説明

ポータプルの測位およびナビゲーション・システム

【課題】未知の領域でのナビゲーションを補助するナビゲーション・システムを提供する。
【解決手段】ナビゲーション・システムは、複数の無線周波数識別(RFID)タグと、少なくとも1つのポータル端末と、少なくとも1つのナビゲーション・デバイスとを含む。複数のRFIDタグは、移動する領域全体にわたって配置される。少なくとも1つのポータル端末は、移動する領域への入口付近に配置する。少なくとも1つのポータル端末は、移動する領域のマップをアップロードする。マップは、各RFIDタグの位置を含む。少なくとも1つのナビゲーション・デバイスは、ポータル端末からマップをダウンロードする。少なくとも1つのナビゲーショナル・デバイスは、更に、複数のRFIDタグの1または複数のものを検出し、それに少なくとも部分的に基づいて、移動する領域内でのそのデバイスの位置を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポータプルの測位およびナビゲーション・システムに関する。
【背景技術】
【0002】
不案内な建築物や他の領域での移動は困難なことがある。これは、火災など緊急事態のときに特に顕著である。特に、消火するために不案内な建築物に到着した消防士には、不案内な建築物の中を動かねばならないという困難がある。更に、多くの人を使っての建築物や領域の探索を効率良く調整することは、探索者がその建築物または領域に不案内であるときには困難なことがある。探索の効率は、探索者が他の探索者の位置や他の探索者の過去の位置を知らないとき、更に悪くなる。それ故、特定の領域が不必要に複数回探索されたり、その一方で他の領域が完全に見過ごされたりする可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した理由、および本明細書を読んで理解すれば当業者に明らかになるであろう以下に述べる他の理由のため、建築物や場所を通って進む個人にナビゲーション情報を伝えるための効率良く効果的な方法が、当技術分野で必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
現行のシステムの上述の問題は、本発明の実施形態により対処され、以下の明細書を読んで検討することにより理解されよう。以下の概要は例であり、限定するものではない。これは、単に、本発明の態様の幾つかを読者が理解する助けとなるように提供される。個人用定位およびナビゲーション・システムが提供される。一実施形態では、ナビゲーション・システムは、複数の無線周波数識別(RFID)タグと、少なくとも1つのポータル端末と、少なくとも1つのナビゲーション・デバイスとを含む。複数のRFIDタグは、移動が行われる領域全体にわたって配置される。少なくとも1つのポータル端末は、移動が行われる領域への入口付近に位置する。少なくとも1つのポータル端末は、移動が行われる領域のマップをアップロードするようになされる。マップは、各RFIDタグの位置を含む。少なくとも1つのナビゲーション・デバイスは、ポータル端末からマップをダウンロードするようになされる。少なくとも1つのナビゲーション・デバイスは、更に、複数のRFIDタグの1または複数のものの検出に少なくとも部分的に基づいて、移動が行われる領域内でのそのナビゲーション・デバイスの位置を表示するようになされる。
【0005】
好ましい実施形態の説明および以下の図面を鑑みて考察すれば、本発明をより容易に理解することができ、本発明の更なる利点および使用法がより容易に明らかになる。
【0006】
慣行に従って、様々な説明される特徴は、原寸に比例して描かれておらず、本発明に関連する特定の特徴を強調するように描かれる。参照符号は、図面および文面を通じて同じ要素を表す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下の詳細な説明では、本明細書の一部を成す添付図面を参照し、添付図面には、本発明を実施できる特定の実施形態が例示されている。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるようにするために十分に詳細に説明され、他の実施形態が使用されることもあり、また、本発明の精神および範囲から逸脱することなく論理、機械、および電気的な変更を加えることができることを理解されたい。従って、下記の詳細な説明は、限定の意味合として取られるべきではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲およびその均等物により定義される。
【0008】
本発明の実施形態は、建築物または他の画定された領域についてのユーザの位置に関する情報をユーザに提供する方法を提供する。一実施形態では、複数の無線周波数識別(RFID)タグが、建築物または移動が行われる領域のいたるところに配置される。各RFIDタグの位置はマップされる。一実施形態では、マップは、1または複数のポータル端末へアップロードされる。ポータル端末は、建築物または領域の入口付近に位置する。ユーザが、本発明の実施形態の専用ナビゲーション・デバイスを持って建築物に入るとき、マップがダウンロードされる。本発明の実施形態では、マップのダウンロードに応答して、ナビゲーション・デバイスが、感知されたRFIDおよびマップに基づいて位置情報を表示する。一実施形態では、ナビゲーション・デバイスは、RFIDに基づく位置情報を、中央追跡点または他のナビゲーション・システムへ伝送する。更に、別の実施形態では、ナビゲーショナル・デバイスの位置を更に定義するために、内部IMUシステムが使用される。
【0009】
図1を参照すると、本発明の一実施形態の、建築物または領域での定位システムの構成を例示する流れ図が示されている。例示されるように、定位システムが設置される(102)が、これは、建築物または場所全体にわたってRFIDタグを配置すること(104)によりなされる。各RFIDタグはID番号を含む。一実施形態では、RFIDタグは位置情報も含む。次いで、RFIDタグの位置のマップが生成される(104)。一実施形態では、これは、電子マップに位置を手動で記録することにより行われる。マップされる場所が、異なるフロアを有する建築物などのような、異なる高さレベルを有する構造である場合、3次元マップが生成される。マップが作成された後、一実施形態では、図1の流れ図に例示されるように、マップがポータル端末へアップロードされる(106)。他の実施形態では、マップは、ハンドヘルド・ナビゲーショナル・デバイス(手持型ナビゲーション装置)へダウンロードされる。更に別の実施形態では、マップは、インターネットによりアクセスすることができるデータベースへアップロードすることができる。
【0010】
図2は、本発明の一実施形態のナビゲーション・システムの適用(202)の流れ図200を例示する。図2の実施形態では、マップは、ポータル端末から、ユーザにより保持されるナビゲーショナル・デバイスへダウンロードされる(204)。一実施形態では、これは、ポータル端末とナビゲーショナル・デバイスとのワイヤレス接続を介して行われる。他の実施形態では、これは、ハードワイヤード接続を用いて行われる。マップがナビゲーション・デバイスへダウンロードされた後、マップに関連してのユーザの位置が、RFIDタグの信号に部分的に基づいて、デバイスにより表示される(206)。一実施形態では、ナビゲーション・デバイスの位置が送信される。この実施形態は、遠隔でのナビゲーション・デバイスの追跡を可能にする。別の実施形態では、内部慣性測定ユニット(IMU)が、ナビゲーション・デバイス内に含まれる。IMUは、RFIDタグの有効範囲内でユーザが死角を通って進むのを助けるために使用される。IMUは、数学モデルを使用して、過去の移動および過去に感知されたRFIDタグに基づいて、ナビゲーション・デバイスの位置を予測する。IMUの低い精度を補うために、タグを検出すると、ナビゲーション・デバイス内のソフトウェアが、新たに見つけたタグ位置を校正点として自動的に使用して、タグ位置間に直線を描く。これは、低いIMU精度に起因する移動パターンの変動を減少させる。
【0011】
RFIDタグ300のブロック図が図3に例示されている。例示されるように、RFIDタグ300は、各RFIDタグ300に対して一意であるRFID302を含む。各RFIDタグ300は、更に、RFインターフェース304とアンテナ306とを含む。一実施形態では、RFID302は、タグが或る位置に配置されたときにプログラムされる、そのタグと関連するその位置に関する情報も含む。ナビゲーション・システムにおいてRFIDタグ300を使用する利点は、RFIDタグ300の設計および構築を比較的安価にでき、メンテナンスを必要としないことである。一実施形態では、RFIDタグは使い捨てである。
【0012】
一実施形態では、建築物または他の場所全体にわたってのRFIDのマップをセットアップするために、RFID設置ユニット400が使用される。RFID設置ユニット400のブロック図の例が、図4に示されている。例示されるように、RFID設置ユニット400は、RFIDタグのマップをコンパイルする際に様々なソースから情報を受信するRFIDマップ404を含む。ソースの1つはRFインターフェース408であり、RFインターフェース408は、建築物または領域全体にわたって配置されたRFIDタグ自体からRF信号を受信するために、アンテナ412に結合される。別の入力はユーザ入力402であり、ユーザ入力402は、各RFIDタグの位置を、マップ上でその関連位置に手動で位置決めするために使用される。一実施形態では、更に、マップ内に各RFIDを位置決めするために全地球測位システム(GPS)が使用される。GPS410は、GPS信号を受信するためにアンテナ414に結合される。また、図4の実施形態には、マップに入力された各RFIDタグの位置を表示するためのディスプレイが含まれる。
【0013】
図5は、本発明の一実施形態のナビゲーション・ユニット(またはデバイス)500のブロック図を例示する。例示されるように、ナビゲーション・デバイス500は、RFインターフェース508に結合されたアンテナ512を含む。また、ナビゲーション・デバイス500は、マップ位置モジュール504も含む。マップ位置モジュール504は、RFインターフェース508と通信する。RFインターフェース508は、RFIDタグが検出された旨の信号をアンテナ512から受信すると、その情報をマップ位置モジュール504へ送信する。マップ位置モジュール504は、その情報を処理して、RFIDタグの検出をマップ上の点と関連付ける。例示されるように、マップ位置は、IMUナビゲーション・モジュール510からも情報を受信する。この情報により、マップ位置モジュールは、建築物または場所内の死角で、推定値に基づいて位置を予測することができるようになる。この実施形態は、更に、ユーザ入力502を含む。ユーザ入力502は、RFインターフェース508からの信号、またはIMUナビゲーション・モジュール510からのIMUナビゲーション推定値に基づいて、現在位置を表示するために、マップ位置モジュールをポーリングする機能を提供する。また、図5の実施形態には、位置情報を表示するためのディスプレイ506が含まれる。一実施形態では、ナビゲーション・ユニット500は、RFインターフェース508およびアンテナ512を使用して、マップ位置モジュール504により求められたナビゲーション・ユニット500の位置に関する情報を、遠隔ユニットまたは別のナビゲーティング・デバイスへ送信する。更に、一実施形態では、マップ位置モジュール504は、過去の位置情報(取られた進路の情報)を格納するためのメモリ514を含む。
【0014】
図6を参照すると、異なるフロア全体にわたって配置された本発明の一実施形態のRFIDタグを有する建築物の側断面図が例示されている。図6に示されるように、建築物600は、フロア620(1〜N)を含む。RFIDタグは、フロア620(1〜N)の通路に沿って配置される。特定的には、第1のフロア620−1は、フロア620−1の通路に沿って配置されたRFIDタグ602(1〜N)を有する。第2のフロアは、その通路に沿って配置されたRFIDタグ604(1〜N)を有する。更に、第Nのフロア620−Nは、その通路に沿って配置されたRFIDタグ606(1〜N)を有する。本発明の一実施形態では、RFIDタグの少なくとも1つが、各フロアの入口付近に配置される。例えば、RFIDタグ602−1は、第1のフロア620−1の入口601付近に配置され、RFIDタグ604−1は、第2のフロア620−2の入口603付近に配置され、RFIDタグ606−1は、第Nのフロア620−Nの入口607付近に配置される。また、図6には、RFIDタグの検出可能範囲が例示されている。示されるように、RFIDにより生成される信号の強度に依存して、様々な検出可能範囲が提供される。例えば、RFIDタグ602−2、602−3、および602−Nの検出可能範囲226は、入口601および603付近に配置されたRFIDタグ602−1および604−1の検出可能範囲224よりも大きい。更に、一実施形態では、特定のRFIDタグ検出を確認する際に、受信信号強度(RSS)技法が実施される。RSS技法は、RFIDタグからの受信信号パワー・データを、数学モデル(ナビゲーション・デバイスに格納されている)と比較して、特定のRFIDタグの検出を確認する。この実施形態は、RFIDタグに対する直接的な且つ短い感知距離を使用する。また、この実施形態は、実施が比較的複雑ではないソリューションである。
【0015】
図7には、本発明の一実施形態の通路に沿って配置された複数のRFIDタグを有する建築物700内の単一のフロアの平面断面図が例示されている。示されるように、RFIDタグ704(1〜16)が、フロアのホール全体にわたって配置されている。ホールへの入口705および707付近にあるRFIDタグ704−1および704−16は、短距離タグである。また、図7にはポータル端末704が例示されており、ポータル端末704は、一実施形態では、ナビゲーション・デバイスが建築物入口702を通過する際にナビゲーション・デバイスへ建築物のマップをダウンロードする。また、位置座標が例示されている。例えば、RFIDタグ704−3は位置座標(x2,y2)を有する。本発明の幾つかの実施形態では、ナビゲーション・デバイスはディスプレイを有し、ディスプレイは、RFIDタグ信号の検出に基づいて、ダウンロードされたマップ上で、現在位置を点滅する光で知らせる。本発明の一実施形態では、ソーラーパワー式RFIDタグが使用される。また、図7には遠隔ユニット710が示されている。一実施形態では、ナビゲーション・デバイスは、マップおよび位置情報のコピーを遠隔ユニット710へ送信する。これはナビゲーション・デバイスを遠隔監視することを可能にする。
【0016】
本発明の一実施形態では、慣性測定ユニット(IMU)の統合、ならびにユーザによる位置ナビゲーションの協力が用いられる。この技法は、火災における救助中などのような緊急事態に特に有用である。例えば、図8A、8B、および8Cを参照されたい。図8Aは、建築物の北西の隅800で動く第1の火災救助隊員806の実際の進路を例示する。示されるように、第1の火災救助隊員806は、RFIDタグ810(1〜6)を通り過ぎる。図8Bは、同じ建築物の北東の隅801で動く第2の火災救助隊員808の実際の進路を例示する。示されるように、第2の火災救助隊員808は、RFIDタグ812(1〜6)を通り過ぎる。この実施形態では、それぞれの火災救助隊員「A」および「B」により携帯されるナビゲーション・デバイス(ハンドヘルド・デバイスである)が、互いにRF通信して、情報を交換する。それ故、それぞれの火災救助隊員806および808は、他の火災救助隊員が既に行った場所について知っており、問題が発生した場合には別の救助隊員の位置を見い出すことができる。図8Cは、第1の火災救助隊員806により保持されるナビゲーション・システムのディスプレイ・マップ803を例示する。ディスプレイ・マップ803は、第1および第2の火災救助隊員806および808の両者により捕捉されたRFIDタグ810(1〜6)および812(1〜6)の組合せである。また、このディスプレイは、第1の救助隊員806により取られた進路も示す。一実施形態では、第2の救助隊員808により保持されるディスプレイ・マップは、第1の救助隊員806により取られたのと同じ進路を示す。従って、救助隊員806および808が建築物を通って進むときに、RFIDタグ810(1〜6)および812(1〜6)の位置が生成され、救助隊員806および808により共有される。この例で示されているのは2人の救助隊員のみであるが、任意の人数の救助隊員が互いに情報を共有することができることが理解される。更に、一実施形態では、ナビゲーション・デバイスは、図7に関して上述したように、RF通信を介して制御ユニットや遠隔ユニットと情報を共有する。複数のナビゲーション・デバイスが、やはり複数のRFIDタグが存在する領域内で使用される実施形態では、ランダム時間遅延手法が適用される。この実施形態では、ランダム時間遅延は、信号を送信および受信する際に導入され、複数のユーザおよび複数のRFIDタグの間での衝突を回避する。
【0017】
図9を参照すると、本発明の別の実施形態の実装を例示する流れ図900が提供されている。この実施形態では、プロセスは、ナビゲーション・デバイスを持った個人が、全体にわたってRFIDタグが配置された建築物(または領域)に入るときに始まる(902)。次いで、RFIDタグのマップがポータルにより使用可能とされているかの判定が行われる(904)。マップが使用可能である場合(904)、マップは、個人用ナビゲーション・デバイスにダウンロードされる(914)。次いで、ユーザが建築物を進むと、ナビゲーション・デバイスは、感知されたRFIDタグ、マップ、および内部IMUに基づいて、ダウンロードされたマップを使用して位置情報を表示し、送信する(916)。
【0018】
マップをダウンロードして使用できない場合(904)、領域全体にわたる位置が、内部IMUにより追跡される(906)。この状況は、火災や他の災害によりポータルが動作不能にされ、マップのダウンロードが不可能である場合に、発生し得る。位置が内部IMUを用いて追跡されると(906)、検出されたRFIDタグは、IMUにより求められた位置と関連付けられる(908)。次いで、IMUに基づいての、ユーザの進路とマップ上での検出されたRFIDタグの位置とのマップが、ナビゲーション・デバイスにより生成される(910)。一実施形態では、マップの精度を高めるために、位置最適化アルゴリズムが、IMUにより提供される位置に適用される(909)。更に、一実施形態では、マップを生成する(910)ために、他のユーザからのタグ位置マップ(911)が使用される。他のユーザからのマップは、他のユーザが生成したマップや、他のユーザがダウンロードしたマップであり得る。一実施形態では、他のユーザからのマップは、RF通信手段を介して通信される。次いで、ナビゲーション・デバイスは、位置を表示し、マップ情報を送信する(912)。一実施形態では、マップ情報は、遠隔ユニット710へ送信される。別の実施形態では、マップ情報は、別のナビゲーショナル・デバイスへ送信される。マップ情報は、図8A、8B、および8Cに関して論じたのと同様の様式で使用される。
【0019】
特定の実施形態を本明細書で例示して説明してきたが、同じ目的を実現するように意図された任意の構成が、図示される特定の実施形態に代えて用いられることもあることを、当業者は理解されよう。例えば、実施形態の幾つかのものは探索任務を対象としているが、その実施形態の態様は、不案内な建築物および領域を通る際の一般的なナビゲーションの目的に使用することができる。本出願は、本発明の任意の適合例や変形例を網羅することを意図している。従って、本発明は、特許請求の範囲およびその均等物により限定されることが明確に意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本発明の一実施形態の建築物での定位システムの形成を例示する流れ図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態の定位システムの適用の流れ図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態のRFIDタグである。
【図4】図4は、本発明の一実施形態のRFID設置ユニットである。
【図5】図5は、本発明の一実施形態のナビゲーション・ユニットである。
【図6】図6は、本発明の一実施形態のRFIDタグを実装する建築物の側断面図である。
【図7】図7は、本発明の一実施形態の複数のRFIDタグおよび1つのポータル端末を実装する建築物の一つのフロアの平面断面図である。
【図8】図8のAは、本発明の一実施形態での建築物を通る第1の火災救助隊員の実際の進路を例示し、図8のBは、本発明の一実施形態での建築物を通る第2の火災救助隊員の実際の進路を例示し、図8のCは、本発明の一実施形態の第1の火災救助隊員により保持されるナビゲーション・デバイスのディスプレイ・マップを例示する。
【図9】図9は、本発明の実施形態を実装する別の方法を例示する流れ図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
未知の領域を通って進む方法(900)であって、
移動を行う領域に入る際に動作しているポータルを検出すると(904)、前記移動ヲ行う領域の全体にわたって配置された無線周波数識別(RFID)タグの位置を含むマップを、ナビゲーション・デバイスにダウンロードするステップ(914)と、
前記移動を行う領域を通って移動するときに、検出されたRFIDタグおよび慣性測定ユニット(IMU)に少なくとも部分的に基づいて、マップを介して、前記ナビゲーション・デバイスを用いて位置情報を提供するステップ(916)と
を備える方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記移動を行う領域の全体にわたって複数の無線周波数識別(RFID)タグを配置するステップ(104)と、
前記移動を行う領域のマップ上に各RFIDタグの位置を示すステップ(104)と
を更に備える方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、
前記マップ上に各RFIDタグの位置を示す前記ステップが、
各RFIDタグの座標を提供するためにグローバル・ポジショニング・システム(GPS)を用いるステップを更に備える、
方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−111828(P2008−111828A)
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−229898(P2007−229898)
【出願日】平成19年9月5日(2007.9.5)
【出願人】(500575824)ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド (1,504)
【Fターム(参考)】