説明

CHK1阻害剤の組成物

少なくとも1つのChk1阻害剤と、少なくとも1つのシクロデキストリンを含有する組成物を開示する。さらに、少なくとも1つのChk1阻害剤と、少なくとも1つのシクロデキストリンを含有する組成物による癌の治療方法又は癌治療を強化する方法を開示する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)Chk1の阻害が可能な少なくとも1つの二置換尿素化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、プロドラッグ、水和物若しくは溶媒和物、および
(b)少なくとも1つのシクロデキストリン
を含有する組成物。
【請求項2】
前記少なくとも1つのシクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、δ−シクロデキストリン又はそれらの混合物を含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
前記少なくとも1つのシクロデキストリンが、修飾されたシクロデキストリンを含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項4】
前記少なくとも1つのシクロデキストリンが、修飾されたβ−シクロデキストリンを含んでなる、請求項3記載の組成物。
【請求項5】
前記少なくとも1つのシクロデキストリンが、スルホアルキルエーテルシクロデキストリン、ヒドロキシアルキルシクロデキストリン、アルキルエーテルシクロデキストリン又はそれらの混合物を含んでなる、請求項4記載の組成物。
【請求項6】
前記少なくとも1つのシクロデキストリンが、スルホブチルエーテル−1−β−シクロデキストリン、スルホブチルエーテル−4−β−シクロデキストリン、スルホブチルエーテル−7−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピルエーテルβ−シクロデキストリン又はそれらの混合物を含んでなる、請求項3記載の組成物。
【請求項7】
前記少なくとも1つのシクロデキストリンがスルホブチルエーテル−7−β−シクロデキストリンを含んでなる、請求項6記載の組成物。
【請求項8】
少なくとも1つの二置換尿素化合物が、次式
【化1】

(式中、Wはヘテロアリール基、アリール基、ヘテロシクロアルキル基、シクロアルキル基及びヘテロアリール若しくはアリール基により置換されたC1-6アルキル基からなる群から選択され、
Zはアリール基及びヘテロアリール基からなる群から選択され、
式中、W及びZの前記アリール基はR2により表される1〜4個の置換基で独立に任意に置換されてもよく、W及びZの前記ヘテロアリール基はR5により表される1〜4個の置換基で独立に任意に置換されてもよく、Wの前記ヘテロシクロアルキル及びシクロアルキル基はR6により表される1〜2個の置換基で独立に任意に置換されてもよく、
1は水素、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基及びアリール基からなる群から選択され、
各R2はハロ、任意に置換されてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、OCF3、NO2、CN、NC、N(R32、OR3、CO23、C(O)N(R32、C(O)R3、N(R1)COR3、N(R1)C(O)OR3、N(R3)C(O)OR3、N(R3)C(O)C1-3アルキレンC(O)R3、N(R3)C(O)C1-3アルキレンC(O)OR3、N(R3)C(O)C1-3アルキレンOR3、N(R3)C(O)C1-3アルキレンNHC(O)OR3、N(R3)C(O)C1-3アルキレンSO2NR3、C1-3アルキレンOR3及びSR3からなる群から各々独立に選択され、
各R3は水素、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、シクロアルキル基、アリール、ヘテロアリール、SO24、(ハロ基、ヒドロキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクロアルキル基、N(R42、及びSO24の1つ以上で置換された)C1-6アルキル基、C1-3アルキレンアリール基、C1-3アルキレンヘテロアリール基、C1-3アルキレンC3-8ヘテロシクロアルキル基、C1-3アルキレンSO2アリール基、任意に置換されてもよいCl-3アルキレンN(R42、OCF3、C1-3アルキレンN(R43+、C3-8ヘテロシクロアルキル基及びCH(C1-3アルキレンN(R422からなる群から各々独立に選択されるか、
又は2つのR3基が共に任意に置換されてもよい3〜6員の脂肪族環を形成し、
各R4は水素、C1-6アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、C1-3アルキレンアリール基及びSO21-6アルキル基からなる群から各々独立に選択されるか、
又は2つのR4基が共に任意に置換されてもよい3〜6員環を形成し、
各R5はC1-6アルキル基、アリール基、N(R32、OR3、ハロ、N3、CN、C1-3アルキレンアリール基、C1-3アルキレンN(R32、C(O)R3及び
【化2】

からなる群から各々独立に選択され、
各R6はハロ及びC1-6アルキル基からなる群から各々独立に選択される)、
で示される化合物またはその薬理学的に許容できる塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物を含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項9】
前記少なくとも1つの二置換尿素化合物が、以下の構造式
【化3】

(式中、W’はヘテロアリール基、アリール基、ヘテロシクロアルキル基、シクロアルキル基及びヘテロアリール基若しくはアリール基で置換されたC1-6アルキル基からなる群から選択され、
該アリール基W’はR8により表される1〜4の置換基で任意に置換されてもよく、
該ヘテロアリール基W’はR11により表される1〜4の置換基で任意に置換されてもよく、
該ヘテロシクロアルキル及びシクロアルキル基W’は、1又は2個のC1-6アルキル置換基で任意に置換されてもよく、
各R7は水素、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基及びアリール基からなる群から各々独立に選択され、
各R8は、ヘテロアリール基、ハロ、任意に置換されてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、OCF3、NO2、CN、NC、N(R92、OR9、CO29、C(O)N(R92、C(O)R9、N(R7)COR9、N(R7)C(O)OR9、N(R7)C(O)C1-6アルキレンC(O)R9、N(R7)C(O)C1-6アルキレンC(O)OR9、N(R7)C(O)C1-6アルキレンOR9、N(R7)C(O)C1-6アルキレンNHC(O)OR9、N(R7)C(O)C1-6アルキレンSO2NR9、C1-6アルキレンOR9及びSR9からなる群から各々独立に選択され、
各R9は水素、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、SO210、ハロ、1つ以上のハロ、ヒドロキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクロアルキル基、N(R102及びSO210で置換されたC1-6アルキル基、C1-6アルキレンアリール基、C1-6アルキレンヘテロアリール基、C1-6アルキレンC3-8ヘテロシクロアルキル基、C1-6アルキレンSO2アリール基、任意に置換されてもよいC1-6アルキレンN(R102、OCF3、C1-6アルキレンN(R103+、C3-8ヘテロシクロアルキル基、及びCH(C1-6アルキレンN(R1022からなる群から各々独立に選択されるか、
又は、2つのR9基は共に、任意に置換されてもよい3〜8員の脂肪族環を形成し、
各R10は水素、C1-6アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、C1-6アルキレンアリール及びSO21-6アルキル基からなる群から各々独立に選択されるか、
又は、2つのR10基は共に任意に置換されてもよい3〜8員環を形成し、
各R11はC1-6アルキル基、C2-6アルキニル、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクロアルキル基、N(R92、N(R7)C(O)R9、N(R7)CO29、OR9、ハロ、N3、CN、C1-6アルキレンアリール基、C1-6アルキレンN(R92、C(O)R9、C(O)OR9、C(O)N(R92、および
【化4】

からなる群から各々独立に選択され、
12は水素、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、SO210、1つ以上のハロ、ヒドロキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクロアルキル基、N(R102及びSO210で置換されたC1-6アルキル基、C1-6アルキレンアリール基、C1-6アルキレンヘテロアリール基、C1-6アルキレンC3-8ヘテロシクロアルキル基、C1-6アルキレンSO2アリール基、任意に置換されてもよいC1-6アルキレンN(R102、OCF3、C1-6アルキレンN(R103+、C3-8ヘテロシクロアルキル基及びCH(C1-6アルキレンN(R1022からなる群から選択され、
13及びR14は各々独立に水素、OR9、C1-6アルキル基、ハロ、N(R92、C(O)N(R92、C1-3アルキレンアリール基、CN、NO2、C(O)OR17、C(O)R17及びSR17からなる群から選択され、
15は−C≡C−R16又は−CF3であるか、または、R14及びR15基は、それらが結合する炭素原子と共に、O、NR10及びSからなる群から選択される1〜3個のヘテロ原子を任意に含む5又は6員の炭素環式脂肪族環又は芳香族環を形成し、
16は水素、C1-6アルキル基、アリール基、C1-6アルキレンアリール基、ヘテロアリール及びC1-6アルキレンヘテロアリール基からなる群から選択され、
各R17は水素、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、アリール基、C1-3アルキレンアリール基、C3-8シクロアルキル及びC1-3アルキレンC3-8シクロアルキル基からなる群から各々独立に選択される)
で表される化合物又はその薬理学的に許容できる塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物を含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項10】
前記少なくとも1つの二置換尿素化合物が、以下の式
【化5】

(式中、W”はヘテロアリール基、アリール基、ヘテロシクロアルキル基、シクロアルキル基及びヘテロアリール基若しくはアリール基で置換されたC1-6アルキル基からなる群から選択され、該アリール基W”はR19により表される1〜4の置換基で任意に置換されてもよく、該ヘテロアリール基W”はR22により表される1〜4の置換基で任意に置換されてもよく、該ヘテロシクロアルキル及びシクロアルキル基W”は1又は2のC1-6アルキル置換基で任意に置換されてもよく、
各R18は水素、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基及びアリール基からなる群から各々独立に選択され、
各R19はハロ、任意に置換されてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、OCF3、NO2、CN、NC、N(R202、OR20、CO220、C(O)N(R202、C(O)R20、N(R18)COR20、N(R18)C(O)OR20、N(R18)C(O)C1-6アルキレンC(O)R20、N(R18)C(O)C1-6アルキレンC(O)OR20、N(R18)C(O)C1-6アルキレンOR20、N(R18)C(O)C1-6アルキレンNHC(O)OR20、N(R18)C(O)C1-6アルキレンSO2NR20、C1-6アルキレンOR20及びSR20からなる群から各々独立に選択され、
各R20は水素、ハロ、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、SO221、1つ以上のハロ、ヒドロキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクロアルキル基、N(R212、及びSO221で置換されたC1-6アルキル基、C1-6アルキレンアリール基、C1-6アルキレンヘテロアリール基、C1-6アルキレンC3-8ヘテロシクロアルキル基、C1-6アルキレンSO2アリール基、任意に置換されてもよいC1-6アルキレンN(R212、OCF3、C1-6アルキレンN(R213+、C3-8ヘテロシクロアルキル基、及びCH(C1-6アルキレンN(R2122、からなる群から各々独立に選択されるか、
又は、2つのR20基は共に、任意に置換されてもよい3〜8員の脂肪族環を形成し、
各R21は水素、C1-6アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、C1-6アルキレンアリール及びSO21-6アルキル基からなる群から各々独立に選択されるか、
又は、2つのR21基は共に、任意に置換されてもよい3〜8員環を形成し、
各R22は、C1-6アルキル基、C2-6アルキニル、アリール基、ヘテロシクロアルキル基、N(R202、OR20、ハロ、N3、CN、C1-6アルキレンアリール基、C1-6アルキレンN(R202、C(O)R20、C(O)OR20、C(O)N(R202、N(R18)C(O)R20、N(R18)C(O)OR20及び
【化6】

からなる群から各々独立に選択され、
23は−C≡C−R24又はヘテロアリール基であり、
各R24は水素、C1-6アルキル基、アリール基、C1-6アルキレンアリール基、ヘテロアリール基、C1-6アルキレンヘテロアリール基及びアルコキシル基からなる群から各々独立に選択され、
25、R26及びR27は各々独立にハロ、任意に置換されてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル、OCF3、CF3、NO2、CN、NC、N(R202、OR20、CO220、C(O)N(R202、C(O)R20、N(R18)COR20、N(R18)C(O)OR20、N(R20)C(O)OR20、N(R18)C(O)C1-3アルキレンC(O)R20、N(R18)C(O)C1-3アルキレンC(O)OR20、N(R18)C(O)C1-3アルキレンOR20、N(R18)C(O)C1-3アルキレンNHC(O)OR20、N(R18)C(O)C1-3アルキレンSO2NR20、C1-3アルキレンOR20及びSR20からなる群から選択される)、
で表される化合物又はその薬理学的に許容できる塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物を含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項11】
前記少なくとも1つの二置換尿素化合物が、以下の式
【化7】

(式中、W’’’はヘテロアリール基、アリール基、ヘテロシクロアルキル基、シクロアルキル基及びヘテロアリール基若しくはアリール基で置換されたC1-6アルキル基からなる群から選択され、
ここで、
(a)該W’’’基のアリール又はヘテロアリール基は、少なくとも1つのCF3及びヘテロアリールで置換され、
(b)該W’’’基のアリール基は、R29により表される1〜3の置換基で任意に置換されてもよく、および
(c)該W’’’基のヘテロアリール基は、R32により表される1〜3の置換基で任意に置換されてもよく、
各R28は水素、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基及びアリール基からなる群から各々独立に選択され、
各R29はヘテロアリール基、ハロ、任意に置換されてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、OCF3、NO2、CN、NC、N(R302、OR30、CO230、C(O)N(R302、C(O)R30、N(R28)COR30、N(R28)C(O)OR30、N(R28)C(O)C1-6アルキレンC(O)R30、N(R28)C(O)C1-6アルキレンC(O)OR30、N(R28)C(O)C1-6アルキレンOR30、N(R28)C(O)C1-6アルキレンNHC(O)OR30、N(R28)C(O)C1-6アルキレンSO2NR30、C1-6アルキレンOR30及びSR30からなる群から各々独立に選択され、
各R30は水素、ハロ、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、CO231、SO231、1つ以上のハロ、ヒドロキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクロアルキル基、N(R312及びSO231で置換されたC1-6アルキル基、C1-6アルキレンアリール基、C1-6アルキレンヘテロアリール基、C1-6アルキレンC3-8ヘテロシクロアルキル基、C1-6アルキレンSO2アリール基、任意に置換されてもよいC1-6アルキレンN(R312、OCF3、C1-6アルキレンN(R313+、C3-8ヘテロシクロアルキル基及びCH(C1-6アルキレンN(R3122、からなる群から各々独立に選択されるか、
又は、2つのR30基は共に、任意に置換されてもよい3〜6員の脂肪族環を形成し、
各R31は水素、C1-6アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、C1-6アルキレンアリール及びSO21-6アルキル基からなる群から各々独立に選択されるか、
又は、2つのR31基は共に、任意に置換されてもよい3〜6員環を形成し、
各R32はC1-6アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクロアルキル基、N(R302、OR30、ハロ、N3、CN、C1-6アルキレンアリール基、C1-6アルキレンN(R302、C(O)R30、C(O)OR30、C(O)N(R302、N(R28)C(O)R30、N(R28)C(O)OR30、CF3及び
【化8】

からなる群から各々独立に選択され、
33はOR38、−C≡C−R34及びヘテロアリール基からなる群から選択され、
各R34は水素、C1-6アルキル基、アリール基、C1-6アルキレンアリール基、ヘテロアリール基、C1-6アルキレンヘテロアリール基及びアルコキシル基からなる群から各々独立に選択され、
35、R36及びR37は各々独立に水素、ハロ、任意に置換されてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル、OCF3、CF3、NO2、CN、NC、N(R302、OR30、CO230、C(O)N(R302、C(O)R30、N(R28)COR30、N(R28)C(O)OR30、N(R28)C(O)OR30、N(R28)C(O)C1-6アルキレンC(O)R30、N(R28)C(O)C1-6アルキレンC(O)OR30、N(R28)C(O)C1-3アルキレンOR30、N(R28)C(O)C1-6アルキレンNHC(O)OR30、N(R28)C(O)C1-6アルキレンSO2NR30、C1-6アルキレンOR30及びSR30からなる群から選択され、
38は水素、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、SO231、1つ以上のハロ、ヒドロキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、N(R312及びSO231で置換されたC1-6アルキル基、C1-6アルキレンアリール基、C1-6アルキレンヘテロアリール基、C1-6アルキレンC3-8ヘテロシクロアルキル基、C1-6アルキレンSO2アリール基、任意に置換されてもよいC1-6アルキレンN(R312、OCF3、C1-6アルキレンN(R313+、C3-8ヘテロシクロアルキル基及びCH(C1-6アルキレンN(R3122からなる群から選択される)
を有する化合物又はその薬理学的に許容できる塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物を含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項12】
前記少なくとも1つの二置換尿素化合物が、以下の構造式
【化9】

(式中、R39はハロ、C1-3アルキル基、CN及びCF3であり、
40は水素、C1-3アルキル基、CN、OC1-3アルキル基、ハロ又はN(R452であり、ここで、各R45は各々独立に水素又はC1-3アルキルであり、
41は1つの環状N−R44基と、もうひとつのN−R44基、環酸素原子若しくは環硫黄原子とを有する、6又は7員の飽和複素環であり、ここで各R44は各々独立に水素、C1-3アルキル基、CH2CN又はCH2CH2CNであり、R41はオキソ基で任意に置換されてもよく、
42は水素、C1-3アルキル基、OC1-3アルキル基、SC1-3アルキル基、N(R452、NR45C(=O)C1-3アルキル、又は1つのN−R44と、場合により、1〜3個のC1-3アルキル基で置換された環とを有する5若しくは6員の飽和複素環基であるか、または、R40及びR42はそれらが結合する炭素原子と共に5〜7員の飽和炭素環を形成し、
43は水素又はハロであり、
但し少なくとも1つのR40及びR42は水素と異なり、
43がハロであるとき、R40又はR42は水素である)
を有する化合物又はその薬理学的に許容できる塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物を含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項13】
前記少なくとも1つの二置換尿素化合物が、以下の式で表される化合物
【化10】

(式中、L及びMは各々独立にN又はC−R49であり、
但しL及びMのうちの少なくとも1つがC−R49であり、
Z’はN又はCHであり、
46は水素、1つ以上のハロ、ヒドロキシ基、CN、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクロアルキル基、N(R502、SR51、SOR51及びSO251で任意に置換されてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C3-8シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、C1-3アルキレンN(R502、C3-8ヘテロシクロアルキル基及びCH(C1-3アルキレンN(R5022からなる群から選択され、
47及びR48は各々独立に水素、ハロ、OR50、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、N(R502、C(O)(R50)、アリールC1-3アルキル基、CF3、CN、NO2、CO251、COR51、OC1-3アルキレンC3-8ヘテロシクロアルキル基、OC1-3アルキレンN(R502、SR51、SOR51及びSO251からなる群から選択され、
各R49は水素、ハロ、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、OCF3、CF3、NO2、CN、NC、N(R502、OR50、C(O)N(R502、C(O)R50、N(R50)COR50、N(Rb)C(O)OR50、SO21-6アルキル基、N(R50)C(O)C1-3アルキレン(O)R50、N(R50)C(O)C1-3アルキレンC(O)R50、N(R50)C(O)C1-3アルキレンNHC(O)OR50、N(R)C(O)C1-3アルキレンSO2NR50、C1-3アルキレンN(R502、OC1-3アルキレンN(R502、C1-3アルキレンOR50及びSR51からなる群から各々独立に選択され、
各R50は水素、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C3-8シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、SR51、SOR51及びSO251及びC1-3アルキレンアリール基から各々独立に選択されるか、
又は、2つのR50基は共に、任意に置換されてもよい3〜6員環を形成し、
各R51は水素、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、アリール基、アリールC1-3アルキル基、C3-8シクロアルキル基及びC1-3アルキレンC3-8シクロアルキル基から各々独立に選択される)、
又はその薬理学的に許容できる塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物を含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項14】
前記少なくとも1つの二置換尿素化合物が、以下からなる群から選択される、請求項1記載の組成物:
1−(5−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−3−(5−メチル−ピラジン−2−イル)−尿素、
1−(5−シアノ−ピラジン−2−イル)−3−(5−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−尿素、
1−[6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−ピラジン−2−イル]−3−(5−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−尿素、
1−(1,5−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−3−(5−メチル−ピラジン−2−イル)−尿素、
1−(5−シアノ−ピラジン−2−イル)−3−(1,5−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−尿素、
1−[6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−ピラジン−2−イル]−3−(1,5−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−尿素、
1−(5−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−3−(5−メチル−ピラジン−2−イル)−尿素、
1−(5−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−3−(5−シアノ−ピラジン−2−イル)−尿素、
1−(5−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−3−[6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−ピラジン−2−イル]−尿素、
1−(5−クロロ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−3−(5−メチル−ピラジン−2−イル)−尿素、
1−(5−クロロ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−3−(5−シアノ−ピラジン−2−イル)−尿素、
1−(5−クロロ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル)−3−[6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−ピラジン−2−イル]−尿素、
1−[1−(2−アミノエチル)−5−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル]−3−(5−メチル−ピラジン−2−イル)−尿素、
1−[1−(2−アミノエチル)−5−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル]−3−(5−シアノ−ピラジン−2−イル)−尿素、
1−[1−(3−アミノ−プロピル)−5−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル]−3−(5−メチル−ピラジン−2−イル)−尿素、及び
1−[1−(3−アミノ−プロピル)−5−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル]−3−(5−シアノ−ピラジン−2−イル)−尿素、並びに
その混合物又はその薬理学的に許容できる塩。
【請求項15】
前記少なくとも1つの二置換尿素化合物が以下の構造を有する化合物を含んでなる、請求項1記載の組成物:
【化11】

【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

【化16】

【化17】

【化18】

【化19】

【化20】

又はその混合物又はその薬理学的に許容できる塩。
【請求項16】
シクロデキストリンに対する二置換尿素化合物のモル比が、少なくとも約1:1〜少なくとも約n:1であり、nがシクロデキストリンの複合体形成部位の総数を表す、請求項1記載の組成物。
【請求項17】
シクロデキストリンに対する二置換尿素化合物のモル比が、約9:1以下である、請求項16記載の組成物。
【請求項18】
シクロデキストリンに対する二置換尿素化合物のモル比が、約5:1以下である、請求項16記載の組成物。
【請求項19】
シクロデキストリンに対する二置換尿素化合物のモル比が、約2:1以下である、請求項16記載の組成物。
【請求項20】
pH調整剤を更に含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項21】
水溶液中で約2〜約8のpHを有する、請求項1記載の組成物。
【請求項22】
水溶液中で約3〜約5のpHを有する、請求項21記載の組成物
【請求項23】
水溶液中で約4〜約4.7のpHを有する、請求項21記載の組成物。
【請求項24】
抗癌剤を更に含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項25】
前記抗癌剤がChk1活性化剤を含んでなる、請求項24記載の組成物。
【請求項26】
細胞保護剤を更に含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項27】
制吐剤を更に含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項28】
造影剤を更に含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項29】
薬理学的に許容できる賦形剤を更に含んでなる、請求項1記載の組成物。
【請求項30】
組成物が実質的に無水である、請求項1記載の組成物。
【請求項31】
水が約5重量%未満の量で存在する、請求項30記載の組成物。
【請求項32】
水が約2重量%未満の量で存在する、請求項30記載の組成物。
【請求項33】
水が約1重量%未満の量で存在する、請求項30記載の組成物。
【請求項34】
組成物が凍結乾燥される、請求項1記載の組成物。
【請求項35】
組成物が噴霧乾燥される、請求項1記載の組成物。
【請求項36】
患者に治療的有効量の抗癌剤及び治療的有効量の請求項1記載の組成物を投与することを含んでなる、癌治療を強化する方法。
【請求項37】
患者に治療的有効量の抗癌剤及び治療的有効量の請求項1記載の組成物を投与することを含んでなる、癌を治療する方法。
【請求項38】
請求項1の組成物の同時若しくは連続的な使用に基づく抗癌剤の治療的有効量が、請求項1記載の組成物がない場合の患者に対して示される抗癌剤の治療的有効量より少ない、請求項36又は37記載の方法。
【請求項39】
前記抗癌剤がChk1活性化剤である、請求項36又は37記載の方法。
【請求項40】
前記抗癌剤及び請求項1記載の組成物が同時に又は順次投与される、請求項36又は37記載の方法。
【請求項41】
前記抗癌剤が請求項1の組成物の前に投与される、請求項40記載の方法。
【請求項42】
請求項1記載の組成物が、経皮、皮下、筋肉内、関節内注射、肺内、口腔内、舌下、鼻腔内、吸入、経皮、膣内、経口、非経口、直腸内、静脈内、皮内、局所、眼内及び/又は腹膜内投与される、請求項36又は37記載の方法。
【請求項43】
前記抗癌剤が、化学療法剤、放射線治療剤又はその両方を含んでなる、請求項36又は37記載の方法。
【請求項44】
前記化学療法剤が、アルキル化剤、代謝拮抗剤、ホルモン又はそのアンタゴニスト、放射性同位元素、抗体及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項43記載の方法。
【請求項45】
前記化学療法剤が、ペメトレキセド、ゲムシタビン、シスプラチン、メトトレキサート、トリメトレキセート及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項43記載の方法。
【請求項46】
前記抗癌剤がアルキル化剤である、請求項36又は37記載の方法。
【請求項47】
前記アルキル化剤がナイトロジェンマスタードである、請求項46記載の方法。
【請求項48】
前記ナイトロジェンマスタードが、メクロレタミン、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファラン又はクロラムブシルである、請求項47記載の方法。
【請求項49】
前記抗癌剤がニトロソ尿素である、請求項36又は37記載の方法。
【請求項50】
前記ニトロソ尿素が、カルマスティン、ロムスチン又はセムスチンである、請求項49記載の方法。
【請求項51】
前記抗癌剤が、エチレンイミン又はメチルメラミンである、請求項36又は37記載の方法。
【請求項52】
前記エチレンイミン又はメチルメラミンが、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホルアミド又はヘキサメチルメラミンである、請求項51記載の方法。
【請求項53】
前記抗癌剤がアルキルスルホネートである、請求項36又は37記載の方法。
【請求項54】
前記アルキルスルホネートがブスルファンである、請求項53記載の方法。
【請求項55】
前記抗癌剤がトリアジンである、請求項36又は37記載の方法。
【請求項56】
前記トリアジンがダカルバジンである、請求項55記載の方法。
【請求項57】
前記抗癌剤が代謝拮抗剤である、請求項36又は37記載の方法。
【請求項58】
前記代謝拮抗剤が葉酸アナログである、請求項57記載の方法。
【請求項59】
前記葉酸アナログが、メトトレキサート、トリメトレキセート又はペメトレキセドである、請求項58記載の方法。
【請求項60】
前記代謝拮抗剤がピリミジンアナログである、請求項59記載の方法。
【請求項61】
前記ピリミジンアナログが、5−フルオロウラシル、フルオロデオキシウリジン、ゲムシタビン、シトシンアラビノシド、5−アザシチジン又は2,2’−ジフルオロデキシシチジンである、請求項60記載の方法。
【請求項62】
前記代謝拮抗剤がプリンアナログである、請求項57記載の方法。
【請求項63】
前記プリンアナログが、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、アザチオプリン、2’−デオキシコフォルマイシン、エリスロヒドロキシノニルアデニン、フルダラビン塩又は2−クロロデオキシアデノシンである、請求項62記載の方法。
【請求項64】
前記代謝拮抗剤が、I型トポイソメラーゼ阻害剤である、請求項57記載の方法。
【請求項65】
前記I型トポイソメラーゼ阻害剤が、カンプトセシン、トポテカン又はイリノテカンである、請求項64記載の方法。
【請求項66】
前記抗癌剤が天然物由来である、請求項36又は37記載の方法。
【請求項67】
前記抗癌剤がエピポドフィロトキシンである、請求項66記載の方法。
【請求項68】
前記エピポドフィロトキシンがエトポシド又はテノポシドである、請求項67記載の方法。
【請求項69】
天然物がビンカアルカロイドである、請求項66記載の方法。
【請求項70】
前記ビンカアルカロイドが、ビンブラスチン、ビンクリスチン又はビノレルビンである、請求項69記載の方法。
【請求項71】
前記抗癌剤が抗生物質である、請求項36又は37記載の方法。
【請求項72】
前記抗生物質が、アクチノマイシンD、ドキソルビシン又はブレオマイシンである、請求項71記載の方法。
【請求項73】
前記抗癌剤が放射線感受性増強剤である、請求項36又は37記載の方法。
【請求項74】
前記放射線感受性増強剤が、5−ブロモデオキシウリジン、5−ヨードデオキシウリジン又はブロモデオキシシチジンである、請求項73記載の方法。
【請求項75】
前記抗癌剤がプラチナ配位化合物である、請求項36又は37記載の方法。
【請求項76】
前記プラチナ配位化合物が、シスプラチン、カルボプラチン又はオキサリプラチンである、請求項75記載の方法。
【請求項77】
前記抗癌剤がヒドロキシ尿素である、請求項36又は37記載の方法。
【請求項78】
前記抗癌剤がメチルヒドラジン誘導体である、請求項36又は37記載の方法。
【請求項79】
前記メチルヒドラジン誘導体がN−メチルヒドラジン又はプロカルバジンである、請求項78記載の方法。
【請求項80】
放射線治療剤が、γ線、X線、紫外線、可視放射線、赤外線及びマイクロ波、並びにそれらの混合線からなる群から選択される、請求項43記載の方法。
【請求項81】
前記癌が以下からなる群から選択される、請求項36又は37記載の方法:
非小細胞肺癌、粘液腫及び円形細胞腫瘍、局所的に進行した腫瘍、転移性癌、Ewing肉腫、癌転移、リンパ節転移、扁平上皮癌、食道扁平上皮癌、口内癌、多発性骨髄腫、急性リンパ球性白血病、急性非リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、毛様細胞白血病、流出リンパ腫、胸腺リンパ腫、肺癌、肺の小細胞癌、非小細胞肺癌、皮膚T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、副腎皮質癌、ACTH産生腫瘍、乳癌、管癌腫、胃癌、大腸癌、結腸直腸癌、結腸直腸腫瘍形成を伴うポリープ、膵癌、肝癌、膀胱癌、一次性表在性膀胱腫瘍、膀胱の浸潤性移行上皮癌、筋肉浸潤性膀胱癌、前立腺癌、卵巣の癌腫、一次性腹膜上皮癌、頸部癌腫、子宮体癌、膣癌、外陰部癌、子宮癌、精巣癌、陰茎癌、腎臓細胞癌腫、内因性脳腫瘍、神経芽細胞腫、星状細胞脳腫瘍、神経膠腫、中枢神経系への転移性腫瘍細胞の侵入、骨腫及び骨肉腫、悪性黒色腫、ヒト皮膚ケラチン生成細胞の腫瘍進行、扁平上皮細胞癌、甲状腺癌、網膜芽腫、神経芽細胞腫、腹膜滲出液、悪性胸水、中皮腫、Wilms腫瘍、胆嚢癌、栄養芽層癌、血管外皮腫及びカポジ肉腫。
【請求項82】
前記癌が、結腸直腸癌、頭部癌及び頸部癌、膵癌、乳癌、胃癌、膀胱癌、外陰部癌、白血病、リンパ腫、黒色腫、腎臓細胞癌、卵巣癌、脳腫瘍、骨肉腫又は非小細胞肺癌からなる群から選択される、請求項36又は37記載の方法。
【請求項83】
アテローム性動脈硬化症、再狭窄、脈管炎、腎炎、網膜症、腎疾患、増殖性の皮膚疾患、乾癬、瘢痕化ケロイド、光線性角化症、スティーヴンズ−ジョンソン症候群、慢性関節リウマチ、全身性若年性慢性関節炎、骨粗鬆症、全身エリテマトーデス、上皮ダウングロウスを含む目の高増殖性疾患、増殖性硝子体網膜症(PVR)、血管増殖性疾患、魚鱗癬及び乳頭腫を治療する方法であって、患者に治療的有効量の請求項1記載の組成物を投与することを含んでなる方法。
【請求項84】
異常な細胞増殖を伴う障害の治療のための医薬の製造のための、Chk1の阻害が可能な少なくとも1つの二置換尿素化合物と、少なくとも1つのシクロデキストリンを含有する組成物の使用。
【請求項85】
前記障害が癌を含んでなる、請求項84記載の使用。
【請求項86】
前記障害が、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、脈管炎、腎炎、網膜症、腎疾患、増殖性の皮膚疾患、乾癬、瘢痕化ケロイド、光線性角化症、スティーヴンズ−ジョンソン症候群、慢性関節リウマチ、全身性若年性慢性関節炎、骨粗鬆症、全身エリテマトーデス、上皮ダウングロウスを含む目の高増殖性疾患、増殖性硝子体網膜症(PVR)、血管増殖性疾患、魚鱗癬及び乳頭腫からなる群から選択される、請求項84記載の使用。
【請求項87】
a)Chk1の阻害が可能な少なくとも1つの二置換尿素化合物と、少なくとも1つのシクロデキストリンを含有する組成物を含んでなる第一容器と、
b)患者に組成物を投与するための取扱説明書
を含んでなるキット。
【請求項88】
治療薬を含む第二容器を更に含んでなる、請求項87記載のキット。
【請求項89】
a)Chk1の阻害が可能な少なくとも1つの二置換尿素化合物と、少なくとも1つのシクロデキストリンを含む組成物を含んでなる第一容器、
b)抗癌剤を含む第二の容器、および
c)患者に前記組成物と抗癌剤を投与するための取扱説明書
を含んでなるキット。

【公表番号】特表2010−506942(P2010−506942A)
【公表日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−533425(P2009−533425)
【出願日】平成19年10月2日(2007.10.2)
【国際出願番号】PCT/US2007/080150
【国際公開番号】WO2008/067027
【国際公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(398072160)イコス・コーポレイション (10)
【氏名又は名称原語表記】ICOS CORPORATION
【Fターム(参考)】