説明

ホルモン関連疾患治療用の17ベータ−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型阻害剤

本発明は、17ベータ−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型(17ベータHSD1)阻害剤、この製造、ならびにホルモン関連疾患、特にエストロゲン関連疾患またはアンドロゲン関連疾患の治療および予防のためのこの使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホルモン関連疾患を治療および予防する医薬品の調製のための、式(I)
【化137】

の化合物および薬理学的に許容されるその塩の使用
[式中、
nは、0、1および2から選択される整数であり;
Aは、CまたはNであり;
Xは、CH、S、N、NH、−HC=N−、−N=CH−およびOから選択され;
Yは、CH、−HC=CH−、S、N、O、NHおよびC=Sから選択され;
Zは、CH、−HC=CH−、N、NHおよびOから選択され;
Rは、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−NO、−N(R’)、−SR’、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、−SOR’、−NHSOR’、−R”−NHSOR’、−SONHR’、−R”−SONHR’、−NHCOR’、−CONHR’、−R”−NHCOR’、−R”−CONHR’、−COOR’、−OOCR’、−R”−COOR’、−R”−OOCR’、−CHNR’、−SOR’および−SOR’から独立して選択され、ここで、R基の一方は、中央(ヘテロ)アリール基との結合に対してメタ位に存在し、R基の他方はメタ位またはパラ位に存在し;
、R、R、RおよびRは、Rについて記載の内容を独立して有し、またはHであり;
R’は、H、アルキル、アリールおよびヘテロアリールから選択され;
R”は、アルキレン、アリーレンおよびヘテロアリーレンから選択され;
ここで、R、R、R、R、R、R、R’およびR”の前記アルキル、アルキレン、アリール、アリーレン、ヘテロアリールおよびヘテロアリーレン基は、1個から5個のR”’基で置換されていてよく、ここで、R”’基は、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、アルコキシ、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化アルコキシ、−SH、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、アリール、ヘテロアリール、−COOH、−COOアルキル、−CHOH、−NOおよび−NHから独立して選択される]。
【請求項2】
(i)nが1であり、AがNであり、XがCHであり、YがC=Sであり、ZがNHであり;または
(ii)nが1であり、AがNであり、XがCHであり、YがCHであり、ZがNであり;または
(iii)nが1であり、AがCであり、XがOもしくはNHであり、YがCHであり、ZがNであり;または
(iv)nが1であり、AがCであり、XがNであり、YがOであり、ZがCHであり;または
(v)nが1であり、AがCであり、XがCHであり、YがOであり、ZがNであり;または
(vi)nが1であり、AがCであり、XがSであり、YがNもしくはCHであり、ZがCHであり;または
(vii)nが1であり、AがCであり、XがNもしくはCHであり、YがSであり、ZがCHであり;または
(viii)nが0であり、AがCであり、YがSであり、Zが−HC=CH−であり;または
(ix)nが1であり、AがCであり、XがCHであり、YおよびZがNおよびNHであり;または
(x)nが1であり、AがCであり、XがSもしくはOであり、YおよびZがNであり;または
(xi)nが1であり、AがCであり、XおよびZがNであり、YがSであり;または
(xii)nが2であり、AがCであり、XがCHであり、YおよびZがCHであり;または
(xiii)nが1であり、AがCであり、XおよびYがCHであり、Zが−HC=CH−であり;または
(xiv)nが1であり、AがCであり、Xが−N=CH−であり、YがCHであり、ZがCHもしくはNであり;または
(xv)nが2であり、X、YおよびZがNであり、
ここで、(iv)から(viii)および(x)から(xv)が特に好ましい、
請求項1に記載の使用。
【請求項3】
(i)R基が、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−NO、−SH、−NHR’、−SOR’、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルスルファニル、アリール、ヘテロアリール、アリールスルファニル、−NHSOR’、−R”−NHSOR’、−SONHR’、−R”−SONHR’、−NHCOR’、−CONHR’、−R”−NHCOR’、−R”−CONHR’、−COOR’、−OOCR’、−R”−COOR’、−R”−OOCR’、−CHNR’、−SOR’および−SOR’から独立して選択され(ここで、R’はH、低級アルキルまたはフェニルであり、R”は低級アルキレンまたはフェニレンである)、好ましくは、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−NO、−SH、−NHR’、−SOR’、低級アルキル、ハロゲン化低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン化低級アルコキシ、(低級アルキル)スルファニル、アリール、ヘテロアリール、アリールスルファニル、−NHSOR’、−SONHR’、−NHCOR’、−CONHR’、−COOR’、−OOCR’、−SOR’および−SOR’から独立して選択され(ここで、R’はH、低級アルキルまたはフェニルである)、より好ましくは、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−NO、−SH、−NH、SOR’、低級アルキル、ハロゲン化低級アルキル、低級アルコキシ、(低級アルキル)スルファニル、アリールスルファニル、−NHSOR’、−SONHR’、−NHCOR’、−CONHR’、−COOR’、−OOCR’、−SOR’および−SOR’から独立して選択され(ここで、RはH、低級アルキルまたはフェニルである);および/または
(ii)R、R、R、RおよびR基が、H、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、低級アルキル、ハロゲン化低級アルキル、低級アルコキシ、(低級アルキル)スルファニル、アリール、ヘテロアリール、アリールスルファニル、−NHSOR’、−SONHR’、−NHCOR’、−CONHR’、−COOR’、−OOCR’、−SOR’および−SOR’から独立して選択され(ここで、R’はH、低級アルキルまたはフェニルである)、好ましくは、H、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、低級アルキル、ハロゲン化低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン化低級アルコキシ、(低級アルキル)スルファニル、−NHSOR’、−SONHR’、−NHCOR’、−CONHR’、−COOR’、−OOCR’、−SOR’および−SOR’から独立して選択される(ここで、R’はHまたは低級アルキルである)、
請求項1または2に記載の使用。
【請求項4】
(i)式(I)の中央芳香族環が、チオフェン、チアゾール、チアジアゾール、ベンゼン、ピリジンおよびテトラジン環から選択され;および/または
(ii)Rが、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−COOH、−NO、−NH、−SH、−SOH、SONH、−NHSO−(低級アルキル)、低級アルキル、ハロゲン化低級アルキル、低級アルコキシおよびハロゲン化低級アルコキシから独立して選択され、好ましくは、ヒドロキシ、−COOH、−NHSOCH、−SH、−CNおよびC1−3−アルコキシから独立して選択され;および/または
(iii)R、R、R、RおよびRが、H、ハロゲン、ハロゲン化低級アルキルおよび低級アルキルから独立して選択され、好ましくは、H、F、CFおよびCHから独立して選択される、
請求項1から3の一項以上に記載の使用。
【請求項5】
式(I)の化合物が、
4−(3−ヒドロキシフェニル)−1−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−ジヒドロイミダゾール−2−チオン(1);
4−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(3−ヒドロキシフェニル)−1,3−ジヒドロイミダゾール−2−チオン(2);
3−[1−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェノール(4);
3−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェノール(5);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]フェノール(8);
3−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]フェノール(9);
3−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル]フェノール(10);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]フェノール(11);
3−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]フェノール(14);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール(15);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)イソオキサゾール−3−イル]フェノール(17);
3−[3−(4−ヒドロキシフェニル)イソオキサゾール−5−イル]フェノール(18);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−チアゾール−2−イル]フェノール(19);
3−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−チアゾール−5−イル]フェノール(20);
3,3’−(1,3−チアゾール−2,5−ジイル)ジフェノール(22);
3−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−チアゾール−2−イル]フェノール(23);
3−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−チアゾール−4−イル]フェノール(24);
3,3’−(1,3−チアゾール−2,4−ジイル)ジフェノール(26);
3−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェノール(28);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェノール(29);
3,3’−チエン−2,5−ジイルジフェノール(31);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−3−チエニル]フェノール(32);
3−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェノール(33);
3,3’−チエン−2,4−ジイルジフェノール(34);
3,3’−(1,3,4−オキサジアゾール−2,5−ジイル)ジフェノール(35);
3,3’−(1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル)ジフェノール(36);
3,3’−(1,2,4−チアジアゾール−2,5−ジイル)ジフェノール(37);
3−[3−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]フェノール(38);
3−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]フェノール(40);
[1,1’,4’,1”]ターフェニル−3,3’−ジオール(42);
[1,1’,3’,1”]ターフェニル−4,3”−ジオール(43);
[1,1’,4’,1”]ターフェニル−4,3”−ジオール(44);
4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]−2−メチルフェノール(45);
4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]ベンゼン−1,2−ジオール(46);
2−フルオロ−4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェノール(47);
2,6−ジフルオロ−4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェノール(48);
4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]−2−(トリフルオロメチル)フェノール(49);
3−[5−(3−フルオロフェニル)−2−チエニル]フェノール(50);
N−{3−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェニル}メタンスルホンアミド(51);
3−(5−フェニル−2−チエニル)フェノール(52);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]−5−メチルフェノール(53);
3−[5−(4−フルオロフェニル)−2−チエニル]フェノール(54);
4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−3−チエニル]−2−メチルフェノール(55);
4−[2−(3−ヒドロキシフェニル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−メチルフェノール(56);
3,3’−ピリジン−2,5−ジイルジフェノール(57);および
3,3’−(1,2,4,5−テトラジン−3,6−ジイル)ジフェノール(59)
から選択され、
ここで、化合物(19)、(20)、(22)、(24)、(26)、(29)、(31)、(32)、(33)、(36)、(37)、(42)、(45)、(46)、(47)、(48)、(49)、(55)、(56)、(57)および(59)が特に好ましい、
請求項1に記載の使用。
【請求項6】
前記医薬品が、
(i)エストロゲン関連疾患、特に子宮内膜症、子宮内膜癌、子宮腺筋症および乳癌;または
アンドロゲン関連疾患、特に前立腺癌および良性前立腺肥大症
の治療および予防に好適である、請求項1から5のいずれかに記載の使用。
【請求項7】
構造(I)
【化138】

の化合物および薬理学的に許容されるその塩
[式中、
nは、0、1および2から選択される整数であり;
Aは、CまたはNであり;
Xは、CH、S、N、NH、−HC=N−、−N=CH−およびOから選択され;
Yは、CH、−HC=CH−、S、N、O、NHおよびC=Sから選択され;
Zは、CH、−HC=CH−、N、NHおよびOから選択され;
Rは、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−NO、−N(R’)、−SR’、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、−SOR’、−NHSOR’、−R”−NHSOR’、−SONHR’、−R”−SONHR’、−NHCOR’、−CONHR’、−R”−NHCOR’、−R”−CONHR’、−COOR’、−OOCR’、−R”−COOR’、−R”−OOCR’、−CHNR’、−SOR’および−SOR’から独立して選択され、ここで、R基の一方は、中央(ヘテロ)アリール基との結合に対してメタ位に存在し、R基の他方はメタ位またはパラ位に存在し;
、R、R、RおよびRは、Rについて記載の内容を独立して有し、またはHであり;
R’は、H、アルキル、アリールおよびヘテロアリールから選択され;
R”は、アルキレン、アリーレンおよびヘテロアリーレンから選択され;
ここで、R、R、R、R、R、R、R’およびR”の前記アルキル、アルキレン、アリール、アリーレン、ヘテロアリールおよびヘテロアリーレン基は、1個から5個のR”’基で置換されていてよく、ここで、R”’基は、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、アルキル、アルコキシ、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化アルコキシ、−SH、アルキルスルファニル、アリールスルファニル、アリール、ヘテロアリール、−COOH、−COOアルキル、−CHOH、−NOおよび−NHから独立して選択され;
ただし、nが1であり、AがCであり、Xが−N=CH−であり、YがCHであり、ZがNであり、RからRがHであり、R基が両方ともOHまたはOOCCHである場合、2個のR基は両方ともメタ位には存在せず;および
nが2であり、AがCであり、X、YおよびZがNであり、RからRがHであり、R基が両方ともOHである場合、2個のR基は両方ともメタ位には存在しない]。
【請求項8】
式(I)の可変部が請求項2から4に記載の内容を有する、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
式(I)の化合物が、
4−(3−ヒドロキシフェニル)−1−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−ジヒドロイミダゾール−2−チオン(1);
4−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(3−ヒドロキシフェニル)−1,3−ジヒドロイミダゾール−2−チオン(2);
3−[1−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェノール(4);
3−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾール−4−イル]フェノール(5);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]フェノール(8);
3−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]フェノール(9);
3−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾール−5−イル]フェノール(10);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]フェノール(11);
3−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]フェノール(14);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェノール(15);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)イソオキサゾール−3−イル]フェノール(17);
3−[3−(4−ヒドロキシフェニル)イソオキサゾール−5−イル]フェノール(18);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−チアゾール−2−イル]フェノール(19);
3−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−チアゾール−5−イル]フェノール(20);
3,3’−(1,3−チアゾール−2,5−ジイル)ジフェノール(22);
3−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−チアゾール−2−イル]フェノール(23);
3−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3−チアゾール−4−イル]フェノール(24);
3,3’−(1,3−チアゾール−2,4−ジイル)ジフェノール(26);
3−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェノール(28);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェノール(29);
3,3’−チエン−2,5−ジイルジフェノール(31);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−3−チエニル]フェノール(32);
3−[4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェノール(33);
3,3’−チエン−2,4−ジイルジフェノール(34);
3,3’−(1,3,4−オキサジアゾール−2,5−ジイル)ジフェノール(35);
3,3’−(1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル)ジフェノール(36);
3,3’−(1,2,4−チアジアゾール−2,5−ジイル)ジフェノール(37);
3−[3−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]フェノール(38);
3−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]フェノール(40);
[1,1’,4’,1”]ターフェニル−3,3’−ジオール(42);
[1,1’,3’,1”]ターフェニル−4,3”−ジオール(43);
[1,1’,4’,1”]ターフェニル−4,3”−ジオール(44);
4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]−2−メチルフェノール(45);
4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]ベンゼン−1,2−ジオール(46);
2−フルオロ−4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェノール(47);
2,6−ジフルオロ−4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェノール(48);
4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]−2−(トリフルオロメチル)フェノール(49);
3−[5−(3−フルオロフェニル)−2−チエニル]フェノール(50);
N−{3−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]フェニル}メタンスルホンアミド(51);
3−(5−フェニル−2−チエニル)フェノール(52);
3−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−2−チエニル]−5−メチルフェノール(53);
3−[5−(4−フルオロフェニル)−2−チエニル]フェノール(54);
4−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−3−チエニル]−2−メチルフェノール(55);
4−[2−(3−ヒドロキシフェニル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−メチルフェノール(56);および
3,3’−ピリジン−2,5−ジイルジフェノール(57)
から選択され、
ここで、化合物(19)、(20)、(22)、(24)、(26)、(29)、(31)、(32)、(33)、(36)、(37)、(42)、(45)、(46)、(47)、(48)、(49)、(55)、(56)および(57)が特に好ましい、
請求項7または8に記載の化合物。
【請求項10】
請求項7から9のいずれかに記載の化合物の少なくとも1種および場合により薬理学的に好適な担体を含有する医薬品または医薬組成物。
【請求項11】
ホルモン関連疾患、エストロゲン関連疾患またはアンドロゲン関連疾患の治療および予防に好適である、請求項10に記載の医薬品または医薬組成物。
【請求項12】
前記エストロゲン関連疾患が、子宮内膜症、子宮内膜癌、子宮腺筋症および乳癌から選択される、請求項11に記載の医薬品または医薬組成物。
【請求項13】
前記アンドロゲン関連疾患が、前立腺癌および良性前立腺肥大症から選択される、請求項11に記載の医薬品または医薬組成物。
【請求項14】
以下の反応スキーム:
【化139】

[式中、可変部は、請求項7に記載の内容を有する]による反応を含む、請求項7から9に記載の化合物を調製する方法。
【請求項15】
請求項1から5に記載の式(I)の化合物の好適な用量を投与することを含む、患者のホルモン関連疾患を治療および予防する方法。
【請求項16】
前記ホルモン関連疾患が、特に子宮内膜症、子宮内膜癌、子宮腺筋症および乳癌から選択されるエストロゲン関連疾患であり、または前立腺癌および良性前立腺肥大症から選択されるアンドロゲン関連疾患である、請求項15に記載の方法。

【公表番号】特表2010−536922(P2010−536922A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−522332(P2010−522332)
【出願日】平成20年8月22日(2008.8.22)
【国際出願番号】PCT/EP2008/061033
【国際公開番号】WO2009/027346
【国際公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【出願人】(507022226)ユニバーシテーテ デス ザールランデス (2)
【Fターム(参考)】