説明

CCR10アンタゴニストである2−スルホニルアミノ−4−ヘテロアリールブチロアミド

本発明は、式(I)の化合物:


(I)
(式中、R1、R2、R4、ArおよびHetは、本明細書中で定義されている通りである)および薬学的に許容されるその塩に関する。本発明はまた、CCR10の活性を介して媒介されるまたは持続する疾患および障害を治療するために、式(I)の化合物を使用する方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】

(I)
(式中、
Arは、フェニル、ナフチル、またはインドリル、ピリジル、チエニル、ピラゾリル、オキサゾリル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、イソキノリニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、2,1,3−ベンゾチアジアゾリルおよび6H−イミダゾ[2,1−b]チアゾリルから選択されるヘテロアリールであり、前記フェニル、ナフチルまたはヘテロアリールは、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、フェニル、ヘテロアリール、フェニルオキシ、ハロゲン、−NH2、−NHC(O)NH2、−NHC(O)C1-6アルキル、−NO2、−CF3、−OCF3、−CN、−C(O)C1-6アルキル、−(CH20-2CO21-6アルキル、−(CH20-2CO2H、5−テトラゾリル、−CHO、−C(O)NH2、−C(O)NH(C1-6アルキル)および−C(O)N(C1-6アルキル)2から選択される1〜4つの基で置換されていてもよく、または、
Arがフェニルの場合、2つの隣接する基が、これらが結合しているフェニルと一緒になって、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、1,3−ジヒドロインドール−2−オンまたは2−アセチル−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリニル基を形成していてもよく、
Hetは、
【化2】

から選択されるヘテロアリール基であり、−CN、−NO2、ハロゲン、−C1-6アルキル、−C(O)NH2およびCO2Meから独立して選択される1〜2つの基で置換されていてもよく、
1およびR2は、独立して、C1-6アルキル、アリールC1-2アルキル、フェニル、ナフチルおよびC3-8シクロアルキルから選択され、前記アリールC1-2アルキルは、ハロゲン、C1-6アルコキシ、C1-6アルキル、−CF3、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラゾリル、5−メチルオキサジアゾリル、モルホリニル、ピペリジニルおよびN−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニルから選択される1〜2つの基で置換されていてもよく、または
1およびR2は、これらが結合しているNと一緒になって、ピペリジン、モルホリン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、ピペラジン、アゼパン、6−アザ−スピロ[2.5]オクタン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン、[1,4]−ジアゼパン、[1,4]−オキサゼパン、チオモルホリン、チオモルホリン、チオモルホリン1,1−ジオキシド、4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン、5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン、5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、1,2,3,6−テトラヒドロピリジンおよびオクタヒドロピリド[1,2−a]ピラジンから選択される複素環を形成し、前記複素環は、C1-6アルキル、C1-6アルケニル、フェニル、ベンジル、ヒドロキシC1-6アルキル、−OH、−CF3、−CN、ハロゲン、−NO2、−NH2、オキソ、1,3−ジオキソラン、−CH=NOCH3、−SO2NH2、−SO2N(C1-6アルキル)2、−SO3H、−SO2(C1-6アルキル)2、−C(O)N(C1-6アルキル)2、−C(O)NHC1-6アルキル、−(CH20-2C(O)NH2、−(CH20-4CO2H、−(CH20-4CO21-6アルキル、=C−CO21-6アルキル、−CH=CH−CO2H、−CH=CH−CO21-6アルキル、−OCH2CO2H、−OCH2CO21-6アルキル、−OC(CH32CO2H、−OC(CH32CO21-6アルキル、−C(O)CH2CO2H、−C(O)CH2CO21-6アルキル、−C(O)C1-6アルキル、−C(O)C1-4アルキル(OH)、−CH2OC1-6アルキル、−(CH20-2NHC(O)C1-6アルキル、−C(O)モルホリニル、チアゾール、3−メチル−1,2,4−オキサジアゾリル、ピリミジンおよび2−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イルピラジンから選択される、1〜2つの基で置換されていてもよく、
4は、水素またはC1-6アルキルである)、
または薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
Arが、フェニル、ナフチル、またはインドリル、ピリジル、チエニル、ピラゾリル、インダゾリル、イソキノリニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニルおよび6H−イミダゾ[2,1−b]チアゾリルから選択されるヘテロアリールであり、前記フェニル、ナフチルまたはヘテロアリールが、CH3、−CH2CH3、−OCH3、Cl、Br、F、−NH2、C(O)CH3、NHC(O)CH3、−CF3、−OCF3、−CNおよび−CO2CH3から選択される、1〜4つの基で置換されていてもよく、または、
Arがフェニルの場合、2つの隣接する基が、これらが結合しているフェニルと一緒になって、2,3−ジヒドロベンゾフラニルまたはオキシインドリル基を形成していてもよく、
Hetが、
【化3】

(式中、R3は、−CN、−NO2、Cl、Br、−C(O)NH2およびCO2Meから選択される)
から選択されるヘテロアリール基であり、
1が、CH3であり、R2が、ベンジルであり、前記ベンジルが、ハロゲン、C1-6アルコキシ、C1-6アルキル、−CF3、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラゾリル、5−メチルオキサジアゾリル、モルホリニル、ピペリジニルおよびN−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニルから選択される、1〜2つの基で置換されていてもよく、または
1およびR2が、これらが結合しているNと一緒になって、ピペリジン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、ピペラジン、6−アザ−スピロ[2.5]オクタン、アゼパン、[1,4]−ジアゼパンおよび[1,4]−オキサゼパン、4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン、5,6,7,8−テトラヒドロ−イミダゾ[1,5−a]ピラジン、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン、5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピンおよび1,2,3,6−テトラヒドロピリジンから選択される複素環を形成し、前記複素環が、C1-6アルキル、C1-6アルケニル、フェニル、ベンジル、−CF3、−CN、Cl、Br、F、−NO2、オキソ、−CH=NOCH3、SO2NH2、−SO2N(CH32、−SO3H、−SO2(CH3)、−C(O)N(CH32、−C(O)NHCH3、−(CH20-2C(O)NH2、−(CH20-4CO2H、−(CH20-4CO21-2アルキル、−(CH20-4OH、−CH=CH−CO2H、−CH=CH−CO21-2アルキル、=C−CO21-6アルキル、−OCH2CO2H、−OCH2CO21-2アルキル、−OC(CH32CO2H、−OC(CH32CO21-2アルキル、−C(O)CH2CO2H、−C(O)CH2CO21-2アルキル、−C(O)CH3、−C(O)C1-4アルキル(OH)、−CH2OCH3、−(CH20-2NHC(O)CH3、−C(O)モルホリニル、チアゾール、3−メチル−1,2,4−オキサジアゾリル、ピリミジンおよび2−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イルピラジンから選択される1〜2つの基で置換されていてもよく、
4が水素である、
請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
【請求項3】
Arがフェニル、インドリル、チエニルまたはインダゾリルであり、それぞれが、CH3、−CH2CH3、−OCH3、Cl、Br、F、−NH2および−CF3から選択される1〜3つの基で置換されていてもよく、
Hetが、
【化4】

(式中、R3は、−CN、−NO2、Cl、Br、−C(O)NH2およびCO2Meから選択される)
から選択されるヘテロアリール基であり、
1およびR2が、これらが結合しているNと一緒になって、ピペリジン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、ピペラジン、6−アザ−スピロ[2.5]オクタン、アゼパン、[1,4]−ジアゼパンおよび[1,4]−オキサゼパン、1,2,3,6−テトラヒドロピリジンおよび4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジンから選択される複素環を形成し、前記複素環が、C1-6アルキル、(CH20-2OH、−CF3、−CN、Cl、Br、F、(CH20-4CO2H、−(CH20-4CO21-6アルキル、−C(O)N(CH32、−C(O)NHCH3、−C(O)NH2、−C(O)CH3、−CH=CH−CO2H、−OC(CH32CO2H、−OC(CH32CO2Hおよび−C(O)CH2CO2Hから選択される1〜2つの基で置換されていてもよく、
4が水素である、
請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩。
【請求項4】
請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩を含む医薬組成物。
【請求項5】
CCR10の活性を介して媒介されるまたは持続する障害を治療するために、請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩を使用する方法。
【請求項6】
障害が炎症性皮膚疾患、アレルギー性喘息またはメラノーマである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}チオフェン−3−スルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−2−メチルベンゼンスルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−3−メチルベンゼンスルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−4−メチルベンゼンスルホンアミド;
N−{1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]−3−(1H−ピラゾール−1−イル)プロピル}−1H−インドール−4−スルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−2,4−ジメチルベンゼンスルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−2,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−3,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−2−メトキシベンゼンスルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−3−メトキシベンゼンスルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−4−メトキシベンゼンスルホンアミド;
N−[1−{[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−3−(1H−ピラゾール−1−イル)プロピル]−1H−インドール−4−スルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−4−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミド;
2−クロロ−N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}ベンゼンスルホンアミド;
3−クロロ−N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}ベンゼンスルホンアミド;
4−クロロ−N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}ベンゼンスルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−2,5−ジメチルチオフェン−3−スルホンアミド;
2−クロロ−N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}ピリジン−3−スルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−1H−インドール−3−スルホンアミド;
2−シアノ−N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−5−メチルベンゼンスルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−1H−インドール−4−スルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−1H−インドール−6−スルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−1−ベンゾフラン−7−スルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−1H−インダゾール−4−スルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−1H−インダゾール−6−スルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−1H−インドール−5−スルホンアミド;
N−{3−(3−シアノ−1H−ピラゾール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−1H−インドール−4−スルホンアミド;
N−{3−(5−シアノ−1H−ピラゾール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−1H−インドール−4−スルホンアミド;
N−{3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)−1−[(4−メチルピペリジン−1−イル)カルボニル]プロピル}−2,4,6−トリメチルベンゼンスルホンアミドからなる群から選択される化合物、およびその互変異性体または薬学的に許容されるその塩。

【公表番号】特表2011−516563(P2011−516563A)
【公表日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−504143(P2011−504143)
【出願日】平成21年4月8日(2009.4.8)
【国際出願番号】PCT/US2009/039850
【国際公開番号】WO2009/126675
【国際公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【出願人】(503385923)ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (976)
【Fターム(参考)】