説明

CNS障害の処置のためのベンズアミド誘導体の使用

本発明は、式(I)[式中、R]で示される化合物又はその薬学的に許容しうる酸付加塩の、うつ病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神障害、例えば統合失調症、神経疾患、例えばパーキンソン病、神経変性障害、例えばアルツハイマー病、癲癇、片頭痛、高血圧、物質乱用及び代謝障害、例えば、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満症、脂質代謝異常症、エネルギー消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、ならびに心血管障害から選択される、CNS障害の処置用の医薬の製造のための、使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、式(I):
【0002】
【化1】


[式中、
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、シクロアルキル、低級アルコキシ、NO、−(CHS(O)R、フェニル、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾール−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチル−ピペリジン−1−イル、4−シアノ−ピペリジン−1−イル、4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、C(O)O−低級アルキルにより置換されているピペラジン−1−イル、1,1−ジオキソイソチアゾリジン−2−イル、アゼパン−1−イル、アゼチジン−1−イル、5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−2−イル−、テトラヒドロ−ピラン−2−イルであるか、又はNR’R”もしくはC(O)CFであり;
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、NO、−(CHS(O)R、−OS(O)NR’R”、低級アルキル−O−C(=CH)−、−C(O)−低級アルキル、テトラヒドロ−フラン−2−イル、モルホリン−4−イル、ピラゾール−1−イル、又は−OC(O)−低級アルキルであるか;あるいは
とRは、対応するC原子と一緒になって、−CH=CH−CH=CH−又は−S−(CH−と共に環を形成し:
は、水素、ハロゲン、低級アルキル又は低級アルコキシであり;
は、水素、低級アルコキシ又はハロゲンであり;
/Rは、互いに独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、NO、シアノ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、フェニル、O−フェニル、−(CHS(O)R、NHC(O)−低級アルキル、C(O)−低級アルキル、C(O)O−低級アルキル又は2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イル−メチルであり;
は、水素、低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、低級アルキル、フェニル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、C(O)O−低級アルキル、C(O)O−(CH−NR’R”、オキサゾール−5−イル又はハロゲンであり;
とRは、対応するC原子と一緒になって、−CH=CH−CH=CH−と共に環を形成し;
は、水素又は低級アルキルであり;
Xは、−C(R)=又は−N=であり;
は、水素、低級アルコキシ、NO又はハロゲンであり;
Rは、低級アルキル、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、場合によりハロゲンにより置換されているフェニル、CHCN、NR’R”、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、アゼチジン−1−イル又はアゼパン−1−イルであり;
R’及びR”は、互いに独立に、水素、低級アルキル、(CH−4−メチルピペリジン−1−イル、(CH−C(O)−低級アルキル、場合によりハロゲンにより置換されている(CH−フェニル又は(CH−O−低級アルキルであり;
nは、0、1、2又は3であり;
oは、0又は1である]
で示される化合物又はその薬学的に許容しうる酸付加塩の、うつ病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神障害、例えば統合失調症、神経疾患、例えばパーキンソン病、神経変性障害、例えばアルツハイマー病、癲癇、片頭痛、高血圧、物質乱用及び代謝障害、例えば、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満症、脂質代謝異常症、エネルギー消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、ならびに心血管障害から選択される、CNS障害の処置用の医薬の製造のための、使用に関する。
【0003】
本発明はまた、式(IA)及び式(IB)の新規な化合物に関する。
【0004】
本発明は、式(I)の化合物の個々のジアステレオ異性体及び鏡像異性体ならびにそのラセミもしくは非ラセミ混合物を含む、全ての立体異性体形態を含む。
【0005】
式(I)の化合物は、微量アミン関連受容体(TAAR)、特にTAAR1に対して良好な親和性を有することが見出された。本化合物は、うつ病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神障害、例えば統合失調症、神経疾患、例えばパーキンソン病、神経変性障害、例えばアルツハイマー病、癲癇、片頭痛、高血圧、物質乱用及び代謝障害、例えば、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満症、脂質代謝異常症、エネルギー消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、ならびに心血管障害の処置のために有用である。
【背景技術】
【0006】
古典的生体アミン(セロトニン、ノルエピネフリン、エピネフリン、ドーパミン、ヒスタミン)は、中枢及び末梢神経系において神経伝達物質としての重要な役割を果たす[Deutch, A.Y. and Roth, R.H. (1999) Neurotransmitters. In Fundamental Neuroscience (2nd edn) (Zigmond, M.J., Bloom, F.E., Landis, S.C., Roberts, J.L, and Squire, L.R., eds.), pp. 193-234, Academic Press]。それらの合成及び貯蔵、ならびに放出後のそれらの分解及び再取り込みは、厳重に調節されている。生体アミンのレベルの不均衡が、多くの病態下での異常な脳機能に関与していることが公知である[Wong, M.L. and Licinio, J. (2001) Research and treatment approaches to depression. Nat. Rev. Neurosci. 2, 343-351; Carlsson, A. et al. (2001) Interactions between monoamines, glutamate, and GABA in schizophrenia: new evidence. Annu. Rev. Pharmacol. Toxicol. 41, 237-260; Tuite, P. and Riss, J. (2003) Recent developments in the pharmacological treatment of Parkinson's disease. Expert Opin. Investig. Drugs 12, 1335-1352; and Castellanos, F.X. and Tannock, R. (2002) Neuroscience of attention-deficit/hyperactivity disorder: the search for endophenotypes. Nat. Rev. Neurosci. 3, 617-628]。第2クラスの内因性アミン化合物、いわゆる微量アミン(TA)は、古典的生体アミンと、構造、代謝作用及び細胞内局在が著しく重複する。TAは、p−チラミン、β−フェニルエチルアミン、トリプタミン及びオクトパミンを含み、そしてそれらは、古典的生体アミンより一般的に低いレベルで哺乳類の神経系に存在する[Usdin, E. and Sandler, M. eds. (1984), Trace Amines and the brain, Dekker.]。それらの調節不全は、総合失調症及びうつ病のような様々な精神病に関連づけられてきており[Lindemann, L. and Hoener, M. (2005) A renaissance in trace amines inspired by a novel GPCR family. Trends in Pharmacol. Sci. 26, 274-281]、そしてうつ病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害、ストレス関連障害、精神障害、例えば統合失調症、神経疾患、例えばパーキンソン病、神経変性障害、例えばアルツハイマー病、癲癇、片頭痛、高血圧、物質乱用及び代謝障害、例えば、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満症、脂質代謝異常症、エネルギー消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、ならびに心血管障害を含む障害の治療及び予防における化合物の治療上の効果を、同定し検査することに関係している[Branchek, T.A. and Blackburn, T.P. (2003) Trace amine receptors as targets for novel therapeutics: legend, myth and fact. Curr. Opin. Pharmacol. 3, 90-97; and Premont, R.T. et al. (2001) Following the trace of elusive amines. Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. 98, 9474-9475]。
【0007】
長い間、TA特異的受容体は、ヒト及び他の哺乳類のCNSにおける解剖的に別個の高親和性TA結合部位に基づいてのみ仮説が立てられてきた[Mousseau, D.D. and Butterworth, R.F. (1995) A high-affinity [3H] tryptamine binding site in human brain. Prog. Brain Res. 106, 285-291; and McCormack, J.K. et al. (1986) Autoradiographic localization of tryptamine binding sites in the rat and dog central nervous system. J. Neurosci. 6, 94-101]。したがって、TAの薬理学的効果は、古典的生体アミンの周知の機構により、すなわち古典的生体アミンの放出のトリガー、それらの再取り込み阻害、又はそれらの受容体系との「交差反応」のいずれかによって仲介されると考えられてきた[Premont, R.T. et al. (2001) Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. 98, 9474-9475; Dyck, L.E. (1989) Release of some endogenous trace amines from rat striatal slices in the presence and absence of a monoamine oxidase inhibitor. Life Sci. 44, 1149-1156; and Parker, E.M. and Cubeddu, L.X. (1988) Comparative effects of amphetamine, phenylethylamine and related drugs on dopamine efflux, dopamine uptake and mazindol binding. J. Pharmacol. Exp. Ther. 245, 199-210]。この見解は、新規なGPCRファミリーである微量アミン関連受容体(TAAR)のいくつかのメンバーが最近同定されたことに伴い有意に変化した[Lindemann, L. and Hoener, M. (2005) Trends in Pharmacol. Sci. 26, 274-281; and Lindemann, L. et al. (2005) Trace amine associated receptors form structurally and functionally distinct subfamilies of novel G protein-coupled receptors. Genomics 85, 372-385]。ヒトには9個のTAAR遺伝子(3個の偽遺伝子を含む)があり、マウスには16個の遺伝子(1個の偽遺伝子を含む)がある。TAAR遺伝子は、イントロンを含まず(1つの例外として、TAAR2は、1個のイントロンを含む)、同じ染色体セグメント上に互いに隣り合って局在している。受容体遺伝子の系統発生的関係性は、GPCRファルマコフォアの類似性の徹底的比較及び薬理学的データに一致して、これらの受容体が3個の別個のサブファミリーを形成することを示唆している[Lindemann, L. and Hoener, M. (2005) Trends in Pharmacol. Sci. 26, 274-281; and Lindemann, L. et al. (2005) Genomics 85, 372-385]。TAAR1は、ヒトと齧歯類との間で高度に保存されている第一のサブクラスの4個の遺伝子(TAAR1〜4)中にある。TAは、Gαを介してTAAR1を活性化する。TAの調節不全は、うつ病、精神病、注意欠陥多動性障害、薬物乱用、パーキンソン病、片頭痛、摂食障害、代謝障害のような種々の疾患の病因論に寄与することが示され、したがって、TAARリガンドは、これらの疾患の処置に高い可能性を有する。
【0008】
結論として、生化学及び動作データに基づいて、TAARリガンドに対する親和性を有する化合物は、例えばうつ病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神障害、統合失調症、神経疾患、パーキンソン病、神経変性障害、アルツハイマー病、癲癇、片頭痛、高血圧、物質乱用及び代謝障害、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満症、脂質代謝異常症、エネルギー消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、ならびに心血管障害、特に、不安障害、うつ病、双極性障害、パーキンソン病、統合失調症及び疼痛などのCNS障害にとって適切な候補薬剤であることが期待される。
【0009】
一方、化合物に注目してみると、非常に多くのフェニル−ベンズアミド誘導体及びN−フェニル−ニコチンアミド誘導体が合成され報告されている。とりわけ、CNS障害の処置のためのそれらの可能性について幾つかの文書[Clitherow, J. W. et al. (1994) J. Med. Chem. 37(15), 2253-2257; WO97/03967;WO99/65449;WO02/053544;WO02/059080及びUS2003/0105135 A1]が言及しているが、しかし、CNS障害の処置のためにどのような種類の化合物が適切なのか依然不明である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、例えばうつ病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神障害、統合失調症、神経疾患、パーキンソン病、神経変性障害、アルツハイマー病、癲癇、片頭痛、高血圧、物質乱用及び代謝障害、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満症、脂質代謝異常症、エネルギー消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、ならびに心血管障害などのCNS障害の抑制又は予防における、式(I)の化合物ならびに化合物に基づいた医薬の使用を提供することである。本発明の更なる目的は、式(IA)及び式(IB)の新規な化合物ならびにそれらを含有する医薬である。
【0011】
本発明の化合物を使用する好ましい適応症は、うつ病、精神病、パーキンソン病、統合失調症、不安障害、及び注意欠陥多動性障害(ADHD)である。
【0012】
本明細書で使用される一般的用語の下記の定義は、該当の用語が単独で現れるか、又は組み合わされて現れるかにかかわらず、適用される。
【0013】
本明細書で使用されるように、用語「低級アルキル」とは、1〜8個の炭素原子を含有している直鎖又は分岐鎖状アルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル等を表す。好ましい低級アルキル基は、1〜4個の炭素原子を有する基である。
【0014】
用語「ハロゲンにより置換されている低級アルキル」とは、少なくとも1個の水素原子が、ハロゲンにより置き換えられている、上記と同義のアルキル基、例えば−CF、−CHF、−CHF、−CHCF、−CFCHF、−CHCHCF、−CHCFCF等を表す。好ましい、ハロゲンにより置換されている低級アルキル基は、1〜4個の炭素原子を有する基である。
【0015】
用語「低級アルコキシ」とは、アルキル残基が上記と同義であって、そしてこの基が酸素原子を介して結合している基、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、2−ブトキシ、t−ブトキシ等を表す。好ましいアルコキシ基は、1〜4個の炭素原子を有する基である。
【0016】
用語「ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ」とは、アルキル残基が上記「ハロゲンにより置換されている低級アルキル」と同義であって、そしてこの基が酸素原子を介して結合している基を表す。好ましいハロゲンにより置換されている低級アルコキシは、1〜4個の炭素原子を有する基である。
【0017】
用語「ハロゲン」は、塩素、ヨウ素、フッ素及び臭素を表す。
【0018】
用語「シクロアルキル」とは、3〜7個の炭素原子を含有している飽和炭素環、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等を表す。
【0019】
用語「薬学的に許容しうる酸付加塩」とは、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、マレイン酸、酢酸、コハク酸、酒石酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等などの無機酸及び有機酸との塩を包含する。
【0020】
Xが、−C(R)=である、上述の使用のための式(I)の化合物が好ましい。
【0021】
が、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾール−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチル−ピペリジン−1−イル、4−シアノ−ピペリジン−1−イル、4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、C(O)O−低級アルキルにより置換されているピペラジン−1−イル、1,1−ジオキソイソチアゾリジン−2−イル、アゼパン−1−イル、アゼチジン−1−イルであるか、又はNR’R”である、本発明の化合物が特に好ましく、例えば下記化合物:
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−3−ニトロ−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−プロピルアミノ−ベンズアミド
4−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−エチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−アゼチジン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−ピロリジン−1−イル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−ピペリジン−1−イル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−フェニルアミノ−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−(2−メトキシ−エチルアミノ)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−アゼチジン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−ピペリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−プロピルアミノ−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ブチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−エチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−モルホリン−4−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−エチル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−エトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−イソプロピル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−イソプロポキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−アセチル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−フルオロ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−クロロ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−ブロモ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ピロリジン−1−イル−N−m−トリル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−ジフルオロメトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ピロリジン−1−イル−N−[3−(1,1,2,2−テトラフルオロ−エトキシ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
(rac,meso)−4−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−アゼパン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−(4−シアノ−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド、又は
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−4−(4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル)−ベンズアミドである。
【0022】
上述の使用のための本発明の更に好ましい化合物は、Xが、−N=であり、そしてRが、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾール−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチル−ピペリジン−1−イル、4−シアノ−ピペリジン−1−イル、4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、C(O)O−低級アルキルにより置換されているピペラジン−1−イル、1,1−ジオキソイソチアゾリジン−2−イル、アゼパン−1−イル、アゼチジン−1−イルであるか、又はNR’R”である、化合物であり、例えば下記化合物:
N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピペラジン−1−イル−ニコチンアミド
N−(3−クロロ−フェニル)−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ニコチンアミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−メチルアミノ−ニコチンアミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−イソプロピルアミノ−ニコチンアミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−(2−メトキシ−エチルアミノ)−ニコチンアミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド
3’−クロロ−4−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−クロロ−フェニル)−アミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−エチルアミノ−ニコチンアミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−プロピルアミノ−ニコチンアミド
6−ブチルアミノ−5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−ニコチンアミド
6−アゼチジン−1−イル−5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−ニコチンアミド
3’−クロロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−クロロ−フェニル)アミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ニコチンアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド
6−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド
6−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド
4−メチル−3’−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミド
5−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド
3’−クロロ−4−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミド
6−ブチルアミノ−5−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ニコチンアミド、又は
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピペラジン−1−イル−ニコチンアミドである。
【0023】
好ましいのは、Xが、−C(R)=であり、そしてRが、ハロゲンである、上述の使用のための式(I)の更なる化合物であり、例えば下記化合物:
4−クロロ−N−フェニル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−ブロモ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
3−クロロ−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド
3−ブロモ−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド
4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
3,4−ジクロロ−N−[3−(2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イルメチル)−フェニル]−ベンズアミド
3,4−ジクロロ−N−フェニル−ベンズアミド
4−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
3,4−ジクロロ−N−フェニル−ベンズアミド
3,3’,4−トリクロロベンズアニリド、又は
3,4−ジクロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−ベンズアミドである。
【0024】
好ましいのは、Xが、−C(R)=であり、そしてRが、ニトロである、上述の使用のための式(I)の更なる化合物であり、例えば下記化合物:
3−トリフルオロメチル−4−ニトロ−N−フェニル−ベンズアミド、又は
4−ニトロ−N−フェニル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミドである。
【0025】
好ましいのは、Xが、−C(R)=であり、そしてRが、水素である、上述の使用のための式(I)の更なる化合物であり、例えば下記化合物:
N−(3,4−ジクロロ−フェニル)−3−メチル−ベンズアミドである。
【0026】
更に好ましいのは、Xが、−N=であり、そしてRが、ハロゲンである、上述の使用のための式(I)の化合物であり、例えば下記化合物:
5,6−ジクロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−ニコチンアミド
5,6−ジクロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ニコチンアミド、又は
6−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミドである。
【0027】
本発明の更なる目的は、式(IA):
【0028】
【化2】


[式中、
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、NO、−(CHS(O)R、−OS(O)NR’R”、低級アルキル−O−C(=CH)−、−C(O)−低級アルキル、テトラヒドロ−フラン−2−イル、モルホリン−4−イル、ピラゾール−1−イル、又は−OC(O)−低級アルキルであり;又は
は、水素、ハロゲン、低級アルキル又は低級アルコキシであり;
は、水素、低級アルコキシ又はハロゲンであり;
/Rは、互いに独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、NO、シアノ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、フェニル、O−フェニル、−(CHS(O)R、NHC(O)−低級アルキル、C(O)−低級アルキル、C(O)O−低級アルキル又は2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イル−メチルであり;
は、水素、低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、低級アルキル、フェニル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、C(O)O−低級アルキル、C(O)O−(CH−NR’R”、オキサゾール−5−イル又はハロゲンであり;
とRは、対応するC原子と一緒になって、−CH=CH−CH=CH−と共に環を形成し;
は、水素又は低級アルキルであり;
Xは、−C(R)=又は−N=であり;
は、水素、低級アルコキシ、NO又はハロゲンであり;
Rは、低級アルキル、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、場合によりハロゲンにより置換されているフェニル、CHCN、NR’R”、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、アゼチジン−1−イル又はアゼパン−1−イルであり;
R’及びR”は、互いに独立に、水素、低級アルキル、(CH−4−メチルピペリジン−1−イル、(CH−C(O)−低級アルキル、場合によりハロゲンにより置換されている(CH−フェニル又は(CH−O−低級アルキルであり;
nは、0、1、2又は3であり;
oは、0又は1である]
で示される化合物又はその薬学的に許容しうる酸付加塩である。
【0029】
特別な化合物は、例えば下記:
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−プロピルアミノ−ベンズアミド
4−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−エチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−フェニルアミノ−ベンズアミド
4−(2−メトキシ−エチルアミノ)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−プロピルアミノ−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ブチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−エチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
6−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド
6−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド、又は
6−ブチルアミノ−5−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ニコチンアミドである。
【0030】
従来技術から公知である、下記化合物を除く:
4−ジエチルアミノ−N−フェニル−ベンズアミド
4−アセチルアミノ−3−ニトロ−N−フェニル−ベンズアミド
4−ジメチルアミノ−N−フェニル−ベンズアミド。
【0031】
本発明の更なる目的は、式(IB):
【0032】
【化3】


[式中、
下記:
【0033】
【化4】


は、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾール−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチル−ピペリジン−1−イル、4−シアノ−ピペリジン−1−イル、4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、C(O)O−低級アルキルにより置換されているピペラジン−1−イル、1,1−ジオキソイソチアゾリジン−1−イル、アゼパン−1−イル及びアゼチジン−1−イルから選択される環状アミン基であり;
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、NO、−(CHS(O)R、−OS(O)NR’R”、低級アルキル−O−C(=CH)−、−C(O)−低級アルキル、テトラヒドロ−フラン−2−イル、モルホリン−4−イル、ピラゾール−1−イル、又は−OC(O)−低級アルキルであり;又は
は、水素、ハロゲン、低級アルキル又は低級アルコキシであり;
は、水素、低級アルコキシ又はハロゲンであり;
/Rは、互いに独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、NO、シアノ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、フェニル、O−フェニル、−(CHS(O)R、NHC(O)−低級アルキル、C(O)−低級アルキル、C(O)O−低級アルキル又は2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イル−メチルであり;
は、水素、低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、低級アルキル、フェニル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、C(O)O−低級アルキル、C(O)O−(CH−NR’R”、オキサゾール−5−イル又はハロゲンであり;
とRは、対応するC原子と一緒になって、−CH=CH−CH=CH−と共に環を形成し;
は、水素又は低級アルキルであり;
Xは、−C(R)=又は−N=であり;
は、水素、低級アルコキシ、NO又はハロゲンであり;
Rは、低級アルキル、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、場合によりハロゲンにより置換されているフェニル、CHCN、NR’R”、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、アゼチジン−1−イル又はアゼパン−1−イルであり;
R’及びR”は、互いに独立に、水素、低級アルキル、(CH−4−メチルピペリジン−1−イル、(CH−C(O)−低級アルキル、場合によりハロゲンにより置換されている(CH−フェニル又は(CH−O−低級アルキルであり;
nは、0、1、2又は3であり;
oは、0又は1である]
で示される化合物又はその薬学的に許容しうる酸付加塩である。
【0034】
そのような化合物は、例えば下記:
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−アゼチジン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−ピロリジン−1−イル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−ピペリジン−1−イル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−アゼチジン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−ピペリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−モルホリン−4−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−エチル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−エトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−イソプロピル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−イソプロポキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−アセチル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−フルオロ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−クロロ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−ブロモ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ピロリジン−1−イル−N−m−トリル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−ジフルオロメトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ピロリジン−1−イル−N−[3−(1,1,2,2−テトラフルオロ−エトキシ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
(rac,meso)−4−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−アゼパン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−(4−シアノ−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−4−(4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル)−ベンズアミド
4−メチル−3’−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミド
5−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド
3’−クロロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミド
3’−クロロ−4−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミド、又は
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピペラジン−1−イル−ニコチンアミドである。
【0035】
式(I)の化合物の幾つかは公知の化合物であり、そしてそれらは市販されているか、又はWO97/03967;WO99/65449;WO02/053544;WO02/059080又はUS2003/0105135 A1に開示されている方法によって調製することができるかのいずれかである。
【0036】
スキーム1において、式(I)で開示された全ての化合物に関する一般方法を記載する。
【0037】
式(II)の出発物質は、当該技術で公知である。
【0038】
【化5】

【0039】
ジクロロメタン中のN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミドヒドロクロリド(EDC・HCl)の溶液に、式(III)の化合物、例えば3−メトキシ−アニリンを加え、溶液を周囲温度で5分間撹拌する。この混合物に、式(II)の酸、例えば4−フルオロ−3−ニトロ安息香酸を加え、溶液を周囲温度で約2時間撹拌する。
【0040】
【化6】

【0041】
スキーム2に記載された反応はまた、F−置換の代わりに式(I−1)のCl−置換化合物を用いて処理する。
【0042】
N,N−ジメチルホルムアミド又はN−メチルピロリジン−2−オン中の、式(I−1)の化合物及び式(IV)の化合物(アミン)又は式(V)の化合物(環状アミン)の溶液を、マイクロ波照射下、約250℃で15分間撹拌する。次に反応混合物を蒸発させ、精製して、式(IA)又は(IB)の化合物を得る。
【0043】
式(IV)中のR’及びR”は、互いに独立に、水素、低級アルキル、(CH−4−メチルピペリジン−1−イル、(CH−C(O)−低級アルキル、場合によりハロゲンにより置換されている(CH−フェニル又は(CH−O−低級アルキルであり;
スキーム2中の、下記:
【0044】
【化7】


は、例えばモルホリン、ピロリジン、ピラゾール、ピペリジン、4−メチル−ピペリジン、4−シアノ−ピペリジン、4−トリフルオロメチル−ピペリジン、ピペラジン、4−メチル−ピペラジン、3,5−ジメチル−ピペリジン、C(O)O−低級アルキルにより置換されているピペラジン、1,1−ジオキソイソチアゾリジン、アゼパン及びアゼチジンなどの、環状アミンである。
【0045】
【化8】

【0046】
Halは、Cl又はBrであり、nは、1又は2であり、そしてその他の定義は、先に記載のとおりである。
【0047】
当該技術で公知の手順に従って、スタンナンを、Pd触媒下、ハロ−(ヘテロ)アリールベンズアニリドとカップリングさせ、そして得られたビニルエーテルを飽和エーテルに還元した。
【0048】
a) Pddba、P(o−フリル)、NEt、ジオキサン、室温、24時間;
b) H、PtO、EtOH、室温、30分間;
【0049】
【化9】

【0050】
参照: Jun Mo et al., Tetrahedron 61, 9902 (2005)
【0051】
a) HC=CH−O−アルキル、Pd(OAc)、DPPP、iPrNH、DMSO、[bmin][BF]、MW 170℃、15分間;
b) 5% HCl水溶液、30分間。
【0052】
当該技術で公知の手順に従って、ビニルエーテルを、Pd触媒下、ハロゲン化アリールベンズアニリドとカップリングさせ、そして得られたビニルエーテルを酸性条件下、対応するケトンに加水分解した。
【0053】
本発明の式(I)の化合物の調製は、逐次又は収束合成経路で実施することができる。本発明の化合物の合成は、実施例に示される。本反応及び生じる生成物の精製を実施するのに必要な技能は、当業者には知られている。より詳細には、式(I)の化合物は、実施例に与えられた方法により、又は類似の方法により製造することができる。個々の反応工程に適切な反応条件は、当業者には知られている。しかし、反応順序は、実施例に示されるものに限定されるわけではなく、出発物質及びそのそれぞれの反応性に応じて、反応工程の順序は自由に変更することができる。出発物質は、市販されているか、あるいは説明中若しくは実施例中に引用された参考文献に記載された方法と類似の方法により、又は当該分野において公知の方法により調製することができるかのいずれかである。
【0054】
塩形成は、それ自体公知であり、かつ当業者が精通している方法により、室温で遂行する。無機酸との塩だけでなく、有機酸との塩も考慮される。塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、メタン−スルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などは、このような塩の例である。
【0055】
本発明の式(I)の化合物及びその薬学的に使用可能な付加塩は、有益な薬理学的特性を有する。具体的には、本発明の化合物が、微量アミン関連受容体(TAAR)、特にTAAR1に対して良好な親和性を有することが見出されている。
【0056】
本明細書の下記に示される試験に従って、これらの化合物を検討した。
【0057】
材料及び方法
TAAR発現プラスミド及び安定的にトランスフェクトされた株細胞の構築
発現プラスミドの構築のために、Lindemann et al.[(2005) Genomics 85, 372-385]によって記載されたように、ヒト、ラット、及びマウスTAAR1のコード配列をゲノムDNAから基本的に増幅させた。Expand High Fidelity PCR System(Roche Diagnostics)を、1.5mM Mg2+と共に使用し、精製されたPCR生成物を、製造業者の説明書に準じてpCR2.1-TOPOクローニングベクター(Invitrogen)にクローニングした。PCR生成物を、pIRESneo2 ベクター(BD Clontech, Palo Alto, California)にサブクローニングし、発現ベクターは、株細胞に導入する前に配列検証した。
【0058】
HEK293細胞(ATCC#CRL-1573)を、Lindemann et al. (2005)によって記載されたように、基本的に培養した。安定的にトランスフェクトされた株細胞を産生するために、製造業者の説明書に準じてLipofectamine 2000(Invitrogen)を用いて、TAARコード配列を有するpIRESneo2発現プラスミド(上記)を、HEK293細胞にトランスフェクトし、トランスフェクションの24時間後に培養液に1mg/ml G418(Sigma, Buchs, Switzerland)を補充した。約10日間の培養後にクローンを単離し、展開し、次いで製造業者によって提供される非アセチル化EIA手順に従って、cAMP Biotrak Enzymeイムノアッセイ(EIA)システム(Amersham)を用いて、微量アミンに対する応答性に関して試験した(全ての化合物はSigmaから購入した)。15回継代培養期間に安定的なEC50を示したモノクローナル株細胞を、その後の全ての試験に使用した。
【0059】
膜の調製及び放射性リガンドの結合
コンフルエンスの細胞を、Ca2+及びMg2+なしで、10mM EDTAを含有する氷冷リン酸緩衝生理食塩水ですすぎ、1000rpm、4℃で5分間遠心分離することによってペレットにした。次に、このペレットを氷冷リン酸緩衝生理食塩水で2回洗浄し、液体窒素に浸漬することによってこの細胞ペレットを直ちに凍結させ、使用するまで−80℃で保存した。次に、細胞ペレットを、10mM EDTAを含有する20mlのHEPES−NaOH(20mM)(pH7.4)に懸濁し、Polytron(PT 3000, Kinematica)を用いて10000rpmで10秒間ホモジナイズした。このホモジネートを48000×gで4℃にて30分間遠心分離し、ペレットを、0.1mM EDTAを含有する20mlのHEPES−NaOH(20mM)(pH7.4)(緩衝液A)に再懸濁し、Polytronを用いて10000rpmで10秒間ホモジナイズした。次に、このホモジェネートを48,000×g、4℃で30分間遠心分離し、ペレットを20mlの緩衝液Aに再懸濁し、Polytronを用いて10000rpmで10秒間ホモジナイズした。タンパク質濃度は、Pierce(Rockford, IL)の方法によって測定した。次に、ホモジェネートを48,000×g、4℃で10分間遠心分離し、MgCl(10mM)及びCaCl(2mM)を含むHEPES−NaOH(20mM)(pH7.0)(緩衝液B)に200gタンパク質/mlとなるように再懸濁し、Polytronを用いて10000rpmで10秒間ホモジナイズした。
【0060】
最終容量1ml、4℃で30分間のインキュベーション時間で結合アッセイを行った。放射性リガンド[H]−rac−2−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフチル)−2−イミダゾリンを、計算されたK値60nMに等しい濃度で使用し、添加された総放射性リガンド濃度の約0.1%の結合及び総結合の約70〜80%を示す特異的結合を得た。非特異的結合は、適切な非標識リガンド(10μM)の存在下で結合している[H]−rac−2−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフチル)−2−イミダゾリンの量として規定した。競合リガンドは、広い濃度範囲(10pM〜30μM)で試験した。アッセイ物中の最終ジメチルスルホキシド濃度は2%であり、これは、放射性リガンドの結合に影響しなかった。各試験は2回の繰り返しで行った。0.3%ポリエチレンイミン中で少なくとも2時間予備浸漬されたUniFilter-96プレート(Packard Instrument Company)及びガラスフィルターGF/Cを通し、Filtermate 96 Cell Harvester(Packard Instrument Company)を使用する高速濾過によって、全てのインキュベーションを終了した。次に、チューブ及びフィルターを、冷緩衝液Bの1mlアリコートで3回洗浄した。フィルターを乾燥させずに、Ultima gold(45μl/ウェル、Packard Instrument Company)に浸漬し、結合放射能活性をTopCount Microplate Scintillation Counter(Packard Instrument Company)によって計数した。
【0061】
好ましい化合物は、下の表に示されるように、マウスにおいてTAAR1に関して0.002〜0.100の範囲のKi値(μM)を示す。
【0062】
【表1】

【0063】
式(I)の化合物及び式(I)の化合物の薬学的に許容しうる塩は、医薬として、例えば、医薬製剤の形態で使用することができる。医薬製剤は、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬及び軟ゼラチンカプセル剤、液剤、乳剤又は懸濁剤の剤形で、経口投与することができる。しかし、投与はまた、例えば坐剤の剤形で直腸内に、又は例えば注射液の剤形で非経口的に行うこともできる。
【0064】
式(I)の化合物は、医薬製剤を製造するため、薬学的に不活性な無機又は有機担体と共に製剤化することができる。乳糖、トウモロコシデンプン又はそれらの誘導体、タルク、ステアリン酸又はそれらの塩などが、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠及び硬ゼラチンカプセル剤のためのそのような担体として使用することができる。軟ゼラチンカプセル剤のための適切な担体は、例えば、植物油、ロウ、脂肪、半固体及び液体ポリオール類等である。しかし、活性物質の性質に応じて、軟ゼラチンカプセル剤の場合は、通常担体を必要としない。溶剤及びシロップ剤の製造に適切な担体は、例えば、水、ポリオール類、グリセリン、植物油等である。坐剤に適切な担体は、例えば、天然又は硬化油、ロウ、脂肪、半液体又は液体のポリオール等である。
【0065】
更に、医薬製剤は、保存剤、可溶化剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色料、着香剤、浸透圧を変化させる塩、緩衝剤、マスキング剤又は酸化防止剤を含むことができる。それらは、その他の治療上価値のある物質も更に含有することができる。
【0066】
式(I)の化合物又は薬学的に許容しうるその塩及び治療上不活性な担体を含有する医薬もまた、式(I)の化合物及び/又は薬学的に許容しうる酸付加塩の1種以上と、所望であれば、他の治療上価値のある物質の1種以上とを、治療上不活性な担体の1種以上と共に、ガレヌス製剤の投与形態にすることを含む調製方法と同様に、本発明の目的である。
【0067】
本発明の最も好ましい適応症は、中枢神経系の疾患を含むものであり、例えば、統合失調症、うつ病、認識障害及びアルツハイマー病の治療又は予防である。
【0068】
用量は、広い範囲内で変えることができ、当然それぞれの特定の症例における個別の要求に適合させなければならない。経口投与の場合、成人用の用量は、一般式(I)の化合物1日当たり約0.01mg〜約1000mg、又は薬学的に許容しうるその塩の対応する量で変えることができる。1日量を、単回量として又は分割量として投与してよく、加えて、必要性が示される場合、上限を超えることもできる。
【0069】
錠剤の処方(湿式顆粒化)
品目 成分 mg/錠剤
5mg 25mg 100mg 500mg
1. 式(I)の化合物 5 25 100 500
2. 無水乳糖DTG 125 105 30 150
3. Sta-Rx 1500 6 6 6 30
4. 微晶質セルロース 30 30 30 150
5. ステアリン酸マグネシウム 1 1 1 1
合計 167 167 167 831
【0070】
製造手順
1.品目1、2、3及び4を混合し、精製水と共に造粒する。
2.顆粒を50℃で乾燥させる。
3.顆粒を適切な微粉砕装置に通す。
4.品目5を加え、3分間混合し、適切な成形機で圧縮する。
【0071】
カプセルの処方
品目 成分 mg/カプセル
5mg 25mg 100mg 500mg
1. 式(I)の化合物 5 25 100 500
2. 含水乳糖 159 123 148 ---
3. トウモロコシデンプン 25 35 40 70
4. タルク 10 15 10 25
5. ステアリン酸マグネシウム 1 2 2 5
合計 200 200 300 600
【0072】
製造手順
1.品目1、2及び3を適切なミキサーで30分間混合する。
2.品目4及び5を加え、3分間混合する。
3.適切なカプセルに充填する。
【0073】
下記の実施例は、本発明を限定することなく説明する。全ての温度は摂氏で示される。
【0074】
略語
HPLC=高速液体クロマトグラフィー
MS=質量分析
【0075】
下記の実施例は、本請求項:80、81、82、83、117及び198に包含されない。
【0076】
実施例
実施例1
4−メタンスルホニル−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド
【0077】
【化10】

【0078】
ジクロロメタン2ml中のN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC・HCl)143.8mg(0.75mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)91.6mg(0.75mmol)の溶液に、3−メトキシ−アニリン92.3mg(83.9μL、0.75mmol)を加え、溶液を周囲温度で5分間撹拌した。次にこの溶液を、4−メタンスルホニル−安息香酸100mg(0.5mmol)に加え、溶液を周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をSCX/シリカゲル 2:3 5gで充填したカートリッジ(メタノール10ml及びジクロロメタン20mlで予備洗浄した)を通して濾過し、反応生成物をジクロロメタン50mlで溶離した。4−メタンスルホニル−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミドを無色の固体として得た:MS(ISN):304.4((M−H)−.)。
【0079】
実施例1と同様にして、実施例2〜83を調製した:
【0080】
【表2】

































【0081】
実施例84
N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピペラジン−1−イル−ニコチンアミド
【0082】
【化11】

【0083】
エタノール0.5ml中の4−[5−(3−クロロ−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例46)30mg(0.072mmol)の溶液に、1N HCl水溶液1mlを加え、混合物を周囲温度で20時間撹拌した。次に混合物を蒸発させ、残留物を1N NaOHに取り、tert−ブチルメチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピペラジン−1−イル−ニコチンアミドをオフホワイトの固体として得た:MS(EI):316.1及び318.1(M+.)。
【0084】
実施例85
4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
【0085】
【化12】

【0086】
ジクロロメタン150ml中のN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC・HCl)14.38g(75mmol)の溶液に、3−メトキシ−アニリン9.26g(75mmol)を加え、溶液を周囲温度で5分間撹拌した。この混合物に、4−フルオロ−3−ニトロ安息香酸9.26g(50mmol)を加え、溶液を周囲温度で4時間撹拌した。次に2N HCl 150mlを加え,数分間撹拌し、有機相を分離し、水相をジクロロメタン50mlで洗浄した。2つの有機抽出物をブライン50mlで連続的に洗浄し、次に合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物を再結晶化させて、4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド11.11gを黄色の固体として得た:融点145〜146℃;MS(ISN):289.0((M−H)−.)。
【0087】
実施例86
N−(3,4−ジクロロ−フェニル)−4−フルオロ−3−ニトロ−ベンズアミド
【0088】
【化13】

【0089】
N−(3,4−ジクロロ−フェニル)−4−フルオロ−3−ニトロ−ベンズアミドを、3,4−ジクロロアニリン及び4−フルオロ−3−ニトロ−安息香酸から、実施例85と同様にして調製した:無色の固体:MS(ISN):327.1、329.1及び331.1((M−H)−.)。
【0090】
実施例87
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−プロピルアミノ−ベンズアミド
【0091】
【化14】

【0092】
テトラヒドロフラン2ml中のプロピルアミン35.5mg(1.1mmol)及び4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド145mg(0.5mmol)の溶液を、周囲温度で70時間撹拌した。反応混合物を、SCX/シリカゲル 1:1 3gで充填したカートリッジ(メタノール20ml及びジクロロメタン10mlで予備洗浄した)を通して濾過し、反応生成物をジクロロメタン20mlで溶離した。N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−プロピルアミノ−ベンズアミドを橙色の固体として得た:MS(ISP):330.1((M+H)+.)。
【0093】
実施例87と同様にして、実施例88〜96を調製した:
【0094】
【表3】



【0095】
実施例97
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−フェニルアミノ−ベンズアミド
【0096】
【化15】

【0097】
テトラヒドロフラン2ml中のアニリン102.4mg(1.1mmol)及び4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド145mg(0.5mmol)の溶液を、50℃で70時間撹拌した。反応混合物をSCX/シリカゲル 1:1 4gで充填したカートリッジ(メタノール20ml及びジクロロメタン10mlで予備洗浄した)を通して濾過し、反応生成物をジクロロメタン20mlで溶離した。N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−フェニルアミノ−ベンズアミドを橙色の固体として得た:MS(ISP):364.0((M+H)+.)。
【0098】
実施例98
4−アミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
【0099】
【化16】

【0100】
N,N−ジメチルホルムアミド2ml中の4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド145mg(0.5mmol)の溶液に、25%水酸化アンモニウム溶液5mlを加えた:黄色の結晶が沈殿し始めた。周囲温度で2.5時間撹拌した後、懸濁液をtert−ブチルメチルエーテル50mlで希釈し、水相を分離し、tert−ブチルメチルエーテルで2回洗浄した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。4−アミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミドを、黄色の固体として得た:MS(ISP):287.9((M+H)+.)。
【0101】
N−アリールニコチンアミド類
実施例99〜124
一般手順:
ニコチン酸1当量及び(2(1H−7−アザベンゾトリアソール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチル−ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)1当量を、N,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、周囲温度で30分間維持し、次にN−エチル−ジイソプロピルアミン1当量を加えた。この溶液に、N,N−ジメチルホルムアミドに溶解したアミン1当量を加え、反応混合物を周囲温度で18時間振とうした。更に20時間50℃に加熱することによって、全ての混合物の反応が完了に達した。精製のため、反応混合物を分取HPLCに直接付した。
【0102】
【表4】











【0103】
実施例125
6−ベンジルアミノ−N−(3−クロロ−フェニル)−ニコチンアミド
【0104】
【化17】

【0105】
N,N−ジメチルホルムアミド1ml中のN−(3−クロロ−フェニル)−6−フルオロ−ニコチンアミド(実施例48)80mg(0.32mmol)及びベンジルアミン51mg(0.48mmol)の溶液を、周囲温度で20時間撹拌した。次に反応混合物を減圧下で蒸発させ、残留物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル 1:1を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。6−ベンジルアミノ−N−(3−クロロ−フェニル)−ニコチンアミドを無色の個体として得た:MS(ISP):337.9及び340.0((M+H)+.)。
【0106】
実施例125と同様にして、実施例126〜141を調製した:
【0107】
【表5】







【0108】
実施例142
N−(3−クロロ−フェニル)−6−ジメチルアミノ−ニコチンアミド
【0109】
【化18】

【0110】
N,N−ジメチルホルムアミド1ml中のN−(3−クロロ−フェニル)−6−フルオロ−ニコチンアミド(実施例48)80mg(0.32mmol)の溶液を、マイクロ波照射下、200℃で45分間撹拌した。次に反応混合物を減圧下で蒸発させ、残留物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル 1:1を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。N−(3−クロロ−フェニル)−6−ジメチルアミノ−ニコチンアミドを無色の固体として得た:MS(ISP):276.0及び278.1((M+H)+.)。
【0111】
実施例143
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
【0112】
【化19】

【0113】
1−メチル−2−ピロリジノン1ml中の4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド(実施例73)100mg(0.32mmol)及びプロピルアミン57mg(0.97mmol)の溶液を、マイクロ波照射下、250℃で15分間撹拌した。次に反応混合物を減圧下で蒸発させ、残留物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチルの勾配(10%〜20%酢酸エチル)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。N−(3−メトキシ−フェニル)−4−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミドを無色の個体として得た:MS(ISP):392.9((M+H)+.)。
【0114】
実施例143と同様にして、実施例144〜165を調製した:
【0115】
【表6】









【0116】
実施例166
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−(ピペラジン−1−スルホニル)−ベンズアミド
4−(3−カルボキシ−ベンゼンスルホニル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【0117】
【化20】

【0118】
アセトニトリル1ml中の3−クロロスルホニル−安息香酸220mg(1mmol)の冷却した溶液に、ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル745mg(4mmol)及びトリエチルアミン304mg(3mmol)を加え、次に周囲温度で60時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を2N NaOHに取り、酢酸エチルで抽出した。濃塩酸で水相をpH1にし、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。4−(3−カルボキシ−ベンゼンスルホニル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを固体として得た:MS(ISN):368.8((M−H)−.)。
【0119】
4−[3−(3−メトキシ−フェニルカルバモイル)−ベンゼンスルホニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【0120】
【化21】

【0121】
4−[3−(3−メトキシ−フェニルカルバモイル)−ベンゼンスルホニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを、実施例1と同様にして、4−(3−カルボキシ−ベンゼンスルホニル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル及び3−メトキシ−アニリンから調製した:無色の固体。MS(ISP):476.0((M+H)+.)、420.1((((M+H)−tBu))+.)98%)、376.3((((M+H)−Boc))+.)100%)。
【0122】
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−(ピペラジン−1−スルホニル)−ベンズアミド
【0123】
【化22】

【0124】
エタノール1ml及び2N HCl 10ml中の4−[3−(3−メトキシ−フェニルカルバモイル)−ベンゼンスルホニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル110mg(0.23mmol)の溶液を、50℃で30分間撹拌し、次に減圧下で濃縮した。残留物を2N NaOHに取り、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物を、溶離剤としてジクロロメタン/メタノール 9:1を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。N−(3−メトキシ−フェニル)−3−(ピペラジン−1−スルホニル)−ベンズアミドを無色の固体として得た:MS(ISP):376.3((M+H)+.)。
【0125】
実施例167
(rac,meso)−3−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド
(rac,meso)−3−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−フルオロ−安息香酸
【0126】
【化23】

【0127】
(rac,meso)−3−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−フルオロ−安息香酸を、実施例166a)と同様にして、3−クロロスルホニル−4−フルオロ−安息香酸及びラセミ体(cis,trans−3,5−ジメチルピペリジンから調製した:無色の固体、MS(ISN):314.1((M−H)−.)。
【0128】
(rac,meso)−3−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド
【0129】
【化24】

【0130】
(rac,meso)−3−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミドを、実施例1と同様にして、(rac,meso)−3−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−スルホニル)−4−フルオロ−安息香酸及び3−メトキシ−アニリンから調製した:無色の固体、MS(ISP):421.0((M+H)+.)。
【0131】
実施例167と同様にして、文献で公知であるか又は市販の安息香酸誘導体から、実施例168〜176を調製した:
【0132】
【表7】



【0133】
実施例177
3,4−ジクロロ−N−[3−(2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イルメチル)−フェニル]−ベンズアミド
2,5−ジメチル−1−(3−ニトロ−ベンジル)−1H−イミダゾール
【0134】
【化25】

【0135】
アセトニトリル2ml中の3−ニトロベンジルブロミド300mg(1.39mmol)及び1−(2,4−ジメチル−イミダゾール−1−イル)−エタノン192mg(1.39mmol)の溶液を、マイクロ波照射下、160℃で15分間撹拌した。次に反応混合物を減圧下で蒸発させ、残留物を2M NaOHに取り、15分間加熱還流した。次に反応混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗生成物を、溶離剤としてジクロロメタン/メタノールの勾配(5%〜10%メタノール)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。2,5−ジメチル−1−(3−ニトロ−ベンジル)−1H−イミダゾールを黄色の液体として単離した:MS(ISP):231.9((M+H)+.)。
【0136】
3−(2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イルメチル)−フェニルアミン
【0137】
【化26】

【0138】
3−(2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イルメチル)−フェニルアミンを、2,5−ジメチル−1−(3−ニトロ−ベンジル)−1H−イミダゾールから、酢酸エチル中で10%Pd/Cを用いて周囲温度で3時間、接触水素化により調製した:黄色の固体、MS(ISP):202.1((M+H)+.)。
3,4−ジクロロ−N−[3−(2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イルメチル)−フェニル]−ベンズアミド
【0139】
【化27】

【0140】
3,4−ジクロロ−N−[3−(2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イルメチル)−フェニル]−ベンズアミドを、実施例1と同様にして、3−(2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イルメチル)−フェニルアミン及び3,4−ジクロロ安息香酸から調製した:無色の固体、MS(ISP):374.1及び376.1((M+H)+.)。
【0141】
実施例178
6−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド
1−オキシ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジカルボン酸ジエチルエステル
【0142】
【化28】

【0143】
ジクロロメタン100ml中の5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジカルボン酸ジエチルエステル12.3g(42mmol)の溶液に、過酸化水素−ウレア付加物8.34g(89mmol)を加え、混合物を0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸無水物11.75ml(17.74g、84mmol)を滴下し、混合物を0℃で3時間撹拌した。次に25%亜硫酸ナトリウム水溶液25mlを加え、撹拌を更に15分間続けた。混合物を1N HClに注ぎ、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗生成物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチルの勾配(0%〜50%酢酸エチル)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。1−オキシ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジカルボン酸ジエチルエステルを無色の固体として単離した。MS(ISP):308.1((M+H)+.)。
6−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジカルボン酸 ジエチル エステル
【0144】
【化29】

【0145】
オキシ塩化リン33ml(55g、360mmol)中の1−オキシ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジカルボン酸ジエチルエステル11.0g(36mmol)の溶液を、1時間加熱還流した。次に反応混合物を減圧下で蒸発させ、残留物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチルの勾配(5%〜20%酢酸エチル)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。6−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジカルボン酸ジエチルエステルを無色の固体として単離した。MS(ISP):326.3及び328.4((M+H)+.)。
6−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジカルボン酸
【0146】
【化30】

【0147】
テトラヒドロフラン30ml中の6−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジカルボン酸ジエチルエステル9.60g(29mmol)の溶液を、0℃に冷却し、次に水5ml及び2N NaOH 29.5mlを滴下した。撹拌した反応混合物を30分間以内に周囲温度にした。次に溶液を塩化ナトリウムで飽和し、2N HClで酸性化した。溶液を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。6−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジカルボン酸を無色の固体として得た。MS(ISN):268.3及び270.4((M−H)−.)。
6−クロロ−5−トリフルオロメチル−ニコチン酸
【0148】
【化31】

【0149】
ジオキサン5ml中の6−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジカルボン酸400mg(1.5mmol)の溶液を、マイクロ波照射下、165℃に15分間加熱した。溶媒を蒸発させ、残留物を水から再結晶化させた。6−クロロ−5−トリフルオロメチル−ニコチン酸を無色の固体として得た。MS(ISN):224.0及び226.1((M−H)−.)。
【0150】
6−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド
【0151】
【化32】

【0152】
6−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミドを、実施例1と同様にして、6−クロロ−5−トリフルオロメチル−ニコチン酸及び3−メトキシ−アニリン酸から調製した:無色の固体、MS(ISP):374.1及び376.1((M+H)+.)。
【0153】
実施例179
N−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド
【0154】
【化33】

【0155】
N−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミドを、実施例143と同様にして、6−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド及びピロリジンから、マイクロ波照射で150℃に加熱して調製した:無色の固体、MS(ISP):366.0((M+H)+.)。
【0156】
実施例180
N−(3−エチル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−安息香酸
【0157】
【化34】

【0158】
ジメチルスルホキシド3.8ml中の4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)−安息香酸1.00g(4.8mmol)及びピロリジン2.4ml(2.06g、28.8mmol)の溶液を、100℃に24時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、水で希釈し、4N HClを用いてpHを3に調整した。無色の沈殿物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させた:(2.4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−安息香酸を僅かに褐色の固体として得た。MS(ISN):258.0((M−H)−.)。
【0159】
N−(3−エチル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
【0160】
【化35】

【0161】
N−(3−エチル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミドを、実施例1と同様にして、4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−安息香酸及び3−エチル−アニリンから調製した:無色の固体、MS(ISP):363.2((M+H)+.)。
【0162】
実施例180と同様にして、実施例181〜193を調製した:
【0163】
【表8】





【0164】
実施例194
(rac,meso)−4−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
(rac,meso)−4−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−安息香酸
【0165】
【化36】

【0166】
(rac,meso)−4−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−安息香酸を、実施例180a)と同様にして、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)−安息香酸及び(rac,meso)−3,5−ジメチル−ピペリジンから調製した:無色の固体、MS(ISN):300.5((M−H)−.)。
【0167】
(rac,meso)−4−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
【0168】
【化37】

【0169】
(rac,meso)−4−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミドを、実施例1と同様にして、(rac,meso)−4−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−安息香酸及び3−メトキシ−アニリンから調製した:無色の固体、MS(ISP):407.5((M+H)+.)。
【0170】
実施例195
4−アゼパン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−アゼパン−1−イル−3−トリフルオロメチル−安息香酸
【0171】
【化38】

【0172】
4−アゼパン−1−イル−3−トリフルオロメチル−安息香酸を、実施例180a)と同様にして、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)−安息香酸及びアゼパンから調製した:無色の固体、MS(ISN):286.4((M−H)−.)。
【0173】
4−アゼパン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
【0174】
【化39】

【0175】
4−アゼパン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミドを、実施例1と同様にして、4−アゼパン−1−イル−3−トリフルオロメチル−安息香酸及び3−メトキシ−アニリンから調製した:無色の固体、MS(ISP):393.0((M+H)+.)。
【0176】
実施例196
4−(4−シアノ−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
【0177】
4−(4−シアノ−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−安息香酸
【0178】
【化40】

【0179】
4−(4−シアノ−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−安息香酸を、実施例180a)と同様にして、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)−安息香酸及びピペリジン−4−カルボニトリルから調製した:無色の固体、MS(ISN):297.5((M−H)−.)。
【0180】
4−(4−シアノ−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
【0181】
【化41】

【0182】
4−(4−シアノ−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミドを、実施例1と同様にして、4−(4−シアノ−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−安息香酸及び3−メトキシ−アニリンから調製した:無色の固体、MS(ISP):404.4((M+H)+.)。
【0183】
実施例197
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−4−(4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル)−ベンズアミド
3−トリフルオロメチル−4−(4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル)−安息香酸
【0184】
【化42】

【0185】
3−トリフルオロメチル−4−(4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル)−安息香酸を、実施例180a)と同様にして、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)−安息香酸及び4−トリフルオロメチル−ピペリジンから調製した:無色の固体、MS(ISN):340.3((M−H)−.)。
【0186】
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−4−(4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル)−ベンズアミド
【0187】
【化43】

【0188】
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−4−(4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル)−ベンズアミドを、実施例1と同様にして、3−トリフルオロメチル−4−(4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル)−安息香酸及び3−メトキシ−アニリンから調製した:無色の固体、MS(ISP):447.1((M+H)+.)。
【0189】
実施例198
2−ピロリジン−1−イル−ピリミジン−5−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミド
【0190】
【化44】

【0191】
2−ピロリジン−1−イル−ピリミジン−5−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミドを、実施例1と同様にして、2−ピロリジン−1−イル−ピリミジン−5−カルボン酸及び3−メトキシ−アニリンから調製した:無色の固体、MS(ISP):299.0((M+H)+.)。
【0192】
実施例143と同様にして、実施例199〜209を調製した:
【0193】
【表9】







【0194】
実施例210
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピペラジン−1−イル−ニコチンアミド
【0195】
【化45】

【0196】
エタノール2ml中の4−[3−クロロ−5−(3−クロロ−フェニルカルバモイル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例209)200mg(0.443mmol)の溶液に、1N HCl水溶液2mlを加え、混合物を80℃で1.5時間撹拌した。次に混合物を周囲温度に冷却し、2N NaOHを用いて中和し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピペラジン−1−イル−ニコチンアミドを無色の固体として得た:MS(ISP):351.2及び353.2((M+H)+.)。
【0197】
実施例211
3−(1−ブトキシ−ビニル)−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド
【0198】
【化46】

【0199】
DMSO 2ml及び1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボラート0.2ml中の3−ブロモ−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド(実施例71)300mg(0.925mmol)、酢酸Pd(II)8mg(0.037mmol)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン31mg(0.075mmol)の混合物を、周囲温度で撹拌し、3回脱ガスした。混合物に、N−ブチルビニルエーテル185mg(0.24ml、1.85mmol)及びジイソプロピルアミン112mg(0.16ml、1.11mmol)を加え、密閉した管を、マイクロ波照射下、170℃で15分間撹拌した。得られた反応混合物を蒸発させ、残留物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル 78:22を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。3−(1−ブトキシ−ビニル)−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミドを黄色の油状物として得た:MS(ISP):344.2((M+H)+.)。
【0200】
実施例212
6−(5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−2−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−ニコチンアミド
【0201】
【化47】

【0202】
ジオキサン4ml中の6−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ニコチンアミド(実施例277)140mg(0.533mmol)の溶液に、トリ(2−フリル)ホスフィン20mg(0.086mmol)、ビス(ベンジリデンアセトン)パラジウム9mg(0.016mmol)及びトリエチルアミン80.8mg(111μL、0.800mmol)を加え、周囲温度で10分間撹拌した。次にトリブチル−(5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−2−イル)−スタンナン298mg(0.800mmol)を加え、混合物を110℃に24時間加熱した。冷却した反応混合物を、Dicaliteを通して濾過し、濾液を酢酸エチルで希釈し、水で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチルの勾配 60:40〜40:60を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。6−(5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−2−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−ニコチンアミドを無色の固体として得た:MS(ISP):311.1((M+H)+.)。
【0203】
実施例213
3−アセチル−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド
【0204】
【化48】

【0205】
ジオキサン2ml中の3−(1−ブトキシ−ビニル)−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド(実施例211)90mg(0.26mmol)の溶液に、2N HCl 2mlを加え、混合物を周囲温度で30分間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル 70:30を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製した。3−アセチル−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミドを無色の固体として得た:MS(ISN):286.1((M−H)−.)。
【0206】
実施例214
rac−N−(3−メトキシ−フェニル)−6−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ニコチンアミド
【0207】
【化49】

【0208】
酢酸エチル3ml中の6−(5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−2−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−ニコチンアミド30mg(0.097mmol)の溶液に、スパチュラ先端量の酸化白金を加え、混合物を水素雰囲気下、周囲温度で1時間撹拌した。次に反応混合物を濾過し、蒸発させ、そして残留物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル 1:2を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。rac−N−(3−メトキシ−フェニル)−6−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−ニコチンアミドを無色の固体として得た:MS(ISN):313.0((M−H)−.)。
【0209】
実施例215
rac−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)−ベンズアミド
3−(4,5−ジヒドロ−フラン−2−イル)−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド
【0210】
【化50】

【0211】
3−(4,5−ジヒドロ−フラン−2−イル)−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミドを、実施例212と同様にして、6−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ニコチンアミド(実施例277)及びトリブチル−(4,5−ジヒドロ−フラン−2−イル)−スタンナンから、マイクロ波照射下、170℃で15分間調製した:粘性無色の油状物、MS(ISP):314.1((M+H)+.)。
rac−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)−ベンズアミド
【0212】
【化51】

【0213】
rac−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)−ベンズアミドを、実施例214と同様にして、3−(4,5−ジヒドロ−フラン−2−イル)−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミドから調製した:粘性無色の油状物、MS(ISP):316.0((M+H)+.)。
【0214】
実施例216
4−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
【0215】
【化52】

【0216】
4−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミドを、実施例1と同様にして、3−メトキシ−アニリン及び4−クロロ−3−トリフルオロメチル−安息香酸から調製した:ベージュ色の固体、MS(ISN):328.0((M−H)−.)。
【0217】
公知化合物
実施例217〜333
下記化合物は公知化合物であり、そしてそれらは、市販されているか又は参考文献中で開示されている。
【0218】
【表10】
































【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化53】


[式中、
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、シクロアルキル、低級アルコキシ、NO、−(CHS(O)R、フェニル、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾール−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチル−ピペリジン−1−イル、4−シアノ−ピペリジン−1−イル、4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、C(O)O−低級アルキルにより置換されているピペラジン−1−イル、1,1−ジオキソイソチアゾリジン−2−イル、アゼパン−1−イル、アゼチジン−1−イル、5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−2−イル−、テトラヒドロ−ピラン−2−イルであるか、又はNR’R”もしくはC(O)CFであり;
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、NO、−(CHS(O)R、−OS(O)NR’R”、低級アルキル−O−C(=CH)−、−C(O)−低級アルキル、テトラヒドロ−フラン−2−イル、モルホリン−4−イル、ピラゾール−1−イル、又は−OC(O)−低級アルキルであるか;あるいは
とRは、対応するC原子と一緒になって、−CH=CH−CH=CH−又は−S−(CH−と共に環を形成し:
は、水素、ハロゲン、低級アルキル又は低級アルコキシであり;
は、水素、低級アルコキシ又はハロゲンであり;
/Rは、互いに独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、NO、シアノ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、フェニル、O−フェニル、−(CHS(O)R、NHC(O)−低級アルキル、C(O)−低級アルキル、C(O)O−低級アルキル又は2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イル−メチルであり;
は、水素、低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、低級アルキル、フェニル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、C(O)O−低級アルキル、C(O)O−(CH−NR’R”、オキサゾール−5−イル又はハロゲンであり;
とRは、対応するC原子と一緒になって、−CH=CH−CH=CH−と共に環を形成し;
は、水素又は低級アルキルであり;
Xは、−C(R)=又は−N=であり;
は、水素、低級アルコキシ、NO又はハロゲンであり;
Rは、低級アルキル、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、場合によりハロゲンにより置換されているフェニル、CHCN、NR’R”、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、アゼチジン−1−イル又はアゼパン−1−イルであり;
R’及びR”は、互いに独立に、水素、低級アルキル、(CH−4−メチルピペリジン−1−イル、(CH−C(O)−低級アルキル、場合によりハロゲンにより置換されている(CH−フェニル又は(CH−O−低級アルキルであり;
nは、0、1、2又は3であり;
oは、0又は1である]
で示される化合物又はその薬学的に許容しうる酸付加塩の、うつ病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神障害、例えば統合失調症、神経疾患、例えばパーキンソン病、神経変性障害、例えばアルツハイマー病、癲癇、片頭痛、高血圧、物質乱用及び代謝障害、例えば、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満症、脂質代謝異常症、エネルギー消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、ならびに心血管障害から選択される、CNS障害の処置用の医薬の製造のための、使用。
【請求項2】
Xが、−C(R)=である、請求項1記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項3】
が、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾール−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチル−ピペリジン−1−イル、4−シアノ−ピペリジン−1−イル、4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、C(O)O−低級アルキルにより置換されているピペラジン−1−イル、1,1−ジオキソイソチアゾリジン−2−イル、アゼパン−1−イル、アゼチジン−1−イルであるか、又はNR’R”である、請求項2記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項4】
化合物が、下記:
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−3−ニトロ−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−プロピルアミノ−ベンズアミド
4−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−エチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−アゼチジン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−ピロリジン−1−イル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−ピペリジン−1−イル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−フェニルアミノ−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−(2−メトキシ−エチルアミノ)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−アゼチジン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−ピペリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−プロピルアミノ−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ブチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−エチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−モルホリン−4−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−エチル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−エトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−イソプロピル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−イソプロポキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−アセチル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−フルオロ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−クロロ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−ブロモ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ピロリジン−1−イル−N−m−トリル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−ジフルオロメトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ピロリジン−1−イル−N−[3−(1,1,2,2−テトラフルオロ−エトキシ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
(rac,meso)−4−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−アゼパン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−(4−シアノ−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド、又は
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−4−(4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル)−ベンズアミドである、
請求項3記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項5】
Xが、−N=である、請求項1記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項6】
が、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾール−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチル−ピペリジン−1−イル、4−シアノ−ピペリジン−1−イル、4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、C(O)O−低級アルキルにより置換されているピペラジン−1−イル、1,1−ジオキソイソチアゾリジン−2−イル、アゼパン−1−イル、アゼチジン−1−イルであるか、又はNR’R”である、請求項5記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項7】
化合物が、下記:
N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピペラジン−1−イル−ニコチンアミド
N−(3−クロロ−フェニル)−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ニコチンアミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−メチルアミノ−ニコチンアミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−イソプロピルアミノ−ニコチンアミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−(2−メトキシ−エチルアミノ)−ニコチンアミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド
3’−クロロ−4−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−クロロ−フェニル)−アミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−エチルアミノ−ニコチンアミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−プロピルアミノ−ニコチンアミド
6−ブチルアミノ−5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−ニコチンアミド
6−アゼチジン−1−イル−5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−ニコチンアミド
3’−クロロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−クロロ−フェニル)アミド
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ニコチンアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド
6−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド
6−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド
4−メチル−3’−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミド
5−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド
3’−クロロ−4−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミド
6−ブチルアミノ−5−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ニコチンアミド、又は
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピペラジン−1−イル−ニコチンアミドである、
請求項6記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項8】
が、ハロゲンである、請求項2記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項9】
化合物が、下記:
4−クロロ−N−フェニル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−ブロモ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
3−クロロ−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド
3−ブロモ−4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ベンズアミド
4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−フルオロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
3,4−ジクロロ−N−[3−(2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イルメチル)−フェニル]−ベンズアミド
3,4−ジクロロ−N−フェニル−ベンズアミド
4−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
3,4−ジクロロ−N−フェニル−ベンズアミド
3,3’,4−トリクロロベンズアニリド、又は
3,4−ジクロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−ベンズアミドである、
請求項8記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項10】
が、ニトロである、請求項2記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項11】
化合物が、下記:
3−トリフルオロメチル−4−ニトロ−N−フェニル−ベンズアミド、又は
4−ニトロ−N−フェニル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミドである、
請求項10記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項12】
が、水素である、請求項2記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項13】
化合物が、N−(3,4−ジクロロ−フェニル)−3−メチル−ベンズアミドである、請求項12記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項14】
が、ハロゲンである、請求項5記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項15】
化合物が、下記:
5,6−ジクロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−ニコチンアミド
5,6−ジクロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ニコチンアミド、又は
6−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミドである、
請求項14記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項16】
式(IA):
【化54】


[式中、
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、NO、−(CHS(O)R、−OS(O)NR’R”、低級アルキル−O−C(=CH)−、−C(O)−低級アルキル、テトラヒドロ−フラン−2−イル、モルホリン−4−イル、ピラゾール−1−イル、又は−OC(O)−低級アルキルであり;あるいは
は、水素、ハロゲン、低級アルキル又は低級アルコキシであり;
は、水素、低級アルコキシ又はハロゲンであり;
/Rは、互いに独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、NO、シアノ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、フェニル、O−フェニル、−(CHS(O)R、NHC(O)−低級アルキル、C(O)−低級アルキル、C(O)O−低級アルキル又は2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イル−メチルであり;
は、水素、低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、低級アルキル、フェニル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、C(O)O−低級アルキル、C(O)O−(CH−NR’R”、オキサゾール−5−イル又はハロゲンであり;
とRは、対応するC原子と一緒になって、−CH=CH−CH=CH−と共に環を形成し;
は、水素又は低級アルキルであり;
Xは、−C(R)=又は−N=であり;
は、水素、低級アルコキシ、NO又はハロゲンであり;
Rは、低級アルキル、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、場合によりハロゲンにより置換されているフェニル、CHCN、NR’R”、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、アゼチジン−1−イル又はアゼパン−1−イルであり;
R’及びR”は、互いに独立に、水素、低級アルキル、(CH−4−メチルピペリジン−1−イル、(CH−C(O)−低級アルキル、場合によりハロゲンにより置換されている(CH−フェニル又は(CH−O−低級アルキルであり;
nは、0、1、2又は3であり;
oは、0又は1である]
で示される化合物又はその薬学的に許容しうる酸付加塩[但し、
4−ジエチルアミノ−N−フェニル−ベンズアミド
4−アセチルアミノ−3−ニトロ−N−フェニル−ベンズアミド及び
4−ジメチルアミノ−N−フェニル−ベンズアミドを除く]。
【請求項17】
化合物が、下記:
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−プロピルアミノ−ベンズアミド
4−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−エチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−フェニルアミノ−ベンズアミド
4−(2−メトキシ−エチルアミノ)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−プロピルアミノ−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ブチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−エチルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
6−ベンジルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド
6−イソプロピルアミノ−N−(3−メトキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−ニコチンアミド、又は
6−ブチルアミノ−5−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−ニコチンアミドである、
請求項16記載の式(IA)の化合物。
【請求項18】
式(IB):
【化55】


[式中、
下記:
【化56】


は、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピラゾール−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチル−ピペリジン−1−イル、4−シアノ−ピペリジン−1−イル、4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、C(O)O−低級アルキルにより置換されているピペラジン−1−イル、1,1−ジオキソイソチアゾリジン−1−イル、アゼパン−1−イル及びアゼチジン−1−イルから選択される環状アミン基であり;
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、NO、−(CHS(O)R、−OS(O)NR’R”、低級アルキル−O−C(=CH)−、−C(O)−低級アルキル、テトラヒドロ−フラン−2−イル、モルホリン−4−イル、ピラゾール−1−イル、又は−OC(O)−低級アルキルであり;又は
は、水素、ハロゲン、低級アルキル又は低級アルコキシであり;
は、水素、低級アルコキシ又はハロゲンであり;
/Rは、互いに独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、NO、シアノ、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、フェニル、O−フェニル、−(CHS(O)R、NHC(O)−低級アルキル、C(O)−低級アルキル、C(O)O−低級アルキル又は2,5−ジメチル−イミダゾール−1−イル−メチルであり;
は、水素、低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、低級アルキル、フェニル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、C(O)O−低級アルキル、C(O)O−(CH−NR’R”、オキサゾール−5−イル又はハロゲンであり;
とRは、対応するC原子と一緒になって、−CH=CH−CH=CH−と共に環を形成し;
は、水素又は低級アルキルであり;
Xは、−C(R)=又は−N=であり;
は、水素、低級アルコキシ、NO又はハロゲンであり;
Rは、低級アルキル、モルホリン−4−イル、ピロリジン−1−イル、場合によりハロゲンにより置換されているフェニル、CHCN、NR’R”、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル、アゼチジン−1−イル又はアゼパン−1−イルであり;
R’及びR”は、互いに独立に、水素、低級アルキル、(CH−4−メチルピペリジン−1−イル、(CH−C(O)−低級アルキル、場合によりハロゲンにより置換されている(CH−フェニル又は(CH−O−低級アルキルであり;
nは、0、1、2又は3であり;
oは、0又は1である]
で示される化合物又はその薬学的に許容しうる酸付加塩。
【請求項19】
化合物が、下記:
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−3−ニトロ−ベンズアミド
4−アゼチジン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−ピロリジン−1−イル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−ニトロ−4−ピペリジン−1−イル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−アゼチジン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−ピペリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−4−モルホリン−4−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−エチル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−エトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−イソプロピル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−イソプロポキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−アセチル−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−フルオロ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−クロロ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−ブロモ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ピロリジン−1−イル−N−m−トリル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−ジフルオロメトキシ−フェニル)−4−ピロリジン−1−イル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−ピロリジン−1−イル−N−[3−(1,1,2,2−テトラフルオロ−エトキシ)−フェニル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
(rac,meso)−4−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−アゼパン−1−イル−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
4−(4−シアノ−ピペリジン−1−イル)−N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド
N−(3−メトキシ−フェニル)−3−トリフルオロメチル−4−(4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル)−ベンズアミド
4−メチル−3’−トリフルオロメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミド
5−クロロ−N−(3−メトキシ−フェニル)−6−ピロリジン−1−イル−ニコチンアミド
3’−クロロ−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミド
3’−クロロ−4−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−5’−カルボン酸(3−メトキシ−フェニル)−アミド、又は
5−クロロ−N−(3−クロロ−フェニル)−6−ピペラジン−1−イル−ニコチンアミドである、
請求項18記載の式(IB)の化合物。
【請求項20】
請求項16〜19のいずれか一項記載の1つ以上の化合物及び薬学的に許容しうる賦形剤を含有する、医薬。
【請求項21】
CNS障害が、うつ病、不安障害、双極性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ストレス関連障害、精神障害、統合失調症、神経疾患、パーキンソン病、神経変性障害、アルツハイマー病、癲癇、片頭痛、高血圧、物質乱用及び代謝障害、摂食障害、糖尿病、糖尿病合併症、肥満症、脂質代謝異常症、エネルギー消費及び同化の障害、体温恒常性の障害及び機能不全、睡眠及び概日リズムの障害、ならびに心血管障害からなる群より選択される、CNS障害の処置のための請求項20記載の医薬。
【請求項22】
CNS障害が、うつ病、疼痛、精神障害、パーキンソン病、統合失調症、不安障害及び注意欠陥多動性障害(ADHD)からなる群より選択される、請求項21記載の医薬。
【請求項23】
本明細書に前述のとおりの発明。

【公表番号】特表2010−535172(P2010−535172A)
【公表日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−518626(P2010−518626)
【出願日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際出願番号】PCT/EP2008/059698
【国際公開番号】WO2009/016088
【国際公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】