説明

甘味増強剤としての複素環化合物

本発明は、式(I)(式中、G、G、G、R、R、R、R、R、およびRは、本明細書中に定義されている)の化合物およびその生理学的に許容可能な塩の使用に関する。式Iの化合物を使用して、味物質によって得られた甘味を増強することができる。本発明はまた、上記式の化合物を含む組成物に関する。本発明の他の態様は、食品が式(I)の化合物および減量した甘味物質を含む、食品の改良のための方法、化合物、および組成物を提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
甘味を増強する方法であって、甘味物質および式I
【化81】

(式中、
およびRは、独立して、存在しないか、水素、C1〜6アルキル、ハロゲン、ニトロ、任意に置換されたC6〜14アリール、任意に置換された5〜14員のヘテロアリール、Ar−Q(任意に置換された5〜14員のヘテロアリールオキシおよび任意に置換された5〜14員のヘテロアリールチオなど)、任意に置換された(CHC(=O)−O−R、および任意に置換された(CHC(=O)アリールから選択されるか、RおよびRは、GおよびRに結合される炭素原子と一緒になって、それぞれが任意に置換されたC6〜14アリールまたは5〜14員の複素環を形成するか、Rおよび/またはRへの結合が二重結合である場合、RおよびRは=NHおよび=Oから独立して選択され、
は、H、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルキル、任意に置換されたC6〜14アリール、任意に置換された5〜14員の複素環、およびL−R31からなる群から選択され、
は、存在しないか、C1〜6アルキル、C1〜6アルケニル、C1〜6アルコキシ、C1〜6ヒドロキシアルキル、任意に置換されたC6〜14アリール、および任意に置換された(CHC(=O)アリールからなる群から選択されるか、Rへの結合が二重結合である場合、Rは=Oであり、
は、存在しないか、水素、C1〜6アルキル、および任意に置換されたフェニルアミドから選択され、
は、存在しないか、HおよびC1〜6アルキルから選択され、
31は、H、C1〜6アルキル、C1〜6アルケニル、任意に置換されたフェニル、アミノ、C1〜6アルキルアミノ、またはC1〜6ジアルキルアミノであり、
は、=N、−NH、O、およびSから選択され、
は、存在しないか、O、S、C(=O)、C(=S)、−C(=O)−O、C(=S)−O、−C(=O)−NH−、または−C(=S)−NHであり、
は、1〜30個の炭素原子および/またはヘテロ原子を含むリンカーであり、
Qは、CH、O、NH、またはSであり、
Arは、任意に置換されたアリールまたは任意に置換されたヘテロアリールであり、
nは0〜10である)の化合物またはその生理学的に許容可能な塩を被験体に投与する工程を含む、方法。
【請求項2】
前記式Iの化合物が、
【化82】

(式中、
はL1−R31であり、Rは、存在しないか、H、C1〜6アルキル、またはC1〜6ヒドロキシアルキルであり、Rは、存在しないか、HまたはC1〜6アルキルであり、Rは、HまたはC1〜6アルキルであり、GおよびGは、独立して、C、N、またはSである)である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記化合物が、
【化83】

(式中、
はL−R31であり、Rは、HまたはC1〜6アルキルであり、
Gは、NまたはSであり、Rは、HまたはC1〜6アルキルである)である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記式Iの化合物が、
【化84】

(式中、
は、SまたはNであり、
は、H、C1〜6アルキル、またはC1〜6ヒドロキシアルキルであり、
31は、H、C1〜6アルキル、C1〜6アルケニル、または任意に置換されたフェニルであり、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
は、SまたはNであり、
は、−C(=O)−O、−C(=S)−O−、−O−、−S−、−C(=O)−NH−、または−C(=S)−NH−であり、
nは、0〜4である)である、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
【化85】

(式中、
は、H、C1〜6アルキル、またはC1〜6ヒドロキシアルキルであり、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
31は、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6アルケニルから選択され、
は、OまたはSであり、
は、O、S、またはNHであり、
nは、0〜3である)である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記化合物が、
【化86】

(式中、
は、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ヒドロキシアルキルから選択され、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルオキシ、またはヒドロキシであり、
nは、0〜3であり、
pは、0〜5である)である、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記式Iの化合物が、
【化87】

(式中、
は、NまたはSであり、
Qは、NまたはCであり、
は、Hまたは任意に置換されたフェニルであり、
は、GがNである場合はHであり、そうでなければ存在せず、
は、HおよびC1〜6アルキルから選択され、
は、H、C1〜6アルキル、および任意に置換されたフェニルから選択されるか、QがNである場合、Rは存在しない)である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記化合物が、
【化88】

(式中、
は、H、C1〜6アルキル、または任意に置換されたフェニルであり、Rは、H、C1〜6アルキル、および任意に置換されたフェニルから選択される)である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記式Iの化合物が、
【化89】

(式中、
およびRは、H、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシカルボニル、およびAr−Qからなる群から独立して選択され、ここで、Qは、O、NH、S、またはCHであり、Arは、任意に置換されたアリールまたは任意に置換されたヘテロアリールであり、Rは、HまたはC1〜6アルキルであり、Rは、存在しないか、HまたはC1〜6アルキルであり、Rは、存在しないか、HまたはC1〜6アルキルであり、Gは、CまたはNであり、Gは、NまたはSである)である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記化合物が、
【化90】

(式中、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
Arは、NO、ハロゲン、C1〜6アルキル、およびC1〜6ヒドロキシアルキルからなる群から独立して選択される1つまたは複数の基と任意に置換された5〜10員のアリール基またはヘテロアリール基であり、
Qは、OまたはNHであり、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
nは、0〜3である)である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記化合物が、
【化91】

(式中、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
各Rは、NO、ハロゲン、C1〜6アルキル、またはC1〜6ヒドロキシアルキルからなる群から独立して選択され、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
nは、0〜3である)である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記化合物が、
【化92】

(式中、
は、H、C1〜6アルキル、ハロゲン、またはNOであり、
およびRは、独立して、HまたはC1〜6アルキルであり、
Qは、S、N、またはOであり、
Hetは、ニトロおよびハロゲンからなる群から独立して選択される1つまたは複数の置換基と任意に置換された5〜6員のヘテロアリールである)である、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記式Iの化合物が、
【化93】

(式中、
およびRは、独立して、任意に置換されたフェニルであり、
は、存在しないか、OまたはC1〜6アルキルであり、
およびRは、独立して、C1〜6アルキルである)である、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記化合物が、
【化94】

(式中、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
はHであり、
は、C1〜6アルキル、H、オキソ、または=NHであり、
31は任意に置換されたフェニルであり、
nは、0〜3である)である、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記化合物が、
【化95】

(式中、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
33は、任意に置換されたフェニルであり、
34は、HまたはC1〜6アルキルであり、
mは、0〜3である)である、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記化合物が、
エチル2−(3−メチルベンゾ[d]チアゾール−2(3H)−イリデンアミノ)アセタート;
2−(2−(2−メトキシフェノキシ)エチルチオ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール;
メチル3−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)チオフェン−2−カルボキシラート;
6−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)−3−エチル−5H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b][1,2,4]トリアゾール;
6−p−トリルイミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール;
N−フェニル−4−(3−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキサミド;
2−(2−(2−(2,6−ジメトキシフェノキシ)エチルチオ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)エタノール;
1−エチル−2−メチル−4−ニトロ−5−(5−クロロピリジン−2−イルチオ)イミダゾール;
2,4−ジフェニル−5,5−ジメチルイミダゾール−1−オキシド;
1−アリル−3−(3−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−(3H)−イリデン)チオ尿素;
2−(2−イミノチアゾール−3(2H)−イル)−1−(3−ニトロフェニル)エタノン;
3−ベンジル−1−イソプロピル−5−(4−メチルチアゾール−2−イル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
2−(3−クロロ−2−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン;
N−(4−(4−エチルフェニル)チアゾール−2−イル)−3,5−ジメトキシベンズアミド;
1−フェニルチオクロメノ[4,3−d]イミダゾール−4(1H)−オン;
N−(4−(4−クロロフェニル)チアゾール−2−イル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド;
5−クロロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;および
その生理学的に許容可能な塩からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記甘味物質が、スクロース、フルクトース、およびその混合物からなる群から選択され、前記甘味物質および式Iの化合物を食品中に投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記食品が飲料である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記式Iの化合物および甘味物質の比が、約1:10〜約1:10の範囲である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
(a)甘味物質および(b)式I:
【化96】

(式中、
およびRは、独立して、存在しないか、水素、C1〜6アルキル、ハロゲン、ニトロ、任意に置換されたC6〜14アリール、任意に置換された5〜14員のヘテロアリール、Ar−Q(任意に置換された5〜14員のヘテロアリールオキシおよび任意に置換された5〜14員のヘテロアリールチオなど)、任意に置換された(CHC(=O)−O−R、および任意に置換された(CHC(=O)アリールから選択されるか、RおよびRは、GおよびRに結合される炭素原子と一緒になって、それぞれが任意に置換されたC6〜14アリールまたは5〜14員の複素環を形成するか、Rおよび/またはRへの結合が二重結合である場合、RおよびRは=NHおよび=Oから独立して選択され、
は、H、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルキル、任意に置換されたC6〜14アリール、任意に置換された5〜14員の複素環、およびL−R31からなる群から選択され、
は、存在しないか、C1〜6アルキル、C1〜6アルケニル、C1〜6アルコキシ、C1〜6ヒドロキシアルキル、任意に置換されたC6〜14アリール、および任意に置換された(CHC(=O)アリールからなる群から選択されるか、Rへの結合が二重結合である場合、Rは=Oであり、
は、存在しないか、水素、C1〜6アルキル、および任意に置換されたフェニルアミドから選択され、
は、存在しないか、HおよびC1〜6アルキルから選択され、
31は、H、C1〜6アルキル、C1〜6アルケニル、任意に置換されたフェニル、アミノ、C1〜6アルキルアミノ、またはC1〜6ジアルキルアミノであり、
は、=N、−NH、O、およびSから選択され、
は、存在しないか、O、S、C(=O)、C(=S)、−C(=O)−O、C(=S)−O、−C(=O)−NH−、または−C(=S)−NHであり、
は、1〜30個の炭素原子および/またはヘテロ原子を含むリンカーであり、
Qは、CH、O、NH、またはSであり、
Arは、任意に置換されたアリールまたは任意に置換されたヘテロアリールであり、
nは0〜10である)の化合物またはその生理学的に許容可能な塩を含む組成物。
【請求項21】
前記式Iの化合物が、
【化97】

(式中、
はL−R31であり、Rは、存在しないか、H、C1〜6アルキル、またはC1〜6ヒドロキシアルキルであり、Rは、存在しないか、HまたはC1〜6アルキルであり、Rは、HまたはC1〜6アルキルであり、GおよびGは、独立して、C、N、またはSである)である、請求項20に記載の組成物。
【請求項22】
前記式Iの化合物が、
【化98】

(式中、
は、H、C1〜6アルキル、またはC1〜6ヒドロキシアルキルであり、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
31は、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6アルケニルから選択され、
は、OまたはSであり、
は、O、S、またはNHであり、
nは、0〜3である)である、請求項20に記載の組成物。
【請求項23】
前記式Iの化合物が、
【化99】

(式中、
は、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ヒドロキシアルキルから選択され、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
は、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルオキシ、またはヒドロキシであり、
nは、0〜3であり、
pは、0〜5である)である、請求項20に記載の組成物。
【請求項24】
前記式Iの化合物が、
【化100】

(式中、
は、NまたはSであり、
Qは、NまたはCであり、
は、Hまたは任意に置換されたフェニルであり、
は、GがNである場合にHであり、そうでなければ存在せず、
は、HおよびC1〜6アルキルから選択され、
は、H、C1〜6アルキル、および任意に置換されたフェニルから選択されるか、QがNである場合にRは存在しない)である、請求項20に記載の組成物。
【請求項25】
前記式Iの化合物が、
【化101】

(式中、
およびRは、H、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシカルボニル、およびAr−Qからなる群から独立して選択され、ここで、Qは、O、NH、S、またはCHであり、Arは、任意に置換されたアリールまたは任意に置換されたヘテロアリールであり、Rは、HまたはC1〜6アルキルであり、Rは、存在しないか、HまたはC1〜6アルキルであり、Rは、存在しないか、HまたはC1〜6アルキルであり、Gは、CまたはNであり、Gは、NまたはSである)である、請求項20に記載の組成物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2010−501180(P2010−501180A)
【公表日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−525610(P2009−525610)
【出願日】平成19年8月22日(2007.8.22)
【国際出願番号】PCT/US2007/018511
【国際公開番号】WO2008/024364
【国際公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願人】(507414557)レッドポイント バイオ コーポレイション (6)
【Fターム(参考)】