説明

車両用情報表示装置

【課題】煩雑な操作を要することなく、表示手段に表示された複数の操作アイテムに基づく所定の操作を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】車両用の情報が表示される表示手段11を備えた車両用情報表示装置において、複数の操作アイテムを有する操作メニューのデータを記憶するデータ記憶手段19と、上記複数の操作アイテムから所望の操作アイテムを選択するスイッチ手段4と、このスイッチ手段4の操作に応じて上記データ記憶手段19から読み出されたデータに基づいて複数の操作アイテムを有する操作メニューを表示手段11に表示させるように制御する表示制御手段20と、上記操作メニューに表示された複数の操作アイテムから操作される可能性が高い特定操作アイテムを、予め設定された特定条件に基づいて選択し、この特定操作アイテムに基づく所定の操作が行われるように案内する案内制御手段21とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられた表示手段に車両用の情報が表示されるように構成された車両用情報表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば下記特許文献1に開示されているように、ステアリングホイールにクルーズスイッチ、オーディオスイッチ、電話スイッチおよびディプトロスイッチ(シフト操作用スイッチ)等を設置し、各スイッチの操作に対応した制御信号を、自動定速走行装置、車載オーディオ装置、自動車用電話および変速制御装置等からなる車両電装品に出力することにより、各車両電装品をそれぞれ操作して任意の作動状態とすることができるように構成したハンドルスイッチ装置が知られている。
【0003】
また、例えば特許文献2に開示されているように、複数の車両電装品に関する操作メニューを集中的に表示する集中ディスプレイ(投影表示装置)と、この集中ディスプレイ上に表示された複数の操作メニューを選択操作するための操作部(集中操作スイッチ)とを備え、上記集中ディスプレイ上の操作メニューが上記操作部により操作されるのに応じ、上記車両電装品に所定の操作を実行させるように構成された車両用情報表示装置が知られている。
【特許文献1】特開2004−25926号公報
【特許文献2】特開平7−257231号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示されているように、ステアリングホイールに各種の操作スイッチを設けた場合には、操作すべき車両電装品に対応した操作スイッチを選択してそれぞれ個別に操作する必要があり、操作が煩雑であるとともに、誤操作が生じ易いという問題がある。
【0005】
一方、上記特許文献2に開示されたような車両用情報表示装置では、ステアリングホイールに設けられた操作スイッチに各種の操作機能を集約化することにより、ステアリングホイールの操作時に上記操作スイッチが誤操作されるのを抑制できるという利点がある反面、上記集中ディスプレイ上に表示される操作メニューの数が多いときには、上記操作メニューを選択操作する際の視覚的な煩わしさが増大し、当該操作に余計な時間を要するおそれがある。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、煩雑な操作を要することなく、表示手段に表示された複数の操作アイテムに基づく所定の操作を容易に行うことができる車両用情報表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、車両用の情報が表示される表示手段を備えた車両用情報表示装置において、複数の操作アイテムを有する操作メニューのデータを記憶するデータ記憶手段と、上記複数の操作アイテムから所望の操作アイテムを選択するスイッチ手段と、このスイッチ手段の操作に応じて上記データ記憶手段から読み出されたデータに基づいて複数の操作アイテムを有する操作メニューを表示手段に表示させるように制御する表示制御手段と、上記操作メニューに表示された複数の操作アイテムから操作される可能性が高い特定操作アイテムを、予め設定された特定条件に基づいて選択し、この特定操作アイテムに基づく所定の操作が行われるように案内する案内制御手段とを備えたものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載の車両用情報表示装置において、現在時刻、走行道路の状況、車両の走行目的地、車両の状態または車両の現在位置等からなる車両環境により特定条件が構成されたものである。
【0009】
請求項3に係る発明は、上記請求項1または2記載の車両用情報表示装置において、特定操作アイテムを示す案内情報を表示手段に表示させることにより、この特定操作アイテムの操作が行われるように案内する制御が案内制御手段において実行されるように構成されたものである。
【0010】
請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、音声出力手段を作動させて特定操作アイテムを示す音声情報を出力することにより、操作メニューに表示された各操作アイテムの一つが選択されるように案内する制御が案内制御手段において実行されるように構成されたものである。
【0011】
請求項5に係る発明は、上記請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、スイッチ手段がステアリングホイールに設けられたものである。
【0012】
請求項6に係る発明は、上記請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、入力スイッチに、操作メニューに表示された各操作アイテムの一つを個別に選択する個別選択スイッチと、複数の操作アイテムから特定条件に対応した特定操作アイテムを自動的に選択する自動選択スイッチとを設けたものである。
【0013】
請求項7に係る発明は、請求項3〜6のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、案内制御手段が、特定操作アイテムに関連した付加情報からなる案内情報を表示手段に表示させるように構成されたものである。
【発明の効果】
【0014】
上記請求項1に係る発明では、特定条件に応じて操作メニューを構成する操作アイテムから操作者が必要とする特定操作アイテムを推定し、そのデータを上記データ記憶手段から表示手段に表示させることにより、上記特定操作アイテムに基づく所定の操作を容易に行うことができるという利点がある。
【0015】
上記請求項2に係る発明では、特定条件として例えば現在時刻または車両の現在位置等からなる車両環境を設定したため、この車両環境に応じて操作メニューを構成する操作アイテムから操作者が必要とする特定操作アイテムを推定し、この特定操作アイテムに基づく所定の操作、例えば現在時刻が夕刻であるために帰宅経路設定用のサブ操作アイテムに基づいて帰宅経路を表示手段に表示させるための操作等を容易に行うことができる。
【0016】
上記請求項3に係る発明によれば、特定条件に応じて操作メニューを構成する操作アイテムから操作者が必要とする特定操作アイテムを推定し、そのデータを上記データ記憶手段から読み出して表示手段に暗転表示させる等により、上記特定操作アイテムを操作者に容易に認識させることができるという利点がある。
【0017】
上記請求項4に係る発明では、音声出力手段から出力される特定操作アイテムを示す音声情報に応じ、上記特定操作アイテムを操作者に容易に認識させることができる。
【0018】
上記請求項5に係る発明では、スイッチ手段をステアリングホイールに設けたため、運転者がステアリングホイールから手を離すことなく、上記スイッチ手段を操作することが可能であり、予め設定された特定条件に基づいて特定操作アイテムを選択する制御を容易に実行できるという利点がある。
【0019】
上記請求項6に係る発明によれば、上記自動選択スイッチの操作に応じ、操作メニューに表示された複数の操作アイテムから操作される可能性が高い特定操作アイテムを、予め設定された特定条件に基づいて選択する制御を容易に実行できるという利点がある。
【0020】
上記請求項7に係る発明によれば、上記案内情報に基づき、特定操作アイテムの操作が行われるように案内することができるとともに、この案内を行った理由等からなる付加情報を操作者に対して容易に認識させることができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
図1〜図3は、本発明に係る車両用情報表示装置の実施形態を示している。この車両用情報表示装置は、インストルメントパネル1の上部中央付近に設置された集中ディスプレイ2と、ステアリングホイール3に設けられたスイッチ手段4と、車両に搭載された空調装置5、オーディオ装置6およびDIS(ドライバーインフォメーションシステム)7およびナビゲーション装置8等からなる車両電装品と、上記スイッチ手段4の入力信号等に応じた制御信号を上記車両用電装品等に出力してその作動状態を制御するコントロールユニット9と、車両環境を検出する車両環境検出手段10と有している。
【0022】
上記ナビゲーション装置8には、液晶モニターからなるナビディスプレイ11と、音声を出力する音声出力手段12とが設けられている。また、上記車両環境検出手段10は、例えば現在時刻、走行道路の状況、車両の状態、車両の走行目的地または車両の現在位置等の少なくとも一つを検出するものであり、具体的には、車両に搭載された時計、走行道路状況を検出する車載カメラ、燃料タンクの残量を検出する燃料センサまたは上記道路の渋滞情報を受信する通信装置等からなり、所定の検出信号等を上記コントロールユニット9に入力するように構成されている。
【0023】
上記スイッチ手段4は、上部左右に配設された押しボタンスイッチからなる左スイッチ13および右スイッチ14と、その間に配設されたトグルスイッチからなる上下スイッチ15とを有し、その下辺部には、ナビゲーション装置8のナビディスプレイ11に後述の操作メニューを表示させるための押しボタンスイッチからなるメニュースイッチ16と、上記ナビディスプレイ11の表示状態を元に戻すこと等を指示する押しボタンスイッチからなるリターンスイッチ17と、上記音声出力手段12を作動させることを指示する押しボタンスイッチからなるボイススイッチ18とが配設されている。
【0024】
上記コントロールユニット9には、複数のメイン操作アイテムを有するメイン操作メニューのデータおよび各メイン操作アイテムに対応した複数のサブ操作アイテムを有するサブ操作メニューのデータを記憶するデータ記憶手段19と、上記メニュースイッチ16の押圧操作に応じてナビディスプレイ11に複数のメイン操作アイテムを有するメイン操作メニューを表示させるとともに、上記左右スイッチ13,14の操作に応じて上記ナビディスプレイ11に複数のサブ操作アイテムを有するサブ操作メニューを表示させる表示制御手段20と、上記サブ操作メニューから操作される可能性が高い特定操作アイテムを予め設定された特定条件に基づいて選択し、この特定操作アイテムに基づく所定の操作が行われるように案内する案内制御手段21とを備えている。
【0025】
上記表示制御手段20は、スイッチ手段4に設けられたメニュースイッチ16が押圧操作された場合に、上記データ記憶手段19から読み出されたデータに基づき、図4に示すように、複数のメイン操作アイテムα1〜α5からなるメイン操作メニューM1をナビゲーション装置8のナビディスプレイ11に表示させる制御を実行するものである。図例では、目的地をジャンルから検索する際に使用されジャンル検索用のメイン操作アイテムα1と、目的地を住所または既登録ポイント等に基づいて検索する際に使用される住所検索用のメイン操作アイテムα2と、ナビディスプレイ11に表示された道路地図情報の縮尺を変更する際に使用されるスケール設定用のメイン操作アイテムα3と、目的地までの経路情報案内に関する各種設定を行う際に使用される経路情報案内用のメイン操作アイテムα4と、各種オプションを設定する際に使用されるオプション設定用のメイン操作アイテムα5とにより上記メイン操作メニューM1が構成されている。
【0026】
また、上記表示制御手段20は、左右スイッチ13,14からなるメイン選択スイッチの操作に応じてメイン操作メニューM1を構成するメイン操作アイテムα1〜α5の一つが選択された場合、つまり上記メイン操作メニューM1がナビゲーション装置8のナビディスプレイ11に表示された状態で、左スイッチ13または右スイッチ14が押圧されることにより、上記メイン操作アイテムα1〜α5の選択位置を示すカーソル30を移動させて所望のメイン操作アイテムを選択する操作が行われた場合に、このメイン操作アイテムに対応したサブ操作メニューを上記ナビディスプレイ11に表示させるように構成されている。
【0027】
例えば、図5に示すように、上記メイン選択スイッチにより住所検索用のメイン操作アイテムα2が選択された場合には、ナビディスプレイ11を住所入力画面に切り替える際に使用される住所設定用のサブ操作アイテムβ1と、目的地を予め登録された自宅住所に設定する際に使用される帰宅経路設定用のサブ操作アイテムβ2と、目的地を予め登録されたお気に入りポイントから検索して入力設定する際に使用されるお気に入り検索用のサブ操作アイテムβ3と、目的地を既登録ポイントから検索して入力設定する際に使用される既登録ポイント検索用のサブ操作アイテムβ4と、目的地の入力履歴に基づいて目的地を検索する際に使用される履歴検索用のサブ操作アイテムβ5と、その他のサブ操作アイテムに移行させる際に使用される次表示用のサブ操作アイテムβ6とからなるサブ操作メニューM2が上記ナビディスプレイ11に表示されるようになっている。
【0028】
上記のようにサブ操作メニューM2がナビゲーション装置8のナビディスプレイ11に表示された状態で、上記上下スイッチ15からなるサブ選択スイッチの個別操作、つまり上下スイッチ15の操作レバー15aを単発的に上下動させる通常操作が行われると、その操作に応じて上記サブ操作アイテムβ1〜β6間の暗転表示位置が一つずつ移動することにより、所望のサブ操作アイテムが選択されるようになっている。そして、上記サブ操作メニューβ1〜β6の一つが選択された状態で、所定の決定操作、例えば上記上下スイッチ15の操作レバー15aを押圧してその裏面側に配設された圧力スイッチをON状態とする決定操作が行われると、該当するサブ操作アイテムに基づいて所定の画像をナビディプレイ11に表示させる等の制御が実行されるようになっている。
【0029】
また、上記左右スイッチ13,14からなるメイン選択スイッチは、上記ナビディスプレイ11に表示された複数の操作アイテムから操作される可能性が高い特定操作アイテムを、上記車両環境検出手段10により検出された車両環境からなる特定条件、つまり現在時刻、走行道路の状況、車両の状態、車両の走行目的地または車両の現在位置等の少なくとも一つに基づいて選択し、この特定操作アイテムに基づく所定の操作が行われるように案内する制御を上記案内制御手段21により実行させる自動選択スイッチとしての機能をも有している。
【0030】
すなわち、上記特定条件として現在時刻が予め設定された状態で、上記左右スイッチ13,14の一方を長押しする連続操作が行われた場合には、上記車両環境検出手段10により検出された現在時刻に対応した特定操作アイテムのデータが、上記データ記憶手段19に記憶された対応テーブル等から読み出され、この特定操作アイテムが暗転表示されるとともに、上記音声出力手段12が作動状態となって所定の警告音が出力されることにより、上記特定操作アイテムが選択されて所定の操作が行われるように案内する制御が案内制御手段21において実行されるように構成されている。
【0031】
図6は、上記案内制御手段21において実行される案内制御動作の具体例を示している。この制御動作がスタートすると、上記左スイッチ13または右スイッチ14からなるメイン選択スイッチの出力信号に応じて操作アイテムの選択操作が行われたか否かを判定し(ステップS1)、YESと判定された場合には、上記メイン選択スイッチの連続操作が行われたか否、つまり上記左スイッチ13または右スイッチ14の何れかが長押しされた状態にあるか否かを判定する(ステップS2)。
【0032】
上記ステップS2でYESと判定され、メイン選択スイッチの連続操作が行われたことが確認された場合には、上記車両環境検出手段10により検出された車両環境に対応した特定操作アイテムのデータがデータ記憶手段19から読み出される(ステップS3)。例えば上記車両環境検出手段10により検出された現在時刻が夕刻であれば、操作者が帰宅経路を検索する可能性が高いと判断されることにより、上記住所検索用のメイン操作アイテムα2に関するサブ操作メニューM2を構成する帰宅経路設定用のサブ操作アイテムβ2のデータがデータ記憶手段19から読み出されることになる。
【0033】
次いで、上記帰宅経路設定用のサブ操作アイテムβ2からなる特定操作アイテムをナビディスプレイ11上において暗転表示させることにより、このサブ操作アイテムβ2が特定操作アイテムであることを示す案内情報を上記ナビディスプレイ11に表示するとともに(ステップS4)、上記音声出力手段12を作動させて特定の警告音を出力することにより(ステップS5)、帰宅経路設定用のサブ操作アイテムβ2からなる特定操作アイテムをクリックして帰宅経路を設定する操作が行われるように案内する。
【0034】
また、例えば上記車両環境検出手段10により検出された現在時刻が正午前後であれば、上記ステップS3において、ジャンル検索用のメイン操作アイテムα1に関するサブ操作メニューを構成するレストラン検索用のサブ操作アイテム(図示せず)が特定操作アイテムとして読み出された後、ステップS4においてレストラン検索用のサブ操作アイテムが暗転表示させることにより、このレストラン検索用のサブ操作アイテムが特定操作アイテムであることを示す案内情報が上記ナビディスプレイ11に表示されるとともに、ステップS5において、上記警告音が出力されることにより、上記レストラン検索用のサブ操作アイテムをクリックしてレストランリストをナビディスプレイ11に表示させ、そのうちの一つを目的地として設定する操作が行われるように案内する制御が上記案内制御手段21において実行される。
【0035】
なお、上記特定条件として車両の現在位置が設定され、上記左右スイッチ13,14の一方が長押しされることにより、特定操作アイテムを自動的に選択する選択操作が行われた場合には、例えば上記車両環境検出手段10により検出された現在位置が目的地に近い状態にあるか否かが判別され、現在位置が目的地に近いと判別されたときに、上記ステップS3において、上記ジャンル検索用のメイン操作アイテムα1に関するサブ操作メニューを構成する駐車場検索用のサブ操作アイテム(図示せず)がデータ記憶手段19から読み出され、上記駐車場検索用のサブ操作アイテムをクリックして駐車場リストをナビディスプレイ11に表示させ、そのうちの一つを目的地として設定する操作が行われるように案内する制御が上記案内制御手段21において実行される。
【0036】
また、上記特定条件として車両の状態が設定された状態で、例えば上記車両環境検出手段10の検出信号に応じてガソリンタンクの残量が少ないことが確認された場合には、上記ステップS3において、上記ジャンル検索用のメイン操作アイテムα1に関するサブ操作メニューを構成するガソリンスタンド検索用のサブ操作アイテム(図示せず)がデータ記憶手段19から読み出され、上記ガソリンスタンド検索用のサブ操作アイテムをクリックしてガソリンスタンドリストをナビディスプレイ11に表示させ、そのうちの一つを目的地として設定する操作が行われるように案内する制御が実行される。
【0037】
さらに、特定条件として走行道路の状況および車両の走行目的地が設定された状態で、上記車両環境検出手段10の検出信号に応じて走行道路が渋滞しているとともに、例えば走行目的地が遊技施設に設定されていることが確認された場合には、上記ステップS3において、上記ジャンル検索用のメイン操作アイテムα1に関するサブ操作メニューを構成する駐車場検索用のサブ操作アイテム(図示せず)がデータ記憶手段19から読み出され、上記駐車場検索用のサブ操作アイテムをクリックして駐車場リストをナビディスプレイ11に表示させ、そのうちの一つを目的地として設定する操作が行われるように案内する制御が上記案内制御手段21において実行される。
【0038】
その後、上下スイッチ15の出力信号に応じ、その操作レバー15aを押圧する等により上記特定操作アイテムに基づく所定の操作を行うように指示する信号が入力されたか否かを判定し(ステップS6)、YESと判定された時点で、上記特定操作アイテムに基づく所定の操作、つまりこの特定操作アイテムが上記サブ操作アイテムβ2である場合には帰宅経路をナビディスプレイ11上に表示させる制御を実行する(ステップS7)。
【0039】
一方、上記ステップS2でNOと判定され、上記左スイッチ13または右スイッチ14からなるメイン選択スイッチ、あるいは上記上下スイッチ15からなるサブ選択スイッチの通常操作が行われたことが確認された場合には、ナビディスプレイ11上に表示されたメイン操作メニューM1のカーソル30の表示位置、またはサブ操作メニューM2の暗転表示位置を現在位置から一つだけ選択方向に移動させるとともに(ステップS8)、上記音声出力手段12を作動させて通常の報知音を出力し(ステップS9)、通常の選択操作が行われたことを操作者に報知させた後、上記ステップS6に移行する。
【0040】
上記のように車両用の情報が表示される表示手段を備えた車両用情報表示装置において、複数の操作アイテムを有する操作メニューのデータを記憶するデータ記憶手段19と、上記複数の操作アイテムから所望の操作アイテムを選択する上記左右スイッチ13,14および上下スイッチ15からなる選択スイッチと、この選択スイッチの選択操作に応じて上記データ記憶手段19から読み出されたデータに基づいて複数の操作アイテムを有する操作メニューを表示手段に表示させるように制御する表示制御手段20と、上記操作メニューに表示された複数の操作アイテムから操作される可能性が高い特定操作アイテムを、予め設定された特定条件に基づいて選択し、この特定操作アイテムに基づく所定の操作が行われるように案内する案内制御手段21とを設けたため、煩雑な操作を要することなく、上記複数のサブ操作アイテムβ1〜β6等に基づく所定の操作を容易に行うことができるという利点がある。
【0041】
すなわち、上記実施形態では、特定条件として現在時刻、走行道路の状況、車両の状態、車両の走行目的地または車両の現在位置等からなる車両環境を設定し、車両に搭載された時計等からなる車両環境検出手段10により検出された現在時刻等に応じてサブ操作メニューM2を構成するサブ操作アイテムβ1〜β6等から操作者が必要とする特定操作アイテムを推定し、そのデータを上記データ記憶手段19から読み出して暗転表示させることにより、上記特定操作アイテムに基づく所定の操作、例えば現在時刻が夕刻であるために帰宅経路設定用のサブ操作アイテムβ2に基づいて帰宅経路をナビディスプレイ11に表示させるための操作、または現在時刻が正午前後であるためにレストラン検索用のサブ操作アイテムに基づいて目的地を所望のレストランに設定する操作を容易に行うことができるという利点がある。
【0042】
なお、上記現在時刻等からなる車両環境に代え、あるいは車両環境とともに、上記サブ操作メニューM2を構成するサブ操作メニューの使用頻度を特定条件として設定し、この使用頻度に応じて操作者が必要とするサブ操作アイテムからなる特定操作アイテムを推定し、そのデータを上記データ記憶手段19から読み出して上記ナビディスプレイ11に暗転表示させる等により、上記特定操作アイテムに基づく所定の操作を容易に行い得るように案内する制御動作を上記案内制御手段21において実行するように構成してもよい。この場合、予め複数のサブ操作アイテムを特定操作アイテムの候補として設定するとともに、その使用頻度に対応した優先順位を予め設定し、この優先順位に応じて特定条件に対応したサブ操作アイテムのデータをデータ記憶手段19から順次、読み出し、このサブ操作アイテムを特定操作アイテムとして設定するように構成することが好ましい。
【0043】
また、上記実施形態に示すように車両環境等からなる特定条件に基づいてデータ記憶手段19から読み出された特定操作アイテムを上記ナビゲーション装置8のナビディスプレイ11上において暗転表示させることにより、この特定操作アイテムに基づく所定の操作を行うように案内する案内情報を表示させるように構成した場合には、何れの操作アイテムが特定操作アイテムとして選択されているのかを、上記案内表示(暗転表示)に基づいて操作者に容易かつ明確に認識させることができるという利点がある。
【0044】
特に、上記実施形態では、特定条件に基づいてデータ記憶手段19から読み出された特定操作アイテムを上記ナビディスプレイ11上において暗転表示させるとともに、これと同時に上記音声出力手段12を作動させて警告音を出力することにより、サブ操作メニューM1に表示された各サブ操作アイテムの一つが選択されるように案内するように構成したため、上記警告音に基づいて何れの操作アイテムが特定操作アイテムとして選択されているのかを操作者に対して、より容易かつ明確に認識させることができる。なお、特定操作アイテムを上記ナビディスプレイ11上において暗転表示させることなく、上記音声出力手段12から出力される警告音のみに基づき、サブ操作メニューM1に表示された各サブ操作アイテムの一つが選択されるように案内するように構成してもよい。
【0045】
また、上記実施形態に示すように、スイッチ手段4の左右スイッチ13,14からなるメイン選択スイッチ等をステアリングホイール3に設けた場合には、運転者がステアリングホイール3から手を離すことなく、上記左右スイッチ13,14からなるメイン選択スイッチを操作することができるため、上記サブ操作メニューM2に表示された複数のサブ操作アイテムβ1〜β6等から操作される可能性が高い特定操作アイテムを、予め設定された特定条件に基づいて選択し、この特定操作アイテムを暗転表示させる制御を容易に実行できるという利点がある。
【0046】
なお、上記実施形態では、スイッチ手段4に設けられた左スイッチ13および右スイッチ14からなるメイン選択スイッチの操作方法に応じ、メイン操作メニューM1に表示された各メイン操作アイテムα1〜α5等の一つを個別に選択する個別選択操作が行われたのか、複数のサブ操作アイテムβ1〜β6等から特定条件に対応した特定操作アイテムを自動的に選択する自動選択操作が行われたのかを判別し、この判別結果に応じた制御を実行するように構成した例について説明したが、上記左スイッチ13および右スイッチ14からなる個別選択スイッチと、これとは別の位置に設けられた別体の優先選択スイッチを設け、この優先選択スイッチの操作に応じて特定条件に対応した特定操作アイテムを自動的に選択し、この特定操作アイテムを暗転表示させる等の制御を実行するように構成してもよい。
【0047】
例えば、上記上下スイッチ15の操作レバー15aを押圧することにより、操作レバー15aの裏面側に配設された圧力スイッチ等からなる自動選択スイッチがON状態となったことが確認された時点で、複数のサブ操作アイテムβ1〜β6等から特定条件に対応したサブ操作アイテムのデータをデータ記憶手段19から読み出し、このサブ操作アイテムを特定操作アイテムとして設定するように構成してもよい。
【0048】
また、上記サブ操作メニューM2に表示された複数のサブ操作アイテムβ1〜β6等の一つまたは複数を特定操作アイテムとして設定した上記実施形態に代え、上記メイン操作メニューM1に表示された複数のメイン操作アイテムα1〜α5の一つまたは複数を特定操作アイテムとして設定してもよい。すなわち、上記スイッチ手段4に設けられた左スイッチ13および右スイッチ14からなる選択スイッチが長押しされた場合等に、メイン操作メニューM1に表示された複数のメイン操作アイテムα1〜α5から操作される可能性が高い特定操作アイテムを、予め設定された特定条件に基づいて選択し、この特定操作アイテムに基づく所定の操作が行われるように案内する制御を実行するように構成してもよい。
【0049】
さらに、左スイッチ13および右スイッチ14からなるメイン選択スイッチの操作に応じて上記メイン操作メニューM1に表示された複数のメイン操作アイテムα1〜α5の一つを個別に選択するとともに、上記スイッチ手段4に設けられた上下スイッチ15の操作レバー15aを上方または下方に連続して操作する上下スイッチ15の長入れが行われた場合等に、サブ操作メニューM2を構成する複数のサブ操作アイテムβ1〜β6等から、操作される可能性が高い特定操作アイテムを、予め設定された特定条件に基づいて自動的に選択するように構成することも可能である。すなわち、上記メイン選択スイッチの個別操作に応じて選択されたメイン操作アイテムに対応するサブ操作メニューから、操作者が操作する可能性が高い特定操作アイテムのデータを、予め設定された特定条件に基づいて選択して上記データ記憶手段19から読み出し、この特定操作アイテムに基づく所定の操作が行われるように案内する制御を実行するように構成してもよい。
【0050】
また、上記のように車両環境等からなる特定条件に基づいてデータ記憶手段19から読み出された特定操作アイテムを上記ナビディスプレイ11に暗転表示させることにより、この特定操作アイテムに基づく所定の操作を容易に行い得るように案内する案内情報を表示手段に表示させるように構成した実施形態に代え、図7に示すように、サブ操作アイテムβ2等からなる特定操作アイテムの表示位置に所定の注目マーク22を表示させ、あるいはカーソルを表示させることにより、この特定操作アイテムの操作が行われるように案内する案内表示を行うように構成してもよい。
【0051】
さらに、図8に示すように、上記特定条件に基づいて案内制御手段21によりデータ記憶手段19から読み出された特定操作アイテムに関連した付加情報、例えばサブ操作アイテムβ2を特定操作アイテムに設定した理由を示す吹出23からなる付加情報を、上記特定操作アイテムの表示位置の近傍等に表示させるとともに、音声出力手段12を作動させて上記理由を音声により報知するように構成してもよい。このように構成した場合には、上記吹出23の案内情報および音声の報知により、上記特定操作アイテムの操作が行われるように案内することができるとともに、この案内を行った理由を操作者に対して認識させることができるため、上記特定操作アイテムの操作を行うことが適切であるかどうかの判断を容易かつ正確に行わせることができるという利点がある。
【0052】
また、上記ナビゲーション装置8のナビディスプレイ11からなる表示手段に表示される上記メイン操作アイテムα1〜α5またはサブ操作アイテムβ1〜β6等の一つを特定操作アイテムとして設定するように構成した上記実施形態に代え、図9に示すように、集中ディスプレイ2からなる表示手段に表示される操作メニューa1…,b1…,c等の一つを特定操作アイテムとして設定するように構成してもよい。すなわち、上記表示手段2には、例えば空調装置5に関する複数の操作アイテムa1…が並んで表示された第1表示領域Aと、オーディオ装置6に関する複数の操作アイテムb1…が並んで表示された第2表示領域Bと、DIS(ドライバーインフォメーションシステム)に関する操作アイテムcが表示された第3表示領域Cとを有する操作メニューが表示されている。
【0053】
また、上記空調装置5に関する左側の第1表示領域Aには、助手席側の空調温度調節の操作アイテムa1と、風量調節用のメイン操作アイテムα2と、エア吹出パターン変更用の操作アイテムa3と、運転席側の空調温度調節の操作アイテムa4とがそれぞれ並んで表示されるとともに、上記オーディオ装置6に関する中央の第2表示領域Bには、オーディオソースを変更するための操作アイテムb1と、チャンネル選択用の操作アイテムb2と、受信周波数を変更する周波数調節用の操作アイテムb3と、音量調節用の操作アイテムb4とが表示され、かつ上記DISに関する右側の第3表示領域Cには、DISから提供される平均燃費や平均速度等の運行情報を変更するための操作アイテムcが表示されている。
【0054】
そして、上記左右スイッチ13,14の操作に応じ、例えば第2表示領域Bに表示されたオーディオ装置6に関する操作アイテムb1〜b4の左端に位置するオーディオソース変更用の操作アイテムb1が選択された状態で、上記上下スイッチ15の操作レバー15aを上下動させる操作が行われると、その表示内容が、現状の「FM」ラジオの受信状態から、「AM」ラジオの受信状態、「CD」プレイヤーまたは「HDD」プレイヤーの選択状態等に切り替えられるように構成されている。また、上記第2表示領域Bにおける他の操作アイテムb2…については、オーディオソースの種類に応じてその表示内容が異なり、例えば上記オーディオソースが「FM」ラジオの受信状態から、「CD」プレイヤーに変更する操作が行われると、操作アイテムb2に選曲番号が表示されるとともに、操作アイテムb3としてCDチェンジャーの番号等が表示され、かつ操作アイテムb4に音量調節値が表示され、これらを調節または変化させる操作が上記上下スイッチ15により行われるようになっている。
【0055】
さらに、上記第3表示領域Cに表示されたDISに関する操作アイテムcが選択された状態で、上記上下スイッチ15の操作レバー15aを上下動させる操作が行われると、現状の、上記操作アイテムcの表示内容が、例えば現状の平均速度の表示状態から、平均燃費や外気温の表示状態等に切り替えられる制御が上記コントロールユニット9において実行される。
【0056】
上記構成において、左スイッチ13または右スイッチ14からなる選択スイッチを長押しする連続操作が行われた場合に、予め設定された特定条件に基づき、上記第1〜第3表示領域A〜Cからなる操作メニューに表示された複数の操作アイテムから操作される可能性が高い特定操作アイテムを、予め設定された特定条件に基づいて選択し、この特定操作アイテムに基づく所定の操作が行われるように案内する制御が上記案内制御手段21において実行されるようになっている。
【0057】
例えば、上記右スイッチ14が長押しされる等により、第1表示領域Aと第2表示領域Bとの間にデフォルト位置Dにあるカーソル31を第2表示領域Bに移動させて上記操作アイテムb1〜b4の一つを特定操作アイテムとして選択することを指示する制御信号が入力されたときに、上記特定条件として予め設定されたラジオの受信感度が良好状態にあるか否かを、オーディオ装置6の作動状態を検出する作動状態検出手段の出力信号に応じて判別し、上記受信感度が良好状態にないことが確認された場合に、上記周波数調節用の操作アイテムb3を特定操作アイテムとして設定し、その位置にカーソル31を移動させるとともに、上記音声出力手段12を作動させて上記周波数調節用の操作アイテムb3が特定操作アイテムとして設定されたことを報知する。
【0058】
一方、上記作動状態検出手段の出力信号に応じてラジオの受信感度が良好状態にあることが確認された場合には、予め設定された操作頻度等からチャンネル選択用の操作アイテムb2または音量調節用の操作アイテムb4等を特定操作アイテムとして設定し、この特定操作アイテムに基づく、所定の操作が行われるように案内する。このように構成した場合には、上記ラジオの受信感度に応じて操作者により操作される可能が高い操作アイテムを容易に選定し、この特定操作アイテムに基づいた所定の操作、つまりラジオの受信感度の調節またはラジオのチャンネル操作等を容易に行うことができる等の利点がある。
【0059】
また、上記左スイッチ13が長押しされる等により、第1表示領域Aと第2表示領域Bとの間にデフォルト位置Dにあるカーソル31を第1表示領域Aに移動させて上記操作アイテムa1〜a4の一つを特定操作アイテムとして選択することを指示する制御信号が入力された場合には、上記特定条件として予め設定された車室内温度または湿度等を、温度計または湿度計により検出し、この検出結果に対応した特定操作アイテムを上記操作アイテムa1〜a4から選択することにより、上記車室内温度または湿度等からなる特定条件に応じて操作者により選択される可能性が高い空調装置5の操作を上記特操作アイテムに基づいて容易に行わせることができるという利点がある。
【0060】
なお、上記特定操作アイテムを、最も頻繁に使用されるものが車両電装品毎に予め設定されてデータ記憶手段19に記憶させ、例えば上記空調装置5に関する第1表示領域Aでは、風量調節用の操作アイテムa2を特定操作アイテムに設定してもよい。また、上記第2表示領域Aでは、各オーディオソースに応じてそれぞれ異なる操作アイテムを特定操作アイテムとして設定し、例えばオーディオソースが「FM」ラジオの受信状態に設定されている場合に、チャンネル選択用の操作アイテムb2を特定操作アイテムに設定し、上記データ記憶手段19に記憶させるようにしてもよい。
【0061】
また、上記実施形態では、表示手段2上に設定された第1〜第3表示領域A〜Cに、空調装置5、オーディオ装置6、DIS7に関する操作アイテムをそれぞれ表示させた例について説明したが、これら以外の車両電装品(例えばオートクルーズ装置、または自動車用電話機等)に関する操作アイテムを上記表示手段2上に表示させてもよく、上記表示手段2上の表示領域の数を、操作対象となる車両電装品の数に応じて適宜設定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用情報表示装置が搭載部位の構成を示す説明図である。
【図2】スイッチ手段の具体的構成を示す説明図である。
【図3】車両用情報表示装置の具体的構成を示すブロック図である。
【図4】表示手段の具体的構成を示す説明図である。
【図5】サブ操作メニューの表示状態を示す説明図である。
【図6】車両用情報表示装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の別の実施形態における表示手段の表示状態を示すである。
【図8】本発明のさらに別の実施形態における表示手段の表示状態を示すである。
【図9】本発明のさらに別の実施形態における表示手段の表示状態を示すである。
【符号の説明】
【0063】
2 集中ディスプレイ(表示手段)
4 スイッチ手段
8 ナビゲーション装置
11 ナビディスプレイ(表情手段)
12 左スイッチ(選択スイッチ)
13 右スイッチ(選択スイッチ)
15 上下スイッチ(選択スイッチ)
22 注目マーク(案内表示)
23 吹出(案内表示)
α1〜α5 メイン操作アイテム
β1〜β6 サブ操作アイテム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用の情報が表示される表示手段を備えた車両用情報表示装置において、複数の操作アイテムを有する操作メニューのデータを記憶するデータ記憶手段と、上記複数の操作アイテムから所望の操作アイテムを選択するスイッチ手段と、このスイッチ手段の操作に応じて上記データ記憶手段から読み出されたデータに基づいて複数の操作アイテムを有する操作メニューを表示手段に表示させるように制御する表示制御手段と、上記操作メニューに表示された複数の操作アイテムから操作される可能性が高い特定操作アイテムを、予め設定された特定条件に基づいて選択し、この特定操作アイテムに基づく所定の操作が行われるように案内する案内制御手段とを備えたことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項2】
請求項1記載の車両用情報表示装置において、特定条件が、現在時刻、走行道路の状況、車両の走行目的地、車両の状態または車両の現在位置等からなる車両環境であることを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の車両用情報表示装置において、案内制御手段は、特定操作アイテムを示す案内情報を表示手段に表示させることにより、この特定操作アイテムの操作が行われるように案内するものであることを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、案内制御手段は、音声出力手段を作動させて特定操作アイテムを示す音声情報を出力することにより、操作メニューに表示された各操作アイテムの一つが選択されるように案内するものであることを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、スイッチ手段がステアリングホイールに設けられたことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、入力スイッチに、操作メニューに表示された各操作アイテムの一つを個別に選択する個別選択スイッチと、複数の操作アイテムから特定条件に対応した特定操作アイテムを自動的に選択する自動選択スイッチとを設けたことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項7】
請求項3〜6のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、案内制御手段は、特定操作アイテムに関連した付加情報からなる案内情報を表示手段に表示させるものであることを特徴とする車両用情報表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−49816(P2008−49816A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−227708(P2006−227708)
【出願日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【出願人】(000003137)マツダ株式会社 (6,115)
【Fターム(参考)】