説明

Vベルト駆動型モータジェネレータ装置

【課題】Vベルトの動力伝達力を高い領域に維持することができるVベルト駆動型モータジェネレータ装置を提供する。
【解決手段】エンジンのクランクシャフトとモータジェネレータ間の動力伝達をプーリに掛け渡したVベルトで行なう車両において、前記クランクシャフトに設けられるクランクシャフトプーリに、前記Vベルトの回転速度を一定範囲内に調整する速度調節機構が組み込まれている。この速度調節機構は、遊星歯車装置またはトロイダルコンバータまたはトルクコンバータで構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Vベルト駆動型モータジェネレータ装置に係り、より詳細には、Vベルトの回転速度を調節する速度調節機構を組み込み、動力の伝達力を向上させたVベルト駆動型モータジェネレータ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なVベルトの構成例を図5に示す。Vベルト6は、エンジン5のクランクシャフトプーリ1、モータジェネレータプーリ2、ウォータポンププーリ3およびコンプレッサプーリ4などに接続される。エンジンのクランクシャフトが回転すると、Vベルトによって、補機であるウォータポンププーリ3やコンプレッサプーリ4に動力が伝達される。モータジェネレータは、電動機と発電機を一体化としたもので、電動機でモータジェネレータプーリ2を回転してエンジン5を始動し、車両走行中はエンジン5の動力がモータジェネレータプーリ2を介して発電機に伝えられ、発電した電気をバッテリー(図示せず)に蓄える。
【0003】
一般的なVベルト速度と伝達力の関係を図6に示す。図6に示すように、Vベルトの伝達力は、Vベルトの速度つまりプーリの回転速度に依存する。Vベルトの速度が遅い場合、つまりプーリの回転数が低いとVベルトの伝達力も低くなり、動力を十分に伝達できないとの問題があった。
【0004】
一般的なモータの回転数とトルクと効率の関係を図7に示す。図7に示すように、モータの効率は低速で高トルクの領域が最も悪い。図7において、例えば、モータの回転数が250rpm付近で400〜500Nmのトルクなら、50%より低い効率となる。通常、エンジンの始動時、このような領域をやむなく使用しており、バッテリーへの負担も大きい。このような低速回転は、Vベルトの速度にして2〜5m/sであるから、図6に示すように、Vベルトの伝達力は3kW程度の低い値にとどまっている。
【0005】
特許文献1には、エンジン始動時に始動モータから大きな伝達トルクをエンジンのクランクシャフトに伝えるため、Vベルトに大きな張力をかけ、始動が終了したら張力を緩めるようにしたベルト張力調整装置が開示されている。しかし、Vベルトの張力を大きくすることはプーリとのスリップが防止されるが、動力の伝達効率を改善するものではない。
【特許文献1】特開2003−42248号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、Vベルトの動力伝達力を高い領域に維持することができるVベルト駆動型モータジェネレータ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明によるVベルト駆動型モータジェネレータ装置は、エンジンのクランクシャフトとモータジェネレータ間の動力伝達をプーリに掛け渡したVベルトで行なう車両において、前記クランクシャフトに設けられるクランクシャフトプーリに、前記Vベルトの回転速度を一定範囲内に調整する速度調節機構が組み込まれていることを特徴とする。
【0008】
請求項2は、前記速度調節機構は、前記クランクシャフトプーリと前記クランクシャフトの間に設けられる遊星歯車装置と、前記クランクシャフトプーリと前記クランクシャフトを直接つなぐ第1クラッチと、前記クランクシャフトプーリと前記遊星歯車装置をつなぐ第2クラッチと、からなることを特徴とする。
【0009】
請求項3は、前記速度調節機構は、トロイダルコンバータと、前記トロイダルコンバータのパワーローターの傾き角度を前記クランクシャフトの回転速度に応じて制御するガバナーからなることを特徴とする。
【0010】
請求項4は、請求項3に記載の前記ガバナーが、可動鉄芯の周囲にコイルを巻き付けたソレノイドからなり、前記コイルに前記クランクシャフトの回転速度に応じた電流が流され、前記可動鉄芯によって前記パワーローラーの傾き角度が調節されることを特徴とする。
【0011】
請求項5は、請求項3に記載の前記トロイダルコンバータと前記クランクシャフトとの間に、さらにクラッチが設けられることを特徴とする。
【0012】
請求項6は、前記速度調節機構がトルクコンバータからなることを特徴とする。
【0013】
請求項7は、請求項6に記載の前記トルクコンバータに、前記クランクシャフトと前記クランクシャフトプーリを等速で回転させるロックアップクラッチが設けられることを特徴とする。
【0014】
請求項8は、請求項6に記載の前記トルクコンバータと前記クランクシャフトとの間に、さらにクラッチが設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明の請求項1に記載のVベルト駆動型モータジェネレータ装置によれば、クランクシャフトプーリに、Vベルトの回転速度を一定範囲内に調整する速度調節機構を組み込んだので、エンジン回転数が変化してもVベルトの速度を保持し高い伝達力を維持できる。例えばエンジン始動時、モータジェネレータを高速で回転させ、Vベルトの高い伝達力を維持し、クランクシャフトは低速回転であってもよく、高トルクを伝達することができる。これによりモータジェネレータが補助できる領域を拡大し、ハイブリッド車における充電効率も向上させることができる。
【0016】
請求項2によれば、遊星歯車装置と、クランクシャフトプーリとクランクシャフトを直接つなぐ第1クラッチと、クランクシャフトプーリと遊星歯車装置をつなぐ第2クラッチと、を備えた速度調節機構を設けたので、Vベルトが高速に維持することができる。また、クランクシャフトプーリとクランクシャフトの切り離しができる。これにより、例えば、一時的な駐車でエンジンを切るアイドルストップの場合でも、モータジェネレータで補機を動かすことができる。
【0017】
請求項3によれば、トロイダルコンバータとガバナーからなる速度調節機構を設けたので、トロイダルコンバータの無段変速により、Vベルトの速度を一定に維持できる。
【0018】
請求項4は、トロイダルコンバータのガバナーに、コイルに回転速度に応じた電流を流して可動鉄芯を駆動するソレノイドを使用したので、機械式の錘を回転させ遠心力を利用してトロイダルコンバータのパワーローラーを動かす場合に比べて、コンパクトで大きな駆動力を得ることができる。
【0019】
請求項5は、トロイダルコンバータとクランクシャフトとの間にクラッチを設けたので、例えば、一時的な駐車でエンジンを切るアイドルストップの場合でも、モータジェネレータで補機を動かすことができる。
【0020】
請求項6によれば、トルクコンバータからなる速度調節機構を設けたので、トルクコンバータの変速機能によりVベルトの速度を一定に維持できる。すなわちトルクコンバータは、ポンプインペラ、ステータ、タービンランナからなり、ステータのオイルの流れにより、例えばトルク比を2倍程度に増幅してタービンランナを回転させることができる。
【0021】
請求項7は、トルクコンバータに、クランクシャフトとクランクシャフトプーリを等速で回転させるロックアップクラッチを設けたので、直接動力が伝達されて、オイルによるエネルギー変換ロスを抑えることができる。
【0022】
請求項8は、トルクコンバータとクランクシャフトとの間にクラッチを設けたので、例えば、一時的な駐車でエンジンを切るアイドルストップの場合でも、モータジェネレータで補機を動かすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図面を用いて、本発明によるVベルト駆動型モータジェネレータ装置を詳細に説明する。
【実施例1】
【0024】
図1は、本発明によるVベルト駆動型モータジェネレータ装置で、速度調節機構に遊星歯車装置とクラッチを使用した構成図である。モータジェネレータ7とエンジン5は、モータジェネレータプーリ2とクランクシャフトプーリ1に掛け渡されたVベルト6によって動力の伝達を行なう。クランクシャフトプーリ1には、太陽ギア13と遊星ギア14からなる遊星歯車装置15と、第1クラッチ10と、第2クラッチ11が設けられる。第1クラッチ10は、クランクシャフトプーリ1をエンジン5のクランクシャフト8に直接つなぐクラッチである。一方、クランクシャフト8は、遊星ギア14を結ぶキャリアに連結されている。第2クラッチ11は、クランクシャフトプーリ1と太陽ギア13を結ぶクラッチである。例えば、太陽ギア13の周りを自転しながら回る3つの遊星ギア14がキャリア(連結具のこと、図示せず)で連結し、太陽ギア13が3回転するとキャリアが1回転するように構成したとする。その場合、太陽ギア13を入力とし、遊星ギア14を結んだキャリアを出力とするなら、この遊星歯車機構は1/3の減速機となる。
【0025】
図1の速度調節機構によれば、次の(1)〜(3)の制御を行なうことができる。(1)エンジン5の始動時の場合、あるいはエンジン5が低速回転している場合、第1クラッチ10を開放し、第2クラッチ11を係合する。これによりクランクシャフトプーリ1の回転を減速してクランクシャフト8に伝達する。すなわち、Vベルト6の速度を高い領域に維持して、クランクシャフト8は低速回転に適した回転数にすることができる。
【0026】
また、(2)エンジン5が高速回転している場合、第1クラッチ10を係合し、第2クラッチ11を開放する。これによりクランクシャフトプーリ1の軸とクランクシャフト8を直結して、Vベルト6の高速回転を維持することができる。
【0027】
さらに、(3)エンジン5が停止している場合、例えば一時停止して無駄なアイドリングを避けるためエンジンを停止させたような場合、第1クラッチ10と第2クラッチ11を開放して、クランクシャフトプーリ1が遊星歯車装置15にもクランクシャフト8にも接続されない状態にする。これによりエンジン停止状態であっても、エアーコンディショナーなどの補機をモータジェネレータ7の動力で作動させることができる。
【実施例2】
【0028】
図2は、本発明によるVベルト駆動型モータジェネレータ装置で、速度調節機構にトロイダルコンバータとクラッチを使用した構成図である。図2に示すように、モータジェネレータ7とエンジン5は、モータジェネレータプーリ2とクランクシャフトプーリ1に掛け渡されたVベルト6によって動力の伝達を行なう。クランクシャフトプーリ1には、トロイダルコンバータ17とガバナー16とクラッチ20と、が備えられる。クラッチ20は、クランクシャフト8をガバナー16に接続する。
【0029】
トロイダルコンバータ17は、例えば図2の引出円の中に示すように、側面が円孤状で全体が円錐状の入力ディスク19aと、同様の形状の出力ディスク19bと、入力ディスク19aと出力ディスク19bを結ぶパワーローラー18とで構成される。入力ディスク19aが回転し、半径r1の個所でパワーローラー18と接触し、パワーローラー18が回転され、パワーローラー18の他端が出力ディスク19bと半径r2の個所で接触し、パワーローラー18の回転で出力ディスク19bが回転する。この場合、変速比γは、γ=r1/r2で表される。例えば、r1<r2となるようにパワーローラー18を傾けておくなら、トロイダルコンバータ17を減速機にできる。なお、入力ディスク19aと出力ディスク19bは、一方が入力、他方が出力に固定されず、双方向で使用できる。
【0030】
ガバナー16は、パワーローラー18を傾ける仕掛けであり、図2のガバナー16は、クランクシャフト8にアームと錘を取り付けたものである。これにより、クランクシャフト8の回転数に応じて錘が遠心力で外側に移動するので、パワーローラー18を傾けることができる。ガバナー16をアームと錘によらず、回転速度に応じて電流が流れるソレノイド(図示せず)で構成してもよい。ソレノイドは、強磁性体の可動鉄芯(プランジャー)がコイルに流された電流で生じる磁気で駆動されるものである。錘による機械式のものと比較して、コンパクトで大きな駆動力を有する。
【0031】
図2の速度調整機構によれば、次の制御を行なうことができる。(1)エンジン5の始動時、クラッチ20を係合し、ガバナー16とトロイダルコンバータ17により、クランクシャフトプーリ1の速度が一定となるように自動調整できる。(2)エンジン5が停止している場合、クラッチ20を開放し、クランクシャフトプーリ1がクランクシャフト8に接続されない状態とする。これによりエンジン停止状態であっても、補機をモータジェネレータ7の動力で作動させることができる。
【実施例3】
【0032】
図3は、本発明によるVベルト駆動型モータジェネレータ装置で、速度調節機構にトルクコンバータとクラッチを使用した構成図である。図3に示すように、モータジェネレータ7とエンジン5とは、モータジェネレータプーリ2とクランクシャフトプーリ1に掛け渡されたVベルト6によって動力の伝達を行なう。クランクシャフトプーリ1は、トルクコンバータ21とクラッチ20が備えられる。
【0033】
トルクコンバータ21は、ポンプインペラ21aと、ポンプインペラ21aで作り出されたオイルを流すステータ21bと、ステータ21bからのオイルを受けて回転するタービンランナ21cと、からなる。ここで、ポンプインペラ21aはクランクシャフトプーリ1に接続され、タービンランナ21cは、クランクシャフト8に接続されるとする。タービンランナ21cを出たオイルは、ステータ21bを介してポンプインペラ21aを回転するように戻される。図3に示すように、クランクシャフトプーリ1とタービンランナ21cを直結するロックアップクラッチ9を設けた。ロックアップクラッチ9は、ポンプインペラ21aとタービンランナ21cを直結するように設けてもよい。
【0034】
図3の速度調整機構によれば、次の制御を行なうことができる。(1)エンジン5が始動される時でプーリ間の速度差が大きい場合、クラッチ20を係合し、トルクコンバータ21で伝達力に応じて速度を調節できる。(2)エンジン5の始動後で、プーリ間の速度差が小さくなった場合、クラッチ20を係合した状態で、さらにロックアップクラッチ9を係合する。これは、図4に示すように、ポンプインペラ21aの速度n1とタービンランナ21cの速度n2が同じになると、動力の伝達効率ηが急激に低下するからである。そこで、ロックアップクラッチ9を係合させ、効率の低下を防止するようにした。(3)エンジン5が停止している場合、クラッチ20を開放し、クランクシャフトプーリ1が、クランクシャフト8に接続されない状態とする。これによりエンジン停止状態であっても、補機をモータジェネレータ7の動力で作動させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、高い動力伝達力が得られるVベルト駆動型モータジェネレータ装置として好適である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明によるVベルト駆動型モータジェネレータ装置で、速度調節機構に遊星歯車装置とクラッチを使用した構成図である。(実施例1)
【図2】本発明によるVベルト駆動型モータジェネレータ装置で、速度調節機構にトロイダルコンバータとクラッチを使用した構成図である。(実施例2)
【図3】本発明によるVベルト駆動型モータジェネレータ装置で、速度調節機構にトルクコンバータとクラッチを使用した構成図である。(実施例3)
【図4】図3のトルクコンバータの動力伝達効率を表した図である。縦軸は動力伝達効率η、横軸はn2(タービンランナの速度)/n1(ポンプインペラの速度)である。
【図5】一般的なVベルトの構成例を示す図である。
【図6】一般的なVベルト速度と伝達力の関係を示す図である。
【図7】一般的なモータの回転数とトルクと効率の関係を示す図である。
【符号の説明】
【0037】
1 クランクシャフトプーリ
2 モータジェネレータプーリ
3 ウォータポンププーリ
4 コンプレッサプーリ
5 エンジン
6 Vベルト
7 モータジェネレータ
8 クランクシャフト
9 ロックアップクラッチ
10 第1クラッチ
11 第2クラッチ
13 太陽ギア
14 遊星ギア
15 遊星歯車装置
16 ガバナー
17 トロイダルコンバータ
18 パワーローラー
19a 入力ディスク
19b 出力ディスク
20 クラッチ
21 トルクコンバータ
21a ポンプインペラ
21b ステータ
21c タービンランナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンのクランクシャフトとモータジェネレータ間の動力伝達をプーリに掛け渡したVベルトで行なう車両において、
前記クランクシャフトに設けられるクランクシャフトプーリに、前記Vベルトの回転速度を一定範囲内に調整する速度調節機構が組み込まれていることを特徴とするVベルト駆動型モータジェネレータ装置。
【請求項2】
前記速度調節機構は、前記クランクシャフトプーリと前記クランクシャフトの間に設けられる遊星歯車装置と、前記クランクシャフトプーリと前記クランクシャフトを直接つなぐ第1クラッチと、前記クランクシャフトプーリと前記遊星歯車装置をつなぐ第2クラッチと、からなることを特徴とする請求項1に記載のVベルト駆動型モータジェネレータ装置。
【請求項3】
前記速度調節機構は、トロイダルコンバータと、前記トロイダルコンバータのパワーローターの傾き角度を前記クランクシャフトの回転速度に応じて制御するガバナーからなることを特徴とする請求項1に記載のVベルト駆動型モータジェネレータ装置。
【請求項4】
前記ガバナーは、可動鉄芯の周囲にコイルを巻き付けたソレノイドからなり、前記コイルに前記クランクシャフトの回転速度に応じた電流が流され、前記可動鉄芯によって前記パワーローラーの傾き角度が調節されることを特徴とする請求項3に記載のVベルト駆動型モータジェネレータ装置。
【請求項5】
前記トロイダルコンバータと前記クランクシャフトとの間に、さらにクラッチが設けられることを特徴とする請求項3に記載のVベルト駆動型モータジェネレータ装置。
【請求項6】
前記速度調節機構は、トルクコンバータからなることを特徴とする請求項1に記載のVベルト駆動型モータジェネレータ装置。
【請求項7】
前記トルクコンバータは、前記クランクシャフトと前記クランクシャフトプーリを等速で回転させるロックアップクラッチを有することを特徴とする請求項6に記載のVベルト駆動型モータジェネレータ装置。
【請求項8】
前記トルクコンバータと前記クランクシャフトとの間に、さらにクラッチが設けられることを特徴とする請求項6に記載のVベルト駆動型モータジェネレータ装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−133534(P2010−133534A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−312101(P2008−312101)
【出願日】平成20年12月8日(2008.12.8)
【出願人】(591251636)現代自動車株式会社 (1,064)
【出願人】(500518050)起亞自動車株式会社 (449)
【出願人】(506407523)株式会社現代自動車日本技術研究所 (34)
【Fターム(参考)】