説明

ナビゲーション装置

【課題】表示モニタを大きくせずに表示モニタの表示画面を大きくすることができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】運転者に対する表示画像と、助手席の乗員に対する表示画像とが異なるように表示することができる表示モニタ16をナビゲーション装置1に設定する。この表示モニタ16の左端に、反射鏡21を設ける。反射鏡21は、表示モニタ16の左端21aを支点として開閉することができる。助手席の乗員に表示画像22が反射鏡21に表示されるように反射鏡21の開閉角度を調節する。表示モニタ16に表示された表示画像と、反射鏡21に写し出される表示画像22とを組合せることによって、運転者に対する表示画面を大きくすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗員の見る角度によって表示画像が異なる表示モニタを備えたナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
視聴者の見る方向によって見える映像が異なるディスプレイが従来技術として知られている(特許文献1)。このディスプレイをナビゲーション装置に設けることによって、運転席において見える映像と助手席において見える映像とを異ならせることができる。たとえば、運転者には車両周囲の地図画面を表示し、助手席の乗員にはテレビ映像などを表示することができる。そして、運転者は運転に集中できる一方、助手席の乗員は車両移動中に様々な映像を楽しむことができる。
【特許文献1】特開2005−71286号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載されているディスプレイでは、運転席と助手席とに乗員がいるときは上記のような利点がある反面、助手席に乗員がいないときは、助手席側から見える表示画像が無駄になってしまうという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(1)請求項1の発明のナビゲーション装置は、表示モニタに異なる表示画像を表示し、異なる方向から各表示画像を個別に観察可能とした表示手段と、表示モニタの一方の表示画像を写し込む鏡とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、鏡は表示モニタに対して回動可能とすることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項2に記載のナビゲーション装置において、表示モニタは矩形の表示画面を有し、鏡の回動軸は表示画面の助手席側の縦方向の一辺に延在していることを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項2に記載のナビゲーション装置において、表示モニタは矩形の表示画面を有し、鏡の回動軸は表示画面の天地側の横方向の一辺に延在していることを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、鏡に写し出される一方の表示画像の反転像の歪を補償するように一方の表示画像を歪ませることを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、鏡に写し出される一方の表示画像の反転像と他方の表示画像とが連続するように、異なる表示画像をそれぞれ表示することを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、表示モニタの他方の表示画像にタッチスイッチを表示することを特徴とする。
(8)請求項8の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、異なる表示画像のいずれか一方は地図画像であり、他方はオーディオ情報または車両情報であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、異なる方向からそれぞれ異なる表示画像を観察するようにした表示モニタに鏡を設けることによって、本来、視認できない表示画像を鏡の反転像として視認可能とした。したがって、表示モニタの表示画像に加えて、鏡に写し込まれた反転像の領域も表示画像として利用することができ、小型の表示モニタを効果的に使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。このナビゲーション装置1では、運転席側から視認される表示画像には自車位置周辺の道路地図を表示し、助手席側から視認される表示画像には地上デジタル放送の映像を表示することができる。また、表示モニタ16の表示画面に表示されたボタンを押圧することによってナビゲーション装置を操作することができる。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画面メモリ15、表示モニタ16、表示モニタコントロール部17、入力装置18、スピーカ19、タッチパネル110、ディスクドライブ112および地上デジタル放送受信部114を有している。ディスクドライブ112には、地図データが記録されたDVD−ROM113が装填される。
【0007】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM113に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。
【0008】
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方向を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS( Global Positioning System )衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14cなどからなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
【0009】
目的地が設定されると、ナビゲーション装置1はGPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められたルート(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、乗員は地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、推奨経路に従って車両が走行できるように、乗員に対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
【0010】
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはディスクドライブ112によって読み込まれるDVD−ROM113に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いて地図表示など行うことができる。
【0011】
ディスクドライブ112は、装填されたDVD−ROM113から地図を表示するための地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データおよび経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、乗員の要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。なお、DVD−ROM113以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
【0012】
地上デジタル放送受信部114は、地上デジタル放送を受信し、その受信した放送の内容を表示モニタコントロール部17やスピーカ19に出力する。
【0013】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示として乗員に提供する。また、表示モニタ16は、地上デジタル放送受信部114で受信した地上デジタル放送の映像情報を出力する。表示モニタ16には2つの表示画像が表示され、表示モニタ16の液晶パネルの前面に配置された光学系分離素子によって、運転席側から1つの表示画像が観察され、助手席側からは他の表示画像が観察される。表示モニタコントロール部17は、運転席側からは一の表示画像が、助手席側からは他の表示画像が観察されるように表示画像を生成する。たとえば、運転席側からは自車位置付近の道路地図が見えるように、助手席側からは地上デジタル放送の映像が見えるように表示モニタ16の映像信号を生成する。
【0014】
入力装置18は、乗員が各種コマンドの設定などするための操作キーを有し、操作パネルやリモコンなどによって実現される。乗員は、表示モニタ16の表示画像の指示に従って入力装置18を手動で操作することにより、目的地を選択して設定する。また入力装置18を操作することによって、地上デジタル放送受信部114によって受信される放送局を選択することができる。
【0015】
スピーカ19は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の地図などの各種情報を音声により乗員に提供する。また、スピーカ19は、地上デジタル放送受信部114で受信した地上デジタル放送の音声情報を出力する。
【0016】
タッチパネル110は、表示モニタ16の表面に積層される透明のタッチスイッチであり、表示モニタ16に表示される画像はタッチパネル110を通して表示される。タッチパネル110は、タッチパネル110上の操作位置に応じた信号をタッチパネルコントロール部111に送出し、タッチパネルコントロール部111はタッチパネル110の押圧位置を算出する。
【0017】
表示モニタ16の表示画面を押圧するとタッチパネル110が押圧される。タッチパネル110は入力装置18と同様に入力機能を有する。表示モニタ16に表示された地図画面や各種ボタン、表示メニューなどを指で押圧するとタッチパネル110が押圧され、タッチパネルコントロール部111によって押圧位置が算出される。そして、算出された押圧位置は制御回路11に出力され、制御回路11では、押圧位置に目的地を設定したり、各種ボタンや表示メニューに定義された処理を実行したりする。
【0018】
次に、本発明の実施形態のナビゲーション装置1における表示モニタと反射鏡とによる2画面表示について、図2〜5を参照して説明する。
【0019】
図2は、ナビゲーション装置周辺のインスツルメントパネル20を示した図である。図2に示すように、ナビゲーション装置1における表示モニタ16の左端には、反射鏡21が設けられている。反射鏡21は、矩形形状の表示モニタ16の左端21aを支点として開閉することができる。つまり、反射鏡21は矩形表示モニタの助手席側の縦方向の一辺に延在する回転軸を中心として回動可能である。反射鏡21はマジックミラーより構成され、反射鏡21を閉じているときも表示モニタ16の表示画面を見ることができる。このとき、運転者に対する表示画像と、助手席の乗員に対する表示画像とは異なる。
【0020】
反射鏡21を開くと、図2に示すように反射鏡21には表示モニタ16の反転像22が写る。この反転像22は、助手席の乗員に対する表示画像を左右反転したものである。反転像22について図3を参照して説明する。図3(a)は運転者によって観察される表示モニタ16の表示画像と、反転像22を説明する図である。図3(b)は、反射鏡21を開いたときに助手席の乗員によって観察される表示モニタ16の表示画像を説明するための図である。反射鏡21はマジックミラーであるので、反射鏡21を開いても助手席の乗員は表示モニタ16の表示画像を観察できる。図3(a)に示すように、運転者に対する表示画像には「右」という文字が表示され、反射鏡21の反転像22には「左」という文字が表示されている。この「左」という文字が反転像22に表示されるためには、図3(b)に示すように助手席の乗員に対する表示画像には、「左」という文字を左右反転した文字が表示される必要がある。助手席の乗員に対する表示画像の「左」という文字を左右反転した文字が、さらに左右反転して「左」という文字が反射鏡21に写し出される。
【0021】
乗員は、反射鏡21を利用し、次のようにして広範囲の地図を表示することができる。図4(a)に示すように、運転者に対する表示画像として自車位置周辺の地図41を表示する。一方、助手席の乗員に対する表示画像として地図41の左側に隣接する地図の反転像を表示する。その結果、図4(a)に示すように、反射鏡21には、元々運転者が観察可能な地図41の左側に隣接する地図42の反転像の反転像、つまり地図42が表示され、自車位置周辺を広範囲に表示することができる。
【0022】
反射鏡21を利用し、次のようにして運転者に対する表示画像の地図の表示を妨げることなく、交差点拡大図や広域地図、鳥瞰図表示の地図などを表示することができる。図4(b)に示すように、運転者に対する表示画像として自車位置周辺の地図41を表示する。一方、助手席の乗員に対する表示画像として交差点拡大図の反転像を表示する。その結果、図4(b)に示すように、反射鏡21には、交差点拡大図の反転像の反転像、つまり交差点拡大図43が表示され、運転者が観察可能な地図41の表示を妨げることなく交差点拡大図43を表示することができる。同様にして、助手席の乗員に対する表示画像として広域地図や鳥瞰図表示の地図などの反転像を表示することによって、地図41の表示を妨げることなく広域地図や鳥瞰表示の地図などを表示することができる。
【0023】
反射鏡21を利用し、次のようにして地図の表示を妨げることなく、ナビゲーション装置1の機能が割り当てられたボタン44を数多く表示することができる。図4(c)に示すように、運転者に対する表示画像としてナビゲーション装置1の機能が割り当てられたボタン44を表示する。一方、助手席の乗員に対する表示画像として自車位置周辺の地図41の反転像を表示する。その結果、図4(c)に示すように、反射鏡21には、自車位置周辺の地図41が表示される。運転者に対する表示画像にボタン44を表示しても、反射鏡21には表示されないので、表示画面全体にボタン44を表示することができ、数多くボタンを表示することができる。
【0024】
以上の実施形態によるナビゲーション装置1は次のような作用効果を奏する。
(1)表示モニタ16に反射鏡21を設け、本来は助手席の乗員に対する表示画像を写し込むことによって、運転席側から観察する画像に加え、助手席の乗員に対する表示画像の反転像も観察することができる。したがって、表示モニタ16を大きくしなくても、表示画面を概ね2倍に大きくすることができる。その結果、より広範囲の地図を表示することができる。また、表示画面に表示された地図の表示を妨げることなく交差点拡大図などのほかの地図を表示したり、ナビゲーション装置1の機能が割り当てられたボタンを数多く表示したりすることができる。
【0025】
反射鏡21は、表示モニタ16に対して、画面の助手席側の縦方向の一辺に延在する回転軸を中心に回動可能としたので、助手席の乗員に対する表示画像が反射鏡21に写し出される反転像を運転席側から見えやすいように、反射鏡21の表示モニタ16に対する角度を調整することができる。
【0026】
(3)反射鏡21はマジックミラーから構成されているので、反射鏡21を開閉するという簡単な操作で、運転者が観察できない表示画像である、助手席の乗員が観察可能な表示画像を、運転者が観察できるようにすることができる。
【0027】
以上の実施の形態のナビゲーション装置1を次のように変形することができる。
(1)反射鏡21に反射して運転者に対して表示する表示画像は地図に限定されない。たとえば、図5(a)に示すように車両に設置されたオーディオ装置によって演奏されている曲などのオーディオ情報を表示した表示画像51でもよいし、図5(b)に示すように車両の空調情報や燃料の情報などの車両情報を表示した表示画像52でもよい。このような情報についても自車位置周辺を表示した地図41などの表示を妨げることなく表示することができ、利便性が向上する。
【0028】
(2)運転者に対して表示するボタンは、タッチスイッチであればナビゲーション装置1の機能が割り当てられたボタンに限定されない。たとえば、図5(c)に示すように車両に設置されたオーディオ装置を操作するためのタッチスイッチ53でもよい。ナビゲーション装置1の機能が割り当てられたボタン以外のタッチスイッチについても数多く表示することができ、利便性が向上する。
【0029】
(3)助手席の乗員に対する表示画像を反射鏡21に写し出すと、その像は歪む。そこで、この歪みを補正するため、助手席の乗員に対する表示画像を歪ませて表示するようにしてもよい。たとえば、 図2において反射鏡21に写し出される反射像は、表示モニタ16の左端21aから離れるにしたがって小さく表示されるので、助手席の乗員に対する表示画像そのものを、表示モニタ16の左端21aから離れるにしたがって拡大するように表示する。
【0030】
(4)運転者に対する表示画像と助手席の乗員に対する表示画像とを異なるようにしたが、運転席または助手席の乗員から観察される表示画像とフロントガラスの外側から観察される表示画像とが異なる表示モニタを用いてもよい。この場合、図6に示すように矩形の表示モニタ16Aの上端21bに沿って反射鏡21Aが設置される。そして、反射鏡21Aは、表示モニタ16Aの表示画面の天地側の横方向の一辺に延在している上端21bを回動軸として回動可能である。この場合も、表示モニタ16Aを大きくせずに、表示画面16Aに表示された表示画像と反射鏡21Aの反転像22Aとを組合せることによって、乗員に提供する表示画面を大きくすることができる。
【0031】
図7を参照して、反射鏡21Aの反転像22Aについて説明する。たとえば、図7(a)に示すように、運転席または助手席の乗員から観察される表示画像には「下」という文字が表示され、図7(b)に示すように、フロントガラスの外側から観察される表示画像には「上」という文字を左右反転した文字が表示されるものとする。そして、反射鏡21Aには、フロントガラスの外から観察される表示画像の反転像22Aが表示され、図7(a)に示すように、「上」という文字が写し出される。
【0032】
この場合、図8(a)に示すように、車両周辺の地図80を表示モニタ16Aに表示し、地図80と連続する車両進行方向の地図81を反射鏡21Aに写し出すようにしてもよい。地図81を反射鏡21Aに写し出すことによって、車両進行の状況を早く知ることができる。さらに、図8(b)に示すように、タッチパネル110を表示モニタ16Aに設けるとともに、キーボタン82を表示モニタ16Aに表示することによって、反射鏡21Aに写し出される表示画像83を見ながら、ノートパソコンと同じよう操作感覚でナビゲーション装置1Aを操作することができる。
【0033】
(5)図9に示すように、上下縦方向に視聴者の見る方向によって映像が異なる表示モニタ16Bを用いて、反射鏡21Bを車両91の天井に設置し、反射鏡21Bに写し出される表示画像をリアモニタの代りに使用できるようにしてもよい。この場合、車両91の前部席の視聴者92から見える表示モニタ16Bの表示画像と反射鏡21Bの方向から見える表示モニタ16Bの表示画像とが異なるようにする。後部座席の視聴者93が反射鏡21Bに表示された表示画面を見ることによって、反射鏡21Bがリアモニタの代用となり、コストが安くなる。
【0034】
(6)反射鏡21が開いているときは、地上デジタル放送やDVDの映像が表示できないようにしてもよい。地上デジタル放送やDVDの映像を視聴しながらの車両の運転を防止することができる。
【0035】
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本願発明の表示手段は制御回路11および表示モニタコントロール部17に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係になんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施形態のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ナビゲーション装置周辺のインスツルメントパネルを示した図である。
【図3】反射鏡に写し出された反転表示画像を説明するための図である。
【図4】表示モニタに表示された表示画像と反射鏡に写し出された反転表示画像の組み合わせを説明するための図である。
【図5】表示モニタに表示された表示画像と反射鏡に写し出された反転表示画像の他の組み合わせを説明するための図である。
【図6】他の実施形態におけるナビゲーション装置周辺のインスツルメントパネルを示した図である。
【図7】他の実施形態における反射鏡に写し出された反転表示画像を説明するための図である。
【図8】他の実施形態における表示モニタに表示された表示画像と反射鏡に写し出された反転表示画像の組み合わせを説明するための図である。
【図9】リアモニタの代りに使用する反射鏡を説明するための図である。
【符号の説明】
【0037】
1,1A ナビゲーション装置
11 制御回路
16,16A,16B 表示モニタ
17 表示モニタコントロール部
18 入力装置
20 インスツルメントパネル
21,21A,21B 反射鏡

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示モニタに異なる表示画像を表示し、異なる方向から各表示画像を個別に観察可能とした表示手段と、
表示モニタの一方の表示画像を写し込む鏡とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記鏡は前記表示モニタに対して回動可能とすることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
前記表示モニタは矩形の表示画面を有し、
前記鏡の回動軸は前記表示画面の助手席側の縦方向の一辺に延在していることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
前記表示モニタは矩形の表示画面を有し、
前記鏡の回動軸は前記表示画面の天地側の横方向の一辺に延在していることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、
前記鏡に写し出される前記一方の表示画像の反転像の歪を補償するように前記一方の表示画像を歪ませることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、
前記鏡に写し出される前記一方の表示画像の反転像と他方の表示画像とが連続するように、前記異なる表示画像をそれぞれ表示することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、
前記表示モニタの他方の表示画像にタッチスイッチを表示することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項8】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、
前記異なる表示画像のいずれか一方は地図画像であり、他方はオーディオ情報または車両情報であることを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−276749(P2007−276749A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−109536(P2006−109536)
【出願日】平成18年4月12日(2006.4.12)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】