説明

半導体装置およびその製造方法

【課題】紫外線から受けるダメージを抑制することができ、且つ、小型化にも対応することが可能な半導体装置およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、半導体基板10上に設けられたシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40と、半導体基板10と第1絶縁膜40との間に設けられた電荷蓄積層14を含むONO膜からなる第2絶縁膜34と、第2絶縁膜34と第1絶縁膜40との間に設けられたゲート電極20と、ゲート電極20を挟むように半導体基板10内に設けられたビットライン22と、を具備する半導体装置およびその製造方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体装置およびその製造方法に関し、特に、紫外線を吸収する膜を備えた半導体装置およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の製造において、膜堆積やエッチングは様々な方法により実行されている。一般的な膜堆積方法にプラズマ化学気相成長(プラズマCVD)法があり、また一般的なエッチング方法に反応性イオンエッチング(RIE)法がある。これら、プラズマCVD法やRIE法はプラズマを基本として用いた製造方法である。
【0003】
プラズマを用いた製造方法を実行すると紫外線(UV)が発生する。紫外線は、例えば酸化シリコンのSi−O結合や窒化シリコンのSi−N結合を切断することが知られている。このため、紫外線が酸化シリコンや窒化シリコンを含む絶縁膜に照射されると、絶縁膜にはダメージが生じる。特に、近年における半導体装置の小型化に伴い、絶縁膜の薄膜化も進んでいる。このため、絶縁膜が紫外線から受けるダメージはより大きくなる。
【0004】
特許文献1に紫外線から受けるダメージを抑制することが可能な半導体装置(従来例1)が開示されている。図1は従来例1の断面図である。図1を参照に、半導体基板10上にトンネル酸化膜12、電荷蓄積層14およびトップ酸化膜16からなるONO膜18が設けられている。ONO膜18上にゲート電極20が設けられている。ゲート電極20を挟むように半導体基板10内にビットライン22が設けられている。ゲート電極20の側面にサイドウォール層24が設けられている。ゲート電極20を覆うようにONO膜18上に下層絶縁膜26が設けられている。下層絶縁膜26上に紫外線吸収層28および上層絶縁膜30が設けられている。ビットライン22上にONO膜18、下層絶縁膜26、紫外線吸収層28および上層絶縁膜30を貫通するプラグ金属32が設けられている。ゲート電極20上に下層絶縁膜26、紫外線吸収層28および上層絶縁膜30を貫通するプラグ金属32が設けられている。
【0005】
従来例1によれば、プラグ金属32を形成するため、ビットライン22上およびゲート電極20上に紫外線吸収層28や上層絶縁膜30等を貫通する貫通孔を形成する。ONO膜18上には紫外線吸収層28が設けられている。このため、貫通孔の形成にRIE法を用いてエッチングを行っても、エッチングの際に発生する紫外線は紫外線吸収層28に吸収される。よって、ONO膜18まで達する紫外線の量は少なくなり、ONO膜18が紫外線から受けるダメージを抑制することができる。
【0006】
また、特許文献2には、プラグ金属32上に配線を兼ねる紫外線吸収層28を設け、この紫外線吸収層28によりONO膜18が紫外線から受けるダメージを抑制する技術が開示されている。
【特許文献1】特開2003−243545
【特許文献2】特開2005−347589
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来例1において、紫外線吸収層28は一般的に金属、半導体もしくは未結合手を多く有する絶縁膜により形成される。このため、プラグ金属32間に紫外線吸収層28を介して流れるリーク電流が生じる。
【0008】
このリーク電流の発生を抑制する技術を図2に示す。図2を参照に、プラグ金属32と紫外線吸収層28との間に隙間Dが設けられている。隙間Dには上層絶縁膜30が設けられている。このため、プラグ金属32と紫外線吸収層28とは電気的に分離している。その他の構成については従来例1と同じであり、図1に示しているので説明を省略する。
【0009】
図2によれば、上層絶縁膜30によりプラグ金属32は互いに電気的に分離している。このため、プラグ金属32間のリーク電流を抑制することができる。
【0010】
しかしながら、半導体装置の小型化が進むと、プラグ金属32間の間隔が狭くなる。よって、必然的にプラグ金属32と紫外線吸収層28との隙間Dも狭くなる。このため、プラグ金属32と紫外線吸収層28とが接しないように製造することは困難となる。
【0011】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、紫外線から受けるダメージを抑制することができ、且つ、小型化にも対応することが可能な半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた、粒子を含む第1絶縁膜と、を具備し、前記粒子の紫外線に対する消衰係数は、前記第1絶縁膜の紫外線に対する消衰係数より高いことを特徴とする半導体装置である。本発明によれば、粒子が多くの紫外線を吸収するため、紫外線から受けるダメージを抑制することが可能な半導体装置を提供することができる。また、第1絶縁膜を流れる電流を抑制することができるため、小型化にも対応することが可能な半導体装置を提供することができる。
【0013】
上記構成において、前記粒子はシリコン粒子である構成とすることができる。また、上記構成において、前記粒子は前記第1絶縁膜の幅方向に散在している構成とすることができる。
【0014】
上記構成において、前記粒子は前記第1絶縁膜の厚み方向に散在している構成とすることができる。この構成によれば、より多くの紫外線が粒子に吸収されるため、紫外線から受けるダメージをより抑制することができる。
【0015】
上記構成において、複数の前記粒子を含む第1絶縁膜は積層されている構成とすることができる。この構成によれば、より多くの紫外線が粒子に吸収されるため、紫外線から受けるダメージをより抑制することができる。
【0016】
上記構成において、前記半導体基板上に設けられた第2絶縁膜を具備し、前記第2絶縁膜は前記半導体基板と前記第1絶縁膜との間に設けられている構成とすることができる。この構成によれば、第2絶縁膜が紫外線から受けるダメージを抑制することができる。
【0017】
上記構成において、前記第2絶縁膜は酸化シリコンおよび窒化シリコンの少なくとも一方を含む構成とすることができる。また、上記構成において、前記第2絶縁膜は電荷蓄積層を含むONO膜である構成とすることができる。
【0018】
上記構成において、前記半導体基板と前記第1絶縁膜との間に設けられた電荷蓄積層を含むONO膜と、前記ONO膜と前記第1絶縁膜との間に設けられたゲート電極と、前記ゲート電極を挟むように前記半導体基板内に設けられたビットラインと、を具備する構成とすることができる。この構成によれば、SONOS(もしくはMONOS)型構造の半導体装置において、ONO膜が紫外線から受けるダメージを抑制することができる。
【0019】
上記構成において、前記半導体基板と前記第1絶縁膜との間に設けられた酸化シリコン膜と、前記酸化シリコン膜と前記第1絶縁膜との間に設けられたゲート電極と、前記ゲート電極を挟むように前記半導体基板内に設けられたソース領域およびドレイン領域と、を具備する構成とすることができる。この構成によれば、MOSFETにおいて、酸化シリコン膜が紫外線から受けるダメージを抑制することができる。
【0020】
本発明は、半導体基板上に第1絶縁膜の紫外線に対する消衰係数より高い消衰係数である粒子を形成する工程と、前記粒子を覆うように前記半導体基板上に前記第1絶縁膜を形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法である。本発明によれば、粒子が多くの紫外線を吸収するため、紫外線から受けるメージを抑制することが可能な半導体装置の製造方法を提供することができる。また、第1絶縁膜を流れる電流を抑制することができるため、小型化にも対応することが可能な半導体装置の製造方法を提供することができる。
【0021】
上記構成において、前記粒子はシリコン粒子である構成とすることができる。
【0022】
上記構成において、前記粒子を形成する工程は、前記粒子の原料を含むガス雰囲気中で瞬間的にプラズマを生成して前記ガスを反応させることにより、前記粒子を形成する工程である構成とすることができる。この構成によれば、小さい直径の粒子を形成することができる。
【0023】
上記構成において、前記粒子を形成する工程は、プラズマCVD装置を用いる構成とすることができる。
【0024】
上記構成において、前記粒子を形成する工程は、前記粒子と同じ原料の薄膜を前記半導体基板に形成した後、前記薄膜に瞬間的に熱を加えて凝集させることにより、前記粒子を形成する工程である構成とすることができる。この構成によれば、小さい直径の粒子を形成することができる。
【0025】
上記構成において、前記粒子を形成する工程は、RTA法もしくはレーザーアニール法を用いる構成とすることができる。
【0026】
上記構成において、前記粒子を形成する工程と、前記第1絶縁膜を形成する工程と、を繰り返し行うことで、前記粒子を含む前記第1絶縁膜を積層させる構成とすることができる。この構成によれば、より多くの紫外線が粒子に吸収されるため、紫外線から受けるダメージをより抑制することができる。
【0027】
上記構成において、積層した前記粒子を含む第1絶縁膜それぞれを溶融させることで、積層した前記粒子を含む第1絶縁膜を1層の前記粒子を含む第1絶縁膜とする構成とすることができる。この構成によれば、第1絶縁膜の絶縁性を向上させることができる。
【0028】
上記構成において、前記第1絶縁膜はBPSG膜である構成とすることができる。この構成によれば、第1絶縁膜の溶融を容易に行うことができる。
【0029】
上記構成において、前記第1絶縁膜を形成する工程の後、紫外線を発生させる工程を有する構成とすることができる。この構成によれば、紫外線から受けるダメージを抑制することができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、半導体基板上に第1絶縁膜の紫外線に対する消衰係数より高い消衰係数の粒子を含む第1絶縁膜を設けることで、粒子がより多くの紫外線を吸収するため、紫外線から受けるダメージを抑制することが可能な半導体装置を得ることができる。また、第1絶縁膜を流れる電流を抑制することができるため、小型化にも対応することが可能な半導体装置を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、図面を参照に本発明の実施例を説明する。
【実施例1】
【0032】
図3は実施例1に係るフラッシュメモリの断面図である。図3を参照に、半導体基板10表面にトンネル酸化膜12、電荷蓄積層14およびトップ酸化膜16が順次設けられている。これによりONO膜からなる第2絶縁膜34が形成される。第2絶縁膜34上にゲート電極20が設けられている。ゲート電極20を挟むように半導体基板10内にビットライン22が設けられている。ゲート電極20の側面にはサイドウォール層24が設けられている。ゲート電極20を覆うように第2絶縁膜34上に下層絶縁膜26が設けられている。下層絶縁膜26上に例えば直径1〜10nmのシリコン粒子36を含む例えば厚さ約10nmの第1絶縁膜40が4層設けられている。なお、シリコン粒子36は第1絶縁膜40の幅方向に散在しており、シリコン粒子36は互いに接していない。4層目の第1絶縁膜40上に上層絶縁膜30が設けられている。ビットライン22上に第2絶縁膜34、下層絶縁膜26、第1絶縁膜40および上層絶縁膜30を貫通するプラグ金属32が設けられている。また、ゲート電極20上に下層絶縁膜26、第1絶縁膜40および上層絶縁膜30を貫通するプラグ金属32が設けられている。プラグ金属32により、ゲート電極20およびビットライン22は外部と電気的に接続している。
【0033】
図4(a)から図5(c)を参照に、実施例1に係るフラッシュメモリの製造方法について説明する。図4(a)を参照に、P型シリコン基板(または、P型シリコン領域を有する半導体基板)である半導体基板10上に酸化シリコン膜であるトンネル酸化膜12を形成する。トンネル酸化膜12上に窒化シリコン膜である電荷蓄積層14を形成する。電荷蓄積層14上に酸化シリコン膜であるトップ酸化膜16を形成する。トンネル酸化膜12、電荷蓄積層14およびトップ酸化膜16の形成は、例えばCVD法を用いることができる。これにより、半導体基板10上にトンネル酸化膜12、電荷蓄積層14およびトップ酸化膜16からなるONO膜である第2絶縁膜34が形成される。第2絶縁膜34上に所定の形状をした例えばポリシリコンからなるゲート電極20を形成する。
【0034】
図4(b)を参照に、ゲート電極20をマスクとして、半導体基板10に例えば砒素イオンを注入し、その後熱処理をする。これにより、ゲート電極20を挟むように、半導体基板10内にN型拡散層であるビットライン22が形成される。
【0035】
図4(c)を参照に、ゲート電極20を覆うように例えば酸化シリコン膜を形成し、その後エッチングする。これにより、ゲート電極20の側面に酸化シリコン膜であるサイドウォール層24が形成される。ゲート電極20およびサイドウォール層24を覆うように第2絶縁膜34上に例えば酸化シリコン膜である下層絶縁膜26を形成する。なお、サイドウォール層24は、ゲート電極20での段差を緩やかにし、下層絶縁膜26およびシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40がゲート電極20を容易に覆うことができるように設けられている。
【0036】
図4(d)を参照に、下層絶縁膜26上に例えばシリコン粒子36を形成する。ここで、図6(a)を用いてシリコン粒子36を形成する第1の方法を説明する。図6(a)を参照に、シラン(SiH)ガス雰囲気中に下層絶縁膜26まで形成した半導体基板10を配置する。シランガス雰囲気中で瞬間的にプラズマを生成する。これにより、シランガスは瞬間的に反応し、シランガスが半導体基板10に届く前にシリコン粒子36が生じる。このシリコン粒子36が下層絶縁膜26に付着することで、下層絶縁膜26上にシリコン粒子36を形成することができる。なお、シランガス雰囲気中で瞬間的にプラズマを生成する方法として、例えばプラズマCVD装置を用いることができる。
【0037】
次に、図6(b)および図6(c)を用いて、シリコン粒子36を形成する第2の方法を説明する。図6(b)を参照に、下層絶縁膜26上にシリコン薄膜42を形成する。シリコン薄膜42の形成は、例えばCVD法やPVD法を用いることができる。図6(c)を参照に、シリコン薄膜42に例えば1200℃の温度を瞬間的に加える。これにより、シリコン薄膜42は凝集しシリコン粒子36となる。よって、下層絶縁膜26上にシリコン粒子36を形成することができる。なお、1200℃の温度を瞬間的に加える方法として、例えばRTA(Rapid Thermal Annealing)法やレーザーアニール法を用いることができる。
【0038】
図5(a)を参照に、シリコン粒子36を覆うように下層絶縁膜26上に例えば酸化シリコン膜である第1絶縁膜40を形成する。第1絶縁膜40の形成は例えばCVD法を用いることができる。
【0039】
図5(b)を参照に、シリコン粒子36の形成および第1絶縁膜40の形成を繰り返し行うことで、シリコン粒子36を含む第1絶縁膜40を4層積層させる。
【0040】
図5(c)を参照に、4層目の第1絶縁膜40上に例えば酸化シリコン膜である上層絶縁膜30を形成する。ビットライン22上に第2絶縁膜34、下層絶縁膜26、第1絶縁膜40および上層絶縁膜30を貫通する貫通孔を形成する。ゲート電極20上にも下層絶縁膜26、第1絶縁膜40および上層絶縁膜30を貫通する貫通孔を形成する。貫通孔に例えばW(タングステン)を埋め込むことによりプラグ金属32を形成する。これにより、実施例1に係るフラッシュメモリが完成する。
【0041】
実施例1によれば、図3に示すように、第2絶縁膜34上にシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が設けられている。シリコン粒子36の紫外線(波長250nm)に対する消衰係数は3.8以上であり、第1絶縁膜40である酸化シリコンの紫外線(波長250nm)に対する消衰係数は0.01以下である。つまり、シリコン粒子36の紫外線に対する消衰係数は酸化シリコンの紫外線に対する消衰係数より高い。よって、シリコン粒子36は酸化シリコン(つまり、第1絶縁膜40、下層絶縁膜26および上層絶縁膜30)に比べて紫外線をより多く吸収する。
【0042】
このため、図5(c)に示すように、RIE法を用いて貫通孔の形成を行った場合でも、プラズマから発生する紫外線は、第1絶縁膜40に含まれるシリコン粒子36により、より多く吸収される。よって、第2絶縁膜34に到達する紫外線の量は少なくなる。したがって、第2絶縁膜34上にシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が設けられている場合は、シリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が設けられていない場合に比べ、第2絶縁膜34が紫外線から受けるダメージを抑制することができる。第2絶縁膜34に紫外線が照射されると、第2絶縁膜34はONO膜であるため、電荷蓄積層14である窒化シリコン膜のSi−N結合が切断される。このため、電荷蓄積層14に欠陥が生じ、ONO膜の電荷保持能力が低下する。しかしながら、実施例1によれば、第2絶縁膜34が紫外線から受けるダメージを抑制することができるため、ONO膜の電荷保持能力の低下を抑制することが可能となる。
【0043】
また、引用文献(特開2005−347589号公報)に記載されているように、紫外線が半導体基板10に照射されると、半導体基板10中の電子が励起されてONO膜に蓄積し、閾値電圧が上昇してしまう。閾値電圧が上昇すると、ONO膜中の電子の消去ができなくなる。つまり、半導体装置は正常な動作を行うことができなくなる。しかしながら、実施例1によれば、半導体基板10上にシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が設けられていることにより、半導体基板10に照射する紫外線の量を抑制することができる。このため、ONO膜の閾値電圧の上昇を抑制することが可能となる。
【0044】
また、図3に示すように、第1絶縁膜40に含まれるシリコン粒子36は互いに接していない。このため、第1絶縁膜40を流れる電流を抑制することができる。つまり、プラグ金属32が第1絶縁膜40に接していても、プラグ金属32間のリーク電流を抑制することができる。したがって、従来例2に示すような隙間Dを設ける必要がなく、半導体装置の小型化に対応することが可能となる。なお、実施例1ではシリコン粒子36は互いに接していない場合を示したが、一部のシリコン粒子36が互いに接しており、他の部分でシリコン粒子36が互いに接していない場合でもよい。この場合でも、プラグ金属32間のリーク電流を抑制することができる。
【0045】
実施例1の製造方法によれば、図6(a)に示すように、プラズマCVD装置を用いて、下層絶縁膜26まで形成した半導体基板10をシランガス雰囲気中に配置し、瞬間的にプラズマを生成してシランガスを反応させることで、シリコン粒子36を形成している。このように、第1絶縁膜40に含まれる粒子の原料を含むガス雰囲気中で瞬間的にプラズマを生成してガスを反応させることにより、ガスに含まれる原料からなる粒子を形成することができる。なお、実施例1ではプラズマCVD装置を用いた場合を例に示しているがこれに限られるわけではない。また、ガスを反応させる方法として、瞬間的にプラズマを生成する方法を示しているが、これに限らず、ガスに光を照射することにより反応させる方法等、その他の方法を用いてもよい。
【0046】
また、図6(b)および図6(c)に示すように、下層絶縁膜26上にシリコン薄膜42を形成した後、RTA法もしくはレーザーアニール法を用いて、シリコン薄膜42に瞬間的に熱を加えて凝集させることで、シリコン粒子36を形成している。このように、第1絶縁膜40に含まれる粒子と同じ原料の薄膜を下層絶縁膜26上に形成した後、薄膜に瞬間的に熱を加えて凝集させることにより、薄膜と同じ原料からなる粒子を形成することができる。なお、実施例1ではRTA法もしくはレーザーアニール法を用いた場合を例に示しているがこれに限られるわけではない。シリコン薄膜42に瞬間的に熱を加えて凝集させることができればその他の方法を用いてもよい。特に、レーザーアニール法では、短波長のレーザーを用いることで、シリコン薄膜42でのみ熱吸収が起こり、シリコン薄膜42のみを凝集させることができる。
【0047】
さらに、図5(b)に示すように、シリコン粒子36の形成と第1絶縁膜40の形成とを繰り返し行うことで、シリコン粒子36を含む第1絶縁膜40を4層に積層している。このため、シリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が積層していない場合に比べ、第2絶縁膜34を上方から見た場合のシリコン粒子36で覆われる第2絶縁膜34の領域が大きくなる。且つ、紫外線はより多くのシリコン粒子36を通過して半導体基板10に到達することになる。なお、最も好ましいのは、シリコン粒子36を含む第1絶縁膜40を積層することで、第2絶縁膜34を上方から見た場合に、第2絶縁膜34全面がシリコン粒子36で覆われる場合である。
【0048】
図7(a)および図7(b)に、紫外線吸収層の膜厚と消衰係数とにおける透過率をシミュレーションで計算した結果を示す。なお、透過率とは、紫外線吸収層に進入する前の紫外線のエネルギー(I)と紫外線吸収層を通過後の紫外線のエネルギー(I)との比(I/I)のことをいう(図7(c)参照)。つまり、透過率が小さいほどより多くの紫外線が紫外線吸収層により吸収されていることになる。また、図7(a)は紫外線の波長が150nmの場合、図7(b)は紫外線の波長が250nmの場合の結果を示している。
【0049】
図7(a)および図7(b)に示すように、消衰係数を一定とした場合、紫外線吸収層の膜厚が厚くなるほど透過率は小さくなる。実施例1においては、図3に示すように、紫外線吸収層としてシリコン粒子36を用いて、シリコン粒子36を含む第1絶縁膜40を積層している。このため、シリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が積層していない場合に比べ、紫外線はより多くのシリコン粒子36を通過することになり、実質的にシリコン粒子36の膜厚が厚くなっているといえる。よって、実施例1のようにシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が積層している場合は、シリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が積層していない場合に比べ、紫外線の透過率を小さくすることができ、第2絶縁膜34が紫外線から受ける影響をより抑制することができる。
【0050】
また、実施例1では、図3に示すように、シリコン粒子36の直径が1〜10nmの場合を例に示している。シリコン粒子36の波長250nmに対する消衰係数は3.8以上であるため、図7(b)から透過率は10%〜50%程度であることが分かる。要するに、図7(a)および図7(b)に示す計算結果から、紫外線の波長と透過率を決めることで、紫外線吸収層の膜厚と消衰係数とを決定することができる。これにより、紫外線吸収層の膜厚と材料とを適宜決定することができる。つまり、実施例1では、第1絶縁膜40に含まれる粒子の直径と粒子の材料とを適宜決定することができる。
【0051】
実施例1において、図3に示すように、第1絶縁膜40に含まれる粒子はシリコン粒子36である場合を示したがこれに限られない。第1絶縁膜40の紫外線に対する消衰係数より高い消衰係数を有する材料であれば、その他の材料でもよい。
【0052】
また、図3に示すように、第1絶縁膜40は4層で積層している場合を示したがこれに限らず、5層、6層等で積層している場合でもよく、また、積層していない場合でもよい。しかしながら、紫外線の透過率を小さくすることができ、第2絶縁膜34が紫外線から受けるダメージをより抑制することができるため、第1絶縁膜40は積層している場合が好ましい。
【0053】
図8は実施例1の変形例1に係るフラッシュメモリの断面図である。図8を参照に、ゲート電極20を覆うように第2絶縁膜34上に設けられた下層絶縁膜26の上面は平面状になっている。その他の構成については、実施例1と同じであり、図3に示しているので説明を省略する。
【0054】
実施例1の変形例1に係るフラッシュメモリの製造方法は、図4(c)における下層絶縁膜26の製造において、ゲート電極20を覆うように第2絶縁膜34上に下層絶縁膜26を形成する。その後、下層絶縁膜26の上面が平面状になるよう、下層絶縁膜26を研磨する。これ以外の工程については実施例1と同じであり、図4(a)から図5(c)に示しているので説明を省略する。
【0055】
実施例1の変形例1によれば、図8に示すように、下層絶縁膜26の上面は平面状になっており、下層絶縁膜26上にシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が設けられている。このため、図3に示す実施例1に比べて、シリコン粒子36の形成およびシリコン粒子36を覆うように形成する第1絶縁膜40の形成を容易に行うことが可能となる。
【実施例2】
【0056】
図9は実施例2に係るフラッシュメモリの断面図である。図9を参照に、下層絶縁膜26上に第1絶縁膜40が1層設けられている。第1絶縁膜40に含まれるシリコン粒子36は第1絶縁膜40の幅方向と厚み方向とに散在している。第1絶縁膜40の厚さは例えば15nmであり、第1絶縁膜40は例えばBPSG(Boron−Phosphorns Silicate Glass)膜で形成される。その他の構成については、実施例1と同じであり図3に示しているので説明を省略する。
【0057】
図10(a)から図10(d)を用い、実施例2に係るフラッシュメモリの製造方法を説明する。半導体基板10上にONO膜である第2絶縁膜34を形成する工程、第2絶縁膜34上にゲート電極20を形成する工程、ゲート電極20の側面にサイドウォール層24を形成する工程、半導体基板10内にビットライン22を形成する工程およびゲート電極20を覆うように第2絶縁膜34上に下層絶縁膜26を形成する工程は実施例1と同じであり、図4(a)から図4(c)に示しているので説明を省略する。
【0058】
図10(a)を参照に、下層絶縁膜26上にシリコン粒子36を形成する。シリコン粒子36を覆うように例えばCVD法によりBPSG膜からなる第1絶縁膜40を形成する。図10(b)を参照に、シリコン粒子36の形成および第1絶縁膜40の形成を繰り返し行うことで、シリコン粒子36を含む第1絶縁膜40を4層積層させる。
【0059】
図10(c)を参照に、第1絶縁膜40それぞれを溶融させる。これにより、4層に積層した第1絶縁膜40は、第1絶縁膜40の幅方向と厚み方向とにシリコン粒子36が散在する、1層の第1絶縁膜40となる。なお、第1絶縁膜40をBPSG膜により形成した理由は、BPSG膜は軟化温度が低いため、溶融が容易にできるためである。
【0060】
図10(d)を参照に、第1絶縁膜40上に酸化シリコン膜からなる上層絶縁膜30を形成する。ビットライン22上に第2絶縁膜34、下層絶縁膜26、第1絶縁膜40および上層絶縁膜30を貫通するプラグ金属32を形成する。ゲート電極20上にも下層絶縁膜26、第1絶縁膜40および上層絶縁膜30を貫通するプラグ金属32を形成する。プラグ金属32は例えばW(タングステン)により形成することができる。これにより、実施例2に係るフラッシュメモリが完成する。
【0061】
実施例2によれば、図9に示すように、第1絶縁膜40の幅方向と厚み方向とに散在したシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が1層設けられている。シリコン粒子36が第1絶縁膜40の幅方向と厚み方向とに散在している場合は、シリコン粒子36が第1絶縁膜40の幅方向にのみ散在している場合に比べ、紫外線の透過率を小さくすることができる。このため、第2絶縁膜34が紫外線から受けるダメージをより抑制することができる。
【0062】
また、図9に示すように、下層絶縁膜26上に設けられている第1絶縁膜40は1層である。実施例1では、図3に示すように、第1絶縁膜40は4層設けられている。このため、実施例1では、互いの第1絶縁膜40の間に界面が生じ、この界面によりプラグ金属32間の絶縁性が低下する。一方、実施例2では、積層した第1絶縁膜40それぞれを溶融して、第1絶縁膜40を1層にしているため界面は存在しない。このため、実施例2は実施例1に比べて、プラグ金属32間の絶縁性を向上させることができる。
【0063】
実施例2において、図9に示すように、第1絶縁膜40はBPSG膜である場合を示したがこれに限らず、酸化シリコン膜やPSG膜やBSG膜等の絶縁膜の場合でもよい。特に、第1絶縁膜40は溶融するため、軟化温度の低い絶縁膜である場合が好ましい。
【0064】
また、図9に示すように、第1絶縁膜40の厚さが15nmである場合を示したがこれに限られない。特に、紫外線の透過率を小さくして、第2絶縁膜34が紫外線から受けるダメージを抑制するためには、シリコン粒子36を多く含む必要があるため、第1絶縁膜40の厚さは15nm以上ある場合が好ましい。
【0065】
さらに、図9に示すように、第1絶縁膜40の幅方向と厚み方向とに散在したシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が1層設けられている場合を示したがこれに限らず、2層や3層等複数積層されている場合でもよい。この場合は、第2絶縁膜34が紫外線より受けるダメージを抑制する効果は向上するが、第1絶縁膜40の間に界面が生じるため、プラグ金属32間の絶縁性は低下する。
【0066】
実施例1および実施例2において、半導体基板10上にONO膜である第2絶縁膜34が設けられ、第2絶縁膜34上にゲート電極20が設けられ、第2絶縁膜34上およびゲート電極20上にシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が設けられ、ゲート電極20を挟むように半導体基板10内にビットライン22が設けられたSONOS型構造の半導体装置の場合を例に示したがこれに限られない。例えば、半導体基板10上に酸化シリコン膜が設けられ、酸化シリコン膜上にゲート電極20が設けられ、酸化シリコン膜上およびゲート電極20上にシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が設けられ、ゲート電極20を挟むように半導体基板10内にソース領域およびドレイン領域が設けられたMOSFETの場合でもよい。
【0067】
MOSFETの場合は、ゲート酸化膜に酸化シリコン膜を用いている。このため、ゲート酸化膜に紫外線が照射されると、ゲート酸化膜のSi−O結合が切断され、ゲート酸化膜に欠陥が生じる。このため、ゲート酸化膜の耐電圧性は低下する。しかしながら、本発明によれば、シリコン粒子36を含む第1絶縁膜40をゲート酸化膜上に設けることで、ゲート酸化膜に到達する紫外線の量は少なくなり、ゲート酸化膜が紫外線から受けるダメージを抑制できる。このため、ゲート酸化膜の耐電圧性の低下を抑制することができる。また、CCD(Charge Coupled Device)トランジスタの場合は、半導体基板と電極との間に酸化シリコン膜である酸化膜を設けている。この酸化膜に紫外線が照射されると、酸化膜に欠陥が生じる。このため、ノイズが増大する。しかしながら、本発明によれば、シリコン粒子36を含む第1絶縁膜40を酸化膜上に設けることで、酸化膜が紫外線から受けるダメージを抑制できる。このため、ノイズの増大を抑制することができる。
【0068】
このように、半導体基板10上にシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40を設けることで、第1絶縁膜40を形成した後に、紫外線を発生する工程を行っても、半導体基板10上に設けられた絶縁膜が受けるダメージを抑制することができる。特に、酸化シリコンおよび窒化シリコンは紫外線により欠陥が生じやすいため、半導体基板10上に酸化シリコンおよび窒化シリコンの少なくとも一方を含む絶縁膜が設けられている場合は、本発明の効果がより大きく得られる。
【0069】
また、半導体基板10上に設けられたトランジスタ等の半導体素子が絶縁膜を有していない場合でも、半導体素子は紫外線によりダメージを受ける。このため、少なくとも、半導体基板10上にシリコン粒子36を含む第1絶縁膜40が設けられていれば、半導体基板10上に設けられた半導体素子に生じるダメージを抑制することが可能となる。
【0070】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】図1は従来例1に係るフラッシュメモリの断面図である。
【図2】図2は従来例1に係る課題を抑制する技術の断面図である。
【図3】図3は実施例1に係るフラッシュメモリの断面図である。
【図4】図4(a)から図4(d)は実施例1に係るフラッシュメモリの製造方法を示す断面図(その1)である。
【図5】図5(a)から図5(c)は実施例1に係るフラッシュメモリの製造方法を示す断面図(その2)である。
【図6】図6(a)はシリコン粒子の第1の製造方法を示す断面図であり、図6(b)および図6(c)はシリコン粒子の第2の製造方法を示す断面図である。
【図7】図7(a)および図7(b)は、各透過率に対して紫外線吸収層の膜厚と必要な消衰係数とのシミュレーション結果である。
【図8】図8は実施例1の変形例1に係るフラッシュメモリの断面図である。
【図9】図9は実施例2に係るフラッシュメモリの断面図である。
【図10】図10(a)から図10(d)は実施例2に係るフラッシュメモリの製造方法を示す断面図である。
【符号の説明】
【0072】
10 半導体基板
12 トンネル酸化膜
14 電荷蓄積層
16 トップ酸化膜
18 ONO膜
20 ゲート電極
22 ビットライン
24 サイドウォール層
26 下層絶縁膜
28 紫外線吸収層
30 上層絶縁膜
32 プラグ金属
34 第2絶縁膜
36 シリコン粒子
40 第1絶縁膜
42 シリコン薄膜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板と、
前記半導体基板上に設けられた、粒子を含む第1絶縁膜と、を具備し、
前記粒子の紫外線に対する消衰係数は、前記第1絶縁膜の紫外線に対する消衰係数より高いことを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記粒子はシリコン粒子であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記粒子は前記第1絶縁膜の幅方向に散在していることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
【請求項4】
前記粒子は前記第1絶縁膜の厚み方向に散在していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の半導体装置。
【請求項5】
複数の前記粒子を含む第1絶縁膜が積層されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の半導体装置。
【請求項6】
前記半導体基板上に設けられた第2絶縁膜を具備し、
前記第2絶縁膜は前記半導体基板と前記第1絶縁膜との間に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第2絶縁膜は酸化シリコンおよび窒化シリコンの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第2絶縁膜は電荷蓄積層を含むONO膜であることを特徴とする請求項6または7記載の半導体装置。
【請求項9】
前記半導体基板と前記第1絶縁膜との間に設けられた電荷蓄積層を含むONO膜と、
前記ONO膜と前記第1絶縁膜との間に設けられたゲート電極と、
前記ゲート電極を挟むように前記半導体基板内に設けられたビットラインと、を具備することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
【請求項10】
前記半導体基板と前記第1絶縁膜との間に設けられた酸化シリコン膜と、
前記酸化シリコン膜と前記第1絶縁膜との間に設けられたゲート電極と、
前記ゲート電極を挟むように前記半導体基板内に設けられたソース領域およびドレイン領域と、を具備することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
【請求項11】
半導体基板上に第1絶縁膜の紫外線に対する消衰係数より高い消衰係数である粒子を形成する工程と、
前記粒子を覆うように前記半導体基板上に前記第1絶縁膜を形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項12】
前記粒子はシリコン粒子であることを特徴とする請求項11記載の半導体装置。
【請求項13】
前記粒子を形成する工程は、前記粒子の原料を含むガス雰囲気中で瞬間的にプラズマを生成して前記ガスを反応させることにより、前記粒子を形成する工程であることを特徴とする請求項11または12記載の半導体装置の製造方法。
【請求項14】
前記粒子を形成する工程は、プラズマCVD装置を用いることを特徴とする請求項13記載の半導体装置の製造方法。
【請求項15】
前記粒子を形成する工程は、前記粒子と同じ原料の薄膜を前記基板上に形成した後、前記薄膜に瞬間的に熱を加えて凝集させることにより、前記粒子を形成する工程であることを特徴とする請求項11または12記載の半導体装置の製造方法。
【請求項16】
前記粒子を形成する工程は、RTA法もしくはレーザーアニール法を用いることを特徴とする請求項15記載の半導体装置の製造方法。
【請求項17】
前記粒子を形成する工程と、前記第1絶縁膜を形成する工程と、を繰り返し行うことで、前記粒子を含む前記第1絶縁膜を積層させることを特徴とする請求項11から16のいずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
【請求項18】
積層した前記粒子を含む第1絶縁膜それぞれを溶融させることで、積層した前記粒子を含む第1絶縁膜を1層の前記粒子を含む第1絶縁膜とすることを特徴とする請求項17記載の半導体装置の製造方法。
【請求項19】
前記第1絶縁膜はBPSG膜であることを特徴とする請求項11から18のいずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
【請求項20】
前記第1絶縁膜を形成する工程の後、紫外線を発生させる工程を有することを特徴とする請求項11から19のいずれか一項記載の半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−305871(P2008−305871A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−149794(P2007−149794)
【出願日】平成19年6月5日(2007.6.5)
【出願人】(504378124)スパンション エルエルシー (229)
【Fターム(参考)】