説明

動力装置

【課題】左右の被駆動部の回転を容易に精度良く制御できることで、ドライバビリティを向上させることができる動力装置を提供する。
【解決手段】動力装置1では、互いの間で動力を伝達可能で、動力の伝達中、互いの間に回転数に関する共線関係を保ちながら回転し、その速度共線図において順に並ぶように構成された第1要素S1、第2要素C1、R3、第3要素R1、R2、C3、第4要素C2、S3および第5要素S2はそれぞれ、第1回転機11の第1ロータ13、左右の被駆動部WFL,WFRの一方、原動機3の出力部3a、左右の被駆動部WFL,WFRの他方、および第2回転機21の第2ロータ23に機械的に連結され、第3回転機31の第3ロータ33は、原動機3の出力部3aに機械的に連結されており、第1回転機11と第3回転機31、および、第2回転機21と第3回転機31はそれぞれ、互いに電気的に接続されている。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
直進・旋回可能な輸送機関を推進するための左右の被駆動部を駆動する動力装置であって、
出力部を有し、当該出力部から動力を出力する原動機と、
第1ロータを有し、供給された電力を動力に変換し、前記第1ロータから出力可能な第1回転機と、
第2ロータを有し、供給された電力を動力に変換し、前記第2ロータから出力可能な第2回転機と、
第3ロータを有し、当該第3ロータに入力された動力を電力に変換可能な第3回転機と、
互いの間で動力を伝達可能で、当該動力の伝達中、互いの間に回転数に関する共線関係を保ちながら回転するとともに、当該回転数の関係を示す共線図において順に並ぶように構成された第1要素、第2要素、第3要素、第4要素および第5要素を有する差動装置と、を備え、
前記第1要素は、前記第1回転機の前記第1ロータに機械的に連結され、
前記第2要素は、前記左右の被駆動部の一方に機械的に連結され、
前記第3要素は、前記原動機の前記出力部に機械的に連結され、
前記第4要素は、前記左右の被駆動部の他方に機械的に連結され、
前記第5要素は、前記第2回転機の前記第2ロータに機械的に連結され、
前記第3回転機の前記第3ロータは、前記原動機の前記出力部に機械的に連結され、
前記第1回転機と前記第3回転機、および、前記第2回転機と前記第3回転機はそれぞれ、互いに電気的に接続されていることを特徴とする動力装置。
【請求項2】
前記差動装置は、
互いの間で動力を伝達可能で、当該動力の伝達中、互いの間に回転数に関する共線関係を保ちながら回転するとともに、当該回転数の関係を示す共線図において順に並ぶように構成された第1メンバ、第2メンバおよび第3メンバを有する第1差動装置と、
互いの間で動力を伝達可能で、当該動力の伝達中、互いの間に回転数に関する共線関係を保ちながら回転するとともに、当該回転数の関係を示す共線図において順に並ぶように構成された第4メンバ、第5メンバおよび第6メンバを有する第2差動装置と、
互いの間で動力を伝達可能で、当該動力の伝達中、互いの間に回転数に関する共線関係を保ちながら回転するとともに、当該回転数の関係を示す共線図において順に並ぶように構成された第7メンバ、第8メンバおよび第9メンバを有する第3差動装置と、を有し、
前記第1要素は、前記第1メンバで構成され、
前記第2要素は、前記第2および第4のメンバで構成され、
前記第3要素は、前記第3、第5および第7のメンバで構成され、
前記第4要素は、前記第6および第8のメンバで構成され、
前記第5要素は、前記第9メンバで構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の動力装置。
【請求項3】
互いの間で動力を伝達可能で、当該動力の伝達中、互いの間に回転数に関する共線関係を保ちながら回転するとともに、当該回転数の関係を示す共線図において順に並ぶように構成された第10メンバ、第11メンバおよび第12メンバを有する第4差動装置をさらに備え、
前記第3要素は、前記第10および第11のメンバを介して、前記原動機の前記出力部に機械的に連結されており、
前記第3回転機の前記第3ロータは、前記第12および第11のメンバを介して、前記原動機の前記出力部に機械的に連結されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の動力装置。
【請求項4】
前記原動機からの動力を変速して前記第3要素に伝達するための変速装置をさらに備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の動力装置。
【請求項5】
充電および放電可能に構成され、前記第1〜第3の回転機に電気的に接続された蓄電装置をさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の動力装置。
【請求項6】
直進・旋回可能な輸送機関を推進するための左右の被駆動部を駆動する動力装置であって、
出力部を有し、当該出力部から動力を出力する原動機と、
第1ロータを有し、供給された電力を動力に変換し、前記第1ロータから出力可能な第1回転機と、
第2ロータを有し、供給された電力を動力に変換し、前記第2ロータから出力可能な第2回転機と、
回転磁界を発生させるための不動のステータと、磁石で構成され、前記ステータに対向するように設けられた第3ロータと、軟磁性体で構成され、前記ステータと前記第3ロータの間に設けられた第4ロータとを有し、前記ステータと前記第3ロータと前記第4ロータの間で、前記回転磁界の発生に伴ってエネルギを入出力するとともに、当該エネルギの入出力に伴い、前記回転磁界、前記第4および第3のロータが、互いの間に回転数に関する共線関係を保ちながら回転するとともに、当該回転数の関係を示す共線図において順に並ぶように構成された第3回転機と、
互いの間で動力を伝達可能で、当該動力の伝達中、互いの間に回転数に関する共線関係を保ちながら回転するとともに、当該回転数の関係を示す共線図において順に並ぶように構成された第1要素、第2要素、第3要素、第4要素および第5要素を有する差動装置と、を備え、
前記第1要素は、前記第1回転機の前記第1ロータに機械的に連結され、
前記第2要素は、前記左右の被駆動部の一方に機械的に連結され、
前記第3要素は、前記第3回転機の前記第3ロータに機械的に連結され、
前記第4要素は、前記左右の被駆動部の他方に機械的に連結され、
前記第5要素は、前記第2回転機の前記第2ロータに機械的に連結され、
前記第3回転機の前記第4ロータは、前記原動機の前記出力部に機械的に連結され、
前記第1回転機と前記第3回転機、および、前記第2回転機と前記第3回転機はそれぞれ、互いに電気的に接続されていることを特徴とする動力装置。
【請求項7】
前記差動装置は、
互いの間で動力を伝達可能で、当該動力の伝達中、互いの間に回転数に関する共線関係を保ちながら回転するとともに、当該回転数の関係を示す共線図において順に並ぶように構成された第1メンバ、第2メンバおよび第3メンバを有する第1差動装置と、
互いの間で動力を伝達可能で、当該動力の伝達中、互いの間に回転数に関する共線関係を保ちながら回転するとともに、当該回転数の関係を示す共線図において順に並ぶように構成された第4メンバ、第5メンバおよび第6メンバを有する第2差動装置と、
互いの間で動力を伝達可能で、当該動力の伝達中、互いの間に回転数に関する共線関係を保ちながら回転するとともに、当該回転数の関係を示す共線図において順に並ぶように構成された第7メンバ、第8メンバおよび第9メンバを有する第3差動装置と、を有し、
前記第1要素は、前記第1メンバで構成され、
前記第2要素は、前記第2および第4のメンバで構成され、
前記第3要素は、前記第3、第5および第7のメンバで構成され、
前記第4要素は、前記第6および第8のメンバで構成され、
前記第5要素は、前記第9メンバで構成されていることを特徴とする、請求項6に記載の動力装置。
【請求項8】
充電および放電可能に構成され、前記第1〜第3の回転機に電気的に接続された蓄電装置をさらに備えることを特徴とする、請求項6または7に記載の動力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【図78】
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【図80】
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【図81】
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【図82】
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【図83】
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【図84】
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【図85】
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【図86】
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【図87】
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【図88】
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【図89】
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【図90】
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【図91】
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【図92】
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【図93】
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【図94】
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【図95】
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【図96】
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【図97】
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【図98】
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【図99】
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【図100】
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【図101】
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【図102】
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【図103】
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【図104】
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【図105】
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【公開番号】特開2010−116083(P2010−116083A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−291616(P2008−291616)
【出願日】平成20年11月14日(2008.11.14)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】