説明

交通情報送信装置、および交通情報送信方法

【課題】 複数の情報を付加した交通情報をナビゲーション装置に送信すること。
【解決手段】 送信データ作成部303aは、地図データ上におけるブロック、またはメッシュ単位に、複数の情報を付加した交通情報を作成する。データ送信部303bは、送信データ作成部303aで作成した交通情報をナビゲーション装置200に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されたナビゲーション装置に交通情報を送信する交通情報送信装置、および交通情報送信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
次のような道路交通情報のデータブロック符号化方法が特許文献1によって知られている。この方法によれば、交通情報配信センタで作成した道路交通情報をブロック化し,
パケット形式でナビゲーション装置へ送信している。
【0003】
【特許文献1】特開2001−101580号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の交通情報の送信方法においては、交通情報表示用の現在の渋滞情報と、経路探索用の予測交通情報とを別々に送信しなければならないという問題が生じていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、車両に搭載されたナビゲーション装置に交通情報を送信するための交通情報送信装置、および方法であって、地図上における所定の範囲ごとに、複数の交通情報からなる送信用情報を作成し、作成した送信用情報をナビゲーション装置に送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、複数の交通情報からなる送信用情報を作成して送信するようにした。これによって、1度の送信処理で複数の交通情報をまとめて送信することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、本実施の形態におけるナビゲーションシステムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。ナビゲーションシステム100は、車両に搭載されたナビゲーション装置200と、ナビゲーション装置200に交通情報を配信する交通情報送信装置としての情報センタ300とを備えている。
【0008】
ナビゲーション装置200は、自車両の車速を検出する車速センサ201と、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信して自車両の現在位置を検出するGPSユニット202と、自車両の進行方向を検出するジャイロセンサ203と、使用者によって操作される入力スイッチ204と、地図ディスク205aから地図データを読み取るディスク読取装置205と、CPUやメモリ、およびその他周辺回路で構成される制御装置206と、道路地図や目的地までの推定走行時間などの各種情報を表示するモニタ207と、ガイダンス音声などの音声を出力するスピーカ208と、情報センタ300と通信を行う通信装置209とを備えている。
【0009】
地図ディスク205aには、複数のスケール(縮尺率)の地図データが格納されており、格納されている地図データは、道路地図をノードとリンクで表現した道路データを含んでいる。道路データでは、交差点にノードが対応し、各ノード間を結ぶ線分、すなわち道路区間がリンクに対応する。本実施の形態では、各ノードには識別番号としてノードIDが付与されており、各リンクには識別番号としてリンクIDが付与されている。
【0010】
また、本実施の形態の地図データは、ブロックおよびメッシュという概念で管理されており、各スケールの地図を分割した最小単位がその縮尺のメッシュに対応し、1つ以上のメッシュが集まった範囲がブロックに対応する。なお、本実施の形態では、メッシュとして2次メッシュを用いる例について説明する。
【0011】
例えば、図2(a)に示すように、地図を格子状に分割した各領域A1〜K10が2次メッシュに対応し、これらのA1〜K10で示される2次メッシュを2つ以上まとめた単位、例えばA1とA2の2つの2次メッシュをまとめた単位がブロックに対応する。なお、各2次メッシュ、およびブロックにそれぞれを一意に識別するためのメッシュIDおよびブロックIDが付加されている。
【0012】
制御装置206は、経路探索部206aと、交通情報取得部206bと、渋滞度表示部206cとを備えている。経路探索部206aは、使用者によって目的地が設定され、目的地までの経路探索が指示されると、GPSユニット202で検出した自車両の現在位置を出発地として、使用者によってあらかじめ設定された探索条件に基づいて、目的地までの最適な経路を探索する。
【0013】
交通情報取得部206bは、経路探索部206aによって目的地までの経路が探索されると、情報センタ300に対して後述する交通情報の送信を要求して、交通情報を取得する。情報センタ300に交通情報の送信を要求するに当たっては、出発地としてのGPSユニット202で検出した自車両の現在位置と、使用者によって設定された目的地とを特定するための情報、例えば、出発地の緯度経度情報と目的地の緯度経度情報、および経路探索部206a探索した経路が通過するメッシュIDを情報センタ300へ送信する。
【0014】
渋滞度表示部206cは、情報センタ300から受信した交通情報に基づいて、経路探索部206aで探索した経路上に現在の渋滞度を描画してモニタ207に表示する。また、目的地までの推定旅行時間を表示する。なお、渋滞度は、例えば「渋滞」、「混雑」、「順調」の3段階に分類して表示され、「渋滞」を赤、「混雑」をオレンジ、「順調」を青のように、運転者が地図上で容易に渋滞の状況を視認できるように色分けして描画される。なお、情報センタから受信する交通情報については後述する。
【0015】
情報センタ300は、FM多重放送、光ビーコン、電波ビーコンなどを介して配信される渋滞情報や各リンクを通過するために要する時間(リンク旅行時間)を含む交通情報を取得する交通情報取得装置301と、交通情報取得装置301で取得した交通情報、および交通情報の統計情報を記憶する交通情報データベース302と、CPUやメモリ、およびその他周辺回路で構成される制御装置303と、上述したナビゲーション装置200と通信を行う通信装置304とを備えている。
【0016】
制御装置303は、送信データ作成部303aと、データ送信部303bとを備えている。送信データ作成部303aは、ナビゲーション装置200から交通情報の送信が要求された場合に、ナビゲーション装置200から受信した出発地の緯度経度情報、目的地の緯度経度情報、および経路探索部206a探索した経路が通過するメッシュIDとを加味して、設定されている経路を含む範囲の送信用交通情報を作成する。
【0017】
送信用交通情報は、設定されている経路を含む範囲の上述したブロック単位の交通情報であり、この送信用交通情報には、各ブロックに含まれるリンクを走行するために要する推定時間(リンク旅行時間)と、それぞれのリンクにおける渋滞度、および各ブロックを構成する2次メッシュの情報が含まれている。
【0018】
送信用交通情報に含まれるリンク旅行時間は、上述した経路探索部206aによる目的地までの経路を再探索するとき、あるいは目的地までの所要時間や目的地への到着時間を算出して運転者に提示するときに探索用情報として使用される情報である。すなわち、ナビゲーション装置200が経路を探索するために使用する情報である。また、送信用交通情報に含まれる渋滞度は、上述したように渋滞度表示部206cが経路上に渋滞度を表示する際に使用される情報である。すなわちナビゲーション装置200が交通情報を表示するために使用する情報である。
【0019】
送信データ作成部303aは、このような送信用交通情報を作成するために次のように処理する。まず、交通情報取得装置301によって取得された交通情報に含まれる渋滞情報に基づいて、上述した渋滞度を算出する。すなわち、渋滞情報に基づいて現在のリンクごとの渋滞度を「渋滞」、「混雑」、「順調」の3段階に分類する。
【0020】
次に、経路に含まれる各リンクのリンク旅行時間を推定する。すなわち、ナビゲーション装置200で設定されている経路上において、各リンクを通過する時点のそれぞれのリンクの道路状況を交通情報データベース302に記憶されている統計情報に基づいて予測して、各リンクを通過する時点におけるリンク旅行時間の推定値を算出する。すなわち交通情報の統計情報に基づいて、自車両からの距離に応じたリンク旅行時間を推定する。
【0021】
そして、推定したリンク旅行時間が同一となる隣接するメッシュをグループ化してブロックとし、それぞれのブロックごとの現在の渋滞度(現況)、リンク旅行時間、およびブロックを構成する2次メッシュ情報の組を送信用交通情報として作成する。
【0022】
例えば、探索されている経路が図2に示すような経路2aである場合には、次のように送信用交通情報を作成する。まず、図2(a)に示すように、経路2aの近傍のメッシュにおける現時点の渋滞度(現況)を取得して分類する。そして、図2(b)に示すように、推定したリンク旅行時間が同一となる隣接するメッシュをグループ化して、各ブロックごとの推定したリンク旅行時間をそれぞれ情報#1〜情報#nとする。
【0023】
なお、自車両の現在位置が2次メッシュB9内にある場合には、この2次メッシュB9に対してはリンク旅行時間の推定は行わず、交通情報取得装置301で取得した交通情報に含まれる現在のリンク旅行時間(現況)を使用する。すなわち、自車両が現在走行中の地点においては、リンク旅行時間を推定する必要がないことから、交通情報取得装置301で取得したリンク旅行時間をそのまま使用する。
【0024】
データ送信部303bは、このようにブロックごとに作成した送信用交通情報を、例えば図3に示すようなデータ形式でナビゲーション装置200へ送信する。この図3に示す例によれば、自車両の現在位置を含む2次メッシュB9で構成されるブロック1の渋滞度は「現況」であり、リンク旅行時間も「現況」である。そして、自車両の現在位置から最も近いブロック2は、2次メッシュA8、A9、A10、B8、B10、C8、C9、およびC10で構成され、渋滞度は「現況」であり、リンク旅行時間は「情報#1」である。
【0025】
また、ブロック3は、2次メッシュB7、C6、およびC7で構成され、渋滞度は「現況」であり、リンク旅行時間は「情報#2」である。ブロック4は、2次メッシュD5、D6、E5、E6、およびF6で構成され、渋滞度は「現況」であり、リンク旅行時間は「情報#3」である。
【0026】
このように、送信用交通情報にブロックごとの渋滞度とリンク旅行時間の2つの交通情報を含めてナビゲーション装置200へ送信するようにしたため、1度に1つの情報のみしか送信できない従来の交通情報の送信方法と比較して、ナビゲーション装置200が必要としている情報を1度の送信処理でまとめて送ることができ、通信量を削減することができる。換言すれば、ナビゲーション装置200は、一度の送信要求(情報ダウンロード)で必要とする複数の交通情報からなる送信用交通情報を得ることができ、通信量を削減することができる。
【0027】
また、渋滞度は現在のものを送信し、リンク旅行時間は統計情報に基づいて、自車両が各リンクを実際に走行する時点の値を推定して送信するようにした。これによって、一般的に運転者は、現在の渋滞の状況を把握したいことが多いことを加味して、運転者のニーズに沿った渋滞度を表示することができる。また、統計情報に基づいて自車両からの距離に応じたリンク旅行時間を算出することによって、リンク旅行時間の精度を向上することができる。
【0028】
図4は、本実施の形態におけるナビゲーション装置200の処理を示すフローチャートである。図4に示す処理は、ナビゲーション装置200の電源がオンされると起動するプログラムとして、制御装置206によって実行される。
【0029】
ステップS10において、使用者によって目的地が設定され、経路探索が指示されたか否かを判断する。経路探索が指示されたと判断した場合には、ステップS20へ進む。ステップS20では、経路探索部206aは、GPSユニット202で検出した自車両の現在位置を出発地として、使用者によってあらかじめ設定された探索条件に基づいて、目的地までの最適な経路を探索する。その後、ステップS30へ進む。
【0030】
ステップS30では、交通情報取得部206bは、上述したように、情報センタ300に対して交通情報の送信を要求して、ステップS40へ進む。ステップS40では、情報センタ300から交通情報を受信したか否かを判断する。交通情報を受信したと判断した場合には、ステップS50へ進む。ステップS50では、渋滞度表示部206cは、受信した交通情報に含まれる渋滞度に基づいて、経路上に上述した渋滞度を描画する。また、受信した交通情報に含まれるリンク旅行時間に基づいて、目的地への予想到着時間を算出して、モニタ207に表示する。
【0031】
その後ステップS60へ進み、使用者によって経路の再探索が指示されたか否かを判断する。経路の再探索が指示されていないと判断した場合には、後述するステップS80へ進む。これに対して、経路の再探索が指示されたと判断した場合には、ステップS70へ進む。ステップS70では、情報センタ300から受信した交通情報を加味して、例えば渋滞していない道路を優先して選択するように目的地までの経路を再探索する。その後、ステップS80へ進む。
【0032】
ステップS80では、ナビゲーション装置200の電源がオフされたか否かを判断する。電源がオフされていないと判断した場合には、ステップS10へ戻って処理を繰り返す。これに対して、電源がオフされたと判断した場合には、処理を終了する。
【0033】
図5は、本実施の形態における情報センタ300の処理を示すフローチャートである。図5に示す処理は、ナビゲーション装置200から交通情報の送信要求があった場合に起動するプログラムとして、制御装置303によって実行される。
【0034】
ステップS110において、送信データ作成部303aは、交通情報取得装置301によって取得された交通情報に含まれる渋滞情報に基づいて、上述したようにナビゲーション装置200で設定されている経路を含む範囲のブロック単位の渋滞度を算出する。その後、ステップS120へ進み、上述したように経路に含まれる各リンクのリンク旅行時間を推定する。その後、ステップS130へ進む。
【0035】
ステップS130では、図3に示したような、各ブロックごとのリンク旅行時間、渋滞度、および各ブロックを構成する2次メッシュの情報の組からなる送信用交通情報を作成して、ステップS140へ進む。ステップS140では、送信データ作成部303aは、送信データ作成部303aで作成された送信用交通情報を、通信装置304を介してナビゲーション装置へ送信し、処理を終了する。
【0036】
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)送信用交通情報にブロックごとの渋滞度とリンク旅行時間の2つの情報を含めてナビゲーション装置200へ送信するようにした。これによって、1度に1つの情報のみしか送信できない従来の交通情報の送信方法と比較して、ナビゲーション装置200が必要としている情報を1度の送信処理でまとめて送ることができ、通信量を削減することができる。
【0037】
(2)送信用交通情報に含む渋滞度は現在の渋滞度、すなわち現況とし、リンク旅行時間は交通情報、および統計情報に基づいて推定するようにした。そして、ナビゲーション装置では、受信した渋滞度に基づいて現在の渋滞度を経路上に描画して表示し、リンク旅行時間に基づいて目的地への予想到着時間を表示するようにした。これによって、一般的に運転者は、現在の渋滞の状況を把握したいことが多いことを加味して、運転者のニーズに沿った渋滞度を表示することができる。また、目的地への予想到着時間の精度を向上することができる。
【0038】
―変形例―
なお、上述した実施の形態のナビゲーションシステムは、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、図3に示すように送信用交通情報をブロック単位で作成する例について説明した。しかしこれに限定されず、例えば図6に示すように送信用交通情報を2次メッシュ単位に作成するようにしてもよい。例えば図6においては、自車両の現在位置を含む2次メッシュB9で構成される2次メッシュ1の渋滞度は「現況」であり、リンク旅行時間も「現況」であることを示している。
【0039】
(2)図6に示す例では、各2次メッシュには1つのリンクが含まれている例を示したが、これに限定されず、例えば図7に示すように、1つの2次メッシュに複数のリンクを含むようにしてもよい。すなわち、図7に示す例では、自車両の現在位置を含む2次メッシュB9で構成される2次メッシュ1には、自車両が現在走行中のリンク1とその先につながるリンク2とが含まれている。そしてリンク1の渋滞度は「現況」であり、リンク旅行時間も「現況」であり、リンク2の渋滞度は「現況」でリンク旅行時間は「情報#1」であることを示している。これによって、同一2次メッシュ内に含まれる個々のリンクにおける交通情報が異なる場合でも、それぞれのリンクごとに交通情報をナビゲーション装置200に送信する必要がなくなり、データ量を削減することができる。
【0040】
(3)図7に示す例では、1つの2次メッシュに複数のリンクが含まれる場合について説明したが、この場合に、1つの2次メッシュに含まれる連続するリンクで、渋滞度、およびリンク旅行時間が一致する場合には、いずれか一方の渋滞度、およびリンク旅行時間のデータを省略するようにしてもよい。例えば、図8に示すように、自車両の現在位置を含む2次メッシュB9で構成される2次メッシュ1において、自車両が現在走行中のリンク1とその先につながるリンク2との渋滞度、およびリンク旅行時間が等しい場合には、リンク2の渋滞度、およびリンク旅行時間のデータを省略して送信用交通情報を作成する。これによって、重複するデータを削除して、ナビゲーション装置200へ送信するデータ量を削減することができる。
【0041】
(4)上述した実施の形態では、ナビゲーション装置200は、探索した経路上の交通情報として、ブロックごとの渋滞度とリンク旅行時間の組を送信するように情報センタ300へ要求する例について説明した。しかしこれに限定されず、ブロック、または2次メッシュごとに、渋滞度とリンク旅行時間との少なくともいずれか一方を要求できるようにし、情報センタ300は、各ブロック、または2次メッシュごとに、渋滞度とリンク旅行時間との少なくともいずれか一方を含む送信用交通情報を作成するようにしてもよい。例えば、図9に示すように、2次メッシュB9で構成される2次メッシュ1は渋滞度のみを含み、2次メッシュA8で構成される2次メッシュ2はリンク旅行時間のみを含み、2次メッシュB10で構成される2次メッシュ6は渋滞度とリンク旅行時間を含む送信用交通情報を作成してもよい。これによって、ナビゲーション装置200は、必要とする情報のみを要求して、要求した情報のみを含む交通情報を受信することができるようになり、送信データから不要なデータを削除して、通信量を削減することができる。
【0042】
(5)上述した実施の形態、および変形例では、ブロックまたは2次メッシュを送信用交通情報の作成単位として、これらのブロックまたは2次メッシュごとに送信用交通情報を作成する例について説明した。しかしこれに限定されず、地図データ上において識別可能な所定の範囲を送信用交通情報の作成単位としてもよい。
【0043】
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
【0044】
特許請求の範囲の構成要素と実施の形態との対応関係について説明する。送信データ作成部303aは交通情報作成手段に、データ送信部303bは送信手段に相当する。なお、以上の説明はあくまでも一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係に何ら限定も拘束もされない。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】ナビゲーションシステムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】探索された経路における交通情報の取得例を示す図である。
【図3】送信用交通情報の具体例を示す図である。
【図4】ナビゲーション装置200の処理を示すフローチャート図である。
【図5】情報センタ300の処理を示すフローチャート図である。
【図6】送信用交通情報の変形例を示す第1の図である。
【図7】送信用交通情報の変形例を示す第2の図である。
【図8】送信用交通情報の変形例を示す第3の図である。
【図9】送信用交通情報の変形例を示す第4の図である。
【符号の説明】
【0046】
100 ナビゲーションシステム
200 ナビゲーション装置
201 車速センサ
202 GPSユニット
203 ジャイロセンサ
204 入力スイッチ
205 ディスク読取装置
205a地図ディスク
206、303 制御装置
206a 経路探索部
206b 交通情報取得部
206c 渋滞度表示部
207 モニタ
208 スピーカ
209、304 通信装置
300 情報センタ
301 交通情報取得装置
302 交通情報データベース
303a 送信データ作成部
303b データ送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載されたナビゲーション装置に交通情報を送信するための交通情報送信装置であって、
地図上における所定の範囲ごとに、複数の交通情報からなる送信用情報を作成する交通情報作成手段と、
前記交通情報作成手段で作成した前記送信用情報を前記ナビゲーション装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする交通情報送信装置。
【請求項2】
請求項1に記載の交通情報送信装置において、
前記複数の交通情報は、前記ナビゲーション装置が交通情報を表示するために使用する表示用情報と、前記ナビゲーション装置が経路を探索するために使用する探索用情報とを含むことを特徴とする交通情報送信装置。
【請求項3】
請求項2に記載の交通情報送信装置において、
前記表示用情報は、現在の渋滞度を示す情報であり、
前記探索用情報は、自車両からの距離に応じて、リンクごとに推定される旅行時間であることを特徴とする交通情報送信装置。
【請求項4】
請求項3に記載の交通情報送信装置において、
前記探索用情報は、自車両が各リンクを通過する時点におけるリンクごとに推定される旅行時間であることを特徴とする交通情報送信装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の交通情報送信装置において、
前記地図上における所定の範囲は、地図データ上で識別されるブロックであることを特徴とする交通情報送信装置。
【請求項6】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の交通情報送信装置において、
前記地図上における所定の範囲は、地図データ上で識別されるメッシュであることを特徴とする交通情報送信装置。
【請求項7】
車両に搭載されたナビゲーション装置に交通情報を送信するための交通情報送信方法であって、
地図上における所定の範囲ごとに、複数の交通情報からなる送信用情報を作成し、
作成した前記送信用情報を前記ナビゲーション装置に送信することを特徴とする交通情報送信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−40875(P2007−40875A)
【公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−226569(P2005−226569)
【出願日】平成17年8月4日(2005.8.4)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】