説明

発光素子及び光結合モジュール

【課題】発光素子及び光結合モジュールを提供する。
【解決手段】前記素子は、基板と、前記基板に備えられた発光部と、前記基板の下部面に備えられた反射部とを含む。前記発光部は、前記基板上に配置されたアクティブパターンと、前記アクティブパターンの上部に備えられた上部鏡と、前記アクティブパターンの下部に備えられた下部鏡とを含む。前記発光部は、基板に垂直な光を放射することができ、前記反射部は、前記放射光を前記基板の側面に反射することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
明細書で開示される本発明は、発光素子及び光結合モジュールに関し、より詳細には、発光素子の下部に反射部を含む発光素子に関する。
【背景技術】
【0002】
光通信技術を使用することによる半導体チップ間又はボード間の処理方法は、銅配線が原因の電磁気干渉(EMI)、インピーダンス不整合(mismatch)、及び信号歪曲(skew)などの問題に対処することができるので、大いに関心のある話題である。印刷回路ボードの配線として使用される光配線及び電気配線を含む光電配線モジュールの提案がなされている。
【0003】
そのような光電配線モジュールは、高効率、高信号無欠性での光通信を実現する。電光素子(発光素子又は受光素子)と光導波路との間の光結合損失の低減が、光電配線モジュールの製造コストを減少させるため、要求される。チャンネルの数が増加するにしたがって、光電配線モジュールの電光素子と光導波路との配置は、長い時間がかかり、技術的な制限を引き起こす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国特許公開第2007−0113791号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、光電配線を効率的に形成するのに適した発光素子を提供する。
【0006】
本発明は、光電配線を効率的に形成するのに適した光結合モジュールを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態は発光素子を提供する。この光学素子は、基板と、基板に備えられた発光部と、基板の下部面に備えられた反射部とを含み、この発光部は、基板上に配置されたアクティブパターンと、アクティブパターンの上部に備えられた上部鏡と、アクティブパターンの下部に備えられた下部鏡とを含み、発光部は、基板に垂直な光を放射し、反射部は、放射光を基板の側面に反射する。
【0008】
ある実施形態において、反射部は、トレンチを含むことができる。
【0009】
他の実施形態において、トレンチは、基板に垂直な方向と約45度をなす斜視面を有することができる。
【0010】
さらに他の実施形態において、反射部は、トレンチの表面に備えられた反射膜をさらに含むことができる。
【0011】
さらに他の実施形態において、反射膜は、誘電体又は金属から成る。
【0012】
さらに他の実施形態において、反射部は、トレンチを満たす反射体をさらに含むことができる。
【0013】
さらなる実施形態において、反射体は、屈折率において基板より小さくてもよい。
【0014】
さらなる実施形態において、トレンチは、基板の側面の伸長方向からチルトされた伸長方向を有することができる。
【0015】
さらなる実施形態において、トレンチは湾曲した傾斜面を有することができる。
【0016】
本発明の他の実施形態において、光結合モジュールは、第1の実装基板と、第1の実装基板に備えられた発光素子と、発光素子の側面に直接接触する光導波路とを含み、発光素子は、第1の基板に備えられた発光部及び第1の基板の下部面に備えられた反射部を含み、発光部は、第1の基板に垂直な光を放射し、反射部は、放射光を第1の基板の側面を通じて光導波路の第1の側に反射する。
【0017】
ある実施形態において、発光素子の反射部は、第1の実装基板と対向することができる。
【0018】
他の実施形態において、光導波路は、コアとクラッドとを含む構造を有する誘電体光導波路を含むことができる。
【0019】
さらに他の実施形態において、光導波路は、コアとクラッドとを含む構造を有するマルチモード光ファイバーを含むことができる。
【0020】
さらに他の実施形態において、光導波路は、金属線コア及び金属線コアを囲む誘電体クラッドを含むことができる。
【0021】
さらに他の実施形態において、金属線コアは、約2nm乃至約200nmの厚さと、約2μm乃至約100μmの幅とを有することができる。
【0022】
さらなる実施形態において、光導波路は、コア層とクラッド層とを含む誘電体のスタック構造と、クラッド層上に配置された電気配線とを含み、電気配線は、誘電体のスタック構造にストレスを印加することができる。
【0023】
さらなる実施形態において、光導波路は、曲げられる。
【0024】
さらなる実施形態において、光導波路の第1の側は、第1の実装基板上に配置することができる。
【0025】
さらなる実施形態において、光結合モジュールは、光導波路の第2の側に接触する受光素子及び受光素子を備えられる第2の実装基板をさらに含むことができる。
【0026】
さらなる実施形態において、光導波路の第2の側は、第2の実装基板上に配置することができる。
【0027】
さらなる実施形態において、受光素子は、第2の基板上に配置された受光部及び第2の基板の下部面に備えられた第2の反射部を含み、受光部は、第2の基板の側面を通じて入射する光を第2の反射部を通じて受光部に提供することができる。
【0028】
さらなる実施形態において、第1の実装基板は、単体中で第2の実装基板と一体形成される。
【0029】
さらなる実施形態において、光結合モジュールは、第1の実装基板上に配置されて発光素子を駆動する発光素子駆動部をさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明の一実施形態による発光素子は、発光素子の下部面に反射部を含み、反射部は、発光素子と光導波路との間の光結合を効率的に提供することができる。本発明の一実施形態による光結合モジュールは、発光素子、光導波路及び受光素子を含み、高い光結合効率、高集積度及び低コストを実現することができる。
【0031】
添付図面は、本発明のさらなる理解を提供するため、及び本明細書に組み込まれてその一部を構成するために含まれる。この図面は、説明とともに本発明の例示的な実施形態を示し、本発明の原理を説明する役割を果たす。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態による発光素子を説明する概略図を示す図である。
【図2A】本発明の別の実施形態による発光素子を説明する概略図を示す図である。
【図2B】本発明の別の実施形態による発光素子を説明する概略図を示す図である。
【図3A】本発明の別の実施形態による発光素子を説明する概略図を示す図である。
【図3B】本発明の別の実施形態による発光素子を説明する概略図を示す図である。
【図4】本発明の実施形態による反射部を説明する概略図を示す図である。
【図5】本発明の実施形態による反射部を説明する概略図を示す図である。
【図6】本発明の実施形態による反射部を説明する概略図を示す図である。
【図7】本発明の実施形態による反射部を説明する概略図を示す図である。
【図8】本発明の実施形態による反射部を説明する概略図を示す図である。
【図9A】本発明の一実施形態による光結合モジュールを説明する概略図を示す図である。
【図9B】本発明の一実施形態による光結合モジュールを説明する概略図を示す図である。
【図9C】本発明の一実施形態による光結合モジュールを説明する概略図を示す図である。
【図10A】本発明の別の実施形態による光結合モジュールを説明する概略図を示す図である。
【図10B】本発明の別の実施形態による光結合モジュールを説明する概略図を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態による受光素子を説明する断面図を示す図である。
【図12】本発明の他の実施形態による光結合モジュールを説明する概略図を示す図である。
【図13】本発明の他の実施形態による光結合モジュールを説明する概略図を示す図である。
【図14】本発明の他の実施形態による光結合モジュールを説明する概略図を示す図である。
【図15】本発明の他の実施形態による光結合モジュールを説明する概略図を示す図である。
【図16】本発明の一実施形態による光結合モジュールの光導波路を説明する斜視図を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施の形態をより詳細に説明する。しかしながら、本発明は、他の形態で具体化することができ、明細書で説明される実施形態に限定するように構成されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、明細書の開示が詳細かつ完全になるように、及び当業者に本発明の範囲を十分に伝達するために提供される。
【0034】
図面において、層の寸法及び領域は、明確な説明のために拡大して示される。また、層(又は膜)が別の層又は基板の「上」にあると言及される場合、それは他の層若しくは基板の直上にあるか、又はこれらの間の層も存在することが理解されるべきである。さらに、層が別の層の「下」にあると言及される場合、それは直下にあるか、1つまたは複数の間の層も存在することが理解されるべきである。加えて、層が2層の「間」にあると言及される場合、それは2層の間のただ一つの層でもよいし、又は1つまたは複数の間の層も存在することも理解されるべきである。明細書全体に亘って、同一の参照番号は同一の構成要素を参照する。
【0035】
以下、添付図面とともに本発明の例示的な実施形態について説明されるであろう。
【0036】
図1は、本発明の実施形態による発光素子を説明する概略図である。
【0037】
図1を参照すると、発光素子は、基板100、基板100に備えられた発光部180、基板100の下部面に備えられた反射部170、及び基板100の下部に備えられた下部電極112を含む。発光部180は、基板100上に配置されたアクティブパターン140、アクティブパターン140の上に配置された上部電極114、アクティブパターン140の上部に備えられた上部鏡124、アクティブパターン140の下部に備えられた下部鏡122を含むことができる。発光部180は、基板100に垂直な光11を放射し、反射部170は、光11を基板100の側面22に反射することができる。
【0038】
基板100は、n型InP基板、又はGaAs基板であってもよい。下部鏡122は、ブラッグ(Bragg)条件を充足するように基板100上に配置することができる。下部鏡122上に電流制限パターン130を配置することができる。電流制限パターン130は、第1の電流制限パターン132及び第2の電流制限パターン134を含むことができる。第1の電流制限パターン132及び第2の電流制限パターン134は、貫通部を有するリング、又はワッシャー形態を有することができる。第1の電流制限パターン132と第2の電流制限パターン134との間にアクティブパターン140を配置することができる。アクティブパターン140は、第1の電流制限パターン132及び第2の電流制限パターン134の貫通部を通して伸びることができる。アクティブパターン140は、上部鏡124及び下部鏡122の間で共振するレーザービームの光利得を提供することができる。アクティブパターン140は、上部クラッド(clad)層146、多重量子井戸層144、及び下部クラッド層142を含む多層的構造を有することができる。上部鏡124を第2の電流制限パターン134上に配置して、ブラッグ条件を充足することができる。上部鏡124上に上部電極114を配置することができる。下部鏡122及び上部鏡124は、InAlGaAs/InAlAs、InAlGaAs/InP、又はGaAsSb/AlAsSbを含む多層薄膜であってもよい。上部鏡124は、反射率において下部鏡122より大きくてもよい。第1の電流制限パターン132及び第2の電流制限パターン134は、アルミニウム酸化膜であってもよい。基板100は、GaAs基板、又はInP基板であってもよい。反射部170は、基板100の下部面をエッチングすることにより、基板100の下部面に備えることができる。反射部170は、放射光11を基板100の側面22に反射することができる。反射部170は、基板100の下部面に備えられたトレンチ175を含むことができる。トレンチ175は、発光部180と合わせることができる傾斜面を含むことができる。これにより、基板100の下部面へ進行する放射光11は、トレンチの傾斜面に斜めに入射し、反射光12を提供するように反射される。トレンチ175の傾斜面は、基板100に対する法線と約45度の角度をなすことができる。反射光12は、基板100の側面22に垂直に入射することができる。基板100の側面22に反射防止膜23を備えることができる。
【0039】
基板100の側面22に光導波路37を備えることができる。光導波路37は、基板100の側面22と接触することができる。基板100の側面22を、反射防止膜23でコーティングすることができる。光導波路37は、クラッド(Cladding)36とコア35を含むことができる。反射光12は、コア35に結合することができる。
【0040】
本発明の別の実施形態によると、アクティブパターンの構造、下部鏡と上部鏡との構造及び配置、下部電極と上部電極との構造及び配置を変えることができる。
【0041】
本発明の別の実施形態によると、下部電極は、基板と下部鏡との間に配置することができる。
【0042】
図2A及び図2Bは、本発明の実施形態による発光素子の反射部170を示す概略図である。
【0043】
図2A及び図2Bを参照すると、発光部180からの放射光11は基板100に垂直に入射することができる。反射部170は、放射光11を基板100の側面22に反射することができる。反射部170は、基板100の下部面24に備えられたトレンチ175を含むことができる。トレンチ175は、底面174及び傾斜面172を含むことができる。トレンチ175の傾斜面172は、図1の発光部180と合わせることができる。これにより、放射光11は、傾斜面172に斜めに入射して、反射光12を提供するように反射される。トレンチ175の傾斜面172が基板100に対する法線となす角度(90゜−θ)は、約45度であってもよい。本発明の別の実施形態にとると、トレンチ175の傾斜面172に入射した放射光11を、完全に反射することができる。
【0044】
基板100は、六面体であってもよい。六面体の面は、それぞれ、直交座標系の軸に沿って配置することができる。直交座標系のz軸は、基板100の平面に垂直であってよい。トレンチ175の傾斜面172の垂直ベクトルanは、z軸と所定角度θをなすことができる。x軸は、トレンチ175の伸長方向と一致することができる。y軸は、基板100の側面22に垂直であってよい。発光部180からの放射光11は、−z軸方向に進行することができる。放射光11は、トレンチ175の傾斜面172に斜めに入射することができる。放射光11を、トレンチ175の傾斜面172から反射して、y軸方向で進行する反射光12を提供することができる。反射光12は、基板100の側面22を介して、一部反射し、一部透過することができる。基板100の側面22から反射された反射光12の一部は、第2の反射光13を提供することができる。第2の反射光13は、トレンチ175の傾斜面172に再入射(re-incident)して、第3の反射光14を提供することができる。第3の反射光14は、発光部180に入射して、それによって発光部180の動作を不安定にする可能性がある。
【0045】
本発明の別の実施形態によると、基板100の側面22を、反射防止膜でコーディングすることができる。これは、基板100の側面22から反射される第2の反射光13の量を最小にする。
【0046】
図3A及び図3Bは、本発明の別の実施形態による発光素子の反射部170を説明する概略図である。図2A及び図2Bで説明した部分と同じ部分は省略する。
【0047】
図3A及び図3Bを参照すると、図1の発光部180からの放射光11は、基板100に垂直に入射することができる。反射部170は、放射光11を基板100の側面22に反射することができる。反射部170は、基板100の下部面24に備えられたトレンチ175を含むことができる。トレンチ175は、底面174及び傾斜面172を含むことができる。トレンチ175の傾斜面172は、発光部180と合わせることができる。これにより、放射光11は、傾斜面172に斜めに入射して、反射光12を提供するように反射される。トレンチ175の傾斜面172が基板100に対する法線となす角度(90゜−θ)は、約45度であってよい。
【0048】
基板100は、六面体であってもよい。六面体の面は、それぞれ、直交座標系の軸に沿って配置することができる。直交座標系のz軸は、基板100の平面に垂直であってよい。トレンチ175の傾斜面172の垂直ベクトルanは、z軸と所定角度θをなすことができる。x軸は、トレンチ175の伸長方向と所定角度Фをなすことができる。すなわち、傾斜面172を、z軸の周りを角度Фまでチルト(tilt)することができる。トレンチ175の伸長方向は、z軸の周りを所定角度回転した座標系のx´軸であってよい。回転座標系のx´軸は、x軸と角度Фをなすことができる。y軸は、基板100の側面22に垂直であってよい。発光部180からの放射光11は、−z軸方向に進行することができる。放射光11は、トレンチ175の傾斜面172に斜めに入射することができる。放射光11は、トレンチ175の傾斜面172から反射され、y´軸方向に進行する第1の反射光12を提供することができる。第1の反射光12は、基板100の側面22に斜めに入射することができる。第1の反射光12は、側面22から一部反射され第2の反射光13を提供することができ、側面22を介して一部透過することができる。第2の反射光13の経路は、第1の反射光12の経路と異なってよい。したがって、第2の反射光13を、発光部180に戻さないことができ、発光部180の動作特性を改善することができる。
【0049】
図4から図8は、本発明の別の実施形態による発光素子の反射部170を説明する概略図である。図2A及び図2Bで説明したのと同じ部分は省略する。
【0050】
図4を参照すると、発光素子は、基板100、基板100に備えられた発光部(図示せず)、及び基板100の下部面24に備えられた反射部170を含む。発光部は、基板100に垂直な光を基板100の下部面24に放射する。反射部170は、放射光を基板100の側面22に反射することができる。反射部170は、基板100の下部面24に備えられたトレンチ175を含むことができる。トレンチ175は、底面174及び傾斜面172を含むことができる。反射膜171を、トレンチ175の傾斜面172上に配置することができる。反射膜171は、金属薄膜又は誘電体多層薄膜であってよい。反射膜171は、放射光の損失を最小化し、放射光を基板100の側面22に反射させるように、適合させることができる。反射膜171は、底面174及び/又は基板100の下部面24に伸長することができる。
【0051】
図5を参照すると、発光素子は、基板100、基板100に備えられた発光部(図示せず)、及び基板100の下部面24に備えられた反射部170を含む。この反射部170は、傾斜した窪みを有することができる。窪みの断面は、四角形、多角形又は楕円形であってよい。窪みの傾斜面は、発光部と合わせることができる。
【0052】
図6を参照すると、発光素子は、基板100、基板100に備えられた発光部(図示せず)、及び基板100の下部面24に備えられた反射部170を含む。この反射部170は、トレンチ175を有することができる。図2A及び図2Bの場合と異なり、トレンチ175は、底面がない傾斜面を含むことができる。傾斜面は、平面であってよい。
【0053】
図7を参照すると、発光素子は、基板100、基板100に備えられた発光部(図示せず)、及び基板100の下部面24に備えられた反射部170を含む。反射部170は、トレンチ175を有することができる。図2A及び図2Bの場合と異なり、トレンチ175は、底面がない傾斜面を含むことができる。傾斜面は、光を集め、又は光を広めることができる曲面であってよい。
【0054】
図8を参照すると、発光素子は、基板100、基板100に備えられた発光部(図示せず)、及び基板100の下部面24に備えられた反射部170を含む。反射部170は、トレンチ175を有することができる。トレンチ175は、底面174及び傾斜面172を含むことができる。トレンチ175は、反射体177で満たすことができる。反射体177は、屈折率において、基板100より小さくてよい。反射体177は、誘電体又は金属を含むことができる。
【0055】
図9Aから図9Cは、本発明の一実施形態による光結合モジュールを説明する概略図である。図9Bは、図9AのI−I’線に沿った断面図である。図9Cは、図9Aの光導波路37を説明する概略図である。
【0056】
図9A及び図9Bを参照すると、光結合モジュールは、第1の実装基板30、第1の実装基板30に備えられた発光素子32、及び発光素子32の側面に直接接触する光導波路37を含む。図1を参照すると、発光素子32は、基板100に備えられた発光部180、及び基板100の下部面に備えられた反射部170を含む。発光部180は、基板100に垂直な光を放射する。反射部170は、放射光を基板100の側面22を通じて光導波路37の一側に反射することができる。
【0057】
第1の実装基板30は、PCB(printed circuit board)であってよい。第1の実装基板30は、その内部に電気的信号を伝達する導電配線(図示せず)を含むことができる配線基板であってよい。第1の実装基板30は、上面30a及び上面に対向する下面30bを含むことができる。発光パッド38、39を上面30aに備えて、導電配線と電気的に接続することができる。発光パッド38、39は、高い電気伝導性を有する銅(Cu)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、銀(Ag)、金(Au)ならびにこれらの組み合わせを含むことができる。
【0058】
発光素子は、第1の配線電極42及び第2の配線電極43を含むことができる。発光素子の第1の配線電極42及び第2の配線電極43を、発光素子の上部面に備えることができる。第1の配線電極42及び第2の配線電極43を、ワイヤボンディングを通じて発光パッド38、39と電気的に接続することができる。第1の配線電極42及び第2の配線電極43は、図1で説明した下部電極及び上部電極と一致することができる。再び図1を参照して、第1の配線電極42及び第2の配線電極43を、下部電極112及び上部電極114を再配線することにより、備えることができる。
【0059】
本発明の別の実施形態によると、第1の配線電極及び/又は第2の配線電極を、発光素子32の下部面に備えることができる。
【0060】
発光素子32を駆動する発光素子駆動部31は、第1の実装基板30上に配置することができる。発光素子駆動部31は、チップ構造であってよい。発光素子駆動部31を、第1の実装基板30の接続パッド(図示せず)を通じて固定することができる。発光素子駆動部31は、導電配線を通じて発光パッド38、39と電気的に接続することができる。第1の実装基板30は、外部回路と電気的に接続し外部回路に備えられた結合部材に結合することができる、外部接続パッド44を含むことができる。
【0061】
発光素子32からの放射光は、反射部170から光導波路37に反射される。発光素子32の側面は、光導波路37と直接接触することができる。発光素子32の反射部は、第1の実装基板30の上面30aと対向することができる。
【0062】
図9Cを参照すると、光導波路37は、コア35とクラッド36とを含むことができる。クラッド36は、コア35を囲むことができる。クラッド36及びコア35は、四角形の断面を有することができる。光導波路37は、曲げることができる。第1の実装基板30の光導波路37は、接着剤又は固定部材に固定することができる。光導波路37のクラッド36は、ハロゲン元素又は重水素を含む光学ポリマーを含むことができる。
【0063】
光導波路37のコア35は、誘電体を含むことができる。コア35の断面は、四角形であってもよいが、これに限定されない。光導波路37は、曲げることができる。コア35の屈折率n1は、クラッド36の屈折率n2より大きくてよい。
【0064】
本発明の別の実施形態によると、光導波路37のコア35は、金属線であってよい。コア35は、約5nm乃至約200nmの厚さと、約2μm乃至約100μmの幅とを有することができる。
【0065】
図10A及び図10Bは、本発明の別の実施形態による光結合モジュールを説明する概略図である。図10Bは、図10AのII−II’線に沿った断面図である。図9Aから図9Cで説明した部分と同じ部分は省略する。
【0066】
図10A及び図10Bを参照すると、光結合モジュールは、第1の実装基板30、第1の実装基板30に備えられた発光素子32、及び発光素子32の側面に直接接触する光導波路37を含む。図1を参照すると、発光素子32は、基板100に備えられた発光部180と、基板100の下部面に備えられた反射部170とを含む。発光部180は、基板100に垂直な光を放射することができる。反射部170は、放射光を基板100の側面22を通じて光導波路37の一側に反射することができる。発光素子32からの放射光は、反射部170から光導波路37に反射される。発光素子32の側面は、光導波路37と直接接触することができる。発光素子32の上部面は、第1の実装基板30の上面30aと対向することができる。発光素子32は、第1の配線電極42及び第2の配線電極(図示せず)を含むことができる。第1の配線電極42及び第2の配線電極を、発光素子32の上部面に備えることができる。第1の配線電極42及び第2の配線電極を、発光パッド45と電気的に接続することができる。
【0067】
図11は、本発明の一実施形態による受光素子を説明する断面図である。
【0068】
図11を参照すると、受光素子は、基板600、基板600に備えられた受光部680、及び基板600の下部面に備えられた反射部670を含むことができる。受光部680は、基板600上に順に積層された、吸収層620、グレーディング層622、バッファ層624、及び増倍層630を含むことができる。増倍層630の上部に第1の拡散層642を配置することができる。第1の拡散層642は、リング又はワッシャー形態を有することができる。第2の拡散層644は、増倍層630の上部の第1の拡散層642内に配置することができる。第1の拡散層642、第2の拡散層644及び増倍層630の上部面は、互いに同一平面にすることができる。第2の拡散層644の下部面は、第1の拡散層642の下部面より低くてよい。
【0069】
基板600は、n型InP基板であってよい。吸収層620は、n型InGaAs層であってよい。グレーディング層622は、n型InGaAsP層であってよい。バッファ層624は、n型InP層であってよい。増倍層630は、InP層であってよい。誘電保護パターン650は、増倍層630、第1の拡散層642、及び第2の拡散層644上に配置することができる。誘電保護パターン650上に上部電極614を配置することができる。上部電極614は、誘電保護パターン650を貫通して第1の拡散層642と接触することができる。下部電極612は、基板600の下部面の一部に配置することができる。下部電極612は、n型電極であってよく、上部電極614は、p型電極であってよい。
【0070】
基板600の側面602を通って入射した光を、基板600の下部面に備えられた反射部670によって基板600と垂直な方向に反射することができる。基板600の側面602に反射防止膜673を備えることができる。光導波路37は基板600の側面602と接触することができる。光導波路37は、コア35及びクラッド36を含むことができる。基板600の側面602は、光導波路37と直接接触することができる。光導波路37からの光は、基板600の側面602と垂直に入射することができる。基板600と直角に入射した光は、基板600の下部面に備えられた反射部670から反射することができる。反射部670は、傾斜面を有することができるトレンチ675を含むことができる。反射膜678はトレンチ675の傾斜面上に配置することができる。基板600の側面602を通って入射した光は、反射膜678により、その強度が失われることなく基板600に対し法線方向に反射される。反射膜678は、金属薄膜又は多層誘電体膜であってよい。トレンチ675の傾斜面は、基板600の法線方向と約45度をなすことができる。
【0071】
基板600は、入射光を吸収しない可能性がある。入射光は、吸収層620に吸収され、EHP(electron-hole pair)を形成することができる。受光素子に逆バイアスが印加された場合、EHPの正孔は、グレード層622を通過して、バッファ層624で加速することができる。正孔の増加は、増倍層630で発生し、次いで、正孔は上部電極614へ移動することができる。
【0072】
図12は、別の実施形態による光結合モジュール202を説明する概略図である。
【0073】
図12を参照すると、光結合モジュール202は、光電送信部210、光電受信部214、及び光電配線部212を含むことができる。
【0074】
光電送信部210は、第1の実装基板230、第1の実装基板230に備えられた発光素子232、及び発光素子232を駆動する発光素子駆動部231を含むことができる。図9Aから図9Cを参照すると、発光素子232は、発光素子232の上部面に備えることができる、第1の配線電極242及び第2の配線電極243を含むことができる。第1の配線電極242及び第2の配線電極243を、ワイヤボンディングを通じて発光パッド238、239と電気的に接続することができる。第1の実装基板230は、外部回路と電気的に接続し外部回路に備えられた結合部材に結合することができる、外部接続パッド244を含むことができる。
【0075】
本発明の別の実施形態によると、第1の配線電極242及び/又は第2の配線電極243を、発光素子232の下部面に備えることができる。
【0076】
光電配線部212は、光導波路237及び光導波路237上に配置された電気配線234を含むことができる。光導波路237は、コア235と、コア235を囲むことができるクラッド236とを含むことができる。電気配線234は、光電送信部210を光電受信部214と電気的に接続することができる。発光素子232の側面は、光導波路237の一面と接触することができる。
【0077】
光電受信部214は、光導波路237の別の側と接触する受光素子332、受光素子332が備えられた第2の実装基板330、及び受光素子332を駆動する受光素子駆動部331を含むことができる。受光素子駆動部331を、第2の実装基板330に備えることができる。受光素子332は、図11で説明した受光素子の構造と類似の構造を有することができる。受光素子332は、フォトダイオード、又はAPD(avalanche photodiode)であってよい。受光素子332は、第2の基板上に配置された受光部、及び第2の基板の下部面に備えられた第2の反射部を含むことができる。受光素子332は、第2の基板の側面を通じて入射する光を第2の反射部を通じて受光部に提供することができる。受光素子332は、第1の配線電極342及び第2の配線電極343を含むことができる。第1の配線電極342及び第2の配線電極343を、受光素子332の上部面に備えることができる。第1の配線電極342及び第2の配線電極343は、ワイヤボンディングを通じて第2の実装基板330に備えられた受光パッド338及び339と電気的に接続することができる。第2の実装基板330は、外部回路と電気的に接続し外部回路に備えられた結合部材に結合することができる、外部接続パッド344を含むことができる。
【0078】
本発明の別の実施形態によると、第1の配線電極342及び/又は第2の配線電極343は、受光素子332の下部面に配置することができる。
【0079】
図13は、本発明の別の実施形態による光結合モジュールを説明する概略図である。
【0080】
図13を参照すると、光結合モジュールは、第1の光電送信/受信部410、第2の光電送信/受信部414、及び光電配線部412を含むことができる。第1の光電送信/受信部410は、第1の実装基板430、第1の実装基板430に備えられた第1の発光素子432a、第1の発光素子432aを駆動する第1の発光素子駆動部431a、第1の実装基板430に備えられた第1の受光素子432b、及び第1の受光素子432bを駆動する第1の受光素子駆動部431bを含むことができる。第1の実装基板430は、第1の外部接続パッド444aを含むことができる。
【0081】
第2の光電送信/受信部414は、第2の実装基板530、第2の実装基板530に備えられた第2の発光素子532b、第2の発光素子532bを駆動する第2の発光素子駆動部531b、第2の実装基板530に備えられた第2の受光素子532a、及び第2の受光素子532aを駆動する第2の受光素子駆動部531aを含むことができる。第2の実装基板530は、第2の外部接続パッド544aを含むことができる。
【0082】
光電配線部412は、第1の光電配線部412a及び第2の光電配線部412bを含むことができる。第1の光電配線部412aは、第1の光導波路437a及び第1の電気配線部434aを含むことができる。第2の光電配線部412bは、第2光導波路437b及び第2の電気配線部434bを含むことができる。第1の光導波路437a及び第2の光導波路437bは、クラッド及びコアを含むことができる。第1の電気配線部434aは、第1の光導波路437a上に配置することができる。第2の電気配線部434bは、第2の光導波路437b上に配置することができる。第1の発光素子432aは、第1の光導波路437aを通じて第2の受光素子532aと光結合することができる。第1の受光素子432bは、第2の光導波路437bを通じて第2の発光素子532bと光結合することができる。第1の電気配線部434a及び第2の電気配線部434bは、第1の実装基板430を第2の実装基板530と電気的に接続することができる。第1の電気配線部434a及び第2の電気配線部434bの電気配線は、ワイヤボンディングを通じて第1の実装基板430に備えられた接続パッドと電気的に接続することができる。
【0083】
図14は、本発明の別の実施形態による光結合モジュール202を説明する概略図である。
【0084】
図12及び図14を参照すると、光結合モジュール202は、光電送信部210、光電受信部214、及び光電配線部212を含むことができる。光電送信部210は、第1の実装基板230、第1の実装基板230に備えられた発光素子232、及び発光素子232を駆動する発光素子駆動部231を含むことができる。光電配線部212は、光導波路237及び光導波路237に備えられた電気配線234を含むことができる。光電受信部214は、光導波路237の一面と接触する受光素子332、受光素子332を備えた第2の実装基板330、及び受光素子332を駆動する受動駆動部331を含むことができる。
【0085】
光電送信部210は、第1のメーンボード250上に配置することができる。第1のメーンボード250は、第1の半導体チップ252及び第1の電気コネクタ256を含むことができる。第1の電気コネクタ256は、第1の半導体チップ252を第1の光電送信部210と統合電気信号(光電信号及び電気通信信号)によって接続することができる。光電信号を発光素子駆動部231及び/又は発光部232に伝達して、光信号を生成することができる。光信号を、光電配線部212を通じて光電受信部214に伝達することができる。電気通信信号を、光電配線部212の電気配線234を通じて光電受信部214に伝達することができる。
【0086】
光電受信部214は、第2のメーンボード350上に配置することができる。第2のメーンボード350は、第2の半導体チップ352及び第2の電気コネクタ356を含むことができる。第2の電気コネクタ356は、第2の半導体チップ352を光電受信部214と統合電気信号(光電信号及び電気通信信号)により接続することができる。光電受信部214に伝達された光信号及び電気通信信号を、第2の電気コネクタ356を通じて最終的には第2のメーンボード350の第2の半導体チップ352に伝達することができる。
【0087】
ボード間の光通信及び電気通信のため、多様な変形を光結合モジュール202に行うことができる。
【0088】
図15は、本発明の別の実施形態による光結合モジュールを説明する概略図である。
【0089】
図12及び図15を参照すると、光結合モジュール202は、光電送信部210、光電受信部214、及び光電配線部212を含むことができる。光電送信部210は、実装基板230c、実装基板230cに備えられた発光素子232、及び発光素子232を駆動する発光素子駆動部231を含むことができる。光電配線部212は、光導波路237及び光導波路237に備えられた電気配線234を含むことができる。光電受信部214は、光導波路237の一つの側と接触する受光素子332、及び受光素子332を駆動する受光素子駆動部331を含むことができる。受光素子332及び受光素子駆動部331は、実装基板230cに備えることができる。
【0090】
実装基板230c上に第1の半導体チップ252を配置することができる。第1の半導体チップ252は、光電送信部210に統合電気信号(光電信号及び電気通信信号)を提供することができる。光電信号を発光素子駆動部231及び/又は発光部232に伝達して、光信号を生成することができる。光信号を、光電配線部212を通じて光電受信部212に伝達することができる。電気通信信号を、光電配線部212の電気配線234を通じて光電受信部214に伝達することができる。
【0091】
実装基板230c上に第2の半導体チップ352を配置することができる。第2の半導体チップ352は、光電受信部214に統合電気信号(光電信号及び電気通信信号)を提供することができる。ボード内部での光通信及び電気通信のため、変形を光結合モジュール202に行うことができる。
【0092】
図16は、本発明の一実施形態による光結合モジュールの光導波路37を説明する斜視図である。
【0093】
図16を参照すると、光導波路37は、順に積層されたクラッド層36aの一方、コア層35a、及びクラッド層36aの他方を含むことができる。コア層35aは、クラッド層36aの間に配置することができる。光導波路37は、コア層及びクラッド層を有する誘電体のスタック構造、ならびにクラッド層36a上に配置された電気配線34aを含むことができる。電気配線34aは、誘電体のスタック構造にストレスを印加して、局部的に誘電体のスタック構造の誘電率を変化することができる。これにより、誘電体のスタック構造は、光導波路として機能する。
【0094】
本発明の実施形態による発光素子は、下部面に備えられた反射部を含む。そのため、反射部は、発光素子と光導波路との間の光結合効率を改善する。本発明の実施形態による光結合モジュールは、発光素子、光導波路、及び受光素子を含むので、高い光結合効率、高集積度、及び低コストを達成する。
【0095】
上で開示した主題は、限定的ではなく例示的に解されるべきであり、添付された特許請求の範囲は、本発明の真の趣旨及び範囲に入る全てのそのような修正、拡張、及び他の実施形態を網羅することが意図される。したがって、法により認められる最大の範囲まで、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲及びこれらの均等物の最も広い許される解釈により決定されるべきであり、前述の詳細な説明により限定または制限されるべきではない。
【符号の説明】
【0096】
100 基板
112 下部電極
114 上部電極
122 下部鏡
124 上部鏡
130 電流制限パターン
140 アクティブパターン
170 反射部
180 発光部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板に備えられた発光部と、
前記基板の下部面に備えられた反射部と
を備える発光素子であって、前記発光部は、
前記基板上に配置されたアクティブパターンと、
前記アクティブパターンの上部に備えられた上部鏡と、
前記アクティブパターンの下部に備えられた下部鏡と
を含み、
前記発光部は、前記基板に垂直な光を放射し、
前記反射部は、前記放射光を前記基板の側面に反射することを特徴とする発光素子。
【請求項2】
前記反射部は、トレンチを備えることを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項3】
前記トレンチは、前記基板に垂直な方向と約45度をなす斜視面を有することを特徴とする請求項2に記載の発光素子。
【請求項4】
前記反射部は、前記トレンチの表面に備えられた反射膜をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の発光素子。
【請求項5】
前記反射膜は、誘電体又は金属から成ることを特徴とする請求項4に記載の発光素子。
【請求項6】
前記反射部は、前記トレンチを満たす反射体をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の発光素子。
【請求項7】
前記反射体は、屈折率において前記基板より小さいことを特徴とする請求項6に記載の発光素子。
【請求項8】
前記トレンチは、前記基板の側面の伸長方向からチルトされた伸長方向を有することを特徴とする請求項2に記載の発光素子。
【請求項9】
前記トレンチは湾曲した傾斜面を有することを特徴とする請求項2に記載の発光素子。
【請求項10】
第1の実装基板と、
前記第1の実装基板に備えられた発光素子と、
前記発光素子の側面に直接接触する光導波路と
を備える光結合モジュールであって、前記発光素子は、
第1の基板に備えられた発光部と、
前記第1基板の下部面に備えられた反射部とを含み、
前記発光部は、前記第1基板と垂直な光を放射し、
前記反射部は、前記放射光を前記第1の基板の側面を通じて前記光導波路の第1の側に反射することを特徴とする光結合モジュール。
【請求項11】
前記発光素子の前記反射部は、前記第1の実装基板と対向することを特徴とする請求項10に記載の光結合モジュール。
【請求項12】
前記光導波路は、コアとクラッドとを含む構造を有する誘電体光導波路を備えることを特徴とする請求項10に記載の光結合モジュール。
【請求項13】
前記光導波路は、コアとクラッドとを含む構造を有するマルチモード光ファイバーを備えることを特徴とする請求項10に記載の光結合モジュール。
【請求項14】
前記光導波路は、金属線コア及び前記金属線コアを囲む誘電体クラッドを備えることを特徴とする請求項10に記載の光結合モジュール。
【請求項15】
前記金属線コアは、約2nm乃至約200nmの厚さと、約2μm乃至約100μmの幅とを有することを特徴とする請求項14に記載の光結合モジュール。
【請求項16】
前記光導波路は、
コア層とクラッド層とを含む誘電体のスタック構造と、
前記クラッド層上に配置された電気配線と
を備え、
前記電気配線は、前記誘電体のスタック構造にストレスを印加することを特徴とする請求項10に記載の光結合モジュール。
【請求項17】
前記光導波路は、曲げられることを特徴とする請求項10に記載の光結合モジュール。
【請求項18】
前記光導波路の第1の側は、前記第1の実装基板上に配置されることを特徴とする請求項10に記載の光結合モジュール。
【請求項19】
前記光導波路の第2の側に接触する受光素子と、
前記受光素子を備えられた第2の実装基板と
をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の光結合モジュール。
【請求項20】
前記光導波路の第2の側は、前記第2の実装基板上に配置されることを特徴とする請求項19に記載の光結合モジュール。
【請求項21】
前記受光素子は、
第2の基板上に配置された受光部と、
前記第2の基板の下部面に備えられた第2の反射部と
を備え、
前記受光部は、前記第2の基板の側面を通じて入射する光を前記第2の反射部を通じて前記受光部に提供することを特徴とする請求項19に記載の光結合モジュール。
【請求項22】
前記第1の実装基板は、単体中で前記第2の実装基板と一体形成されることを特徴とする請求項19に記載の光結合モジュール。
【請求項23】
前記第1の実装基板上に配置されて前記発光素子を駆動する発光素子駆動部をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の光結合モジュール。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−147456(P2010−147456A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−143515(P2009−143515)
【出願日】平成21年6月16日(2009.6.16)
【出願人】(596180076)韓國電子通信研究院 (733)
【氏名又は名称原語表記】Electronics and Telecommunications Research Institute
【住所又は居所原語表記】161 Kajong−dong, Yusong−gu, Taejon korea
【Fターム(参考)】