説明

光電変換モジュール及び光電変換装置

【課題】高速、大容量通信を実現する光電変換装置を提供することを目的とする。
【解決手段】トランシーバモジュール1は、光通信路17が結合される複数の光コネクタ2a、2bと、バックプレーンへ結合される電気コネクタ3と、光コネクタ2a、2bで受信した光信号を電気コネクタ3へ送信する電気信号へ変換し、電気コネクタ3で受信した電気信号を光コネクタ2a、2bへ送信する光信号へ変換する受発光素子9、10、11、12が搭載された回路基板6と、光コネクタ2a、2bと受発光素子9、10、11、12とを光学的に結合する導波路を有する導波路アレイ7、8とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、双方向通信を可能とする光電変換モジュール及び光電変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ技術、通信システムの進展に伴い、銅線による高速電装距離限界を超える数10mから300mの装置間を広域接続する簡易な光トランシーバ技術の要求がある。このような光トランシーバをモジュール化して、小型化したものが特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1によると、電気コネクタ、及び変換手段、並びに導波路を1枚の回路基板上に搭載することにより、光電変換モジュールを小型に構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−15264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このような光電変換装置は、高速通信の要求に加えて、さらに大容量情報の伝送が求められている。そこで本発明は、高速、大容量通信を実現する光電変換モジュール及び光電変換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決する本発明の光電変換モジュールは、光通信路が結合される複数の光コネクタと、電気通信路が結合される電気コネクタと、前記光コネクタで受信した光信号を前記電気コネクタへ送信する電気信号へ変換し、前記電気コネクタで受信した電気信号を前記光コネクタへ送信する光信号へ変換する受発光素子が搭載された回路基板と、前記光コネクタと前記受発光素子とを光学的に結合する導波路と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
これにより、光通信路を複数結合することができるため、大容量情報の通信を可能とする。
【0008】
上記の光電変換モジュールにおいて、前記受発光素子は前記複数の光コネクタのそれぞれに対応して前記回路基板に搭載され、それぞれ組となる受発光素子と光コネクタとが導波路により光学的に結合された構成とすることができる。
【0009】
上記構成によれば、大容量情報を複数の光通信路に分散することにより、導波路を小型にできる。小型の導波路にすることにより、導波路の伸縮の影響が小さくなるため、精度の高い情報伝達を可能とする。
【0010】
上記の光電変換モジュールにおいて、前記導波路は一方向通信、または双方向通信する構成とすることができる。
【0011】
この構成によると、導波路は、発光素子と組み合わせる場合、受光素子と組み合わせる場合、受光素子、発光素子の両方と組み合わせる場合から選択できる。これにより、基板上の受光素子及び発光素子のレイアウトの自由度を上げることができる。
【0012】
上記の光電変換モジュールにおいて、前記回路基板に前記電気コネクタを1つ搭載した構成とすることができる。回路基板を一つにすることによりモジュールを小型化できる。
【0013】
上記の光電変換モジュールにおいて、前記電気コネクタの接続時にモジュール本体の離脱を防止する離脱防止手段が設けられた構成とすることができる。これにより、通信中などにモジュール本体が離脱することを防ぎ、通信が切断することが防止される。
【0014】
上記の光電変換モジュールにおいて、前記電気コネクタのリンク確立状態、前記光コネクタのリンク確立状態、及び/または電源供給状態を表示する表示手段を備えた構成とすることができる。この構成によると、光電変換モジュールの接続状態、電源供給状態が即座に確認できる。これにより、複数のモジュールをバックパネルに接続した場合等において、何らかの原因でコネクタが外れてしまったモジュールや電源供給されていないモジュールを検索することが容易となる。
【0015】
上記の光電変換モジュールにおいて、前記表示手段が光コネクタ側に配置された構成とすることができる。この構成によると、接続することにより死角が増える電気コネクタ側から離れた光コネクタ側に表示手段が配置されるので、モジュールの状態を容易に確認することができる。
【0016】
上記の光電変換モジュールにおいて、前記電気コネクタ側に電波遮蔽部材が設けられた構成とすることができる。これにより、モジュールの接続対象に対して不要な電波の放射を防止することができる。
【0017】
上記の光電変換モジュールにおいて、前記電気コネクタの端子は、信号ピン、制御ピン、電源ピンを備えた構成とすることができる。これにより、情報の信号と同一のラインで制御信号の送受信や電源供給をすることができる。
【0018】
このような光電変換モジュールにおいて、前記電源ピンや制御ピンは、シグナルグランドと共有することができる。これにより、ピンの本数が制限される場合にも電源供給や制御信号の送受信が可能となる。
【0019】
さらに、本発明の光電変換装置は、上記の光電変換モジュールの電気コネクタと接続するコネクタを複数有するバックプレーンを備え、前記バックプレーンに前記光電変換モジュールを接続したことを特徴とする。これにより、複数のトランシーバモジュールを接続することにより大容量情報の通信を可能とするトランシーバ装置を構築できる。
【0020】
上記の光電変換装置は、前記電気コネクタと共通のコネクタを有し電力を供給する電気ケーブルモジュールを、前記バックプレーンのコネクタに接続した構成とすることができる。この構成によると、同一のバックパネル中に光電変換モジュールと電気ケーブルモジュールを接続できる。これにより、別途電気ケーブルの接続端子を設ける必要がなくなり、コストを低減できる。
【発明の効果】
【0021】
本発明の光電変換モジュール及び光電変換装置は、高速、大容量通信を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】トランシーバモジュールの外観を示した斜視図である。
【図2】図1の内部が分かるようにカバーを除去して示した斜視図である。
【図3】トランシーバモジュールの基本構造を示した説明図である。
【図4】電気コネクタのピンアサインを示した説明図である。
【図5】トランシーバ装置の外観を示した斜視図である。
【図6】電気ケーブルモジュールの外観を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。
【実施例1】
【0024】
本発明の実施例1について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施例のトランシーバモジュール1の外観を示した斜視図である。図1(a)は表側からみた図であり、図1(b)は裏側から見た図である。図2は図1の内部が分かるようにカバー5を除去して示した斜視図である。図3はトランシーバモジュール1の基本構造を示した説明図である。図3(a)は回路基板2を実装面側から見た説明図であり、図3(b)は回路基板2を側面から見た説明図である。
【0025】
本実施例のトランシーバモジュール1は光通信路(光ファイバー)17が接続する2つの光コネクタ2a、2bと、1つの電気コネクタ3とを備える光電変換機である。光コネクタ2a、2bは、12芯MPO光コネクタであって、6.25Gbps/laneの伝送速度を有する。電気コネクタ3は、高速平衡伝送用ソケットコネクタである。電気コネクタ3は、例えば、計算機のバックプレーンに備えられたコネクタに接続される。
【0026】
トランシーバモジュール1は、ケース4とカバー5とからなる筐体内に、回路基板6、導波路アレイ7、8を備えている。図3(a)に示すように、回路基板6の一面には発光素子としてVCSEL(面発光レーザ)アレイ9、10が実装され、受光素子としてPIN PD(フォトダイオード)アレイ11、12が実装されている。また、回路基板6の同一面に、電気コネクタ3からの電気信号に基づいて、VCSELアレイ9、10を駆動するIC13、14と、受光したPDアレイ11、12が発信する電気信号を増幅して、電気コネクタ3へ伝達するIC15、16とが実装されている。回路基板6上において、VCSELアレイ9、10とIC13、14とが互いに近接して配置され、PDアレイ11、12とIC15、16とが互いに近接して配置されている。
【0027】
導波路アレイ7、8は、透明樹脂を曲面形状にモールド成形した3次元ポリマー導波路アレイであり、光の進路を変更する導波路を備えている。導波路アレイ7、8の導波路の一方の端部7a、8aは基板へ対向する位置に形成され、導波路の他方の端部7b、8bは基板に垂直な面に対向する位置に形成されている。
【0028】
本実施例のトランシーバモジュール1において、導波路アレイ7はVCSELアレイ9、10、IC13、14の上側に配置されて送信用導波路として機能する。導波路アレイ7は導波路の端部7aとVCSELアレイ9、10とが互いに対向するように配置される。また、導波路の他方の端部7bは光コネクタ2aに対向するように配置される。
【0029】
もう一つの導波路アレイ8は、PDアレイ11、12、IC15、16の上側に配置されて受信用導波路として機能する。この導波路アレイ8は、導波路の端部5aとPDアレイ11、12とが互いに対向するように配置される。また、導波路の他方の端部8bは光コネクタ2bに対向するように配置される。
【0030】
上記説明において、導波路アレイ7、8は一方向のみの通信を行っているが、導波路アレイは送信と受信の両方を行う双方向通信をすることができる。そして、回路基板6上のVCSELアレイとPDアレイの配置はここで述べた以外にも選択することが可能である。例えば、1つの導波路アレイの導波路で送信と受信の両方を行うことが可能なので、VCSELアレイ10とPDアレイ11とを入れ替え、IC14とIC15とを入れ替えて配置することもできる。
【0031】
このトランシーバモジュール1が光信号を送信する場合の信号の流れは、以下の通りである。送信情報の電気信号が電気コネクタ3からIC13、14に入力されると、IC13、14はVCSELアレイ9、10を駆動する。VCSELアレイ9、10は、電気信号を光信号に変換し、導波路の端部7aへ向けて発光する。この光信号は導波路により進路を変更され、端部7bから光コネクタ2aへ送られて、光通信路17から送信される。一方、トランシーバモジュール1が光信号を受信する場合の信号の流れは以下の通りである。光通信路17を通過した光信号は、光コネクタ2bへ到達すると、導波路の端部8bに入射し、導波路により進路を変更されて、端部8aからPDアレイ11、12へ向けて発光される。PDアレイ11、12は受光すると、受光した光信号を電気信号に変換してIC15、16へ送信する。IC15、16は、電気信号を増幅して電気コネクタ3へ送る。
【0032】
このようなトランシーバモジュールにおいて、単位時間の通信量を増加する場合、通信路を大型にする方法、あるいは通信路の本数を増加する方法を採用できる。これらの方法のいずれを採用しても、トランシーバモジュールは、1つの導波路により光信号を通信する構成を取り得る。1つの導波路により光信号を導く場合、通過する信号が増加するので、導波路を大型にする必要がある。ところが、導波路を大型にするほど伸縮によりずれが発生し、信号の伝達精度が低下しやすい。このため、光信号を分散し小型の導波路を用いることが有効である。また、1つの通信路からの通信情報を複数の導波路へ信号を分ける場合には分光器を要し、構成が複雑となるため、通信路を大型にすることは得策ではない。これに対し、本実施例のトランシーバモジュール1は、複数の光コネクタ2a、2bと、それぞれに対応する導波路を有する導波路アレイ7、8により、VCSELアレイ9、10、及びPIN PDアレイ11、12とを光学的に接続する。すなわち、本実施例のトランシーバモジュール1は、導波路を複数設けた構成により、信号の伝達精度の低下を抑制する。また、複数の光コネクタ2a、2bから光信号を受け取るため、分光器等の複雑な構成をも必要としない。特に、光コネクタ2a、2bは従来から用いられている光コネクタをそのまま利用でき、これに接続する光通信路17も従来のものを採用できるため、製造コストを抑えることができる。上記構成により、トランシーバモジュール1は大容量情報の通信を可能とする。
【0033】
また、図1に示すように、トランシーバモジュール1の電気コネクタ3側にラッチ18が設けられている。トランシーバモジュール1をバックパネルに接続した際に、ラッチ18によりロックされ、不意にトランシーバモジュール1本体がバックパネルから離脱することが防止される。一方、トランシーバモジュール1にはプルタブ20が備えられており、トランシーバモジュール1をバックパネルから取り外すのを容易にしている。
【0034】
また、トランシーバモジュール1の光コネクタ2a、2bにMPOラッチ19が設けられており、光コネクタ2a、2bに光通信路17が接続した場合に、MPOラッチ19によりロックされて光通信路17が光コネクタ2a、2bから離脱することが防止される。
【0035】
また、ケース4の光コネクタ2a、2b側にはLED(発光ダイオード)ライト21が設けられている。このLEDライト21は、トランシーバモジュール1の裏側から視認できるうえ、光通信路17の接続する方向から見て視認できる位置に設けられている。このため、複数のトランシーバモジュール1が近接してバックパネルに装着されるような場合であっても、LEDライト21を視認することができる。LEDライト21は、トランシーバモジュール1がバックパネルに装着されてリンクの確立されている状態、電源供給されている状態、光通信路17が接続されてリンクの確立されている状態、通信状態などの識別できるように点灯パターンや発光色を変化させることができる。すなわち、LEDライト21を確認することで、トランシーバモジュール1の状態を容易に把握できる。
【0036】
次に、電気コネクタ3のピンアサインについて説明する。図4は電気コネクタ3のピンアサインを示した説明図である。図4(a)は比較例のピンアサインを示し、図4(b)は本実施例においてピン数を増加したピンアサインを示している。図4中、信号ピンはS、グランドピンはG、制御信号ピンはT(Type-sence)、F(Fault)、L(laser-disable)、電源ピンはPで表示している。
【0037】
信号の送受信において、隣り合う2本の信号ピンが1つの信号の送受信を担う。隣り合う2本の信号ピンの両端をグランドピンで挟みこむことで、信号の安定度が増加する。本実施例ではピン数を増加し、信号ピンが配置全体の両端(図4中の上端と下端)とならないように配置し、いずれの信号ピンもグランドピンにより挟み込む配置とした。これにより、信号の送受信が安定し、伝送特性が向上する効果が得られた。また、信号ピンと制御ピン、または信号ピンと電源ピンとが隣り合わないように配置したことにより、ノイズを抑制し、伝送特性を向上できる。また、本実施例の場合、電源ピンを5つ備え、必要な電流を分散することができるため、各ピンの温度上昇を低減できる。さらに、このピンアサインにおいて、電源ピンや制御ピンは、シグナルグランドと共有することができ、グランドピンの接続する配線中に制御信号を流すこともできる。これにより、ピン数を減らすこともできる。
【実施例2】
【0038】
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例では、本発明のトランシーバ装置100について説明する。図5は本発明のトランシーバ装置100の外観を示した斜視図である。トランシーバ装置100は、複数のトランシーバモジュール1がバックプレーン31に装着されて構成されている。バックプレーン31はトランシーバモジュール1の電気コネクタ3が接続可能なBPコネクタ32を複数備えている。
【0039】
このように、トランシーバ装置100は、複数のトランシーバモジュール1が接続可能に構成されることにより、大容量の情報を通信することができる。図5に示すような複数のトランシーバモジュール1が接続された場合であっても、光通信路側からLEDライト21を視認できるため、トランシーバモジュール1の接続状態を確認することができる。
【0040】
また、トランシーバ装置100は、トランシーバモジュール1をバックプレーン31へ接続する場合、パネル33越しに接続する。このパネル33は、バックプレーン31が搭載される計算機の壁面を構成するものである。トランシーバモジュール1がバックプレーン31に接続される場合、ラッチ18がパネル33に掛り固定される。さらに、パネル33とトランシーバモジュール1の間にはEMI(Electro Magnetic Interference)ガスケット34が設けられる。EMIガスケット34は、バックプレーン31に対するトランシーバモジュール1からの電波の不要放射を防止する。
【0041】
また、このバックプレーン31のBPコネクタ32には電気ケーブルモジュール35を接続することができる。図6は電気ケーブルモジュール35の外観を示した斜視図である。電気ケーブルモジュール35はバックプレーン31を搭載する計算機へ電力を供給する電気ケーブル36が接続されている。電気ケーブルモジュール35のインターフェイスコネクタ37はトランシーバモジュール1の電気コネクタ3と形状が共通である。このため、電気ケーブルモジュール35はバックプレーン31に接続することができる。電気ケーブルモジュール35のインターフェイスコネクタ37は中継配線基板であるパドルカードにより電気ケーブル36に接続されている。また、インターフェイスコネクタ37はパドルカードの両面に実装される。
【0042】
このように電気ケーブルモジュール35のインターフェイスをトランシーバモジュール1のインターフェイスと共通としたことにより、通信用と電源のインターフェイスコネクタを1つにできる。また、別途電気ケーブルの接続端子を設ける必要がなくなる。これにより、トランシーバ装置100の製造コストを低減できる。なお、電気ケーブルモジュール35は、トランシーバモジュール1同様に、ラッチ、プルタブ、LEDライトを備える構成とすることができる。
【0043】
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、さらに本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。本実施例では、トランシーバモジュール1は2つの光コネクタ2a、2bを備えたが、光コネクタを3以上備えた構成とすることもできる。この場合、さらに大容量情報の通信が可能となる。
【符号の説明】
【0044】
1 トランシーバモジュール
2a、2b 光コネクタ
3 電気コネクタ
6 回路基板
7、8 導波路アレイ
9、10 VCSELアレイ
11、12 PIN PDアレイ
17 光通信路(光ファイバー)
18 ラッチ
21 LEDライト
31 バックプレーン
32 BPコネクタ
34 EMIガスケット
35 電気ケーブルモジュール
37 インターフェイスコネクタ
100 トランシーバ装置
S 信号ピン
G グランドピン
T、F、L 制御信号ピン
P 電源ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光通信路が結合される複数の光コネクタと、
電気通信路が結合される電気コネクタと、
前記光コネクタで受信した光信号を前記電気コネクタへ送信する電気信号へ変換し、前記電気コネクタで受信した電気信号を前記光コネクタへ送信する光信号へ変換する受発光素子が搭載された回路基板と、
前記光コネクタと前記受発光素子とを光学的に結合する導波路と、
を備えたことを特徴とする光電変換モジュール。
【請求項2】
前記受発光素子は前記複数の光コネクタのそれぞれに対応して前記回路基板に搭載され、
それぞれ組となる受発光素子と光コネクタとが導波路により光学的に結合されたことを特徴とする請求項1記載の光電変換モジュール。
【請求項3】
前記導波路は一方向通信、または双方向通信である請求項2記載の光電変換モジュール。
【請求項4】
前記回路基板に前記電気コネクタを1つ搭載したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の光電変換モジュール。
【請求項5】
前記電気コネクタの接続時にモジュール本体の離脱を防止する離脱防止手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の光電変換モジュール。
【請求項6】
前記電気コネクタのリンク確立状態、前記光コネクタのリンク確立状態、及び/または電源供給状態を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の光電変換モジュール。
【請求項7】
前記表示手段が光コネクタ側に配置されていることを特徴とする請求項6記載の光電変換モジュール。
【請求項8】
前記電気コネクタ側に電波遮蔽部材が設けられたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の光電変換モジュール。
【請求項9】
前記電気コネクタの端子は、信号ピン、制御ピン、電源ピンを備えたことを特徴とする請求項1乃至8の光電変換モジュール。
【請求項10】
前記電源ピンや制御ピンは、シグナルグランドと共有することを特徴とした請求項9記載の光電変換モジュール。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれか一項記載の光電変換モジュールの電気コネクタと接続するコネクタを複数有するバックプレーンを備え、前記バックプレーンに前記光電変換モジュールを接続したことを特徴とする光電変換装置。
【請求項12】
前記電気コネクタと共通のコネクタを有し電力を供給する電気ケーブルモジュールを、前記バックプレーンのコネクタに接続したことを特徴とする請求項11記載の光電変換装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−248243(P2011−248243A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−123433(P2010−123433)
【出願日】平成22年5月28日(2010.5.28)
【出願人】(501398606)富士通コンポーネント株式会社 (848)
【Fターム(参考)】