説明

半導体装置及びその製造方法

【課題】ヒューズ上の絶縁膜の厚みの増加を抑制しつつ、最上層の配線による段差を効果的に低減できる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置10は、半導体基板11上に3層の配線16,24,31を備える。最上層の第3層配線31の側面上に縁部を有する、高密度プラズマCVDで形成された絶縁膜(HDP膜)32と、素子形成領域41で、第3層配線31間のHDP膜32上に形成され、改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜33と、HDP膜32及びシリコン酸化膜33上を覆って形成されたパッシベーション膜34とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、更に詳細には、レーザ切断方式のヒューズを備える半導体装置及びその製造方法に特に好適に適用される技術に関する。
【背景技術】
【0002】
DRAM装置では、アクセス時間の短縮を図るため、上層配線における電源線や信号線などが導電率の高いアルミ配線層で構成され、且つ、その配線層の厚みが益々増大している。一般に、DRAM装置では、メモリセルの初期不良に対応するために、冗長メモリセルを付加する例が増えており、この冗長メモリセルを制御するため、アルミ配線層の一部にヒューズを挿入している。ヒューズは、メモリセルの機能テストが完了した後に、その試験結果に従って一部がレーザによって切断される。図5は、従来のDRAM装置の配線層の一部を示している。
【0003】
半導体装置50は、メモリセルが形成される素子形成領域41と、ヒューズが形成されるヒューズ形成領域42とを備える。素子形成領域41では、半導体基板11上に、少なくとも3層の層間絶縁膜12,18,25、及び、3層の配線16,24,31が交互に形成されており、各配線16,24,31の間はプラグ20,27で接続されている。配線16,24,31は何れも、順次に積層された、バリアメタル層13,21,28、アルミニウムから成る金属層14,22,29、及び、反射防止層15,23,30から構成されている。また、厚く形成することによって、低い抵抗値を有する配線が実現される。配線31は、例えば1.6μmの厚みを有する。
【0004】
最上層の配線31及び層間絶縁膜25上には、高い耐水性能を有するパッシベーション膜34が成膜され、半導体装置50内部への水分の浸入を防止することによって、配線16,24,31の腐蝕を防止している。また、パッシベーション膜34上には、塗布及び熱処理により、厚い有機絶縁膜35が形成され、半導体装置50を保護している。
【0005】
ヒューズ形成領域42にはヒューズ17が形成されており、ヒューズ17は、例えば配線16と同層に形成される。半導体装置50の製造プロセスでは、有機絶縁膜35の形成に後続して、配線31の電極パッド部分を露出させるエッチングを行う。このエッチングの際に、レーザを用いたヒューズ17の切断を容易とするために、ヒューズ17上の有機絶縁膜35、パッシベーション膜34、層間絶縁膜25、及び、層間絶縁膜18の上部を除去し、ヒューズ切断孔36を形成する。ヒューズ切断孔36の深さは、ヒューズ17の切断が確実に行われるように、ヒューズ17上に残存する層間絶縁膜18の厚みDが所定値になるように制御する。
【0006】
アルミニウムで形成された配線及びヒューズを備える半導体装置については、例えば特許文献1に記載されている。
【特許文献1】特開2004−134640号公報(図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、半導体装置50では、近年、電源線や信号線を構成する最上層配線31の厚みの増大に伴い、パッシベーション膜34の耐水性能が低下し、配線が腐蝕する問題が生じている。これは、配線31の厚みの増大に伴い、熱処理に際し、符号51に示す配線31の底部近傍で、パッシベーション膜34に大きな応力が生じ、クラックが発生し易くなっていることにより生じている。また、配線31の厚みの増大に伴って、パッシベーション膜34のカバレッジ性が低下したことも原因となっている。パッシベーション膜34の耐水性能の低下によって、耐湿性試験等に際して水分がパッシベーション膜34の内部に浸入していたものである。
【0008】
上記問題に対して、例えばパッシベーション膜34の厚みを大きくする対策が考えられる。しかしながら、レーザ切断方式のヒューズを備える半導体装置では、パッシベーション膜34の厚みを大きくすることにより、ヒューズ17上に形成される絶縁膜18,25,34のトータル膜厚のばらつきが大きくなる。これによって、エッチング後にヒューズ17上に残存する層間絶縁膜18の厚みDに大きなばらつきが生じ、一部のヒューズ17が切断されない問題が発生する。ヒューズ切断孔36を形成するエッチングのエッチングレートを低下させれば、上記厚みDのばらつきを低減させることが出来るが、スループットの低下が避けられない。
【0009】
従って、ヒューズ17の切断不良を防止しつつ配線の腐蝕を抑制するには、ヒューズ17上の絶縁膜の厚みの増加を抑制しつつ、最上層の配線31の厚みに起因する段差を効果的に低減できる製造方法が要望される。本発明は、上記に鑑み、ヒューズ上の絶縁膜の厚みの増加を抑制しつつ、最上層の配線による段差を効果的に低減できる半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の半導体装置は、半導体基板上に複数層の配線を備える半導体装置において、
最上層の配線の側面上に縁部を有する、高密度プラズマCVDで形成された絶縁膜(HDP膜)と、前記最上層の配線の少なくとも間隙部分を覆って前記HDP膜上に形成され、改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜と、該シリコン酸化膜及び前記HDP膜を覆って形成されたパッシベーション膜とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板の上部に複数層の配線及び層間絶縁膜を形成する工程と、
前記複数層の配線のうち最上層の配線の側壁上に縁部を有する絶縁膜を、高密度プラズマCVD法で形成する工程と、
前記最上層の配線の側壁上に縁部を有する絶縁膜上にシリコン酸化膜を形成する工程と、
前記シリコン酸化膜をエッチングし、少なくとも前記最上層の配線間の間隙に前記シリコン酸化膜を残す工程と、
前記残されたシリコン酸化膜及び前記絶縁膜を覆ってパッシベーション膜を形成する工程とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明の半導体装置及び本発明方法で製造される半導体装置では、改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜の形成に先立ってHDP膜を形成することによって、ヒューズ上の絶縁膜の厚みの増加を抑制しつつ、最上層の配線による段差を効果的に低減する。改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜は、塗布されたSOG膜の膜質を改質する熱処理によって形成されるが、HDP膜を形成しないで、最上層の配線を覆うバリア層を介してSOG膜を塗布すると、SOG膜の厚みの増大に伴って、最上層の配線の底部近傍に塗布されたSOG膜の部分が、熱処理後に充分に改質されない問題が生じる。充分に改質されないSOG膜は、水分を吸収し易く、配線の腐蝕を生じるおそれがある。SOG膜が充分に改質されない要因の1つとして、最上層の配線の側面と層間絶縁膜の表面とが成す角度が小さいために生じることが知られている。
【0013】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、シリコン酸化膜の形成に先立って形成したHDP膜は、壁面に大きなテーパ角で形成されるので、最上層の配線の側部に形成されたHDP膜の側面と、層間絶縁膜の表面に平行なHDP膜の表面とが成す角度を、最上層の配線の側面と層間絶縁膜の表面とが成す角度よりも大きく出来る。これによって、最上層の配線の底部近傍に塗布されたSOG膜の部分を、熱処理後に充分に改質できると共に、後の熱処理工程で薄いバリア層に生じる応力を緩和することが可能となる。
【0014】
また、SOG膜を改質する熱処理を経た後に、最上層の配線のパターンが密集した領域ほど、また、最上層の配線に近いほどシリコン酸化膜を厚く形成できる。従って、レーザ切断用のヒューズを備える半導体装置では、最上層の配線が形成されていないヒューズ上の絶縁膜の厚みの増加を抑制しつつ、最上層の配線による段差を効果的に低減できる。なお、本発明で「テーパ角」とは、配線やHDP膜の側面と、半導体基板表面の垂線とが成す角を言う。
【0015】
本発明の半導体装置では、前記HDP膜が、酸化シリコンを含んでもよい。本発明の半導体装置では好適には、前記パッシベーション膜上に更に有機絶縁膜が形成されてもよい。有機絶縁膜により、半導体装置を保護できる。前記有機絶縁膜は、例えばポリイミド膜とすることが出来る。
【0016】
本発明の半導体装置では好適には、前記パッシベーション膜がSiON又はSiNを含む。パッシベーション膜が高い耐水性能を有することによって、半導体装置内部への水分の浸入を効果的に抑制し、配線の腐蝕を抑制できる。
【0017】
本発明の半導体装置では、少なくとも1層の前記配線と同層に形成されたヒューズを備え、該ヒューズの上部では、前記シリコン酸化膜の少なくとも一部が除去されていてもよい。ヒューズの上部には最上層の配線が配設されないので、ヒューズ上の絶縁膜の厚みの増大を抑制できる。これによって、ヒューズ上に残存する絶縁膜の厚みのばらつきを抑制し、ヒューズの切断不良を抑制できる。
【0018】
本発明の半導体装置では、前記ヒューズはアルミニウムを含んでもよい。また、前記複数層の配線の少なくとも一部は、アルミニウムを含んでもよい。アルミニウムを含んだ配線を厚く形成することによって、低い抵抗値を有する配線を実現できる。
【0019】
本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、シリコン酸化膜をエッチングし、少なくとも最上層の配線間の間隙にシリコン酸化膜を残す工程を有することによって、最上層の配線の近傍に厚いシリコン酸化膜を残存させつつ、最上層の配線のパターンがまばらな領域のシリコン酸化膜を除去することが出来る。本発明に係る半導体装置の製造方法の好適な実施態様では、前記シリコン酸化膜を形成する工程は、SOG膜を塗布する工程と、該SOG膜を熱処理によって改質してシリコン酸化膜にする工程とを有する。
【0020】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、前記複数層の配線の何れかの層の配線と同層にヒューズを形成する工程を更に有してもよい。この場合、好適には、前記シリコン酸化膜のエッチングでは、前記ヒューズの上部に形成されたシリコン酸化膜を除去して前記最上層の配線の側壁上に縁部を有する絶縁膜を露出させる。これにより、ヒューズ上の絶縁膜の厚みの増加を効果的に抑制できる。
【0021】
本発明に係る半導体装置の製造方法では、シリコン酸化膜のエッチング工程に後続し、且つパッシベーション膜の形成工程に先立って、残されたシリコン酸化膜及び絶縁膜上にシリコン酸化膜を形成する工程と、シリコン酸化膜をエッチングし、少なくとも最上層の配線間の間隙にシリコン酸化膜を残す工程とを少なくとも1回繰り返すことも好ましい。最上層の配線のパターンがまばらな領域で絶縁膜の厚みの増加を抑制しつつ、最上層の配線の近傍にシリコン酸化膜を更に堆積し、最上層の配線による段差をより効果的に低減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下に、図面を参照し、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。半導体装置10は、冗長メモリセルが付加されたDRAM装置であって、図中には、メモリセルが形成される素子形成領域41、及び、冗長メモリセルを制御するための、レーザ切断用のヒューズが形成されるヒューズ形成領域42の構成がそれぞれ示されている。
【0023】
半導体装置10は、p型シリコンから成る半導体基板11を備え、半導体基板11上には、層間絶縁膜12が形成されている。層間絶縁膜12は、例えばSiO膜、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)膜、又は、BPSG(Borophospho Silicate Glass)から成り、4300nm〜4800nm程度の厚みを有する。層間絶縁膜12は、半導体基板11や、半導体基板11の上部に形成されたワード線、ビット線などの相互間を分離する目的で形成され、例えば3層以上の絶縁膜から構成されている。
【0024】
層間絶縁膜12上には、素子形成領域41に第1層配線16が、ヒューズ形成領域42にヒューズ17がそれぞれ形成されている。第1層配線16及びヒューズ17はそれぞれ所定のパターンで形成され、何れも順次に積層された、バリアメタル層13、金属層14、及び、反射防止層15から成る。バリアメタル層13は、厚みが20nm程度のTi層(図示なし)、及び、厚みが30nm程度のTiN層(図示なし)から成り、金属層14及び反射防止層15はそれぞれ、厚みが270nm程度のアルミニウム層、及び、厚みが50nm程度のTiN膜から成る。
【0025】
層間絶縁膜12、第1層配線16、及び、ヒューズ17を覆って、900nm程度の厚みを有する層間絶縁膜18が形成されている。層間絶縁膜18の上面と第1層配線16との間隔は約600nmである。層間絶縁膜18を貫通して、第1層配線16に達する第1スルーホール19が形成され、第1スルーホール19の内部を埋め込んで、第1プラグ20が形成されている。第1プラグ20は、第1スルーホール19内の表面に形成された、厚みが50nm程度のTiN層(図示なし)、及び、TiN層を介して第1スルーホール19の内部に充填されたブランケットタングステン(図示なし)とから成る。
【0026】
層間絶縁膜18上には、第1プラグ20に接続して、素子形成領域41に第2層配線24が形成されている。第2層配線24は所定のパターンで形成され、順次に積層された、バリアメタル層21、金属層22、及び、反射防止層23から成る。バリアメタル層21は、厚みが20nm程度のTi層(図示なし)、及び、厚みが30nm程度のTiN層(図示なし)から成り、金属層22及び反射防止層23はそれぞれ、厚みが600nm程度のアルミニウム層、及び、厚みが25nm程度のTiN膜から成る。
【0027】
層間絶縁膜18及び第2層配線24を覆って、層間絶縁膜25が形成されている。層間絶縁膜25を貫通して、第2層配線24に達する第2スルーホール26が形成され、第2スルーホール26の内部を埋め込んで、第2プラグ27が形成されている。第2プラグ27は、第2スルーホール26内の表面に形成された、厚みが50nm程度のTiN層(図示なし)、及び、TiN層を介して第2スルーホール26の内部に充填されたブランケットタングステン(図示なし)とから成る。
【0028】
層間絶縁膜25上には、第2プラグ27に接続して素子形成領域41に、最上層の配線を構成する第3層配線31が形成されている。第3層配線31は所定のパターンで形成され、順次に積層された、バリアメタル層28、金属層29、及び、反射防止層30から成る。バリアメタル層28は、厚みが20nm程度のTi層(図示なし)、及び、厚みが30nm程度のTiN層(図示なし)から成り、金属層29及び反射防止層30はそれぞれ、厚みが1.6μm程度のアルミニウム層、及び、厚みが25nm程度のTiN膜から成る。第1層配線16、第2層配線24、及び、第3層配線31の側面はそれぞれ、半導体基板11又は層間絶縁膜12,18,25の表面に対して略垂直に形成され、小さなテーパ角を有する。
【0029】
層間絶縁膜25の表面、及び、第3層配線31の側面及び上面には、高密度プラズマCVD(HDP−CVD:High Density Plasma Chemical Vapor Deposition)法で形成された、300nm程度の厚みを有する絶縁膜(HDP膜)32が形成されている。HDP膜は、壁面に大きなテーパ角で形成される特性を有し、HDP膜32は、第3層配線31の側部で例えば45°のテーパ角で形成される。第3層配線31上に形成されたHDP膜32は、エッチバックによって、他の部分に比して厚みが低減されると共に、断面が三角形になるように形成されている。
【0030】
素子形成領域41では、HDP膜32上に、改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜33が形成されている。シリコン酸化膜33は、第3層配線31のパターンが密集した領域ほど、また、第3層配線31に近くなるほど大きな厚みで形成されている。ヒューズ形成領域42では、シリコン酸化膜33は、薄く形成された後にエッチバックで除去されている。シリコン酸化膜33は、厚みが最も大きな第3層配線31の近傍で、300nm程度の厚みを有する。従って、第3層配線31による段差、即ち、第3層配線31上に形成されたHDP膜32の上端と、第3層配線31の側部に形成されたシリコン酸化膜33の頂部との距離Dは、1.1〜1.2μm程度である。
【0031】
シリコン酸化膜33及びHDP膜32を覆って、500nm程度の厚みを有するパッシベーション膜(カバー膜)34が成膜されている。パッシベーション膜34を覆って全面に、ポリイミドから成る有機絶縁膜35が形成されている。有機絶縁膜35の表面は略平坦に形成されている。
【0032】
素子形成領域41の一部の領域では、有機絶縁膜35、パッシベーション膜34、HDP膜32、及び、反射防止層30が除去され、金属層29が露出している。露出した金属層29の部分は、組立用のボンディングパッドを構成する。ヒューズ形成領域42では、ヒューズ17上の有機絶縁膜35、パッシベーション膜34、HDP膜32、層間絶縁膜25、及び、層間絶縁膜18の上部が除去され、ヒューズ切断孔36が形成されている。ヒューズ17上に残存する層間絶縁膜18の厚みDは、レーザを用いた切断が可能な所定の値に設定される。
【0033】
本実施形態の半導体装置10では、第3層配線31とシリコン酸化膜33との間にHDP膜32が介在する。HDP膜32の特徴として、壁面に大きなテーパ角で形成されるので、第3層配線31の側部に形成されたHDP膜32の側面と、層間絶縁膜25の表面に平行なHDP膜32の表面とが成す角度を、第3層配線31の側面と層間絶縁膜25の表面とが成す角度よりも大きく出来る。これによって、第3層配線31の底部近傍に形成されたシリコン酸化膜の部分53が、改質不足によって水分を吸収し易い膜質となることを抑制できる。
【0034】
また、シリコン酸化膜33が、ヒューズ形成領域42では、薄く形成された後にエッチバックで除去されており、第3層配線31の近傍で厚く形成されている。これによって、ヒューズ17上の絶縁膜の厚みの増加を抑制しつつ、第3層配線31による段差を効果的に低減できる。
【0035】
図2〜4は、半導体装置10を製造する各製造段階を順次に示す断面図である。先ず、p型シリコンから成る半導体基板11上に、層間絶縁膜12を成膜する。次いで、バリアメタル層13、金属層14、及び、反射防止層15を順次に成膜することによって、導電性積層膜を形成する。引き続き、公知のホトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、上記導電性積層膜をパターニングし、素子形成領域41に第1層配線16を、ヒューズ形成領域42にヒューズ17をそれぞれ形成する。
【0036】
次いで、HDP−CVD法を用いて、絶縁膜を1μm程度の厚みで成膜する。HDP−CVD法を用いた成膜によって、隣接する配線の間を確実に埋め込むことが出来る。引き続き、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて、絶縁膜の表面を平坦化する。次いで、プラズマCVD法等を用いて、絶縁膜上に厚みが300nm程度のSiO膜を成膜することによって、層間絶縁膜18を形成する。
【0037】
引き続き、公知のホトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、層間絶縁膜18を貫通し、第1層配線16に達する第1スルーホール19を開孔する。第1スルーホール19の内部を含め全面に、厚みが50nm程度のTiN層、及び、厚みが300nm程度のブランケットタングステン層を順次に成膜した後、CMP法を用いて、層間絶縁膜18上に堆積したTiN層及びブランケットタングステン層を除去する。これによって、第1スルーホール19の内部に第1プラグ20を形成する(図2)。
【0038】
次いで、バリアメタル層21、金属層22、及び、反射防止層23を順次に成膜することによって、導電性積層膜を形成する。引き続き、公知のホトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、上記導電性積層膜をパターニングし、素子形成領域41に第2層配線24を形成する。層間絶縁膜18の形成と同様に、HDP−CVD法等を用いて、絶縁膜を1.4μm程度の厚みで成膜した後、CMP法を用いて、絶縁膜の表面を平坦化する。次いで、プラズマCVD法等を用いて、絶縁膜上に厚みが300nm程度のSiO膜を成膜することによって、層間絶縁膜25を形成する。
【0039】
引き続き、公知のホトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、層間絶縁膜25を貫通し、第2層配線24に達する第2スルーホール26を開孔する。第2スルーホール26の内部を含め全面に、厚みが50nm程度のTiN層、及び、厚みが300nm程度のブランケットタングステン層を順次に成膜した後、CMP技術を用いて、層間絶縁膜25上に堆積したTiN層及びブランケットタングステン層を除去する。これによって、第2スルーホール26の内部に第2プラグ27を形成する(図3)。なお、層間絶縁膜18,25上に堆積したTiN層及びブランケットタングステン層の除去に際しては、異方性を有するドライエッチングによるエッチバックを行ってもよい。
【0040】
次いで、バリアメタル層28、金属層29、及び、反射防止層30を順次に成膜することによって、導電性積層膜を形成する。引き続き、公知のホトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、上記導電性積層膜をパターニングし、素子形成領域41で第3層配線31を形成する。この製造段階で、第3層配線31による段差、即ち、第3層配線31の上面と層間絶縁膜25の上面との距離Dは、1.6μm程度である。
【0041】
次いで、HDP−CVD法を用いてHDP膜32を300nm程度の厚みで成膜する。HDP膜32は、第3層配線31の側部で大きなテーパ角で形成される。従って、第3層配線31の側部のHDP膜32の表面と、層間絶縁膜25に平行なHDP膜32の表面とが成す角度が、第3層配線31の側面と層間絶縁膜25の表面とが成す角度よりも大きくなる。
【0042】
引き続き、ウエハ全面にSOG膜を400nm程度の厚みに塗布する。次いで、SOG膜の改質を目的として、例えば400℃で10分程度の熱処理(ベーク処理)を行い、SOG膜をシリコン酸化膜に変える。熱処理に際して、第3層配線31の側部のHDP膜32の表面と、層間絶縁膜25に平行なHDP膜32の表面とが成す角度が充分に大きいため、符号53に示す第3層配線31の底部近傍で、SOG膜を充分に改質できる。
【0043】
また、塗布によって形成されたSOG膜は一般に、熱処理に際して、配線パターンが密集した領域ほど、また、配線に近いほど厚く形成される。従って、改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜33は、第3層配線31の近傍では厚く、第3層配線31が形成されていないヒューズ17上では薄く形成される。シリコン酸化膜33は、第3層配線31の近傍で例えば400nm程度、ヒューズ17上で例えば100nm程度の厚みに形成される(図4)。
【0044】
引き続き、異方性エッチングによって、ヒューズ形成領域42に形成されたシリコン酸化膜33が完全に除去される程度に、シリコン酸化膜33をエッチバックする。第3層配線31上に形成されたHDP膜32は、異方性エッチングによって、他の部分に比して厚みが低減されると共に、断面が三角形になるように形成される。この製造段階で、第3層配線31による段差、即ち、第3層配線31上に形成されたHDP膜32の上端と、第3層配線31の側部に形成されたシリコン酸化膜33の頂部との距離Dは、例えば1.1〜1.2μm程度にまで低減される。ヒューズ形成領域42では、層間絶縁膜25上にHDP膜32のみが残留する。
【0045】
次いで、プラズマCVD法によって、厚みが500nm程度のパッシベーション膜34を全面に成膜する。パッシベーション膜34には、例えばSiONやSiNを用いる。引き続き、全面にポリイミドから成る有機絶縁膜35を塗布し、熱処理を行うことによって硬化させる。この熱処理は、例えばN雰囲気中で320℃とし、30分間放置する条件で行う。
【0046】
次いで、公知のホトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、素子形成領域41の一部の領域で、有機絶縁膜35、パッシベーション膜34、HDP膜32、及び、反射防止層30を除去することによって、第3層配線31の一部を露出させ、図示しない組立用のボンディングパッドを形成する。この際に、ヒューズ形成領域42では、ヒューズ17上に残存させる絶縁膜の厚みDが所定の値になるようにエッチング深さDを調節してエッチングを行い、ヒューズ切断孔36を形成する。これによって、図1に示した半導体装置10を完成する。
【0047】
本実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、シリコン酸化膜33の形成に先立って、HDP膜32を形成する。HDP膜32の特徴として、配線の壁面に大きなテーパ角で形成されるので、第3層配線31の側部に形成されたHDP膜32の側面と、層間絶縁膜25の表面に平行なHDP膜32の表面とが成す角度を、第3層配線31の側面と層間絶縁膜25の表面とが成す角度よりも大きく出来る。これによって、符号53に示す第3層配線31の底部近傍で、SOG膜を充分に改質できる。
【0048】
また、改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜33を形成することによって、第3層配線31のパターンが密集した領域ほど、また、第3層配線31に近いほど厚く形成できる。従って、第3層配線31が形成されていないヒューズ17上の絶縁膜の厚みの増加を抑制しつつ、第3層配線31による段差を効果的に低減できる。更に、ヒューズ形成領域42に形成されたシリコン酸化膜33が完全に除去される程度に、シリコン酸化膜33をエッチバックすることによって、第3層配線31の近傍に比較的に厚いシリコン酸化膜33を残存させたまま、ヒューズ17上のシリコン酸化膜33を除去できる。
【0049】
上記によって、ヒューズ17上の絶縁膜の厚みの増加を抑制しつつ、第3層配線31による段差を効果的に低減できる。従って、第3層配線31を被覆するパッシベーション膜34のカバレッジ性を向上させると共に、パッシベーション膜34のクラックの発生を抑制し、配線の腐蝕を抑制できる。また、ヒューズ17上に残存する層間絶縁膜18の厚みDのばらつきを抑制し、ヒューズ17の切断不良を抑制できる。
【0050】
なお、上記実施形態では、図4に示したシリコン酸化膜33のエッチバックに後続して、シリコン酸化膜33の形成及びエッチバックを繰返し行ってもよい。この場合、ヒューズ17上の絶縁膜の厚みの増加を抑制しつつ、第3層配線31の近傍にシリコン酸化膜33を更に堆積し、第3層配線31による段差をより効果的に低減できる。
【0051】
また、上記実施形態では、第1層配線16と同層に形成されたヒューズ17について示したが、ヒューズが、第2層配線24と同層に形成された場合であっても、本発明を適用できる。
【0052】
図6は、比較例1に係る半導体装置の製造方法について、一製造段階を示している。本比較例では、上記実施形態の製造方法において、改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜33の形成及びエッチバックを行わない。この例では、シリコン酸化膜33を形成しないので、パッシベーション膜34のクラックを充分に防止するには、HDP膜32を上記実施形態よりも充分に大きな厚みで成膜する必要がある。
【0053】
しかし、HDP膜32の厚みが増大すると、ヒューズ17上に形成される絶縁膜の膜厚が増大することによって、ヒューズ17上に残存する層間絶縁膜18の厚みDに大きなばらつきが生じる。これによって、一部のヒューズ17が切断されないおそれがある。ヒューズ切断孔36を形成するエッチングに際して、エッチングレートを低下させることも考えられるが、スループットの低下が避けられない。また、この製造方法では、第3層配線31上に形成されるHDP膜32の厚みの増大によって、図示しない組み立て用のボンディングパッドを形成する際のエッチング量が増加する。更に、第3層配線31上に形成されるHDP膜32の厚みの増大によって、半導体装置10を保護する有機絶縁膜35の残膜が薄くなるといった問題も生じる。
【0054】
上記比較例に対して、本実施形態に係る半導体装置の製造方法では、シリコン酸化膜33をエッチングすることによって、最上層の配線間の間隙に形成されるシリコン酸化膜33の厚み分だけHDP膜32の厚みを低減できる。また、ヒューズ17上に形成されたシリコン酸化膜33を除去することによって、ヒューズ17上の絶縁膜の厚みの増加を更に抑制できる。更に、第3層配線31上に形成されるHDP膜32の厚みを低減できるので、有機絶縁膜35の残膜の厚みを充分に確保できる。
【0055】
図7は、比較例2に係る半導体装置の製造方法について、一製造段階を示している。本比較例では、上記実施形態の製造方法において、HDP膜32を成膜せずに、SOG膜の溶剤の透過を防止することを目的としてシリコン酸化膜から成る薄いバリア層52を最上層の配線31を覆って形成した後に、改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜33を形成する。バリア層52は、例えば100nm程度の厚みに形成する。この例では、HDP膜32を成膜しないので、パッシベーション膜34のクラックを充分に防止するには、シリコン酸化膜33を上記実施形態よりも充分に大きな厚みで形成する必要がある。例えば熱処理後のシリコン酸化膜33の最大の厚みDが800nmになるように形成する。
【0056】
しかし、シリコン酸化膜33の厚みの増大に伴って、符号53に示す第3層配線31の底部近傍で、SOG膜が充分に改質されなくなる問題が生じる。改質が不充分なSOG膜は、水分を吸収し易く、SOG膜の改質を目的とした熱処理や、後の工程で施される有機絶縁膜35に対する熱処理(ベ−ク処理)に際し、バリア層52に大きな応力が生じクラックが発生することで、第3層配線31の腐蝕が生じるおそれがある。これに対して、上記実施形態の製造方法によれば、シリコン酸化膜33の形成に先立ってHDP膜32を形成することによって、第3層配線31の側部のHDP膜32の表面と、層間絶縁膜25の表面に平行なHDP膜32の表面とが成す角度を充分に大きくし、符号53に示す第3層配線31の底部近傍で、SOG膜を充分に改質できると共に、後の熱処理工程で生じる応力を緩和することが可能となる。
【0057】
図8は、比較例3に係る半導体装置の製造方法について、一製造段階を示している。本比較例では、上記実施形態の製造方法において、HDP膜32の成膜、及び、改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜33の形成及びエッチバックを行わず、パッシベーション膜34の厚みを増大させる。しかし、この比較例では、パッシベーション膜34の厚みの増大によって、ヒューズ17上に残存する絶縁膜18の厚みDのばらつきが大きくなり、一部のヒューズ17が切断されないおそれがある。また、パッシベーション膜34のカバレッジ性が低下し、符号51に示す、第3層配線31の底部近傍のクラックもより発生し易くなる。更には、パッシベーション膜34により隣接する第3層配線31間の寄生容量が増加する問題も生じる。これらにより、比較例3に係る半導体装置の製造方法は、好ましくないと判断した。
【0058】
図9は、比較例4に係る半導体装置の製造方法について、一製造段階を示している。本比較例では、上記実施形態の製造方法において、HDP膜32の成膜、及び、改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜33の形成及びエッチバックを行わない。また、第3層配線31の側面が大きなテーパ角を持つように形成する。大きなテーパ角を持つ配線は、例えば、層間絶縁膜25上の全面に成膜されたアルミニウム層をパターニングするエッチングの際に、電極部に印加されるバイアスパワーを調節することにより対レジスト選択比を下げ、アルミニウム層の側面にレジスト内に含まれている主成分のカーボンを付着させることによって形成できることが一般的に知られている。なお、Cl/BCl等のガスを用いたエッチングの際に、CHFやCH等のガスを添加することによっても、アルミニウム層の側面にカーボン系の堆積物を付着させ、大きなテーパ角を有する配線を形成できることが知られている。
【0059】
しかし、側面が大きなテーパ角を有する第3層配線31を形成すると、パッシベーション膜34のカバレッジ性が高まるものの、コロージョンに対するマージンを大きく低減させてしまうと共に、微細化が進むに連れて、隣接する第3層配線31間における短絡が生じ易くなる。これらにより、比較例4に係る半導体装置の製造方法は、好ましくないと判断した。
【0060】
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明に係る半導体装置及びその製造方法は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した半導体装置及びその製造方法も、本発明の範囲に含まれる。例えば、上記実施形態では、DRAM装置の例を示したが、他の半導体装置にも本発明を適用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
【図2】図1の半導体装置を製造する一製造段階を示す断面図である。
【図3】図2に後続する製造段階を示す断面図である。
【図4】図3に後続する製造段階を示す断面図である。
【図5】従来の半導体装置の製造方法について、一製造段階を示す断面図である。
【図6】比較例1に係る半導体装置の製造方法について、一製造段階を示す断面図である。
【図7】比較例2に係る半導体装置の製造方法について、一製造段階を示す断面図である。
【図8】比較例3に係る半導体装置の製造方法について、一製造段階を示す断面図である。
【図9】比較例4に係る半導体装置の製造方法について、一製造段階を示す断面図である。
【符号の説明】
【0062】
10:半導体装置
11:半導体基板
12:層間絶縁膜
13:バリアメタル層
14:金属層
15:反射防止層
16:第1層配線
17:ヒューズ
18:層間絶縁膜
19:第1スルーホール
20:第1プラグ
21:バリアメタル層
22:金属層
23:反射防止層
24:第2層配線
25:層間絶縁膜
26:第2スルーホール
27:第2プラグ
28:バリアメタル層
29:金属層
30:反射防止層
31:第3層配線
32:HDP膜
33:シリコン酸化膜(SOG膜)
34:パッシベーション膜(カバー膜)
35:有機絶縁膜
36:ヒューズ切断孔
41:素子形成領域
42:ヒューズ形成領域
51:第3層配線の底部近傍
52:バリア層(シリコン酸化膜)
53:第3層配線の底部近傍に形成されたシリコン酸化膜の部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板上に複数層の配線を備える半導体装置において、
最上層の配線の側面上に縁部を有する、高密度プラズマCVDで形成された絶縁膜(HDP膜)と、前記最上層の配線の少なくとも間隙部分を覆って前記HDP膜上に形成され、改質されたSOG膜から成るシリコン酸化膜と、該シリコン酸化膜及び前記HDP膜を覆って形成されたパッシベーション膜とを備えることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記HDP膜が、酸化シリコンを含む請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記パッシベーション膜上に更に有機絶縁膜が形成されている、請求項1又は2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記有機絶縁膜がポリイミド膜である、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記パッシベーション膜がSiON又はSiNを含む、請求項1〜4の何れか一に記載の半導体装置。
【請求項6】
少なくとも1層の前記配線と同層に形成されたヒューズを備え、該ヒューズの上部では、前記シリコン酸化膜の少なくとも一部が除去されている、請求項1〜5の何れか一に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記ヒューズはアルミニウムを含む、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記複数層の配線の少なくとも一部は、アルミニウムを含む、請求項1〜7の何れか一に記載の半導体装置。
【請求項9】
半導体基板の上部に複数層の配線及び層間絶縁膜を形成する工程と、
前記複数層の配線のうち最上層の配線の側壁上に縁部を有する絶縁膜を、高密度プラズマCVD法で形成する工程と、
前記最上層の配線の側壁上に縁部を有する絶縁膜上にシリコン酸化膜を形成する工程と、
前記シリコン酸化膜をエッチングし、少なくとも前記最上層の配線間の間隙に前記シリコン酸化膜を残す工程と、
前記残されたシリコン酸化膜及び前記絶縁膜を覆ってパッシベーション膜を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項10】
前記シリコン酸化膜を形成する工程は、SOG膜を塗布する工程と、該SOG膜を熱処理によって改質してシリコン酸化膜にする工程とを有する、請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項11】
前記複数層の配線の何れかの層の配線と同層にヒューズを形成する工程を更に有する、請求項9又は10に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項12】
前記シリコン酸化膜のエッチングでは、前記ヒューズの上部に形成されたシリコン酸化膜を除去して前記最上層の配線の側壁上に縁部を有する絶縁膜を露出させる、請求項11に記載の半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−194475(P2007−194475A)
【公開日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−12566(P2006−12566)
【出願日】平成18年1月20日(2006.1.20)
【出願人】(500174247)エルピーダメモリ株式会社 (2,599)
【Fターム(参考)】