説明

ピロール誘導体およびそれの使用方法

本発明は、一連の置換ピロール誘導体、これを含む医薬組成物ならびにこのような化合物および医薬組成物を用いる状態および障害の治療方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I)の化合物またはそれの製薬上許容される塩、エステル、アミドもしくはプロドラッグ。
【化1】

[式中、
Aは、5員もしくは6員のヘテロアリール環または6員のアリール環であり;
は、−SO10であり;
は、水素、アルキル、アリールもしくはヘテロアリールであり;
は、アリール、ヘテロアリール、二環式ヘテロアリールもしくは−C(O)R12であり;
は、アリールまたは−R14−R15であり;
は、水素、ハロ、アリール、ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、−R23−R24−もしくは−R23−C(O)−R24であり;
10は、アルキル、−N=CHN(CHもしくは−NR11a11bであり;
11aおよびR11bは独立に、水素またはアルキルであり;またはR11aおよびR11bは、それぞれが結合している窒素原子とともに、4、5もしくは6員の複素環を形成しており;
12は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、複素環、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−OR13または−NR1617であり;
13は、水素、アルキルまたはアリールアルキルであり;
14は、アリールであり;
15は、アリール、ヘテロアリール、複素環または−R21−R22であり;
16およびR17は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシアルキルまたはR1819N−アルキル−であり;
18およびR19は独立に、水素またはアルキルであり;
21は、アリールまたはヘテロアリールであり;
22は、アリールアルキルであり;
23は、アリールであり;
24は、ヘテロアリールまたは複素環である。]
【請求項2】
Aがフェニルであり;
がアルキルである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Aがフェニルであり;
がメチルである請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Aがフェニルであり;
がメチルであり;
が−SOアルキルまたは−SONHである請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Aがフェニルであり;
がメチルであり;
が−SOアルキルおよび−SONHであり;
がアリールであり、アリールはアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシ、アルキルスルホニル、シアノ、ハロ、ハロアルキル、ニトロ、−NRからなる群から選択される1、2もしくは3個の置換基で置換されていても良く、RおよびRは独立に水素、アルキル、アルキルカルボニルおよびアルキルスルホニルである請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
前記化合物が、
1−[4−(アミノスルホニル)フェニル]−5−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル;
5−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−1−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル;
5−ビフェニル−4−イル−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4′−クロロ−ビフェニル−4−イル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4′−メトキシ−ビフェニル−4−イル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(3′,5′−ジフルオロ−ビフェニル−4−イル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(3′−シアノ−ビフェニル−4−イル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−フラン−3−イル−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−5−(4−チオフェン−3−イル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
2−メチル−5−(4−ピリジン−4−イル−フェニル)−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
1−(3−メタンスルファニル−フェニル)−2−メチル−5−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−[4−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−5−(4−ピリジン−4−イル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−[4−(5−シアノ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4′−クロロ−ビフェニル−4−イル)−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−5−(4′−メトキシ−ビフェニル−4−イル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4′−シアノ−ビフェニル−4−イル)−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−5−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
2−メチル−5−(4−ペンチル−フェニル)−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−[4−(ピペリジン−1−スルホニル)−フェニル]−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(4−ジメチルスルファモイル−フェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−[3−(ピロリジン−1−スルホニル)−フェニル]−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロフェニル)−2−メチル−1−[3−(ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル;
1−[3−(アミノスルホニル)フェニル]−5−(4−クロロフェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸ナトリウム;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−[4−(ジメチルアミノメチレン−スルファモイル)−フェニル]−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸N−メトキシ−N−メチル−アミド;
4−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−3−プロピオニル−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
4−[5−(4−クロロ−フェニル)−3−イソブチリル−2−メチル−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
4−[5−(4−クロロ−フェニル)−3−シクロプロパンカルボニル−2−メチル−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
4−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−3−(4−メチル−ベンゾイル)−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
4−[3−(4−クロロ−3−メチル−ベンゾイル)−5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
4−[3−(4−クロロ−ベンゾイル)−5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
4−[5−(4−クロロ−フェニル)−3−(5−フルオロ−2−メトキシ−ベンゾイル)−2−メチル−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
5−(4−クロロフェニル)−2−メチル−1−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸メトキシ−メチルアミド;
1−[5−(4−クロロ−フェニル)−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−イル]プロパン−1−オン;
2−メチル−1−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−5−フェニル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(3−エタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
1−(3−エタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−5−フェニル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
2−メチル−5−フェニル−1−[3−(プロパン−2−スルホニル)−フェニル]−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−フェニル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−(2−フルオロ−フェニル)−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−エチル−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸ベンジルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−1−(4−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボキシアルデヒド;
4−[5−(4−クロロ−フェニル)−3−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2−メチル−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
4−[3−ベンゾフラン−2−イル−5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−ヨード−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−4−フェニル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
4−(3−アミノ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−ヒドロキシ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
4,5−ビス−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−シアノ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
4−(3−アセチル−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(3,5−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−フラン−3−イル−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−4−チオフェン−3−イル−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
4−ベンゾフラン−2−イル−5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−4−(3−ニトロ−フェニル)−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−4−ナフタレン−2−イル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(4−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(1H−インドール−4−イル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−ジメチルアミノ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
4−(4−アセチルアミノ−フェニル)−5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(4−メタンスルホニルアミノ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(3−ジメチルカルバモイル−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−4−(4−シアノメチル−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸イソプロピルアミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸ブチルアミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−メトキシ−エチル)−アミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸−(3−プロポキシ−プロピル)−アミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸−(R)−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−アミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(テトラヒドロ−フラン−3−イルメチル)−アミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸シクロブチルアミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸ジメチルアミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチル−メチル−アミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸イソプロピル−メチル−アミド;
4−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−3−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
4−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−3−(ピペリジン−1−カルボニル)−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸−(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸−ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミド;
4−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−3−(モルホリン−4−カルボニル)−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸ベンジルアミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(ピリジン−3−イルメチル)−アミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−アミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸−(2−ヒドロキシ−エチル)−プロピル−アミド;
5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−1H−ピロール−3−カルボン酸−(3−ヒドロキシ−プロピル)−アミド;
N−アセチル−4−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−3−プロピオニル−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
N−アセチル−4−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−3−プロピオニル−ピロール−1−イル]−ベンゼンスルホンアミド−N−ナトリウム塩;
4−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−3−プロピオニル−ピロール−1−イル]−N−プロピオニル−ベンゼンスルホンアミド;および
4−[5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−3−プロピオニル−ピロール−1−イル]−N−プロピオニル−ベンゼンスルホンアミド−N−ナトリウム塩である請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
請求項1に記載の化合物および製薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項8】
障害を有するまたはその障害に罹患しやすい対象者に治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する、ニコチン性アセチルコリン受容体が介在する障害の予防または治療方法。
【請求項9】
治療上有効量の下記式(II)の化合物またはそれの製薬上許容される塩、エステル、アミドもしくはプロドラッグを投与する段階を有する、障害もしくは状態の治療方法。
【化2】

[式中、
Aは、5員もしくは6員のヘテロアリール環または6員のアリール環であり;
は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、OR、ニトロ、−NR8a8b、−CHNR8a8b、−C(O)OR、−C(O)R10または−SO10であり;
は、水素、アルキル、アリールもしくはヘテロアリールであり;
は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール二環式ヘテロアリール−C(O)R12、−OR、ニトロもしくは−NR8a8bであり;
は、水素、アルキル、アリールまたは−R14−R15であり;
は、水素、ハロ、アリール、ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、−R23−R24または−R23−C(O)−R24であり;
は各場合で独立に、水素、アルキル、アリールもしくはヘテロアリールであり;
8aおよびR8bは各場合で独立に、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)ORまたは−C(O)R10であり;
は、水素、アルキルまたはアリールアルキルであり;
10は、アルキル、−N=CHN(CHまたは−NR11a11bであり;
11aおよびR11bは独立に、水素、アルキル、アルキルカルボニル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり;またはR11aおよびR11bはそれぞれが結合している窒素原子とともに、4、5もしくは6員の複素環を形成しており;
12は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、複素環、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−OR13もしくは−NR1617からなる群から選択され;
13は、水素、アルキルまたはアリールアルキルであり;
14は、アリールであり;
15は、アリール、ヘテロアリール、複素環または−R21−R22であり;
16およびR17は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシアルキルまたはR1819N−アルキル−であり;
18およびR19は独立に、水素またはアルキルであり;
21は、アリールまたはヘテロアリールであり;
22は、アリールアルキルであり;
23は、アリールであり;
24は、ヘテロアリールまたは複素環である。]
【請求項10】
前記障害または状態が、注意欠如障害、注意欠陥過多動性障害(ADHD)、アルツハイマー病(AD)、軽度認識障害、老年性認知症、AIDS性認知症、ピック病、レビー小体関連の認知症、ダウン症候群関連の認知症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン舞踏病、外傷性脳損傷関連のCNS機能低下、急性疼痛、術後疼痛、慢性疼痛、炎症、炎症性疼痛、神経因性疼痛、禁煙、不妊、創傷治癒関連の新血管成長の必要性、皮膚移植の血管形成および循環欠乏に関連する新血管成長の必要性、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、臓器移植拒絶、臓器移植に関連する急性免疫疾患、臓器移植に関連する慢性免疫疾患、敗血症ショック、毒素性ショック症候群、敗血症症候群、抑鬱およびリウマチ様脊椎炎であり、請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記障害または状態が、認知障害、神経変性および統合失調症からなる群から選択される請求項9に記載の方法。
【請求項12】
注意欠陥過活動性障害、統合失調症およびアルツハイマー病などの他の認知障害の治療で使用される薬剤と組み合わせて式(II)の化合物を投与する段階を有する請求項9に記載の方法。
【請求項13】
非定型抗精神病薬との組み合わせで式(II)の化合物を投与する段階を有する請求項9に記載の方法。
【請求項14】
製薬上許容される担体と組み合わせて治療上有効量の式(I)の化合物を含む医薬組成物。
【請求項15】
蛍光培地中にて、α7nAChRを内因的に発現する細胞もしくは細胞系とまたは組換えα7nAChRを発現する細胞とおよび化合物とを相互作用させる段階ならびにそのような蛍光における変化を測定する段階を有する、陽性α7アロステリック調節剤を特定する方法。
【請求項16】
陽性α7アロステリック調節剤が、カルシウムイオン流または細胞膜電位に関係する蛍光における変化を測定することにより特定される請求項15に記載の方法。
【請求項17】
陽性α7アロステリック調節剤が、ERKのリン酸化に関係する蛍光における変化を測定することにより特定される請求項15に記載の方法。
【請求項18】
内因性α7nAChRを発現する細胞とまたは組換えα7nAChRを発現する細胞とおよび放射性同位体標識形態の式(II)の化合物とを相互作用させる段階ならびにそのような放射性同位体標識型の化合物の前記細胞に対する効果を測定する段階を有する、α7受容体活性に関係する状態もしくは障害を評価もしくは診断する方法。
【請求項19】
蛍光培地にて、α7nAChRを内因的に発現する細胞もしくは細胞系とまたは組換えα7nAChRを発現する細胞とおよび化合物とを相互作用させる段階ならびにそのような蛍光における変化を測定する段階を有する、α7nAChR作働薬を特定する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−544581(P2009−544581A)
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−518534(P2009−518534)
【出願日】平成19年6月27日(2007.6.27)
【国際出願番号】PCT/US2007/072228
【国際公開番号】WO2008/002974
【国際公開日】平成20年1月3日(2008.1.3)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】