説明

中枢神経系の疾患の治療薬を含む口腔内用極性および非極性スプレーまたはカプセル

口腔粘膜を介して迅速に吸収され、それにより迅速に効果が得られる生物学的に活性な化合物を供給する、極性および非極性溶媒を使用した口腔用エアゾールスプレーまたはカプセルを開示する。本発明の口腔用極性組成物は、処方物I(水性極性溶媒、活性化合物、および選択的に嬌味嬌臭薬)、処方物II(水性極性溶媒、活性化合物、選択的に嬌味嬌臭薬、およびプロペラント)、処方物III(非極性溶媒、活性化合物、および選択的に嬌味嬌臭薬)、および処方物IV(非極性溶媒、活性化合物、選択的に嬌味嬌臭薬、およびプロペラント)を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、1997年10月1日提出のPCT/US97/17899号(その開示全体が本明細書中で参考として援用される)の米国の国内段階指定の一部継続出願である、2000年3月29日提出の出願番号09/537,118号の一部継続出願である。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
一定の生物学的に活性な化合物は、胃または小腸などの他の投与経路よりも、口腔粘膜からより良好に吸収されることが知られている。しかし、これらの後者の経路によるこのような投与に適切な処方物自体に問題がある。例えば、生物学的に活性な化合物は、組成物の他の成分(プロペラント、溶媒など)と適合しなければならない。多数のこのような処方物が提案されている。例えば、Dvorsky et al.に付与された米国特許第4,689,233号は、ポリエーテルアルコール混合物に溶解した抗冠状動脈血栓症薬(anti−coronary drug)であるニフェジピンの投与のためのゼラチン軟カプセル剤を記載している。Jones et al.に付与された米国特許第4,755,389号は、ニフェジピンを含むゼラチンチュアブル硬カプセル剤を記載している。薬物の溶液または分散液を含むチュアブルゼラチンカプセルは、Borkan et alに付与された米国特許第4,935,243号に記載されている。Aouda et alに付与された米国特許第4,919,919号およびKlokkers−Bethkeに付与された米国特許第5,370,862号は、ニトログリセリン、エタノール、および他の成分を含む口腔粘膜投与のためのニトログリセリンスプレーを記載している。経口投与されたポンプスプレーは、Cholchaにより米国特許第5,186,925号に記載されている。炭化水素プロペラントおよび粘膜表面投与のための薬物を含むエアゾール組成物は、Suに付与された英国特許第2,082,457号、Silson et alに付与された米国特許第3,155,574号、Wang et alに付与された米国特許第5,011,678号、Parnellに付与された米国特許第5,128,132号に記載されている。これらの文献は投与された膜よりもむしろ吸入による溶液の生物学的利用能を考察していることに留意すべきである。
【発明の開示】
【0003】
(発明の要旨)
口腔粘膜を介して迅速に吸収され、それにより迅速に効果が得られる生物学的に活性な化合物が得られる極性または非極性溶媒を使用した口腔内エアゾールスプレーまたはチュアブル(bite)ゼラチン軟カプセル剤を開発した。
【0004】
薬理学的に許容可能な非極性溶媒に溶解する薬理学的に活性な化合物の経粘膜投与のための本発明の口腔内エアゾールスプレー組成物は、総組成物の5重量%〜80重量%の薬学的に許容可能なプロペラント、19重量%〜85重量%の非極性溶媒、0.05重量%〜50重量%の活性化合物を含み、さらに適切には総組成物の0.01重量%〜10重量%の嬌味嬌臭薬を含む。好ましくは、組成物は、10重量%〜70重量%のプロペラント、25重量%〜89.9重量%の非極性溶媒、0.01重量%〜40重量%の活性化合物、1重量%〜8重量%の嬌味嬌臭薬を含み、最も適切には20重量%〜70重量%のプロペラント、25重量%〜74.5重量%の非極性溶媒、0.25重量%〜35重量%の活性化合物、2重量%〜7.5重量%の嬌味嬌臭薬を含む。
【0005】
薬理学的に許容可能な極性溶媒に溶解する薬理学的に活性な化合物の経粘膜投与のための本発明の口腔内極性エアゾールスプレー組成物も、プロペラントによって駆動されたエアゾール形態で投与される。この場合、組成物は、総組成物の10重量%〜97重量%の水性極性溶媒、0.1重量%〜25重量%の活性化合物、さらに適切には総組成物の0.05重量%〜10重量%の嬌味嬌臭薬および2重量%〜10重量%のプロペラントを含む。好ましくは、組成物は、20重量%〜97重量%の極性溶媒、0.1重量%〜15重量%の活性化合物、0.1重量%〜5重量%の嬌味嬌臭薬、および2重量%〜5重量%のプロペラントを含み、最も適切には25重量%〜97重量%の極性溶媒、0.2重量%〜25重量%の活性化合物、0.1重量%〜2.5重量%の嬌味嬌臭薬、および2重量%〜4重量%のプロペラントを含む。
【0006】
活性化合物が薬理学的に許容可能な非極性溶媒に溶解する薬理学的に活性な化合物の経粘膜投与のための本発明の口腔内ポンプスプレー組成物(すなわち、プロペラントを含まない組成物)は、総組成物の30重量%〜99.69重量%の非極性溶媒、0.005重量%〜55重量%の活性化合物を含み、さらに適切には0.1重量%〜10重量%の嬌味嬌臭薬を含む。
【0007】
薬理学的に許容可能な極性溶媒に溶解する薬理学的に活性な化合物の経粘膜投与のための本発明の口腔内極性ポンプスプレー組成物(すなわち、プロペラントを含まない組成物)は、総組成物の30重量%〜99.69重量%の水性極性溶媒、0.001重量%〜60重量%の活性化合物を含み、さらに適切には総組成物の0.1重量%〜10重量%の嬌味嬌臭薬を含む。好ましくは、組成物は、37重量%〜98.58重量%の極性溶媒、0.005重量%〜55重量%の活性化合物、0.5重量%〜8重量%の嬌味嬌臭薬、最も適切には、60.9重量%〜97.06重量%の極性溶媒、0.01重量%〜40重量%の活性化合物、0.75重量%〜7.5重量%の嬌味嬌臭薬を含む。
【0008】
充填組成物を満たした薬理学的に許容可能な非極性溶媒に少なくとも部分的に溶解する薬理学的に活性な化合物の経粘膜投与のための本発明のチュアブルゼラチン軟カプセル剤は、総組成物の4重量%〜99.99重量%の非極性溶媒、0〜20重量%の乳化剤、0.01重量%〜80重量%の活性化合物(充填組成物が10%未満の水を含む場合)を含み、さらに適切には、総組成物の0.01重量%〜10重量%の嬌味嬌臭薬を含む。好ましくは、チュアブルゼラチン軟カプセルは、21.5重量%〜99.975重量%の非極性溶媒、0〜15重量%の乳化剤、0.025重量%〜70重量%の活性化合物、1重量%〜8重量%の嬌味嬌臭薬、最も適切には、28.5重量%〜97.9重量%の非極性溶媒、0〜10重量%の乳化剤、0.1重量%〜65.0重量%の活性化合物、2重量%〜6重量%の嬌味嬌臭薬を含む。
【0009】
組成物を満たした薬理学的に許容可能な極性溶媒に少なくとも部分的に溶解する薬理学的に活性な化合物の経粘膜投与のための本発明のチュアブルゼラチン軟カプセル剤は、総組成物の25重量%〜99.89重量%の極性溶媒、0〜20重量%の乳化剤、0.01重量%〜65重量%の活性化合物(組成物が10%未満の水を含む場合)を含み、さらに適切には、組成物の01重量%〜10重量%の嬌味嬌臭薬を含む。好ましくは、チュアブルゼラチン軟カプセルは、37重量%〜99.95重量%の極性溶媒、0〜15重量%の乳化剤、0.025重量%〜55重量%の活性化合物、1重量%〜8重量%の嬌味嬌臭薬、最も適切には、44重量%〜96.925重量%の極性溶媒、0〜10重量%の乳化剤、0.075重量%〜50重量%の活性化合物、2重量%〜6重量%の嬌味嬌臭薬を含む。
【0010】
本発明の目的は、活性化合物を含む非常に細かいスプレー小滴で、または、チュアブルカプセルからの活性化合物を含む溶液またはペーストで粘膜をコーティングすることである。
【0011】
本発明の目的はまた、スプレーもしくはチュアブルカプセルまたはゼラチン軟カプセルによってこの方法による所定量の生物学的に活性な化合物を必要とする哺乳動物(好ましくは、ヒト)の口腔粘膜に投与することである。
【0012】
さらなる目的は、密封エアゾールスプレーコンテナであって、非極性または極性エアゾールスプレー処方物の組成物および前記コンテナからの所定量の前記組成物の放出に適切な定量バルブを含む密封エアゾールスプレーコンテナである。
【0013】
エアゾールバルブの開放(activation)後にプロペラントが蒸発するにつれて、溶媒および活性化合物を含む細かい小滴のミストが形成される。
【0014】
プロペラントは、非フロン材料であり、好ましくは、直鎖または分岐配置のC3〜8炭化水素である。プロペラントは、実質的に非水性であるべきである。プロペラントにより、予想される通常の使用においてバルブが開放した場合にコンテナから溶媒が放出するのに十分であるが、コンテナまたはバルブシールが破損するほど過剰ではない圧力が得られるようにエアゾールコンテナが加圧される。
【0015】
非極性溶媒は、非極性炭化水素、好ましくは直鎖または分岐配置のC7〜16炭化水素、脂肪酸エステル、およびミグリオールなどのトリグリセリドである。溶媒は、活性化合物を溶解させ、プロペラントと混和性でなければならない(すなわち、溶媒およびプロペラントは、0〜40℃および1〜3atmの圧力範囲で単相を形成しなければならない)。
【0016】
本発明の極性または非極性エアゾールスプレー組成物は、密封された加圧コンテナから投与されることが意図される。開放毎にコンテナに空気を入れるポンプスプレーと異なり、本発明のエアゾールコンテナは、製造時に密封されている。コンテナの内容物は定量バルブの開放によって放出され、開放毎に大気ガスを入れない。このようなコンテナは市販されている。
【0017】
さらなる目的は、ポンプスプレーコンテナであって、ポンプスプレー処方物の組成物および前記コンテナからの一定量の前記組成物の放出に適切な定量バルブを含むポンプスプレーコンテナである。
【0018】
さらなる目的は、上記の組成物を含むチュアブルゼラチン軟カプセル剤である。処方物は、活性化合物を含む粘性溶液またはペーストの形態であり得る。溶液が好ましいが、活性化合物が最適な溶媒に不溶性であるか部分的にしか溶解しない場合、ペースト状充填物(paste fill)を使用することができる。ペースト組成物の一部を形成するために水を使用した場合、水はその10%を超えるべきではない。(本明細書中の全ての比率は特に明記しない限り重量を基準とする)。
【0019】
ゼラチンシェルおよび活性化合物と適合可能な極性または非極性溶媒を選択する。好ましくは、溶媒は、活性化合物を溶解する。しかし、活性化合物が溶解しないか僅かしか溶解しない他の成分を使用することができ、これはペースト充填物を形成する。
【0020】
ゼラチン軟カプセル剤は当該分野で周知である。例えば、このようなカプセルの教示については、Borkan et alに付与された米国特許第4,935,243号を参照のこと。本発明のカプセルは、噛み砕いてカプセル中の低粘性溶液またはペーストを放出させ、活性化合物で口腔粘膜をコーティングすることを意図する。典型的なカプセルはカプセル全体を嚥下するか噛み砕いてその後嚥下して活性化合物を胃に運び、その結果最大血中濃度に達する前に有意な遅延時間が生じ、化合物の初回通過効果が高くなる。口腔粘膜を介した化合物の吸収が増大し、且つ初回通過効果を得る機会がないので、本発明のチュアブルカプセルの使用により多くの遅延時間が短縮し、生物学的効果が早められる。本発明のゼラチン軟カプセル剤のシェルは、例えば、ゼラチン50〜75%、グリセリン20〜30%、着色剤0.5〜1.5%、水5〜10%、およびソルビトール2〜10%を含み得る。
【0021】
活性化合物には、生物活性ペプチド、中枢神経系活性アミン、スルホニル尿素、抗生物質、抗真菌薬、抗ウイルス薬、睡眠薬、抗喘息薬、気管支拡張薬、抗嘔吐薬、ヒスタミンH2受容体アンタゴニスト、バルビツレート、プロスタグランジン、および栄養補助食品が含まれ得る。
【0022】
活性化合物には、抗ヒスタミン薬、アルカロイド、ホルモン、ベンゾジアゼピン、および麻薬性鎮痛薬も含まれ得る。制限されないが、これらの活性化合物は、特に、非極性ポンプスプレー処方物および適用に特に適切である。
【0023】
活性化合物には、p-FOX(脂肪酸酸化)阻害剤、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、神経刺激阻害剤、抗コリン剤、抗痙攣薬、抗精神病薬、抗不安薬、ドパミン代謝阻害剤、脳卒中後の後遺症の治療薬、神経保護剤、アルツハイマー病の治療薬、神経伝達物質、神経伝達物質アゴニスト、沈静剤、注意欠陥障害の治療薬、ナルコレプシーの治療薬、中枢性アドレナリンアンタゴニスト、抗鬱剤、パーキンソン病の治療薬、ベンゾジアゼピンアンタゴニスト、興奮剤、神経伝達物質アンタゴニスト、トランキライザー、およびその混合物も含まれ得る。
【0024】
(好ましい実施形態の説明)
本発明の好ましい活性化合物は、イオン化された塩形態またはその薬学的に許容可能な塩の遊離体である(エアゾールまたはポンプスプレー組成物の場合、これらはスプレー溶媒に溶解する)。これらの化合物は有用な濃度で本発明の非極性溶媒に溶解するか、有用な濃度でペーストに調製することができる。口腔粘膜を介した化合物の吸収が増大するので、これらの濃度は、これらの化合物の標準的な投薬量よりも少量であり得る。本発明のこの態様は、特に、初期通過効果が高い場合(40〜99.99%)に重要である。
【0025】
非極性スプレー用のプロペラントとして、プロパン、N−ブタン、イソブタン、N−ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、およびその混合物を使用することができる。単一ガスとして、N−ブタンおよびイソブタンが好ましいプロペラントである。プロペラントの許容水分含有量は、0.2%未満、典型的には0.1〜0.2%に過ぎない。本明細書中の全ての比率は特に明記しない限り重量を基準とする。活性化合物に有害な夾雑物の比率を最小にするために、プロペラントを合成することも好ましい。これらの夾雑物には、酸化剤、還元剤、ルイス酸または塩基、および水が含まれる。これらの濃度はそれぞれ0.1%未満でなければならないが、水は0.2%でもよい。
【0026】
適切なカプセル用の非極性溶媒および非極性スプレーには、(C〜C24)脂肪酸(C〜C)エステル、C〜C18炭化水素、C〜Cアルカノイルエステル、および対応する酸のトリグリセリドが含まれる。カプセル充填物がペーストである場合、上記低分子量溶媒の代わりに他の液体成分を使用することができる。これらには、ダイズ油、トウモロコシ油、他の植物油が含まれる。
【0027】
極性カプセルまたはスプレー用の溶媒として、400〜1000Mw(好ましくは、400〜600)の低分子量のポリエチレングリコール(PEG)、低分子量(C〜C)モノオールおよびポリオールならびにC〜C18直鎖または分岐炭水化物のアルコールを使用することができ、グリセリンも存在することができ、スプレーで水を使用することもできるが、カプセル中では少量に制限される。
【0028】
ゼラチンシェルを作製するために使用したグリセリンおよび水の一部はシェルの硬化時にシェルから充填物に移行すると予想される。同様に、硬化時およびカプセルの有効期限内でさえも成分の一部が充填物からシェルに移行し得る。
【0029】
したがって、本明細書中に記載の値は、調製したときの組成物についてのものであり、少しの変動が起きることは本発明の範囲内である。
【0030】
好ましい嬌味嬌臭薬は、ペパーミントの合成または天然オイル、スペアミントオイル、シトラスオイル、フルーツフレーバー、甘味料(砂糖、アスパルテーム、サッカリンなど)、およびその組み合わせである。
【0031】
活性物質には、シクロスポリン、セルモレリン、酢酸オクトレオチド、サケカルシトニン(calcitonin−salmon)、インスリンリスプロ、コハク酸スマトリプタン、クロゼピン、シクロベンザプリン、塩酸デキシフェンフルラミン、グリブリド、ジドブジン、エリスロマイシン、シプロフロキサシン、塩酸オンダンセトロン、ジメンヒドリネート、塩酸シメチジン、ファモチジン(famotidine)、フェニトインナトリウム、フェニトイン、カルボプロストスロメタミン(carboprost thromethamine)、カルボプロスト、塩酸ジフェンヒドラミン、塩酸イソプロテレノール、硫酸テルブタリン、テルブタリン、テオフィリン、硫酸アルブテロール、および栄養補助食品(すなわち、薬理学的作用を有する栄養素(カルニチン、カノコソウ、エキナシアなどが含まれるがこれらに限定されない))からなる群から選択される活性化合物が含まれる。
【0032】
別の実施形態では、活性化合物は、p-FOX(脂肪酸酸化)阻害剤、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、神経刺激阻害剤、抗コリン剤、抗痙攣薬、抗精神病薬、抗不安薬、ドパミン代謝阻害剤、脳卒中後の後遺症の治療薬、神経保護剤、アルツハイマー病の治療薬、神経伝達物質、神経伝達物質アゴニスト、沈静剤、注意欠陥障害を治療するための薬剤、ナルコレプシーを治療するための薬剤、中枢性アドレナリンアンタゴニスト、抗鬱剤、パーキンソン病の治療薬、ベンゾジアゼピンアンタゴニスト、興奮剤、神経伝達物質アンタゴニスト、トランキライザー、およびその混合物である。
【0033】
1つの実施形態では、活性化合物はp-FOX阻害剤である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切なp-FOX阻害剤にはラノラジンが含まれるが、これに限定されない。
【0034】
1つの実施形態では、活性化合物はアセチルコリンエステラーゼ阻害剤である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切なアセチルコリンエステラーゼ阻害剤には、ガランタミン、ネオスティグミン、フィソスティグミン、およびエドロフォニウムが含まれるが、これらに限定されない。
【0035】
1つの実施形態では、活性化合物は神経刺激阻害剤である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な神経刺激阻害剤には、レボブピバカイン、リドカイン、プリロカイン、メピバカイン、プロポフォール、ラパキュロニウム・ブロマイド、ロピバカイン、ツボクラリン、アトラクリウム、ドキサウリウム、ミバクリウム、パンキクロニウム、ベルクロニウム、ピペクロニウム、およびロクロニウムが含まれるが、これらに限定されない。
【0036】
1つの実施形態では、活性化合物は抗コリン薬である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な抗コリン薬には、アマンタディン、イプラトロピウム、オキシトロピウム、およびジシクロベリンが含まれるが、これらに限定されない。
【0037】
1つの実施形態では、活性化合物は抗痙攣薬である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な抗痙攣薬には、アセタゾラミド、カルバマゼピン、クロナゼパム、ジアゼパム、ジバルプロックス(バルプロ酸)、エトスクシミド、ラモトリグニン酸、レベトリアセタム、オキサカルバゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、プレガバリン、プリミドン、レマセミド、トリメタジオン、トピラメート、ビガバトリン、およびゾニサミドが含まれるが、これに限定されない。
【0038】
1つの実施形態では、活性化合物は抗精神病薬である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な抗精神病薬には、アミスルピリド、アリピプラゾール・ビフェメラン、ブロムペリドール、クロザピン、クロルプロマジン、ハロペリドール、イロペリドン、ロペリドン、オランザピン、クエチアピン、フルフェナジン、フマレート、リスペリドン、チオチキセン、チオリダジン、スルピリド、およびジプラシドンが含まれるが、これらに限定されない。
【0039】
1つの実施形態では、活性化合物は抗不安薬である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な抗不安薬には、アミトリプチリン、アトラクリウム、ブスピロン、クロロゾキサゾン、クロラゼプ酸、シサトタクリウム、シクロベンザプリン、エペリソン、エソピクロン、ヒドロキシジン、ミルタザピン、ミバクリウム、パゴクロン、スルペリド、ザレプロン、およびゾピクロンが含まれるが、これらに限定されない。
【0040】
1つの実施形態では、活性化合物はドパミン代謝阻害剤である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切なドパミン代謝阻害剤には、エンタカポン、ラゼベミド、セレギリン、およびトルカポンが含まれるが、これらに限定されない。
【0041】
1つの実施形態では、活性化合物は脳卒中後の後遺症の治療薬である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な脳卒中後の後遺症の治療薬には、グラチラマー、インターフェロン・ベータ1A、インターフェロン・ベータ1B、エストラジオール、およびプロゲステロンが含まれるが、これらに限定されない。
【0042】
1つの実施形態では、活性化合物は神経保護剤である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な神経保護剤には、ドネペジル、メマニン、ニモジピン、リルゾール、リバスチグミン、タクリン、TAK147、およびキサリプロデンが含まれるが、これらに限定されない。
【0043】
1つの実施形態では、活性化合物はアルツハイマー病の治療薬である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切なアルツハイマー病の治療薬には、カルビドパ、レボドパ、タクリン、ドネゼピル、リバスチグミン、およびガランタミンが含まれるが、これらに限定されない。
【0044】
1つの実施形態では、活性化合物は神経伝達物質である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な神経伝達物質には、アセチルコリン、セロトニン、5−ヒロドキシトリプタミン(5-HT)、GABA、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、ヒスタミン、エピネフリン、ノルエピネフリン、ドパミン、アデノシン、ATP、および一酸化窒素が含まれるが、これらに限定されない。
【0045】
1つの実施形態では、活性化合物は神経伝達物質のアゴニストである。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な神経伝達物質のアゴニストには、アルモトリプタン、アニラセタム、アトモキセチン、ベンセラジド、ブロモクリプチン、ブプロピオン、カベルゴリン、シタロプラム、クロミプラミン、デスプラミン、ジアゼパム、ジヒドロエルゴタミン、ドキセピン、ドュロキセチン、エレトリプタン、エスシタロプラム、フルボキサミン、ガバペンチン、イミプラミン、モクロベミド、ナラトリプタン、ネファゾドン、ネイフィラセタム・アカンプロセート、ニセルゴリン、ノルトリプチリン、パロキセチン、ペルゴリド、プラミペキソール、リザトリプタン、ロピニロール、セルトラリン、シブトラミン、スマトリプタン、チアガビン、トラゾドン、ベンラファキシン、およびゾルミトリプタンが含まれるが、これらに限定されない。
【0046】
1つの実施形態では、活性化合物は鎮静剤である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な鎮静剤には、デキシメデトミジン、エスゾピクロン、インジプロン、ゾルピデンおよびザレプロンが含まれるが、これらに限定されない。
【0047】
1つの実施形態では、活性化合物は注意欠陥障害を治療するための薬剤である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な注意欠陥障害を治療するための薬剤には、アンフェタミン、デキストロアンフェタミン、メチルフェニデート、およびペモリンが含まれるが、これらに限定されない。
【0048】
1つの実施形態では、活性化合物はナルコレプシーを治療するための薬剤である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切なナルコレプシーを治療するための薬剤には、モダフィニールとマジンドールが含まれるが、これらに限定されない。
【0049】
1つの実施形態では、活性化合物は中枢性アドレナリンアンタゴニストである。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な中枢性アドレナリンアンタゴニストには、メソリダジンが含まれるが、これに限定されない。
【0050】
1つの実施形態では、活性化合物は抗鬱剤である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な抗鬱剤には、アミトリプチリン、アモキサピン、ブプロピオン、クロミプラミン、クロミプラミン、クロルギリン、デシプラミン、ドキセピン、フルオキセチン、イミプラミン、イソカルボキサジド、マプロチリン、ミルタザピン、ネファゾドン、ノルトリプチリン、パロキセチン、フェネルジン、プロトリプチリン、セルトラリン、トラニルシプロミン、トラゾドン、およびベンラファキシンが含まれるが、これらに限定されない。
【0051】
1つの実施形態では、活性化合物はパーキンソン病の治療薬である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切なパーキンソン病の治療薬には、アマンタディン、ブロモクリプチン、カルビドパ、レボドパ、ペルゴライド、およびセレギリンが含まれるが、これらに限定されない。
【0052】
1つの実施形態では、活性化合物はベンゾジアゼピンのアンタゴニストである。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切なベンゾジアゼピンのアンタゴニストには、フルマゼニルが含まれるが、これに限定されない。
【0053】
1つの実施形態では、活性化合物は神経伝達物質のアンタゴニストである。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な神経伝達物質のアンタゴニストには、デラミシクランが含まれるが、これに限定されない。
【0054】
1つの実施形態では、活性化合物は興奮剤である。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切な興奮剤には、アンフェタミン、デキストロアンフェタミン、ジノプロストン、メチルフェニデート、メチルフェニデート、モダフィニール、およびペモリンが含まれるが、これらに限定されない。
【0055】
1つの実施形態では、活性化合物はトランキライザーである。本発明の口腔内スプレーでの使用に適切なトランキライザーには、メソリダジンが含まれるが、これに限定されない。
【0056】
本発明の処方物は、活性化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含む。用語「薬学的許容可能な塩」は、有機酸もしくは無機酸または有機塩基もしくは無機塩基を含む薬学的に許容可能な無毒の酸または塩基から調製した塩をいう。
【0057】
本発明の活性化合物が酸性である場合、薬学的に許容可能な無毒の塩基から塩を調製することができる。全ての安定な無機塩基形態由来の塩基には、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、鉄、リチウム、マグネシウム、マンガン、カリウム、ナトリウム、亜鉛などが含まれる。アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、カリウム塩、およびナトリウム塩が特に好ましい。薬学的に許容可能な無毒の有機塩基由来の塩には、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチル−アミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、イソプロピルアミン、リジン、メチル−グルコサミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミンなどの、第1級、第2級、および第3級アミン、天然に存在する置換アミンを含む置換アミン、環状アミン、塩基性イオン交換樹脂が含まれる。
【0058】
本発明の活性化合物が塩基性である場合、薬学的に許容可能な無毒の酸から塩を調製することができる。このような酸には、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、カンフォスルホン酸(camphosulfonic)、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、臭化水素酸、塩酸、イセチオン酸、乳酸、マレイン酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、粘液酸、硝酸、パモイン酸(pamoic)、パントテン酸、リン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸などが含まれる。クエン酸、臭化水素酸、マレイン酸、リン酸、硫酸、および酒石酸が特に好ましい。
【0059】
本発明の方法の考察では、用語「活性化合物」は、その薬学的に許容可能な塩が含まれることも意味する。本明細書中に一定の処方物が記載されているが、これを必要とする哺乳動物またはヒトへの実際の投与量は、主治医が決定する。
【0060】
本発明は、以下の実施例を参照してさらに定義されるが、例示を意図し、制限を意図しない。
【0061】
以下は、一定のクラスの例である。特定の定めの無い限り、全ての値は重量%である。
【0062】
実施例1
ペプチドホルモンを含む生物学的に活性なペプチド
A.シクロスポリンの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
シクロスポリン 5‐50 10‐35 15‐25
水 5‐20 7.5‐50 9.5‐12
エタノール 5‐60 7.5‐50 10‐20
ポリエチレングリコール 20‐60 30‐45 35‐40
嬌味嬌臭薬 0.1‐5 1‐4 2‐3
【0063】
B.シクロスポリンの非極性口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
シクロスポリン 1‐50 3‐40 5‐30
ミグリオール 20 25 30‐40
ポリオキシエチル化したヒマシ油 20 25 30‐40
ブタン 25‐80 30‐70 33‐50
嬌味嬌臭薬 0.1‐5 1‐4 2‐3
【0064】
C.シクロスポリンの非極性チュアブル(bite)カプセル
量 好適な量 最も好適な量
シクロスポリン 1‐35 5‐25 10‐20
オリーブ油 25‐60 35‐55 30‐45
ポリオキシエチル化した
オレイン酸グリセリド 25‐60 35‐55 30‐45
嬌味嬌臭薬 0.1‐5 1‐4 2‐3
【0065】
D.シクロスポリンのチュアブルカプセル
量 好適な量 最も好適な量
シクロスポリン 5−50 10−35 15−25
ポリエチレングリコール 20−60 30−45 35−40
グリセリン 5−30 7.5−25 10−20
プロピレングリコール 5−30 7.5−25 10−20
嬌味嬌臭薬 0.1−10 1−8 3−6
【0066】
E.セルモレリン(酢酸塩として)の口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
セルモレリン(酢酸塩として) 0.01−5 0.1−3 0.2−1.0
マンニトール 1−25 5−20 10−15
第一リン酸ナトリウム 0.1−5 1−31 0.5−2.5
第二リン酸ナトリウム水 0.01−5 0.05−3 0.1−0.5
エタノール 5−30 7.5−25 9.5−15
ポリエチレングリコール 20−60 30−45 35−40
プロピレングリコール 5−25 10−20 12−17
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0067】
F.酢酸オクトレオチド(サンドスタチン)の口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
酢酸オクトレオチド 0.001−0.5 0.005−0.250 0.01−0.10
酢酸 1−10 2−8 4−6
酢酸ナトリウム 1−10 2−8 4−6
塩化ナトリウム 3−30 0.5−25 15−20
嬌味嬌臭薬 0.1−5 0.5−4 2−3
エタノール 5−30 7.5−20 9.5−15
水 15−95 35−90 65−85
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0068】
G.サケ−カルシトニンの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
サケ−カルシトニン 0.001−5 0.005−2 0.01−1.5
エタノール 2−15 3−10 7−9.5
水 30−95 50−90 60−80
ポリエチレングリコール 2−15 3−10 7−9.5
塩化ナトリウム 2.5−20 5−15 10−12.5
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0069】
H.インスリン・リスプロの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
インスリン 20−60 4−55 5−50
グリセリン 0.1−10 0.25−5 0.1−1.5
第二リン酸ナトリウム 1−15 2.5−10 4−8
m−クレゾール 1−25 5−25 7.5−12.5
酸化亜鉛 0.01−0.25 0.05−0.15 0.075−0.10
m−クレゾ−ル 0.1−1 0.2−0.8 0.4−0.6
フェノール 微量 微量 微量
エタノール 5−20 7.5−15 9−12
水 30−90 40−80 50−75
プロピレングリコール 5−20 7.5−15 9−12
嬌味嬌臭薬 0.1−5 0.5−3 0.75−2
HClまたはNaOHでpHを7.0−7.8に調製する
【0070】
実施例2
中枢神経系(CNS)活性アミンおよびそれらの塩: 三環系アミンを含むがそれに限定されるものではない、GABA類縁体、チアジド、フェノチアジン誘導体、セロトニンアンタゴニストおよびセロトニン再取り込み阻害剤
【0071】
A.コハク酸スマトリプタンの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
コハク酸スマトリプタン 0.5−30 1−20 10−15
エタノール 5−60 7.5−50 10−20
プロピレングリコール 5−30 7.5−20 10−15
ポリエチレングリコール 0−60 30−45 35−40
水 5−30 7.5−20 10−15
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0072】
B.コハク酸スマトリプタンのチュアブルカプセル
量 好適な量 最も好適な量
コハク酸スマトリプタン 0.01−5 0.05−3.5 0.075−1.75
ポリエチレングリコール 25−70 30−60 35−50
グリセリン 25−70 30−60 35−50
嬌味嬌臭薬 0.1−10 1−8 3−6
【0073】
C.クロザピンの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
クロザピン 0.5−30 1−20 10−15
エタノール 5−60 7.5−50 10−20
プロピレングリコール 5−30 7.5−20 10−15
ポリエチレングリコール 0−60 30−45 35−40
水 5−30 7.5−20 10−15
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0074】
D.プロペラントを含むクロザピンの非極性口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
クロザピン 0.5−30 1−20 10−15
ミグリオール 20−85 25−70 30−40
ブタノール 5−80 30−75 60−70
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0075】
E.プロペラントを含まないクロザピンの非極性口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
クロザピン 0.5−30 1−20 10−15
ミグリオール 70−99.5 80−99 85−90
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0076】
F.シクロペンザプリンの非極性口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
シクロペンザプリン(塩基) 0.5−30 1−20 10−15
ミグリオール 20−85 25−70 30−40
イソブタン 15−80 30−75 60−70
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0077】
G.塩酸デキシフェンフルラミンの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
塩酸デキシフェンフルラミン 5−30 7.5−20 10−15
エタノール 5−60 7.5−50 10−20
プロピレングリコール 5−30 7.5−20 10−15
ポリエチレングリコール 0−60 30−45 35−40
水 5−30 7.5−20 10−15
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0078】
実施例3
スルホニル尿素
A.グリブリドの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
グリブリド 0.25−25 0.5−20 0.75−15
エタノール 5−60 7.5−50 10−20
プロピレングリコール 5−30 7.5−20 10−15
ポリエチレングリコール 0−60 30−45 35−40
水 2.5−30 5−20 6−15
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0079】
B.グリブリドの非極性チュアブルカプセル
量 好適な量 最も好適な量
グリブリド 0.01−10 0.025−7.5 0.1−4
オリーブ油 30−60 35−55 30−50
ポリオキシエチレン化したオレイン酸
グリセリド 30−60 35−55 30−50
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0080】
実施例4
抗真菌性および抗ウイルス性の抗生物質
A.ジドブジン(かつてはアジドチミジン(AZT)(レトロビル)と呼ばれていた)の非極性口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
ジドブジン 10−50 15−40 25−35
ダイズ油 20−85 25−70 30−40
ブタン 15−80 30−75 60−70
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0081】
B.エリスロマイシンのチュアブルカプセル
量 好適な量 最も好適な量
エリスロマイシン 25−65 30−50 35−45
ポリオキシエチレングリコール 5−70 30−60 45−55
グリセリン 5−20 7.5−15 10−12.5
嬌味嬌臭薬 1−10 2−8 3−6
【0082】
C.塩酸シプロフロキサシンのチュアブルカプセル
量 好適な量 最も好適な量
塩酸シプロフロキサシン 25−65 35−55 40−50
グリセリン 5−20 7.5−15 10−12.5
ポリエチレングリコール 120−75 30−65 40−60
嬌味嬌臭薬 1−10 2−8 3−6
【0083】
D.ジドブジン(かつてはアジドチミジン(AZT)(レトロビル)と呼ばれていた)の口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
ジドブジン 10−50 15−40 25−35
水 30−80 40−75 45−70
エタノール 5−20 7.5−15 9.5−12.5
ポリエチレングリコール 5−20 7.5−15 9.5−12.5
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0084】
実施例5
抗嘔吐薬
A.塩酸オンダンセトロンの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
塩酸オンダンセトロン 1−25 2−20 2.5−15
クエン酸一水和物 1−10 2−8 2.5−5
クエン酸ナトリウム二水和物 0.5−5 1−4 1.25−2.5
水 1−90 5−85 10−75
エタノール 5−30 7.5−20 9.5−15
プロピレングリコール 5−30 7.5−20 9.5−15
ポリチレングリコール 5−30 7.5−20 9.5−15
嬌味嬌臭薬 1−10 3−8 5−7.5
【0085】
B.ジメンヒドリナートのチュアブルカプセル
量 好適な量 最も好適な量
ジメンヒドリナート 0.5−30 2−25 3−15
グリセリン 5−20 7.5−15 10−12.5
ポリチレングリコール 45−95 50−90 55−85
嬌味嬌臭薬 1−10 2−8 3−6
【0086】
C.ジメンヒドリナートの極性口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
ジメンヒドリナート 3−50 4−40 5−35
水 5−90 10−80 15−75
エタノール 1−80 3−50 5−10
ポリエチレングリコール 1−80 3−50 5−15
ソルビトール 0.1−5 0.2−40 0.4−1.0
アスパルテーム 0.01−0.5 0.02−0.4 0.04−0.1
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0087】
実施例6
ヒスタミンH−2受容体アンタゴニスト
A.塩酸シメチジンのチュアブルカプセル
量 好適な量 最も好適な量
塩酸シメチジン 10−60 15−55 25−50
グリセリン 5−20 7.5−15 10−12.5
ポリチレングリコール 20−90 25−85 30−75
嬌味嬌臭薬 1−10 2−8 3−6
【0088】
B.ファモチジンの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
ファモチジン 1−35 5−30 7−20
水 2.5−25 3−20 5−10
L−アスパラギン酸 0.1−20 1−15 5−10
ポリチレングリコール 20−97 30−95 50−85
嬌味嬌臭薬 0.1−10 1−7.5 2−5
【0089】
C.ファモチジンの非極性口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
ファモチジン 1−35 5−30 7−20
ダイズ油 10−50 15−40 15−20
ブタン 5−80 30−75 45−70
ポリオキシエチル化した
オレイン酸グリセリド 10−50 15−40 15−20
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0090】
実施例7
バルビツール酸
A.フェニトインナトリウムの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
フェニトインナトリウム 10−60 15−55 20−40
水 2.5−25 3−20 5−10
エタノール 5−30 7.5−20 9.5−15
プロピレングリコール 5−30 7.5−20 9.5−15
ポリエチレングリコール 5−30 7.5−20 9.5−15
嬌味嬌臭薬 1−10 3−8 5−7.5
【0091】
B.フェニトインの非極性口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
フェニトイン 5−45 10−40 15−35
ミグリオール 10−50 15−40 15−20
ブタン 15−80 30−75 60−70
ポリオキシエチル化した
オレイン酸グリセリド 10−50 15−40 15−20
嬌味嬌臭薬 0.1−10 1−8 5−7.5
【0092】
実施例8
プロスタグランジン
カルボプロストスロメタミンの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
カルボプロストスロメタミン 0.05−5 0.1−3 0.25−2.5
水 50−95 60−80 65−75
エタノール 5−20 7.5−15 9.5−12.5
ポリエチレングリコール 5−20 7.5−15 9.5−12.5
塩化ナトリウム 1−20 3−15 4−8
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
pHは水酸化ナトリウム及び/又は塩酸で調整された
【0093】
B.カルボプロストの非極性口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
カルボプロスト 0.05−5 0.1−3 0.25−2.5
ミグリオール 25−50 30−45 35−40
ブタン 5−60 10−50 20−35
ポリオキシエチル化した
オレイン酸グリセリド 25−50 30−45 35−40
嬌味嬌臭薬 0.1−10 1−8 5−7.5
【0094】
実施例9
栄養補助食品
A.チュアブルカプセルとしてのカルニチン(含有物はペースト)
量 好適な量 最も好適な量
フマル酸カルニチン 6−80 30−70 45−65
ダイズ油 7.5−50 10−40 12.5−35
ダイズレシチン 0.001−1.0 0.005−0.5 0.01−0.1
ダイズ油脂 7.5−50 10−40 12.5−35
嬌味嬌臭薬 1−10 2−8 3−6
【0095】
B.口腔スプレーとしてのカノコソウ
量 好適な量 最も好適な量
カノコソウ抽出物 0.1−10 0.2−7 0.25−5
水 50−95 60−80 65−75
エタノール 5−20 7.5−15 9.5−12.5
ポリエチレングリコール 5−20 7.5−15 9.5−12.5
嬌味嬌臭薬 1−10 2−8 3−6
【0096】
C.チュアブルカプセルとしてのエキナシア
量 好適な量 最も好適な量
エキナシア抽出物 30−85 40−75 45−55
ダイズ油 7.5−50 10−40 12.5−35
ダイズレシチン 0.001−1.0 0.005−0.5 0.01−0.1
ダイズ油脂 7.5−50 10−40 12.5−35
嬌味嬌臭薬 1−10 2−8 3−6
【0097】
D.成分の混合物
量 好適な量 最も好適な量
酸化マグネシウム 15−40 20−35 25−30
ピコリン酸クロム 0.01−1.0 0.02−0.5 0.025−0.75
葉酸 0.025−3.0 0.05−2.0 0.25−0.5
ビタミンB−12 0.01−1.0 0.02−0.5 0.025−0.75
ビタミンE 15−40 20−35 25−30
ダイズ油 10−40 12.5−35 15−20
ダイズレシチン 0.1−5 0.2−4 0.5−1.5
ダイズ油脂 10−40 15−35 17.5−20
【0098】
実施例10
催眠剤(中枢神経系活性アミンも)
A.塩酸ジフェンヒドラミンの口腔用スプレー
量 好適な量 最も好適な量
ジフェンヒドラミン 3−50 4−40 5−35
HCl(塩酸)水 5−90 10−80 50−75
エタノール 1−80 3−50 5−10
ポリエチレングリコール 1−80 3−50 5−15
ソルビトール 0.1−5 0.2−4 0.4−1.0
アスパルテーム 0.01−0.5 0.02−0.4 0.04−01
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0099】
実施例11
抗喘息気管支拡張薬
A.極性口腔用スプレーとしての塩酸イソプロテレノール
量 好適な量 最も好適な量
塩酸イソプロテレノール 0.1−10 0.2−7.5 0.5−6
水 5−90 10−80 50−75
エタノール 1−80 3−50 5−10
ポリエチレングリコール 1−80 3−50 5−15
ソルビトール 0.1−5 0.2−4 0.4−1.0
アスパルテーム 0.01−0.5 0.02−0.4 0.04−0.1
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0100】
B.極性口腔用スプレーとしての硫酸テルブタリン
量 好適な量 最も好適な量
硫酸テルブタリン 0.1−10 0.2−7.5 0.5−6
水 5−90 10−80 50−75
エタノール 1−10 2−8 2.5−5
ソルビトール 0.1−5 0.2−4 0.4−1.0
アスパルテーム 0.01−0.5 0.02−0.4 0.04−0.1
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0101】
C.非極性口腔用スプレーとしてのテルブタリン
量 好適な量 最も好適な量
テルブタリン 0.1−10 0.2−7.5 0.5−6
ミグリオール 25−50 30−45 35−40
イソブタン 5−60 10−50 20−35
ポリオキシエチル化した
オレイン酸グリセリド 25−50 30−45 35−40
嬌味嬌臭薬 0.1−10 1−8 5−7.5
【0102】
D.テオフィリンの極性チュアブルカプセル
量 好適な量 最も好適な量
テオフィリン 5−50 10−40 15−30
ポリエチレングリコール 20−60 25−50 30−10
グリセリン 25−50 35−45 30−40
プロピレングリコール 25−50 35−45 30−40
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0103】
E.極性口腔用スプレーとしての硫酸アルブテロール
量 好適な量 最も好適な量
硫酸アルブテロール 0.1−10 0.2−7.5 0.5−6
水 5−90 10−80 50−75
エタノール 1−10 2−8 2.5−5
ソルビトール 0.1−5 0.2−4 0.4−1.0
アスパルテーム 0.01−0.5 0.02−0.4 0.04−0.1
嬌味嬌臭薬 0.1−5 1−4 2−3
【0104】
実施例12
プロペラントを使用した極性溶媒の処方:
A.スルホニル尿素
量 好適な量 最も好適な量
グリブリド 0.1−25% 0.5−15% 0.6−10%
エタノール 40−99% 60−67% 70−97%
水 0.01−5% 0.1−4% 0.2−2%
嬌味嬌臭薬 0.05−10% 0.1−5% 0.1−2.5%
プロペラント 2−10% 3−5% 3−4%
【0105】
B.プロスタグランジンE(血管拡張剤)
量 好適な量 最も好適な量
プロスタグランジンE 0.01−10% 0.1−5% 0.2−3%
エタノール 10−90% 20−75% 25−50%
プロピレングリコール 1−90% 5−80% 10−75%
水 0.01−5% 0.1−4% 0.2−2%
嬌味嬌臭薬 0.05−10% 0.1−5% 0.1−2.5%
プロペラント 2−10% 3−5% 3−4%
【0106】
C.プロメタジン(抗嘔吐薬、睡眠誘導剤、および中枢神経系活性アミン)
量 好適な量 最も好適な量
プロメタジン 1−25% 3−15% 5−12%
エタノール 10−90% 20−75% 25−50%
プロピレングリコール 1−90% 5−80% 10−75%
水 0.01−5% 0.1−4% 0.2−2%
嬌味嬌臭薬 0.05−10% 0.1−5% 0.1−2.5%
プロペラント 2−10% 3−5% 3−4%
【0107】
D.メクリジン
量 好適な量 最も好適な量
メクリジン 1−25% 3−15% 5−12%
エタノール 1−15% 2−10% 3−6%
プロピレングリコール 20−98% 5−90% 10−85%
水 0.01−5% 0.1−4% 0.2−2%
嬌味嬌臭薬 0.05−10% 0.1−5% 0.1−2.5%
プロペラント 2−10% 3−5% 3−4%
【図面の簡単な説明】
【0108】
【図1】哺乳動物系での薬理学的に活性な物質の吸収および処理経路を示す略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、神経刺激阻害剤、抗コリン剤、抗痙攣薬、抗精神病薬、抗不安薬、ドパミン代謝阻害剤、脳卒中後の後遺症の治療薬、神経保護剤、アルツハイマー病の治療薬、神経伝達物質、神経伝達物質アゴニスト、沈静剤、注意欠陥障害の治療薬、ナルコレプシーの治療薬、中枢性アドレナリンアンタゴニスト、抗鬱剤、パーキンソン病の治療薬、ベンゾジアゼピンアンタゴニスト、興奮剤、神経伝達物質アンタゴニスト、トランキライザー、およびその混合物からなる群から選択される総組成物の0.001重量%と60重量%との間の量の活性化合物、ならびに総組成物の30重量%と99重量%との間の量の極性溶媒を含む、薬理学的に活性な化合物の経粘膜投与のためのプロペラントを含まない口腔内用スプレー組成物。
【請求項2】
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、神経刺激阻害剤、抗コリン剤、抗痙攣薬、抗精神病薬、抗不安薬、ドパミン代謝阻害剤、脳卒中後の後遺症の治療薬、神経保護剤、アルツハイマー病の治療薬、神経伝達物質、神経伝達物質アゴニスト、沈静剤、注意欠陥障害の治療薬、ナルコレプシーの治療薬、中枢性アドレナリンアンタゴニスト、抗鬱剤、パーキンソン病の治療薬、ベンゾジアゼピンアンタゴニスト、興奮剤、神経伝達物質アンタゴニスト、トランキライザー、およびその混合物からなる群から選択される総組成物の0.1重量%と25重量%との間の量の活性化合物、総組成物の10重量%と97重量%との間の量の極性溶媒、ならびに総組成物の2重量%と10重量%との間の量のプロペラントを含み、前記プロペラントが直鎖または分岐配置のC〜C炭化水素である、薬理学的に活性な化合物の経粘膜投与のための口腔内用スプレー組成物。
【請求項3】
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、神経刺激阻害剤、抗コリン剤、抗痙攣薬、抗精神病薬、抗不安薬、ドパミン代謝阻害剤、脳卒中後の後遺症の治療薬、神経保護剤、アルツハイマー病の治療薬、神経伝達物質、神経伝達物質アゴニスト、沈静剤、注意欠陥障害の治療薬、ナルコレプシーの治療薬、中枢性アドレナリンアンタゴニスト、抗鬱剤、パーキンソン病の治療薬、ベンゾジアゼピンアンタゴニスト、興奮剤、神経伝達物質アンタゴニスト、トランキライザー、およびその混合物からなる群から選択される総組成物の0.005重量%と55重量%との間の量の活性化合物、ならびに総組成物の30重量%と99重量%との間の量の非極性溶媒を含む、薬理学的に活性な化合物の経粘膜投与のためのプロペラントを含まない口腔内用スプレー組成物。
【請求項4】
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、神経刺激阻害剤、抗コリン剤、抗痙攣薬、抗精神病薬、抗不安薬、ドパミン代謝阻害剤、脳卒中後の後遺症の治療薬、神経保護剤、アルツハイマー病の治療薬、神経伝達物質、神経伝達物質アゴニスト、沈静剤、注意欠陥障害の治療薬、ナルコレプシーの治療薬、中枢性アドレナリンアンタゴニスト、抗鬱剤、パーキンソン病の治療薬、ベンゾジアゼピンアンタゴニスト、興奮剤、神経伝達物質アンタゴニスト、トランキライザー、およびその混合物からなる群から選択される総組成物の0.05重量%と50重量%との間の量の活性化合物、総組成物の19重量%と85重量%との間の量の非極性溶媒、および総組成物の5重量%と80重量%との間の量のプロペラントを含み、前記プロペラントが直鎖または分岐配置のC〜C炭化水素である、薬理学的に活性な化合物の経粘膜投与のための口腔内用スプレー組成物。
【請求項5】
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、神経刺激阻害剤、抗コリン剤、抗痙攣薬、抗精神病薬、抗不安薬、ドパミン代謝阻害剤、脳卒中後の後遺症の治療薬、神経保護剤、アルツハイマー病の治療薬、神経伝達物質、神経伝達物質アゴニスト、沈静剤、注意欠陥障害の治療薬、ナルコレプシーの治療薬、中枢性アドレナリンアンタゴニスト、抗鬱剤、パーキンソン病の治療薬、ベンゾジアゼピンアンタゴニスト、興奮剤、神経伝達物質アンタゴニスト、トランキライザー、およびその混合物からなる群から選択される総組成物の0.01重量%と40重量%との間の量の活性化合物、総組成物の25重量%と89重量%との間の量の非極性溶媒、ならびに総組成物の10重量%と70重量%との間の量のプロペラントを含み、前記プロペラントが直鎖または分岐配置の炭素数3から炭素数8の炭化水素であり、嬌味嬌臭薬が総組成物の1重量%と8重量%との間の量で存在する、薬理学的に活性な化合物の経粘膜投与のための口腔内用スプレー組成物。
【請求項6】
総組成物の0.1重量%と10重量%との間の量の嬌味嬌臭薬をさらに含む、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項7】
前記極性溶媒が、400と1000との間の分子量のポリエチレングリコール、C〜Cモノアルコールおよびポリアルコール、ならびにC〜C18直鎖または分岐配置のアルコールからなる群から選択される、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項8】
前記プロペラントが、プロパン、N−ブタン、イソブタン、N−ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、およびその混合物からなる群から選択される、請求項2、請求項4、または請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項9】
前記溶媒が、(C〜C24)脂肪酸(C〜C)エステル、直鎖または分岐配置のC〜C18炭化水素、C〜Cアルカノイルエステル、およびC〜Cカルボン酸のトリグリセリドからなる群から選択される、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項10】
前記活性化合物が、ガランタミン、ネオスティグミン、フィソスティグミン、エドロフォニウム、およびその混合物からなる群から選択されるアセチルコリンエステラーゼ阻害剤である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項11】
前記活性化合物が、レボブピバカイン、リドカイン、プリロカイン、メピバカイン、プロポフォール、ラパキュロニウム・ブロマイド、ロピバカイン、ツボクラリン、アトラクリウム、ドキサウリウム、ミバクリウム、パンキクロニウム、ベルクロニウム、ピペクロニウム、ロクロニウム、およびその混合物からなる群から選択される神経刺激阻害剤である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項12】
前記活性化合物が、アマンタディン、イプラトロピウム、オキシトロピウム、ジシクロベリン、およびその混合物からなる群から選択される抗コリン剤である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項13】
前記活性化合物が、アセタゾラミド、アミスルピリド、アリピプラゾール・ビフェメラン、ブロムペリドール、カルバマゼピン、クロナゼパム、クロザピン、クロルプロマジン、ジアゼパム、ジバルプロックス、エランザピン、エトスクシミド、ハロペリドール、イロペリドン、ロペリドン、ラモトリグニン酸、レベトリアセタム、フルフェナジン、フマレート、オキサカルバゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、プレバガリン、プリミドン、クエチアピン、リスペリドン、レマセミド、トリメタジオン、トピラメート、チオチキセン、チオリダジン、スルピリド、ジプラシドン、ビガバトリン、ゾニサミド、およびその混合物からなる群から選択される、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項14】
前記活性化合物が、アミトリプチリン、アトラクリウム、ブスピロン、クロロゾキサゾン、クロラゼプ酸、シサトタクリウム、シクロベンザプリン、エペリソン、エソピクロン、ヒドロキシジン、ミルタザピン、ミバクリウム、パゴクロン、スルペリド、ザレプロン、ゾピクロン、およびその混合物からなる群から選択される抗不安薬である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項15】
前記活性化合物が、エンタカポン、ラゼベミド、セレギリン、トルカポン、およびその混合物からなる群から選択されるドパミン代謝阻害剤である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項16】
前記活性化合物が、エストラジオール、プロゲステロン、およびその混合物からなる群から選択される脳卒中後の後遺症の治療薬である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項17】
前記活性化合物が、ドネペジル、メマニン、ニモジピン、リルゾール、リバスチグミン、タクリン、TAK147、キサリプロデン、およびその混合物からなる群から選択される神経保護剤である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項18】
前記活性化合物が、カルビドパ、レボドパ、タクリン、ドネゼピル、リバスチグミン、ガランタミン、およびその混合物からなる群から選択されるアルツハイマー病の治療薬である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項19】
前記活性化合物が、アセチルコリン、セロトニン、5−ヒロドキシトリプタミン(5-HT)、GABA、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、ヒスタミン、エピネフリン、ノルエピネフリン、ドパミン、アデノシン、ATP、一酸化窒素、およびその混合物からなる群から選択される神経伝達物質である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項20】
前記活性化合物が、アルモトリプタン、アニラセタム、アトモキセチン、ベンセラジド、ブロモクリプチン、ブプロピオン、カベルゴリン、シタロプラム、クロミプラミン、デスプラミン、ジアゼパム、ジヒドロエルゴタミン、ドキセピン、ドュロキセチン、エレトリプタン、エスシタロプラム、フルボキサミン、ガバペンチン、イミプラミン、モクロベミド、ナラトリプタン、ネファゾドン、ネイフィラセタム・アカンプロセート、ニセルゴリン、ノルトリプチリン、パロキセチン、ペルゴリド、プラミペキソール、リザトリプタン、ロピニロール、セルトラリン、シブトラミン、スマトリプタン、チアガビン、トラゾドン、ベンラファキシン、ゾルミトリプタン、およびその混合物からなる群から選択される神経伝達物質アゴニストである、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項21】
前記活性化合物が、デキシメデトミジン、エスゾピクロン、インジプロン、ゾルピデンザレプロン、およびその混合物からなる群から選択される鎮静剤である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項22】
前記活性化合物が、アンフェタミン、デキストロアンフェタミン、メチルフェニデート、ペモリン、およびその混合物からなる群から選択される注意欠陥障害の治療薬である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項23】
前記活性化合物が、モダフィニール、マジンドール、およびその混合物からなる群から選択されるナルコレプシーの治療薬である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項24】
前記活性化合物が、アミトリプチリン、アモキサピン、ブプロピオン、クロミプラミン、クロミプラミン、クロルギリン、デシプラミン、ドキセピン、フルオキセチン、イミプラミン、イソカルボキサジド、マプロチリン、ミルタザピン、ネファゾドン、ノルトリプチリン、パロキセチン、フェネルジン、プロトリプチリン、セルトラリン、トラニルシプロミン、トラゾドン、ベンラファキシン、およびその混合物からなる群から選択される抗鬱剤である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項25】
前記活性化合物が、アマンタディン、ブロモクリプチン、カルビドパ、レボドパ、ペルゴライド、セレギリン、およびその混合物からなる群から選択されるパーキンソン病の治療薬である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項26】
薬理学的に活性な化合物を哺乳動物の口腔粘膜に噴霧する工程を含む、前記請求項のいずれか1項に記載の組成物の使用。

【図1】
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【公表番号】特表2006−505569(P2006−505569A)
【公表日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−545251(P2004−545251)
【出願日】平成15年8月27日(2003.8.27)
【国際出願番号】PCT/US2003/026847
【国際公開番号】WO2004/035021
【国際公開日】平成16年4月29日(2004.4.29)
【出願人】(505073107)ノヴァデル ファーマ インコーポレイテッド (7)
【Fターム(参考)】