ヘテロアルキルであり;かつ
各-NR4R5において、R4およびR5はNと一緒になって、置換されていてもよい3〜8員環を形成してもよく、この環は環構成員としてN、OおよびSから選択される追加のヘテロ原子を任意に含んでいてもよい。
【請求項33】
少なくとも1つのR3またはR6が極性置換基を含み、該極性置換基がカルボン酸、カルボン酸の塩、エステル、カルボキサミド、テトラゾールまたはカルボキシの生物学的等価体である、請求項32記載の化合物。
【請求項34】
少なくとも1つのR3が極性置換基である、請求項32記載の化合物。
【請求項35】
Z1〜Z4を含む環が下記の構造の一つから選択される、請求項32記載の化合物:

式中、R3Pは極性置換基であり、かつR3A、R3B、R3CおよびR3Dはそれぞれ独立にR3置換基から選択される。
【請求項36】
R3A、R3CおよびR3DがそれぞれHであり、かつR3Bが極性置換基である、請求項32記載の化合物。
【請求項37】
Z1〜Z4の少なくとも1つがNである、請求項32記載の化合物。
【請求項38】
R4がHである、請求項32記載の化合物。
【請求項39】
R5が置換されていてもよい3〜8員環である、請求項32記載の化合物。
【請求項40】
R5が置換されていてもよい3〜8員環で置換されているC1〜10アルキル基である、請求項32記載の化合物。
【請求項41】
R5が置換されていてもよい6員炭素環または複素環である、請求項32記載の化合物。
【請求項42】
R5が置換されていてもよいフェニル環である、請求項41記載の化合物。
【請求項43】
式IXの構造を有し、R4がHまたはCH3であり、かつR5が1つまたは複数のハロゲンまたはアセチレン置換基で置換されているフェニルである、請求項42記載の化合物。
【請求項44】
1つまたは複数のハロゲンまたはアセチレン置換基がフェニル環上の3位、4位もしくは5位、またはその組み合わせに存在する、請求項43記載の化合物。
【請求項45】
R5が、置換されていてもよいフェニル、ピリジルもしくはモルホリノ環置換基で置換されているか、または-NR4R5で置換されているC1〜3アルキルである、請求項32記載の化合物。
【請求項46】
R6置換基が-NR4R5置換基である、請求項32記載の化合物。
【請求項47】
R6置換基が-NH-(C1〜C6アルキル)または-NH-(C3〜C8シクロアルキル)部分である、請求項46記載の化合物。
【請求項48】
式IXの構造を有し、R4およびR5が両方とも水素であることはなく、かつR4およびR5が独立にH、-Y0または-LY1であり、ここでY0は置換されていてもよい5員環または置換されていてもよい6員環であり、Y1は置換されていてもよい5員アリール環または置換されていてもよい6員アリール環であり、かつLはC1〜C20アルキルリンカーまたはC1〜C20アルキレンリンカーである、請求項32記載の化合物。
【請求項49】
式IXのR5がフェニル、置換フェニル、-CH(CH3)-(CH2)3-NEt2、-(CH2)3-ピペラジン-(CH2)3-NH2、シクロヘキサンまたはブチルであるとき、存在する1つまたは複数のR3は非水素部分であることを条件とする、請求項32記載の化合物。
【請求項50】
PARPタンパク質と相互作用する候補分子を特定する方法であって、
PARPタンパク質および式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XVまたはXVIの構造を有する化合物を含む組成物と候補分子とを、化合物およびタンパク質が相互作用する条件下で接触させる段階、ならびに
前記タンパク質と相互作用する前記化合物の量が、候補分子無しでの化合物とタンパク質との間の対照相互作用と比較して調節されるかどうかを判定し、それにより対照相互作用と比較してタンパク質と相互作用する化合物の量を調節する候補分子を、前記タンパク質と相互作用する候補分子として特定する段階を含む方法。
【請求項51】
PARPタンパク質が配列番号:4のアミノ酸配列またはその実質的に等しい変異型を含む、請求項50記載の方法。
【請求項52】
タンパク質が細胞内に存在する、請求項50記載の方法。
【請求項53】
タンパク質が無細胞系に存在する、請求項50記載の方法。
【請求項54】
タンパク質、化合物または分子が固相に結合している、請求項50記載の方法。
【請求項55】
化合物とタンパク質との間の相互作用を検出可能な標識により検出する、請求項50記載の方法。
【請求項56】
化合物とタンパク質との間の相互作用を検出可能な標識無しで検出する、請求項50記載の方法。
【請求項57】
PARPタンパク質の活性を調節する方法であって、該タンパク質を含む系と、該タンパク質の活性を調節するのに有効な量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XVまたはXVIの構造を有する化合物とを接触させる段階を含む方法。
【請求項58】
タンパク質の活性が阻害される、請求項57記載の方法。
【請求項59】
系が細胞である、請求項57記載の方法。
【請求項60】
系が無細胞系である、請求項57記載の方法。
【請求項61】
細胞と、細胞増殖を阻害するのに有効な量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XVまたはXVIの構造を有する化合物とを接触させる段階を含む、細胞増殖を阻害する方法。
【請求項62】
細胞が癌細胞株内に存在する、請求項61記載の方法。
【請求項63】
癌細胞株が乳癌、前立腺癌、膵臓癌、肺癌、造血癌、結腸直腸癌、皮膚癌、卵巣癌細胞株である、請求項62記載の方法。
【請求項64】
細胞が対象の腫瘍内に存在する、請求項61記載の方法。
【請求項65】
細胞と式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XVまたはXVIの構造を有する化合物とを接触させることが細胞アポトーシスを誘導する、請求項61記載の方法。
【請求項66】
細胞が黄斑変性症を有する対象の眼に由来する、請求項61記載の方法。
【請求項67】
細胞が黄斑変性症を有する対象内に存在する、請求項61記載の方法。
【請求項68】
異常細胞増殖に関連する状態を治療する方法であって、それを必要としている対象に、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XVまたはXVIの構造を有する化合物を、細胞増殖性状態を治療するのに有効な量で投与する段階を含む、方法。
【請求項69】
細胞増殖性状態が腫瘍に関連する癌である、請求項68記載の方法。
【請求項70】
癌が乳房、前立腺、膵臓、肺、結腸直腸、皮膚、または卵巣のものである、請求項69記載の方法。
【請求項71】
細胞増殖性状態が非腫瘍癌(non-tumor cancer)である、請求項68記載の方法。
【請求項72】
非腫瘍癌が造血癌である、請求項71記載の方法。
【請求項73】
細胞増殖性状態が黄斑変性症である、請求項68記載の方法。
【請求項74】
治療を必要としている対象の癌または炎症性障害の治療法であって、以下の段階を含む方法:
対象に式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XVもしくはXVIの構造を有する治療薬またはその薬学的に許容される塩の治療上有効な量を投与する段階;および
対象にPARPまたはCK2を阻害する分子を、治療薬の所望の効果を増強するのに有効な量で投与する段階。
【請求項75】
PARPまたはCK2を阻害する分子が式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XV、もしくはXVIの構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩である、請求項74記載の方法。
【請求項76】
治療薬が、

またはその特定の異性体もしくは異性体の混合物、あるいはその薬学的に許容される塩である、請求項74記載の方法。
【請求項77】
治療薬およびPARPまたはCK2を阻害する分子が実質的に同時に投与される、請求項74記載の方法。
【請求項78】
治療薬およびPARPまたはCK2を阻害する分子が対象によって同時に用いられる、請求項74記載の方法。
【請求項79】
治療薬およびPARPまたはCK2を阻害する分子を組み合わせて1つの薬学的組成物とする、請求項74記載の方法。
【請求項80】
式TA1-1、TA2、TA3-1、TA4-1、TA5-1またはTA6の任意のものの治療薬を、PARPもしくはCK2を阻害する分子、またはその薬学的に許容される塩と混合して含む薬学的組成物。
【請求項81】
PARPまたはCK2を阻害する分子がPARP阻害剤であるか、またはGPI 15427、GPI 16539である、請求項74記載の薬学的組成物。
【請求項82】
PARPまたはCK2を阻害する分子が、本明細書に記載の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XV、もしくはXVIの化合物、またはその薬学的に許容される塩である、請求項74記載の薬学的組成物。
【請求項83】
治療薬が式TA2の化合物、またはその薬学的に許容される塩である、請求項79記載の薬学的組成物。
【請求項84】
治療上有効な量の式TA2:

の治療薬またはその特定の異性体もしくは異性体の混合物、あるいはその薬学的に許容される塩を、
PARP阻害剤またはPARP阻害剤の薬学的に許容される塩の一定量と混合して含む治療的組成物であって、
ここで該PARP阻害剤はGPI 15427、GPI 16539、および上で示した公知の化合物からなる群より選択され;かつ
該PARP阻害剤またはPARP阻害剤の薬学的に許容される塩の量は該治療薬の所望の効果を増強するのに有効な量である、組成物。
【請求項85】
式XIII、XIV、XVもしくはXVIの構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩:

式中、
Z5はNまたはCR6Aであり;
R6A、R6B、R6CおよびR8はそれぞれ独立にHまたは置換されていてもよいC1〜C8アルキル、C2〜C8ヘテロアルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8ヘテロアルケニル、C2〜C8アルキニル、C2〜C8ヘテロアルキニル、C1〜C8アシル、C2〜C8ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C12ヘテロアリール、C7〜C12アリールアルキル、もしくはC6〜C12ヘテロアリールアルキル基であるか、
またはR6A、R6B、R6CおよびR8はそれぞれ独立にハロ、CF3、CFN、OR、NR2、NROR、NRNR2、SR、SOR、SO2R、SO2NR2、NRSO2R、NRCONR2、NRCOOR、NRCOR、CN、COOR、カルボキシの生物学的等価体、CONR2、OOCR、COR、もしくはNO2であり、
R9は独立に置換されていてもよいC1〜C8アルキル、C2〜C8ヘテロアルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8ヘテロアルケニル、C2〜C8アルキニル、C2〜C8ヘテロアルキニル、C1〜C8アシル、C2〜C8ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C12ヘテロアリール、C7〜C12アリールアルキル、もしくはC6〜C12ヘテロアリールアルキル基であるか、または
R9は独立にハロ、OR、NR2、NROR、NRNR2、SR、SOR、SO2R、SO2NR2、NRSO2R、NRCONR2、NRCOOR、NRCOR、CN、COOR、CONR2、OOCR、COR、もしくはNO2であり、
ここでRはそれぞれ独立にHまたはC1〜C8アルキル、C2〜C8ヘテロアルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8ヘテロアルケニル、C2〜C8アルキニル、C2〜C8ヘテロアルキニル、C1〜C8アシル、C2〜C8ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C10ヘテロアリール、C7〜C12アリールアルキル、もしくはC6〜C12ヘテロアリールアルキルであり、
かつここで同じ原子上または隣接原子上の2つのRは連結されて、1つまたは複数のN、OまたはSを含んでもよい3〜8員環を形成することができ;
かつ各R基、および2つのR基を一緒に連結することにより形成される各環は、ハロ、=O、=N-CN、=N-OR'、=NR'、OR'、NR'2、SR'、SO2R'、SO2NR'2、NR'SO2R'、NR'CONR'2、NR'COOR'、NR'COR'、CN、COOR'、CONR'2、OOCR'、COR'、およびNO2から選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR'はそれぞれ独立にH、C1〜C6アルキル、C2〜C6ヘテロアルキル、C1〜C6アシル、C2〜C6ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C10ヘテロアリール、C7〜12アリールアルキル、またはC6〜12ヘテロアリールアルキルであり、これらはそれぞれハロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヘテロアルキル、C1〜C6アシル、C1〜C6ヘテロアシル、ヒドロキシ、アミノ、および=Oから選択される1つまたは複数の基で置換されていてもよく;
かつここで2つのR'は連結されて、N、OおよびSから選択される3つまでのヘテロ原子を含んでもよい3〜7員環を形成することができ;
nは0から4であり;かつ
pは0から4である。
【請求項86】
Z5がNである、請求項85記載の化合物。
【請求項87】
R8がカルボキシ部分またはカルボキシの生物学的等価体である、請求項85記載の化合物。
【請求項88】
カルボキシ部分がカルボキシレートまたはカルボン酸である、請求項87記載の化合物。
【請求項89】
R9が-C≡CR、-C≡CH、-CH3、-CH2CH3、-CF3、-CFN、-C≡N、-ORまたはハロゲンから選択される、請求項85記載の化合物。
【請求項90】
R9がハロゲン、-C≡CRまたは-C≡CHから選択される、請求項89記載の化合物。
【請求項91】
R9がハロゲンである、請求項90の化合物。
【請求項92】
R9がクロロである、請求項91記載の化合物。
【請求項93】
R9がブロモである、請求項91記載の化合物。
【請求項94】
R9が-C≡CHである、請求項90記載の化合物。
【請求項95】
下記の構造:

を有する、請求項92記載の化合物。
【請求項96】
下記の構造:

を有する、請求項90記載の化合物。
【請求項97】
pが1または2である、請求項90記載の化合物。
【請求項98】
pが1である、請求項90記載の化合物。
【請求項99】
nが1または2である、請求項90記載の化合物。
【請求項100】
nが1である、請求項90記載の化合物。
【請求項101】
セリン-トレオニンタンパク質キナーゼと相互作用する候補分子を特定する方法であって、下記の段階を含む方法:
セリン-トレオニンタンパク質キナーゼおよび式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XVまたはXVIの構造を有する化合物を含む組成物と候補分子とを、化合物およびタンパク質が相互作用する条件下で接触させる段階、ならびに
前記タンパク質と相互作用する前記化合物の量が、候補分子無しでの化合物とタンパク質との間の対照相互作用と比較して調節されるかどうかを判定し、それにより対照相互作用と比較してタンパク質と相互作用する化合物の量を調節する候補分子を、前記タンパク質と相互作用する候補分子として特定する段階。
【請求項102】
セリン-トレオニンタンパク質キナーゼがヒトセリン-トレオニンタンパク質キナーゼである、請求項101記載の方法。
【請求項103】
セリン-トレオニンタンパク質キナーゼがCK2、CK2α2、Pim-1、CDK1/サイクリンB、c-RAF、Mer、MELK、DYRK2、Flt3、Flt3 (D835Y)、Flt4、HIPK3、HIPK2、ZIPKおよびZIPKからなる群より選択される、請求項101記載の方法。
【請求項104】
セリン-トレオニンタンパク質キナーゼが、ヒトCK2において挙げられるものに対応する位置に下記のアミノ酸の1つまたは複数を含む、請求項101記載の方法:45位にロイシン、163位にメチオニンおよび174位にイソロイシン。
【請求項105】
セリントレオニンタンパク質キナーゼが、CK2、STK10、HIPK2、HIPK3、DAPK3、DYK2およびPIM-1からなる群より選択される、請求項104記載の方法。
【請求項106】
タンパク質、化合物または分子が固相に結合している、請求項101記載の方法。
【請求項107】
化合物とタンパク質との間の相互作用を検出可能な標識により検出する、請求項101記載の方法。
【請求項108】
セリン-トレオニンタンパク質キナーゼタンパク質を含む系と、タンパク質の活性を調節するのに有効な量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XVまたはXVIの化合物とを接触させる段階を含む、セリン-トレオニンタンパク質キナーゼ活性を調節する方法。
【請求項109】
タンパク質キナーゼ活性がアデノシン三リン酸からペプチドまたはタンパク質基質へのγホスフェートの転移である、請求項108記載の方法。
【請求項110】
対象の疼痛または炎症を治療する方法であって、それを必要としている対象に、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XVまたはXVIの化合物を、疼痛または炎症を治療するのに有効な量で投与する段階を含む、方法。
【請求項111】
対象の血管形成を阻害する方法であって、それを必要としている対象に、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XII、XIII、XIV、XVまたはXVIの化合物を、血管形成を阻害するのに有効な量で投与する段階を含む、方法。
【請求項112】
式(A)の化合物を、少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤と混合して含む薬学的組成物:

式中、αと表示された基はQ1を含む環に縮合している5〜6員芳香環または芳香族複素環を意味し、ここでαは環構成員として1つもしくは複数の窒素原子を含んでもよい6員アリール環、またはチオフェンおよびチアゾールから選択される5員アリール環であり;
Q1はC=Xであり、Q2はNR5であり、かつQ1とQ2との間の結合は一重結合であるか;またはQ1はC-X-R5であり、Q2はNであり、かつQ1とQ2との間の結合は二重結合であり;かつ
ここでXはO、SまたはNR4を意味し;
Z1、Z2、Z3、およびZ4はそれぞれNまたはCR3であり、かつZ1、Z2、Z3、およびZ4の1つまたは複数はCR3であり;
Z5、Z6、Z7、およびZ8はそれぞれCR6またはNであり;
各R3および各R6は独立にHまたは置換されていてもよいC1〜C8アルキル、C2〜C8ヘテロアルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8ヘテロアルケニル、C2〜C8アルキニル、C2〜C8ヘテロアルキニル、C1〜C8アシル、C2〜C8ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C12ヘテロアリール、C7〜C12アリールアルキル、もしくはC6〜C12ヘテロアリールアルキル基であるか、
または各R3および各R6はハロ、OR、NR2、NROR、NRNR2、SR、SOR、SO2R、SO2NR2、NRSO2R、NRCONR2、NRCOOR、NRCOR、CN、COOR、CONR2、OOCR、COR、もしくはNO2でありえ、
ここでRはそれぞれ独立にHまたはC1〜C8アルキル、C2〜C8ヘテロアルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8ヘテロアルケニル、C2〜C8アルキニル、C2〜C8ヘテロアルキニル、C1〜C8アシル、C2〜C8ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C10ヘテロアリール、C7〜C12アリールアルキル、もしくはC6〜C12ヘテロアリールアルキルであり、
かつここで同じ原子上または隣接原子上の2つのRは連結されて、1つまたは複数のN、OまたはSを含んでもよい3〜8員環を形成することができ;
かつ各R基、および2つのR基を一緒に連結することにより形成される各環は、ハロ、=O、=N-CN、=N-OR'、=NR'、OR'、NR'2、SR'、SO2R'、SO2NR'2、NR'SO2R'、NR'CONR'2、NR'COOR'、NR'COR'、CN、COOR'、CONR'2、OOCR'、COR'、およびNO2から選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、
ここでR'はそれぞれ独立にH、C1〜C6アルキル、C2〜C6ヘテロアルキル、C1〜C6アシル、C2〜C6ヘテロアシル、C6〜C10アリール、C5〜C10ヘテロアリール、C7〜12アリールアルキル、またはC6〜12ヘテロアリールアルキルであり、これらはそれぞれハロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヘテロアルキル、C1〜C6アシル、C1〜C6ヘテロアシル、ヒドロキシ、アミノ、および=Oから選択される1つまたは複数の基で置換されていてもよく;
かつここで2つのR'は連結されて、N、OおよびSから選択される3つまでのヘテロ原子を含んでもよい3〜7員環を形成することができ、
R4はHまたはC1〜C6アルキル、C2〜C6ヘテロアルキル、およびC1〜C6アシルからなる群より選択される置換されていてもよいメンバーであり;
R5はそれぞれ独立にHまたはC1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C2〜10ヘテロアルキル、C3〜8炭素環、および追加の置換されていてもよい炭素環もしくは複素環に縮合していてもよいC3〜8複素環からなる群より選択される置換されていてもよいメンバーであるか;またはR5は置換されていてもよいC3〜8炭素環もしくはC3〜8複素環で置換されているC1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、もしくはC2〜10ヘテロアルキルであり;かつ
各-NR4R5において、R4およびR5はNと一緒になって、置換されていてもよい3〜8員環を形成してもよく、この環は環構成員としてN、OおよびSから選択される追加のヘテロ原子を任意に含んでいてもよく;
ただし、式(A)のQ1がC-NHΦであり、ここでΦが置換されていてもよいフェニルであるとき、
αと表示された環が環構成員として少なくとも1つのNを含む6員環である場合、存在する少なくとも1つのR3は極性置換基でなくてはならず、またはR3がそれぞれHである場合、Φは置換されていなければならず;かつ
αと表示された環がフェニルであり、かつZ1〜Z4の3つがCHを意味する場合、Z2はC-OR''ではありえず、かつZ3はNH2、NO2、NHC(=O)R''またはNHC(=O)-OR''ではありえず、ここでR''はC1〜C4アルキルである。

【公表番号】特表2010−502651(P2010−502651A)
【公表日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−526946(P2009−526946)
【出願日】平成19年8月31日(2007.8.31)
【国際出願番号】PCT/US2007/077464
【国際公開番号】WO2008/028168
【国際公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願人】(505377119)サイリーン ファーマシューティカルズ インコーポレーティッド (17)
【Fターム(参考)】