説明

データ伝送方式、およびこのデータ伝送方式を利用した端末、およびサービス提供システム

【課題】 データ伝送、自動車ナビにおける走行ルート案内、詳細地図等の配信を情報購入者の負担が小さく、しかも短時間で行うことのできるデータ伝送方式を提供すること。
【解決手段】 伝送容量の小さい通信網(第1の通信網)と通信容量の大きい通信網(第2の通信網)とを利用し、容量の大きいデータの通信は第2の通信網を利用して送信するが、その送信先の特定は第1の通信網を利用した通信内容に基づいて行われるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ伝送能力の異なる複数の路を利用したデータ伝送方式、およびこのデータ伝送方式を利用した端末、およびサービス提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在の通信においては、無線データ通信が短時間で大容量のデータを送信できるところから適しているが、無線データ通信は、送信エリアが50m〜100mと小さく、しかも無線データ通信網が整備されていないところから、携帯端末通信が広く用いられている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、携帯端末通信は、遠距離通信には適しているが、単位時間当たり送信できるデータ量が甚だしく小さく、例えば詳細地図等の大容量データを送信するのに長時間を必要である。
【0004】
本発明の1つの目的は、データ伝送、自動車ナビにおける走行ルート案内、詳細地図等の配信を情報購入者の負担が小さく、しかも短時間で行うことのできるデータ伝送方式を提供することにある。
【0005】
本発明の他の1つの目的は、データ伝送、自動車ナビにおける走行ルート案内、詳細地図等の配信を情報購入者の負担が小さく、しかも短時間で行うことのできるデータ伝送方式を利用した端末を提供することにある。
【0006】
本発明のさらに1つの目的は、データ伝送、自動車ナビにおける走行ルート案内、詳細地図等の配信を情報購入者の負担が小さく、しかも短時間で行うことのできるサービス提供システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの解決手段は、データ供給側およびデータ利用側は少なくとも2種類の通信網を利用する。1つの通信網(第1の通信網)は広範囲の通信に適しているが通信速度がやや遅い。一方、他の通信網(第2の通信網)は通信速度が速いが通信可能なエリアがすくない。問い合わせや大容量データ送信を依頼するための通信は、例えば第1通信網を利用し、依頼のあった大容量データは第2の通信網の通信路を介して行うようにする。
【0008】
本発明の他の解決手段は、伝送容量の小さい通信網(第1の通信網)と通信容量の大きい通信網(第2の通信網)とを利用し、容量の大きいデータの通信は第2の通信網を利用して送信するが、その送信先の特定は第1の通信網を利用した通信内容に基づいて行われるようにしたことである。
【0009】
本発明のさらに具体的な解決手段の1つについて述べると、本発明に係るサービス提供システムは、容量の小さいデータを遠距離携帯端末通信モード用IPアドレスを用いて通信し、容量の大きいデータを近距離無線データ通信モード用IPアドレスを用いて通信し、車載機器に高速無線通信部と低速無線通信部とこの両者の切替を行う切替部を設け、前記車載機器が無線データ通信のない箇所では遠距離携帯端末通信モード用IPアドレスを用いて通信を行い、近距離無線データ通信網が整備されている通信エリア内に入ったときに前記遠距離携帯端末通信モード用IPアドレスから近距離無線データ通信モード用IPアドレスに付け替えて通信を行うようにしたものである。
【0010】
すなわち、高速移動時は遠距離携帯端末通信モード用IPアドレスを用い通信を行い、特定の店舗・サービスステーションに設置する情報サービス提供装置の通信エリア内に入場し、該特定の店舗・サービスステーションの情報サービス提供装置から送信される高速ネットワーク通信波を車載機器が検知すると、該車載機器が自動的に前記IPアドレスを近距離無線データ通信モード用IPアドレスに付け替え通信を行い、データ容量の大きい詳細地図情報を短時間でダウンロードし、特定の店舗・サービスステーションに設置する情報サービス提供装置の通信エリア内を出場し、該特定の店舗・サービスステーションの情報サービス提供装置から送信される高速ネットワーク通信波を車載機器が検知できなくなると、該車載機器が自動的に前記IPアドレスを遠距離携帯端末通信モード用IPアドレスに付け替え通信を行うようにして実現しようというものである。
【0011】
低速通信網は公式エリア、例えば略日本全国をカバーしやすい傾向を持つのに対し、高速通信網は大容量のデータを短時間に伝送できるエリアが限定される傾向が強い。例えば通信可能エリアが特定の場所に限られ、特定のインフラが設置されていてその場所に行かないと通信できないとかが考えられ、人口密度の低い地域ではこの傾向が強い。
【発明の効果】
【0012】
本発明によればデータ伝送、自動車ナビにおける走行ルート案内、詳細地図の配信を情報購入者の負担が小さく、しかも短時間で行うことのでき、質の高いサービスを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明をナビゲーションに利用した場合の実施の形態を説明する。
本実施の一形態において、車両の走行ルート(経路)や、走行ルートの概略図等の容量の小さいデータを携帯端末通信モード用IPアドレスを付けて携帯端末通信網がある。一方、走行ルートの詳細道路地図等の容量の大きいデータを無線データ通信モード用IPアドレスを用いて無線データ通信網(無線LAN)がある。すなわち、車両の車載機器にこの携帯端末通信を行う機能と無線データ通信を行う機能とを持たせ、低速無線通信部(携帯端末通信)と高速無線通信部(無線データ通信)とこの両者の切替を行う切替部を設け、無線データ通信を検知したときは、切替部で低速無線通信部で通信していたものを高速無線通信部での通信に自動的に切り替えるようにしたものである。
【0014】
このように切替を行うことにより、走行ルートの概略図等の容量の小さいデータを携帯端末通信モード用IPアドレスを付けて携帯端末通信網を用いて行い、走行ルートの詳細道路地図等の容量の大きいデータを無線データ通信モード用IPアドレスを用いて無線データ通信網(無線LAN)を用いて行うことが可能となり、通信効率を向上することができる。
【実施例1】
【0015】
このような本実施の形態に係る走行案内サービスにおける地図情報の通信システムは、詳細道路地図情報の提供、特に現地の周辺写真を載せたりすると大容量となってしまうカーナビゲーションの詳細地図情報の送信に効果的である。そこで、以下は、カーナビゲーションの走行案内サービスシステムを例にとって本発明の実施例を説明する。
【0016】
図1には、走行案内サービスにおける地図情報の通信システムを実施するための全体構成が、図2には、走行案内サービスにおける地図情報の通信システムを実施するためのシステム図が示されている。
図において、通常、ドライバーである情報購入者1は、自宅において車両で移動する目的地を設定し、サービスプロバイダ3に走行ルートの演算を依頼することができる。あるいは、ドライバーである情報購入者1が、自宅のパソコン(PC)又は車両の車載機器の携帯端末に移動する目的地を入力することにより、自動的に演算されるようにしておくことも可能である。いずれかの方法で、現在地(自宅)から目的地までの走行ルートが演算される。この演算された走行ルートは、1個の場合もあるが、通常は複数の走行ルートが提示される。ドライバーである情報購入者1は、提示された複数の走行ルートの中から1つを特定すると、この走行ルートは、サービスプロバイダ3に登録される。
【0017】
また、他の実施の形態として、ナビゲーション端末またはその他の端末などのユーザ端末から、サービスプロバイダに低速通信回線を介して接続することによりサービスプロバイダから入力支援を受けて目的地や目的地に至る経路選択条件を入力することでこれらの情報がサービスプロバイダに送信されて、そこで登録される。サービスプロバイダは、選択条件に基づきコンピュータで検索して経路をユーザ端末に送信する。提供される経路は複数であってもよい。この場合、ユーザが経路を選択することになる。目的地に至る走行経路が特定されるとその経路を走行する助けとなる地図や要所要所の詳細地図、高速道路の出入り口や目標となる建物さらには交差点の拡大図や風景など目標物に関する画像、観光案内や工事の状況などの案内情報、など大容量情報の提供の有無を確認し、ユーザが希望した大容量情報が特定され、ユーザ端末とサービスプロバイダの両方に登録されると共にユーザ端末を特定するアドレスも登録される。もちろん既にユーザアドレスが特定されている場合、そのアドレスを利用することも可能である。
【0018】
このとき車両の車載機器の携帯端末には、情報購入者1が設定した現在地(自宅)から目的地までの走行ルートが記憶されている。この車両の車載機器の携帯端末に記憶される走行ルートには、簡単な走行経路を示す地図を持たせてもよい。この走行ルートがサービスプロバイダ3に登録されると、サービスプロバイダ3は、情報購入者1に交通情報を提供し、店舗・サービスステーション(SS)2に、情報購入者1を特定する情報と共にその情報購入者1の特定した走行ルートの詳細地図を送信する。この店舗は、ガソリンスタンド、メーカー代理店、コンビニエンスストア等で、サービスステーション(SS)は、メーカーのサービスステーション(SS)、高速道路のサービスエリアのサービスステーション(SS)等である。これらの走行ルートにおける店舗・サービスステーション(SS)2の情報は、サービスプロバイダ3から情報購入者1に送信される。もちろん、走行ルートの詳細地図だけでなく、上述のユーザが希望する大容量がここでの送信対象者となる。
【0019】
このような状態で、情報購入者1が車両を運転すると、高速移動中であるから、サービスプロバイダ3との通信は、携帯電話基地を使って携帯端末通信で行われる。そして、情報購入者1が車両を運転し、サービスプロバイダ3が特定した店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄ると、車両は、低速移動中か停止した状態であるため、サービスプロバイダ3からの詳細地図情報は、店舗・サービスステーション(SS)2の無線データ通信(無線LAN)を用いて配信される。この無線データ通信(無線LAN)は、高速で送信できるため、短時間で詳細地図情報が車両の車載機器のメモリにダウンロードされる。
【0020】
このサービスプロバイダ3が店舗・サービスステーション(SS)2に送信する情報は、コンテンツプロバイダ4,5から提供される。この情報購入者1と、店舗・サービスステーション(SS)2と、サービスプロバイダ3と、コンテンツプロバイダ4,5のシステム構成は、図2に示されている。すなわち、情報購入者1の端末は、表示および出力部と、入力部と、切替部(モバイルIP)と、低速無線通信部(携帯端末通信)と、高速無線通信部(無線データ通信)とによって構成されている。
【0021】
また、店舗・サービスステーション(SS)2は、サーバと、表示および出力部と、入力部と、通信部(無線データ通信部)とによって構成されており、情報購入者1の端末と高速無線ネットワークによって通信可能に構成されている。さらに、サービスプロバイダ3は、サーバと、表示および出力部と、入力部と、通信部(無線データ通信部、携帯端末通信部)とによって構成されており、情報購入者1の端末と携帯電話ネットワークによって、さらに高速無線ネットワークによって通信可能に構成されている。
また、コンテンツプロバイダ4,5は、サーバと、表示および出力部と、入力部とによって構成されており、店舗・サービスステーション(SS)2、サービスプロバイダ3と通信手段を用いて通信可能に構成されている。
【0022】
情報購入者1が所有する車両の車載機器は、図17に示す如き構成となっている。すなわち、車載機器10は、CPU11を有しており、このCPU11によってあらゆる演算が行われる。このCPU11には、バスラインを介して送受信装置13が接続されている。また、CPU11には、バスラインを介してI/O15が接続されており、このI/O15には、入力装置12が接続されており、さらにこのI/O15には、入力装置12によって入力したデータ類、サービスプロバイダ3から受信したデータを表示するディスプレイ16と、燃料計量センサ、速度センサ、車速センサ、降雨センサ、照度センサ、エンジン温度センサ、エンジン回転センサ、前照灯・フォグランプ点灯センサ、室内温度センサ等の各種センサ17が接続されている。また、入力装置12は、車載機器10の操作(データの書き込み、読み出し等)を行い、送受信装置13は、入力装置12から入力されたデータ類の送信、サービスプロバイダ3から送信されるデータの受信を、アンテナ14を介して行うものである。
【0023】
さらに、CPU11には、バスラインを介してGPS受信機18が接続されており、このGPS受信機18によってGPS衛星からの位置信号をアンテナ19を介して受信できるようになっている。そして、CPU11にバスラインを介して接続される送受信装置13は、図18に示す如く構成されている。この送受信装置13は、第1の通信路(IMT2000DSP)をマスターキャリアとして通信し、基本的にはこの第1の通信路(IMT2000DSP)が常時接続されており、高速通信モード(高周波数のデータ)が送信されてくると、この高速通信モード(高周波数のデータ)を検知し、第2の通信路(502.11bDSP)に自動的に切り替えるように構成されている。この図18に示されるスイッチは、常時、第1の通信路(IMT2000DSP)がIPプロトコル処理部に接続されるよう作動しており、高速通信モード(高周波数のデータ)が送信されてきて高速通信モード(高周波数のデータ)を検知すると、第2の通信路(502.11bDSP)がIPプロトコル処理部に接続されるように自動的に切り替え作動する。
【0024】
このサービスプロバイダ3が提供する情報は、全て、情報購入者1が利用する場合、サービスプロバイダ3から交付される会員カードを使わないとできないように構成されている。そして、この会員カードには、会員個人情報、会員IDコードが記録されている。このI/O15には、図示していないが、カードリーダーを接続した構成にしても良い。この構成の場合、サービスプロバイダ3が交付する会員カードは、このカードリーダーによって内部に記憶された個人情報を読み出すことができることになる。
【0025】
また、サービスプロバイダ3は、図19に示す如き構成の処理装置30を有している。すなわち、処理装置30は、CPU31を有しており、このCPU31によってあらゆる演算が行われる。このCPU31には、バスラインを介してマンマシンインターフェース32が、また、バスラインを介して各種データベースである記憶装置が接続されている。このマンマシンインターフェース32は、処理装置30の処理(データの書き込み、読み出し等)を行うものである。33は、アンテナで、情報購入者1や、店舗・サービスステーション(SS)2や、コンテンツプロバイダ4,5と交信を行うためのものである。
【0026】
また、記憶装置には、会員データベース34、走行ルートデータベース35、詳細地図情報データベース36、観光情報データベース37、交通情報データベース38がある。
会員データベース34は、サービスプロバイダ3が提供する情報提供サービスを受ける利用会員をデータベース化して収納するもので、氏名、住所、生年月日/年令/性別、電話番号、運転免許証番号、通信機器アドレス、銀行口座番号、パスワード等の利用会員データが格納されている。
走行ルートデータベース35は、情報購入者1が選定した車両走行ルートデータをデータベース化して収納するものである。
詳細地図情報データベース36は、コンテンツプロバイダ4が管理する全国の地図データをデータベース化して収納するものである。
観光情報データベース37は、コンテンツプロバイダ4が管理する全国の観光に関するあらゆるデータをデータベース化して収納するものである。
交通情報データベース38は、コンテンツプロバイダ5が管理する全国の交通情報をデータベース化して収納するものである。
ここでは、詳細地図情報データベース36、観光情報データベース37、交通情報データベース38をサービスプロバイダ3が持つように説明してあるが、これらの情報は、コンテンツプロバイダ4、5からその都度送信して貰うようにすれば、サービスプロバイダ3が持つ必要はない。
【実施例2】
【0027】
図3〜図14には、走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの一実施の形態が示されている。
図において、店舗・サービスステーション(SS)2とサービスプロバイダ3は、サービスプロバイダ3が送信する地図情報、観光情報、道路交通情報を無線データ通信でエリア内に入場した車両に配信するための事業契約を行っている(100)。さらに、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ4と、コンテンツプロバイダ4から詳細地図情報・観光情報の提供を受けるための事業契約を行っている(102)。また、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ5と、コンテンツプロバイダ5から道路交通情報の提供を受けるための事業契約を行っている(104)。このコンテンツプロバイダ4からは、サービスプロバイダ3に対し、地図情報・定期的な観光情報を提供している(106)。さらに、このコンテンツプロバイダ5からは、サービスプロバイダ3に対し、定期的な観光道路交通情報を提供している(108)。
【0028】
また、図3〜図14において、サービスプロバイダ3は、サービスプロバイダ3が提供する詳細地図情報・観光情報、交通情報のサービスの提供を希望する者から会員の登録の申込が行われる(110)と、サービスプロバイダ3では、個人情報の提供を受けて会員登録を行い、会員カードの作成を行う(112)。
【0029】
この会員登録の申込があると、サービスプロバイダ3は、会員登録申込者の必要な個人データを記録して会員登録処理を行い、会員番号である認証番号(IDコード番号)を特定し、このIDコード番号(会員登録番号である認証番号)を会員カードに記憶して交付することにより、会員登録の通知を行う(114)。
【0030】
いま、情報購入者1が、目的地の設定を行うと(116)、情報購入者1はサービスプロバイダ3に対し、走行ルートの検索を依頼する(118)。この走行ルートの検索の依頼を受けると、サービスプロバイダ3は、走行ルートの検索の依頼をした者が登録会員であるかどうかの確認を行う(120)。
【0031】
この1又は複数の走行ルート(設定によって、最適走行ルートのみを提示するものでも、2〜3の適した走行ルートを提示し、その中から自分の好みに合わせて選択するものであっても良い)を提示された会員(情報購入者1)は、この複数の走行ルートの中から1つを選定し、サービスプロバイダ3に通知する(122)。この会員(情報購入者1)が特定した走行ルートの通知を受けたサービスプロバイダ3は、走行ルートを登録する(124)。この新たな走行ルートは、希望条件によって検索するようにしても良い。希望条件としては、最短時間で到着可能とか、有料道路を使わない(1番料金の安い方法)とか、景色が良い道路とか、国道を主体にとかである。
【0032】
そこで、サービスプロバイダ3は、情報購入者1が設定した走行ルートの詳細地図情報の検索をコンテンツプロバイダ4に依頼する(128)。この依頼に基づきコンテンツプロバイダ4は、詳細地図情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(130)。また、サービスプロバイダ3は、情報購入者1が設定した走行ルートの交通情報の提供をコンテンツプロバイダ5に依頼する(132)。この依頼に基づきコンテンツプロバイダ5は、交通情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(134)。
【0033】
一方、サービスプロバイダ3は、情報購入者1に走行ルートの登録の通知と、走行ルートにある店舗・サービスステーション(SS)2の連絡を行う(136)。
【0034】
ここで、情報購入者1が車両をスタートさせる(140)と、車両の車載機器10は、GPS受信機18によってGPS衛星からの位置信号をアンテナ19を介して受信し、位置情報の検出を行う(142)。この車両の車載機器10のGPS受信機18によって検出された位置情報は、定期的にサービスプロバイダ3送信される(144)。この送信された位置情報は、サービスプロバイダ3のメモリに格納される(146)。
【0035】
また、情報購入者1の車両が走行し、店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄る(148)と、店舗・サービスステーション(SS)2においては、店舗・サービスステーション(SS)2の送信エリア内に入場した車両が登録会員であるかの確認をサービスプロバイダ3に行う(150)。この確認依頼を受け、サービスプロバイダ3で登録会員であることの確認を行い(152)、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ4に設定した走行ルートの詳細情報(周辺の画像情報、写真による映像情報等)の検索を依頼する(154)。この検索依頼を受けたコンテンツプロバイダ4は、設定した走行ルートの詳細情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(156)。
【0036】
店舗・サービスステーション(SS)2は、情報サービス提供装置7を備えており、この情報サービス提供装置7は、図16に示す如き構成を有している。すなわち、情報サービス提供装置7は、制御装置70を有しており、この制御装置70には、記憶装置71と、表示装置72と、入力装置73と、外部接続装置74と、無線通信装置75とが接続されている。記憶装置71は、サービスプロバイダ3から送信されてくる情報を記憶しておくもので、表示装置72は、サービスプロバイダ3から送信されてきたデータを視覚的に見るディスプレィである。また、入力装置73は、制御装置70を操作するために入力する装置で、外部接続装置74は、必要に応じて外部機器と接続するためのもので、無線通信装置75は、サービスプロバイダ3から送信されてくる詳細地図情報・観光情報、交通情報を高速無線ネットワークを使って情報購入者1の車両の車載機器10に配信するためのものである。
【0037】
また、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ5に設定した走行ルートの交通情報の検索を依頼する(158)。この検索依頼を受けたコンテンツプロバイダ5は、設定した走行ルートの交通情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(160)。
【0038】
このコンテンツプロバイダ4から設定した走行ルートの詳細地図情報の提供を受け、コンテンツプロバイダ5から設定した走行ルートの交通情報の提供を受け、サービスプロバイダ3は、店舗・サービスステーション(SS)2に、立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2から先の走行ルート上の主要箇所の詳細地図情報の配信を依頼する(162)。このサービスプロバイダ3からの配信依頼を受けて、店舗・サービスステーション(SS)2は、情報購入者1の車両の車載機器10に対し、高速無線ネットワークを使って配信する(164)。この店舗・サービスステーション(SS)2から配信される店舗・サービスステーション(SS)2から先の走行ルート上の主要箇所の詳細地図情報は、情報購入者1の車両の車載機器10で受信され(166)、メモリに記憶される。
【0039】
また、サービスプロバイダ3は、情報購入者1に対し、観光情報の提供を希望するか否かの問い合わせを行う(168)。このサービスプロバイダ3からの問い合わせに対し、回答(例えば、不要)を送信する(170)。このサービスプロバイダ3の問い合わせに対する回答をして、店舗・サービスステーション(SS)2を出発する(172)と、車両の車載機器10は、GPS受信機18によってGPS衛星からの位置信号をアンテナ19を介して受信し、位置情報の検出を行う(174)。この車両の車載機器10のGPS受信機18によって検出された位置情報は、定期的にサービスプロバイダ3送信される(176)。この送信された位置情報は、サービスプロバイダ3のメモリに格納される(178)。
【0040】
また、情報購入者1の車両が走行し、店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄る(180)と、店舗・サービスステーション(SS)2においては、店舗・サービスステーション(SS)2の送信エリア内に入場した車両が登録会員であるかの確認をサービスプロバイダ3に行う(182)。この確認依頼を受け、サービスプロバイダ3で登録会員であることの確認を行い(184)、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ4に設定した走行ルートの詳細地図情報の検索を依頼する(186)。この検索依頼を受けたコンテンツプロバイダ4は、設定した走行ルートの詳細地図情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(188)。
【0041】
また、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ5に設定した走行ルートの交通情報の検索を依頼する(190)。この検索依頼を受けたコンテンツプロバイダ5は、設定した走行ルートの交通情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(192)。
【0042】
このコンテンツプロバイダ4から設定した走行ルートの詳細地図情報の提供を受け、コンテンツプロバイダ5から設定した走行ルートの交通情報の提供を受け、サービスプロバイダ3は、店舗・サービスステーション(SS)2に、立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2から先の走行ルート上の主要箇所の詳細地図情報の配信を依頼する(194)。このサービスプロバイダ3からの配信依頼を受けて、店舗・サービスステーション(SS)2は、情報購入者1の車両の車載機器10に対し、高速無線ネットワークを使って配信する(196)。この店舗・サービスステーション(SS)2から配信される店舗・サービスステーション(SS)2から先の走行ルート上の主要箇所の詳細地図情報は、情報購入者1の車両の車載機器10で受信され(198)、メモリに記憶される。
【0043】
また、サービスプロバイダ3は、情報購入者1に対し、観光情報の配信を希望するか否かの問い合わせを行う(200)。このサービスプロバイダ3からの問い合わせに対し、情報購入者1が観光情報の配信を依頼する(202)と、サービスプロバイダ3は、店舗・サービスステーション(SS)2に対し、立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2から先の走行ルート上の観光情報の配信を依頼する(204)。このサービスプロバイダ3からの配信依頼を受けて、店舗・サービスステーション(SS)2は、情報購入者1の車両の車載機器10に対し、図15に示す如く、高速無線ネットワークを使って立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2から先の走行ルート上の観光情報を配信する(206)。この店舗・サービスステーション(SS)2から配信される店舗・サービスステーション(SS)2から先の走行ルート上の観光情報は、情報購入者1の車両の車載機器10で受信され(208)、メモリに記憶される。
【0044】
また、情報購入者1は、走行ルートを走行する上でサービスプロバイダ3から店舗・サービスステーション(SS)2を介して配信される詳細地図情報以外に必要と思う詳細地図情報の提供を請求することがあり(210)、この情報購入者1からの希望する詳細地図情報は、サービスプロバイダ3からコンテンツプロバイダ4に送信依頼が行われる(212)。この送信依頼を受けたコンテンツプロバイダ4は、会員(情報購入者1)の希望する詳細地図情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(214)。このサービスプロバイダ3に送信された会員(情報購入者1)の希望する詳細地図情報は、サービスプロバイダ3から会員(情報購入者1)に送信される(216)。このサービスプロバイダ3から配信される会員(情報購入者1)の希望する詳細地図情報は、情報購入者1の車両の車載機器10で受信され(218)、メモリに記憶される。
【0045】
このサービスプロバイダ3から会員(情報購入者1)の希望する詳細地図情報を受信して、店舗・サービスステーション(SS)2を出発する(220)。その後、会員(情報購入者1)が目的地を変更したり、高速道路に乗らなければいけなかったのに乗らなかったり、高速道路を降りなければいけなかったのに降り損ねたりして最初に設定した走行ルート通り走行できなくなった事情が生じると、会員(情報購入者1)は、最初に設定した走行ルートの変更の連絡をサービスプロバイダ3に行う(222)。この走行ルートの変更の連絡を受けると、サービスプロバイダ3では、走行ルートの変更の連絡をしてきた会員の登録会員であることの確認を行い、会員(情報購入者1)が最初に設定した走行ルートの確認を行う(224)。そして、サービスプロバイダ3では、走行ルートの変更の内容、すなわち、目的地を変更するのか、高速道路に乗らなければいけなかったのに乗れなかったのか、高速道路を降りなければいけなかったのに降りられなかったのかといったどのような変更なのかの問い合わせを行う(226)。あるいは、最初に設定した走行ルートから外れたことを検知すると、サービスプロバイダ3側では、最初に設定した走行ルートを変更したものと判定し、変更した地点から新たな走行ルートの演算を行い、会員(情報購入者1)に提示するようにしても良い。また、最初に設定した走行ルートから外れたことを検知すると、サービスプロバイダ3側では、会員(情報購入者1)に対し、走行ルートから外れたことを音声によって連絡し、目的地を変更したのか否か問い合わせ、、会員(情報購入者1)が目的地を変更したことを入力したときだけ新たな行ルートの演算を行い、会員(情報購入者1)に提示するようにしても良い。
【0046】
このサービスプロバイダ3からの問い合わせに対し、会員(情報購入者1)は、走行ルートの変更の内容の連絡と、変更走行ルートの検索の依頼をサービスプロバイダ3に行う(228)。この変更走行ルートの検索の依頼を受けて、サービスプロバイダ3では、変更走行ルートの検索を行い、その検索した結果、設定された複数の変更走行ルートを会員(情報購入者1)に通知する(230)。この1または複数の変更走行ルート(設定によって、最適走行ルートのみを提示するものでも、2〜3の適した走行ルートを提示し、その中から自分の好みに合わせて選択するものであっても良い)を提示された会員(情報購入者1)は、この複数の変更走行ルートの中から1つを選定し、サービスプロバイダ3に通知する(232)。この会員(情報購入者1)が特定した変更走行ルートの通知を受けたサービスプロバイダ3は、変更後の走行ルートを登録する(234)。この新たな走行ルートは、希望条件によって検索するようにしても良い。希望条件としては、最短時間で到着可能とか、有料道路を使わない(一番料金の安い方法)とか、景色が良い道路とか、国道を主体にとかである。
【0047】
この変更後の走行ルートを登録すると、サービスプロバイダ3は、この登録された変更後の走行ルートの詳細地図情報の検索をコンテンツプロバイダ4に行う(236)。この送信依頼を受けたコンテンツプロバイダ4は、会員(情報購入者1)が変更した後の走行ルートの詳細地図情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(238)。そして、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ5に変更後の走行ルートの交通情報の検索を依頼する(240)。この検索依頼を受けたコンテンツプロバイダ5は、設定した走行ルートの交通情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(242)。
【0048】
このコンテンツプロバイダ4から変更後の走行ルートの詳細地図情報の提供を受け、コンテンツプロバイダ5から変更後の走行ルートの交通情報の提供を受け、サービスプロバイダ3は、会員(情報購入者1)に、変更後の走行ルートの登録の通知と、変更後の走行ルートにある店舗・サービスステーション(SS)2の連絡を行う(244)。さらに、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ4からの詳細地図情報の検索結果、コンテンツプロバイダ5からの交通情報の検索結果を受けて、店舗・サービスステーション(SS)2に対し、会員が変更した走行ルートの詳細地図情報・交通情報、変更した走行ルート上の観光情報の送信を行う(246)。
【0049】
ここで、情報購入者1が車両をスタートさせる(248)と、車両の車載機器10は、GPS受信機18によってGPS衛星からの位置信号をアンテナ19を介して受信し、位置情報の検出を行う(250)。この車両の車載機器10のGPS受信機18によって検出された位置情報は、定期的にサービスプロバイダ3送信される(252)。この送信された位置情報は、サービスプロバイダ3の記憶装置に格納される(254)。
【0050】
また、情報購入者1の車両が走行し、店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄る(256)と、店舗・サービスステーション(SS)2においては、店舗・サービスステーション(SS)2の送信エリア内に入場した車両が登録会員であるかの確認をサービスプロバイダ3に行う(258)。この確認依頼を受け、サービスプロバイダ3で登録会員であることの確認を行い(260)、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ4に設定した変更後の走行ルートの詳細地図情報の検索を依頼する(262)。この検索依頼を受けたコンテンツプロバイダ4は、設定した走行ルートの詳細情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(264)。
【0051】
また、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ5に変更後の走行ルートの交通情報の検索を依頼する(266)。この検索依頼を受けたコンテンツプロバイダ5は、変更後の走行ルートの交通情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(268)。このコンテンツプロバイダ5からサービスプロバイダ3に変更後の走行ルートの交通情報が提供されると、サービスプロバイダ3は、店舗・サービスステーション(SS)2に対し、立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2から先の変更後の走行ルート上の主要箇所の詳細地図情報の配信を依頼する(270)。このサービスプロバイダ3からの配信依頼を受けて、店舗・サービスステーション(SS)2は、情報購入者1の車両の車載機器10に対し、高速無線ネットワークを使って立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2から先の変更後の走行ルート上の主要箇所の詳細地図情報を配信する(272)。この店舗・サービスステーション(SS)2から配信される店舗・サービスステーション(SS)2から先の変更後の走行ルート上の主要箇所の詳細地図情報は、情報購入者1の車両の車載機器10で受信され(274)、メモリに記憶される。
【0052】
また、サービスプロバイダ3は、情報購入者1に対し、観光情報の配信を希望するか否かの問い合わせを行う(276)。このサービスプロバイダ3からの問い合わせに対し、回答(例えば、不要)を送信する(278)。このサービスプロバイダ3の問い合わせに対する回答をして、店舗・サービスステーション(SS)2を出発する(280)。そして再び、情報購入者1の車両が走行し、店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄る(282)と、店舗・サービスステーション(SS)2においては、店舗・サービスステーション(SS)2の送信エリア内に入場した車両が登録会員であるかの確認をサービスプロバイダ3に行う(284)。この確認依頼を受け、サービスプロバイダ3で登録会員であることの確認を行い(286)、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ4に変更後の走行ルートの詳細地図情報の検索を依頼する(288)。この検索依頼を受けたコンテンツプロバイダ4は、変更後の走行ルートの詳細地図情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(290)。
【0053】
そして、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ5に変更後の走行ルートの交通情報の検索を依頼する(292)。この検索依頼を受けたコンテンツプロバイダ5は、設定した走行ルートの交通情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(294)。このコンテンツプロバイダ5からサービスプロバイダ3に変更後の走行ルートの交通情報が提供されると、サービスプロバイダ3は、店舗・サービスステーション(SS)2に対し、立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2から先の変更後の走行ルート上の主要箇所の詳細地図情報の配信を依頼する(296)。このサービスプロバイダ3からの配信依頼を受けて、店舗・サービスステーション(SS)2は、情報購入者1の車両の車載機器10に対し、高速無線ネットワークを使って立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2から先の変更後の走行ルート上の主要箇所の詳細地図情報を配信する(298)。この店舗・サービスステーション(SS)2から配信される店舗・サービスステーション(SS)2から先の変更後の走行ルート上の主要箇所の詳細地図情報は、情報購入者1の車両の車載機器10で受信され(300)、メモリに記憶される。
【0054】
また、サービスプロバイダ3は、情報購入者1に対し、観光情報の配信を希望するか否かの問い合わせを行う(302)。このサービスプロバイダ3からの問い合わせに対し、情報購入者1が観光情報の配信を依頼する(304)と、サービスプロバイダ3は、店舗・サービスステーション(SS)2に対し、立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2から先の変更後の走行ルート上の観光情報の配信を依頼する(306)。このサービスプロバイダ3からの配信依頼を受けて、店舗・サービスステーション(SS)2は、情報購入者1の車両の車載機器10に対し、高速無線ネットワークを使って立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2から先の変更後の走行ルート上の観光情報を配信する(308)。この店舗・サービスステーション(SS)2から配信される店舗・サービスステーション(SS)2から先の変更後の走行ルート上の観光情報は、情報購入者1の車両の車載機器10で受信され(310)、メモリに記憶される。
【0055】
また、情報購入者1は、走行ルートを走行する上でサービスプロバイダ3から店舗・サービスステーション(SS)2を介して配信される詳細地図情報以外に必要と思う詳細地図情報の提供を請求することがあり(312)、この情報購入者1からの希望する詳細地図情報は、サービスプロバイダ3からコンテンツプロバイダ4に送信依頼が行われる(314)。この送信依頼を受けたコンテンツプロバイダ4は、会員(情報購入者1)の希望する詳細地図情報の検索を行い、その結果をサービスプロバイダ3に送信する(316)。このサービスプロバイダ3に送信された会員(情報購入者1)の希望する詳細地図情報は、サービスプロバイダ3から会員(情報購入者1)に送信される(318)。このサービスプロバイダ3から配信される会員(情報購入者1)の希望する詳細地図情報は、情報購入者1の車両の車載機器10で受信され(320)、メモリに記憶される。このようにして情報購入者1の車両は、走行ルートを走行して目的地に到着する(322)。
【0056】
このような走行案内サービスを受けるとき、サービスプロバイダ3は、会員(情報購入者1)に対して、情報提供料の請求を行う(324)。この情報提供料の請求は、1回の走行当たり何回詳細地図情報の請求を行っても1回の料金とする方法、会員の会費として利用するしないに拘わらず月当たりで請求する方法、詳細地図情報の請求を行う毎に請求する方法等がある。このサービスプロバイダ3からの情報提供料の請求があると、会員(情報購入者1)は、サービスプロバイダ3に対し、情報提供料の支払を行う(326)。
【0057】
また、サービスプロバイダ3は、詳細地図情報・観光情報、交通情報を高速無線ネットワークを使って情報購入者1の車両の車載機器10に対し配信する店舗・サービスステーション(SS)2に対し、情報配信手数料の支払いが行われる(328)。さらに、コンテンツプロバイダ4からは、詳細地図情報・観光情報を提供する対価として、情報提供料の請求がサービスプロバイダ3に行われる(330)。このコンテンツプロバイダ4からの情報提供料の請求が行われると、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ4に対して情報提供料の支払を行う(332)。また、コンテンツプロバイダ5からは、交通情報を提供する対価として、情報提供料の請求がサービスプロバイダ3に行われる(334)。このコンテンツプロバイダ5からの情報提供料の請求が行われると、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ5に対して情報提供料の支払を行う(336)。
【0058】
次に情報購入者1の会員登録の処理フローについて図20を用いて説明する。
【0059】
図において、情報の購入を希望する者がサービスプロバイダ3からの詳細地図情報・観光情報、交通情報の提供を受けようとすると、まず、ステップ402において、情報の購入を希望する者は、サービスプロバイダ3を呼び出す。そして、ステップ404において、情報の購入を希望する者は、サービスプロバイダ3の会員申込を行う。このステップ404において会員申込を行うと、ステップ406において、サービスプロバイダ3の会員登録のために必要な入力情報(利用者名、住所、連絡先、年齢、性別、家族構成等)を受領する。このステップ406においてサービスプロバイダ3の会員登録に必要な入力情報の受領が行われると、ステップ408において、情報の購入を希望する者は、このサービスプロバイダ3から送信された入力事項を入力する。このステップ408において入力事項の入力を行うと、ステップ410において、サービスプロバイダ3の会員としての登録通知書の受領と会員カードを受領してフローを終了する。
【0060】
次に情報購入者1の会員登録のサービスプロバイダ3側の処理フローについて図21を用いて説明する。
【0061】
図において、ステップ502において、情報の購入を希望する者からの会員入会申込の呼び出しを受けて、これに応答する。このステップ502において会員入会申込の呼び出しに応答すると、ステップ504において、情報の購入を希望する者が行う会員申込を受け付ける。このステップ504において会員申込を受け付けると、ステップ506において、会員登録のために必要な入力情報(利用者名、住所、連絡先、年齢、性別、家族構成等)を提示する。このステップ506において会員登録のために必要な入力情報の提示を行うと、ステップ508において、情報の購入を希望する者による会員登録のために必要な入力事項の入力により入力情報(必要な記載事項)を受領する。このステップ508において会員登録のために必要な入力事項の入力を受領すると、ステップ510において、サービスプロバイダ3の会員としての登録通知書の発行と会員カードの発行を行う。
【0062】
このステップ510において会員としての登録通知書の発行と会員カードの発行を行うと、会員登録は、完了する。そこで、ステップ510において会員としての登録通知書の発行と会員カードの発行を行うと、ステップ512において、サービスプロバイダ3の会員登録完了通知と認識番号(IDコード)通知を情報の購入を希望する者に対して行う。このステップ512において会員登録完了通知と認識番号(IDコード)通知を行うと、ステップ514において、サービスプロバイダ3では、会員管理データの作成を行う。この会員管理データの作成は、具体的には、処理装置30の会員データベース34に登録するデータを作成することである。このステップ514において会員管理データの作成を行うと、ステップ516において、処理装置30の会員データベース34に登録し、車両の位置情報のデータベースの作成を行う。
【0063】
次にサービスプロバイダ3とコンテンツプロバイダ4,5とのサービスプロバイダ3側の処理フローについて図22を用いて説明する。
図において、ステップ602において、サービスプロバイダ3は、コンテンツプロバイダ4,5と情報の提供を受ける事業契約を締結する。このステップ602においてサービスプロバイダ3とコンテンツプロバイダ4,5とで事業契約を締結すると、ステップ604において、事業契約を締結したコンテンツプロバイダ4,5の入力処理を行う。すなわち、複数のコンテンツプロバイダ4,5毎に内容を入力する。このステップ604において事業契約を締結したコンテンツプロバイダ4,5の入力処理を行うと、ステップ606において、複数のコンテンツプロバイダ4,5が提供する情報を複数のコンテンツプロバイダ4,5毎に登録する。このステップ606において複数のコンテンツプロバイダ4,5毎に情報の登録を行うと、ステップ608において、複数のコンテンツプロバイダ4,5が提供する情報の配信料金の提示を行う。
【0064】
次に情報購入者1が地図情報の提供依頼を行う場合の処理フローについて図23〜図30を用いて説明する。
図において、ステップ702において、情報購入者1がサービスプロバイダ3に対し、走行目的地までの走行ルートの検索依頼を行うと、サービスプロバイダ3は、走行ルートの検索を行う。この走行ルートの検索の結果は、ステップ704において、情報購入者1が受領する。このステップ704において複数の走行ルートの検索の結果を受領すると、ステップ706において、情報購入者1は、1又は複数の走行ルートの中から希望する走行ルートを選定し、サービスプロバイダ3に送信する。このステップ706において希望する走行ルートを選定しサービスプロバイダ3に送信すると、ステップ708において、設定した走行ルートを登録したことの通知、設定した走行ルートにある店舗・サービスステーション(SS)2の通知を受領する。これによって情報購入者1は、どこの店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄れば、詳細地図情報・観光情報、交通情報を高速無線ネットワークを使ってダウンロードできることが通知される。このステップ708において設定した走行ルートの登録通知、店舗・サービスステーション(SS)2の通知を受領すると、ステップ710において、情報購入者1の車両がスタートしたか否かを判定する。このステップ710において車両がスタートするまで待ち、車両がスタートするとステップ800の送信モードの選定処理が行われる。
【0065】
この送信モードの選定処理は、図28に示す如く処理される。すなわち、まず、ステップ802において、車両の車載機器10が高速無線ネットワークの電波を感知したか否かを判定する。この高速無線ネットワークの電波を感知するのは、車両の車載機器10が高速無線ネットワークの通信エリアに入ったときで、車両の車載機器10が高速無線ネットワークの通信エリアに入っていないときは、高速無線ネットワークの電波を感知することはなく、ステップ802において高速無線ネットワークの電波を感知しないと判定したときである。このステップ802において高速無線ネットワークの電波を感知しないと判定すると、ステップ804において、車両の車載機器10の通信モードを低速通信(携帯端末通信)に切り替える。このステップ804において車両の車載機器10の通信モードを低速通信(携帯端末通信)に切り替えると、ステップ806において、IPアドレスを付け替え、低速通信(携帯端末通信)の送受信モードで通信を行う。
【0066】
このテップ800の送信モードの選定処理が行われると、ステップ900の位置情報送信処理が行われる。
この位置情報送信処理は、図30に示す如く処理される。すなわち、まず、ステップ902において、一定時間毎に車載機器10のGPS受信機18から位置データの取り込みを行う。このステップ902において一定時間毎に車載機器10のGPS受信機18から位置データの取り込みを行うと、ステップ904において、GPS受信機18から取り込んだ位置データを順次データメモリエリアに記憶していく。そして、ステップ906において、一定時間経過したか否かを判定し、一定時間経過したらGPS受信機18から取り込んだ位置データを車両の位置データとしてサービスプロバイダ3に送信する。
【0067】
このテップ900の位置情報送信処理が行われると、ステップ712において、車両が、設定した走行ルートにおけるサービスプロバイダ3の特定した最寄りの店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄ったか否かを判定する。このステップ712において、車両が最寄りの店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄っていないと判定すると、ステップ722に移る。
【0068】
また、ステップ712において車両が最寄りの店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄ったと判定すると、ステップ850の送信モードの選定処理が行われる。
【0069】
この送信モードの選定処理は、図29に示す如く処理される。すなわち、まず、ステップ852において、車両の車載機器10が高速無線ネットワークの電波を感知したか否かを判定する。この高速無線ネットワークの電波を感知するのは、車両の車載機器10が高速無線ネットワークの通信エリアに入ったときで、車両の車載機器10が高速無線ネットワークの通信エリアに入っていないときは、高速無線ネットワークの電波を感知することはなく、ステップ852において高速無線ネットワークの電波を感知しないと判定したときである。このステップ852において高速無線ネットワークの電波を感知したと判定すると、ステップ854において、車両の車載機器10の通信モードを高速通信(無線データ通信)に切り替える。このステップ854において車両の車載機器10の通信モードを高速通信(無線データ通信)に切り替えると、ステップ856において、IPアドレスを付け替え、高速通信(無線データ通信)の送受信モードで通信を行う。
【0070】
このテップ850の送信モードの選定処理が行われると、ステップ714において、設定した走行ルートにおける特定地域の詳細地図情報を車両の車載機器10によって受信する。このステップ714において設定した走行ルートにおける特定地域の詳細地図情報を受信すると、ステップ716において、設定した走行ルートにおける交通情報を受信する。このステップ716において設定した走行ルートにおける交通情報を受信すると、ステップ718において、設定した走行ルートにおける観光情報を希望するか否かを判定する。このステップ718において設定した走行ルートにおける観光情報を希望しないときは、ステップ722に移り、ステップ718において設定した走行ルートにおける観光情報を希望すると判定すると、ステップ720において、コンテンツプロバイダ5から送信されてくる観光情報を受信する。
【0071】
このステップ720においてコンテンツプロバイダ5から送信されてくる観光情報を受信すると、ステップ722において、車両が立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発したか否かを判定する。このステップ722において立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発していないときは、出発するまで待つ。このステップ722において立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発したと判定すると、図28に示されるステップ800の送信モードの選定処理が行われる。
【0072】
このステップ800の送信モードの選定処理が行われると、ステップ724において、現在走行している走行ルートを変更するか否かの判定を行う。すなわち、情報購入者1がサービスプロバイダ3に走行ルートの変更を請求しているか否かを判定する。このステップ724において走行ルートの変更を行わないと判定すると、ステップ758に移る。また、このステップ724において走行ルートの変更を行うと判定すると、ステップ726において、特定地域を通る走行ルートの検索をサービスプロバイダ3に依頼する。すなわち、情報購入者1が目的地を変更するのか、高速道路に乗らなければいけなかったのに乗れなかったのか、高速道路を降りなければいけなかったのに降りられなかったのかといった場合、いずれも特定地域を通る走行ルートへの変更になる。
【0073】
このステップ726において特定地域を通る走行ルートの検索をサービスプロバイダ3に依頼すると、ステップ728において、サービスプロバイダ3からの目的地までの変更走行ルートの検索結果を受領する。このステップ728において複数の変更走行ルートの検索結果を受領すると、ステップ730において、情報購入者1は、複数の変更後の走行ルートの中から希望する変更後の走行ルートを選定し、サービスプロバイダ3に送信する。このステップ730において希望する変更後の走行ルートを選定しサービスプロバイダ3に送信すると、ステップ732において、変更後の走行ルートを登録したことの通知、変更後の走行ルートにある店舗・サービスステーション(SS)2の通知を受領する。これによって情報購入者1は、どこの店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄れば、詳細地図情報・観光情報、交通情報を高速無線ネットワークを使ってダウンロードできることが通知される。このステップ732において変更後の走行ルートの登録通知、店舗・サービスステーション(SS)2の通知を受領すると、ステップ734において、車両が、変更後の走行ルートにおけるサービスプロバイダ3の特定した最寄りの店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄ったか否かを判定する。このステップ734において、車両が最寄りの店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄っていないと判定すると、ステップ746に移る。
【0074】
また、ステップ734において車両が最寄りの店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄ったと判定すると、図29に示されるステップ850の送信モードの選定処理が行われる。
このテップ850の送信モードの選定処理が行われると、ステップ736において、変更後の走行ルートにおける特定地域の詳細地図情報を車両の車載機器10によって受信する。このステップ736において変更後の走行ルートにおける特定地域の詳細地図情報を受信すると、ステップ738において、車両が立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発したか否かを判定する。このステップ738において立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発していないときは、出発するまで待つ。
【0075】
このステップ738において立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発したと判定すると、図28に示されるステップ800の送信モードの選定処理が行われる。図30に示されるステップ900の位置情報送信処理が行われる。
このテップ900の位置情報送信処理が行われると、ステップ740において、変更後の走行ルートにおける観光情報を希望するか否かを判定する。このステップ740において変更後の走行ルートにおける観光情報を希望しないときは、ステップ744に移り、ステップ740において変更後の走行ルートにおける観光情報を希望すると判定すると、ステップ742において、コンテンツプロバイダ5から送信されてくる観光情報を受信する。
【0076】
このステップ742においてコンテンツプロバイダ5から送信されてくる観光情報を受信すると、ステップ744において、車両が立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発したか否かを判定する。このステップ744において立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発していないときは、出発するまで待つ。このステップ744において立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発したと判定すると、図28に示されるステップ800の送信モードの選定処理が行われる。
【0077】
このステップ800の送信モードの選定処理が行われると、ステップ746において、変更した走行ルートを再度変更するか否かの判定を行う。すなわち、情報購入者1がサービスプロバイダ3に再度走行ルートの変更を請求しているか否かを判定する。このステップ746において走行ルートの再度の変更を行うと判定すると、ステップ726に移る。また、このステップ746において走行ルートの変更を行わないと判定すると、ステップ748において、車両が、変更後の走行ルートにおけるサービスプロバイダ3の特定した最寄りの店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄ったか否かを判定する。このステップ748において、車両が最寄りの店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄っていないと判定すると、ステップ758に移る。
【0078】
また、ステップ748において車両が最寄りの店舗・サービスステーション(SS)2に立ち寄ったと判定すると、図29に示されるステップ850の送信モードの選定処理が行われる。
【0079】
このテップ850の送信モードの選定処理が行われると、ステップ750において、現在利用している走行ルートにおける特定地域の詳細地図情報を車両の車載機器10によって受信する。このステップ750において変更後の走行ルートにおける特定地域の詳細地図情報を受信すると、ステップ752において、車両が立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発したか否かを判定する。このステップ752において立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発していないときは、出発するまで待つ。このステップ752において立ち寄った店舗・サービスステーション(SS)2を出発したと判定すると、図28に示されるステップ800の送信モードの選定処理が行われる。
【0080】
このステップ800の送信モードの選定処理が行われると、ステップ754において、設定した走行ルートにおける観光情報を希望するか否かを判定する。このステップ754において設定した走行ルートにおける観光情報を希望しないときは、ステップ758に移り、ステップ754において設定した走行ルートにおける観光情報を希望すると判定すると、ステップ756において、コンテンツプロバイダ5から送信されてくる観光情報を受信する。このステップ756においてコンテンツプロバイダ5から送信されてくる観光情報を受信すると、ステップ758において、目的地に着いたか否かを判定する。このステップ758において目的地に着いていないと判定すると、ステップ722に戻る。また、このステップ758において目的地に着いたと判定すると、このフローを終了する。
【0081】
次に、地図情報の提供依頼を行う場合のサービスプロバイダ3側の処理フローについて図31を用いて説明する。
図において、ステップ1002において、サービスプロバイダ3は、情報購入者1から走行目的地までの走行ルートの検索依頼を受領する。このテップ1002において走行目的地までの走行ルートの検索依頼を受領すると、ステップ1004において、サービスプロバイダ3は、複数の走行ルートの検索結果を低速通信(携帯端末通信)で情報購入者1に送信する。このステップ1004において複数の走行ルートの送信を行うと、サービスプロバイダ3は、ステップ1006において、情報購入者1が複数の走行ルートの中から選定した走行ルートを受領する。このステップ1006において情報購入者1が選定した走行ルートを受領すると、サービスプロバイダ3は、ステップ1008において、選定した走行ルートにある店舗・サービスステーション(SS)2の通知を情報購入者1に行う。このステップ1008において選定した走行ルートにある店舗・サービスステーション(SS)2の通知を行うと、サービスプロバイダ3は、ステップ1010において、情報購入者1の車両の車載機器10から位置情報を受領する。
【0082】
このステップ1010において車両の位置情報を受領すると、サービスプロバイダ3は、ステップ1012において、各店舗・サービスステーション(SS)2において、車両が立ち寄ったことを受領する。このステップ1012において各店舗・サービスステーション(SS)2において、車両が立ち寄ったことを受領すると、サービスプロバイダ3は、ステップ1014において、各店舗・サービスステーション(SS)2に会員コードと走行ルートの各店舗・サービスステーション(SS)2の周辺の詳細地図情報を各店舗・サービスステーション(SS)2に高速通信(無線データ通信)で送信する。このステップ1014において各店舗・サービスステーション(SS)2の周辺の詳細地図情報を各店舗・サービスステーション(SS)2に送信すると、サービスプロバイダ3は、ステップ1016において、各店舗・サービスステーション(SS)2に会員コードと走行ルートの観光情報を各店舗・サービスステーション(SS)2に高速通信(無線データ通信)で送信する。このステップ1016において各店舗・サービスステーション(SS)2に観光情報の送信を行うと、サービスプロバイダ3は、ステップ1018において、情報購入者1から走行ルートの変更の申込があったか否かの判定を行う。
【0083】
このステップ1018において走行ルートの変更の申込があったと判定すると、ステップ1002に戻る。また、このステップ1018において走行ルートの変更の申込がなかったと判定すると、サービスプロバイダ3は、ステップ1020において、車両が目的地に到着したことの通知を受領する。このステップ1020において車両が目的地に到着したことの通知を受領すると、サービスプロバイダ3は、ステップ1022において、詳細地図情報・観光情報、交通情報の利用料金を会員(情報購入者1)に請求し、ステップ1024において、会員(情報購入者1)が支払う詳細地図情報・観光情報、交通情報の利用料金を受領する。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明に係る走行案内サービスにおける地図情報の通信システムを実施するための全体構成図である。
【図2】本発明に係る走行案内サービスにおける地図情報の通信システムを実施するためのシステムズ図である。
【図3】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図4】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図5】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図6】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図7】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図8】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図9】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図10】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図11】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図12】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図13】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図14】走行案内サービスにおける地図情報の通信システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。
【図15】店舗・サービスステーション(SS)における情報配信状態を示す図である。
【図16】店舗・サービスステーション(SS)の情報サービス提供装置の構成を示す図である。
【図17】車両の車載機器の基本構成図である。
【図18】図17に図示の送受信装置の詳細構成図である。
【図19】サービスプロバイダの処理装置の構成図である。
【図20】情報購入者の会員登録の処理フローチャートである。
【図21】情報購入者の会員登録のサービスプロバイダ側の処理フローチャートである。
【図22】サービスプロバイダ3コンテンツプロバイダとのサービスプロバイダ側の処理フローチャートである。
【図23】情報購入者が地図情報の提供依頼を行う場合の処理フローチャートである。
【図24】情報購入者が地図情報の提供依頼を行う場合の処理フローチャートである。
【図25】情報購入者が地図情報の提供依頼を行う場合の処理フローチャートである。
【図26】情報購入者が地図情報の提供依頼を行う場合の処理フローチャートである。
【図27】情報購入者が地図情報の提供依頼を行う場合の処理フローチャートである。
【図28】情報購入者が地図情報の提供依頼を行う場合の処理フローチャートである。
【図29】情報購入者が地図情報の提供依頼を行う場合の処理フローチャートである。
【図30】情報購入者が地図情報の提供依頼を行う場合の処理フローチャートである。
【図31】地図情報の提供依頼を行う場合のサービスプロバイダ側の処理フローチャートである。
【符号の説明】
【0085】
1……………………………情報購入者
2……………………………店舗・サービスステーション
3……………………………サービスプロバイダ
4……………………………コンテンツプロバイダ
5……………………………コンテンツプロバイダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の通信路と、前記第1の通信路よりカバーされる通信可能エリアが少ないが前記第1の通信路より単位時間当たりのデータ伝送量が大きい第2の通信路とを利用するように構成され,
端末からの送信に基づいて大容量データを第2の通信路を介して前記端末へ送信するデータ提供のための送受信装置を備えたデータ伝送方式であって,
前記データ提供のための送受信装置からデータを提供する前記端末は送受信回路を有していて、前記第1の通信路を利用する第1のIPアドレスと第2の通信路を利用する第2のIPアドレスの双方のアドレスに対応して前記送受信回路が動作するように前記送受信回路は作られていて、前記端末は第1のモードで第1のIPアドレスに対応して動作すると共に第2のモードで第2のIPアドレスに対応して動作し,
上記第1の通信路を介する前記データ提供のための送受信装置から前記端末への通信は前記端末の第1のモードで行われ、上記第2の通信路を介する前記データ提供のための送受信装置から前記端末への通信は前記端末の第2のモードで行われるように構成したことを特徴とするデータ伝送システム。
【請求項2】
第1の通信路と、前記第1の通信路よりカバーされる通信可能エリアが少ないが前記第1の通信路より単位時間当たりのデータ伝送量が大きい第2の通信路とを利用するように構成され,
上記第1の通信路を介して端末が相手装置に対してデータを送信し,
上記第1の通信路を介して上記端末が上記端末の位置情報を相手装置に送信し,
上記送信された位置情報に基づいて作られた容量の大きいデータを上記第2の通信路を利用して前記端末が受信するように構成され,
上記端末は第1の通信路を介して送受信する回路と第2の通信路を介して送受信する回路とプロトコル処理回路とを有し、前記第1の通信路と第2の通信路と送受信する回路のそれぞれの出力が前記プロトコル処理回路で処理される
ことを特徴とする端末。
【請求項3】
第1の通信路と、前記第1の通信路よりカバーされる通信可能エリアが少ないが前記第1の通信路より単位時間当たりのデータ伝送量が大きい第2の通信路とを利用するように構成され,
上記第1の通信路を介して端末が相手装置に対してデータを送信し,
上記第1の通信路を介して上記端末が上記端末の位置情報を相手装置に送信し,
上記送信された位置情報に基づいて作られた容量の大きいデータを上記第2の通信路を利用して前記端末が受信するように構成され,
上記端末は第1の通信路を介して送受信する回路と第2の通信路を介して送受信する回路と上記第1の通信路と上記第2の通信路を切り替える切替スイッチとプロトコル処理回路とを有し、前記第1の通信路と第2の通信路と送受信する回路のそれぞれの出力が前記切替スイッチによって切り替えられて前記プロトコル処理回路で処理される
ことを特徴とする端末。
【請求項4】
請求項2又は3に記載する端末において,
上記プロトコル処理回路には、共通のRFモジュールを備えたことを特徴とする端末。
【請求項5】
第1の通信路と、前記第1の通信路よりカバーされる通信可能エリアが少ないが前記第1の通信路より単位時間当たりのデータ伝送量が大きい第2の通信路とを利用するように構成され,
上記第1の通信路を介して端末が相手装置に対してデータを送信し,
上記第1の通信路を介して上記端末が上記端末の位置情報を相手装置に送信し,
上記送信された位置情報に基づいて作られた容量の大きいデータを上記第2の通信路を利用して前記端末が受信するように構成され,
上記端末は送受信回路を有していて、前記第1の通信路を利用する第1のIPアドレスと第2の通信路を利用する第2のIPアドレスの双方のアドレスに対応して前記送受信回路が動作するように前記送受信回路は作られていて,
上記第1の通信路を介する通信は前記送受信回路の第1のモードで行われ、上記第2の通信路を介する通信は前記送受信回路の第2のモードで行われるように構成したことを特徴とする端末。
【請求項6】
第1の通信路と、前記第1の通信路よりカバーされる通信可能エリアが少ないが前記第1の通信路より単位時間当たりのデータ伝送量が大きい第2の通信路とを利用するように依頼元端末と提供側システムは構成され,
端末からの送信に基づいて大容量データを第2の通信路を介して前記端末へ送信するデータ提供のための送受信装置を備えたデータ伝送方式であって,
前記データ提供のための送受信装置からデータを提供する前記端末は送受信回路を有していて、前記第1の通信路を利用する第1のIPアドレスと第2の通信路を利用する第2のIPアドレスの双方のアドレスに対応して前記送受信回路が動作するように前記送受信回路は作られていて、前記端末は第1のモードで第1のIPアドレスに対応して動作すると共に第2のモードで第2のIPアドレスに対応して動作し,
上記第1の通信路を介して依頼元端末から依頼元端末の位置情報を提供側システムが受信し,
上記受信データに基づいて容量の大きいデータを提供側システムで作成し,
上記第1の通信路を介する通信を前記送受信回路の第1のモードで行い、上記第2の通信路を介する上記データ伝送依頼元への送信を前記送受信回路の第2のモードで行うように構成したことを特徴とするサービス提供システム。
【請求項7】
第1の通信路と、前記第1の通信路よりカバーされる通信可能エリアが少ないが前記第1の通信路より単位時間当たりのデータ伝送量が大きい第2の通信路とを利用するように構成され,
端末からの送信に基づいて大容量データを第2の通信路を介して前記端末へ送信するデータ提供のための送受信装置を備えたデータ伝送方式であって,
前記データ提供のための送受信装置からデータを提供する前記端末は送受信回路を有していて、前記第1の通信路を利用する第1のIPアドレスと第2の通信路を利用する第2のIPアドレスの双方のアドレスに対応して前記送受信回路が動作するように前記送受信回路は作られていて、前記端末は第1のモードで第1のIPアドレスに対応して動作すると共に第2のモードで第2のIPアドレスに対応して動作し,
上記第1の通信路を介してデータ伝送依頼元から容量の大きいデータの伝送依頼および依頼元機器を指定する情報を受信し,
さらに上記データ伝送依頼元の位置情報を受信し,
上記データ伝送依頼元から送信を依頼された容量の大きいデータを上記位置情報と上記依頼元機器を指定する情報に基づいて上記第2の通信路を利用して前記送受信回路の第2のモードで上記データ伝送依頼元へ送信するように構成したことを特徴とするサービス提供システム。
【請求項8】
第1の通信路と、前記第1の通信路よりカバーされる通信可能エリアが少ないが前記第1の通信路より単位時間当たりのデータ伝送量が大きい第2の通信路とを利用するように依頼元端末と提供側システムは構成され,
端末からの送信に基づいて大容量データを第2の通信路を介して前記端末へ送信するデータ提供のための送受信装置を備えたデータ伝送方式であって,
前記データ提供のための送受信装置からデータを提供する前記端末は送受信回路を有していて、前記第1の通信路を利用する第1のIPアドレスと第2の通信路を利用する第2のIPアドレスの双方のアドレスに対応して前記送受信回路が動作するように前記送受信回路は作られていて、前記端末は第1のモードで第1のIPアドレスに対応して動作すると共に第2のモードで第2のIPアドレスに対応して動作し,
情報購入者が目的地を設定し、前記第1の通信路を介して店舗・サービスステーションに送信すると,
前記店舗・サービスステーションは、前記受信データに基づいて現時点から目的地までの走行ルートの演算処理を行い、遠距離携帯端末通信モード用IPアドレスを用いて前記情報購入者に演算して求めた複数の走行ルートを情報購入者に前記第1の通信路を介して送信し,
情報購入者が前記複数の走行ルートの中から希望する走行ルートを選定し、コンテンツプロバイダに現時点から目的地までの情報購入者が設定した走行ルートの詳細地図情報を要求し、コンテンツプロバイダから得られた詳細地図情報を前記情報購入者を特定するIDコードと共に前記第1の通信路を介して店舗・サービスステーションに送信すると,
店舗・サービスステーションにおいては、情報購入者の車両が店舗・サービスステーションの通信エリアに入場したことを検知して、走行ルートの詳細地図情報を第2の通信路を介して前記送受信回路の第2のモードによって送信することを特徴とするサービス提供システム。
【請求項9】
第1の通信路と、前記第1の通信路よりカバーされる通信可能エリアが少ないが前記第1の通信路より単位時間当たりのデータ伝送量が大きい第2の通信路とを利用するように依頼元端末と提供側システムは構成され,
端末からの送信に基づいて大容量データを第2の通信路を介して前記端末へ送信するデータ提供のための送受信装置を備えたデータ伝送方式であって,
前記データ提供のための送受信装置からデータを提供する前記端末は送受信回路を有していて、前記第1の通信路を利用する第1のIPアドレスと第2の通信路を利用する第2のIPアドレスの双方のアドレスに対応して前記送受信回路が動作するように前記送受信回路は作られていて、前記端末は第1のモードで第1のIPアドレスに対応して動作すると共に第2のモードで第2のIPアドレスに対応して動作し,
情報購入者が目的地を設定し、前記第1の通信路を介して店舗・サービスステーションに送信すると,
前記店舗・サービスステーションは、前記受信データに基づいて現時点から目的地までの走行ルートの演算処理を行い、遠距離携帯端末通信モード用IPアドレスを用いて前記情報購入者に演算して求めた複数の走行ルートを情報購入者に前記第1の通信路を介して送信し,
情報購入者が前記複数の走行ルートの中から希望する走行ルートを選定し、コンテンツプロバイダに現時点から目的地までの情報購入者が設定した走行ルートの詳細地図情報を要求し、コンテンツプロバイダから得られた詳細地図情報を前記情報購入者を特定するIDコードと共に前記第1の通信路を介して店舗・サービスステーションに送信すると,
店舗・サービスステーションにおいては、情報購入者の車両が店舗・サービスステーションの通信エリアに入場したことを検知して、走行ルートの詳細地図情報を第2の通信路を介して前記送受信回路の第2のモードによって送信し,
前記店舗・サービスステーションを出場すると、車両が得る位置情報と走行ルートの詳細地図情報とから、音声により走行案内を行うようにしたことを特徴とするサービス提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公開番号】特開2006−157895(P2006−157895A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−313957(P2005−313957)
【出願日】平成17年10月28日(2005.10.28)
【分割の表示】特願2001−303513(P2001−303513)の分割
【原出願日】平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願人】(598117768)株式会社日立総合計画研究所 (4)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】