説明

親油性の生物活性化合物を含有する一次組成物

【課題】皮膚組織を老化から保護するための経口組成物または化粧品組成物の提供。
【解決手段】親油性生物活性化合物とホエイタンパクとを含有する組成物。親油性生物活性化合物として、酵母、肝臓抽出物、乳の画分、トマト抽出物および大豆抽出物など。さらにビタミンCおよび/またはトコフェロールを含有する組成物。組成物を含有する食品、食品補助物、化粧品調合物、または医薬品調合物。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は親油性生物活性化合物を含有する一次組成物に関し、またこの一次組成物を含有する経口組成物およびこれの製造方法に関する。
【0002】
親油性生物活性化合物、つまりリコピンを含有する、市販で入手できる組成物がすでに知られている。リコピンは天然物であり、複合機能、特に酸化防止機能を有することが知られている。リコピンは種々の天然産品、特にトマト、メロン、グアバの実およびグレープフルーツ中に存在する。市場で一般に入手できそしてリコピンを含有する組成物はオレオレジンである。このオレオレジンに関する問題は、これが含有するリコピンの生体利用性が十分でなかったことである。本発明の目的はリコピンを含有しまた現在市場にある製品より生体利用性が良い製品を入手することである。
【0003】
特許EP 278284号明細書は合成カロテノイドを含有する粉末状組成物に関する。この組成物に関する問題は、この組成物は食品の分野で使用できず、着色のためであるということである。
【0004】
本発明は親油性生物活性化合物とホエイタンパクとを含有する一次組成物に関する。生物活性化合物とはヒトまたは動物の新陳代謝に好影響を与える化合物を意味する。本発明の目的は天然産品から得られる組成物を消費者が利用可能にすることである。
【0005】
親油性生物活性化合物は植物、微生物、酵母または動物由来の生成物から得られ、抽出され、富化されまたは精製される。得られるとは、生物活性化合物が商業的に直接入手できることを意味する。抽出されるとは、生物活性のある主成分が抽出されることを意味する。富化されるとは、生物活性のない化合物をできるだけ分離することを意味する。精製されるとは、もっぱら生物活性化合物を回収することを意味する。
【0006】
植物に由来する生物活性化合物の場合、植物はトマト(トマト全体、トマトの抽出物、トマトの果肉、トマトピューレ、種を含むまたは含まないトマトの皮)、大豆、緑茶、生のコーヒー豆、スパイス(ショウガおよびその他のスパイス)、ぶどうの実、カカオ、および穀物からなる群から選択される。微生物は親油性生物活性化合物を産生するあらゆる種類の細菌であってよい。微生物としては例えば、プロバイオティック、特に乳酸菌を考えることができる。酵母は、親油性生物活性化合物を産生するあらゆる酵母、例えばサッカロミセスであってよい。動物由来の産物は肝臓抽出物および牛乳の画分からなる群から選択される。乳の画分とは乳のあらゆる部分を意味する。
【0007】
本発明の一次組成物においては、親油性生物活性化合物は、単独のまたは混合物のカロテノイド、ポリフェノール、親油性ビタミン、フラボノイド、イソフラボン、クルクミノイド、セラミド、プロアントシアニジン、テルペノイド、ステロール、フィトステロール、ステロール−エステル、トコトリエノール、スクアレン、レチノイドからなる群から選択される。カロテノイドはトマト、ニンジン、黄桃、アンズおよびオレンジ中に特に存在する。ポリフェノールは特に緑茶、コーヒー、カカオ、赤ブドウ酒中に存在する。親油性ビタミンは特に、多くの野菜中に存在する。フラボノイドおよびイソフラボンは特に大豆、茶、タマネギ、ブドウ中に存在する。クルクミノイドは特にショウガ中に存在する。セラミドは、酵母からの誘導物および動物由来の誘導物中に特に存在する糖脂質である。プロアントシアニジンはぶどうの実の中に特に存在するフラボノイドである。テルペノイドはスパイス中に存在する。ステロール、フィトステロールおよびステロール−エステルは、植物油、種子、クルミおよび野菜中に特に存在する。トコトリエノールは、米ぬか、オオムギ、コムギ、パーム油、ライ麦およびえん麦中に特に存在する。スクアレンは魚の肝臓、オリーブ油、小麦胚芽油、米ぬか油中に特に存在する。最後に、レチノイドは肝臓、卵黄および乳製品中に特に存在する。
【0008】
本発明の一次組成物の好ましい態様では、親油性生物活性化合物はトマト、例えばトマトピューレまたはトマトの抽出物から得られる。トマト中のリコピンは本発明にとって有利である。生物活性化合物は大豆の抽出物であってもよい。トマトと大豆との混合物を使用することもできる。
【0009】
本発明の組成物は粉末、液体またはゲルの形をとってよい。
【0010】
すでに上記したように、本発明の主な目的は、生体利用性が単独の化合物より良い親油性生物活性化合物を含有する組成物をもつことであり、また第2の目的は、水分散性が十分である組成物を消費者に提供することであり、もし粉末の形が選択されるとするならば、周囲温度で水中に分散可能な粉末を提供することである。第3の目的はホエイタンパクによって親油性生物活性化合物を保護することである。
【0011】
本発明の組成物では、タンパクはホエイタンパク、例えばホエイタンパクからの単離物である。ホエイタンパクとは、ホエイタンパクを少なくとも80%含有する製品を意味する。
【0012】
本発明の一次組成物はビタミンEおよびビタミンCをさらに含有してよい。ビタミンE(トコフェロール)は由来からみて外在的または内在的であってよい。ビタミンCは組成物中に添加される。
【0013】
この組成物は乳化剤、安定剤および添加剤をさらに含有する。乳化剤としては、燐脂質、例えばレシチン、ポリオキシエチレンソルビタンモノ−またはトリオレエート、モノラウレート、モノパルミテート、モノ−またはトリオレエート、モノ−またはジグリセリドのように、食品の分野になじむ乳化剤が使用される。安定剤としては、食品中で、化粧品または医薬品中で知られたあらゆる種類の安定剤が使用される。添加剤としては、香料、着色剤、そして食品、化粧品または医薬品中で知られた他のあらゆる添加剤が使用される。これらの乳化剤、安定剤および添加剤はこの一次組成物の最終用途との関連で添加される。
【0014】
本発明の組成物は50%までの親油性生物活性化合物と90%までのホエイタンパクとを含有する。
【0015】
本発明の一次組成物の好ましい態様で、この組成物はトマト、大豆の抽出物およびホエイタンパクのオレオレジンを含有する。本明細書でトマトのオレオレジンとは、リコピンのようなカロテノイド、トリグリセリド、燐脂質、トコフェロールおよび重要性がより低い他の化合物を含有するこの植物の脂質抽出物を意味する。大豆の抽出物とは、イソフラボンを大きな含量で含有する大豆の抽出物を意味する。カロテノイドを含有する他の植物、特にレモン、グアバ、グレープフルーツ、アンズ、野薔薇の実、ニンジン、桃およびオレンジもまた考慮に入れることができる。
【0016】
本発明は食品、食品補助物、化粧品組成物または医薬組成物中に上記した一次組成物を含有する経口組成物にさらに関する。
【0017】
経口摂取することができるこの組成物は、親油性生物活性化合物の身体中での生体利用性を増強しそして皮膚の老化を遅延するのを可能にする。上記の一次組成物によって補完される食品として、ヨーグルト、液体飲料、チョコレート、アイスクリーム、穀物、チョコレート粉末、コーヒー、マヨネーズのような料理用製品、トマトピューレまたはサラダ用ソース、小児用栄養製品、経腸栄養製品、あるいはペット飼料を挙げることができる。この場合粉末は、例えばリコピンのような親油性生物活性化合物を1日あたり0.001〜50mg含む摂取量になるように、上記した食品または飲料中に溶解される。1日あたり5〜20mg程度の摂取量を考えるのが好ましい。
【0018】
本発明に従って、上記の一次組成物が0.001〜100%配合されている糖衣錠、丸薬、カプセル、シロップ、ゲル、クリームまたは錠剤の形の食品補助物を提供することもでき、これを水とともに、あるいは他のあらゆる既知の方法で直接摂取することができる。この補完剤は甘味料、安定剤、添加剤、香料および着色剤をさらに含有する。
【0019】
この経口組成物は一次組成物と当業者に知られた皮膚用の活性化合物とを含有する化粧品組成物であってもよい。
【0020】
経口組成物は一次組成物と、例えば局所投与されるまたは経口摂取可能な医薬化合物とを含有する医薬組成物であってもよい。
【0021】
本発明は上記の一次組成物を含有する化粧品組成物にも関する。この場合、化粧品組成物は親油性生物活性化合物を10−8〜5%含有するのが好ましい。この場合、一次組成物の含有率は10−10〜10%の範囲にある。化粧品組成物は10−8〜5%の親油性生活性化合物を含有するのが好ましい。
【0022】
局所経由で使用可能なこの組成物は、化粧品中で使用できる脂肪または油、例えばCTFAの出版物、Cosmetic Ingradient Handbook,Washington中に記載されているものをさらに含有する。化粧品活性のある他の成分を添加することもできる。この組成物は構造化剤(agent structurant)および乳化剤をさらに含有する。
【0023】
この組成物には他の賦形剤、着色剤、香料または不透明化剤を添加することもできる。
【0024】
本発明は経口組成物または皮膚組織を老化から保護するため、特にコラゲナーゼを阻害することにより皮膚および/または粘膜の機能退化を防止しそしてコラーゲンの合成を強化するための上記した化粧品組成物をさらに使用することに関する。
【0025】
本発明はさらに、乳漿タンパクが親油性生活性化合物と混合されている上記した一次組成物の製造方法に関する。
【0026】
本発明の方法の第1の実施態様においては、
−乳漿タンパクを水中に溶解し、
−親油性生活性化合物を溶媒中に溶解し、
−これら2つの溶液を混合し、
−溶媒を蒸発しそして−分散体を得る。
【0027】
本発明の方法の第1の態様では、分散体が得られる。第2の態様では、ゲルを得るために分散体が熱処理される。そして第3の態様では、粉末を得るために霧化または凍結乾燥によって分散体の乾燥が行われる。本発明の組成物は以下に説明するように、そのままでまたは混合物で直接使用することができる。
【0028】
乳漿タンパクは周囲温度に近いまたはそれを僅かに上回る温度で水中に溶解される。リコピンを1〜40%含有するオレオレジンが使用される。この量は重量/重量基準で供与される。オレオレジンを溶媒中に溶解する場合、溶媒に対するオレオレジンの重量基準の比を1:1〜1:900の程度にして作業する。
【0029】
溶媒は食品、化粧品または医薬品との親和性のあるあらゆる種類の溶媒である。溶媒はアセトン、エタノールまたはイソプロパノールであるのが好ましい。水性相を溶媒と混合する場合、溶媒/水の容積比は60/40程度に選定される。
【0030】
2つの相を混合した後、混合物を周囲温度より僅かに高い温度、例えば30℃で30〜60分静置し、そして穏和な真空下での溶媒の追い出しを開始する。穏和な真空とは、200〜300mbarの真空をいう。粉末が好ましい場合、真空下で、微粉化によって、凍結乾燥によって水が除去される。ここで真空とは40〜50mbarをいう。ゲルが好ましい場合、乳濁液が加熱されるか、このゲルをつくるのに当業者に知られたあらゆる技術で操作される。
【0031】
本発明の第2の実施態様では、
−親油性生活性化合物を溶媒と混合し、
−得られる組成物を乳漿タンパクの粉末と混合しそして
−溶媒を蒸発して粉末状の組成物を得る。
【0032】
使用する溶媒は上記したのと同じ溶媒である。
【0033】
第3の実施態様では、オレオレジンの形の、粉末の形の、乾燥した他のあらゆる形の(例えばオレオレジンが支持体上に吸収されている)親油性生活性化合物が、乳漿の粉末(場合によっては大豆抽出物を含有する)と直接混合され本発明の一次組成物が得られる。
【0034】
次に、実施例を参照しつつ以下の説明を行う。
【0035】
実施例1:粉末状の組成物の調製
ホエイタンパクの単離物13.3kgを脱イオン水330L中に溶解しそして混合物を25〜30℃で6時間撹拌した。別に、アセトン438L中でリコピンを6%含有する
【化1】


のオレオレジン550gを混合しそして混合物を撹拌した。次に2つの溶液30℃で60分混合する。最終混合物を穏和に加熱しそして穏和な圧力でアセトンを追い出す。最後に、40〜50mbarで水を部分的に追い出す。ホエイタンパクの単離物200kgとオレオレジンとの水溶液が得られる。
次にこの溶液を微粉化によって乾燥する。
この粉末をもとにして、リコピン25mgと、オレオレジン中に含まれる他のカロテノイドとホエイタンパク12.5gとを含有するこの粉末が毎日投与される人々について試験を行った。投与はこの粉末をリンゴジュース中に溶解することにより実施した。リコピンを同量含有するトマトピューレである参照物に対比するとき、本発明の粉末からのリコピンの生体利用性がトマトピューレからのリコピンのそれと同じであることが確認された。この研究は8週間にわたって実施した。トマトピューレはリコピンの生体利用性がより良い製品と当業者に考えられていることを想起すべきである。このことの立証は血漿中のリコピンを測定して行われた。
【0036】
実施例2:糖衣錠の調製
乳化剤を含有する実施例1のオレオレジン550gのエタノール中での分散体をつくる。この分散体をホエイタンパク1100gおよび大豆抽出物(イソフラボン40%を含有する)1100gと混合する。溶媒を追い出して粉末を得る。
このようにして得た粉末をアスコルビン酸と、そしてまた1つ以上の甘味料、濃稠剤および糖衣錠の形で調製することを可能にする食品添加物のような他の添加剤と混合する。 次いで、得られる混合物を糖衣錠化する。
このようにして、リコピン33mg、大豆抽出物70mg、ホエイタンパク70mg、アスコルビン酸40mgを含有し、700mgに達する残部が甘味料、濃稠剤および食品添加物である700mg程度の糖衣錠がつくられる。
【0037】
実施例3:化粧品組成物
ワセリン油7%、実施例1の粉末2%、グリセリルモノステアレートであるポリエチレン−グリコールのステアレート3%、カルボキシビニルポリマー0.4%、ステアリルアルコール0.7%、大豆タンパク3%、NaOH0.4%、保存剤を含有し、100%に達する残部が水である顔用の乳液が調製される。
【0038】
実施例4:化粧品組成物
グリセリン10%、実施例1の粉末2%、ココアンフォジアセテートジナトリウム1%、保存剤を含有し、100%に達する残部が水である顔用のゲルが調製される。
【0039】
実施例5:リコピンの安定性の検討
光線および酸素はリコピンの劣化を惹起することが知られている。単独のリコピンおよび本発明に従ってホエイタンパクと組み合わせられたリコピンの安定性の水性相での分析を実施した。単独のリコピンの場合、水性相中に1日あった後、リコピンは40%しか残らないのに、ホエイについては実質的に90%残る。2日後、ホエイについては60%が残るのに、単独であるならリコピンはほとんど完全に劣化する。
従って、ホエイタンパクによるリコピンの保護効果が十分にある。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの親油性生物活性化合物および1つのホエイタンパクを含有する一次組成物。
【請求項2】
親油性生物活性化合物は植物、微生物、酵母または動物由来の製品から得られ、抽出され、富化されあるいは精製される、請求項1に記載の一次組成物。
【請求項3】
植物はトマト、大豆、緑茶、生のコーヒー豆、スパイス、ぶどうの実、カカオ、ショウガおよび穀物からなる群から選択される、請求項1または2に記載の一次組成物。
【請求項4】
微生物は親油性生物活性化合物を産生するあらゆる種類の細菌である、請求項1または2に記載の一次組成物。
【請求項5】
酵母は親油性生物活性化合物を産生するものである、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項6】
動物由来の製品は肝臓抽出物および乳の画分からなる群から選択される、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項7】
親油性生物活性化合物は単独のまたは混合物のカロテノイド、ポリフェノール、親油性ビタミン、フラボノイド、イソフラボン、クルクミノイド、セラミド、プロアントシアニジン、テルペノイド、ステロール、フィトステロール、ステロール−エステル、トコトリエノール、スクアレンおよびレチノイドからなる群から選択される、請求項1から6のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項8】
親油性生物活性化合物はトマトの抽出物、大豆の抽出物またはトマトと大豆との混合抽出物である、請求項1から7のいずれか1項に記載の一次組成物。
【請求項9】
粉末、ゲルまたは液体である、請求項1から8のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項10】
ビタミンCおよび/またはトコフェロールをさらに含有する、請求項1から9のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項11】
乳化剤、安定剤および添加剤をさらに含有する、請求項1から10のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項12】
50%までの親油性生物活性化合物と90%までのホエイタンパクを含有する、請求項1から11のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項13】
トマトのオレオレジン、大豆の抽出物およびホエイタンパクを含有する、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか1項に記載の一次組成物を、食品、食品補助物、化粧品調合物または医薬調合物中に含有する経口組成物。
【請求項15】
食品はヨーグルト、液体飲料、チョコレート、アイスクリーム、シリアル、チョコレート粉末、コーヒー、動物性食品からなる群から選択される、請求項14に記載の経口組成物。
【請求項16】
食品補助物は甘味料、安定剤、香料および着色剤をさらに含有しまた糖衣錠、丸薬、カプセル、シロップ、ゲルまたはクリームの形をとる、請求項14に記載の経口組成物。
【請求項17】
化粧品調合物は皮膚用の活性化合物をさらに含有する、請求項14に記載の組成物。
【請求項18】
一次組成物の含有率は0.001〜100%である請求項14から17のいずれか1項に記載の経口組成物。
【請求項19】
一次組成物の含有率は10〜50%である請求項18に記載の経口組成物。
【請求項20】
請求項1から13のいずれか1項に記載の一次組成物を含有する化粧品組成物。
【請求項21】
一次組成物の含有率は10−10〜10%である、請求項20に記載の化粧品組成物。
【請求項22】
皮膚組織を老化から保護するために、請求項14から21のいずれか1項に記載の経口組成物または化粧品組成物を使用すること。
【請求項23】
ホエイタンパクを親油性生物活性化合物と混合する、ことを特徴とする、請求項1から13のいずれか1項に記載の生物活性化合物の製造方法。
【請求項24】
−ホエイタンパクを水中に溶解し、
−親油性生物活性化合物を溶媒中に溶解し、
−これら2つの溶液を混合し、
−溶媒を蒸発しそして
−分散体を得る請求項23に記載の方法。
【請求項25】
−親油性生物活性化合物を溶媒と混合し、
−得られる組成物をホエイタンパクの粉末と混合しそして
−溶媒を蒸発して粉末状の組成物を得る請求項23に記載の方法。
【請求項26】
溶媒はアセトン、エタノールおよびイソプロパノールから選択される、請求項24または25に記載の方法。

【公開番号】特開2010−59163(P2010−59163A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−238684(P2009−238684)
【出願日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【分割の表示】特願2001−587609(P2001−587609)の分割
【原出願日】平成13年5月29日(2001.5.29)
【出願人】(590002013)ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー (31)
【Fターム(参考)】