説明

半導体装置の作製方法

【課題】フォトレジストを用いることなく薄膜を加工することができる加工方法及び半導体装置の作製方法を提供する。特に、容易に薄膜を加工できる方法及び加工後の薄膜の不良を防止する方法及び半導体装置の作製方法を提供することを課題とする。
【解決手段】基板上に光吸収層を形成し、光吸収層にレーザビームを選択的に照射して、レーザビームが照射された領域の光吸収層を除去する。残存する光吸収層に一導電型を付与する不純物元素又は不活性元素を添加して、光吸収層の引っ張り応力をレーザビームの照射前よりも小さくする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に光吸収層を形成し、
前記光吸収層にレーザビームを選択的に照射して、前記レーザビームが照射された領域の前記光吸収層を除去し、
残存する前記光吸収層に一導電型を付与する不純物元素又は不活性元素を添加して、前記光吸収層の引っ張り応力を前記レーザビームの照射前よりも小さくすることを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項2】
基板上に光吸収層、透光性を有する層を順に積層して形成し、
前記透光性を有する層及び前記光吸収層にレーザビームを選択的に照射して、前記レーザビームが照射された領域の前記透光性を有する層を少なくとも除去し、
残存する前記透光性を有する層に一導電型を付与する不純物元素又は不活性元素を添加して、前記透光性を有する層の引っ張り応力を前記レーザビームの照射前よりも小さくすることを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項3】
基板上に第1材料層、光吸収層を順に積層して形成し、
前記光吸収層にレーザビームを選択的に照射して、前記レーザビームが照射された領域の前記光吸収層を除去し、
残存する前記光吸収層をマスクとして前記第1材料層を選択的にエッチングし、
残存する前記光吸収層に一導電型を付与する不純物元素又は不活性元素を添加して、前記光吸収層の引っ張り応力を前記レーザビームの照射前よりも小さくすることを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項4】
基板上に第1材料層、光吸収層、透光性を有する層を順に積層して形成し、
前記透光性を有する層及び前記光吸収層にレーザビームを選択的に照射して、前記レーザビームが照射された領域の前記透光性を有する層及び前記光吸収層を除去し、
残存する前記透光性を有する層及び前記光吸収層をマスクとして前記第1材料層を選択的にエッチングし、
残存する前記透光性を有する層及び前記光吸収層に一導電型を付与する不純物元素又は不活性元素を添加して、前記透光性を有する層及び前記光吸収層の引っ張り応力を前記レーザビームの照射前よりも小さくすることを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項5】
基板上に光吸収層、透光性を有する層を順に積層して形成し、
前記透光性を有する層及び前記光吸収層にレーザビームを選択的に照射して、前記レーザビームが照射された領域の前記透光性を有する層を少なくとも除去して開口を形成し、
残存する前記透光性を有する層に一導電型を付与する不純物元素又は不活性元素を添加して、前記透光性を有する層の引っ張り応力を前記レーザビームの照射前よりも小さくし、
前記開口に導電層を形成して前記光吸収層と電気的に接続させることを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項6】
基板上に第1材料層、光吸収層、透光性を有する層を順に積層して形成し、
前記透光性を有する層及び前記光吸収層にレーザビームを選択的に照射して、前記レーザビームが照射された領域の前記透光性を有する層及び前記光吸収層を除去して開口を形成し、
残存する前記透光性を有する層及び前記光吸収層に一導電型を付与する不純物元素又は不活性元素を添加して、前記透光性を有する層及び前記光吸収層の引っ張り応力を前記レーザビームの照射前よりも小さくし、
前記開口に導電層を形成して前記第1材料層と電気的に接続させることを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか一において、
前記光吸収層は、前記レーザビームを吸収する層を形成することを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか一において、
前記光吸収層は導電材料又は半導体材料を用いて形成することを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項9】
基板上に第1材料層、剥離層を順に積層して形成し、
前記剥離層にレーザビームを選択的に照射して前記剥離層の付着力を低下させ、前記レーザビームが照射され領域の前記剥離層を除去し、
残存する前記剥離層をマスクとして前記第1材料層を選択的にエッチングし、
残存する前記剥離層に一導電型を付与する不純物元素又は不活性元素を添加して、前記剥離層の引っ張り応力を前記レーザビームの照射前よりも小さくすることを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項10】
基板上に第1材料層、剥離層、透光性を有する層を順に積層して形成し、
前記透光性を有する層及び前記剥離層にレーザビームを選択的に照射して前記剥離層の付着力を低下させ、前記レーザビームが照射された領域の前記剥離層及び前記剥離層に接する前記透光性を有する層を除去し、
残存する前記透光性を有する層及び前記剥離層をマスクとして前記第1材料層を選択的にエッチングし、
残存する前記透光性を有する層及び前記剥離層に一導電型を付与する不純物元素又は不活性元素を添加して、前記透光性を有する層及び前記剥離層の引っ張り応力を前記レーザビームの照射前よりも小さくすることを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項11】
請求項9又は請求項10において、
前記剥離層は、前記レーザビームを吸収する層を形成することを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項12】
請求項9乃至請求項11のいずれか一において、
前記剥離層は、金属酸化物層を形成することを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項13】
請求項2、請求項4乃至請求項8、請求項10乃至請求項12のいずれか一において、
前記透光性を有する層は、前記レーザビームを透過する層を形成することを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項14】
請求項3、請求項4、請求項6、請求項9乃至請求項13のいずれか一において、
前記第1材料層は導電材料又は半導体材料を用いて形成することを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項15】
請求項1乃至請求項14のいずれか一において、
前記一導電型を付与する不純物元素としては、n型を付与する不純物元素であるリン(P)又はヒ素(As)を添加することを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項16】
請求項1乃至請求項15のいずれか一において、
前記一導電型を付与する不純物元素としては、p型を付与する不純物元素であるボロン(B)、アルミニウム(Al)、又はガリウム(Ga)を添加することを特徴とする半導体装置の作製方法。
【請求項17】
請求項1乃至請求項16のいずれか一において、
前記不活性元素としては、窒素(N)、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)又はキセノン(Xe)を添加することを特徴とする半導体装置の作製方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【公開番号】特開2008−177553(P2008−177553A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−320383(P2007−320383)
【出願日】平成19年12月12日(2007.12.12)
【出願人】(000153878)株式会社半導体エネルギー研究所 (5,264)
【Fターム(参考)】