説明

待ち合せ支援システム

【課題】 車載装置の利用者の待ち合せ相手に車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができる待ち合せ支援システムを提供する。
【解決手段】 車載装置3と、車載装置3によって送信された情報を管理するセンタ装置4と、車載装置3の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置にセンタ装置4によって送信された情報を表示させる情報表示装置5とを備えた待ち合せ支援システムにおいて、センタ装置4は、車載装置3によって送信された走行情報から得られる待ち合せ場所の到着予想時刻までに、待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表す移動可能範囲情報を情報表示装置5に送信し(S10)、情報表示装置5は、移動可能範囲情報が表す移動可能範囲を表示装置に表示させる(S13)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載装置から送信された情報を車載装置の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置に表示させる待ち合せ支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車載装置から送信された情報を車載装置の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置に表示させる待ち合せ支援システムとして、携帯電話機が、車載装置から目的地の到着予想時刻等の情報を取得し、取得した目的地の到着予想時刻が、携帯電話機に予め設定しておいた電子メール送信条件に適合した場合に、目的地の到着予想時刻等の情報を含む電子メールを予め設定しておいた待ち合せ相手側の装置に送信するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−127949号公報(第2図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の待ち合せ支援システムは、待ち合せ相手が電子メールを待ちながら行動しなければならないため、車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を待ち合せ相手に有効に利用させることができないといった問題があった。
【0004】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、車載装置の利用者の待ち合せ相手に車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができる待ち合せ支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の待ち合せ支援システムは、車載装置と、前記車載装置によって送信された情報を管理するセンタ装置と、前記車載装置の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置に前記センタ装置によって送信された情報を表示させる情報表示装置とを備えた待ち合せ支援システムにおいて、前記センタ装置は、前記車載装置によって送信された情報から得られる待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記待ち合せ相手が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表す移動可能範囲情報を前記情報表示装置に送信し、前記情報表示装置は、前記移動可能範囲情報が表す移動可能範囲を前記表示装置に表示させるように構成されている。
【0006】
この構成により、本発明の待ち合せ支援システムは、車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着すると予想される到着予想時刻までに、車載装置の利用者の待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を待ち合せ相手側の表示装置に表示させるため、車載装置の利用者の待ち合せ相手に車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができる。
【0007】
また、本発明の待ち合せ支援システムは、車載装置と、前記車載装置の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置に前記車載装置によって送信された情報を表示装置に表示させる情報表示装置とを備えた待ち合せ支援システムにおいて、前記車載装置は、待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記待ち合せ相手が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表す移動可能範囲情報を前記情報表示装置に送信し、前記情報表示装置は、前記移動可能範囲情報が表す移動可能範囲を前記表示装置に表示させるように構成されている。
【0008】
この構成により、本発明の待ち合せ支援システムは、車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着すると予想される到着予想時刻までに、車載装置の利用者の待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を待ち合せ相手側の表示装置に表示させるため、車載装置の利用者の待ち合せ相手に車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができる。
【0009】
また、本発明の待ち合せ支援システムは、車載装置と、前記車載装置の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置に前記車載装置によって送信された情報を表示装置に表示させる情報表示装置とを備えた待ち合せ支援システムにおいて、前記情報表示装置は、前記車載装置によって送信された情報から得られる待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記待ち合せ相手が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を前記表示装置に表示させるように構成されている。
【0010】
この構成により、本発明の待ち合せ支援システムは、車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着すると予想される到着予想時刻までに、車載装置の利用者の待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を待ち合せ相手側の表示装置に表示させるため、車載装置の利用者の待ち合せ相手に車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができる。
【0011】
また、本発明のセンタ装置は、車載装置によって送信された情報を管理し、前記車載装置の利用者の待ち合せ相手側に設けられた情報表示装置に表示させる情報を送信するセンタ装置において、前記車載装置によって送信された情報から得られる待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記待ち合せ相手が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表す移動可能範囲情報を前記情報表示装置に送信する移動可能範囲情報送信手段を備えた構成を有している。
【0012】
この構成により、本発明のセンタ装置は、車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着すると予想される到着予想時刻までに、車載装置の利用者の待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表す情報を待ち合せ相手側に送信するため、車載装置の利用者の待ち合せ相手に車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができる。
【0013】
なお、前記移動可能範囲情報送信手段は、地図データベースに格納された地図データから前記移動可能範囲を含む地図を表す地図情報を前記移動可能範囲情報として前記情報表示装置に送信するようにしてもよい。
【0014】
この構成により、本発明のセンタ装置は、車載装置の利用者の待ち合せ相手に移動可能範囲を地図上で確認させることができる。
【0015】
また、前記移動可能範囲情報送信手段は、前記待ち合せ場所からの距離に応じた前記移動可能範囲を前記地図に段階的に含めるようにしてもよい。
【0016】
この構成により、本発明のセンタ装置は、車載装置の利用者の待ち合せ相手に待ち合せ場所に到着するまでの時間的な余裕を地図上で確認させることができる。
【0017】
ここで、前記移動可能範囲情報送信手段は、前記待ち合せ場所を中心とし前記到着予想時刻までの時間に応じた距離を半径とした円で前記移動可能範囲を算出するようにしてもよく、前記待ち合せ場所を起点として前記到着予想時刻までの時間に応じた距離に至る各移動経路よりなる領域で前記移動可能範囲を算出するようにしてもよい。
【0018】
また、本発明の車載装置は、利用者の待ち合せ相手側に設けられた情報表示装置に表示させる情報を送信する車載装置において、待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記待ち合せ相手が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表す移動可能範囲情報を前記情報表示装置に送信する移動可能範囲情報送信手段を備えた構成を有している。
【0019】
この構成により、本発明の車載装置は、利用者が待ち合せ場所に到着すると予想される到着予想時刻までに、待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表す情報を待ち合せ相手側に送信するため、待ち合せ相手に利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができる。
【0020】
なお、前記移動可能範囲情報送信手段は、地図データベースに格納された地図データから前記移動可能範囲を含む地図を表す地図情報を前記移動可能範囲情報として前記情報表示装置に送信するようにしてもよい。
【0021】
この構成により、本発明の車載装置は、移動可能範囲を待ち合せ相手に地図上で確認させることができる。
【0022】
また、前記移動可能範囲情報送信手段は、前記待ち合せ場所からの距離に応じた前記移動可能範囲を前記地図に段階的に含めるようにしてもよい。
【0023】
この構成により、本発明の車載装置は、待ち合せ場所に到着するまでの時間的な余裕を待ち合せ相手に地図上で確認させることができる。
【0024】
ここで、前記移動可能範囲情報送信手段は、前記待ち合せ場所を中心とし前記到着予想時刻までの時間に応じた距離を半径とした円で前記移動可能範囲を算出するようにしてもよく、前記待ち合せ場所を起点として前記到着予想時刻までの時間に応じた距離に至る各移動経路よりなる領域で前記移動可能範囲を算出するようにしてもよい。
【0025】
また、本発明の情報表示装置は、利用者の待ち合せ相手側から送信された情報を表示装置に表示させる表示手段を備えた情報表示装置において、前記表示手段は、前記待ち合せ相手側から送信された情報から得られる待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記利用者が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を前記表示装置に表示させるように構成されている。
【0026】
この構成により、本発明の情報表示装置は、利用者の待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着すると予想される到着予想時刻までに、利用者が待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表示装置に表示させるため、利用者に待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができる。
【0027】
なお、前記表示手段は、地図データベースに格納された地図データに基づいて前記表示装置に表示させている地図上に前記移動可能範囲を表示させるようにしてもよい。
【0028】
この構成により、本発明の情報表示装置は、移動可能範囲を利用者に地図上で確認させることができる。
【0029】
また、前記表示手段は、前記表示装置に表示させている地図上に前記情報表示装置の位置を表示させるようにしてもよい。
【0030】
この構成により、本発明の情報表示装置は、移動可能範囲に対する現在位置を利用者に地図上で確認させることができる。
【0031】
また、前記表示手段は、前記待ち合せ場所からの距離に応じた前記移動可能範囲を前記表示装置に段階的に表示させるようにしてもよい。
【0032】
この構成により、本発明の情報表示装置は、待ち合せ場所に到着するまでの時間的な余裕を利用者に地図上で確認させることができる。
【0033】
ここで、前記表示手段は、前記待ち合せ場所を中心とし前記到着予想時刻までの時間に応じた距離を半径とした円で前記移動可能範囲を算出するようにしてもよく、前記待ち合せ場所を起点として前記到着予想時刻までの時間に応じた距離に至る各移動経路よりなる領域で前記移動可能範囲を算出するようにしてもよい。
【0034】
また、本発明の情報表示装置は、前記移動可能範囲に対する前記情報表示装置の位置に応じて報知装置に報知させる報知手段を備えるようにしてもよい。
【0035】
この構成により、本発明の情報表示装置は、待ち合せ場所に向かうべき時や待ち合せ場所から離れすぎてしまった時等を利用者に報知することができる。
【発明の効果】
【0036】
本発明は、車載装置の利用者の待ち合せ相手に車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができる待ち合せ支援システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0038】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の待ち合せ支援システムを図1に示す。
【0039】
図1において、待ち合せ支援システム1は、車両2に搭載された車載装置3と、車載装置3によって送信された情報を管理するセンタ装置4と、車載装置3の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置にセンタ装置4によって送信された情報を表示させる情報表示装置5とを備えている。
【0040】
なお、図1は、それぞれ1つの車載装置3、センタ装置4および情報表示装置5を示しているが、本発明の待ち合せ支援システムを構成する車載装置、センタ装置および情報表示装置の数を限定するものではない。また、図1においては、車載装置3、センタ装置4および情報表示装置5は、インターネット網、無線電話網および固定電話網等よりなるネットワーク6を介してそれぞれ接続されているが、車載装置3とセンタ装置4とを通信させるための基地局等の中継装置については図示が省略されている。
【0041】
車載装置3は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10と、RAM(Random Access Memory)11と、ROM(Read Only Memory)12と、ハードディスク13と、液晶ディスプレイ14と、液晶ディスプレイ14に一体に設けられたタッチパネルやリモコン等の入力装置15と、ネットワーク6に接続された各装置と通信するための通信モジュール16と、GPS(Global Positioning System)アンテナで受信した複数の衛星から送出された電波に基づいて現在位置の緯度および経度を測るGPS受信機17と、自車の進行方位を検出するジャイロ18と、自車の車輪の回転数に基づいて車速を検知する車速センサ19とを備えている。
【0042】
CPU10は、ROM12およびハードディスク13に記憶されたプログラムをRAM11に読み込んで、RAM11に読み込んだプログラムを実行することによって、通信モジュール16に対する通信制御を行う等、各部を制御するようになっている。
【0043】
ハードディスク13には、CPU10に実行させるためのプログラムに加えて、ナビゲーションや経路探索を行うための地図データが格納されている。
【0044】
センタ装置4は、図3に示すように、CPU20と、RAM21と、ROM22と、ハードディスク23と、ネットワーク6に接続された各装置と通信するための通信モジュール24とを備えている。
【0045】
CPU20は、ROM22およびハードディスク23に記憶されたプログラムをRAM21に読み込んで、RAM21に読み込んだプログラムを実行することによって、通信モジュール24に対する通信制御を行う等、各部を制御するようになっている。なお、本実施の形態において、プログラムを実行するCPU20は、本発明における移動可能範囲情報送信手段を構成する。
【0046】
ハードディスク23には、CPU20に実行させるためのプログラムに加えて、地図データベース7として地図データが格納されている。
【0047】
情報表示装置5は、携帯電話、ノートパソコンまたはPDA(Personal Digital Assistant)等のモバイル情報端末によって構成される。
【0048】
情報表示装置5は、図4に示すように、CPU30と、RAM31と、ROM32と、ハードディスク33と、表示装置としてのディスプレイ34と、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置35と、ネットワーク6に接続された各装置と通信するための通信モジュール36と、GPS受信機37と、スピーカや偏心モータ等によって構成された報知装置38とを備えている。
【0049】
CPU30は、ROM32およびハードディスク33に記憶されたプログラムをRAM31に読み込んで、RAM31に読み込んだプログラムを実行することによって、通信モジュール36に対する通信制御やディスプレイ34の表示制御を行う等、各部を制御するようになっている。なお、プログラムを実行するCPU30は、本発明における表示手段および報知手段を構成する。
【0050】
以上のように構成された待ち合せ支援システム1について図5乃至図7を用いてその動作を説明する。
【0051】
図5は、待ち合せ支援システム1の動作を説明するためのフロー図である。なお、図5においては、1列目のフローが車載装置3の動作を示し、2列目のフローがセンタ装置4の動作を示し、3列目のフローが情報表示装置5の動作を示している。また、破線の矢印は、各装置間で送受信される情報の流れを示している。
【0052】
図5において、まず、車載装置3では、入力装置15を介して待ち合せ場所として目的地が設定されると(S1)、CPU10が、GPS受信機17によって測られた緯度および経度、ジャイロ18によって検出された進行方位および車速センサ19によって検知された車速に基づいて、現在位置を算出する(S2)。
【0053】
ここで、CPU10は、現在位置から目的地までの経路探索を行うと共に、目的地の到着予想時刻を算出し(S3)、算出した到着予想時刻を表す走行情報を通信モジュール16を介してセンタ装置4に送信する(S4)。
【0054】
ここで、走行情報は、到着予想時刻に加えて、待ち合せ支援システム1のなかで車載装置3の利用者を識別するための利用者IDと、車載装置3の利用者の待ち合せの相手が利用する情報表示装置5を待ち合せ支援システム1のなかで識別するための相手IDと、目的地と、現在位置とをそれぞれ表す情報を含んでいる。
【0055】
次に、CPU10は、現在位置が目的地に達したか否かを判断し(S5)、現在位置が目的地に達したと判断した場合には、動作を終了し、現在位置が目的地に達していないと判断した場合には、現在位置を再び算出する(S2)。
【0056】
走行情報を受信したセンタ装置4では(S6)、CPU20が、走行情報を車載装置3の利用者IDと対応させてハードディスク23に格納すると共に、走行情報から得られる到着予想時刻から現在時刻を減じることによって、現在時刻から到着予想時刻までの移動可能時間を算出する(S7)。
【0057】
このように、過去の走行情報がセンタ装置4でハードディスク23に格納されるため、車載装置3によって送信される走行情報は、利用者IDを除いて、更新された情報のみが設定されていればよい。例えば、目的地IDは、車載装置3の利用者によって変更されない限り更新されないため、2回目以降に送信される走行情報には設定されていなくてもよい。
【0058】
次に、CPU20は、算出した移動可能時間で待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を算出する(S8)。ここで、CPU20は、図6(a)に示すように、待ち合せ場所50を中心とし到着予想時間に応じた距離を半径とした円51で移動可能範囲を算出するようにしてもよく、図6(b)に示すように、ハードディスク23に格納された地図データに対してダイクストラ法を用いる等して、待ち合せ場所50を起点として到着予想時間に応じた距離に至る各移動経路よりなる領域52で移動可能範囲を算出するようにしてもよい。
【0059】
なお、CPU20は、移動可能時間に人の歩行速度を乗じることによって到着予想時間に応じた距離を算出する。ここで、人の歩行速度は、例えば時速4km/hに設定されている。センタ装置4は、この歩行速度を情報表示装置5からネットワーク6を介して設定できるようにしてもよい。
【0060】
また、CPU20は、待ち合せ相手が余裕を持って待ち合せ場所に到着できる程度の幅を考慮して移動可能範囲を狭めに算出するのが望ましい。また、CPU20は、図7(a)に示す移動可能範囲51a、51bや図7(b)に示す移動可能範囲52a、52bのように、移動可能範囲を段階的に算出するようにしてもよい。
【0061】
図5において、次に、CPU20は、走行情報に基づいて送信データ加工処理を行う(S9)。この送信データ加工処理では、CPU20は、ハードディスク23に格納された地図データから移動可能範囲を含む領域の地図を表す地図情報を生成する。
【0062】
ここで、CPU20は、地物のオブジェクトで地図を表すベクタ形式の地図情報を生成するようにしてもよく、画像イメージデータで地図を表すラスタ形式の地図情報を生成するようにしてもよい。
【0063】
送信データ加工処理において、CPU20は、算出した移動可能範囲に加えて、車載装置3の現在位置、目的地、現在位置から目的地までの経路、および、ハードディスク23に格納された走行情報の履歴から得られる現在位置までの走行軌跡等を表す情報を地図情報に含める。
【0064】
次に、CPU20は、走行情報から得られる相手IDによって識別される情報表示装置5に地図情報を通信モジュール24を介して送信する(S10)。ここで、CPU20は、地図情報を情報表示装置5に送信する際に、地図情報を毎回に送信せずに、生成した地図情報のなかで変化がある情報のみを情報表示装置5に送信するようにしてもよい。なお、本実施の形態において、移動可能範囲を表す情報を含み、センタ装置4から情報表示装置5に送信される地図情報は、本発明における移動可能範囲情報に該当する。
【0065】
地図情報を受信した情報表示装置5では(S11)、CPU30が、GPS受信機37によって測られた緯度および経度に基づいて、現在位置を算出する(S12)。
【0066】
次に、CPU30は、地図情報が表す地図、移動可能範囲、車載装置3の現在位置、目的地、現在位置から目的地までの経路、および、走行軌跡等と、算出した情報表示装置5の現在位置とをディスプレイ34に表示させる(S13)。
【0067】
次に、CPU30は、情報表示装置5の現在位置が移動可能範囲に入っているか否かを判断し(S14)、情報表示装置5の現在位置が移動可能範囲に入っていると判断した場合には、地図情報の受信(S11)や現在位置の算出を再び行う(S12)。
【0068】
一方、CPU30は、情報表示装置5の現在位置が移動可能範囲に入っていないと判断した場合には、この旨を報知装置38に報知させる(S15)。ここで、CPU30は、図7に示したように、移動可能範囲が段階的に表されている場合には、移動可能範囲の段階に応じて報知形態を変化させるようにしてもよい。
【0069】
このような本発明の第1の実施の形態の待ち合せ支援システム1は、車載装置3の利用者が待ち合せ場所に到着すると予想される到着予想時刻までに、車載装置3の利用者の待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を待ち合せ相手側の情報表示装置5のディスプレイ34に表示させるため、車載装置3の利用者の待ち合せ相手に車載装置3の利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができる。
【0070】
なお、本実施の形態において、車載装置3のCPU10が、到着予想時刻を算出する例について説明したが、センタ装置4のCPU20が、車載装置3によって送信された走行情報に基づいて到着予想時刻を算出するようにしてもよい。
【0071】
また、本実施の形態において、センタ装置4のCPU20が、走行情報の受信に応じて地図情報を情報表示装置5に送信する例について説明したが、情報表示装置5のCPU30が、例えば一定の時間間隔で地図情報をセンタ装置4に要求し、センタ装置4のCPU20が、この要求に応じて地図情報を情報表示装置5に送信するようにしてもよい。
【0072】
また、本実施の形態において、センタ装置4のCPU20が、送信データ加工処理を行う例について説明したが、センタ装置4のハードディスク23に代えて情報表示装置5のハードディスク33に、地図データベース7として地図データを格納し、情報表示装置5のCPU30が、送信データ加工処理を行い、送信データ加工処理で得られた地図情報をディスプレイ34に表示させるようにしてもよい。
【0073】
この場合には、センタ装置4は、情報表示装置5に地図情報を送信するのに代えて、車載装置3によって送信された走行情報を情報表示装置5に送信する。
【0074】
また、本実施の形態において、情報表示装置5のCPU30は、センタ装置4から受信した地図情報をディスプレイ34に表示させる例について説明したが、情報表示装置5のCPU30は、センタ装置4から地図情報を受信できなくなった場合には、過去に受信した地図情報に基づいて移動可能範囲を算出するようにしてもよい。
【0075】
この場合には、センタ装置4のCPU20は、図8に示すように、地図情報が表す地図60に含まれる道路を識別するためのリンク番号と当該道路の長さの対応61を地図情報に付加し、情報表示装置5のCPU30は、各リンク番号と当該道路の長さの対応に基づいて移動可能範囲62を算出する。
【0076】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態の待ち合せ支援システムを図9に示す。
【0077】
図9において、待ち合せ支援システム71は、車両2に搭載された車載装置3と、車載装置3の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置に車載装置3によって送信された情報を表示させる情報表示装置5とを備えている。
【0078】
なお、図9は、それぞれ1つの車載装置3および情報表示装置5を示しているが、本発明の待ち合せ支援システムを構成する車載装置および情報表示装置の数を限定するものではない。また、図9においては、車載装置3および情報表示装置5は、インターネット網、無線電話網および固定電話網等よりなるネットワーク6を介してそれぞれ接続されているが、車載装置3と情報表示装置5とを通信させるための基地局等の中継装置については図示が省略されている。
【0079】
車載装置3および情報表示装置5は、本発明の第1の実施の形態に対して、各CPU10、30が実行するプログラムが相違し、同一のハードウェア構成を有するため各構成の説明を省略する。なお、本実施の形態において、プログラムを実行するCPU10は、本発明における移動可能範囲情報送信手段を構成する。
【0080】
以上のように構成された待ち合せ支援システム71について図10を用いてその動作を説明する。
【0081】
図10は、待ち合せ支援システム71の動作を説明するためのフロー図である。なお、図10においては、1列目のフローが車載装置3の動作を示し、2列目のフローが情報表示装置5の動作を示している。また、破線の矢印は、各装置間で送受信される情報の流れを示している。
【0082】
図10において、まず、車載装置3では、入力装置15を介して待ち合せ場所として目的地が設定されると(S21)、CPU10が、GPS受信機17によって測られた緯度および経度、ジャイロ18によって検出された進行方位および車速センサ19によって検知された車速に基づいて、現在位置を算出する(S22)。
【0083】
ここで、CPU10は、現在位置から目的地までの経路探索を行うと共に、目的地の到着予想時刻を算出し(S23)、算出した到着予想時刻から現在時刻を減じることによって、現在時刻から到着予想時刻までの移動可能時間を算出する(S24)。
【0084】
次に、CPU10は、算出した移動可能時間で待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を算出する(S25)。ここで、CPU10は、図6(a)に示したように、待ち合せ場所50を中心とし到着予想時間に応じた距離を半径とした円51で移動可能範囲を算出するようにしてもよく、図6(b)に示したように、ハードディスク13に格納された地図データに対してダイクストラ法を用いる等して、待ち合せ場所50を起点として到着予想時間に応じた距離に至る各移動経路よりなる領域52で移動可能範囲を算出するようにしてもよい。
【0085】
なお、CPU10は、移動可能時間に人の歩行速度を乗じることによって到着予想時間に応じた距離を算出する。ここで、人の歩行速度は、例えば時速4km/hに設定されている。車載装置3は、この歩行速度を情報表示装置5からネットワーク6を介して設定できるようにしてもよい。
【0086】
また、CPU10は、待ち合せ相手が余裕を持って待ち合せ場所に到着できる程度の幅を考慮して移動可能範囲を狭めに算出するのが望ましい。また、CPU10は、図7(a)に示した移動可能範囲51a、51bや図7(b)に示した移動可能範囲52a、52bのように、移動可能範囲を段階的に算出するようにしてもよい。
【0087】
図10において、次に、CPU10は、送信データ加工処理を行う(S26)。この送信データ加工処理では、CPU10は、ハードディスク13に格納された地図データから移動可能範囲を含む領域の地図を表す地図情報を生成する。ここで、CPU10は、ベクタ形式の地図情報を生成するようにしてもよく、ラスタ形式の地図情報を生成するようにしてもよい。
【0088】
送信データ加工処理において、CPU10は、算出した移動可能範囲に加えて、車載装置3の現在位置、目的地、現在位置から目的地までの経路、および、ハードディスク13に格納された走行情報の履歴から得られる現在位置までの走行軌跡等を表す情報を地図情報に含める。
【0089】
次に、CPU10は、情報表示装置5に地図情報を通信モジュール16を介して送信する(S27)。ここで、CPU10は、地図情報を情報表示装置5に送信する際に、地図情報を毎回に送信せずに、生成した地図情報のなかで変化がある情報のみを情報表示装置5に送信するようにしてもよい。なお、本実施の形態において、移動可能範囲を表す情報を含み、車載装置3から情報表示装置5に送信される地図情報は、本発明における移動可能範囲情報に該当する。
【0090】
次に、CPU10は、現在位置が目的地に達したか否かを判断し(S28)、現在位置が目的地に達したと判断した場合には、動作を終了し、現在位置が目的地に達していないと判断した場合には、現在位置を再び算出する(S22)。
【0091】
地図情報を受信した情報表示装置5では(S29)、CPU30が、GPS受信機37によって測られた緯度および経度に基づいて現在位置を算出する(S30)。
【0092】
次に、CPU30は、地図情報が表す地図、移動可能範囲、車載装置3の現在位置、目的地、現在位置から目的地までの経路、および、走行軌跡等と、算出した情報表示装置5の現在位置とをディスプレイ34に表示させる(S31)。
【0093】
次に、CPU30は、情報表示装置5の現在位置が移動可能範囲に入っているか否かを判断し(S32)、情報表示装置5の現在位置が移動可能範囲に入っていると判断した場合には、地図情報の受信(S29)や現在位置の算出を再び行う(S30)。
【0094】
一方、CPU30は、情報表示装置5の現在位置が移動可能範囲に入っていないと判断した場合には、この旨を報知装置38に報知させる(S33)。ここで、CPU30は、図7に示したように、移動可能範囲が段階的に表されている場合には、移動可能範囲の段階に応じて報知形態を変化させるようにしてもよい。
【0095】
このような本発明の第2の実施の形態の待ち合せ支援システム71は、本発明の第1の実施の形態の待ち合せ支援システム1と同様に、車載装置3の利用者が待ち合せ場所に到着すると予想される到着予想時刻までに、車載装置3の利用者の待ち合せ相手が待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を待ち合せ相手側の情報表示装置5のディスプレイ34に表示させるため、車載装置3の利用者の待ち合せ相手に車載装置3の利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができる。
【0096】
なお、本実施の形態において、車載装置3のCPU10が、一定の時間間隔で地図情報を情報表示装置5に送信する例について説明したが、情報表示装置5のCPU30が、例えば一定の時間間隔で地図情報を車載装置3に要求し、車載装置3のCPU10が、この要求に応じて地図情報を情報表示装置5に送信するようにしてもよい。
【0097】
また、本実施の形態において、車載装置3のCPU10が、送信データ加工処理を行う例について説明したが、情報表示装置5のハードディスク33に、地図データベースとして地図データを格納し、情報表示装置5のCPU30が、送信データ加工処理を行い、送信データ加工処理で得られた地図情報をディスプレイ34に表示させるようにしてもよい。
【0098】
この場合には、車載装置3は、情報表示装置5に地図情報を送信するのに代えて、利用者ID、目的地、現在位置および到着予想時刻をそれぞれ表す情報を含む走行情報を情報表示装置5に送信する。
【0099】
また、本実施の形態において、情報表示装置5のCPU30は、車載装置3から受信した地図情報をディスプレイ34に表示させる例について説明したが、情報表示装置5のCPU30は、車載装置3から地図情報を受信できなくなった場合には、過去に受信した地図情報に基づいて移動可能範囲を算出するようにしてもよい。
【0100】
この場合には、車載装置3のCPU10は、図8に示すように、地図情報が表す地図60に含まれる道路を識別するためのリンク番号と当該道路の長さの対応61を地図情報に付加し、情報表示装置5のCPU30は、リンク番号と当該道路の長さの対応に基づいて移動可能範囲62を算出する。
【産業上の利用可能性】
【0101】
以上のように、本発明にかかる待ち合せ支援システムは、車載装置の利用者の待ち合せ相手に車載装置の利用者が待ち合せ場所に到着するまでの時間を有効に利用させることができるという効果を有し、例えば、車載装置から送信された情報を車載装置の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置に表示させる待ち合せ支援システム等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】本発明の第1の実施の形態における待ち合せ支援システムのブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における車載装置のブロック図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるセンタ装置のブロック図
【図4】本発明の第1の実施の形態における情報表示装置のブロック図
【図5】本発明の第1の実施の形態における待ち合せ支援システムの動作を説明するためのフロー図
【図6】本発明の第1の実施の形態における待ち合せ支援システムで算出される移動可能範囲の第1の例を説明するための概念図
【図7】本発明の第1の実施の形態における待ち合せ支援システムで算出される移動可能範囲の第2の例を説明するための概念図
【図8】本発明の第1の実施の形態における待ち合せ支援システムの他の態様を説明するための概念図
【図9】本発明の第2の実施の形態における待ち合せ支援システムのブロック図
【図10】本発明の第2の実施の形態における待ち合せ支援システムの動作を説明するためのフロー図
【符号の説明】
【0103】
1、71 待ち合せ支援システム
2 車両
3 車載装置
4 センタ装置
5 情報表示装置
6 ネットワーク
7 地図データベース
10、20、30 CPU
11、21、31 RAM
12、22、32 ROM
13、23、33 ハードディスク
14 液晶ディスプレイ
15、35 入力装置
16、24、36 通信モジュール
17、37 GPS受信機
18 ジャイロ
19 車速センサ
34 ディスプレイ
38 報知装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載装置と、前記車載装置によって送信された情報を管理するセンタ装置と、前記車載装置の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置に前記センタ装置によって送信された情報を表示させる情報表示装置とを備えた待ち合せ支援システムにおいて、
前記センタ装置は、前記車載装置によって送信された情報から得られる待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記待ち合せ相手が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表す移動可能範囲情報を前記情報表示装置に送信し、
前記情報表示装置は、前記移動可能範囲情報が表す移動可能範囲を前記表示装置に表示させることを特徴とする待ち合せ支援システム。
【請求項2】
車載装置と、前記車載装置の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置に前記車載装置によって送信された情報を表示装置に表示させる情報表示装置とを備えた待ち合せ支援システムにおいて、
前記車載装置は、待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記待ち合せ相手が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表す移動可能範囲情報を前記情報表示装置に送信し、
前記情報表示装置は、前記移動可能範囲情報が表す移動可能範囲を前記表示装置に表示させることを特徴とする待ち合せ支援システム。
【請求項3】
車載装置と、前記車載装置の利用者の待ち合せ相手側に設けられた表示装置に前記車載装置によって送信された情報を表示装置に表示させる情報表示装置とを備えた待ち合せ支援システムにおいて、
前記情報表示装置は、前記車載装置によって送信された情報から得られる待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記待ち合せ相手が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を前記表示装置に表示させることを特徴とする待ち合せ支援システム。
【請求項4】
車載装置によって送信された情報を管理し、前記車載装置の利用者の待ち合せ相手側に設けられた情報表示装置に表示させる情報を送信するセンタ装置において、
前記車載装置によって送信された情報から得られる待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記待ち合せ相手が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表す移動可能範囲情報を前記情報表示装置に送信する移動可能範囲情報送信手段を備えたことを特徴とするセンタ装置。
【請求項5】
前記移動可能範囲情報送信手段は、地図データベースに格納された地図データから前記移動可能範囲を含む地図を表す地図情報を前記移動可能範囲情報として前記情報表示装置に送信することを特徴とする請求項4に記載のセンタ装置。
【請求項6】
前記移動可能範囲情報送信手段は、前記待ち合せ場所からの距離に応じた前記移動可能範囲を前記地図に段階的に含めることを特徴とする請求項5に記載のセンタ装置。
【請求項7】
前記移動可能範囲情報送信手段は、前記待ち合せ場所を中心とし前記到着予想時刻までの時間に応じた距離を半径とした円で前記移動可能範囲を算出することを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れかに記載のセンタ装置。
【請求項8】
前記移動可能範囲情報送信手段は、前記待ち合せ場所を起点として前記到着予想時刻までの時間に応じた距離に至る各移動経路よりなる領域で前記移動可能範囲を算出することを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れかに記載のセンタ装置。
【請求項9】
利用者の待ち合せ相手側に設けられた情報表示装置に表示させる情報を送信する車載装置において、
待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記待ち合せ相手が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を表す移動可能範囲情報を前記情報表示装置に送信する移動可能範囲情報送信手段を備えたことを特徴とする車載装置。
【請求項10】
前記移動可能範囲情報送信手段は、地図データベースに格納された地図データから前記移動可能範囲を含む地図を表す地図情報を前記移動可能範囲情報として前記情報表示装置に送信することを特徴とする請求項9に記載の車載装置。
【請求項11】
前記移動可能範囲情報送信手段は、前記待ち合せ場所からの距離に応じた前記移動可能範囲を前記地図に段階的に含めることを特徴とする請求項10に記載の車載装置。
【請求項12】
前記移動可能範囲情報送信手段は、前記待ち合せ場所を中心とし前記到着予想時刻までの時間に応じた距離を半径とした円で前記移動可能範囲を算出することを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れかに記載の車載装置。
【請求項13】
前記移動可能範囲情報送信手段は、前記待ち合せ場所を起点として前記到着予想時刻までの時間に応じた距離に至る各移動経路よりなる領域で前記移動可能範囲を算出することを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れかに記載の車載装置。
【請求項14】
利用者の待ち合せ相手側から送信された情報を表示装置に表示させる表示手段を備えた情報表示装置において、
前記表示手段は、前記待ち合せ相手側から送信された情報から得られる待ち合せ場所の到着予想時刻までに、前記利用者が前記待ち合せ場所に到着可能な移動可能範囲を前記表示装置に表示させることを特徴とする情報表示装置。
【請求項15】
前記表示手段は、地図データベースに格納された地図データに基づいて前記表示装置に表示させている地図上に前記移動可能範囲を表示させることを特徴とする請求項14に記載の情報表示装置。
【請求項16】
前記表示手段は、前記表示装置に表示させている地図上に前記情報表示装置の位置を表示させることを特徴とする請求項15に記載の情報表示装置。
【請求項17】
前記表示手段は、前記待ち合せ場所からの距離に応じた前記移動可能範囲を前記表示装置に段階的に表示させることを特徴とする請求項15または請求項16に記載の情報表示装置。
【請求項18】
前記表示手段は、前記待ち合せ場所を中心とし前記到着予想時刻までの時間に応じた距離を半径とした円で前記移動可能範囲を算出することを特徴とする請求項14乃至請求項17の何れかに記載の情報表示装置。
【請求項19】
前記表示手段は、前記待ち合せ場所を起点として前記到着予想時刻までの時間に応じた距離に至る各移動経路よりなる領域で前記移動可能範囲を算出することを特徴とする請求項14乃至請求項17の何れかに記載の情報表示装置。
【請求項20】
前記移動可能範囲に対する前記情報表示装置の位置に応じて報知装置に報知させる報知手段を備えたことを特徴とする請求項14乃至請求項19の何れかに記載の情報表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−71694(P2007−71694A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−259014(P2005−259014)
【出願日】平成17年9月7日(2005.9.7)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】