説明

オレキシニン受容体アンタゴニストとしてのヘテロ芳香族モノアミド

本発明は、式Iの新規スルホンアミド(式中、R、R、R、R、R、Ar、Ar、Ar、n、oおよびpは、明細書および特許請求の範囲に記載のとおりである)に関する。これらの化合物は、オレキシン受容体アンタゴニストであり、オレキシン経路が関与する障害の処置において有用であり得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化228】


[式中、i)
Arは、ヘテロアリールであり;
Arは、フェニルであり、そして
Arは、フェニルまたはヘテロアリールであるか;
またはii)
Arは、フェニルであり;
Arは、ヘテロアリールであり、そして
Arは、フェニルまたはヘテロアリールであるか;
またはiii)
Arは、ヘテロアリールであり;
Arは、ヘテロアリールであり、そして
Arは、フェニルまたはヘテロアリールであり;
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキルまたは低級アルコキシであり;
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
は、oから独立して、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、シクロアルキルにより置換されている低級アルキル、C(O)O−低級アルキル、C(O)NH−低級アルキル、−(CH−O−低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、SO−低級アルキル、シクロアルキルであるか;
あるいは、(i)について、Arがフェニルであり且つoが2である場合、Rは、また、RとR3’に分割されてもよく、これらは、対応する炭素原子と一緒になって、基−(CH−、−(CH−、−CH−S(O)−CH−、−N(CH)−C(O)−N(CH)−、−(CH−O−、−O−(CH−O−、−O−(CH−CH(OH)−、−O−(CH−、−O−(CH−、−O−CH−C(O)−N(CH)−、−N(CH)−C(O)−(CH−、または−O−C(CH−O−を含む非芳香族環を形成してもよく;
/Rは、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、CHNH、O−C(O)−低級アルキル、−NRR’であるか、またはRとRは、一緒になって=Oであり;
R/Rは、互いに独立して、水素、−C(O)CH(NH)−フェニル、場合によりCHNHにより置換されている、オキセタン−3−イルであるか、または−S(O)−低級アルキル、シクロアルキル、−(CH−OH、−(CH−O−低級アルキルであるか、またはそれらが結合しているN原子と一緒になって、場合により、そのN原子に加えて、N、SもしくはOよりなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を含んでもよい、ヘテロシクロアルキル環を形成してもよく;
nは、1、2または3であり;
oは、1、2または3であり;
pは、1、2または3であり;
mは、0、1または2である]
の化合物、またはそれらの薬学的に適切な酸付加塩、光学的に純粋な鏡像異性体、ラセミ化合物またはジアステレオマー混合物。
【請求項2】
請求項1記載の、式IA:
【化229】


[式中、
Arは、フェニルまたはヘテロアリールであり;
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキルまたは低級アルコキシであり;
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
/R3’は、互いに独立して、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、シクロアルキルにより置換されている低級アルキル、C(O)O−低級アルキル、C(O)NH−低級アルキル、−(CH−O−低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、SO−低級アルキル、シクロアルキルであってもよく、
あるいは、R/R3’は、対応する炭素原子と一緒になって、基−(CH−、−(CH−、−CH−S(O)−CH−、−N(CH)−C(O)−N(CH)−、−(CH−O−、−O−(CH−O−、−O−(CH−CH(OH)−、−O−(CH−、−O−(CH−、−O−CH−C(O)−N(CH)−、−N(CH)−C(O)−(CH−、または−O−C(CH−O−を含む非芳香族環を形成してもよく;
/Rは、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、CHNH、O−C(O)−低級アルキル、−NRR’であるか、またはRとRは、一緒になって=Oであり;
R/Rは、互いに独立して、水素、−C(O)CH(NH)−フェニル、場合によりCHNHにより置換されている、オキセタン−3−イルであるか、または−S(O)−低級アルキル、シクロアルキル、−(CH−OH、−(CH−O−低級アルキルであるか、またはそれらが結合しているN原子と一緒になって、場合により、そのN原子に加えて、N、SもしくはOよりなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を含んでもよい、ヘテロシクロアルキル環を形成してもよく;
nは、1、2または3であり;
pは、1、2または3であり;
mは、0、1または2である]
の化合物、またはそれらの薬学的に適切な酸付加塩、光学的に純粋な鏡像異性体、ラセミ化合物またはジアステレオマー混合物。
【請求項3】
請求項1記載の、式IB:
【化230】


[式中、
Arは、フェニルまたはヘテロアリールであり;
は、水素、低級アルキルまたはハロゲンにより置換されている低級アルキルであり;
は、水素、ハロゲンまたは低級アルコキシであり;
は、oから独立して、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、シクロアルキルにより置換されている低級アルキル、C(O)O−低級アルキル、C(O)NH−低級アルキル、−(CH−O−低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、SO−低級アルキルまたはシクロアルキルであり;
/Rは、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、−NRR’であるか、またはRとRは、一緒になって=Oであり;
R/Rは、互いに独立して、水素、−C(O)CH(NH)−フェニル、場合によりCHNHにより置換されている、オキセタン−3−イルであるか、または−S(O)−低級アルキル、シクロアルキル、−(CH−OH、−(CH−O−低級アルキルであるか、またはそれらが結合しているN原子と一緒になって、場合により、そのN原子に加えて、N、SもしくはOよりなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を含んでもよい、ヘテロシクロアルキル環を形成してもよく;
nは、1、2または3であり;
oは、1、2または3であり;
pは、1、2または3であり;
mは、0、1または2である]
の化合物、またはそれらの薬学的に適切な酸付加塩、光学的に純粋な鏡像異性体、ラセミ化合物またはジアステレオマー混合物。
【請求項4】
請求項1記載の、式IC:
【化231】


[式中、
Arは、フェニルまたはヘテロアリールであり;
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキルまたは低級アルコキシであり;
は、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシまたはハロゲンにより置換されている低級アルコキシであり;
は、oから独立して、水素、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲンにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、シクロアルキルにより置換されている低級アルキル、C(O)O−低級アルキル、C(O)NH−低級アルキル、−(CH−O−低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンにより置換されている低級アルコキシ、シアノ、SO−低級アルキルまたはシクロアルキルであり;
/Rは、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、CHNH、O−C(O)−低級アルキル、−NRR’であるか、またはRとRは、一緒になって=Oであり;
R/Rは、互いに独立して、水素、−C(O)CH(NH)−フェニル、場合によりCHNHにより置換されている、オキセタン−3−イルであるか、または−S(O)−低級アルキル、シクロアルキル、−(CH−OH、−(CH−O−低級アルキルであるか、またはそれらが結合しているN原子と一緒になって、場合により、N原子に加えて、N、SもしくはOよりなる群から選択されるさらなるヘテロ原子を含んでもよい、ヘテロシクロアルキル環を形成してもよく;
nは、1、2または3であり;
oは、1、2または3であり;
pは、1、2または3であり;
mは、0、1または2である]
の化合物、またはそれらの薬学的に適切な酸付加塩、光学的に純粋な鏡像異性体、ラセミ化合物またはジアステレオマー混合物。
【請求項5】
が、水素、ハロゲン、低級アルキルまたはフルオロにより置換されている低級アルキルである、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
が、メチル、トリフルオロメチル、フルオロまたはクロロである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
が、水素、ハロゲンまたは低級アルコキシである、請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
が、水素、フルオロまたはクロロである、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
が、水素、ハロゲン、シアノ 低級アルキル、フルオロにより置換されている低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、フルオロにより置換されている低級アルコキシ、C(O)O−低級アルキル、C(O)NH−低級アルキルまたはシクロアルキルである、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
が、水素、ハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシにより置換されている低級アルキル、低級アルコキシ、フルオロにより置換されている低級アルコキシまたはC(O)O−低級アルキルである、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
が、水素、メチル、メトキシ、フルオロ、クロロ、ヒドロキシメチル、ジフルオロメトキシまたはC(O)OCHである、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
が、水素または低級アルキルである、請求項1〜11のいずれかに記載の化合物。
【請求項13】
が、水素またはメチルである、請求項1〜12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
が、水素、NH、ヒドロキシ、低級アルキル、NHC(O)CH(NH)−フェニル、NH(オキセタン−3−イル)、NH(3−(CHNH)−オキセタン−3−イル)、NH−SO−低級アルキル、NH−シクロアルキル、OC(O)−低級アルキルまたはCHNHである、請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
が、水素、NH、ヒドロキシ、CH、NHC(O)CH(NH)−フェニル、NH(オキセタン−3−イル)、NH(3−(CHNH)−オキセタン−3−イル)またはOC(O)−CHである、請求項1〜14のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
とRが、一緒になって=Oである、請求項1〜11のいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
Arがヘテロアリールである場合、該ヘテロアリールが、ピリジニル、チアゾリル、チエニルまたはイソオキサゾリルである、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物。
【請求項18】
Arがヘテロアリールである場合、該ヘテロアリールが、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、チアゾール−2−イルまたはイソオキサゾール−5−イルである、請求項1〜17のいずれかに記載の化合物。
【請求項19】
Arがヘテロアリールである場合、該ヘテロアリールが、ピリジニル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、ピラゾリル、インダゾリル、キノリニル、ベンゾオキサゾリルまたはインドリルである、請求項1〜18のいずれかに記載の化合物。
【請求項20】
Arがヘテロアリールである場合、該ヘテロアリールが、ピリジン−3−イル、チアゾール−5−イル、ピラゾール−3−イル、インダゾール−5−イル、キノリン−3−イルまたはインドール−3−イルである、請求項1〜19のいずれかに記載の化合物。
【請求項21】
Arがヘテロアリールである場合、該ヘテロアリールが、ピリジニルまたはベンゾイミダゾリルである、請求項1〜20のいずれかに記載の化合物。
【請求項22】
Arがフェニルである、請求項1〜20のいずれかに記載の化合物。
【請求項23】
nが1である、請求項1〜22のいずれかに記載の化合物。
【請求項24】
pが1である、請求項1〜23のいずれかに記載の化合物。
【請求項25】
oが1または2である、請求項1〜24のいずれかに記載の化合物。
【請求項26】
化合物が、
(S)−2−アミノ−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(R)−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−((S)−2−アミノ−2−フェニル−アセチルアミノ)−N−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−フェニル−N−[2(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−アミノ−N−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−(3−アミノメチル−オキセタン−3−イルアミノ)−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−アミノ−2−フェニル−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−アミノ−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−p−トリル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−ヒドロキシ−N−(3−メトキシ−4−メチル−フェニル)−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−オキソ−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−アミノ−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−N−[2−(5−メチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−2−フェニル−アセトアミド
(S)−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−プロピオンアミド
(S)−2−アミノ−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−フェニル−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−プロピオンアミド
(S)−N−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−ヒドロキシ−N−(3−メトキシ−フェニル)−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−(オキセタン−3−イルアミノ)−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−ヒドロキシ−N−(3−メトキシ−フェニル)−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−(3−メトキシ−4−メチル−フェニル)−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−(3−メトキシ−4−メチル−フェニル)−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−ヒドロキシ−N−((S)−4−ヒドロキシ−クロマン−6−イル)−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
酢酸 (S)−{(3,4−ジメチル−フェニル)−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−カルバモイル}−フェニル−メチルエステル
(S)−N−[2−(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−エチル]−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセトアミド
(S)−2−アミノ−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−N−[2−(4−メチル−チアゾール−2−イル)−エチル]−2−フェニル−アセトアミド
(S)−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−N−[2−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−エチル]−2−ヒドロキシ−2−フェニル−アセトアミド
(S)−N−(3,4−ジメチル−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−エチル]−2−フェニル−アセトアミド
(R,S)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−インダン−5−イル−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−N−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−(3−メトキシ−フェニル)−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−N−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−N−(3−フルオロ−4−メチル−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−N−(4−クロロ−3−メトキシ−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−N−(3−フルオロ−4−メチル−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−N−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−インダン−5−イル−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−N−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−N−(4−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−N−(4−フルオロ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−N−(4−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−(4−メトキシ−3−メチル−フェニル)−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−N−(3−ジフルオロメトキシ−4−メチル−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−N−(3,4−ビス−ジフルオロメトキシ−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−N−(4−クロロ−3−エチル−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−N−(4−クロロ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−2−クロロ−5−{[2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−アセチル]−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アミノ}−安息香酸メチルエステル
(S)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−((R又はS)−4−ヒドロキシ−クロマン−6−イル)−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−((S又はR)−4−ヒドロキシ−クロマン−6−イル)−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド又は
(R,S)−N−(4−クロロ−3−シクロプロポキシ−フェニル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
である、請求項2記載の式IAの化合物。
【請求項27】
化合物が、
(R,S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−フェニル)−N−(2,4−ジメチル−チアゾール−5−イル)−N−(2−p−トリル−エチル)−アセトアミド
(R,S)−2−アミノ−N−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−2−フェニル−N−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−2−アミノ−2−(4−クロロ−フェニル)−N−(2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−エチル]−アセトアミド又は
(R,S)−N−(2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−イル)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−エチル]−アセトアミド
である、請求項3記載の式IBの化合物。
【請求項28】
化合物が、
(S)−N−(1−エチル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−N−キノリン−3−イル−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
(R,S)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−(1−メチル−1H−インドール−6−イル)−N−[2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−エチル]−アセトアミド
(S)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド又は
(S)−N−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−N−[2−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−エチル]−アセトアミド
である、請求項4記載の式ICの化合物。
【請求項29】
請求項1〜28のいずれかに記載の式Iの化合物の製造方法であって、
式IIA、IIBまたはIIC:
【化232】


の化合物を、カップリング剤(例えば、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩)の存在下で、式III:
【化233】


の化合物と反応させて、式IA、IBまたはIC:
【化234】


(式中、R〜R、n、oおよびpは、請求項1〜28のいずれかに記載のとおりである)
の化合物を得、
さらに、所望であれば、式IA、IBまたはICの化合物を薬学的に許容される塩に変換することを含む方法。
【請求項30】
請求項29に記載された方法によるかまたは同等の方法により製造される、請求項1記載の式Iの化合物。
【請求項31】
請求項1〜28のいずれかに記載の式Iの1個または複数個の化合物および薬学的に許容される賦形剤を含有する医薬。
【請求項32】
睡眠時無呼吸症、ナルコレプシー、不眠症、睡眠時異常行動、時差ぼけ症候群、概日リズム障害、下肢静止不能症候群を含む、睡眠障害;不安、鬱病、躁鬱病、強迫性障害、情動性神経症、抑鬱性神経症、不安神経症、気分障害、譫妄、パニック発作障害、心的外傷後ストレス障害、性機能不全、統合失調症、精神病、認知障害、アルツハイマー病およびパーキンソン病、認知症、精神遅滞、ジスキネジア、例えばハンチントン病およびトゥレット症候群、中毒、薬物乱用に関連する欲求、発作性障害、癲癇を含む、精神、神経性および神経変性障害;代謝疾患、例えば肥満症、糖尿病、拒食症および過食症を含む摂食障害、喘息、片頭痛、頭痛疼痛、神経因性疼痛、精神、神経性および神経変性障害に関連する睡眠障害、神経因性疼痛、疼痛に対する亢進したまたは過剰な感受性、例えば痛覚過敏症、灼熱痛、および異痛症、急性疼痛、熱傷痛、背痛、複合性局所疼痛症候群IおよびII、関節炎痛、脳卒中後疼痛、術後疼痛、神経痛、HIV感染に関連する疼痛、化学療法後疼痛、抗精神病薬により惹起される錐体外路症状または過敏性腸症候群の処置用の、請求項31に記載された医薬。
【請求項33】
睡眠障害が、睡眠時無呼吸症、ナルコレプシー、不眠症、睡眠時異常行動、時差ぼけ症候群および神経性疾患に関連する睡眠障害である、睡眠障害の処置用の、請求項32に記載された医薬。
【請求項34】
睡眠時無呼吸症、ナルコレプシー、不眠症、睡眠時異常行動、時差ぼけ症候群、概日リズム障害、下肢静止不能症候群を含む、睡眠障害;不安、鬱病、躁鬱病、強迫性障害、情動性神経症、抑鬱性神経症、不安神経症、気分障害、譫妄、パニック発作障害、心的外傷後ストレス障害、性機能不全、統合失調症、精神病、認知障害、アルツハイマー病およびパーキンソン病、認知症、精神遅滞、ジスキネジア、例えばハンチントン病およびトゥレット症候群、中毒、薬物乱用に関連する欲求、発作性障害、癲癇を含む、精神、神経性および神経変性障害;代謝疾患、例えば肥満症、糖尿病、拒食症および過食症を含む摂食障害、喘息、片頭痛、頭痛疼痛、神経因性疼痛、精神、神経性および神経変性障害に関連する睡眠障害、神経因性疼痛、疼痛に対する亢進したまたは過剰な感受性、例えば痛覚過敏症、灼熱痛、および異痛症、急性疼痛、熱傷痛、背痛、複合性局所疼痛症候群IおよびII、関節炎痛、脳卒中後疼痛、術後疼痛、神経痛、HIV感染に関連する疼痛、化学療法後疼痛、抗精神病薬により惹起される錐体外路症状または過敏性腸症候群の処置用の医薬の調製のための、請求項1〜28のいずれかに記載の式Iの化合物の使用。
【請求項35】
睡眠障害が、睡眠時無呼吸症、ナルコレプシー、不眠症、睡眠時異常行動、時差ぼけ症候群、概日リズム障害または神経性疾患に関連する睡眠障害である、請求項34記載の式Iの化合物の使用。
【請求項36】
本明細書中に記載された発明。

【公表番号】特表2011−524398(P2011−524398A)
【公表日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−513984(P2011−513984)
【出願日】平成21年6月8日(2009.6.8)
【国際出願番号】PCT/EP2009/056992
【国際公開番号】WO2009/153180
【国際公開日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】