説明

有機化合物の製造方法及びそれにより得られた有機化合物

【課題】目的に応じて高い反応選択性及び目的物質の生成率を確保できる有機化合物の反応方法及び製造方法を提供する。
【解決手段】少なくとも2種類の流体を用いるものであり、そのうちで少なくとも1種類の流体については、有機化合物を少なくとも1種類含む流体であり、上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、液体形態もしくは溶液中の反応剤を少なくとも1種類含む流体について、近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において有機反応させる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、有機化合物を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、反応剤を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において有機反応させることを特徴とする、有機化合物の製造方法。
【請求項2】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、アシル化剤、強酸、有機化合物の三者から選択された一者あるいは二者を含んでおり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、上記の三者から選択されなかったもののうち少なくとも一者を含んでおり、
用いる流体全体としては上記の三者を全て含むものとされ、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてフリーデル−クラフツアシル化反応させることを特徴とする、有機化合物の製造方法。
【請求項3】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、アルキル化試薬、触媒、有機化合物の三者から選択された一者あるいは二者を含んでおり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、上記の三者から選択されなかったもののうち少なくとも一者を含んでおり、
用いる流体全体としては上記の三者を全て含むものとされ、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてフリーデルークラフツアルキル化反応させることを特徴とする、有機化合物の製造方法。
【請求項4】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、ニトロ化試薬を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、有機化合物を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてニトロ化反応させることを特徴とする、有機化合物の製造方法。
【請求項5】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、臭素化試薬を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、有機化合物を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において臭素化反応させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項6】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、酸化剤を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、有機カルボニル化合物を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてバイヤー−ヴィリガー酸化反応させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項7】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、メタセシス触媒を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、不飽和有機化合物を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてメタセシス反応させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項8】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、水素化物および/またはその誘導体を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、有機化合物を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において還元反応させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項9】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、脱水剤を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、有機化合物を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において脱水反応させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項10】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、転移試薬を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、有機オキシムを少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において上記有機オキシムをベックマン転位させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項11】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、オキシム化試薬を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、有機カルボニル化合物および/またはCH−酸性化合物を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において上記有機カルボニル化合物および/またはCH−酸性化合物をオキシム化させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項12】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、双極子親和体を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、有機化合物を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において上記有機化合物を1,3−双極子付加環化させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項13】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、酸化剤を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、第三アミンおよび/または少なくとも1種の窒素含有芳香族複素環式化合物を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において上記第三アミンおよび/または窒素含有芳香族複素環式化合物を酸化アミンに酸化させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項14】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、酸化剤を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、オレフィンを少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において上記オレフィンをエポキシ化させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項15】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、ホルミル化剤を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、有機化合物を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において上記有機化合物をホルミル化させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項16】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、触媒を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、アリールヒドラゾンを少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてインドール化合物を得ることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項17】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、アリキリデン基移動試薬を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、有機化合物を少なくとも1種類含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてアルキリデン基を上記有機化合物に移動させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項18】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、触媒、ビニル性またはアセチレン性水素原子を少なくとも一つ含む有機化合物、少なくとも一つの脱離基を含む有機化合物の三者から選択された一者あるいは二者を含んでおり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、上記の三者から選択されなかったもののうち少なくとも一者を含んでおり、
用いる流体全体としては上記の三者を全て含むものとされ、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてカップリング反応させることを特徴とする、有機化合物の製造方法。
【請求項19】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、アルコール、チオール、アミンの内少なくとも一つの有機化合物、触媒、ジケテンの三者から選択された一者あるいは二者を含んでおり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、上記の三者から選択されなかったもののうち少なくとも一者を含んでおり、
用いる流体全体としては上記の三者を全て含むものとされ、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてアセトアセチル化反応させることを特徴とする、有機化合物の製造方法。
【請求項20】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、強塩基、以下二つの一般式
−CN
−CN
で表されたいずれかのニトリル(RおよびRはそれぞれ未置換もしくは置換された同素環または複素環芳香族基)、
あるいはこれらニトリルの混合物、コハク酸ジエステルの三者から選択された一者あるいは二者を含んでおり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、上記の三者から選択されなかったもののうち少なくとも一者を含んでおり、
用いる流体全体としては上記の三者を全て含むものとされ、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において上記ニトリルと上記コハク酸ジエステルを反応させ、または前記反応と共に前記反応により生成された塩を加水分解させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項21】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、アルカリ金属を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、アルコールを少なくとも一つ含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において上記アルカリ金属と上記アルコールを反応させることを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項22】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、アルデヒド類および/またはケトン類を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、液状または溶液状の触媒を少なくとも一つ含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてアルドール反応を行うことを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項23】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、リチウム芳香族および/またはリチウム化脂肪族化合物もしくはマグネシウム芳香族および/またはマグネシウム脂肪族化合物を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、ホウ素化合物を少なくとも一つ含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてホウ素化反応を行うことを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項24】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、不飽和結合を有する有機化合物を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、オゾンを少なくとも一つ含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において酸化反応を行うことを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項25】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、酸を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、ビニル化合物又はビニリデン化合物を少なくとも一つ含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において二量化反応を行うことを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項26】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、カチオン重合単量体を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、カチオンを少なくとも一つ含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてカチオン重合反応を行うことを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項27】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、メタル化試薬(リチウム、マグネシウム)を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、ハロゲン化合物を少なくとも一つ含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中においてハロゲン−金属交換反応を行うことを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項28】
少なくとも2種類の流体を用いるものであり、
そのうちで少なくとも1種類の流体については、アルキルエステル類を少なくとも1種類含む流体であり、
上記以外の流体のうちで少なくとも1種類の流体については、金属水素化物系還元剤を少なくとも一つ含む流体について、
近接・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面間にできる薄膜流体中で上記の各流体を合流させるものであり、当該薄膜流体中において還元反応を行うことを特徴とする有機化合物の製造方法。
【請求項29】
上記反応は、
被処理流動体に所定の圧力を付与する流体圧付与機構と、
第1処理用部、及び、この第1処理用部に対して相対的に接近近接・離反可能な第2処理用部の、少なくとも2つの処理用部と、
上記の第1処理用部と第2処理用部とを相対的に回転させる回転駆動機構とを備え、上記の各処理用部において互いに対向する位置に、第1処理用面及び第2処理用面の少なくとも二つの処理用面が設けられており、
上記の各処理用面は、上記所定圧力の被処理流動体が流される、密封された流路の一部を構成するものであり、
上記の両処理用面間にて、少なくともいずれかに反応物を含む、2種以上の被処理流動体を均一に混合し積極的に反応させるものであり、
上記第1処理用部と第2処理用部のうち、少なくとも第2処理用部は受圧面を備えるものであり、且つ、この受圧面の少なくとも一部が上記の第2処理用面により構成され、この受圧面は、上記の流体圧付与機構が被処理流動体に付与する圧力を受けて第1処理用面から第2処理用面を離反させる方向に移動させる力を発生させ、
接近近接・離反可能、且つ相対的に回転する第1処理用面と第2処理用面との間に上記所定圧力の被処理流動体が通されることにより、上記被処理流動体が所定膜厚の流体膜を形成しながら両処理用面間を通過し、
さらに上記所定圧力の被処理流動体が流される流路とは独立した別途の導入路を備えており、上記第1処理用面と第2処理用面の少なくとも何れかに、上記の導入路に通じる開口部を少なくとも一つ備え、上記導入路から送られてきた少なくとも一つの被処理流動体を、上記両処理用面間に導入して、少なくとも上記の各被処理流動体のいずれかに含まれる上記の反応物と、前記被処理流動体とは異なる被処理流動体とが、上記流体膜内での均一攪拌による混合により所望の反応状態を可能なものとすることにより実現されることを特徴とする、請求項1〜28の何れかに記載の有機化合物の製造方法。
【請求項30】
上記反応方法において、処理用面間を加熱(加温)、もしくは処理用面間に紫外線(UV)を照射、もしくは処理用面間に超音波エネルギーを与える事を特徴とする、請求項1〜29いずれかに記載の有機化合物の製造方法。
【請求項31】
上記反応を減圧または真空状態を確保できる容器内で行い、少なくとも処理後流体が吐出される2次側を減圧または真空状態とする事で、上記反応中に発生するガス並びに上記流体中に含まれるガスの脱気、もしくは上記流体の脱溶剤を行える事を特徴とする、請求項1〜30の何れかに記載の有機化合物の製造方法。
【請求項32】
上記請求項1〜31何れかに記載の製造方法で得られた有機化合物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【公開番号】特開2009−132675(P2009−132675A)
【公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−232925(P2008−232925)
【出願日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2007年9月12日 社団法人 色材協会発行の「色材協会創立80周年記念会議 講演要旨集」に発表
【出願人】(595111804)エム・テクニック株式会社 (38)
【Fターム(参考)】