説明

インバータ回路とこれを用いた圧電発振器

【課題】CMOSインバータの貫通電流は、このインバータを用いた装置の電力消費量を増大させ、特に携帯機器においては電池の寿命を短くする。
【解決手段】従来のCMOSインバータと同じ回路のP-MOSTQ1のソースS回路に、別のP-MOSTQ3を直列に追加接続し、そのゲートと回路の入力端間を遅延回路Z1で接続し、また、前記CMOSインバータのN-MOSTQ2のソース回路に、別のN-MOSTQ4を直列に追加接続してそのゲートと回路の入力端間を遅延回路Z2で接続した回路構成にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CMOSで構成されるインバータ回路であって、特に回路の貫通電流の低減を図ったインバータ回路に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、水晶発振器は、高安定の基準周波数源として広い分野で使用されているが、中でも、移動体通信分野において、特に携帯電話等の携帯機器用の発振器として大いに需要が伸びてきている。
そして、この携帯機器は、高機能化が図られる一方で、小型化、軽量化が要求されると共に、低消費電力化が重要な課題となっている。この要求に対して、水晶発振器においても、低消費電力化が進められている。
図4は、従来の発振回路の能動素子にCMOSインバータを使用した水晶発振器の一例を示す電気回路図である。同図に示すように、本水晶発振器は、水晶振動子Y1と、反転増幅器としてのCMOSインバータIC1と、前記CMOSインバータIC1の入出力間に接続された増幅器ゲイン調整抵抗R1と、発振回路負荷容量のコンデンサC1、C2と、抵抗Rdとで構成されるコルピッツ型の水晶発振器である。
【0003】
図5は、図4の水晶発振器のa−b間に用いられているCMOSインバータの説明図であって、(a)は基本的回路構成を示す電気回路図、(b)は動作説明図である。
CMOSインバータは、図5(a)に示すように、PチャネルのMOSトランジスタ(以下、P-MOSTという)Q1とNチャネルのMOSトランジスタ(以下、N-MOSTという)Q2とで構成され、P-MOSTQ1とN-MOSTQ2のゲートG同士が接続され、これを入力aとし、また、前記P-MOSTQ1とN-MOSTQ2のドレインD同士が接続され、これを出力bとする。そして、前記P-MOSTQ1のソースSは電源(Vdd)へ、前記N-MOSTQ2のソースSは接地(GND)へ接続された回路構成を有する。
【0004】
同図(b)は入力の変化に対応するCMOSインバータの動作説明図であって、コンデンサCoutは、前記CMOSインバータの出力回路の容量性負荷である。
同図に示すように、電源電圧Vdd=+5Vとして、インバータ入力Vinが0Vのとき、P-MOSTQ1のゲート・ソース間電圧Vgsが−5Vとなって該P-MOSTQ1は導通状態となると共に、N-MOSTQ2のゲート・ソース間電圧Vgsは0Vとなって該N-MOSTQ2は非導通状態となる。その結果、P-MOSTQ1を介してコンデンサCoutに対する充電電流が流れ、出力電圧Voutは約+5Vとなる。
【0005】
次に、入力Vinが+5Vになると、P-MOSTQ1のゲート・ソース間電圧Vgsが0Vとなって該P-MOSTQ1は非導通状態となると共に、N-MOSTQ2のゲート・ソース間電圧Vgsは+5Vとなって該N-MOSTQ2は導通状態となる。その結果、N-MOSTQ2を介してコンデンサCoutより放電電流が流れ、出力電圧Voutは0Vとなる。
上記動作によって、インバータ出力は、図6のインバータ入出力電圧特性図(実線)に示すように、入力Vinとは極性の反転した出力電圧Voutが得られる。
【特許文献1】第2869510号公報
【非特許文献1】鈴木八十二著 「CMOS回路の使い方(I)」(株)工業調査会出版、1988年1月発行
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図7は、N-MOSTとP-MOSTの入力電圧対出力電流の特性図である。同図(a)に示すように、N-MOSTにおいては、ゲート・ソース間電圧Vgs=0〜Vthn(素子のしきい値)ではドレイン・ソース電流Idsは流れないが、電圧VgsがVthnに達すると電流Idsが流れ始める。
同様に、P-MOSTにおいては、同図(b)に示すように、ゲート・ソース間電圧Vgs=0〜Vthp(素子のしきい値)ではドレイン・ソース電流Idsは流れないが、電圧VgsがVthpに達すると電流Idsが流れ始める。
図8は、インバータ回路の入力電圧Vinと、インバータ回路を構成するP-MOSTとN-MOSTのゲート・ソース電圧とドレイン・ソース電流の関係を示す模式的なタイミングチャートである。
【0007】
図5のCMOSインバータ回路において、入力電圧Vinが0Vから+5V(ただし、電源Vdd=+5Vとする)に変移するときの各MOSTQ1、Q2を流れる電流を、図8のチャートに基づいて説明する。
図8(a)及び(d)は、入力電圧Vinを示す。同図(b)、(e)は、それぞれN-MOSTQ2のゲート・ソース電圧VgsnとP-MOSTQ1のゲート・ソース電圧Vgspを示し、同図(c)、(f)は、それぞれN-MOSTQ2を流れるドレイン・ソース電流Idnと、P-MOSTQ1を流れるドレイン・ソース電流Idpを示す。
【0008】
図8(a)に示すようにVinが時間tから上昇して、時間tにN-MOSQ2の素子のしきい値Vthnに達すると、N-MOSQ2には、図7(a)の電圧電流特性に従って、図8(f)に示すようにドレイン・ソース電流Idnが流れ始める。
このとき、P-MOSTQ1のゲート・ソース電圧は、図8(e)に示すように、時間tからVgsp=−5Vの電位が上昇し、図7(b)の電圧電流特性に従って、同図(f)に示すようにドレイン・ソース電流Idpが流れる。
したがって、時間tから、N-MOSTQ2のドレイン・ソース電流IdnとP-MOSTQ1のドレイン・ソース電流Idspとが一致するときまでは、P-MOSTQ1とN-MOSTQ2には、同時に、同図(c)に示されるドレイン・ソース電流Idsnが流れることになる。
【0009】
Vinが上昇すると動作が反転して、同時にP-MOSTQ1とN-MOSTQ2を流れるドレイン・ソース電流は、同図(f)に示すP-MOSTQ1のIdspとなる。
更にVinが上昇して、P-MOSTQ1のVgspがP-MOSQ1のしきい値Vthpに達する時間tにおいては、Idsp=0となる。
上記動作の結果、P-MOSTQ1とN-MOSTQ2とを同時に流れるインバータ回路の電流、即ち貫通電流Idcは、図8(g)の時間tからtの間に流れる斜線部となる。そして、この貫通電流Idcは、図6の点線にも示すように、入力電圧Vinが電源電圧Vddのおよそ半分の電圧のとき最大となる。
【0010】
回路の入力電圧Vinが+5Vから0Vへ変移する場合の動作は、P-MOSTQ1とN-MOSTQ2の動作が前述と逆になるだけの相違であるので、説明は省略する。
【0011】
貫通電流は、上述のように、CMOSインバータ回路の入出力伝達動作に関係のない不要な電流である。しかも、この貫通電流は入力電圧レベルの反転のつど発生する電流であり、クロック周波数が高くなるほど増大するものであって、全体の消費電流の約30%を占めることが知られており、CMOSインバータ回路の低消費電力化の障害となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、貫通電流を削減して低消費電力のインバータ回路を提供し、この回路を用いた圧電発振器の低消費電力化に寄与することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記問題を解決するため、請求項1に記載のインバータ回路においては、PチャンネルMOSトランジスタのゲートとNチャンネルトランジスタのゲートとを接続して入力端とし、前記PチャンネルMOSトランジスタのドレインと前記Nチャンネルトランジスタのドレインとを接続して出力端としたCMOSインバータ回路の前記PチャンネルMOSトランジスタのソースに第2のPチャンネルMOSトランジスタのドレインを接続し、前記NチャンネルMOSトランジスタのソースに第2のNチャンネルMOSトランジスタのドレインを接続し、前記第2のPチャンネルMOSトランジスタ及び前記第2のNチャンネルMOSトランジスタのそれぞれのゲートと前記入力端とを遅延回路を介して接続したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の圧電発振器においては、圧電素子と請求項1に記載のインバータ回路とを用いて構成したことを特徴とする。
さらに、請求項2に記載の圧電発振器においては、インバータ回路の入力端と出力端との間にゲイン調整用の第1の抵抗器を接続し、前期インバータ回路の入力端に圧電振動子の一端を接続すると共に出力端に圧電振動子の他端を第2の抵抗器を介して接続し、圧電振動子の両端をそれぞれ負荷容量用コンデンサを介して接地した構造の圧電発振器であって、前記インバータ回路として請求項1に記載のインバータ回路を用いたことを特徴とする圧電発振器。
【発明の効果】
【0013】
本発明のインバータ回路は、従来のCMOSインバータ回路における貫通電流の低減のため、CMOSインバータのP-MOSTのソース回路に新たにP-MOSTを直列に追加接続し、そのゲートと回路の入力端間を遅延回路で接続し、また、前記CMOSインバータのN-MOSTのソース回路に新たにN-MOSTを直列に追加接続してそのゲートと回路の入力端間を遅延回路で接続した構成にした。
そのため、回路の入力電圧がLowレベルからHighレベルへ変移する場合に、本発明のインバータ回路における追加されたN-MOSTに電流が流れ始めるタイミングが遅くなる。また、回路の入力電位がHighレベルからLowレベルへ変移する場合に、本発明のインバータ回路における追加されたP-MOSTに電流が流れ始めるタイミングが遅くなる。
その結果、本発明のインバータ回路は、CMOSインバータの貫通電流を大幅に低減することができ、例えばこれを用いた水晶発振器の低消費電力化が可能になり、携帯機器の運用時間の延長に有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を図面に示した実施の形態に基づいて説明する。
図1は、本発明に係わるインバータ回路の実施の一形態例を示す回路図である。同図に示すように、本インバータ回路は、2個のP-MOSTQ1、Q3と、2個のN-MOSTQ2、Q4と、2個の遅延回路Z1、Z2とで構成される。そして、前記P-MOSTQ1とN-MOSTQ2とは、図5(a)の従来のCMOSインバータと同じ構成を有している。そして、他のP-MOSTQ3は、そのドレインDが前記P-MOSTQ1のソースSに接続され、該P-MOSTQ3のソースSが電源Vddに接続される。
また、他のN-MOSTQ4は、そのドレインDが前記N-MOSTQ2のソースSに接続され、該N-MOSTQ4のソースSは接地(GND)に接続される。両MOSTQ3、Q4のゲートGは、それぞれ遅延回路Z1、Z2を介して回路の入力端Aに接続されている。端子Bは、回路の出力端である。
【0015】
本インバータ回路の動作を、図2、図3に示す本インバータ回路のMOSTQ1〜Q4のゲート・ソース電圧とドレイン・ソース電流の関係を示す模式的な動作タイミングチャートに基づいて説明する。
まず、電源Vddを+5Vとして、回路の入力電圧Vinが、接地レベル(0V)から+5Vに変移する場合の動作を、図2に基づいて説明する。
図2(a)、(f)は、回路の入力電圧Vinを示す。同図(a)のように入力電圧Vin=0が時間tから上昇すると、N-MOSTQ4は、ソース電圧=0(GND)でり、時間tの遅延回路Z2を介してゲートGに入力電圧Vinが加わるので、同図(b)に示すように時間tからゲート・ソース電圧Vgs=0Vの電位が上昇する。そして、N-MOSTQ4のVgsが該N-MOSTQ4のしきい値(Vth4)を超える時間tから、図7R>7(a)の電圧電流特性に従ってドレイン・ソース電流が流れて導通状態となる。
【0016】
そのため、N-MOSTQ4のドレイン電圧(=N-MOSTQ2のソース電圧)は、同図(c)のQ2Vsに示す電圧となる。
このとき、N-MOSTQ2のゲートGには、同図(c)のQ2Vgに示す電圧が加わるので、Q2のゲート・ソース電圧Vgsは、同図(d)のように上昇する。このN-MOSTQ2のゲート・ソース電圧Vgsが、時間tにN-MOSTQ2のしきい値(Vth2)を超えると、Q2には、図7(a)の電圧電流特性に従って、図2(e)に示すように、時間tからドレイン・ソース電流Idsが流れる。
【0017】
一方、同図(f)のように入力電圧Vin=0が時間tから上昇すると、P-MOSTQ3は、ソース電圧=+5V(=Vdd)でり、時間tの遅延回路Z1を介してゲートGに入力電圧Vinが加わるので、同図(g)に示すように時間tからゲート・ソース電圧Vgs=−5Vの電位が上昇する。このとき、P-MOSTQ3は、図7(b)の電圧電流特性に従って、ドレイン・ソース電流が流れて導通状態である。
そして、このVgsが該P-MOSTQ3のしきい値(Vth4)を超える時間tにドレイン・ソース電流が0となる。
【0018】
そして、P-MOSTQ3のドレイン電圧(=P-MOSTQ1のソース電圧)は、同図(h)のQ1Vsに示す電圧となる。このとき、P-MOSTQ1のゲートGには、同図(h)のQ1Vgに示す電圧が加わるので、P-MOSTQ1のゲート・ソース電圧Vgsは、同図(i)のように上昇する。そのため、P-MOSTQ1には、図7(b)の電圧電流特性に従って、図2(e)に示すように、ドレイン・ソース電流Idsが流れる。
このP-MOSTQ1のゲート・ソース電圧Vgsが、時間tにP-MOSTQ1のしきい値(Vth1)を超えると、ドレイン・ソース電流Idは0となる。
【0019】
したがって、本インバータ回路の入力電圧Vinが、接地レベル(0V)から+5Vに変移する場合にMOSTQ1〜Q4を同時に流れるドレイン・ソース電流、即ち貫通電流Idcは、同図(e)、(j)を重ね合わせた同図(k)の、時間t〜t間に流れる部分(図中、塗りつぶした部分)である。
【0020】
本インバータ回路において、回路の入力電圧Vinが+5V(=Vdd)から0Vへ変移する場合の、MOSTQ1〜Q4のゲート・ソース電圧とドレイン・ソース電流の関係は、図3のタイミングチャートに示すとおりである。
入力電圧Vinの変移は、同図(a)、(f)に示すように、+5Vから0Vへと図2の場合と逆になっており、このため、図3のタイミングチャートに示されるMOSTQ1〜Q4各部の動作は、図2における動作が反転しているだけの相違であるので、詳細な各部の動作説明は省略する。
【0021】
図3(d)に示すように、N-MOSTQ2のゲート・ソース電圧Vgsが該N-MOSTQ2のしきい値(Vth2)を超える時間tから該N-MOSTQ2のドレイン・ソース電流Idsが、図7(a)の電圧電流特性に従って、図3(e)に示すように流れる。
また、P-MOSTQ1のゲート・ソース電圧Vgsは、同図(i)に示すように上昇し、そのため、該P-MOSTQ1には、図7(b)の電圧電流特性に従って、図3(j)に示すようにドレイン・ソース電流Idsが流れる。
したがって、入力電圧Vinが+5Vから0Vへ変移する場合の貫通電流Idcは、図3(k)の時間t〜t間に流れる部分(図中、塗りつぶした部分)となる。

上述の動作によって、本インバータ回路では、従来のCMOSインバータ回路に比べて、回路の貫通電流Idcを大きく低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係るインバータ回路の実施の一形態例を示す回路図。
【図2】回路の入力電圧Vinが0Vから+5Vに変移するときの、インバータ回路のMOSTQ1〜Q4のゲート・ソース電圧とドレイン・ソース電流の関係を示す模式的な動作タイミングチャート。
【図3】回路の入力電圧Vinが+5Vから0Vに変移するときの、インバータ回路のMOSTQ1〜Q4のゲート・ソース電圧とドレイン・ソース電流の関係を示す模式的な動作タイミングチャート
【図4】発振回路の能動素子にCMOSインバータを使用した従来の水晶発振器の一例を示す電気回路図。
【図5】CMOSインバータの説明図であって、(a)は基本的回路構成を示す電気回路図、(b)は動作説明図。
【図6】CMOSインバータの入力電圧対出力電圧及び貫通電流の特性図。
【図7】(a)はN-MOSTの、(b)はP-MOSTのそれぞれ入力電圧対出力電流の特性図。
【図8】CMOSインバータ回路を構成するN-MOSTとP-MOSTのゲート・ソース電圧とドレイン・ソース電流の関係を示す模式的なタイミングチャート。
【符号の説明】
【0023】
A、B・・端子、 C1、C2、Cout・・コンデンサ、 IC1・・CMOSインバータ、
Q1、Q3・・PチャネルのMOSトランジスタ(P-MOST)、
Q2、Q4・・NチャネルのMOSトランジスタ(N-MOST)、
R1、Rd・・抵抗、 Y1・・水晶振動子、 Z1、Z2・・遅延回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
PチャンネルMOSトランジスタのゲートとNチャンネルトランジスタのゲートとを接続して入力端とし、前記PチャンネルMOSトランジスタのドレインと前記Nチャンネルトランジスタのドレインとを接続して出力端としたCMOSインバータ回路の前記PチャンネルMOSトランジスタのソースに第2のPチャンネルMOSトランジスタのドレインを接続し、前記NチャンネルMOSトランジスタのソースに第2のNチャンネルMOSトランジスタのドレインを接続し、前記第2のPチャンネルMOSトランジスタ及び前記第2のNチャンネルMOSトランジスタのそれぞれのゲートと前記入力端とを遅延回路を介して接続したことを特徴とするインバータ回路。
【請求項2】
圧電素子と請求項1に記載のインバータ回路とを用いて構成したことを特徴とする圧電発振器。
【請求項3】
インバータ回路の入力端と出力端との間にゲイン調整用の第1の抵抗器を接続し、前期インバータ回路の入力端に圧電振動子の一端を接続すると共に出力端に圧電振動子の他端を第2の抵抗器を介して接続し、圧電振動子の両端をそれぞれ負荷容量用コンデンサを介して接地した構造の圧電発振器であって、前記インバータ回路として請求項1に記載のインバータ回路を用いたことを特徴とする圧電発振器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2005−175540(P2005−175540A)
【公開日】平成17年6月30日(2005.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−408134(P2003−408134)
【出願日】平成15年12月5日(2003.12.5)
【出願人】(000003104)東洋通信機株式会社 (1,528)
【Fターム(参考)】