説明

膜パターンの形成方法及び形成装置、配線パターンの形成方法及び形成装置、並びにデバイスの製造方法

【課題】機能液の液滴で基板の表面に所望の膜パターンを形成できる膜パターンの形成方法を提供する。
【解決手段】膜パターンの形成方法は、基板の表面に、膜パターンの設計データに応じた膜パターン形成領域を設定するとともに、膜パターン形成領域のエッジの内側に、液滴を吐出する第1位置を含む第1領域、及び液滴を吐出しない第2位置を含む第2領域のそれぞれを設定する工程と、膜パターン形成領域のエッジに沿って基板の表面に複数の液滴を吐出する工程と、第1位置に液滴を吐出して、基板の表面に膜パターンを形成する工程と、を含む。第1領域は、互いに離れて複数設定され、第2領域は、第1領域同士の間に、第1領域のそれぞれを囲むように設定される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板に液滴を吐出して所定の膜パターンを形成する方法であって、
前記基板に、前記膜パターンの設計データに応じた膜パターン形成領域を設定するとともに、前記膜パターン形成領域のエッジの内側に、前記液滴を吐出する第1位置を含む第1領域、及び前記液滴を吐出しない第2位置を含む第2領域のそれぞれを設定する工程と、
前記膜パターン形成領域のエッジに沿って前記基板に複数の前記液滴を吐出する工程と、
前記第1位置に前記液滴を吐出して、前記基板に前記膜パターンを形成する工程と、を含み、
前記第1領域は、互いに離れて複数設定され、前記第2領域は、前記第1領域同士の間に、前記第1領域のそれぞれを囲むように設定されることを特徴とする膜パターンの形成方法。
【請求項2】
前記第1位置のそれぞれに吐出された前記液滴が前記基板で拡がって、前記第1位置同士の間で互いに接続されることを特徴とする請求項1に記載の形成方法。
【請求項3】
前記第1位置のそれぞれに吐出された前記液滴が前記第1位置同士の間で互いに接続されるように、前記第1位置同士の距離、及び前記第1位置に吐出される前記液滴の量の少なくとも一方が設定されることを特徴とする請求項2に記載の形成方法。
【請求項4】
前記複数の第1領域は、前記基板に沿って2次元的に規則的に配列されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の形成方法。
【請求項5】
前記基板の第1方向に関して第1距離ずつ離れて並べられた複数の第1領域によって形成されたグループが、前記基板において前記第1方向と直交する第2方向に関して第2距離ずつ離れて複数並べられていることを特徴とする請求項4に記載の形成方法。
【請求項6】
前記第1領域の前記第1方向の大きさと前記第2方向の大きさとはほぼ等しく、前記第1距離と前記第2距離とはほぼ等しいことを特徴とする請求項5に記載の形成方法。
【請求項7】
前記第1領域の前記第1方向の大きさは、前記第1距離以上であり、
前記第1領域の前記第2方向の大きさは、前記第2距離以上であることを特徴とする請求項5又は6に記載の形成方法。
【請求項8】
前記第1領域の前記第1方向の大きさは、前記第1距離未満であり、
前記第1領域の前記第2方向の大きさは、前記第2距離未満であることを特徴とする請求項5又は6に記載の形成方法。
【請求項9】
前記第1位置は、1つの第1領域に対して複数設定されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の形成方法。
【請求項10】
前記第1位置は、1つの第1領域に対して1つ設定されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の形成方法。
【請求項11】
1つの第1位置に対して前記液滴を吐出する動作を複数回実行することを特徴とする請求項9又は10に記載の形成方法。
【請求項12】
前記膜パターン形成領域は、前記液滴に応じた大きさをそれぞれ有し、マトリクス状に設定された複数のピクセルで区画され、
前記複数のピクセルは、前記液滴が吐出される前記第1位置を含む第1ピクセル、及び前記液滴が吐出されない前記第2位置を含む第2ピクセルを含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の形成方法。
【請求項13】
基板に液滴を吐出して所定の膜パターンを形成する方法であって、
前記基板に、前記膜パターンの設計データに応じた膜パターン形成領域を設定するとともに、前記膜パターン形成領域のエッジの内側に、前記液滴を吐出する第1位置を含む第1領域、及び前記液滴を吐出しない第2位置を含む第2領域のそれぞれを設定する工程と、
前記膜パターン形成領域のエッジに沿って前記基板に複数の前記液滴を吐出する工程と、
前記第1位置に前記液滴を吐出して、前記基板に前記膜パターンを形成する工程と、を含み、
前記第2領域は、互いに離れて複数設定され、前記第1領域は、前記第2領域同士の間に、前記第2領域のそれぞれを囲むように設定されることを特徴とする膜パターンの形成方法。
【請求項14】
前記第1位置のそれぞれに吐出された前記液滴が前記基板で拡がって、前記第1位置同士の間で互いに接続されることを特徴とする請求項13に記載の形成方法。
【請求項15】
前記第1位置のそれぞれに吐出された前記液滴が前記第1位置同士の間で互いに接続されるように、前記第1位置同士の距離、及び前記第1位置に吐出される前記液滴の量の少なくとも一方が設定されることを特徴とする請求項14に記載の形成方法。
【請求項16】
前記複数の第2領域は、前記基板に沿って2次元的に規則的に配列されることを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の形成方法。
【請求項17】
前記基板の第1方向に関して第1距離ずつ離れて並べられた複数の第2領域によって形成されたグループが、前記基板において前記第1方向と直交する第2方向に関して第2距離ずつ離れて複数並べられていることを特徴とする請求項16に記載の形成方法。
【請求項18】
前記第2領域の前記第1方向の大きさと前記第2方向の大きさとはほぼ等しく、前記第1距離と前記第2距離とはほぼ等しいことを特徴とする請求項17に記載の形成方法。
【請求項19】
前記第2領域の前記第1方向の大きさは、前記第1距離以上であり、
前記第2領域の前記第2方向の大きさは、前記第2距離以上であることを特徴とする請求項17又は18に記載の形成方法。
【請求項20】
1つの第1位置に対して前記液滴を供給する動作を複数回実行することを特徴とする請求項13〜19のいずれか一項に記載の形成方法。
【請求項21】
前記膜パターン形成領域は、前記液滴に応じた大きさをそれぞれ有し、マトリクス状に設定された複数のピクセルで区画され、
前記複数のピクセルは、前記液滴が吐出される前記第1位置を含む第1ピクセル、及び前記液滴が吐出されない前記第2位置を含む第2ピクセルを含むことを特徴とする請求項13〜20のいずれか一項に記載の形成方法。
【請求項22】
1つの第2領域は、複数の前記第2ピクセルによって形成されることを特徴とする請求項21に記載の形成方法。
【請求項23】
1つの第2領域は、1つの前記第2ピクセルによって形成されることを特徴とする請求項21に記載の形成方法。
【請求項24】
基板に液滴を吐出して所定の膜パターンを形成する方法であって、
前記基板に、前記膜パターンの設計データに応じた膜パターン形成領域を設定するとともに、前記膜パターン形成領域のエッジの内側に、前記液滴を吐出する第1位置を含む第1領域、及び前記液滴を吐出しない第2位置を含む第2領域のそれぞれを設定する工程と、
前記第1位置に前記液滴を吐出して、前記基板に前記膜パターンを形成する工程と、を含み、
前記第1領域及び前記第2領域のそれぞれは、前記基板の第1方向を長手方向とするライン状の領域であり、前記基板において前記第1方向と直交する第2方向に関して複数交互に並べられていることを特徴とする膜パターンの形成方法。
【請求項25】
前記第1位置は、1つの第1領域について前記第1方向に沿って複数設定されることを特徴とする請求項24に記載の形成方法。
【請求項26】
前記膜パターン形成領域のエッジに沿って前記基板に複数の前記液滴を吐出する工程を有することを特徴とする請求項24又は25に記載の形成方法。
【請求項27】
前記第1位置のそれぞれに吐出された前記液滴が前記基板で拡がって、前記第1位置同士の間で互いに接続されることを特徴とする請求項24〜26のいずれか一項に記載の形成方法。
【請求項28】
前記第1位置のそれぞれに吐出された前記液滴が前記第1位置同士の間で互いに接続されるように、前記第1位置同士の距離、及び前記第1位置に吐出される前記液滴の量の少なくとも一方が設定されることを特徴とする請求項27に記載の形成方法。
【請求項29】
前記膜パターン形成領域は、前記液滴に応じた大きさをそれぞれ有し、マトリクス状に設定された複数のピクセルで区画され、
前記複数のピクセルは、前記液滴が吐出される前記第1位置を含む第1ピクセル、及び前記液滴が吐出されない前記第2位置を含む第2ピクセルを含むことを特徴とする請求項24〜28のいずれか一項に記載の形成方法。
【請求項30】
1つの第1領域は、前記第1方向に並ぶ複数の前記第1ピクセルによって形成され、
1つの第2領域は、前記第1方向に並ぶ複数の前記第2ピクセルによって形成されることを特徴とする請求項29に記載の形成方法。
【請求項31】
請求項1〜30のいずれか一項記載の膜パターンの形成方法を用いることを特徴とするデバイスの製造方法。
【請求項32】
基板に液滴を吐出して所定の膜パターンを形成する装置であって、
前記液滴を吐出する吐出ノズルを有する吐出ヘッドと、
前記基板を保持する基板保持部材と、
前記吐出ノズルと前記基板保持部材とを相対的に移動可能な駆動装置と、
前記基板に、前記膜パターンの設計データに応じた膜パターン形成領域を設定するとともに、前記膜パターン形成領域のエッジの内側に、前記液滴を吐出する第1位置を含む第1領域、及び前記液滴を吐出しない第2位置を含む第2領域のそれぞれを設定する設定装置と、
前記基板に前記膜パターンを形成するために、前記膜パターン形成領域のエッジに沿って前記基板に複数の前記液滴を吐出するとともに、前記第1位置に前記液滴を吐出するように、前記吐出ヘッド及び前記駆動装置を制御する制御装置と、を備え、
前記設定装置は、前記第1領域を、互いに離れて複数設定し、前記第2領域を、前記第1領域同士の間に、前記第1領域のそれぞれを囲むように設定することを特徴とする膜パターンの形成装置。
【請求項33】
基板に液滴を吐出して所定の膜パターンを形成する装置であって、
前記液滴を吐出する吐出ノズルを有する吐出ヘッドと、
前記基板を保持する基板保持部材と、
前記吐出ノズルと前記基板保持部材とを相対的に移動可能な駆動装置と、
前記基板に、前記膜パターンの設計データに応じた膜パターン形成領域を設定するとともに、前記膜パターン形成領域のエッジの内側に、前記液滴を吐出する第1位置を含む第1領域、及び前記液滴を吐出しない第2位置を含む第2領域のそれぞれを設定する設定装置と、
前記基板に前記膜パターンを形成するために、前記膜パターン形成領域のエッジに沿って前記基板に複数の前記液滴を吐出するとともに、前記第1位置に前記液滴を吐出するように、前記吐出ヘッド及び前記駆動装置を制御する制御装置と、を備え、
前記設定装置は、前記第2領域を、互いに離れて複数設定し、前記第1領域を、前記第2領域同士の間に、前記第2領域のそれぞれを囲むように設定することを特徴とする膜パターンの形成装置。
【請求項34】
基板に液滴を吐出して所定の膜パターンを形成する装置であって、
前記液滴を吐出する吐出ノズルを有する吐出ヘッドと、
前記基板を保持する基板保持部材と、
前記吐出ノズルと前記基板保持部材とを相対的に移動可能な駆動装置と、
前記基板に、前記膜パターンの設計データに応じた膜パターン形成領域を設定するとともに、前記膜パターン形成領域のエッジの内側に、前記液滴を吐出する第1位置を含む第1領域、及び前記液滴を吐出しない第2位置を含む第2領域のそれぞれを設定する設定装置と、
前記基板に前記膜パターンを形成するために、前記第1位置に前記液滴を吐出するように、前記吐出ヘッド及び前記駆動装置を制御する制御装置と、を備え、
前記設定装置は、前記第1領域及び前記第2領域のそれぞれを、前記基板の第1方向を長手方向とするライン状の領域とし、前記基板において前記第1方向と直交する第2方向に関して複数交互に並べるように設定することを特徴とする膜パターンの形成装置。
【請求項35】
請求項32〜34のいずれか一項に記載の膜パターンの形成装置を用いることを特徴とするデバイスの製造方法。
【請求項36】
基板に液滴を吐出して所定の配線パターンを形成する方法であって、
前記配線パターンは、前記基板の第1方向に延びる第1ラインパターンと、前記基板において前記第1方向と直交する第2方向に延び、前記第1ラインパターンと交わる第2ラインパターンとを含み、
前記基板に、前記配線パターンの設計データに応じた配線パターン形成領域を設定するとともに、前記配線パターン形成領域を、前記液滴の大きさに応じた複数のピクセルでマトリクス状に区画する工程と、
前記複数のピクセルのうち、所定のピクセルに前記液滴を吐出して、前記基板に前記配線パターンを形成する工程と、を含み、
前記配線パターン形成領域を区画する複数のピクセルのうち、前記第1ラインパターンと前記第2ラインパターンとが交わる部分に対応するピクセル及び前記交わる部分に対応するピクセルと隣接するピクセルの少なくとも1つは、前記液滴が吐出されないピクセルに設定されることを特徴とする配線パターンの形成方法。
【請求項37】
前記第1ラインパターンと前記第2ラインパターンとが交わる部分に対応するピクセル及び前記交わる部分に対応するピクセルと隣接するピクセル以外の前記配線パターン形成領域を区画する複数のピクセルの全てに、前記液滴が吐出されることを特徴とする請求項36に記載の形成方法。
【請求項38】
前記第1ラインパターンの一端と前記第2ラインパターンの一端とが接続されるように前記配線パターン形成領域が設定され、
前記第1ラインパターンと前記第2ラインパターンとで形成されるコーナーの内側のピクセルは、前記液滴が吐出されるピクセルに設定されることを特徴とする請求項36又は37に記載の形成方法。
【請求項39】
請求項36〜38のいずれか一項記載の配線パターンの形成方法を用いることを特徴とするデバイスの製造方法。
【請求項40】
基板に液滴を吐出して所定の配線パターンを形成する装置であって、
前記配線パターンは、前記基板の第1方向に延びる第1ラインパターンと、前記基板において前記第1方向と直交する第2方向に延び、前記第1ラインパターンと交わる第2ラインパターンとを含み、
前記液滴を吐出する吐出ノズルを有する吐出ヘッドと、
前記基板を保持する基板保持部材と、
前記吐出ノズルと前記基板保持部材とを相対的に移動可能な駆動装置と、
前記基板に、前記配線パターンの設計データに応じた配線パターン形成領域を設定するとともに、前記配線パターン形成領域を、前記液滴の大きさに応じた複数のピクセルでマトリクス状に区画する設定装置と、
前記基板に前記配線パターンを形成するために、前記複数のピクセルのうち、所定のピクセルに前記液滴を吐出するように、前記吐出ヘッド及び前記駆動装置を制御する制御装置と、を備え、
前記設定装置は、前記配線パターン形成領域を区画する複数のピクセルのうち、前記第1ラインパターンと前記第2ラインパターンとが交わる部分に対応するピクセル及び前記交わる部分に対応するピクセルと隣接するピクセルの少なくとも1つを、前記液滴が吐出されないピクセルに設定することを特徴とする配線パターンの形成装置。
【請求項41】
請求項40に記載の配線パターンの形成装置を用いることを特徴とするデバイスの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【公開番号】特開2008−132471(P2008−132471A)
【公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−182345(P2007−182345)
【出願日】平成19年7月11日(2007.7.11)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】