説明

新規な複素環式アミド誘導体およびドーパミンD3受容体リガンドとしてのその使用

【課題】本発明はドーパミンD3受容体への選択的な結合を示す新規な複素環置換アミド誘導体の提供。
【解決手段】一例として下記に示される新規な複素環置換アミド誘導体の調製方法とその使用。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

の化合物。
上記式I中、
Yは、カルボニル、スルホニル、または単結合であり、
AはCHまたはNであり、
nは、1または2であり、
nが2のとき、kは0であり、
nが1のとき、kは0または2であり、
xは、0、1または2であり、
各R3は、独立して水素、C1−C6アルキル、または
【化2】

(式中、wは1、2または3である)であり、
Rは(a)−(e):
【化3】

(式中、
各Q、Z、VおよびUは、独立して、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、
ハロゲン、トリフルオロメチル、または−CH2OC1−C6アルキルであり、
pは、0、1または2であり、
4は、水素、C1−C6アルキル、ハロゲンまたはフェニルであり、
Jは、水素、
【化4】

(式中、各R73は、独立して、水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、またはトリフルオロメチルであり、pは先に定義した通り)である)から成る群から選択され、
−B−は、(a)から(m):
(a)zが2、3、4、5、6または7である−(CH2)z−;
(b)
【化5】

(式中、R5およびR6は、それぞれ独立して、水素またはC1−C3直鎖アルキルであり、
7およびR8は、それぞれ独立して、水素またはC1−C3直鎖アルキルであり、ただし、R7がC1−C3直鎖アルキルのとき、R8はC1−C3直鎖アルキルにはならない);
【化6】

【化7】

から選択される基を表し、
1は、
a)水素、
b)場合によってヒドロキシによりモノ−またはジ−置換された飽和または不飽和C1−C6アルキル、または
c)
【化8】

(式中、各Gは、独立して、水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、またはトリフルオロメチルであり、
各R9およびR10は、独立して、水素またはC1−C3アルキルであり、
tは0または1であり、そして
qは0または1である)であり、
2は、飽和若しくは不飽和C1−C10アルキルから選択される基、トリフルオロメチル、または(a)−(ss):
【化9】

【化10】

【化11】

【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

から選択される基であり、および、
Yが単結合のとき、R1およびR2は一緒になって基(tt)−(ww):
【化16】

のいずれか1つの基を形成することができ、
ここで、eは3、4または5であり、
yは、0、1または2であり、
各R11およびR12は独立して水素またはC1−C3直鎖アルキルであり、
Dは(a)または(b):
(a)各R13およびR14が、独立して水素、ハロゲンまたはC1−C3直鎖アルキルであり、uが0、1、2または3である−(CR1314)u−、
(b)各R15およびR16が、独立して水素、C1−C3直鎖アルキルまたはアミノである−CR15=R16−、
から選択される基であり、
oは0、1または2であり、
Mは、
(1)水素、
(2)C1−C8アルキル、
(3)C1−C6アルコキシ、
(4)ヒドロキシ、
(5)トリフルオロメチル、
(6)トリフルオロメトキシ、
(7)−NO2
(8)−CN、
(9)−SO2CH3
(10)ハロゲン、
【化17】

(式中、各Lは独立して水素または−NR6768であり、ここで、R67およびR68はそれぞれ独立して水素、C1−C6アルキルまたはC1−C6アルコキシであり、上で定義したように、oは、0、1または2である)、
(16)
【化18】

(式中、Tは水素またはハロゲンであり、rは0、1または2である)、
(17)−NR6970
(式中、R69およびR70はそれぞれ独立して水素またはC1−C6アルキルである)、
(18)−SO2NH2
から選択される基であり、
各R17およびR18は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
sは、0、1または2であり、
53は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、アミノまたはC1−C3アルコキシであり、
54は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、アミノ、−SO2NH2またはC1−C3アルコキシであり、
各R19およびR20は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
vは、0、1または2であり、
Xは、OまたはSであり、
各R21およびR22は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
dは、0、1または2であり、
23は以下の(a)−(h):
(a)水素、
(b)C1−C6アルキル、
(c)ハロゲン、
(d)ヒドロキシ、
(e)C1−C3アルコキシ、および
【化19】

から選択される基であり、
55は水素またはC1−C6アルキルであり、
各R25およびR26は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
fは、0、1または2であり、
27は以下の(a)−(e):
(a)水素、
(b)C1−C6アルキル、
(c)ハロゲン、
(d)−SCH3、および
(e)
【化20】

(式中、X1はOまたはSであり、R28は水素またはC1−C6アルキルである)
から選択される基であり、
jは上で定義したように0または1であり、
各R56、R57およびR58は独立して水素またはC1−C6アルキルであり、
Wは、CH2、CH2OHまたはC=Oであり、
各R29およびR30は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
gは0または1であり、
2はOまたはSであり、
各R31は独立して水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C6アルコキシまたは−NR7172であり、ここでR71およびR72はそれぞれ独立して水素またはC1−C6アルキルであり、
oは上で定義したように0、1または2であり、
32は水素、ハロゲンまたはC1−C6アルキルであり、
33は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキルまたはC1−C3アルコキシであり、
34は水素、C1−C6アルキルまたは−CH2CO21−C6アルキルであり、
各R35およびR36は独立して水素またはC1−C3直鎖アルキルであり、
hは0または1であり、
37は水素またはC1−C6アルキルであり、
41は水素、C1−C6アルキル、ベンジル、アシル、トシル、ピリジルまたは場合により、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−またはジ−置換されたフェニルであり、
59およびR60は、水素、メチル、または場合によって、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
42は水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルまたはフェノキシであり、
43は水素、C1−C6アルキルまたはベンジルであり、
61は水素またはC1−C6アルキルであり、
44は水素、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、フェニルまたはアシルであり、
38は水素、メチル、または場合によって、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
45は水素、C1−C6アルキル、S−C1−C6アルキル、ハロゲン、または場合によって、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
46は水素またはハロゲンであり、
62は水素、ハロゲンまたはC1−C6アルキルであり、
47はSMe、SOMeまたはSO2Meであり、
48は水素、C1−C6アルキル、トリフルオロメチル、ピリジル、チオフェニル、または場合によって、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
63は水素またはC1−C6アルキルであり、
49はメチル、トリフルオロメチル、フェニルまたは−CH2SPhであり、
50は水素、メチル、アシルまたはベンジルであり、
iは0または1であり、
yは上で定義したように0、1または2であり、
pは上で定義したように0、1または2であり、
各R74は独立して水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシまたはハロゲンであり、
51は水素、ヒドロキシ、メチル、メトキシ、塩素または−SC1−C6アルキルであり、
52は水素、フェニルまたはチオフェンであり、
39は水素またはC1−C6アルキルであり、
40は水素、C1−C6アルキル、フェニルまたはベンジルであり、
bは1、2、3または4であり、
各R64およびR65は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
uは上で定義したように0、1、2または3であり、
各R66は独立して水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、または場合により、ハロゲン、C1−C6アルキル若しくはトリフルオロメチルによりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
75は水素、ハロゲン、C1−C6アルキルまたはフラニルであり、
cは1または2であり、
wは上で定義したように1、2または3であり、
76は水素またはC1−C6アルキルであり、
各R77およびR78は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
各R79およびR80は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
81はC1−C6アルキル、またはハロゲンにより場合により置換されたフェニルであり、
各R82およびR83は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
84は水素またはC1−C6アルキルであり、
jは上で定義したように0または1であり、
各R85およびR86は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
87はフェニルまたはベンジルであり、それぞれC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシまたはハロゲンにより場合によりモノ−またはジ−置換されることができ、
88は水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、または場合によりC1−C6アルキル、ハロゲン若しくは以下の基(a)−(c):
【化21】

のうちの1つによりモノ−若しくはジ−置換されたベンジルであり、そして
yは上で定義したように0、1または2である。
ただし、Rが(a)であり;Yがカルボニルであり;nが1であり;kが0であり;Qが水素、C1−C6アルキル、ハロゲンまたは−CH2OC1−C6アルキルであり;R1が水
素または非置換C1−C6アルキルであり;R3が水素またはC1−C6アルキルであり;R4が水素またはC1−C6アルキルであり;Bが式(a)または(e)の基であるときは、R2は飽和若しくは不飽和のC1−C10アルキルまたは以下の基:
(a)式中、yが1であるもの、
(b)式中、Dが式(a)の基であり、ここでuが0で、Mが水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルまたは
【化22】

(式中rは0である)であるもの、
(c)式中、sが0であるもの、
(d)式中、vが0であるもの、
(e)式中、dが0であるもの、
(f)、
(g)式中、fが0であるもの、
(h)、
(i)、
(j)、
(k)、
(l)式中、gが0であるもの、
(m)、
(n)式中、hが0であるもの、
(o)、
(s)、
(x)、
(aa)、
(cc)、
(dd)、
(ee)、
(ff)、
(ii)、または
(jj)
のいずれかであることはできない。
【請求項2】
Yがカルボニルであり、Rが基(a)(式中、R4が水素であり、QがCF3であるもの)または基(b)(式中、Qが水素、C1−C6アルキル、または−CH2OC1−C6アルキルであるもの)である請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Bが基(a)である請求項2記載の化合物。
【請求項4】
Bが基(b)である請求項2記載の化合物。
【請求項5】
zが4であるである請求項3記載の化合物。
【請求項6】
5、R6、R7およびR8が水素である請求項4記載の化合物。
【請求項7】
2が基(a)、(b)、(l)、(s)、(n)または(ll)である請求項3記載の化合物。
【請求項8】
2が基(a)、(b)、(l)、(s)、(n)または(ll)である請求項4記載の化合物。
【請求項9】
2が基(a)である請求項7記載の化合物。
【請求項10】
2が基(a)であり、ここでyが0または1であり、eが5である請求項9記載の化合物。
【請求項11】
2が基(b)である請求項7記載の化合物。
【請求項12】
Mが水素、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルまたは基(15)であり;Dが基(a)(式中、各R13およびR14が独立して水素、ハロゲンまたはC1−C3直鎖アルキルであり、uが0または1であるもの);または基(b)(式中、R15およびR16が水素であるもの)である請求項11記載の化合物。
【請求項13】
2が基(l)である請求項7記載の化合物。
【請求項14】
gが0または1であり、R31が水素である請求項13記載の化合物。
【請求項15】
2が基(s)である請求項7記載の化合物。
【請求項16】
61が水素、C1−C6アルキルまたはハロゲンである請求項15記載の化合物。
【請求項17】
2が基(n)である請求項7記載の化合物。
【請求項18】
33が水素、C1−C6アルキルまたはC1−C6アルコキシであり、R34が水素またはC1−C6アルキルである請求項17記載の化合物。
【請求項19】
2が基(ll)である請求項7記載の化合物。
【請求項20】
66が水素、C1−C6アルキルまたはハロゲンである請求項19記載の化合物。
【請求項21】
2が基(a)である請求項8記載の化合物。
【請求項22】
2が基(a)であり、ここでyが0または1であり,eが5である請求項21記載の化合物。
【請求項23】
2が基(b)である請求項8記載の化合物。
【請求項24】
Mが水素、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルまたは基(15)であり;Dが基(a)(式中、各R13およびR14が独立して水素、ハロゲンまたはC1−C3直鎖アルキルであり;uが0または1であるもの);または基(b)(式中、R15およびR16が水素であるもの)である請求項23記載の化合物。
【請求項25】
2が基(l)である請求項8記載の化合物。
【請求項26】
gが0または1であり、R31が水素である請求項25記載の化合物。
【請求項27】
2が基(s)である請求項8記載の化合物。
【請求項28】
61が水素、C1−C6アルキルまたはハロゲンである請求項27記載の化合物。
【請求項29】
2が基(n)である請求項8記載の化合物。
【請求項30】
33が水素、C1−C6アルキルまたはC1−C6アルコキシであり、R34が水素またはC1−C6アルキルである請求項29記載の化合物。
【請求項31】
2が基(ll)である請求項8記載の化合物。
【請求項32】
66が水素、C1−C6アルキルまたはハロゲンである請求項31記載の化合物。
【請求項33】
ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸{4−[4−(6−トリフルオロメチル−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドである請求項1記載の化合物。
【請求項34】
4−エトキシ−N−{4−[4−(6−トリフルオロメチル−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−ベンズアミドである請求項1記載の化合物。
【請求項35】
ビフェニル−4−カルボン酸{4−[4−(6−トリフルオロメチル−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−アミドである請求項1記載の化合物。
【請求項36】
N−{4−[4−(フルオロ−トリフルオロメチル−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−トリフルオロメチル−ベンズアミドである請求項1記載の化合物。
【請求項37】
チオフェン−2−カルボン酸{6−[4−(6−トリフルオロメチ
ル−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−ピペラジン−1−イル]−ヘキシル}−アミドである請求項1記載の化合物。
【請求項38】
ビフェニル−4−カルボン酸[4−(4−チエノ[2,3−d]イソオキサゾール−3−イル−ピペラジン−1−イル)−ブチル]−アミドである請求項1記載の化合物。
【請求項39】
ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸{4−[4−(6−フルオロ−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−ブチル}−アミドである請求項1記載の化合物。
【請求項40】
1H−インドール−2−カルボン酸{4−[4−(6−フルオロ−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−ブチル}−アミドである請求項1記載の化合物。
【請求項41】
ナフタレン−2−カルボン酸{4−[4−(6−フルオロ−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−ブチル}−アミドである請求項1記載の化合物。
【請求項42】
2−メチル−5−フェニル−フラン−3−カルボン酸{4−[4−(6−フルオロ−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−ブチル}−アミドである請求項1記載の化合物。
【請求項43】
(E)−N−{4−[4−(6−フルオロ−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−ブチル}−3−フェニル−アクリルアミドである請求項1記載の化合物。
【請求項44】
5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸{4−[4−(6−フルオロ−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−[1,4]ジアゼパン−1−イル]−ブチル}−アミドである請求項1記載の化合物。
【請求項45】
4−フルオロ−N−{2R−[4−(6−トリフルオロメチル−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−ピペラジン−1−イルメンチル]−1R−シクロプロピルメチル}−ベンゼンスルホンアミドである請求項1記載の化合物。
【請求項46】
(3−イミダゾル−1−イル−プロピル)−{(1R,2R)−2−[4−(6−トリフルオロメチル−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)−ピペラジン−1−イルメチル]−シクロプロピルメチル}−アミンである請求項1記載の化合物。
【請求項47】
細胞−関連ドーパミンD3受容体を、式IA
【化23】

の化合物または薬理学的に許容可能なその塩と、前記ドーパミンD3受容体の活性を調節するのに十分な濃度で接触させる工程を含む、ドーパミンD3受容体の活性をモジュレートする方法。
上記式IA中、
Yは、カルボニル、スルホニル、または単結合であり、
AはCHまたはNであり、
nは1または2であり、
nが2のとき、kは0であり、
nが1のとき、kは0または2であり、
xは0、1または2であり、
各R3は、独立して水素、C1−C6アルキル、または
【化24】

(式中、wは1、2または3である)であり、
Rは(a)−(e):
【化25】

(式中:
各Q、Z、VおよびUは、独立して、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、または−CH2OC1−C6アルキルであり、
pは、0、1または2であり、
4は、水素、C1−C6アルキル、ハロゲンまたはフェニルであり、
Jは、水素、
【化26】

(式中、各R73は、独立して、水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、またはトリフルオロメチルであり、pは先に定義した通りである)である。)
から成る群から選択され、
−B−は、基(a)から(m):
(a)zが2、3、4、5、6または7である−(CH2)z−、
(b)
【化27】

(式中、R5およびR6は、それぞれ独立して、水素またはC1−C3直鎖アルキルであり、
7およびR8は、それぞれ独立して、水素またはC1−C3直鎖アルキルであり、ただし、R7がC1−C3直鎖アルキルのとき、R8はC1−C3直鎖アルキルにはならないもの)、
【化28】

【化29】

から選択される基を表し、
1は、
a)水素、
b)ヒドロキシにより場合によりモノ−またはジ−置換された飽和または不飽和C1−C6アルキル、または
c)
【化30】

(式中、各Gは、独立して、水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、またはトリフルオロメチルであり、
各R9およびR10は、独立して、水素またはC1−C3アルキルであり、
tは0または1であり、そして
qは0または1である)であり、
2は、飽和若しくは不飽和C1−C10アルキルから選択される基、トリフルオロメチル、または(a)−(ss):
【化31】

【化32】

【化33】

【化34】

【化35】

【化36】

【化37】

から選択される基であり、そして、
Yが単結合のとき、R1およびR2は一緒になって基(tt)−(ww):
【化38】

のいずれか1つの基を形成することができ、
ここで、eは3、4または5であり、
yは、0、1または2であり、
各R11およびR12は独立して水素またはC1−C3直鎖アルキルであり、
Dは(a)または(b):
(a)各R13およびR14が、独立して水素、ハロゲンまたはC1−C3直鎖アルキルであり、uが0、1、2または3である−(CR1314u−、
(b)各R15およびR16が、独立して水素、C1−C3直鎖アルキルまたはアミノである−CR15=R16−、
から選択される基であり、
oは0、1または2であり、
Mは、
(1)水素、
(2)C1−C8アルキル、
(3)C1−C6アルコキシ、
(4)ヒドロキシ、
(5)トリフルオロメチル、
(6)トリフルオロメトキシ、
(7)−NO2
(8)−CN、
(9)−SO2CH3
(10)ハロゲン、
【化39】

(式中、各Lは独立して水素または−NR6768であり、ここで、R67およびR68はそれぞれ独立して水素、C1−C6アルキルまたはC1−C6アルコキシであり、上で定義したように、oは、0、1または2である)、
(16)
【化40】

(式中、Tは水素またはハロゲンであり、rは0、1または2である)、
(17)−NR6970
(式中、R69およびR70はそれぞれ独立して水素またはC1−C6アルキルである)、
(18)−SO2NH2
から選択される基であり、
各R17およびR18は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
sは、0、1または2であり、
53は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、アミノまたはC1−C3アルコキシであり、
54は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、アミノ、−SO2NH2またはC1−C3アルコキシであり、
各R19およびR20は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
vは、0、1または2であり、
Xは、OまたはSであり、
各R21およびR22は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
dは、0、1または2であり、
23は以下の(a)−(h):
(a)水素、
(b)C1−C6アルキル、
(c)ハロゲン、
(d)ヒドロキシ、
(e)C1−C3アルコキシ、および
【化41】

から選択される基であり、
55は水素またはC1−C6アルキルであり、
各R25およびR26は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
fは、0、1または2であり、
27は以下の(a)−(e):
(a)水素、
(b)C1−C6アルキル、
(c)ハロゲン、
(d)−SCH3、および
(e)
【化42】

(式中、X1はOまたはSであり、R28は水素またはC1−C6アルキルである)
から選択される基であり、
jは上で定義したように0または1であり、
各R56、R57およびR58は独立して水素またはC1−C6アルキルであり、
Wは、CH2、CH2OHまたはC=Oであり、
各R29およびR30は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
gは0または1であり、
2は、OまたはSであり、
各R31は独立して水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C6アルコキシまたは−NR7172であり、ここでR71およびR72はそれぞれ独立して水素またはC1−C6アルキルであり、
oは上で定義したように0、1または2であり、
32は水素、ハロゲンまたはC1−C6アルキルであり、
33は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキルまたはC1−C3アルコキシであり、
34は水素、C1−C6アルキルまたは−CH2CO21−C6アルキルであり、
各R35およびR36は独立して水素またはC1−C3直鎖アルキルであり、
hは0または1であり、
37は水素またはC1−C6アルキルであり、
41は水素、C1−C6アルキル、ベンジル、アシル、トシル、ピリジルまたはフェニルであり、ここで前記フェニルは場合によって、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−またはジ−置換されており、
59およびR60は、水素、メチル、またはフェニル、ただし任意で、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−若しくはジ−置換されたものであり、
42は水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルまたはフェノキシであり、
43は水素、C1−C6アルキルまたはベンジルであり、
61は水素またはC1−C6アルキルであり、
44は水素、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、フェニルまたはアシルであり、
38は水素、メチル、または場合によってハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
45は水素、C1−C6アルキル、S−C1−C6アルキル、ハロゲン、または場合によってハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
46は水素またはハロゲンであり、
62は水素、ハロゲンまたはC1−C6アルキルであり、
47はSMe、SOMeまたはSO2Meであり、
48は水素、C1−C6アルキル、トリフルオロメチル、ピリジル、チオフェニル、または場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
63は水素またはC1−C6アルキルであり、
49はメチル、トリフルオロメチル、フェニルまたは−CH2SPhであり、
50は水素、メチル、アシルまたはベンジルであり、
iは0または1であり、
yは上で定義したように0、1または2であり、
pは上で定義したように0、1または2であり、
各R74は独立して水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシまたはハロゲンであり、
51は水素、ヒドロキシ、メチル、メトキシ、塩素または−SC1−C6アルキルであり、
52は水素、フェニルまたはチオフェンであり、
39は水素またはC1−C6アルキルであり、
40は水素、C1−C6アルキル、フェニルまたはベンジルであり、
bは1、2、3または4であり、
各R64およびR65は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
uは上で定義したように0、1、2または3であり、
各R66は独立して水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、または場合によりハロゲン、C1−C6アルキル若しくはトリフルオロメチルによりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
75は水素、ハロゲン、C1−C6アルキルまたはフラニルであり、
cは1または2であり、
wは上で定義したように1、2または3であり、
76は水素またはC1−C6アルキルであり、
各R77およびR78は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
各R79およびR80は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
81はC1−C6アルキル、または場合によりハロゲンにより置換されたフェニルであり、
各R82およびR83は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
84は水素またはC1−C6アルキルであり、
jは上で定義したように0または1であり、
各R85およびR86は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
87はフェニルまたはベンジルであり、それぞれC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシまたはハロゲンにより場合によりモノ−またはジ−置換されることができ、
88は水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、または場合によりC1−C6アルキル、ハロゲン若しくは以下の基(a)−(c):
【化43】

のうちの1つによりモノ−若しくはジ−置換されたベンジルであり、そして
yは上で定義したように0、1または2である。
ただし、Rが(a)であり;Yがカルボニルであり;nが1であり;kが0であり;Q
が水素、C1−C6アルキル、ハロゲンまたは−CH2OC1−C6アルキルであり;R1が水素または非置換C1−C6アルキルであり;R3が水素またはC1−C6アルキルであり;R4が水素またはC1−C6アルキルであり;Bが式(a)または(e)の基であるときは;R2は式(x)の基であることはできない。
【請求項48】
治療的に有効な量の式IB
【化44】

の化合物または製剤学的に許容可能なその塩を、それを必要とする患者に投与する工程を含む、中枢神経系の症状または障害を治療する方法。
上記式IB中、
Yは、カルボニル、スルホニル、または単結合であり、
AはCHまたはNであり、
nは1または2であり、
nが2のとき、kは0であり、
nが1のとき、kは0または2であり、
xは0、1または2であり、
各R3は、独立して水素、C1−C6アルキル、または
【化45】

(式中、wは1、2または3である)であり、
Rは(a)−(e):
【化46】

(ここで:
各Q、Z、VおよびUは、独立して、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、または−CH2OC1−C6アルキルであり、
pは、0、1または2であり、
4は、水素、C1−C6アルキル、ハロゲンまたはフェニルであり、
Jは、水素、
【化47】

(式中各R73は、独立して、水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、またはトリフルオロメチルであり、pは先に定義した通り)である)
から成る群から選択され、
−B−は、基(a)から(m):
(a)zが2、3、4、5、6または7である−(CH2z−、
(b)
【化48】

(式中、R5およびR6は、それぞれ独立して、水素またはC1−C3直鎖アルキルであり、
7およびR8は、それぞれ独立して、水素またはC1−C3直鎖アルキルである、ただし、R7がC1−C3直鎖アルキルのとき、R8はC1−C3直鎖アルキルにはならない)、
【化49】

【化50】

から選択される基を表し、
1は、
a)水素、
b)ヒドロキシにより場合によりモノ−またはジ−置換された飽和または不飽和C1−C6アルキル、または
c)
【化51】

(式中、各Gは、独立して、水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、またはトリフルオロメチルであり、
各R9およびR10は、独立して、水素またはC1−C3アルキルであり、
tは0または1であり、そして
qは0または1である)であり、
2は、飽和若しくは不飽和C1−C10アルキルから選択される基、トリフルオロメチル、または(a)−(ss):
【化52】

【化53】

【化54】

【化55】

【化56】

【化57】

【化58】

から選択される基であり、そして、
Yが単結合のとき、R1およびR2は一緒になって基(tt)−(ww):
【化59】

のいずれか1つの基を形成することができ、
(ここで、eは3、4または5であり、
yは、0、1または2であり、
各R11およびR12は独立して水素またはC1−C3直鎖アルキルであり;
Dは(a)または(b):
(a)各R13およびR14が独立して水素、ハロゲンまたはC1−C3直鎖アルキルであり、uは0、1、2または3である−(CR1314u−、
(b)各R15およびR16が独立して水素、C1−C3直鎖アルキルまたはアミノである−CR15=R16−、
から選択される基であり、
oは0、1または2であり、
Mは、
(1)水素、
(2)C1−C8アルキル、
(3)C1−C6アルコキシ、
(4)ヒドロキシ、
(5)トリフルオロメチル、
(6)トリフルオロメトキシ、
(7)−NO2
(8)−CN、
(9)−SO2CH3
(10)ハロゲン、
【化60】

(式中、各Lは独立して水素または−NR6768であり、ここで、R67およびR68はそれぞれ独立して水素、C1−C6アルキルまたはC1−C6アルコキシであり、上で定義したように、oは、0、1または2である)、
(16)
【化61】

(式中、Tは水素またはハロゲンであり、rは0、1または2である)、
(17)−NR6970
(式中、R69およびR70はそれぞれ独立して水素またはC1−C6アルキルである)、
(18)−SO2NH2
から選択される基であり;
各R17およびR18は独立して水素またはC1−C3アルキルであり;
sは、0、1または2であり;
53は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、アミノまたはC1−C3アルコキシであり;
54は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、アミノ、−SO2NH2またはC1−C3アルコキシであり;
各R19およびR20は独立して水素またはC1−C3アルキルであり;
vは、0、1または2であり;
Xは、OまたはSであり;
各R21およびR22は独立して水素またはC1−C3アルキルであり;
dは、0、1または2であり;
23は以下の(a)−(h):
(a)水素、
(b)C1−C6アルキル、
(c)ハロゲン、
(d)ヒドロキシ、
(e)C1−C3アルコキシ、および
【化62】

から選択される基であり;
55は水素またはC1−C6アルキルであり;
各R25およびR26は独立して水素またはC1−C3アルキルであり;
fは、0、1または2であり;
27は以下の(a)−(e):
(a)水素、
(b)C1−C6アルキル、
(c)ハロゲン、
(d)−SCH3、および
(e)
【化63】

(式中、X1はOまたはSであり、R28は水素またはC1−C6アルキルである)
から選択される基であり;
jは上で定義したように0または1であり;
各R56、R57およびR58は独立して水素またはC1−C6アルキルであり;
Wは、CH2、CH2OHまたはC=Oであり;
各R29およびR30は独立して水素またはC1−C3アルキルであり;
gは0または1であり;
2はOまたはSであり;
各R31は独立して水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−C6アルコキシまたは−NR7172であり、ここでR71およびR72はそれぞれ独立して水素またはC1−C6アルキルであり;
oは上で定義したように0、1または2であり;
32は水素、ハロゲンまたはC1−C6アルキルであり;
33は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキルまたはC1−C3アルコキシであり;
34は水素、C1−C6アルキルまたは−CH2CO21−C6アルキルであり;
各R35およびR36は独立して水素またはC1−C3直鎖アルキルであり;
hは0または1であり;
37は水素またはC1−C6アルキルであり;
41は水素、C1−C6アルキル、ベンジル、アシル、トシル、ピリジルまたはフェニルであり、ここで前記フェニルは場合によってハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−またはジ−置換されており;
59およびR60は、水素、メチル、または場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり;
42は水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルまたはフェノキシであり;
43は水素、C1−C6アルキルまたはベンジルであり;
61は水素またはC1−C6アルキルであり;
44は水素、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、フェニルまたはアシルであり;
38は水素、メチル、または、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり;
45は水素、C1−C6アルキル、S−C1−C6アルキル、ハロゲン、または場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基により、モノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
46は水素またはハロゲンであり、
62は水素、ハロゲンまたはC1−C6アルキルであり、
47はSMe、SOMeまたはSO2Meであり、
48は水素、C1−C6アルキル、トリフルオロメチル、ピリジル、チオフェニル、または場合によりハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシおよびC1−C6アシルから独立して選択された置換基によりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
63は水素またはC1−C6アルキルであり、
49はメチル、トリフルオロメチル、フェニルまたは−CH2SPhであり、
50は水素、メチル、アシルまたはベンジルであり、
iは0または1であり、
yは上で定義したように0、1または2であり、
pは上で定義したように0、1または2であり、
各R74は独立して水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシまたはハロゲンであり、
51は水素、ヒドロキシ、メチル、メトキシ、塩素または−SC1−C6アルキルであり、
52は水素、フェニルまたはチオフェンであり、
39は水素またはC1−C6アルキルであり、
40は水素、C1−C6アルキル、フェニルまたはベンジルであり、
bは1、2、3または4であり、
各R64およびR65は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
uは上で定義したように0、1、2または3であり、
各R66は独立して水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、または場合によりハロゲン、C1−C6アルキル若しくはトリフルオロメチルによりモノ−若しくはジ−置換されたフェニルであり、
75は水素、ハロゲン、C1−C6アルキルまたはフラニルであり、
cは1または2であり、
wは上で定義したように1、2または3であり、
76は水素またはC1−C6アルキルであり、
各R77およびR78は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
各R79およびR80は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
81はC1−C6アルキル、または場合によりハロゲンにより置換されたフェニルであり、
各R82およびR83は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
84は水素またはC1−C6アルキルであり、
jは上で定義したように0または1であり、
各R85およびR86は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、
87はフェニルまたはベンジルであり、それぞれ水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシまたはハロゲンにより場合によりモノ−またはジ−置換されることができ、
88は水素、C1−C6アルキル、ハロゲン、または場合により水素、C1−C6アルキル、ハロゲン若しくは以下の基(a)−(c):
【化64】

のうちの1つによりモノ−若しくはジ−置換されたベンジルであり、そして
yは上で定義したように0、1または2である。
ただし、Rが(a)であり、Yがカルボニルであり、nが1であり、kが0であり、Q
が水素、C1−C6アルキル、ハロゲンまたは−CH2OC1−C6アルキルであり、R1が水素または非置換C1−C6アルキルであり、R3が水素またはC1−C6アルキルであり、R4が水素またはC1−C6アルキルであり、Bが式(a)または(e)の基であるときは、R2は飽和若しくは不飽和のC1−C10アルキルまたは以下の基:
(a)式中、yが0であるもの、
(b)式中、Dが式(a)の基であり、ここでuが0で、Mが水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルまたは
【化65】

(式中rは0である)であるもの、
(d)式中、vが0であるもの、
(e)式中、dが0であるもの、
(f)、
(g)式中、fが0であるもの、
(i)、
(j)、
(k)、
(l)式中、gが0であるもの、
(n)式中、hが0であるもの、
(o)、
(s)、
(x)、
(ee)、
(ff)、
(ii)、または
(jj)
であることはできない。
【請求項49】
中枢神経系障害が、精神異常、物質依存症、薬物乱用、運動障害、痴呆症、不安障害、睡眠障害、気分障害および悪心から選択される請求項48記載の方法。
【請求項50】
精神異常が統合失調症である請求項49記載の方法。
【請求項51】
式IBの化合物または製剤学的に許容可能なその塩を、1またはそれ以上のドーパミンD1、D2、D4、D5、または5HT3受容体拮抗剤と共に投与する請求項48記載の方法。
【請求項52】
有効量の請求項1記載の化合物および製剤学的に許容可能な担体または希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項53】
有効量の請求項1記載の化合物および製剤学的に許容可能な担体または希釈剤を、1またはそれ以上のドーパミンD1、D2、D4、D5、または5HT3受容体拮抗剤と共に含む医薬組成物。
【請求項54】
製剤学的に許容可能な担体および治療学的に有効な量の請求項1記載の化合物を含み、前記化合物がアシル化ヒドロキシ基またはアシル化アミノ基を含む蓄積医薬組成物。
【請求項55】
前記ヒドロキシ基またはアミノ基が、(C4−C18)アルカノイル基または(C4−C18)アルコキシカルボニル基によりアシル化された請求項54記載の蓄積医薬組成物。
【請求項56】
製剤学的に許容可能な油脂を含む請求項54記載の組成物。
【請求項57】
前記油脂がココナツ油、ピーナツ油、ごま油、綿実油、トウモロコシ油、大豆油、オリーブ油、および脂肪酸と多官能性アルコールとの合成エステルから成る群から選択される請求項56記載の組成物。
【請求項58】
長時間の抗精神病活性作用をもたらすのに十分な量の請求項54記載の組成物を、哺乳動物に注射する工程を含む、長時間の抗精神病活性作用を提供する方法。
【請求項59】
長時間の抗精神病活性作用をもたらすのに十分な量の請求項55記載の組成物を、哺乳動物に注射する工程を含む、長時間の抗精神病活性作用を提供する方法。
【請求項60】
長時間の抗精神病活性作用をもたらすのに十分な量の請求項56記載の組成物を、哺乳動物に注射する工程を含む、長時間の抗精神病活性作用を提供する方法。
【請求項61】
その化合物中に含まれる1またはそれ以上の原子が放射性核種である請求項1記載の化合物。
【請求項62】
Rが基(a)であり、Yがカルボニルであり、Qがトリフルオロメチルであり、pが1であり、R3がHであり、R4がHであり、nが1であり、kが0であり、AがNであり、およびAに結合しているRの炭素原子が放射性核種14Cである請求項61記載の化合物。
【請求項63】
(a)放射性同位体でラベルした請求項61記載の化合物を哺乳動物に導入する工程
を含む、哺乳動物中のニューロン機能をモニターするための診断方法。
【請求項64】
診断方法が単光子放出コンピュータ断層撮影を用いて行われる請求項63記載の方法。
【請求項65】
式(II):
【化66】

(式中、R、R3、A、n、x、k、BおよびR1は請求項1の式I中で定義されたとおり)の化合物と、式(III):
【化67】

(式中、「LG」は塩素、臭素またはヨウ素から選択される適した離脱基であり、R2は請求項1の式I中で定義されたとおり)の化合物とを反応させる工程を含む、請求項1記載の化合物の製造方法。
【請求項66】
式(IV):
【化68】

(式中、R3、R、x、k、Aおよびnは請求項1の式I中で定義されたとおり)の化合
物と、式(V):
【化69】

(式中、「LG」は塩素、臭素、ヨウ素およびメシルから選択される適した離脱基であり、B、R1およびR2は請求項1の式I中で定義されたとおり)の化合物とを反応させる工程を含む、請求項1記載の化合物の製造方法。
【請求項67】
a)式(VII):
【化70】

の化合物を、脱エステル化/脱カルボキシル化が実質的に完了するまで2分の1当量のピペラジンと反応させ、これにより式(VIII):
【化71】

の化合物を提供する工程と、
b)式(VIII)の化合物を、アミノ基の置換をもたらす追加のピペラジンと反応させ、これにより式(VI)の化合物を提供する工程
とを含む、式(VI):
【化72】

(式中、Qおよびpは請求項1で定義されたとおり)の化合物の製造方法。
【請求項68】
式:
【化73】

(式中、星印は放射標識されたC−14を示す)の化合物。
【請求項69】
治療学的に有効な量の請求項1記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含む腎機能障害を治療する方法。
【請求項70】
Rが基(b)である請求項1記載の化合物。
【請求項71】
Rが基(c)である請求項1記載の化合物。
【請求項72】
Rが基(d)である請求項1記載の化合物。
【請求項73】
Rが基(e)である請求項1記載の化合物。

【公開番号】特開2009−185038(P2009−185038A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−80932(P2009−80932)
【出願日】平成21年3月30日(2009.3.30)
【分割の表示】特願2002−565983(P2002−565983)の分割
【原出願日】平成14年2月15日(2002.2.15)
【出願人】(500137976)アベンティス・ファーマスーティカルズ・インコーポレイテツド (76)
【Fターム(参考)】