説明

医薬化合物

本発明は、補助的薬剤と式(0)
【化1】


[式中、
Xは、基R−A−NR−または5員または6員の炭素環または複素環の環であり;
Aは、結合、SO、C=O、NR(C=O)またはO(C=O)(ここで、Rは、水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシによって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビルである)であり、
Yは、結合、または長さが、炭素原子1、2または3個のアルキレン鎖であり、
は、水素;3員〜12員環を有する炭素環または複素環基;または所望により、ハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、および3員〜12員環を有する炭素環または複素環基から選択される一つまたはそれ以上の置換基によって置換されていることもあるC1−8ヒドロカルビル基であり(ここで、ヒドロカルビル基の炭素原子の1または2個は、所望により、O、S、NH、SO、SOから選択される原子または基によって置換されていることもある)、
は、水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えば、メトキシ);または所望により、ハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基であり、
は、水素および3員〜12員環を有する炭素環および複素環基から選択され、
そして、
は、水素または所望によりハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基である]を有する化合物:またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物{ここで、補助的薬剤は、ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される}の組み合わせを提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
補助的薬剤(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)
と、式(0):
【化1】

[式中、
Xは、基R−A−NR−または5員または6員の炭素環または複素環の環であり;
Aは、結合、SO、C=O、NR(C=O)またはO(C=O)(ここで、Rは、水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシによって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビルである)であり、
Yは、結合、または長さが、炭素原子1、2または3個のアルキレン鎖であり、
は、水素;3員〜12員環を有する炭素環または複素環基;または所望により、ハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、および3員〜12員環を有する炭素環または複素環基から選択される一つまたはそれ以上の置換基によって置換されていることもあるC1−8ヒドロカルビル基であり(ここで、ヒドロカルビル基の炭素原子の1または2個は、所望により、O、S、NH、SO、SOから選択される原子または基によって置換されていることもある)、
は、水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えば、メトキシ);または所望により、ハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基であり、
は、水素および3員〜12員環を有する炭素環および複素環基から選択され、
そして、
は、水素または所望によりハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基である]を有する化合物またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物の組み合わせ。
【請求項2】
補助的薬剤(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)
と、式(I):
【化2】

[式中、
Xは、基R−A−NR−または5員または6員の炭素環または複素環の環であり;
Aは、結合、C=O、NR(C=O)またはO(C=O)(ここで、Rは、水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシによって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビルである)であり、
Yは、結合、または長さが、炭素原子1、2または3個のアルキレン鎖であり、
は、水素;3員〜12員環を有する炭素環または複素環基;または所望により、ハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、および3員〜12員環を有する炭素環または複素環基から選択される一つまたはそれ以上の置換基によって置換されていることもあるC1−8ヒドロカルビル基であり(ここで、ヒドロカルビル基の炭素原子の1または2個は、所望により、O、S、NH、SO、SOから選択される原子または基によって置換されていることもある)、
は、水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えば、メトキシ);または所望により、ハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基であり、
は、水素および3員〜12員環を有する炭素環および複素環基から選択され;
そして、
は、水素または所望によりハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基である]を有する化合物またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物を含んでなる請求項1記載の組み合わせ。
【請求項3】
補助的薬剤(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)
と、式(I):
【化3】

[式中、
Xは、基R−A−NR−であり;
Aは、結合、C=O、NR(C=O)またはO(C=O)(ここで、Rは、水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシによって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビルである)であり、
Yは、結合、または長さが、炭素原子1、2または3個のアルキレン鎖であり、
は、水素;3員〜12員環を有する炭素環または複素環基;または所望により、ハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、および3員〜12員環を有する炭素環または複素環基から選択される一つまたはそれ以上の置換基によって置換されていることもあるC1−8ヒドロカルビル基であり(ここで、ヒドロカルビル基の炭素原子の1または2個は、所望により、O、S、NH、SO、SOから選択される原子または基によって置換されていることもある)、
は、水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えば、メトキシ);または所望により、ハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基であり、
は、水素および3員〜12員環を有する炭素環および複素環基から選択され;
そして、
は、水素または所望によりハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基である]を有する化合物またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物を含んでなる請求項1記載の組み合わせ。
【請求項4】
補助的薬剤(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)
と、式(Ia):
【化4】

[式中、
Xは、基R−A−NR−であり;
Aは、結合、C=O、NR(C=O)またはO(C=O)(ここで、Rは、水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシによって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビルである)であり、
Yは、結合、または長さが、炭素原子1、2または3個のアルキレン鎖であり、
は、3員〜12員環を有する炭素環または複素環基;または所望により、フッ素、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、および3員〜12員環を有する炭素環または複素環基から選択される一つまたはそれ以上の置換基によって置換されていることもあるC1−8ヒドロカルビル基であり(ここで、ヒドロカルビル基の炭素原子の1または2個は、所望により、O、S、NH、SO、SOから選択される原子または基によって置換されていることもある)、
は、水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えば、メトキシ);または所望により、ハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基であり、
は、水素および3員〜12員環を有する炭素環および複素環基から選択され;
そして、
は、水素または所望によりハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基である]を有する化合物またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物を含んでなる請求項1記載の組み合わせ。
【請求項5】
補助的薬剤(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)
と、式(Ib):
【化5】

[式中、
Xは、基R−A−NR−であり;
Aは、結合、C=O、NR(C=O)またはO(C=O)(ここで、Rは、水素または所望によりヒドロキシまたはC1−4アルコキシによって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビルである)であり、
Yは、結合、または長さが、炭素原子1、2または3個のアルキレン鎖であり、
は、3員〜12員環を有する炭素環または複素環基;または所望により、フッ素、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、および3員〜12員環を有する炭素環または複素環基から選択される一つまたはそれ以上の置換基によって置換されていることもあるC1−8ヒドロカルビル基であり(ここで、ヒドロカルビル基の炭素原子の1または2個は、所望により、O、S、NH、SO、SOから選択される原子または基によって置換されていることもある)、
は、水素;ハロゲン;C1−4アルコキシ(例えば、メトキシ);または所望により、ハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基であり、
は、3員〜12員環を有する炭素環および複素環基から選択され;
そして、
は、水素または所望によりハロゲン(例えば、フッ素)、ヒドロキシルまたはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基である]の化合物またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物を含んでなる請求項1記載の組み合わせ。
【請求項6】
Aが、C=Oである請求項5に記載の組み合わせ。
【請求項7】
が、水素である請求項1〜6のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項8】
が、水素またはメチル、好ましくは水素である請求項1〜7のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項9】
Yが結合である請求項1〜8のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項10】
が、3員〜12員環(例えば、5員〜10員環)を有する炭素環または複素環基である請求項1〜9のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項11】
炭素環および複素環基が単環である請求項10に記載の組み合わせ。
【請求項12】
単環基がアリール基である請求項11に記載の組み合わせ。
【請求項13】
アリール基が、置換または非置換のフェニル基である請求項12に記載の組み合わせ。
【請求項14】
炭素環および複素環基が、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3員〜12員環を有する炭素環および複素環基から選択される一つまたはそれ以上(例えば、1または2または3または4)の置換基R10
基R−R
[式中、Rは、結合、O、CO、XC(X)、C(X)X、XC(X)X、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり、そして、Rは、水素、3員〜12員環を有する炭素環および複素環基、および、所望により、ヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3員〜12員環を有する炭素環および複素環基から選択される一つまたはそれ以上の置換基によって置換されていることもあるC1−8ヒドロカルビル基(ここで、C1−8ヒドロカルビル基の一つまたはそれ以上の炭素原子は、所望により、O、S、SO、SO、NR、XC(X)、C(X)XまたはXC(X)Xによって置換されていることもある)から選択される、
は、水素およびC1−4ヒドロカルビルから選択され;
そして、
は、O、SまたはNRであり、そして、Xは、=O、=Sまたは=NRである]によって置換される、請求項10〜13のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項15】
置換基R10が、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、基R−R
{式中、Rは、結合、O、CO、XC(X)、C(X)X、XC(X)X、S、SOまたはSOであり、
そして、Rは、水素
および、
所望により、ヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、および3員〜6員環を有する単環式非芳香族炭素環または複素環基から選択される一つまたはそれ以上の置換基によって置換されていることもあるC1−8ヒドロカルビル基
[ここで、C1−8ヒドロカルビル基の一つまたはそれ以上の炭素原子は、所望により、O、S、SO、SO、XC(X)、C(X)XまたはXC(X)X(Xは、OまたはSであり;そしてXは、=Oまたは=Sである)
によって置換されていることもある]から選択される}
からなる基R10aより選択される請求項14に記載の組み合わせ。
【請求項16】
置換基が、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、基R−Rから選択される
[式中、Rは、結合またはOであり、
そして、Rは、水素、
および、
所望により、ヒドロキシル、ハロゲン(好ましくはフッ素)並びに5員および6員の飽和炭素環および複素環基から選択される一つまたはそれ以上の置換基によって置換されていることもあるC1−4ヒドロカルビル基から選択される]
請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項17】
が、環の2−、3−、4−、5−または6−位に位置している1、2または3個の置換基を有するフェニル環である請求項13から16のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項18】
フェニル基が、2−モノ置換、3−モノ置換、2,6−ジ置換、2,3−ジ置換、2,4−ジ置換、2,5−ジ置換、2,3,6−トリ置換または2,4,6−トリ置換されている請求項17に記載の組み合わせ。
【請求項19】
フェニル基が、
(i)フッ素、塩素、およびR−R(式中、Rは、Oであり、Rは、C1−4アルキルである)から選択される置換基で、2−位でモノ置換、または2−および3−位でジ置換、または2−および6−位置でジ置換されているか;または、
(ii)フッ素、塩素、所望により一つまたはそれ以上のフッ素原子によって置換されていることもあるC1−4アルコキシから選択される置換基で、2−位でモノ置換されているか;
またはフッ素、塩素およびメトキシから選択される置換基で、2−位および5−位でジ置換されている、
請求項18に記載の組み合わせ。
【請求項20】
Aが、COであり、そしてR−CO−が、明細書の表1中に列挙されている基、特に基J、AB、AH、AJ、AL、AS、AX、AY、AZ、BA、BB、BD、BH、BL、BQおよびBSから、とりわけ基AJ、AX、BQ、BSおよびBAIから、そして好ましくは、基AJおよびBQから選択される請求項1〜19のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項21】
補助的薬剤(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)と、
式(II):
【化6】

(式中、R、R、RおよびYは、請求項1〜20のいずれか一つに定義されている通りである)
を有する化合物を含んでなる請求項1記載の組み合わせ。
【請求項22】
が、
(i)所望により、フッ素;塩素;ヒドロキシ;O、NおよびSから選択されるヘテロ原子を1個または2個含む、5員および6員の飽和複素環基(この複素環基は、所望により、一つまたはそれ以上のC1−4アルキル基によって置換されていることもある);C1−4ヒドロカルビルオキシ;およびC1−4ヒドロカルビルから選択される一つまたはそれ以上の置換基(例えば、1、2または3個)によって置換されていることもある、フェニル
(ここで、C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基は、所望により、ヒドロキシ、フッ素、C1−2アルコキシ、アミノ、モノおよびジ−C1−4アルキルアミノ、フェニル、ハロフェニル、3員〜7員環(より好ましくは、4員、5員または6員環であり、例えば、5員または6員環)を有する飽和炭素環基または5員または6員環でO、SおよびNから選択される2個までのヘテロ原子を含む飽和複素環基;または2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシンによって置換されていてもよい);または、
(ii)O、SおよびNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む単環ヘテロアリール基;またはO、SおよびNから選択される1個のヘテロ原子を含む二環へテロアリール基;単環および二環ヘテロアリール基は、それぞれ、所望により、フッ素;塩素;C1−3ヒドロカルビルオキシ;およびC1−3ヒドロカルビルから選択される一つまたはそれ以上の置換基によって置換されていることもある(ここで、C1−3ヒドロカルビルは、所望により、ヒドロキシ、フッ素、メトキシまたは5員または6員の飽和炭素環またはO、SおよびNから選択される2個までのヘテロ原子を含む複素環基によって置換されていることもある);
(iii)3員〜6員環を有する置換または非置換シクロアルキル基;および
(iv)所望により、フッ素;ヒドロキシ;C1−4ヒドロカルビルオキシ;アミノ;モノまたはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ;および3員〜12員環を有する炭素環または複素環基(ここで、ヒドロカルビル基の炭素原子の一つは、所望により、O、NH、SOおよびSOから選択された原子または基によって置換されていることもある)から選択される一つまたはそれ以上の置換基によって置換されていることもある、C1−4ヒドロカルビル基、
から選択されている請求項34に記載の組み合わせ。
【請求項23】
が、非置換のフェニル、2−フルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、2−メトキシフェニル、2−メチルフェニル、2−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)−フェニル、3−フルオロフェニル、3−メトキシフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2−フルオロ−6−ヒドロキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−クロロ−6−メトキシフェニル、2−フルオロ−6−メトキシフェニル、2,6−ジクロロフェニルおよび2−クロロ−6−フルオロフェニルから選択され;そして所望により更に5−フルオロ−2−メトキシフェニルから選択されていることもある請求項22に記載の組み合わせ。
【請求項24】
が、2,6−ジフルオロフェニル、2−フルオロ−6−メトキシフェニル、2,6−ジクロロフェニルおよび2−クロロ−6−フルオロフェニルから選択される請求項23に記載の組み合わせ。
【請求項25】
補助的薬剤(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)と、
式(IV):
【化7】

[式中、
およびRは、請求項1〜24のいずれか一つに定義されている通りであり;
所望により、第2の結合が炭素原子番号1および2の間に存在していてもよい;
UおよびTの一方は、CH、CHR13、CR1113、NR14、N(O)R15、OおよびS(O)から選択され;
そして、UおよびTの他方は、NR14、O、CH、CHR11、C(R11)およびC=Oから選択され;
rは0、1、2、3または4であり;
tは0、1または2であり;
11は、水素、ハロゲン(特にフッ素)、C1−3アルキル(例えば、メチル)およびC1−3アルコキシ(例えば、メトキシ)から選択され;
13は、水素、NHR14、NOH、NOR14およびR−Rから選択され;
14は、水素およびR−Rから選択され;
は、結合、CO、C(X)X、SOおよびSONRから選択され;
、RおよびRは、先に定義された通りであり;そして、
15は、所望により、ヒドロキシ、C1−2アルコキシ、ハロゲンまたは単環式5員または6員の炭素環または複素環基によって置換されていることもあるC1−4飽和ヒドロカルビルから選択される、ただしUおよびTが同時にOであることはない]
を有する化合物またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物を含んでなる請求項1に記載の組み合わせ。
【請求項26】
補助的薬剤(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)と、
式(IVa):
【化8】

[式中、
UおよびTの一方は、CH、CHR13、CR1113、NR14、N(O)R15、OおよびS(O)から選択され;
そして、UおよびTの他方は、CH、CHR11、C(R11)およびC=Oから選択され;
rは0、1または2であり;
tは0、1または2であり;
11は、水素およびC1−3アルキルから選択され;
13は、水素およびR−Rから選択され;
14は、水素およびR−Rから選択され;
は、結合、CO、C(X)X、SOおよびSONRから選択され;
15は、所望により、ヒドロキシ、C1−2アルコキシ、ハロゲンまたは単環式5員または6員の炭素環または複素環基によって置換されていることもあるC1−4飽和ヒドロカルビルから選択され;そして
、R、R、RおよびRは請求項1〜26のいずれか一つに定義された通りである]
を有する化合物またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物を含んでなる請求項25に記載の組み合わせ。
【請求項27】
補助的薬剤(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)と、
式(Va):
【化9】

{式中、
14aが、水素、所望により、フルオロによって置換されていることもあるC1−4アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、ブチルおよび2,2,2−トリフルオロエチル)、シクロプロピルメチル、フェニル−C1−2アルキル(例えば、ベンジル)、C1−4アルコキシカルボニル(例えば、エトキシカルボニルおよびt−ブチルオキシカルボニル)、フェニル−C1−2アルコキシカルボニル(例えば、ベンジルオキシカルボニル)、C1−2アルコキシ−C1−2アルキル(例えば、メトキシメチルおよびメトキシエチル)、そしてC1−4アルキルスルホニル(例えば、メタンスルホニル)から選択され[前記において、フェニル部分が存在する場合は、フェニル部分は、所望により、フッ素、塩素、所望によりフルオロまたはC1−2アルコキシによって置換されていることもあるC1−4アルコキシ、および所望によりフルオロまたはC1−2アルコキシによって置換されていることもあるC1−4アルキルから選択される1〜3個の置換基によって置換されていることもある];
wは、0、1、2または3であり;
は、水素またはメチル、最も好ましくは水素であり;
11およびrは、請求項82〜90のいずれか一つに記載の定義されている通りであり;そして、
19は、フッ素;塩素;所望により、フルオロまたはC1−2アルコキシによって置換されていることもあるC1−4アルコキシ;および所望により、フルオロまたはC1−2アルコキシによって置換されていることもあるC1−4アルキルである}
を有する化合物またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物を含んでなる請求項26に記載の組み合わせ。
【請求項28】
フェニル環が、フッ素、塩素およびメトキシから選択される置換基で、2と6の位置で二置換されている請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
11が水素である請求項25〜28のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項30】
14aが、水素またはメチルである請求項25〜29のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項31】
補助的薬剤(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)と、
式(VIa):
【化10】

(式中、
20は、水素およびメチルから選択され;
21は、フッ素および塩素から選択され;そして、
22は、フッ素、塩素およびメトキシから選択され;または
21およびR22の一方は水素であって、他方は塩素、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、およびベンジルオキシから選択される)
の化合物またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物を含んでなる請求項30に記載の組み合わせ。
【請求項32】
補助的薬剤(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)と、
式(VIb):
【化11】

(式中、
20は、水素およびメチルから選択され;
21aは、フッ素および塩素から選択され;そして、
22aは、フッ素、塩素およびメトキシから選択される)
の化合物またはその塩または互変異性体またはN−オキシドまたは溶媒和物を含んでなる請求項31に記載の組み合わせ。
【請求項33】
式(VIb)の化合物が、
4−(2,6−ジフルオロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミド;
4−(2,6−ジフルオロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−アミド;
4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミド;および
4−(2−フルオロ−6−メトキシ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドから選択される、請求項32に記載の組み合わせ。
【請求項34】
式(VIb)の化合物が、
4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドである、請求項33に記載の組み合わせ。
【請求項35】
式(0)の化合物が、塩の形態である請求項1〜34のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項36】
4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドが、塩、好ましくは酸付加塩の形態である請求項34に記載の組み合わせ。
【請求項37】
4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドが、塩酸、メタンスルホン酸および酢酸で形成される酸付加塩から選択される塩の形態である請求項36に記載の組み合わせ。
【請求項38】
4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドの塩が、塩酸で形成された塩である請求項37に記載の組み合わせ。
【請求項39】
4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドの塩が、メタンスルホン酸で形成される塩である請求項37に記載の組み合わせ。
【請求項40】
4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドの塩が、酢酸で形成される塩である請求項36に記載の組み合わせ。
【請求項41】
補助的薬剤と式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物が、物理的に結合している請求項1〜40のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項42】
補助的薬剤と式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物が、
(a)混合した状態(例えば、同一の服用単位内);
(b)化学的/物理化学的に結合した状態(例えば、共通の媒体部分との架橋結合、分子凝集または結合によって)
(c)化学的/物理化学的に共包装された状態(例えば、脂質小孔、粒子(例えば、マイクロまたはナノ粒子)または乳濁液小滴上または内で処理されて);または、
(d)混合はしていないが、共包装または共提供する状態(例えば、一そろいの服用単位の一部として)
である請求項41に記載の組み合わせ。
【請求項43】
補助的薬剤と式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)が、非物理的に結合している請求項1〜40のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項44】
組み合わせが、
(a)その場で必要に応じて少なくとも一つの成分と結合させ、二つまたはそれ以上の成分の物理的結合を形成させるための指示書と一緒の二つまたはそれ以上の組み合わせの化合物のうちで少なくとも一つ;または
(b)二つまたはそれ以上の化合物と組み合わせ治療のための指示書と一緒の二つまたはそれ以上の組み合わせの化合物のうちで少なくとも一つ;または、
(c)二つまたはそれ以上の化合物が投与されていた(または投与されつつある)患者集団に投与するための指示書と一緒の二つまたはそれ以上の組み合わせの化合物のうちで少なくとも一つ;または
(d)二つまたはそれ以上の化合物の他方と共に組み合わせに使用するのに特別に適している量または形態である、二つまたはそれ以上の化合物のうちで少なくとも一つ、
を含んでなる請求項43に記載の組み合わせ。
【請求項45】
薬剤パック、キットまたは患者パックの形態である請求項1から44のいずれか一つに定義されている組み合わせ。
【請求項46】
哺乳類における異常な細胞増殖を含む、または哺乳類における異常な細胞増殖から生じる疾患または状態を軽減または減少させるのに使用する請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項47】
哺乳類における異常な細胞増殖を含む、または哺乳類における異常な細胞増殖から生じる疾患または状態を軽減または減少させる方法であって、その方法が異常な細胞増殖を阻止するのに有効な量で請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせを哺乳類に投与することを含んでなる方法。
【請求項48】
哺乳類における異常細胞増殖を含むか、または異常細胞増殖から生じる疾患または状態を処置する方法であって、その方法が請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせを、異常細胞増殖を阻止するのに有効な量で哺乳類に投与することを含んでなる方法。
【請求項49】
哺乳類における腫瘍増殖を阻止するのに使用するための請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項50】
哺乳類における腫瘍増殖を阻止する方法であって、その方法が、有効な腫瘍増殖阻止量の請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせを哺乳類に投与することを含んでなる方法。
【請求項51】
腫瘍細胞の増殖を阻止するのに使用する請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせ。
【請求項52】
腫瘍細胞の増殖を阻止する方法であって、その方法が有効な腫瘍細胞増殖を阻止する量の請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせを哺乳類に投与して、腫瘍細胞に接触させることを含んでなる方法
【請求項53】
請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせおよび薬学的に許容される担体を含んでなる医薬組成物。
【請求項54】
薬剤に使用のための請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせ
【請求項55】
明細書に開示されている疾患の病態または状態のいずれか一つを予防または処置する薬剤の製造のための請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせの使用。
【請求項56】
明細書に開示されている疾患の病態または状態のいずれか一つの処置または予防方法であって、その方法が、患者(例えば、それを必要とする患者)に請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせを投与することを含んでなる方法。
【請求項57】
明細書に開示されている疾患の病態または状態を軽減または減少させる方法であって、その方法が、患者(例えば、それを必要とする患者)に請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせを投与することを含んでなる方法。
【請求項58】
哺乳類の患者の癌の診断および処置方法であって、その方法が、
(i)患者が罹患しているかまたは罹患の可能性がある癌が、サイクリン依存性キナーゼに対する活性を有している化合物および補助的薬剤での処置の感受性があるかどうかを決定するために患者をスクリーニングすること;そして、
(ii)患者が感受性のある疾患または状態であるということが示唆される場合に、その後、患者に請求項1〜44のいずれか一つの組み合わせを投与すること(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)、
を含んでなる方法。
【請求項59】
スクリーニングされ、請求項1〜44にいずれか一つに定義されている組み合わせで処置の余地がある癌に罹患しているとあるいは、罹患の危険性があると決定された患者の癌の処置または予防する薬剤を製造するための請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせの使用。
【請求項60】
請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせを、前記患者に前記癌の処置に治療的に有効である投与量で且つ投与のスケジュールで投与することを含んでなる患者における癌の処置方法。
【請求項61】
処置を必要とする患者の癌を予防し、処置し、または管理する方法であって、前記方法が、前記患者に予防的にまたは治療的に有効な量の請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせを投与することを含んでなる方法。
【請求項62】
ヒトのような温血動物で抗癌効果を提示するのに使用する、薬剤を製造するための請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせの使用。
【請求項63】
請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせを含んでなる薬剤パック、キットまたは患者パック。
【請求項64】
服薬形態の補助的薬剤
(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)と、
同様に服薬形態(例えば、ここで服薬形態は共通の外部包装に包装されている)の請求項1〜40のいずれか一つに記載の式(0)、(I)、(I)。(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物を含んでなる、抗癌治療用薬剤パック、キットまたは患者パック。
【請求項65】
ヒトのような温血動物の癌の処置方法であって、前記動物に、有効な量の補助的薬剤
(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)を順次、例えば、有効量の請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物の前に、または後に、または同時に投与することを含んでなる方法。
【請求項66】
治療的に有効な量の補助的薬剤
(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)と、
治療的に有効な量の請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物を投与することを含んでなる哺乳類の組み合わせ癌処置方法。
【請求項67】
モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される補助的薬剤との組み合わせ治療に使用するための、請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物。
【請求項68】
補助的薬剤
(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)と、哺乳類の異常細胞増殖を含むか、または哺乳類の異常細胞増殖から生じる疾患または状態を軽減または減少させるための組み合わせ治療における使用のための、請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物。
【請求項69】
補助的薬剤
(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)と、哺乳類の腫瘍増殖を阻止するための組み合わせ治療における使用のための、請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物。
【請求項70】
それを必要とする患者の癌を予防し、処置しまたは管理するために補助的薬剤
(ここで、補助的薬剤は、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される)
との組み合わせ治療に使用するための、請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物。
【請求項71】
患者がモノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される補助的薬剤で処理されている癌に罹患している患者の応答率を高め、または強化させるのに使用のための請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物。
【請求項72】
患者がモノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される補助的薬剤で処理されている癌に罹患している患者の応答率を高め、強化させる方法であって、その方法が、患者に、補助的薬剤と組み合わせて、請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物を投与することを含んでなる方法。
【請求項73】
明細書中で定義されているなんらかの医学的使用をするための薬剤を製造するための請求項1〜44のいずれか一つに記載の組み合わせの使用。
【請求項74】
請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物との組み合わせ治療に使用するための、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される補助的薬剤。
【請求項75】
組み合わせ治療が明細書中に定義されている処置、予防または治療的使用のいずれかを含んでなる請求項74の化合物。
【請求項76】
請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物で処置を受ける患者の処置または予防に使用する薬剤を製造するための、モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される補助的薬剤の使用。
【請求項77】
モノクローナル抗体、アルキル化剤、抗癌剤、別のCDK阻害剤およびホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、またはホルモン調節剤から選択される補助的薬剤で処置を受けている患者の処置または予防に使用する薬剤を製造するための、請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物の使用。
【請求項78】
補助的薬剤が抗アンドロゲンまたは抗エストロゲンである請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項79】
抗アンドロゲンが、アロマターゼ阻害剤(例えば、レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタンまたはアミノグルテスイミド)である請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項80】
補助的薬剤がタモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェン、トレミフェン、ドロロキシフェン、レトラゾール、アナストラゾール、エキセメスタン、ビカルタミド、ルプロリド、メゲストロールアセタート、アミノグルテスイミドおよびベキサロテンから選択される抗アンドロゲンである請求項78に記載の発明。
【請求項81】
補助的薬剤がGnRHアナログ(例えば、ゴセレリンまたはロイプロリド)である請求項78に記載の発明。
【請求項82】
補助的薬剤が細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体(または抗CD抗体)である請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項83】
細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が、CD20、CD22、CD33およびCD52から選択される請求項82に記載の発明。
【請求項84】
細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が、リツキシマブ、トシツモマブおよびゲムツズマブから選択される請求項82または83に記載の発明。
【請求項85】
細胞表面抗原に対するモノクローナル抗体が完全ヒト抗体およびキメラを含む請求項82〜84のいずれか一つに記載の発明。
【請求項86】
アルキル化剤がナイトロジェンマスタード化合物、ニトロソウレア化合物およびブスルファンから選択される請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項87】
アルキル化剤がイホスファミドおよびクロラムブシルから選択される請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項88】
アルキル化剤がカルムスチンおよびロムスチンから選択される請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項89】
アルキル化剤がブスルファンである請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項90】
HDAC阻害剤が、TSA、SAHA、JNJ−16241199、LAQ−824、MGCD−0103およびPXD−101から選択される請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項91】
COX−2阻害剤がセレコキシブから選択される請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項92】
DNAメチル化阻害剤がテモゾロミドである請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項93】
プロテアソーム阻害剤がボルテジミブである請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項94】
別のCDK化合物が、式(0)、(I)、(Ia)、(I)、(Ib)、(II)、(III)、(IV)、(IVa)、(Va)、(Vb)、(VIa)、(VIb)、(VII)または(VIII)およびその下位群の一つまたはそれ以上(好ましくは一つ)の化合物である請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項95】
別のCDK化合物が、セリシクリブ、アルボシジブ、7−ヒドロキシスタウロスパリン、JNJ−7706621、BMS−387032、Pha533533、PD332991、ZK−304709およびAZD−5438から選択される請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項96】
別のCDK化合物が、JNJ−7706621、BMS−387032、Pha533533、PD332991、ZK−304709およびAZD−5438から選択される請求項95に記載の発明。
【請求項97】
別のCDK阻害剤が、JNJ−7706621である請求項96に記載の発明。
【請求項98】
補助的薬剤が明細書中で定義されている一つまたはそれ以上の補助的薬剤から選択される請求項1〜77のいずれか一つに記載の発明。
【請求項99】
請求項1〜44のいずれか一つに定義されている式(0)、(I)、(I)、(Ia)、(Ib)、(II)、(IV)、(IVa)、(Va)、(VIa)または(VIb)の化合物が、4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドのメタンスルホン酸塩である請求項1〜98のいずれか一つに記載の発明。
【請求項100】
4−(2,6−ジクロロ−ベンゾイルアミノ)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸ピペリジン−4−イルアミドのメタンスルホン酸塩が、結晶形態である請求項99に記載の発明。

【公表番号】特表2008−528471(P2008−528471A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−551746(P2007−551746)
【出願日】平成18年1月20日(2006.1.20)
【国際出願番号】PCT/GB2006/000210
【国際公開番号】WO2006/077428
【国際公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(506025512)アステックス・セラピューティクス・リミテッド (42)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】