説明

研磨方法及び半導体装置の製造方法

【課題】半導体ウエハのエッジ部に形成された膜を除去することによりパーティクルの発生を抑制した半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係るの半導体装置の製造方法は、半導体ウエハ10の表面に熱酸化法又はCVD法により膜を成膜することにより、前記半導体ウエハのエッジ部10aにも前記膜が成膜される工程と、前記半導体ウエハのエッジ部に研磨材12を吹き付けることにより、前記エッジ部に成膜された膜を研磨して除去する工程と、を具備することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、研磨方法及び半導体装置の製造方法に係わり、特に、半導体ウエハのエッジ部に形成された膜を除去するための研磨方法、また、半導体ウエハのエッジ部に形成された膜を除去することによりパーティクルの発生を抑制した半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図3(A)は、従来の半導体ウエハを示す断面図である。
図3(A)に示す半導体ウエハ10は、シリコン基板に例えばトランジスタのような半導体素子を形成し、半導体素子の上に例えばシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜上に配線を形成し、最上層の配線上に例えばシリコン窒化膜からなるパッシベーション膜を形成し、パッシベーション膜にパッド開口部を形成した後の半導体ウエハであり、前工程を終了した後の半導体ウエハである。
【0003】
上記の前工程には、シリコン基板を熱酸化する工程、CVD(chemical vapor deposition)法によりシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜を形成する工程などがあり、これらの工程によって半導体ウエハ10のべべル部(ウエハエッジ部)10aにも熱酸化膜、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜などの膜21が成膜されてしまう(例えば特許文献1参照)。
【0004】
上述したように酸化膜や窒化膜などの膜21がウエハエッジ部10aに成膜された状態の半導体ウエハ10を熱処理炉に挿入してシンター処理を行うと、図3(B)に示すように、シンター処理による熱応力によってストレスの高い厚い膜21aが剥がれることがある。この剥がれた膜21aがパーティクルの原因となる。
【0005】
そこで、上記のようなパーティクルの発生を防止するために、シンター処理を行う前に、研磨、ドライエッチング、ウェットエッチングによる膜21の除去方法が考えられる。
【0006】
研磨による除去方法は、半導体ウエハ10のエッジ部10aにスラリーを吐出しながら研磨パッドで前記膜21を研磨することにより、半導体ウエハのエッジ部10aから膜21を除去する方法である。しかし、この方法では、半導体ウエハのノッチの部分の膜21を除去することが困難であること、スラリー及び研磨パッドの廃棄のコストが高いこと、スラリー又は研磨パッドからパーティクルが発生することなどの問題が残る。
【0007】
ドライエッチングによる除去方法は、半導体ウエハ10のエッジ部10aの膜21をプラズマエッチング法により除去する方法である。しかし、この方法では、膜の種類によってはエッチング不良が起こることがあること、半導体ウエハにプラズマダメージを与えてしまうおそれがあることなどの問題が残る。
【0008】
ウェットエッチングによる除去方法は、半導体ウエハ10のエッジ部10aの膜21をエッチング液により除去する方法である。しかし、この方法では、膜の種類によってはエッチング不良が起こることなどの問題が残る。
【0009】
【特許文献1】特開2006−120903号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述したように酸化膜や窒化膜などの膜21がウエハエッジ部10aに形成されると、その後の工程で前記膜21が剥がれることがあり、この剥がれた膜21aがパーティクルの原因となる。
【0011】
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、半導体ウエハのエッジ部に形成された膜を除去するための研磨方法、また、半導体ウエハのエッジ部に形成された膜を除去することによりパーティクルの発生を抑制した半導体装置の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するため、本発明に係る研磨方法は、半導体ウエハを回転させながら前記半導体ウエハのエッジ部に研磨材を吹き付けることにより、前記エッジ部に成膜された膜を研磨して除去することを特徴とする。
【0013】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体ウエハの表面に熱酸化法又はCVD法により膜を成膜することにより、前記半導体ウエハのエッジ部にも前記膜が成膜される工程と、
前記半導体ウエハのエッジ部に研磨材を吹き付けることにより、前記エッジ部に成膜された膜を研磨して除去する工程と、
を具備することを特徴とする。
【0014】
上記半導体装置の製造方法によれば、半導体ウエハのエッジ部に研磨材を吹き付けることによって前記エッジ部に成膜されている膜を研磨除去している。このため、この後の工程で前記エッジ部に成膜された膜が剥がれることを防止でき、その結果、膜が剥がれることに起因するパーティクルの発生を抑制できる。
【0015】
また、本発明に係る半導体装置の製造方法において、前記除去する工程の後に、前記半導体ウエハを洗浄する工程と、前記半導体ウエハを熱処理する工程とをさらに具備することも可能である。
【0016】
また、本発明に係る半導体装置の製造方法において、前記除去する工程の後に、前記半導体ウエハを洗浄する工程と、前記半導体ウエハに液浸露光を行う工程とをさらに具備することも可能である。
【0017】
また、本発明に係る半導体装置の製造方法において、前記研磨材は、粒径が1〜50μmの重曹であることが好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1(A)は、本発明の実施の形態による研磨方法を行う研磨装置を模式的に示す断面図であり、図1(B)は、図1(A)に示す研磨装置の平面図である。図2は、図1に示す半導体ウエハの一部を示す断面図である。
【0019】
まず、図2に示すように、シリコン基板10上にLOCOS法によりLOCOS酸化膜3を形成する。次いで、このLOCOS酸化膜3の内側に位置するシリコン基板10上に熱酸化法によりゲート酸化膜4を形成する。シリコン基板10には複数種類のトランジスタを形成するため、各種類によってゲート酸化膜の膜厚を変更して異なる膜厚のゲート酸化膜を形成する。具体的には、シリコン基板11に熱酸化(ゲート酸化)工程と酸化膜除去工程を繰り返す。この際、半導体ウエハ(シリコン基板)10のエッジ部にも熱酸化膜が形成される。
【0020】
次に、ゲート酸化膜4を含む全面上にCVD法によりポリシリコン膜を堆積し、このポリシリコン膜をパターニングにすることにより、ゲート酸化膜4上にはポリシリコン膜からなるゲート電極5が形成される。次いで、このゲート電極5及びLOCOS酸化膜3をマスクとして不純物をイオン注入することにより、シリコン基板10にはLDD領域7が形成される。
【0021】
次いで、ゲート電極5を含む全面上にシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜をCVD法により堆積し、このシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜をエッチバックすることにより、ゲート電極5の側壁にはサイドウォール6が形成される。次いで、このサイドウォール6及びゲート電極5をマスクとして不純物をイオン注入することにより、シリコン基板10にはソース・ドレイン領域8が形成される。
【0022】
この後、ゲート電極5を含む全面上にシリコン酸化膜からなる第1の層間絶縁膜22をCVD法により形成する。この際、半導体ウエハのエッジ部にも第1の層間絶縁膜が成膜される。
【0023】
次いで、第1の層間絶縁膜22上にレジストパターン(図示せず)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとして第1の層間絶縁膜22をエッチングすることにより、第1の層間絶縁膜22にゲート電極6及びソース・ドレイン領域8それぞれの上に位置するコンタクトホール22aが形成される。
【0024】
次いで、コンタクトホール22a内及び第1の層間絶縁膜22上にW膜をスパッタリング法により堆積する。次いで、第1の層間絶縁膜22上に存在するW膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)又はエッチバックで除去することにより、コンタクトホール22内には第1のWプラグ9が埋め込まれる。次いで、第1のWプラグ9及び第1の層間絶縁膜22の上にスパッタリング法によりAl合金膜を堆積し、このAl合金膜をパターニングすることにより、第1のWプラグ9及び第1の層間絶縁膜22上には第1のAl合金配線30が形成される。
【0025】
次に、第1のAl合金配線30及び第1の層間絶縁膜22の上にシリコン酸化膜からなる第2の層間絶縁膜23をCVD法により形成する。この際、半導体ウエハのエッジ部にも第2の層間絶縁膜が成膜される。
【0026】
次いで、第2の層間絶縁膜23上にレジストパターン(図示せず)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとして第2の層間絶縁膜23をエッチングすることにより、第2の層間絶縁膜23には第1のAl合金配線30上に位置する第1のビアホール23aが形成される。
【0027】
次いで、第1のビアホール23a内及び第2の層間絶縁膜23上にW膜をスパッタリング法により堆積する。次いで、第2の層間絶縁膜23上に存在するW膜をCMP又はエッチバックで除去することにより、第1のビアホール23a内には第2のWプラグ26が埋め込まれる。次いで、第2のWプラグ26及び第2の層間絶縁膜23の上にスパッタリング法によりAl合金膜を堆積し、このAl合金膜をパターニングすることにより、第2のWプラグ26及び第2の層間絶縁膜23の上には第2のAl合金配線27が形成される。
【0028】
この後、第2のAl合金配線27及び第2の層間絶縁膜23の上にシリコン酸化膜からなる第3の層間絶縁膜24をCVD法により形成する。この際、半導体ウエハのエッジ部にも第3の層間絶縁膜が成膜される。
【0029】
次いで、第3の層間絶縁膜24上にレジストパターン(図示せず)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとして第3の層間絶縁膜24をエッチングすることにより、第3の層間絶縁膜24には第2のAl合金配線27上に位置する第2のビアホール24aが形成される。
【0030】
次いで、第2のビアホール24a内及び第3の層間絶縁膜24上にW膜をスパッタリング法により堆積する。次いで、第3の層間絶縁膜24上に存在するW膜をCMP又はエッチバックで除去することにより、第2のビアホール24a内には第3のWプラグ28が埋め込まれる。次いで、第3のWプラグ28及び第3の層間絶縁膜24の上にスパッタリング法によりAl合金膜を堆積し、このAl合金膜をパターニングすることにより、第3のWプラグ28及び第3の層間絶縁膜24の上にAlパッド29が形成される。
【0031】
次いで、Alパッド29及び第3の層間絶縁膜24の上にシリコン窒化膜からなるパッシベーション膜25をCVD法により形成する。この際、半導体ウエハのエッジ部にもパッシベーション膜が成膜される。次いで、このパッシベーション膜25上にレジストパターン(図示せず)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとしてパッシベーション膜25をエッチングすることにより、このパッシベーション膜25にはAlパッド29を露出させるパッド開口部25aが形成される。
【0032】
このようにパッド開口部25aを形成する工程まで施された半導体ウエハのエッジ部には、前述したように熱酸化膜、CVD法によるシリコン酸化膜、シリコン窒化膜などが成膜されている。
【0033】
次に、上記のように半導体ウエハのエッジ部に成膜された熱酸化膜、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜などの膜を除去する工程を行う。具体的には、図1(A),(B)に示すように、半導体ウエハのエッジ部を研磨装置によって研磨する工程を行う。この研磨装置について以下に詳述する。
【0034】
図1(A),(B)に示す研磨装置は、半導体ウエハ10を保持する保持カバーを有している。この保持カバーは下部カバー19aと上部カバー19bからなり、下部カバー19aと上部カバー19bとの間に半導体ウエハ10を挟みこんで保持するものである。下部カバー19a及び上部カバー19bそれぞれの外側面には研磨材受け部20a,20bが取り付けられており、研磨材受け部20a,20bは、下部カバー19a及び上部カバー19bそれぞれから取り付け取り外し可能に構成され、交換可能とされている。なお、本実施の形態では、研磨材受け部を取り付けているが、研磨剤受け部を取り付けない構成とすることも可能である。
【0035】
また、研磨装置は、保持カバーを回転させる回転軸11を有しており、この回転軸11は回転駆動機構(図示せず)に接続されている。この回転駆動機構によって回転軸11を矢印のように回転させることができるようになっている。
【0036】
また、研磨装置は研磨材12を噴出するノズル13を有しており、このノズル13には研磨材12を供給するため供給経路13aが設けられている。ノズル13内には、矢印14のように高圧空気が供給され、供給経路13aから矢印15のように研磨材12が供給されるように構成されている。また、研磨装置は、ノズル13を矢印16のように移動させる移動機構(図示せず)を有している。
【0037】
ノズル13から噴射する研磨材12は、粒径が1〜50μmの重曹を用いることが好ましい。重曹とは、炭酸水素ナトリウムまたは重炭酸ソーダ(NaHCO)である。重曹は水溶性の研磨材であり人体に無害である。
【0038】
次に、上記研磨装置によって半導体ウエハ10のエッジ部10aを研磨する方法について説明する。
【0039】
まず、半導体ウエハ10を保持カバーによって保持する。即ち、下部カバー19aと上部カバー19bとの間に半導体ウエハ10を挟みこんで保持する。このように保持された半導体ウエハ10は、そのウエハエッジ部10aが露出される。
【0040】
次いで、回転駆動機構によって回転軸11を回転させることにより、保持カバーとともに半導体ウエハ10を矢印17のように回転させる。
【0041】
次いで、ノズル13を移動機構によって矢印16のように移動させながらブラスト法によりノズル13から高圧空気とともに研磨材12を半導体ウエハ10のエッジ部10aに噴出させる。これによって、半導体ウエハのエッジ部に成膜されている膜に研磨材12が吹き付けられて研磨され、それによりエッジ部10aに成膜されている膜が除去される。この際、研磨材12は、半導体ウエハのエッジ部10a及び研磨材受け部20a,20bに主に吹き付けられ、下部カバー19a及び上部カバー19bにはほとんど吹き付けられない。言い換えると、研磨材受け部20a,20bによって下部カバー19a及び上部カバー19bを研磨材12から保護している。従って、研磨材受け部20a,20bが研磨材12によって研磨されるので、研磨材受け部20a,20bを定期的に交換することが好ましい。
【0042】
この後、研磨装置の保持カバーから半導体ウエハ10を取り出し、この取り出した半導体ウエハ10を水洗する。これにより、半導体ウエハのエッジ部に付着した研磨材及び除去された膜などが洗い流される。次いで、半導体ウエハ10を乾燥する。
【0043】
次に、半導体ウエハ10を熱処理炉に挿入し、Alの活性化などを目的とするシンター処理を行う。このシンター処理は、例えば400℃の温度に30分間保持する条件で行う。
【0044】
上記実施の形態によれば、シンター処理前に、半導体ウエハ10のエッジ部10aに研磨材12の重曹を吹き付けることによって前記エッジ部に成膜されている膜を重曹で研磨除去している。このため、熱処理炉に挿入して半導体ウエハのシンター処理を行う際に、シンター処理による熱応力によって前記エッジ部10aに成膜された膜が剥がれることを防止できる。その結果、膜が剥がれることに起因するパーティクルの発生を抑制できる。
【0045】
また、上記実施の形態では、半導体ウエハのエッジ部にスラリーを吐出しながら研磨パッドで前記エッジ部を研磨する従来の方法を用いた場合のスラリーと研磨パッドの廃棄コストに比べて、研磨材の廃棄コストを低減できるとともに、半導体ウエハのノッチ10bに成膜された膜を容易に且つ確実に研磨除去することができる。
【0046】
また、上記実施の形態では、半導体ウエハのエッジ部の膜をプラズマエッチング法により除去する従来の方法を用いた場合に比べて、種々の膜でも除去できるので膜種の影響を受けず、半導体ウエハにプラズマダメージを与えることもなく、レジスト膜を用いる必要もない。
【0047】
また、上記実施の形態では、半導体ウエハのエッジ部の膜をエッチング液により除去する従来の方法を用いた場合に比べて、種々の膜でも除去できるので膜種の影響を受けず、レジスト膜を用いる必要もない。
【0048】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、パッシベーション膜にパッド開口部を形成した後に半導体ウエハのエッジ部を研磨しているが、パッシベーション膜にパッド開口部を形成する前に半導体ウエハのエッジ部を研磨し、その後にパッシベーション膜にパッド開口部を形成することも可能である。
【0049】
また、上記実施の形態では、シンター処理の前に半導体ウエハのエッジ部を研磨しているが、これに限定されるものではなく、半導体ウエハのエッジ部で発生するパーティクルが問題となる工程の前に半導体ウエハのエッジ部を研磨することも可能であり、例えば、液浸露光工程の前に半導体ウエハのエッジ部を研磨することも可能である。ここでいう液浸露光工程とは、露光装置の投影レンズと半導体ウエハの間を超純水で満たすことにより、同じ角度の光でも投影レンズの開口率(N.A.)を大きくして半導体の微細化に対応した露光技術を用いた露光工程である。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】(A)は本発明の実施の形態による研磨方法を行う研磨装置を模式的に示す断面図、(B)は(A)に示す研磨装置の平面図。
【図2】図1に示す半導体ウエハの一部を示す断面図。
【図3】(A)は、従来の半導体ウエハを示す断面図であり、(B)は半導体ウエハのエッジ部から膜が剥がれる様子を示す断面図。
【符号の説明】
【0051】
3…LOCOS酸化膜、4…ゲート酸化膜、5…ゲート電極、6…サイドウォール、7…LDD領域、8…ソース・ドレイン領域、9…第1のWプラグ、10…半導体ウエハ(シリコン基板)、10a…ベベル部(ウエハエッジ部)、10b…ノッチ、11…回転軸、12…研磨材、13…ノズル、13a…供給経路、14〜18…矢印、19a…下部カバー、19b…上部カバー、20a,20b…研磨材受け部、21…ウエハエッジ部に成膜された膜、21a…剥がれた膜、22…第1の層間絶縁膜、22a…コンタクトホール、23…第2の層間絶縁膜、23a…第1のビアホール、24…第3の層間絶縁膜、24a…第2のビアホール、25…パッシベーション膜、25a…パッド開口部、26…第2のWプラグ、27…第2のAl合金配線、28…第3のWプラグ、29…Alパッド、30…第1のAl合金配線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体ウエハを回転させながら前記半導体ウエハのエッジ部に研磨材を吹き付けることにより、前記エッジ部に成膜された膜を研磨して除去することを特徴とする研磨方法。
【請求項2】
半導体ウエハの表面に熱酸化法又はCVD法により膜を成膜することにより、前記半導体ウエハのエッジ部にも前記膜が成膜される工程と、
前記半導体ウエハのエッジ部に研磨材を吹き付けることにより、前記エッジ部に成膜された膜を研磨して除去する工程と、
を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項3】
請求項2において、前記除去する工程の後に、前記半導体ウエハを洗浄する工程と、前記半導体ウエハを熱処理する工程とをさらに具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項4】
請求項2において、前記除去する工程の後に、前記半導体ウエハを洗浄する工程と、前記半導体ウエハに液浸露光を行う工程とをさらに具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項5】
請求項2乃至4のいずれか一項において、前記研磨材は、粒径が1〜50μmの重曹であることを特徴とする半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−279691(P2009−279691A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−132806(P2008−132806)
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】