説明

ウイルスポリメラーゼ阻害剤

本出願は、C型肝炎ウイルスNS5Bポリメラーゼの阻害剤として有用な式(I)の化合物[式中、X、Y、R、n、R及びRは、本出願中に記載のものと同義である]を提供する。本出願はまた、C型肝炎ウイルス感染症を有する、又は有する恐れがある哺乳動物におけるその感染症の処置において、医薬として単独で又は他の抗ウイルス薬と一緒に、該化合物を含有する医薬組成物、該化合物を使用する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化63】


{式中、
Xは、存在せず、かつYは、Oであるか;又は
Yは、存在せず、かつXは、Oであり;
nは、0〜4であり;
は、下記[
a)ハロ、シアノ、ニトロ又はSOH;
b)R、−C(=O)−R、−C(=O)−O−R、−O−R、−S−R、−SO−R、−SO−R、−(C1−6)アルキレン−R、−(C1−6)アルキレン−C(=O)−R、−(C1−6)アルキレン−C(=O)−O−R、−(C1−6)アルキレン−O−R、−(C1−6)アルキレン−S−R、−(C1−6)アルキレン−SO−R又は−(C1−6)アルキレン−SO−R
ここで、Rは、各場合において、H、(C1−6)アルキル、(C2−6)アルケニル、(C2−6)アルキニル、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキル、アリール及びHetより独立に選択され;
ここで、該(C1−6)アルキル、(C2−6)アルケニル、(C2−6)アルキニル、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキル、及び(C1−6)アルキレンは、場合により、−OH、−(C1−6)アルキル(場合により、−O−(C1−6)アルキルで置換されている)、ハロ、−(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−O−(C1−6)アルキル、シアノ、COOH、−NH、−NH(C1−4)アルキル、−NH(C3−7)シクロアルキル、−N((C1−4)アルキル)(C3−7)シクロアルキル、−N((C1−4)アルキル)、−N((C1−4)アルキル)(アリール)、アリール、−(C1−6)アルキル−アリール、−O−(C1−6)アルキル−アリール、−S−(C1−6)アルキル−アリール、Het、−(C1−6)アルキル−Het、−O−(C1−6)アルキル−Hetより各々独立に選択される1又は2個の置換基で置換されており;そして
ここで、該アリール及びHetの各々は、場合により、下記:
i)ハロ、シアノ、オキソ、チオキソ、イミノ、−OH、−O−(C1−6)アルキル、−O−(C1−6)ハロアルキル、−(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)ハロアルキル、−C(=O)−(C1−6)アルキル、COOH、−SO(C1−6)アルキル、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C1−4)アルキル、−C(=O)−N((C1−4)アルキル)、−C(=O)−NH(C3−7)シクロアルキル、−C(=O)−N((C1−4)アルキル)(C3−7)シクロアルキル、−NH、−NH(C1−4)アルキル、−N((C1−4)アルキル)、−NH(C3−7)シクロアルキル、−N((C1−4)アルキル)(C3−7)シクロアルキル又は−NH−C(=O)(C1−4)アルキル;
ii)(C1−6)アルキル(場合により、−OH、−O−(C1−6)ハロアルキル、又は−O−(C1−6)アルキルで置換されている);及び
iii)アリール、−(C1−6)アルキル−アリール、Het又は−(C1−6)アルキル−Het(ここで、該アリール及びHetの各々は、場合により、ハロ、(C1−6)アルキル又はNHで置換されている)
より各々独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており;並びに
c)−N(R)R、−C(=O)−N(R)R、−O−C(=O)−N(R)R、−SO−N(R)R、−(C1−6)アルキレン−N(R)R、−(C1−6)アルキレン−C(=O)−N(R)R、−(C1−6)アルキレン−O−C(=O)−N(R)R、又は−(C1−6)アルキレン−SO−N(R)R
ここで、該(C1−6)アルキレンは、場合により、−OH、−(C1−6)アルキル、ハロ、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−O−(C1−6)アルキル、シアノ、COOH、−NH、−NH(C1−4)アルキル、−NH(C3−7)シクロアルキル、−N((C1−4)アルキル)(C3−7)シクロアルキル及び−N((C1−4)アルキル)より各々独立に選択される1又は2個の置換基で置換されており;
は、各場合において、H、(C1−6)アルキル及び(C3−7)シクロアルキルより独立に選択され;そして
は、各場合において、R、−O−(C1−6)アルキル、−(C1−6)アルキレン−R、−SO−R、−C(=O)−R、−C(=O)OR及び−C(=O)N(R)R(ここで、R及びRは、上記と同義である)より独立に選択されるか;あるいは、
とRは、それらが結合しているNと一緒に、N、O及びSより各々独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を場合により更に含有している、4員〜7員複素環を形成するよう結合し、ここで、各Sヘテロ原子は、独立にかつ可能な場合、それが更に1又は2個の酸素原子に結合して基SO又はSOを形成するような酸化状態で存在してもよく;
ここで、該複素環は、場合により、(C1−6)アルキル、(C1−6)ハロアルキル、ハロ、オキソ、−OH、SH、−O(C1−6)アルキル、−S(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、−NH、−NH(C1−6)アルキル、−N((C1−6)アルキル)、−NH(C3−7)シクロアルキル、−N((C1−4)アルキル)(C3−7)シクロアルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル及び−NHC(=O)−(C1−6)アルキルより各々独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている]より選択され;
は、H、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキル、アリール、−(C1−6)アルキル−アリール、Het又は−(C1−6)アルキル−Hetであり;各々は、場合により、(C1−6)アルキル、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、Het、−OH、−COOH、−C(=O)−(C1−6)アルキル、−C(=O)−O−(C1−6)アルキル、−SO(C1−6)アルキル、−C(=O)−N(R51)R52及び−O−R53より各々独立に選択される1〜4個の置換基で置換されており;ここで、R53は、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキル、アリール、−(C1−6)アルキル−アリール、Het又は−(C1−6)アルキル−Hetであり、前記アリール及びHetは、場合により、(C1−6)アルキル又は−O−(C1−6)アルキルで置換されており;
ここで、R51は、H、(C1−6)アルキル又は(C3−7)シクロアルキルであり;そして
52は、H、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、アリール、Het、−(C1−3)アルキル−アリール又は−(C1−3)アルキル−Hetであり;
ここで、該(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、アリール、Het、−(C1−3)アルキル−アリール及び−(C1−3)アルキル−Hetの各々は、場合により、(C1−6)アルキル、(C1−6)ハロアルキル、ハロ、オキソ、−OH、−O(C1−6)アルキル、−NH、−NH(C1−6)アルキル、−N((C1−6)アルキル)、−NH(C3−7)シクロアルキル、−N((C1−4)アルキル)(C3−7)シクロアルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル及び−NHC(=O)−(C1−6)アルキルより各々独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており;
ここで、該(C1−6)アルキルは、場合により、OHで置換されており;あるいは、
51とR52は、それらが結合しているNと一緒に、N、O及びSより各々独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を場合により更に含有している、4員〜7員複素環を形成するよう結合し、ここで、各Sヘテロ原子は、独立にかつ可能な場合、それが更に1又は2個の酸素原子に結合して基SO又はSOを形成するような酸化状態で存在してもよく;
ここで、該複素環は、場合により、(C1−6)アルキル、(C1−6)ハロアルキル、ハロ、オキソ、−OH、−O(C1−6)アルキル、−NH、−NH(C1−6)アルキル、−N((C1−6)アルキル)、−NH(C3−7)シクロアルキル、−N((C1−4)アルキル)(C3−7)シクロアルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル及び−NHC(=O)−(C1−6)アルキルより各々独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており;
は、(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキル、アリール、−(C1−6)アルキル−アリール、Het又は−(C1−6)アルキル−Hetであり;場合により、ハロ、(C1−6)アルキル、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−OH、−SH、−O−(C1−4)アルキル、−S−(C1−4)アルキル及び−N(R)R(ここで、R及びRは、上記と同義である)より各々独立に選択される1〜5個の置換基で置換されており;そして
Hetは、O、N及びSより各々独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、4員〜7員の飽和、不飽和又は芳香族複素環であるか、あるいは、O、N及びSより各々独立に選択される1〜5個のヘテロ原子を可能な任意の位置で有する、7員〜14員の飽和、不飽和又は芳香族複素多環であり;ここで、各Nヘテロ原子は、独立にかつ可能な場合、それが更に酸素原子に結合してN−オキシド基を形成するような酸化状態で存在してもよく、並びにここで、各Sヘテロ原子は、独立にかつ可能な場合、それが更に1又は2個の酸素原子に結合して基SO又はSOを形成するような酸化状態で存在してもよい}で示される化合物、又はその塩若しくはエステル。
【請求項2】
式:
【化64】


[式中、R、n、R及びRは、請求項1と同義である]で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
式:
【化65】


[式中、R、n、R及びRは、請求項1と同義である]で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
が、下記[
a)ハロ、ニトロ又はSOH;
b)R、C(=O)OH、C(=O)(C1−6)アルキル、−O−R、−S−R、−SO−R、−SO−R、−(C1−6)アルキレン−R、−(C1−6)アルキレン−O−R、−(C1−6)アルキレン−S−R、−(C1−6)アルキレン−SO−R又は−(C1−6)アルキレン−SO−R
ここで、Rは、各場合において、H、(C1−6)アルキル、(C2−6)アルケニル、(C2−6)アルキニル、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル,
−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキル、アリール及びHetより独立に選択され;
ここで、該(C1−6)アルキル、(C2−6)アルケニル、(C2−6)アルキニル、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキル及び(C1−6)アルキレンは、場合により、−OH、−(C1−6)アルキル(場合により、−O−(C1−6)アルキルで置換されている)、ハロ、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−O−(C1−6)アルキル、シアノ、COOH、−NH、−NH(C1−4)アルキル、−NH(C3−7)シクロアルキル、−N((C1−4)アルキル)(C3−7)シクロアルキル、−N((C1−4)アルキル)、−N((C1−4)アルキル)(アリール)、アリール、−(C1−6)アルキル−アリール、−O−(C1−6)アルキル−アリール、−S−(C1−6)アルキル−アリール、Het、−(C1−6)アルキル−Het、−O−(C1−6)アルキル−Hetより各々独立に選択される1又は2個の置換基で置換されており;そして
ここで、該アリール及びHetの各々は、場合により、下記:
i)ハロ、シアノ、オキソ、−OH、−O−(C1−6)アルキル、−O−(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、(C1−6)ハロアルキル、−C(=O)−(C1−6)アルキル、COOH、−SO(C1−6)アルキル、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C1−4)アルキル、−C(=O)−N((C1−4)アルキル)、−C(=O)−NH(C3−7)シクロアルキル、−C(=O)−N((C1−4)アルキル)(C3−7)シクロアルキル、−NH、−NH(C1−4)アルキル、−N((C1−4)アルキル)、−NH(C3−7)シクロアルキル、−N((C1−4)アルキル)(C3−7)シクロアルキル又は−NH−C(=O)(C1−4)アルキル;
ii)(C1−6)アルキル(場合により、−OH、−O−(C1−6)ハロアルキル、又は−O−(C1−6)アルキルで置換されている);及び
iii)アリール、−(C1−6)アルキル−アリール、Het又は−(C1−6)アルキル−Het(ここで、該アリール及びHetの各々は、場合により、ハロ、(C1−6)アルキル又はNHで置換されている)
より各々独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており;並びに
c)−N(R)R、−C(=O)−N(R)R,−SO−N(R)R、−(C1−6)アルキレン−N(R)R、−(C1−6)アルキレン−C(=O)−N(R)R又は−(C1−6)アルキレン−SO−N(R)R
ここで、該(C1−6)アルキレンは、場合により、−OH、−(C1−6)アルキル、ハロ、−(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−O−(C1−6)アルキル、シアノ、COOH、−NH、−NH(C1−4)アルキル及び−N((C1−4)アルキル)より各々独立に選択される1又は2個の置換基で置換されており;
は、各場合において、H及び(C1−6)アルキルより独立に選択され;そして
は、各場合において、R、−O−(C1−6)アルキル、−(C1−6)アルキレン−R、−SO−R、−C(=O)−R(ここで、Rは、上記と同義である)より独立に選択される]より選択される、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項5】
が、下記[
a)ハロ、ニトロ又はSOH;
b)R、C(=O)OH、C(=O)(C1−6)アルキル、−O−R、−SO−R、−(C1−6)アルキレン−R、−(C1−6)アルキレン−O−R、−(C1−6)アルキレン−S−R又は−(C1−6)アルキレン−SO−R
ここで、Rは、各場合において、H、(C1−6)アルキル、(C2−6)アルケニル、(C2−6)アルキニル、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキル、アリール及びHetより独立に選択され;
ここで、該(C1−6)アルキル、(C2−6)アルケニル、(C2−6)アルキニル、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキル、及び(C1−6)アルキレンは、場合により、−OH、−(C1−6)アルキル(場合により、−O−(C1−6)アルキルで置換されている)、ハロ、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−O−(C1−6)アルキル、COOH、−NH、−N((C1−4)アルキル)(アリール)、アリール、−(C1−6)アルキル−アリール、−O−(C1−6)アルキル−アリール、−S−(C1−6)アルキル−アリール、Het、−(C1−6)アルキル−Het、−O−(C1−6)アルキル−Hetより各々独立に選択される1又は2個の置換基で置換されており;そして
ここで、該アリール及びHetの各々は、場合により、下記:
i)ハロ、シアノ、オキソ、−OH、−O−(C1−6)アルキル、−O−(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、(C1−6)ハロアルキル、−C(=O)−(C1−6)アルキル、COOH、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C1−4)アルキル、−C(=O)−N((C1−4)アルキル)、−NH、−NH(C1−4)アルキル、−N((C1−4)アルキル)又は−NH−C(=O)(C1−4)アルキル;
ii)(C1−6)アルキル(場合により、−OH、−O−(C1−6)ハロアルキル、又は−O−(C1−6)アルキルで置換されている);及び
iii)アリール、−(C1−6)アルキル−アリール、Het又は−(C1−6)アルキル−Het(ここで、該アリール及びHetの各々は、場合により、ハロ、(C1−6)アルキル又はNHで置換されている)
より各々独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており;並びに
c)−N(R)R、−C(=O)−N(R)R,−SO−N(R)R、−(C1−6)アルキレン−N(R)R、−(C1−6)アルキレン−C(=O)−N(R)R又は−(C1−6)アルキレン−SO−N(R)R
ここで、該(C1−6)アルキレンは、場合により、−OH、−(C1−6)アルキル、ハロ、−(C1−6)ハロアルキル、−O−(C1−6)アルキルより各々独立に選択される1又は2個の置換基で置換されており;
は、各場合において、H及び(C1−6)アルキルより独立に選択され;そして
は、各場合において、R、−O−(C1−6)アルキル、−(C1−6)アルキレン−R、−C(=O)−R(ここで、Rは、上記と同義である)より独立に選択される]より選択される、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
が、下記[
a)ハロ、ニトロ又はSOH;
b)R、OH、C(=O)OH、C(=O)(C1−6)アルキル、−SO−R、−(C1−6)アルキレン−R、−(C1−6)アルキレン−O−R、−(C1−6)アルキレン−S−R又は−(C1−6)アルキレン−SO−R
ここで、Rは、各場合において、H、(C1−6)アルキル、(C2−6)アルケニル、(C2−6)アルキニル、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキル、アリール及びHetより独立に選択され;
ここで、該(C1−6)アルキル、(C2−6)アルケニル、(C2−6)アルキニル、(C1−6)ハロアルキル、(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキル、及び(C1−6)アルキレンは、場合により、−OH、ハロ、−(C1−6)ハロアルキル、−O−(C1−6)アルキル、COOH、−N((C1−4)アルキル)(アリール)、アリール、−(C1−6)アルキル−アリール、−O−(C1−6)アルキル−アリール、−S−(C1−6)アルキル−アリール、Het、−(C1−6)アルキル−Het、−O−(C1−6)アルキル−Hetより各々独立に選択される1又は2個の置換基で置換されており;そして
ここで、該アリール及びHetの各々は、場合により、下記:
i)ハロ、シアノ、オキソ、−OH、−O−(C1−6)アルキル、(C1−6)ハロアルキル、−NH、−N((C1−4)アルキル)又は−NH−C(=O)(C1−4)アルキル;
ii)(C1−6)アルキル(場合により、−O−(C1−6)アルキルで置換されている);及び
iii)アリール、−(C1−6)アルキル−アリール、Het又は−(C1−6)アルキル−Het(ここで、該アリール及びHetの各々は、場合により、ハロ、(C1−6)アルキル又はNHで置換されている)より各々独立に選択される1〜3個の置換基で置換されており;並びに
c)−N(R)R、−C(=O)−N(R)R,−SO−N(R)R又は−(C1−6)アルキレン−N(R)R
は、Hであり;そして
は、各場合において、R、−(C1−6)アルキレン−R又は−C(=O)−R(ここで、Rは、上記と同義である)より独立に選択される]より選択される、請求項5記載の化合物。
【請求項7】
が、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキルであり;各々は、場合により、(C1−6)アルキル、−OH、−C(=O)−(C1−6)アルキル、−C(=O)−O−(C1−6)アルキル、−C(=O)−N(R51)R52及びO−R53より各々独立に選択される1〜2の置換基で置換されており;ここで、R53は、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル又は−(C1−6)アルキル−(C3−7)シクロアルキルであり;R51は、H、(C1−6)アルキル又は(C3−7)シクロアルキルであり;そしてR52は、H、(C1−6)アルキル又は(C3−7)シクロアルキルである、
請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
【請求項8】
が、(C1−4)アルキル又は(C3−7)シクロアルキルであり;各々は、場合により、(C1−4)アルキル、−C(=O)−N(R51)R52及び−O−(C1−4)アルキルより各々独立に選択される1〜2の置換基で置換されており;R51は、(C1−4)アルキルであり;そしてR52は、(C1−4)アルキルである、
請求項7記載の化合物。
【請求項9】
が、場合により、ハロ、(C1−4)アルキル及び(C1−4)ハロアルキルより各々独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている、(C5−6)シクロアルキル、−(C1−3)アルキル−(C5−6)シクロアルキル、フェニル又はHetであり;ここで、Hetは、1〜3個の窒素ヘテロ原子を有する4員〜7員の飽和、不飽和又は芳香族複素環である、
請求項1〜8のいずれか一項記載の化合物。
【請求項10】
が、場合により、ハロ、(C1−4)アルキル及び(C1−4)ハロアルキルより各々独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている、フェニル、シクロヘキシル、−CH−シクロペンチル又はピリジンである、
請求項9記載の化合物。
【請求項11】
が、場合により、ハロ、(C1−4)アルキル及び(C1−4)ハロアルキルより各々独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている、シクロヘキシル又は−CH−シクロペンチルである、
請求項10記載の化合物。
【請求項12】
医薬としての、請求項1〜11のいずれか一項記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容しうる塩若しくはエステル。
【請求項13】
治療有効量の請求項1〜11のいずれか一項記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容しうる塩若しくはエステル;及び1種以上の薬学的に許容しうる担体を含む、医薬組成物。
【請求項14】
更に少なくとも一種の他の抗ウイルス薬を含む、請求項13記載の医薬組成物。
【請求項15】
C型肝炎ウイルス感染症を有する、又は有する恐れがある哺乳動物におけるその感染症の処置のための医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれか一項記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容しうる塩若しくはエステルの使用。

【公表番号】特表2012−504556(P2012−504556A)
【公表日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−529424(P2011−529424)
【出願日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際出願番号】PCT/CA2009/001346
【国際公開番号】WO2010/037210
【国際公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【出願人】(503385923)ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (976)
【Fターム(参考)】