説明

半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法

【課題】ストレージノードコンタクト(SNC)プラグの開口面積を増大させ、ストレージノードとSNCプラグとのSACフェイルの発生を防止し、低価格の装備を採用できる半導体素子のSNCプラグの形成方法を提供すること。
【解決手段】ランディングプラグコンタクト35が形成された半導体基板31上に層間絶縁膜36、44を形成するステップと、層間絶縁膜36、44上にラインタイプのSNCマスク45を形成するステップと、SNCマスク45をエッチングマスクとして、層間絶縁膜44を部分エッチングして側壁が拡張された2次ホール46Bを形成するステップと、ホール46B下の層間絶縁膜44、36をエッチングして、コンタクト35の表面を露出させる3次ホール46Cを形成するステップと、ホール46B、46CからなるSNCホール46に埋め込まれるSNCプラグ48を形成するステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体素子の製造技術に関し、特に、半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体素子が高集積化されるにつれて、80nm級以下のストレージノードコンタクトプラグの場合、ArFフォトレジストを用いたホールタイプ(Hole type)のコンタクトの形成技術が開発されている。
【0003】
図1は、従来の技術に係る半導体素子の構造を示す平面図である。図1に示したように、活性領域11Aの上に複数のゲートライン13が一方向に配置され、ゲートライン13間の活性領域11A上にランディングプラグコンタクト15が形成され、複数のランディングプラグコンタクト15のいずれか1つと接続する複数のビットラインBLが、ゲートライン13と直交する方向に配置されている。
【0004】
そして、ビットラインBLとゲートライン13とが交差する領域のランディングプラグコンタクト15上にストレージノードコンタクトプラグSNCPが形成され、該ストレージノードコンタクトプラグSNCP上にキャパシタのストレージノードSNが形成される。
【0005】
図2及び図3はそれぞれ、従来の技術に係る半導体素子の構造を示す図1のI−I'線に沿った断面図、及びII−II'線に沿った断面図である。
【0006】
図2及び図3に示したように、半導体基板11の所定領域に素子分離膜(図示せず)を形成して活性領域11Aを画定し、そして半導体基板11上に複数のゲートライン13(図1を参照)を形成した後、ゲートライン13の両側壁上にゲートラインスペーサを形成する。
【0007】
次いで、ゲートライン13を含む半導体基板11上に第1の層間絶縁膜14を形成して、第1の層間絶縁膜14を平坦化する。次に、第1の層間絶縁膜14をエッチングしてゲートライン13間の活性領域11Aを露出させるコンタクトホール(図示せず)を形成した後、コンタクトホールを埋め込んで活性領域11A上にランディングプラグコンタクト15を形成する。
【0008】
続いて、ランディングプラグコンタクト15及び第1の層間絶縁膜14上に第2の層間絶縁膜16を形成した後、第2の層間絶縁膜16上にビットラインパターン100を形成する。この時、ビットラインパターン100は、バリアメタル膜17、ビットラインタングステン膜18、及びビットラインハードマスク窒化膜19の順に積層されたものである。なお、バリアメタル膜17は、TiとTiNを順に積層して形成された膜である。
【0009】
次に、ビットラインパターン100の両側壁にビットラインスペーサ20を形成する。
【0010】
次いで、ビットラインパターン100間のスペースを充填して、ビットラインパターン100を含む半導体基板全面に第3の層間絶縁膜21を形成した後、第3の層間絶縁膜21上にホールタイプのストレージノードコンタクトマスク22を形成する。
【0011】
続いて、ストレージノードコンタクトマスク22をエッチングマスクとして、第3の層間絶縁膜21、及び第2の層間絶縁膜16をエッチングして、ランディングプラグコンタクト15の表面を露出させるストレージノードコンタクトホール23を形成する。この時、ストレージノードコンタクトホール23の形成のためのエッチング処理には、セルフアラインメントコンタクト(Self Aligned Contact、以下「SAC」とも記す)エッチング処理を利用する。
【0012】
後続の処理は図示されていないが、ストレージノードコンタクトホール23を充填するまでポリシリコンを蒸着した後、プラグ分離工程を行ってストレージノードコンタクトプラグSNCPを形成し、そしてストレージノードコンタクトプラグSNCP上にストレージノードSNを形成する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかし、上述した従来の技術は、ホールタイプのストレージノードコンタクトホールにストレージノードコンタクトプラグを埋め込むので、ストレージノードコンタクトプラグのトップ部の開口面積が小さくて、後続の工程で形成されるストレージノードとのオーバーレイマージンが不足し、その結果、SNCPとSNとの間にパッドポリシリコンを形成しなければならない問題がある。
【0014】
また、ストレージノードコンタクトホールを形成するためのエッチングを行う時、ArFフォトレジストを適用するが、この場合、高価な装備を採用することによる維持費用の増大は、量産性を阻む問題となる。
【0015】
なお、ストレージノードコンタクトホールの形成のためのエッチングの際、ビットラインハードマスク窒化膜19の損失(図2において符号24で示す)が発生しがちで、このため、後続の工程で形成されるストレージノードとストレージノードコンタクトプラグとの間にショートが生じる等のSACフェイルが発生する問題がある。
【0016】
本発明は、上記した従来の技術の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、ストレージノードコンタクトプラグのトップ部の開口面積を増大させ、ストレージノードとストレージノードコンタクトプラグとの間のSACフェイルの発生を防止し、費用効率が高い装置を採用して製造コストを低減できる半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
そこで、上記の課題を解決するために、本発明に係る第1の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法は、ランディングプラグコンタクトが形成された半導体基板上に層間絶縁膜を形成するステップと、前記層間絶縁膜上にラインタイプのストレージノードコンタクトマスクを形成するステップと、前記ストレージノードコンタクトマスクをエッチングマスクとして、前記層間絶縁膜を部分エッチングして、傾斜する側壁を有する2次ホールを形成するステップと、前記2次ホール下に残留する前記層間絶縁膜をエッチングして、前記ランディングプラグコンタクトの表面を露出させる3次ホールを形成するステップと、前記2次ホール及び3次ホールからなるストレージノードコンタクトホールを埋め込んでストレージノードコンタクトプラグを形成するステップとを含むことを特徴とする。前記傾斜する側壁を有する前記2次ホールを形成する前記ステップは、前記ストレージノードコンタクトマスクをエッチングマスクとして、前記層間絶縁膜の一部をドライエッチングして1次ホールを形成するステップと、前記層間絶縁膜をさらにウェットエッチングして、前記ドライエッチングで形成された前記1次ホールの側壁を横方向に拡張させた前記2次ホールを形成するステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係る第2の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法は、ランディングプラグコンタクトが形成された半導体基板上に第2の層間絶縁膜を形成するステップと、前記第2の層間絶縁膜上に、順に第1層、第2層及び第3層が形成された3層構造のビットラインハードマスクを有する複数のビットラインパターンを形成するステップと、前記ビットラインパターン間のスペースを充填するまで、前記ビットラインパターン上に第3の層間絶縁膜を形成するステップと、前記ビットラインハードマスクの3層構造のうち前記第2層の表面が露出するまで、前記第3の層間絶縁膜を平坦化するステップと、平坦化された前記第3の層間絶縁膜上にラインタイプのストレージノードコンタクトマスクを形成するステップと、前記ストレージノードコンタクトマスクをエッチングマスクとして、前記第3の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜を順にエッチングして、前記ビットラインパターン間の前記ランディングプラグコンタクトの表面を露出させ、且つ、入口の幅が残りの領域の幅より広いストレージノードコンタクトホールを形成するステップと、前記ストレージノードコンタクトホールを埋め込んでストレージノードコンタクトプラグを形成するステップとを含むことを特徴とする。前記ストレージノードコンタクトホールを形成する前記ステップは、前記第3の層間絶縁膜を部分エッチングして側壁が拡張された前記2次ホールを形成するステップと、前記2次ホール下に残留する前記第3の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜をエッチングして、前記ランディングプラグコンタクトの表面を露出させる前記3次ホールを形成するステップとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明は、ラインタイプのストレージノードコンタクトマスクを用いて入口が広いストレージノードコンタクトホールを形成し、ここにストレージノードコンタクトプラグを形成することにより、後続の工程で形成されるストレージノードと接続するための開口面積を広くすることができる。その結果、ストレージノードコンタクトプラグとストレージノードとの間にパッドポリシリコンを形成しなくても両者間のオーバーレイマージンを増大させることができるという効果がある。
【0020】
また、本発明は、KrFフォトレジストを用いてラインタイプのストレージノードコンタクトマスクを形成するので、従来の典型的なホールタイプのストレージノードコンタクトマスクと異なり、別のストレージノードコンタクトハードマスクを導入しなくとも、フォトレジストのみでストレージノードコンタクトマスクをライン形状に形成でき、これにより、製造原価を低減することができるという効果がある。
【0021】
なお、本発明は、ビットラインパターンを形成する時、3層構造のビットラインハードマスクを採用するので、ストレージノードコンタクトのエッチングの際、ビットラインハードマスクの損失を最小限にして、SACフェイルを防止することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
図4は、本発明の実施の形態に係る半導体素子の構造を示す平面図である。図4に示すように、活性領域31A上に複数のゲートライン33が一方向に配置され、ゲートライン33間の活性領域31A上にランディングプラグコンタクト35が形成され、複数のランディングプラグコンタクト35のいずれか1つと接続する複数のビットラインBLが、ゲートライン33と直交する方向に配置されている。
【0024】
そして、ビットラインBLとゲートライン33とが交差する領域のランディングプラグコンタクト35上にストレージノードコンタクト(以下、SNCとも記す)プラグ48が形成され、ストレージノードコンタクトプラグ48上にキャパシタのストレージノード(SN)が形成される。
【0025】
図4において示されていないが、ストレージノードコンタクトプラグ48が形成されるストレージノードコンタクトホールは、後述するように、ラインタイプのストレージノードコンタクトマスクを用いて、開口部が広い形状に形成される。ここで、ストレージノードコンタクトマスクは、KrFフォトレジストだけを使用して形成されたものである。
【0026】
図5A〜図5Fは、本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明するための図であり、各製造段階における素子の構造を示す、図4のII-II'線に沿った断面図である。同様に、図6A〜図6Fは、本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明するための図であり、各製造段階における素子の構造を示す、図4のI-I'線に沿った断面図である。図4〜図6において、同じ符号は、同じ構成要素を示す。
【0027】
図5A及び図6Aに示したように、半導体基板31の所定領域に素子分離膜32を形成して活性領域31Aを画定し、活性領域31A上に複数のゲートライン33を形成した後、ゲートライン33の両側壁上にゲートラインスペーサ33Aを形成する。
【0028】
次いで、複数のゲートライン33間のスペースを充填するまで、半導体基板31の全面に第1の層間絶縁膜34を形成し、そして第1の層間絶縁膜34を平坦化する。この時、第1の層間絶縁膜34の平坦化は、CMP(Chemical Mechanical Polishing)処理によって、ゲートライン33の上部表面が露出するまで行われる。
【0029】
続いて、第1の層間絶縁膜34をエッチングしてゲートライン33間の活性領域31Aを露出させるコンタクトホール(図示せず)を形成した後、活性領域31A上にランディングプラグコンタクト35を形成する。より詳細には、ランディングプラグコンタクト35は、コンタクトホール(図示せず)を充填するまでポリシリコンを蒸着した後、ポリシリコン膜に対してエッチバックまたはCMP処理を行うことによって形成される。
【0030】
次に、ランディングプラグコンタクト35を含む半導体基板上に第2の層間絶縁膜36を形成した後、第2の層間絶縁膜36を選択的にエッチングして、複数のランディングプラグコンタクト35の中から、後に形成されるビットラインと接続するランディングプラグコンタクト35の表面を露出させるビットラインコンタクトホール37を形成する。
【0031】
次いで、ビットラインコンタクトホール37を含む第2の層間絶縁膜36上にビットラインバリア膜38を形成する。ビットラインバリア膜38は、TiとTiNが順に積層されたTi/TiNの2層構造であり、約100Å〜1000Åの厚さを有する。特に、ビットラインバリア膜38は、IMP(Ionized Metal ion Plasma)法を用いて蒸着され、蒸着後に膜質の緻密化のために約850°Cの温度で20秒間のアニーリングが行われ得る。アニーリング後には、さらにIMP法を用いて接着層としてTiNを蒸着してもよい。
【0032】
続いて、ビットラインバリア膜38上にCVD法を利用して約300Å〜1000Åの範囲の厚さのビットラインタングステン膜39を蒸着した後、該ビットラインタングステン膜39上に3層構造のビットラインハードマスク(以下、BLHMとも記す)40を形成する。このとき、ビットラインハードマスク40は、ビットラインハードマスク窒化膜40A、ビットラインハードマスクタングステン膜40B、及びビットラインハードマスク非晶質カーボン膜40Cの順に積層して形成する。また、ビットラインハードマスク40全体の厚さは、従来の技術の単層ビットラインハードマスク、典型的には窒化膜と実質的に同じ厚さに形成されて、後続の第3の層間絶縁膜を蒸着する時、ギャップフィル特性を維持できるようにする。例えば、ビットラインハードマスク窒化膜40Aは、プラズマ窒化膜(Plasma Enhanced Nitride)を約1000Å〜2500Åの範囲の厚さに形成し、ビットラインハードマスクタングステン膜40Bは、約300Å〜800Åの範囲の厚さに形成し、ビットラインハードマスク非晶質カーボン膜40Cは、約1000Å〜2000Åの範囲の厚さに形成する。
【0033】
次いで、ビットラインハードマスク40上に反射防止層41を形成する。この時、反射防止層41は、酸窒化シリコン(SiON)で、約300Å〜1000Åの範囲の厚さに形成される。
【0034】
次に、フォトレジストを用いたビットラインマスク42を形成し、ビットラインマスク42をエッチングバリアにしてエッチングを行ってビットラインパターンを形成する。したがって、ビットラインパターンは、ビットラインバリア膜(Ti/TiN)38、ビットラインタングステン膜39、及びビットラインハードマスク40が順に積層された構造を有する。
【0035】
ビットラインパターンの形成のためのエッチングの際、反射防止層41及び3層構造のビットラインハードマスク40のエッチングは、CF/CHF/O/Arの混合ガスを使用し、約2.7〜9.3Pa(20mTorr〜70mTorr)の圧力、及び約300W〜1000Wのパワーを適用して行う。そして、ビットライン金属膜39及びビットラインバリア膜38のエッチングは、SF/BCl/N/Clの混合ガスを使用し、約2.7〜9.3Pa(20mTorr〜70mTorr)の圧力及び約300W〜1000Wのパワーを適用して行う。
【0036】
図5B及び図6Bに示したように、ビットラインマスク42を除去する。この時、反射防止層41が同時に除去されてビットラインパターンの上部表面が露出する。
【0037】
次いで、ビットラインパターン及び第2の層間絶縁膜36を含む半導体基板全面に窒化膜を約50Å〜150Åの厚さに蒸着した後、窒化膜をエッチングしてビットラインパターンの両側壁上にビットラインスペーサ43を形成する。
【0038】
続いて、ビットラインパターン間のスペースを充填するまで、半導体基板全面に第3の層間絶縁膜44を蒸着する。この時、第3の層間絶縁膜44は、高密度プラズマ(High Density Plasma)法を利用して蒸着された酸化膜であり、約4000Å〜10000Åの厚さを有する。したがって、第3の層間絶縁膜44は、ビットラインパターン間のスペースを充填し、且つビットラインパターンの上で一定の厚さを有して形成される。
【0039】
次に、図5C及び図6Cに示したように、CMPを行って第3の層間絶縁膜44を平坦化させる。ここでは、このCMP処理を「ILD−CMP」と呼ぶ。この時、このILD−CMPは、ビットラインハードマスク40のビットラインハードマスクタングステン膜40Bに達するまで行われる。
【0040】
すなわち、ILD−CMP処理の際、第3の層間絶縁膜44はもちろん、ビットラインハードマスク40の最上層であるビットラインハードマスク非晶質カーボン膜40Cも研磨して、ビットラインハードマスクタングステン膜40Bの表面を露出させる。ここで、ビットラインハードマスク非晶質カーボン膜40Cは、酸化物膜である第3の層間絶縁膜44とほとんど同じ水準の研磨速度を有するので、第3の層間絶縁膜44を均一に平坦化することができる。
【0041】
このように、ビットラインハードマスク40のうちのビットラインハードマスク非晶質カーボン膜40CをILD−CMP処理時に除去することにより、3層構造のビットラインハードマスク40の導入による後続のストレージノードコンタクト(SNC)のエッチング時のエッチング負担を低減させることができる。
【0042】
次に、図5D及び図6Dに示したように、ILD−CMPが完了した構造物の全面にKrFフォトレジストを塗布し、露光及び現像によりパターニングしてストレージノードコンタクトマスク45を形成する。この時、ストレージノードコンタクトマスク45は、第3の層間絶縁膜44の、ストレージノードコンタクトホールが形成される部分をオープンさせるラインタイプのマスクであり、特に、ビットラインパターンと直交する方向に形成される。
【0043】
次いで、ストレージノードコンタクトマスク45を用いて、ストレージノードコンタクトを形成するためのエッチングを行う。より詳細には、このストレージノードコンタクトエッチングは、1次ストレージノードコンタクトエッチング及び2次ストレージノードコンタクトエッチングの2段階のエッチングからなる。1次エッチングでは、部分エッチングを行う。例えば、ビットラインパターン間のランディングプラグコンタクト35の上部表面を開放させるために第3の層間絶縁膜44をエッチングする時、ランディングプラグコンタクト35が完全に露出するまでエッチングせずに、ビットラインタングステン膜39上のビットラインハードマスク窒化膜40Aの側壁であるビットラインスペーサ43の一部を露出させるように、第3の層間絶縁膜44を所定の深さDにエッチングする。
【0044】
上記のように部分エッチングを行う1次ストレージノードコンタクトエッチングでは、ドライエッチングとウェットエッチングとを順次行う。
【0045】
まず、ドライエッチングは、約2.0〜6.7Pa(15mTorr〜50mTorr)の圧力、約1000W〜2000Wのパワー、並びにCF、C、C、C、CHF、CH、Ar、O、CO及びNからなる群の中から選択される少なくとも2種以上のガスを含む混合ガスを使用することを条件とし、約1000Å〜2000Åのエッチング深さを目標にして行われる。図5Dにおいて、このドライエッチングによって形成された1次ホール46Aを破線で示す。
【0046】
次いで、ウェットエッチングは、フッ酸(HF)溶液またはBOE(Buffered Oxide Etchant)溶液を用いて行われる。このようにフッ酸を含有した溶液を用いたウェットエッチングは、横方向のエッチングを引き起こすので、ドライエッチングによって形成された1次ホール46Aの側壁は横方向に拡張され、即ち、側壁は垂直から傾斜する。したがって、ウェットエッチングによって側壁が横方向に拡張された2次ホール46Bが形成される。2次ホール46Bの側壁は、上部の間隔が下部の間隔よりも広く形成される。
【0047】
上述したように、部分エッチングを行う1次ストレージノードコンタクトエッチングの際、ドライエッチングとウェットエッチングとを順次行うことにより、特に、ドライエッチングの後にウェットエッチングを行うことにより、ドライエッチングによって形成された1次ホール46Aの側壁を横方向に拡張させて、2次ホール46Bを形成することができる。
【0048】
ここで、2次ホール46Bは、ストレージノードコンタクトホール46(図5E及び図6Eを参照)の入口部(あるいは開口部)を画定し、これにより、ストレージノードコンタクトホール46に埋め込まれるストレージノードコンタクトプラグのトップ部(或いは上部開口部)の開口面積は大きく拡大されて、その結果、後続工程で形成されるストレージノードとの大きなオーバーレイマージンを確保することができる。
【0049】
次に、図5E及び図6Eに示したように、ストレージノードコンタクトマスク45を用いた2次ストレージノードコンタクトエッチングを行う。この時、1次ストレージノードコンタクトエッチングは、ドライエッチング及びウェットエッチングを順次行う部分エッチングであったが、2次ストレージノードコンタクトエッチングは、ドライエッチングを用いてランディングプラグコンタクト35の上部表面を完全に露出させるまで2次ホール46B下の第3及び第2の層間絶縁膜44、36をエッチングして3次ホール46Cを形成する。ここで、3次ホール46Cを形成するドライエッチングは、約2.0〜6.7Pa(15mTorr〜50mTorr)の圧力、約1000W〜2000Wのパワー、並びにC、C、C、CH、Ar、O、CO及びNからなる群の中から選択される少なくとも2種以上のガスを含む混合ガスを使用して行う。
【0050】
上述した2次ホール46B及び3次ホール46Cは、ストレージノードコンタクトホール46を構成する。ストレージノードコンタクトホール46の入口部分は、1次ストレージノードコンタクトエッチングでのウェットエッチングによって1次ホール46Aの側壁が拡張された、すなわち、入口が拡張された2次ホール46Bであり、ストレージノードコンタクトホール46の入口部分以外の残りの領域は、2次ホール46Bより線幅の狭い3次ホール46Cである。即ち、ストレージノードコンタクトホール46は、傾斜した側壁を有する上部と、垂直な側壁を有する下部とを備える。
【0051】
次に、図5F及び図6Fに示したように、ストレージノードコンタクトマスク45を除去した後に洗浄を行い、露出しているランディングプラグコンタクト35、第2及び第3の層間絶縁膜36、44上に絶縁膜(例えば窒化膜)を蒸着した後、エッチバックを行ってストレージノードコンタクトホール46の側壁に接するストレージノードコンタクトスペーサ47を形成する。エッチバックの時に、ビットラインハードマスク40の中間層であるビットラインハードマスクタングステン膜40Bも同時に除去される。
【0052】
次いで、図示されていないが、ストレージノードコンタクトホール46を充填するまでポリシリコン膜を蒸着した後、ビットラインハードマスク窒化膜40Aの上面が露出するまでCMP(これを、「SNC−CMP」という)を行って分離されたストレージノードコンタクトプラグ48の形成を完了する。
【0053】
前述した実施の形態によれば、ラインタイプのストレージノードコンタクトマスク45を用いて開口の広いストレージノードコンタクトホールホール46を形成し、ここに、ストレージノードコンタクトプラグ48を形成することにより、後続の工程で形成されるストレージノードと接続するための開口面積を増大させることができる。より具体的には、図5Fに示したように、ストレージノードコンタクトプラグプラグ48の入口、すなわち2次ホール46Bの入口は、「W2」の幅を有し、残りの部分、すなわち3次ホール46Cは、「W2」の幅より狭い「W1」の幅を有し、これにより、ストレージノードコンタクトプラグ48のストレージノードとの接触部が非常に広くなる。
【0054】
また、KrFフォトレジストを用いてラインタイプのストレージノードコンタクトマスク45を形成するので、別のストレージノードコンタクト形成用のハードマスクを採用しなくとも、フォトレジストだけでストレージノードコンタクトマスクをラインタイプに形成できる。すなわち、高価な装置を必要とするArFフォトレジストを使用しなくてもよく、また、ストレージノードコンタクトエッチングのための別のハードマスクを導入する必要もなく、KrFフォトレジストだけでストレージノードコンタクトエッチングを行うことができる。
【0055】
なお、ビットラインパターンを形成する時、3層構造のビットラインハードマスク40を採用することにより、ストレージノードコンタクトエッチングの際、ビットラインハードマスク40の損失を最小限にすることができる。
【0056】
図7は、本発明の実施の形態に係るILD−CMP処理後の基板を示すSEM写真である。図7に示されているように、ビットラインハードマスクタングステン膜40B上でILD−CMP処理が停止されたことがわかる。この時、ビットラインハードマスクタングステン膜40Bの損失は、約200Å以下と小さく、ウェーハの位置による損失の変動はほとんどないことがわかる。
【0057】
表1は、本発明の実施の形態に係るストレージノードコンタクトエッチングを行った結果を示す表である。図8は、本発明の実施の形態に係るストレージノードコンタクトエッチング後の基板を示すSEM写真である。
【0058】
【表1】

表1からわかるように、ストレージノードコンタクトエッチングの完了後にビットラインハードマスク窒化膜40Aの損失(Nit loss)が0Åで、ほとんどないことがわかる。
【0059】
図9は、本発明の実施の形態に係るSNC−CMP処理後の基板構造を示すSEM写真である。
【0060】
参考までに、ストレージノードコンタクトプラグ間の分離CD(Critical Dimension)を約40nm以上に確保することによって、平均約800Åのセルフアラインメントコンタクトマージンを確保することができる。
【0061】
以上では、本発明を特定の実施の形態に関連して説明したが、本発明は、上記で説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想及び分野から逸脱しない範囲内で様々な変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属することは、当技術分野で通常の知識を有する者であれば容易に分かるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】従来の技術に係る半導体素子の平面図である。
【図2】図1のI−I'線に沿った断面図である。
【図3】図1のII-II'線に沿った断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る半導体素子の構造を示す平面図である。
【図5A】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のII-II'線に沿った断面図である。
【図5B】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のII-II'線に沿った断面図である。
【図5C】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のII-II'線に沿った断面図である。
【図5D】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のII-II'線に沿った断面図である。
【図5E】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のII-II'線に沿った断面図である。
【図5F】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のII-II'線に沿った断面図である。
【図6A】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のI-I'線に沿った断面図である。
【図6B】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のI-I'線に沿った断面図である。
【図6C】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のI-I'線に沿った断面図である。
【図6D】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のI-I'線に沿った断面図である。
【図6E】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のI-I'線に沿った断面図である。
【図6F】本発明の実施の形態に係る半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法を説明し、各製造段階における半導体素子の構造を示す図4のI-I'線に沿った断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るILD−CMP処理後の基板構造を示すSEM写真である。
【図8】本発明の実施の形態に係るストレージノードコンタクトエッチング処理後の基板を示すSEM写真である。
【図9】本発明の実施の形態に係るSNC−CMP処理後の基板を示すSEM写真である。
【符号の説明】
【0063】
11、31 半導体基板
11A、31A 活性領域
13、33 ゲートライン
14、34 第1の層間絶縁膜
15、35 ランディングプラグコンタクト
16、36 第2の層間絶縁膜
17 バリアメタル膜(Ti/TiN)
18 ビットラインタングステン膜
19 ビットラインハードマスク窒化膜
20 ビットラインスペーサ
21 第3の層間絶縁膜
22 ホールタイプのストレージノードコンタクトマスク
23 ホールタイプのストレージノードコンタクトホール
24 ビットラインハードマスク窒化膜19の損失部分
32 素子分離膜
33A ゲートラインスペーサ
37 ビットラインコンタクトホール
38 ビットラインバリア膜(Ti/TiN)
39 ビットラインタングステン膜
40 ビットラインハードマスク
40A ビットラインハードマスク窒化膜
40B ビットラインハードマスクタングステン膜
40C ビットラインハードマスク非晶質カーボン膜
41 反射防止層
42 ビットラインマスク
43 ビットラインスペーサ
44 第3の層間絶縁膜
45 ラインタイプのストレージノードコンタクトマスク
46 ラインタイプのストレージノードコンタクトホール
46A 1次ホール
46B 2次ホール
46C 3次ホール
47 ストレージノードコンタクトスペーサ
48 ストレージノードコンタクトプラグ
100 ビットラインパターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランディングプラグコンタクトが形成された半導体基板上に層間絶縁膜を形成するステップと、
前記層間絶縁膜上にラインタイプのストレージノードコンタクトマスクを形成するステップと、
前記ストレージノードコンタクトマスクをエッチングマスクとして、前記層間絶縁膜を部分エッチングして、傾斜する側壁を有する2次ホールを形成するステップと、
前記2次ホール下に残留する前記層間絶縁膜をエッチングして、前記ランディングプラグコンタクトの表面を露出させる3次ホールを形成するステップと、
前記2次ホール及び前記3次ホールからなるストレージノードコンタクトホールを埋め込んでストレージノードコンタクトプラグを形成するステップと、を含むことを特徴とする半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項2】
前記傾斜する側壁を有する前記2次ホールを形成する前記ステップが、
前記ストレージノードコンタクトマスクをエッチングマスクとして、前記層間絶縁膜の一部をドライエッチングして1次ホールを形成するステップと、
前記層間絶縁膜をさらにウェットエッチングして、前記ドライエッチングで形成された前記1次ホールの側壁を横方向に拡張させた前記2次ホールを形成するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項3】
前記ドライエッチングが、
2.0〜6.7Pa(15〜50mTorr)の圧力の下で、1000W〜2000Wのパワー、並びにCF、C、C、C、CHF、CH、Ar、O、CO及びNからなる群の中から選択される少なくとも2種以上のガスを含む混合ガスを使用して、1000Å〜2000Åの深さにエッチングすることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項4】
前記ウェットエッチングが、フッ酸を含有した溶液、又はBOE溶液を用いて行われることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項5】
前記2次ホールが、前記3次ホールより幅が広いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項6】
前記3次ホールを形成する前記ステップが、ドライエッチングを行うステップであることを特徴とする請求項5に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項7】
前記ドライエッチングが、2.0〜6.7Pa(15〜50mTorr)の圧力の下で、1000W〜2000Wのパワー、並びにC、C、C、CH、Ar、O、CO及びNからなる群の中から選択される少なくとも2種以上のガスを含む混合ガスを使用して行われることを特徴とする請求項6に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項8】
前記ストレージノードコンタクトマスクが、KrFフォトレジストで形成されることを特徴とする請求項5に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項9】
ランディングプラグコンタクトが形成された半導体基板上に第2の層間絶縁膜を形成するステップと、
前記第2の層間絶縁膜上に、順に第1層、第2層及び第3層が形成された3層構造のビットラインハードマスクを有する複数のビットラインパターンを形成するステップと、
前記ビットラインパターン間のスペースを充填するまで、前記ビットラインパターン上に第3の層間絶縁膜を形成するステップと、
前記ビットラインハードマスクの3層構造のうち前記第2層の表面が露出するまで、前記第3の層間絶縁膜を平坦化するステップと、
平坦化された前記第3の層間絶縁膜上にラインタイプのストレージノードコンタクトマスクを形成するステップと、
前記ストレージノードコンタクトマスクをエッチングマスクとして、前記第3の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜を順にエッチングして、前記ビットラインパターン間の前記ランディングプラグコンタクトの表面を露出させ、且つ、前記入口の幅が残りの領域の幅より広いストレージノードコンタクトホールを形成するステップと、
前記ストレージノードコンタクトホールを埋め込んで、前記ランディングプラグコンタクトに接続するストレージノードコンタクトプラグを形成するステップと、を含むことを特徴とする半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項10】
前記ストレージノードコンタクトホールを形成する前記ステップが、
前記第3の層間絶縁膜を部分エッチングして側壁が拡張された2次ホールを形成するステップと、
前記2次ホール下に残留する前記第3の層間絶縁膜及び前記第2の層間絶縁膜をエッチングして、前記ランディングプラグコンタクトの表面を露出させる前記3次ホールを形成するステップと、を含むことを特徴とする請求項9に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項11】
前記側壁が拡張された前記2次コンタクトホールを形成する前記ステップが、
前記ストレージノードコンタクトマスクをエッチングマスクとして、前記第3の層間絶縁膜をドライエッチングして1次ホールを形成するステップと、
前記第3の層間絶縁膜をさらにウェットエッチングして、ドライエッチングで形成された前記1次ホールの側壁を拡張させた前記2次ホールを形成するステップと、を含むことを特徴とする請求項10に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項12】
前記ドライエッチングが、
2.0〜6.7Pa(15〜50mTorr)の圧力の下で、1000W〜2000Wのパワー、並びにCF、C、C、C、CHF、CH、Ar、O、CO及びNからなる群の中から選択される少なくとも2種以上のガスを含む混合ガスを使用して、1000Å〜2000Åの深さにエッチングすることを特徴とする請求項11に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項13】
前記ウェットエッチングが、フッ酸溶液又はBOE溶液を用いて行われることを特徴とする請求項11に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項14】
前記3次ホールを形成する前記ステップが、
ドライエッチングを行うステップであることを特徴とする請求項10に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項15】
前記ドライエッチングが、2.0〜6.7Pa(15〜50mTorr)の圧力の下で、1000W〜2000Wのパワー、並びにC、C、C、CH、Ar、O、CO及びNからなる群の中から選択される少なくとも2種以上のガスを含む混合ガスを使用して行われることを特徴とする請求項14に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項16】
前記ビットラインハードマスクが、窒化膜、タングステン膜及び非晶質カーボン膜の順に積層されて形成され、
前記非晶質カーボン膜は、前記第3の層間絶縁膜の平坦化時に除去されることを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項17】
前記窒化膜が、1000Å〜2500Åの厚さに形成され、前記タングステン膜が、300Å〜800Åの厚さに形成され、前記非晶質カーボン膜が、1000Å〜2000Åの厚さに形成されることを特徴とする請求項16に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項18】
前記ストレージノードコンタクトプラグを形成する前記ステップが、
前記ストレージノードコンタクトホールの両側壁上にスペーサを形成するステップと、
前記ストレージノードコンタクトホールを充填するまで、前記第3の層間絶縁膜及び前記スペーサを含む半導体基板全面に前記ストレージノードコンタクトプラグ用の導電層を形成するステップと、
前記ビットラインハードマスクの前記窒化膜が露出するまで、前記導電層を平坦化するステップと、を含むことを特徴とする請求項16に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項19】
前記スペーサを形成する前記ステップが、
前記ストレージノードコンタクトホールを含む前記半導体基板全面にスペーサ用絶縁膜を蒸着するステップと、
前記スペーサ用絶縁膜を、前記ビットラインハードマスクの前記タングステン膜まで除去されるようにスペーサエッチングするステップと、を含むことを特徴とする請求項18に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項20】
前記ストレージノードコンタクトプラグ用の前記導電層が、ポリシリコンで形成されることを特徴とする請求項18に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。
【請求項21】
前記ストレージノードコンタクトマスクが、KrFフォトレジストで形成されることを特徴とする請求項9に記載の半導体素子のストレージノードコンタクトプラグの形成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図5E】
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【図5F】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図6E】
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【図6F】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−150257(P2007−150257A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−244175(P2006−244175)
【出願日】平成18年9月8日(2006.9.8)
【出願人】(591024111)株式会社ハイニックスセミコンダクター (1,189)
【氏名又は名称原語表記】HYNIX SEMICONDUCTOR INC.
【住所又は居所原語表記】San 136−1,Ami−Ri,Bubal−Eup,Ichon−Shi,Kyoungki−Do,Korea
【Fターム(参考)】