説明

チロシンホスファターゼの三置換窒素調節物質

タンパク質チロシンホスファターゼ、例えばPTP-1Bの活性を変調させる化合物、組成物および方法が提供される。1つの態様において、化合物はN,N-ジベンジルアリールスルホンアミドである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式Iで示される化合物またはその薬学的に許容し得る誘導体:

I
[式中、L1、L2およびL3は独立して、以下の基から選択される:
N-C単結合(すなわち、G1、G2またはG3は単結合によりNに直接結合する)、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、シクロアルキレン、オキソシクロアルキレン、アミドシクロアルキレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレン、C=O、スルホニル、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、アルキニルスルホニル、アミド、カルボキサミド、アルキルアミド、アルキルカルボキサミドおよびアルコキシオキソ;そして
上記の各置換基は、非置換または1個もしくはそれ以上の置換基、1つの態様においては、1、2もしくは3個の置換基で置換されており、各々は独立して、D1(ここで、D1はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アミド、シアノ、シアノアルケニル、アミドアルキル、アミドアルケニルおよびオキソである)から選択され;
G1、G2およびG3は独立して以下の基から選択される:
(i)アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、アリールアルキル、アルカリールアルキル、アルケニルアリール、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、アルキニルスルホニル、アミド、アルキルアミノ、アルキルアミノアリール、アリールアミノ、アミノアルキル、アミノアリール、アルコキシ、アルコキシアリール、アリールオキシ、アルキルアミド、アルキルカルボキサミド、アリールカルボキサミド、アルコキシオキソ、ビアリール、アルコキシオキソアリール、アミドシクロアルキル、カルボキシアルキルアリール、カルボキシアリール、カルボキシアミドアリール、カルボキサミド、シアノアルキル、シアノアルケニル、シアノビアリール、シクロアルキル、シクロアルキルオキソ、シクロアルキルアミノアリール、ハロアルキル、ハロアルキルアリール、ハロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシアルキルアリールおよびスルホニル;そして
(ii)G1およびG2は共に連結してシクロアルキル、オキソシクロアルキル、シクロアルキルオキソ、アミドシクロアルキル、シクロアルキルアミド、アルケニルアリール、アミドアルケニルアリールおよび以下の基:

(式中、J1、J2、J3およびJ4はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アミド、シアノ、シアノアルケニル、アミドアルキル、アミドアルケニル、オキソおよびCH=C(CN)C(O)NHから選択される)を形成することができ;そして、
上記の各置換基は非置換または1個もしくはそれ以上の置換基、1つの態様においては、1、2もしくは3個の置換基で置換されており、各々は独立して、M1(ここで、M1はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アルコキシ、アルコキシオキソ、アルキルチア、アミノ、アミド、アリールアミノ、アリールオキシ、アルキルアミノ、アルキルスルホニル、アルキルカルボキシアルキルホスホナト、アリールカルボキサミド、カルボキシ、カルボキシオキソ、カルボキシアルキル、カルボキシアルキルオキサ、カルボキシアルケニル、カルボキシアミド、カルボキシヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アミド、シアノ、シアノアルケニル、シアノアリール、アミドアルキル、アミドアルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシイミノ、ヘテロアリールアルキルオキサ、ニトロ、ホスホナト、ホスホナトアルキルおよびホスホナトハロアルキルである)から選択される]。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物[式中、L1、L2およびL3は独立して以下の基から選択される:
N-C単結合(すなわち、G1、G2またはG3は単結合によりNに直接結合している)、(CRR1)m、CF2、CF2CF2、C(=O)、C(=O)C(=O)、C(=O)(CRR1)m、(CRR1)mC(=O)(CRR1)m、C(=O)O(CRR1)m、(CRR1)mC(=O)O、N(R)、-C(=O)N(R)N(R1)、N(R)SO2N(R1)、C(=O)N(R)、N(R)C(=O)N(R1)、O、OC(=O)N(R)、P(=O)(OR)、P(=O)(NR)、P(=S)(OR)、P(=S)(NR)、SO2、S(=O)n(CRR1)m、(CRR1)mS(=O)n(CRR1)m、式中、m=0〜6そしてn=0〜2、S(=O)(=NR)、S(=NR)(=NR1)、SO2NR、式中、RおよびR1は独立して水素、C1-C6アルキル(所望により、Y1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されている)から選択される、-OC(R2R3)OC(=O)R4、-OC(R2R3)OC(=O)OR4、
R2、R3およびR4は独立してH、C1-C7アルキルから選択され、R2、R3およびR4は結合して、5-7員環を形成することができ、所望によりY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されているC2-C6アルケニル、所望によりY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されているC2-C6アルキニル、所望によりY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されているC3-C8シクロアルキル、所望によりY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されているC6-C14アリール、所望によりY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されているC10-C20連結ビアリールおよびヘテロビアリール、所望によりY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されているC7-C16アラルキル、
所望によりY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されているC5-C14単環式ヘテロアリールおよび二環式ヘテロアリールおよびY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で所望によりアルキル鎖上および環上で置換されているC5-C14ヘテロアラルキル、RおよびR1は共に結合して脂環式または複素環式の環を形成することができ;
RおよびR1は独立して、所望によりY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されている]。
【請求項3】
請求項1または2に記載の化合物[式中、L1、L2およびL3は独立して以下の基から選択される:
N-C単結合(すなわち、G1、G2またはG3は単結合によりNに直接結合している)、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、シクロアルキレン、オキソシクロアルキレン、アミドシクロアルキレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレン、C=O、スルホニル、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、アルキニルスルホニル、アミド、カルボキサミド、アルキルアミド、アルキルカルボキサミドおよびアルコキシオキソ;
上記の各置換基は非置換であるかまたは1もしくはそれ以上、1つの態様において、1、2もしくは3個の置換基で置換されており、各々は独立してD1から選択され、D1はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アミド、シアノ、シアノアルケニル、アミドアルキル、アミドアルケニルおよびオキソである]。
【請求項4】
請求項1〜3に記載の化合物(式中、L1、L2およびL3は独立して以下の基から選択される:
N-C単結合、C1-C5アルキレン、C1-C5アルケニレン、C1-C5アルキニレン、C3-C15シクロアルキレン、C3-C15アミドシクロアルキレン、C3-C15ヘテロシクリレン、C3-C15ヘテロアリーレン、オキソ、スルホニル、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、アルキニルスルホニル、アミド、カルボキサミド、アルキルアミド、アルキルカルボキサミドおよびアルコキシオキソ;上記の各置換基は非置換であるかまたは1もしくはそれ以上、1つの態様において、1、2もしくは3個の置換基で置換されており、各々は独立してD1から選択され、D1はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アミド、シアノ、シアノアルケニル、アミドアルキル、アミドアルケニルおよびオキソである)。
【請求項5】
請求項1〜4に記載の化合物(式中、L1、L2およびL3は独立して以下の基から選択される:
N-C単結合、C1-C5アルキレン、C1-C5アルケニレン、C1-C5アルキニレン、C3-C15シクロアルキレン、C3-C15アミドシクロアルキレン、C3-C15ヘテロシクリレン、C3-C15ヘテロアリーレン、オキソ、スルホニル、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、アルキニルスルホニル、アミド、カルボキサミド、アルキルアミド、アルキルカルボキサミドおよびアルコキシオキソ)。
【請求項6】
請求項1〜5に記載の化合物(式中、L1、L2およびL3は独立して以下の基から選択される:
N-C単結合、-CH2、-C(=O)、-CH2CH2、-SO2、-S(=O)2CH2、-S(=O)2CH2CH2、-C(=O)NHCH2、-C(=O)OCH2および-S(=O)2CH=CH)。
【請求項7】
請求項1〜6に記載の化合物(式中、L1、L2またはL3は独立してN-C単結合である)。
【請求項8】
請求項1〜6に記載の化合物(式中、L1、L2またはL3は独立して-CH2である)。
【請求項9】
請求項1〜6に記載の化合物(式中、L1、L2またはL3は独立して-CH2CH2である)。
【請求項10】
請求項1〜6に記載の化合物(式中、L1、L2またはL3は独立して-C(=O)NHCH2である)。
【請求項11】
請求項1〜6に記載の化合物(式中、L1、L2またはL3は独立して-C(=O)である)。
【請求項12】
請求項1〜6に記載の化合物(式中、L1、L2またはL3は独立して-C(=O)OCH2である)。
【請求項13】
請求項1〜6に記載の化合物(式中、L1、L2またはL3は独立して-SO2である)。
【請求項14】
請求項1〜6に記載の化合物(式中、L1、L2またはL3は独立して-S(=O)2CH2である)。
【請求項15】
請求項1〜6に記載の化合物(式中、L1、L2またはL3は独立して-S(=O)2CH2CH2である)。
【請求項16】
請求項1〜6に記載の化合物(式中、L1、L2またはL3は独立して-S(=O)2CH=CHである)。
【請求項17】
請求項1〜16に記載の化合物[式中、G1、G2およびG3は独立して次の基から選択される:
H、所望によりY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されているC1-6アルキル;所望によりY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で置換されているC2-C6アルケニル;Y1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で所望により置換されているC2-C6アルキニル; Y1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で所望により置換されているC3-C8シクロアルキル; Y1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で所望により置換されているC6-C14アリール; Y1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で所望により置換されているC7-C16アラルキル; Y1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で所望により置換されているC5-C14ヘテロアリールおよびY1、Y2およびY3からなる群から選択される1〜3個の置換基で環およびアルキル鎖上で所望により置換されているC5-C14ヘテロアラルキル;そして
Y1、Y2およびY3は、R、(CRR1)nOR、OH、(CRR1)nNRR1、C(=NR)NRR1、C(=NOR)NRR1、ハロゲン(F、Cl、Br、I)、シアノ、ニトロ、CF3、CF2CF3、CH2CF3、CH(CF3)2、C(OH)(CF3)2、OCHCl2、OCF3、OCF2H、OCF2CF3、OCH2CF3、(CRR1)nOC(=O)NRR1、(CRR1)nNHC(=O)C(=O)OR、(CRR1)nNHC(=O)NRSO2(Me、CF3)、(CRR1)nNHSO2(Me、CF3)、(CRR1)nNHSO2NRR1、NHSO2NRC(=O)(Me、CF3)、(CRR1)nNHC(=O)R、(CRR1)nNHC(=O)NRR1、C(=O)OH、(CRR1)nC(=O)OH、C(=O)OR、C(=O)O(CRR1)OC(=O)R、C(=O)O(CRR1)OC(=O)OR、C(=O)R,(CRR1)nC(=O)R、(CF2)nC(=O)R、(CFR)nC(=O)R、テトラゾリル(Tzl)、(CRR1)nTzl、(CF2)nTzl、(CFR)nTzl、(CRR1)nC(=O)OR、(CRR1)nC(=O)NH2、(CRR1)nC(=O)NRR1、(CRR1)nC(=O)C(=O)OR、(CRR1)nCH(OR)C(=O)OR、(CF2)nC(=O)OH、(CF2)nC(=O)OR、(CF2)nC(=O)NH2、(CF2)nC(=O)NRR1、(CRR1)nC(=O)C(=O)OR、(CRR1)nCH(OR)C(=O)OR、C(R)=C(R1)、C(=O)OR、C(R)=C(R1)-Tzl、(CRR1)nP(=O)(OH)2、(CRR1)nP(=O)(OR)(OR1)、P(=O)(OR)[(OCRR1)OC(=O)R]、P(=O)(OR)[(OCRR1)OC(=O)OR]、P(=O)[(OCRR1)OC(=O)R)][(OCRR1)OC(=O)R]、P(=O)[(OCRR1)OC(=O)OR)][(OCRR1)OC(=O)OR]、(CRR1)nP(=O)(Me)(OR)、(CRR1)nP(=O)(CF3)(OR)、(CF2)nP(=O)(OR)(OR1)、(CF2)nP(=O)(Me)(OR)、(CF2)nP(=O)(CF3)(OR)、(CFR)qP(=O)(OR)(OR1)、CR=CR-P(=O)(OR)(OR1)、CR=CR-P(=O)(Me)(OR)、CC-P(=O)(OR)(OR1)、(C=O)P(=O)(OR)(OR1)、(C=O)P(=O)(Me)(OR)、(C=O)P(=O)(CF3)(OR)、(CROR1)nP(=O)(OR)(OR1)、(CROR1)nP(=O)(Me)(OR)、(CROR1)nP(=O)(CF3)(OR)、O(CRR1)nC(=O)OR、O(CF2)nC(=O)OR、OCH[C(=O)OR]2、O(CRR1)nCH[C(=O)OR]2、OCF[C(=O)OR]2、O(CRR1)nC(=O)C(=O)OR、O(CF2)nC(=O)C(=O)OR、O(CRR1)nTzl、O(CF2)nTzl、OCH(Tzl)2、O(CF2)nP(=O)(OR)(OR1)、O(CF2)nP(=O)(Me)(OR)、O(CF2)nP(=O)(CF3)(OR)、O(CFR)nP(=O)(OR)(OR1)、O(CFR)nP(=O)(Me)(OR)、O(CFR)nP(=O)(CF3)(OR)、(CRR1)nP(=O)(OR)(OR1)、O(CRR1)nP(=O)(Me)(OR)、O(CRR1)nP(=O)(CF3)(OR)、OCF[P(=O)(Me)(OR)]2、SO3H、-(CRR1)nSO3H、S(O)n R、SCF3、SCHF2、SO2CF3、SO2Ph、(CRR1)nS(O)nR、(CRR1)nS(O)2CF3、(CRR1)nSO2NRR1、(CRR1)nSO2NRC(=O)(Me、CF3)、(CF2)nSO3H、(CFR)nSO3H、(CF2)nSO2NRR1(式中、n=0〜2、そしてRおよびR1は上記に定義した通りである)から選択され;
また、Y1、Y2および/またはY3は、共に(CRR1)2-6およびその置換変化型-O[C(R2)(R3)]rO-または-O[C(R2)(R3)]r+1-(式中、rは1〜4の整数で、R2およびR3は独立して水素、C1-C12アルキル、C6-14アリール、C5-C14ヘテロアリール、C7-C15アラルキルおよび C5-C14ヘテロアリールアルキルからなる群から選択される)となるよう選択することができる]。
【請求項18】
請求項1〜17に記載の化合物(式中、G1 、G2およびG3は独立して以下の基から選択される:
アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、アリールアルキル、アルカリールアルキル、アルケニルアリール、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、アルキニルスルホニル、アミド、アルキルアミノ、アルキルアミノアリール、アリールアミノ、アミノアルキル、アミノアリール、アルコキシ、アルコキシアリール、アリールオキシ、アルキルアミド、アルキルカルボキサミド、アリールカルボキサミド、アルコキシオキソ、ビアリール、アルコキシオキソアリール、アミドシクロアルキル、カルボキシアルキルアリール、カルボキシアリール、カルボキシアミドアリール、カルボキサミド、シアノアルキル、シアノアルケニル、シアノビアリール、シクロアルキル、シクロアルキルオキソ、シクロアルキルアミノアリール、ハロアルキル、ハロアルキルアリール、ハロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヒドロキシアルキルアリールおよびスルホニル;
ここで、上記の置換基の各々は非置換であるかまたは1もしくはそれ以上、1つの態様において1、2もしくは3個の置換基で置換されており、各々は独立してM1から選択され、M1はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アルコキシ、アルコキシオキソ、アルキルチア、アミノ、アミド、アリールアミノ、アリールオキシ、アルキルアミノ、アルキルスルホニル、アルキルカルボキシアルキルホスホナト、アリールカルボキサミド、カルボキシ、カルボキシオキソ、カルボキシアルキル、カルボキシアルキルオキサ、カルボキシアルケニル、カルボキシアミド、カルボキシヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アミド、シアノ、シアノアルケニル、シアノアリール、アミドアルキル、アミドアルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシイミノ、ヘテロアリールアルキルオキサ、ニトロ、ホスホナト、ホスホナトアルキルおよびホスホナトハロアルキルである)。
【請求項19】
請求項1〜18に記載の化合物[式中、G1およびG2は共に連結してシクロアルキル、オキソシクロアルキル、シクロアルキルオキソ、アミドシクロアルキル、シクロアルキルアミド、アルケニルアリール、アミドアルケニルアリールおよび以下の基:

(式中、J1、J2、J3およびJ4は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アミド、シアノ、シアノアルケニル、アミドアルキル、アミドアルケニル、オキソおよびCH=C(CN)C(O)Nから選択される)を形成することができる]。
【請求項20】
請求項1〜19に記載の化合物(式中、G1およびG2は、共に連結して以下の基:






を形成することができる)。
【請求項21】
請求項1〜20に記載の化合物(式中、G1およびG2は共に連結して以下の基:

を形成することができる)。
【請求項22】
請求項1〜20に記載の化合物(式中、G1およびG2は共に連結して以下の基:

を形成することができる)。
【請求項23】
請求項1〜20に記載の化合物(式中、G1およびG2は共に連結して以下の基:

を形成することができる)。
【請求項24】
請求項1〜23に記載の化合物[式中、G1 、G2およびG3は独立して以下の基:
-CH(E1)2、-CH=CH(E1)、-CH(E1)CH2(E1)、-CH=C(E1)C(O)NHE1


(式中、各例におけるE1は独立して以下の基から選択される:
-CN、-OCH3、-COOH、Cl、F、Br、CH3







)から選択される]。
【請求項25】
請求項1〜24に記載の化合物(式中、G1 、G2およびG3は独立して以下の基:
CH3、C(=O)CH3、CH(CH3)CH3















































【請求項26】
請求項1〜25に記載の化合物(式中、G1 および/またはG2および/またはG3

である)。
【請求項27】
請求項1〜25に記載の化合物(式中、G1 および/またはG2および/またはG3

である)。
【請求項28】
請求項1〜27に記載の化合物であって、該化合物は以下の式で示される:
































































































































【請求項29】
請求項1〜28のいずれかに記載の化合物のプロドラッグ。
【請求項30】
ホスホン酸のモノ-もしくはジ-エステルまたはカルボン酸のエステルであって、-CH(H/Me)OC(=O)OiPr、-(CH(H/Me)OC(=O)tBuまたはROCH2CHR'CH2-(式中、RはC14-20-n-アルキルであって、R'はH、OHまたはOMeである)の式で示される請求項29に記載の化合物のプロドラッグ。
【請求項31】
モノ-またはビス-アミデートプロドラッグ、モノ-またはジ-脂質エステルプロドラッグ、モノ-またはジ-α-アシルオキシアルキルエステルまたはアミドプロドラッグ、シトクロムP450 3A活性化プロドラッグ、環状ジエステルプロドラッグ、環状モノエステルモノアミドプロドラッグ、環状ジアミドプロドラッグまたは炭水化物プロドラッグである、請求項1〜28のいずれかに記載の化合物のプロドラッグ。
【請求項32】
請求項1〜28のいずれかに記載の化合物または請求項29〜31のいずれかに記載のプロドラッグと薬学的に許容し得る担体を含む医薬組成物。
【請求項33】
単一用量投与のために製剤化された、請求項32に記載の医薬組成物。
【請求項34】
チロシンホスファターゼ介在性疾患の治療に用いられる、請求項1〜28に記載の化合物または請求項29〜31のいずれかに記載のプロドラッグ。
【請求項35】
チロシンホスファターゼ介在性疾患の治療用医薬の調製における、請求項1〜28に記載の化合物または請求項29〜31のいずれかに記載のプロドラッグの使用。
【請求項36】
チロシンホスファターゼ活性により変調されるか、さもなくば影響される、またはチロシンホスファターゼ活性が関与する疾患または異常の1またはそれ以上の症状を治療、予防または改善する方法であって、請求項1〜28に記載の化合物または請求項29〜31のいずれかに記載のプロドラッグまたはその薬学的に許容し得る誘導体を投与することからなる方法。
【請求項37】
疾患または異常が代謝異常、自己免疫疾患および癌疾患から選択される請求項36に記載のいずれかの方法。
【請求項38】
自己免疫疾患が糸球体腎炎、関節リウマチ、全身性エリトマトーデス、強皮症、橋本病、グレーブス病、自己免疫性腎炎、インスリン依存性糖尿病(I型)、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性好中球減少症、血小板減少症、アトピー性皮膚炎、慢性活動性肝炎、重症筋無力症、多発性硬化症、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、乾癬および移植片対宿主病から選択される、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
癌疾患の1またはそれ以上の症状を治療、予防または改善する方法であって、請求項1〜28に記載の化合物または請求項29〜31のいずれかに記載のプロドラッグまたはその薬学的に許容し得る誘導体を投与することからなる方法。
【請求項40】
癌の1またはそれ以上の症状を治療、予防または改善する方法であって、請求項1〜28に記載の化合物または請求項31もしくは請求項32に記載のプロドラッグまたはその薬学的に許容し得る誘導体を投与することからなる方法。
【請求項41】
疾患が固形癌である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
癌が細胞毒性薬に耐性である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項43】
癌が、乳癌、胃癌、卵巣癌、大腸癌、肺癌、脳腫瘍、喉頭癌、リンパ系の癌、泌尿生殖器、例えば膀胱および前立腺の癌、骨肉腫および膵臓癌である、請求項41または42に記載の方法。
【請求項44】
請求項1〜28に記載の化合物または請求項29〜31のいずれかに記載のプロドラッグまたはその薬学的に許容し得る塩を投与することからなる、癌化学療法。
【請求項45】
代謝異常が、糖尿病および尿崩症から選択される請求項37に記載の方法。
【請求項46】
糖尿病が1型糖尿病および2型糖尿病から選択される請求項37または請求項45に記載の方法。
【請求項47】
請求項1〜28に記載の化合物または請求項29〜31のいずれかに記載のプロドラッグの有効量を哺乳動物に投与することからなる、タンパク質チロシンホスファターゼ活性を阻害する方法。

【公表番号】特表2008−503490(P2008−503490A)
【公表日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−516795(P2007−516795)
【出願日】平成17年6月17日(2005.6.17)
【国際出願番号】PCT/US2005/021540
【国際公開番号】WO2006/009876
【国際公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願人】(500089295)センジェント・セラピューティクス・インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】